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忘れていた記憶

/忘れていた記憶

僕は、いつも虐められていた。
名前は勇気(ブレイブ)なのに、僕にはそんなもの欠片も存在しなかったから。
僕は、勇気が欲しかった。
勇気があれば、虐められないと思ったから。
僕は、勇気を欲しがった。
そんな時、僕の傍に(シャイン)がやってきた――



僕は、身体中が痛いのもお構いなしに、ボロボロの体に鞭打ち、炎を出して出口を確認すると、それに向かって歩き出した。
こんなことは慣れっこだ。気にするほどの事でもない。そう言い聞かせるように呟いて、扉に前足をかけ、次いで取っ手に手を伸ばす。取っ手に触れたら、全体重をかけて一気に横に引っ張った。
鈍い音を立てて扉が開く。僕達のような四足歩行のポケモンは、このような扉を開けるのには向いていない。でも、何度も何度もこの体育倉庫に閉じ込められているうちに、自然とコツをつかんだのか、最近ではさほど苦にせずこういった扉を開くことができる。
空は、一面に藍色の絵の具を撒き散らしたような闇に包まれていて、月や星は出ていない。曇っているのか。
ごう、と音をたてて風が吹いた。寒い。全身がずぶ濡れだということも相まって、本当に凍ってしまいそうな錯覚さえ覚える。本当に寒い。
寒さに震えながら、闇に濡れた帰路を見る。帰ろう。
前に進むたびに、全身が悲鳴を上げた。でも、そんなものは気にしない。と言うより、気にしたくない。
――気にしたら、泣いてしまいそうで。

家に帰る頃には、お父さんもお母さんも眠っていた。ずいぶんと前に放任主義、と言っていたような気がする。聞こえはいいが、要は自分の問題は自分で解決しろ、と言っているようなものだ。それでも、どちらかと言うと愛情は注いでくれているほうだ。きっと自分はまだ幸せな方なんだと思う。
両親は、どちらもいつも忙しそうに仕事や家事をしている。そんな両親を見ていると、迷惑をかけるわけにはいかない、という気持ちになって、結局二人には相談をすることすらできていない。
学校は楽しい、と言ってある。頑張って働いて、やっと手に入れたお金を回してもらっているのだ。そんな両親の気持ちを、無にするわけにはいかない。それに、両親の哀しい顔は、見たくないから。
リビングにある、短足机*1の上に置いてある、僕の晩御飯。牛肉のオレンソース掛け。正直、あまり食欲はわかないけど、食べなかったら心配されるだろう。だから、少々無理にでも詰め込んだ。
そして、風呂に入って乾いた血を落とせるだけ落として、なるべく目立たないようになったら、全身を震わせて水気を切る。そしてそのまま寝室へ直行し、布団に潜り込んだ。少しでも、身体を休めるために。

目が覚めた。体の痛みはもう殆ど無い。昨日の晩御飯(・・・・・・)が効いたのだろうか。お父さんはもう仕事にいってしまったみたいだ。お母さんは木の実を取りに行ってるのだろう。
朝御飯は、短足机の上に置いてあった。兄さんの分はないから、もう食べて出発したのだろう。残っているのは、僕と、妹の分だけ。
例によって、食欲はなかった。でもやっぱり、そんな事も言ってられない。心配されるだろうから、食べないといけないんだ。机に置かれた数種類の木の実を、全部胃の中に押し込んで、何も言わずに家を出た。
通学路を歩く。あちらこちらから聞こえてくる笑い声が耳障りだった。なるべく耳に入れないように、歩くことだけに集中する。
……
……ほら、もう学校だ。

結論から言うと、凄く平和な一日だった。なぜなら、虐めの主犯格であるアリゲイツの”セルク=ヘルディ”が、寝込んでしまったから。三日は安静にしないといけないらしい。これで、僕の三日間の安息日が確立した。
弱い群れというものは、リーダーがいないと何もできない。現に今日は全く襲われることもなかった。虎の威を借る狐、鰐の威を借るポケモン達、といったところだ。
まあ、何にしろ今日は何のトラブルもなく安全に帰れるのも事実。気分が良いから少し寄り道して帰ろうかな、ということで、普段通る道を逸れて、海岸の方へと足を進めた。

