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心通わせる時

/心通わせる時

writer is 双牙連刃

この作品は、作者のスマホ執筆試作となります。何かおかしな点がございましたら、ご一報頂ければ幸いです。
なお、官能表現を含みますのでご注意下さいませ!



 バトル終了の宣言を聞いて、ホッと胸を撫で下ろす。まだこのフェルム地方のバトルに慣れないのもあって、戦ってくれてる相棒に悪態を吐かれないような戦い方を模索しながらだから余計に疲れるって言うのもあるんだけど。

『この程度でへたり込むとは、だらしないものだな、キト』
「そう言わないでよスイクン……こっちは超神経使ってバトルしてるんだから」
『バトル中は共鳴石の力で意識がリンクしてるのだから、そう気を張る必要も無い筈なんだがね』

 だから余計に緊張するんだってば。相棒がスイクンじゃなければ、ここまで緊張する事も無いんだけどなぁ……。
 僕の名前はキト。一応、世界を巡る旅をしてるポケモントレーナーをやってる。
 で、僕の相棒を務めてくれてるのは、オーロラポケモンのスイクン。旅の途中で、スイクンが脚に怪我をしてるところに僕がばったり出くわして、治療をしてあげてからの仲かな。僕の何を気に入ったのかは知らないけど、脚が治った後も僕の旅について来るようになったから、そのままボールを使ってパートナーになったって感じ。
 で、このフェルム地方のバトルをして、更に距離は縮まった感じはする……かな? なんせ、共鳴石って言う石を使ってパートナーと意識を繋いでバトルするなんて方法なんだもん。最初やった時はもう驚きの連続だったよ。
 第一に、スイクンの喋り方。見た目の淑やかさからは想像もしてなかったよ、あんな男勝りな感じだったなんて。あ、スイクンは牝です。
 それに伴ってなのか、性格も男らしいって言うのかな? ちょっと荒っぽい感じだったのにまた驚かされたよ。まぁ、バトルに勝った時とか、さも当然だって感じで戻ってきてたから、予想はする余地はあったかもだけど。

『そろそろ暗くなってきたな。どうする? まだ続けると言うなら、私は構わないが?』
「そうだね……今日はもう結構バトルしたし、帰ろっか」
『そうか。なら腹が減った事だし、何か美味い物を作ってくれ』
「了解しましたよ、ってね」

 話しながら僕はスイクンの背に乗せてもらう。スイクンが嫌がらないのかって聞かれると、逆に背中に乗らないと『私の背に乗るのが嫌なのか?』なんて言って不機嫌になるんだよね。まぁ、背に乗せてもいい相手としては見られてるんだって思うと、僕も悪い気はしない。
 そんな感じで、現在の僕達の住居になってるフェルムシティのゲストハウスの一つに帰宅。ここは、この地方のポケモンリーグであるフェルムリーグに挑戦しに来たトレーナーに貸し出されてる場所で、無料では無いけど格安で借りられたから拠点にさせてもらってるよ。

「ただいまー。なんて言っても、誰も居ないけどね」
『仕方無いだろ。リーグ規定で、リーグ参加中は私以外のポケモンは預ける事になっているんだからな』
「まぁね。今度遊んでやらないと、皆にぐずられるだろうなぁ」

 僕もトレーナーの端くれとして、何もスイクンだけを連れてる訳じゃない。けど、フェルムリーグ規定の関係で今は預けてる状態。スイクンがパートナーなのは、なんの事は無く、僕が連れてるポケモンで一番能力が高かったのが理由。
 さて、帰ってきたんだから早速ご飯を用意しよう。と、僕は思って動き出そうとしたんだけど、それをスイクンは服の裾を咥えて制止してくる。で、僕に頭を向けてくる。
 意味としては、まぁ撫でて欲しいって意思表示なんだけども。無視すると向けるのがぐいぐい押し付けるにグレードアップするんで、向けてくる間に撫でてあげるのが一番だね。