その海岸は、この町の絶景スポットの一つに数えられるほど、美しい光景で有名だ。海流が強いので、遊泳は禁止されているが。荒々しく音を立てる波、無限に続くかのような水平線、綺麗な白い砂浜、金色のポケモン。……ポケモン?
こんな寒い時期の海岸に、ポケモンがいるのだ。少し離れたところに、じっと海を眺めている金色のそれ(・・)。何故だろうか、気になって仕方がなかった。
ゆっくりと歩み寄った。ザッ、ザッという砂を踏む乾いた音が届いたのか、そのポケモンが振り向いた。
――ブイゼル。そう、ブイゼルだった。まぎれもないブイゼルの姿をしている、のだが。それなら、何故色が金色なのか?
「何で、色が……違う、の?」
気がつけば、口に出してしまっていた。
「ええ、確かに私は色違いよ。それがどうかしたかしら?」
金のブイゼルは、水のように透き通った、それでいて凛とした力強い声で、そう答えた。
それが、彼女との出会い。
一匹のガーディが、黄金(きん)のブイゼルと出会い、彼女から勇気を貰った話。
どこかの海沿いの町で起こった、小さな、小さな物語。



忘れていた記憶
    written by Taku ?



彼女の名は、シャイン=リノン。(シャイン)。金色の体にぴったりの、良い名前だと思った。
どうして海を見ていたかという質問には答えてくれなかった。凄く哀しそうな目だった。慌てて謝ったけど、彼女は何も言わずまた海に向き直ってしまった。
失言だったか。あまり雌のポケモンと話をしたことが無かったから、どんなことを話せばいいのか、などということがわからないのだ。
沈黙が続いた。それこそ、太陽が沈むくらいまで。冬の太陽は沈むのが早いけど、それでも相当長い時間そうしていた。と、唐突に彼女が口を開いた。
「貴方、名前は?」
名前。そういえば、相手の名前を聞くだけ聞いて、自分の名前は伝えてなかった気がする。でも、僕はあまり名乗りたくなかった。僕には、勇気(・・)がないから。
「……ブレイブ=クレスト」
小さくそう呟いた。勇気(ブレイブ)。それが、僕の名前。劣等感と自己嫌悪の塊だった。いわゆる、コンプレックス。
彼女は、少し驚いたような顔をしていたが、そう、と呟いて、視線を海に戻してしまった。
会話が進まない。初対面の相手に会話を弾ませることを強要するのは酷かもしれないが、何というか、何故だろうか、彼女とずっと一緒に喋っていたかった。
落ち付かない。落ち付かない。彼女と一緒にいるだけで、胸が高鳴った。鼓動は、うるさいくらい耳に残った。
今までそんな経験をしたことがなかったから、少し恐くなって、でも彼女の傍にいるだけでその恐怖すらもなくなってしまうかのようだった。
じっと彼女を見つめていると、その視線に気付いたのか、はたまたたまたまこちらを見ただけなのか、彼女と目が合った。
何だか急に照れくさくなって、僕の方からそっぽを向いてしまった。――少し、名残惜しさを感じた。
空は着実にその色を深めていき、月は空と海とで煌めいた。月明かりに照らされた彼女は、息を飲むほど美しかった。それだけで、一枚の良く映えた絵のようだった。
「……綺麗」
誰に言うでもなく、そう呟いた。
彼女はやはり、何も答えなかった。