「今日もお疲れ様、スイクン」
『ん〜……』

 撫でられて気持ち良さそうにしてるのを見てると可愛いんだけどね。これ僕以外の誰か、それがポケモンであろうと何かしらの視線があると絶対におねだりして来ないんだよ。恥ずかしいからだろうけどさ。
 十分に堪能したからか、スイクンがもういいって言ってきたからご飯の準備開始。スイクンが手の掛かる物じゃなくていいって言うから、冷蔵庫の中の備蓄を使ったチャーハンに決まった。ハムとレタスと調味料、それにメインのお米しか無いけど。
 にしても、フェルムバトルで使うこのバトルグラスって言うのは便利な物だよ。これを付けてるからスイクンの言ってる事も分かるようになってるしね。
 ……本当はこれ、そこまでの効果は無いらしい。出来て、ポケモンが何を思ってるかがなんとなく分かる程度なんだってさ。でもなんでか僕は共鳴石とのシンクロする力が強いらしく、それに伴ってポケモン、僕の場合はスイクンとの意識のリンクも強く繫がれるお陰で話す事も分かってるみたい。当然、繋がってない他のポケモンが鳴いたところで何言ってるかはさっぱりだよ。
 普段は話す事が分かる程度までのリンク。バトルの時はもっとリンクを強めて考えてる事を同調させる。これによって、僕が戦況を見て判断した指示をスイクンがロスタイム無しで実行してくれる。これでリンクした意識のシンクロ率は50%くらい。
 更に完全にリンクさせた状態が、共鳴バースト。僕とスイクンが一点の事に同時に集中する事で起こせるみたいなんだけど、一般的にはこれでシンクロ出来るのは80%くらいまでみたい。100%までリンクしちゃうと、スイクンが受けたダメージまで僕にフィードバックされちゃうから危険らしい。まぁ、今までこれを発動してからダメージ受けた事無いから、本当にそうなのかは分からないけど。
 バースト中は本当に不思議な感じなんだよね。スイクンの事を見てる自分も確かに居るんだけど、スイクンと同じように動いてる自分も居るって感じかな? 表し難いけど、そんな感覚。不思議だけど、その感じが嬉しいような感じもするんだよね。

「よし、出来上がり」
『良い香りだな。さ、食べよう』

 頂きますって事で、晩ご飯開始。我ながらなかなか良く出来たんじゃないかな。
 スイクンも文句無く食べてるから大丈夫でしょ。明日は何か買って来ないと、冷蔵庫がからっぽだな。

『うん、美味かった』
「満足満足。これからどうしようか? スイクン先にシャワーする?」
『んー、なら頼もうか』

 了解して、楽な格好に着替えてからスイクンとシャワールームへ。今はスイクンだけだけど、このシャワータイムも残りの五匹が居る時は大変なんだよ。まぁ、二匹は自分で洗えるから少しはマシなんだけど。
 泡立てたスポンジでスイクンの体を撫でると、少しくすぐったいのか身震いしてる。これで思いっきりやられたら僕も泡だらけだ。前はよくやられたっけ。
 洗い終わって泡だらけになったスイクンを流して、一度シャワールームから脱出。スイクンが水気を切ってるところに居たら、今度はビシャビシャにされるし。……当然のようにこれもされた事はある。

『よし、もういいぞ』
「はーい。じゃ、体拭いてと……」

 水気飛ばしをした後に、まだ残る水気をタオルで拭き取って仕上げ。うん、スイクンの毛並みもツヤツヤだ。
 スイクンが仕上がったら、今度は僕の入浴タイム。スイクンにはテレビでも見ながらゆっくりしてて貰おう。
 シャワーを浴びながら、今日のバトルの事を思い出す。随分慣れてきた気はするけど、やっぱりまだここのバトル方式への不慣れな感じは拭い切れてないかな。僕が判断に迷うと、それがスイクンに包み隠さず伝わってぎこちなくなっちゃってね……危ないバトルも何回かあったよ。
 そんな時に、スイクンからの叱咤激励で何度も助けられてる。しっかりしろ、必ず勝ってやるから勝ち筋を探せ、なんてね。
 その強気なスイクンの意思が僕の弱気を打ち消してくれるから、追い詰められても諦めずに最後まで戦えてる。きっとスイクンと一緒じゃなかったら、諦めちゃってるバトルもあったんじゃないかなぁ。
 はっ、なんか気が付いたらスイクンの事ばかり考えてる。いやまぁ意識を繋ぐなんて事してるんだから当然なのかもしれないけど、最近は気が付いたらスイクンの事考えてたりするんだよね。しばらくスイクンとしか接してないからかなぁ?
 これ、治さないと不味いよね。変にスイクンの事意識しちゃって、バトル中後ろから見てる腰付きとかまで気になっちゃうようになってるんだもん。流石にスイクンをそういう相手として見始めちゃうのは避けないと。だからバトルの時に意識しないようにしてるから神経使うんだけどさ。
 思考を巡らせながらも体は洗い終わったし、シャワー終わりっと。水気を拭き取ってシャツとパンツ、それにハーフパンツを履いて着替え終わり。後は寛いでから寝るだけだ。

「ふぅ、さっぱりさっぱり」
「ヒュオゥ?」
「あれ? スイクン何言って……っと、そっか、バトルグラス外してたっけ。えーっと?」

 外したバトルグラスを探してたら、早く付けろと言わんばかりにスイクンが咥えて寄越してくれた。話し相手が居なくてスイクンも退屈だったかな?