翌日。前日に引き続き、僕は海岸に向かっている。理由はもちろん、彼女に会うためだ。
彼女がいるという保証はないけど、何故か確信していた。彼女は、いる。
その予感は見事に的中した。やはり、彼女は海を見ていたのだった。その様は、繊細な絵画のような気品を持っている。
昨日のように砂をザッ、ザッと鳴らしながら、少し早足で彼女に近づいた。
「今日も来たのね」
隣に並ぶと、彼女はそう言ってこちらを見た。
凛々しい双眸。溢れんばかりの力強さと、思わずどきりとするほどの艶やかさを備えた、魅力的な瞳。
ずっと目を合わせていたかった。しかし、数刻とたたないうちに、彼女は海を見てしまった。
どうして彼女は海を見るのだろうか。気になるのだが、昨日聞いた時の哀しそうな目が忘れられない。よほどの理由があるのだろうか。例えば、誰かが、ここで。
「ねえ、呼んでるんだから返事しなさいよ」
少し怒ったような声がした。見上げると、彼女が僕を見下ろしていた。その大きな瞳に吸い込まれそうな錯覚を覚えた。とにかく、返事をしないと。少し声が上擦ってしまったけど、なんとか声を出す。
「昨日も思ったんだけど……」
屈んで、僕を見上げる形を取る。
「どうしてあなた、そんなに哀しそうな目をしているの?」
驚いた。時が止まった気がした。家族にも気付かれなかったこの心情が、ばれていた。
――家族が鈍いだけなのだろうか。それとも、彼女にはエスパーの素質でもあるのだろうか?
動揺した僕は、心にもない事を口にした。
「……貴方に、何がわかるんですか……」
直後。二発、乾いた音がした。砂浜に横たわる僕の体。頬の鈍い痛み。……間違いない、彼女に往復ビンタ(・・・・・)されたのだ。
怒りがこみあげてきた。飛び起きて、怒りの炎を吐きだそうとした。
「貴方のこと、心配してるのよ……昔の私みたいに、辛そうな顔をしているから」
優しい目で、そう言われた。何故か、怒りがすっと引いていく気がした。いや、気がした、ではない。あんなに熱をもっていた感情が、一瞬で元の温度に戻ったのだ。
彼女には、全てを打ち明けたい気がした。心配されたことなんて殆どなかったから、彼女のそれ(・・)に惹かれたのかもしれない。
「……セルク」
ヤツ(・・)の名前を出した瞬間だった。全てを言い終える暇もなく、彼女は切り返してきた。
「まさか……そのセルク、って……ワニノコ、じゃない?」
何故知っているのだろう。家族?いや、まさか。彼女はリノン、ヤツ(・・)はヘルディだ。まさかそんな事はないだろう。
いや、そんな事を考えている暇はない。彼女が凄く不安そうな顔をしている。どうしてそんな顔をするのだろうか。いや、それよりも。
「アリゲイツ……ですけど」
いよいよもって彼女の不安はピークに達したようだ。尻尾は小さく震え、身体も縮こまって、まるで何かに脅える小動物のようだった。
「教えて。セルクは、貴方に何かしたの?」
感が鋭い。僕の哀しい目と、セルク。この二つの単語から、彼女はセルクが僕に何かをしたことを感じ取ったのだろう。
彼女の目は潤んで、今にも泣き出しそうだ。言っていいのだろうか。言ったら最後、泣きだしてしまいそうで。
「絶対、泣かない。だから、言って」
心を読んでいるかのようなタイミングだった。まさか、本当に彼女にはエスパーの素質があるのかもしれない。
「虐め、を受けてます」
僕は、きっぱりと答えた。彼女は、泣かなかった。哀しそうな顔はいつしか、不甲斐なさを感じているような顔になった。いつも、僕がしている顔だから、よくわかった。
しばらく何かを考えていたようだが、決心したかのように頷くと、僕の目の前まで歩いてきて、耳元でこう囁いた。
「私の家に来て」
力強い、声だった。

歩き始めて十数分。彼女は小さな家の前に立ち止まった。どうやらここが彼女の家のようだ。
一般的な家より、少し小さいみたいだけど、なんとなく温かい雰囲気がする、良い家だった。
彼女は、扉を開けて、入るよう促した。お邪魔します、と小声で言って、家の中に入る。後ろで、扉が閉まる音が聞こえた。
今、この家には僕と彼女以外誰もいないようだ。電気が点いていなかったし、誰かの気配もしなかった。
「付いてきて」
後ろから声をかけられた。と、僕の横を通ってそのまま進んでいき、手前から二番目の部屋に入っていった。
彼女に続いて扉に入ると、甘いような、くすぐったい香りに包まれた。電気が点けられる。淡い黄色を基調とした、可愛らしい部屋。彼女の部屋だろう。少し彼女のイメージとは違っていたが、不覚にもこれはこれでなかなか良いな、と思ってしまった。
と。彼女が机の上に置いてあった何かを持ってこちらへ歩いてきた。手に持っているのは……写真?
それには、幼い頃の彼女であろう、金のブイゼルと、牙が見えるほど口の端を上げて笑っている、ワニノコが写っていた。
この笑い方には見覚えがあった。そう、ヤツ(・・)だ。
「あの子ね、私の弟なのよ」
少し、哀しそうな声でそう言った。
もしかしたら、と思っていた。でも、信じたくなかった。嫌いな人の姉を好きになるなんて、ドラマや小説の世界だけだと思っていた。でも、これは紛れもない現実だった。
でも、おかしい。ヤツ(・・)が弟なら、何故ラストネームが違うのだろうか。家族なら、ラストネームは同じのはず。それについて聞こうとした時、またも心を読んでいるかのようなタイミングで答えられた。
「両親が、離婚したから。彼は、お母さんについていったわ。私はお父さんについてきたけど、随分前に、死んじゃった」
胸が、ずきりと痛んだ。僕の家では二人とも仲良しで、むしろそれが普通だと思っていたから。離婚なんて、空想上の話だと思っていた。絵空事だと思っていた。
彼女を見る。両の眼に涙を浮かべていた。それでも、その眼差しは、しっかりと僕を見据えていた。
「一緒にね、ご飯を、ご飯の魚をっ、取りに行った時、にね。私、波に呑まれて、ながっ、流されたの。助けようとして、強い、海っ流に、巻き込、まれて……」
しゃくりあげながら、ゆっくりと話す彼女。既に涙は目から零れ落ち、カーペットに落ちて染みを作っている。
辛かったのだろう。彼女はとうとう俯いてしまった。流れる涙が川の流れのように落ちていく。カーペットの染みは少しずつ広がっていく。
「ずっと、ずっと、泣き続っ、けた。御飯も、食べてな、かった。わた、私は、日に日に、衰弱、していった、わ……」
僕は、大事なポケモンを失う痛みを、まだ一度しか経験していない。その一回も、涙を流すことはなかった。彼女は、僕よりずっとずっと大人なのだ。
僕は彼女の背中を撫でた。僕より彼女の方が大きいから、少し不恰好だったけど。泣いている彼女を見ていると、気が付いたら行動していたのだ。
「うぅ……ありが、とう。それで、見かねた近所の、人が、私を支えてくっ、くれたの。ウインディのおじいさん、だったわ」
彼女の涙は次第に量を減らしていった。落ち付いたのだろうか。しゃくりあげる回数も、少しずつ減ってきた。それでも僕は、前足を止めなかった。止めたら、申し訳が無い気がして。
……ふと、僕がまだずっと小さかった頃、この海をお爺ちゃんと一緒に良く散歩していたのを思いだした。まさか、そのウインディのおじいさんと言うのは。
「思い返してみれば、あのおじいさんは小さなガーディを連れていたわ。毎日毎日、日が落ちるまで一緒に遊んでいたわね」
思い返してみれば、お爺ちゃんと一緒に小さなポケモンがいた気がする。毎日毎日、日が落ちるまで一緒に遊んでいた、誰か。
「そのおじいさんの名前は」
僕のお爺ちゃんの名前は。
「「レイブ=クレスト」」
過去の記憶が、鮮やかに蘇っていった。
レイブ=クレスト。僕と一文字しか変わらない名前。優しいお爺ちゃんだった。でも、一昔前に、死んでしまった。老衰死だった。
幼かった頃の僕は、お爺ちゃんが死んだことを理解できなかった。寝ているだけだと思っていた。またしばらくしたら、にっこりと微笑みながら起き上がると思っていた。今思えば、本当に愚かだ。
お爺ちゃんはよく、勇気を持ちなさい、と言っていた。僕の名前を付けたのも、お爺ちゃんだった。……お爺ちゃんは、勇気という言葉が好きだった。
「私はもう泣かなかった。哀しかったけど、二人が見てくれている気がしたから。勇気を持ちなさい、って言われていたから」
二人、というのは彼女のお父さんと僕のお爺ちゃんの事だろう。僕とそう変わらない年の彼女は、死というものをしっかり理解していたのだ。彼女は、僕の何倍、何十倍も大人なのだ。
「おじいさんは、自分が死んだら骨を一本海に投げ入れてくれ、って言ってたわ。だから、あそこ(・・・)に投げ入れたの」
あそこ(・・・)。それはつまり、彼女がずっと見ていた、僕らの出会ったあの場所だろう。やっとわかった。やはり、彼女がそこを見ていたのは思い出の場所(・・・・・・)だったからなのだ。二人の、大切な人の、墓。

「ありがとう、大切な物を思い出したよ」
彼女からもらった、大切な、大切な思い出。二度と手放してしまわないように、ぐっ、と前足に力を込めた。と言うより、自然と前足に力が入っていた。もう、絶対に忘れない。
僕達は、その思い出の海岸(・・・・・・)へ向かった。
なるほど。確かに、言われてみれば勇気が湧いてくる、気がする。
僕は、勇気(・・)を出して、彼女に囁いた。
ただいま(・・・・)、シャイン」
おかえり(・・・・)、ブレイブ」
冬の空は、相変わらず深い闇に包まれていた。



その日から、僕の友達は徐々に増えていった。勇気を出して話しかけると、意外なことに、僕と仲良くなりたいポケモンは多かった。ウインディになった今でも、皆大切な大切な友達だ。
今、僕は父と同じ仕事に就いている。ウインディの足の速さを生かした、配達業だ。父も体力こそ落ちてきているが、まだまだ現役だ。僕の背中の上を見て、ニヤニヤ笑っている。
疲れる仕事だけど、やりがいはある。それに、この仕事をしている時間が、何よりも嬉しい理由(わけ)は、そう。
「そこの角を右に曲がって、そのまままっすぐ行った先よ、あと少しだから早くいきましょう」
僕の背中には、(シャイン)がいるから。
 
 
 
END



後書きっ

はい、こんばんは、こんにちは、もしかしたらおはようございます。Takuですよー。
まずはこの小説を手に取っていただき、また最後まで読んでいただき本当にありがとうございましたー。
んー、とりあえず作者としての感想を。
思ったより短い……だと?
はい、それで。今回のネタはですねー。んー、何だろう。勇気、じゃないなぁ。記憶?なんか違うけど、大体そんな感じですねぇ。
あ、あとがき長くなると思いますけどあしからず。
何でこんな小説を書こうと思ったかと言いますとですねー、アレですよアレ。
まあ、リクエストがあったのもそうなんですけど。一番の理由がですねー、
「俺、真っ向から文章力で戦う本気小説書いてなくね?あれなんかおかしくね?」
ってな事なんですよねー。もう僕学とか勝負する筋が逆ベクトル。
それでですねー、今回本気で書いてみっか、と簡単に考えて書き始めたんですよー。
いやー、甘かった。何がって、長かった。かーなーりー苦痛でしたね。いや楽しかったんですけど。
普段十数行の簡素な更新ばっかりしてるんで、これだけの量を書くと倒れる。ええ倒れました。椅子が折れて倒れましたよ(´・ω・`)
丁度皆さんとお話しながらだったんですけどね。笑われました。あっと関係のない事を。失礼ですー。
えーとですねぇ。何が言いたいかって言うと、やっぱりあれですね。
皆さん凄い。
俺なんてこんな稚拙な文章で丸々2週間使いましたからねぇ。やっぱり慣れないことをすると良くない。身体にも精神にも椅子にも。
それでも何とか書きあげて、なんとかUPしようと思ってる俺がいるんですけどね。あ、もうUPしますけど。
あー、文章まとめないと。このままじゃ後書き>本編みたいなアホなことになりかねん。笑えねぇ。
えーと、何から行こうか。あ、そうだ。人物像、みたいなモノでも書きますかね。

Brave=Crest(ブレイブ=クレスト)ガーディ雄
名前負けしてるとの事で虐められているガーディ。シャインの幼馴染で、セルクのクラスメート。
人間性はイイ感じ。人の痛みをわかってあげられるいい子ちゃん。気が弱いのが玉に瑕。
今回の小説の語りを担当する。兄と妹が一匹ずついる。

Shine=Linone(シャイン=リノン)色違いブイゼル雌
不憫な過去を持ったブイゼル。セルクの姉で、ブレイブの幼馴染。
大切な人の死を乗り越えて、強い精神力を持っているが、優しい人や親しい人の前では弱い一面を見せる。
セルクは大切な弟だとは思っているが、母親が苦手だという理由で、彼に近寄れずにいる。

Serk=Heldie(セルク=ヘルディ)アリゲイツ雄
ブレイブを虐める群れのリーダーのアリゲイツ。シャインの弟で、ブレイブのクラスメート。
母親からかなり甘やかされて育っており、他者を加虐することで自身の精神を安定させている、迷惑なポケモン。
意外と弱い面もあるのだが、それはまた別のお話で……
 
 
 
後はー……っと。そういえばこの小説、なんとか金曜日までに仕上げようとして、尻すぼみになっちゃったんですよね。来週あたりにひっそりと直しますw
 
 
そうだ、この小説、致命的なミスがあるんですよ。ええ。

Shine=ひか「る」
 
 
 
最後に、ノベルチェッカーなるモノの結果を張って締めくくりたいと思います。本当にありがとうございましたー。Takuでした。

【作品名】 忘れていた記憶
【原稿用紙(20×20行)】 22.5(枚)
【総文字数】 7194(字)
【行数】 172(行)
【台詞:地の文】 11:88(%)|852:6342(字)
【漢字:かな:カナ:他】 31:56:4:7(%)|2273:4077:305:539(字)

コメントはこちら。
あんまり読み返してないんで、誤字脱字意味不明などあるかもですので、是非是非コメントお願いしますー。ずばずば切って下さいなw


*1 四足歩行ポケモン用の、足の低い机の事

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Last-modified: 2010-10-14 (木) 00:00:00
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