『全く、それが無いと君とまともに話も出来ないんだから、無くさないでくれ』
「ごめんごめん。何か面白いニュースでもあった?」
『これと言っては無いな。あ、先程私達のバトルが流れてたな。盛り上がるフェルムリーグの様子を伝えるとかなんとかで』
「へぇ、そうなんだ。やっぱりスイクンを連れてるのって目立つのかな?」
『それも多少あるだろう。まぁ、そうじゃなくても我々は常勝のコンビなんだ、参加者や観客からの注目もあるんだろう』

 スイクンの鼻がふふんと自慢気になった。当然みたいな素振りは見せてるけど、やっぱり勝つ事は気分良く思ってはいたんだ。
 それから暫くは一緒にテレビを見てたけど、あまり興味を惹かれる番組も無いから寝ようかって事になった。明日もバトルするだろうし、疲れを残すのも良くないしね。
 スイクンが伏せるような寝る体制に入ったのを確認して、明かりを消してベッドに入った。目を閉じると、そのままゆっくりと意識は夢の中だ。



 ギシリ、とベッドが軋みを上げた音で、僅かに意識が現実に戻ってくる。
 なんだろう……なんでか見てた夢をぼんやりと覚えてる。夢の中で僕はスイクンになってて、隣にはパートナーのスイクンが居て。一緒に暮らしてる番いとして生活してた。
 食べ物を一緒に探したり、のんびり日向ぼっこしたり。それだけでも十分に楽しかったけど、夜になって寄り添って寝る時が凄かった。深くキスをして、お互いの体の温もりを感じて、そして……。

『キト……』

 そう、こんな風にスイクンが僕に囁いて……って、あれ? なんで起きてる筈なのに囁きが聞こえるんだ?
 疑問に思っていた次の瞬間、僕の唇に柔らかい物が触れた。
 触れるだけじゃなく、口を塞ぐようにピタッと密着したそれの間から、ちょっとだけ開いてた僕の口の中に何かが入ってきた。……本当なら気持ち悪く思うのが普通なんだろうけど、それがなんだか心地良くて、自然と受け入れてる。
 口の中に入ってきたそれが何なのかが分かるまでには、そんなに時間は掛からなかった。僕の口の中を弄るように動き回る少し肉厚な物。間違い無く、これは誰かの舌だ。
 で、この部屋に僕以外でそんな物を持った相手は1人、と言うか一匹しか居ない。
 そっと目を開くと、僕の事を愛おしげに見つめながらキスを続けるスイクンがそこには居た。……一瞬、これはまだ夢の中なのかと思ったよ。
 けど、口の中で動くスイクンの舌の感触も、流れてくる涎の味も、本物だ。サラサラしてるのは、水を司るスイクンならではなのかな?

『んっ、ぷはっ……もう、起きてるんだろ?』
「んくっ、うん……」
『夢……見たんだよな? じゃないと、こんなにすんなり受け入れて、飲み込む筈無いし』
「えっと、それって……僕がスイクンになってて、スイクンと番いになってる夢?」

 僕の問い掛けに言葉での返答は無い。けど、嬉しそうに優しく笑ったスイクンがまたキスをしてきたのが答えなんだろうね。

『……幸せだった。君と心でだけじゃなく、この身も繋がる事が出来て。眠りから覚めて、夢だったと言う事は分かってる。でも……あの夢は私の願いそのもの。繋がりたいんだ。心も、体も、君と』
「スイクン……」

 スイクンが身を寄せてきて、それを僕も受け入れた。だって、僕もあの夢の中でスイクンと繋がって、幸せだって感じちゃったんだもん。
 スイクンのひらひらした尻尾が僕の服の隙間に入ってきて、優しく身体を撫でていく。その心地良さに身を預けてると、するりとシャツとパンツは脱がされた。
 素肌に触れるスイクンの肌触りと温もりが夢でのそれと同じで、段々と僕の鼓動も早くなっていってるのが分かる。今度は夢じゃなくて、本当にスイクンと一つに繋がれる。
 お互いの大事なところが触れ合うと、僕の息子は早くスイクンと繋がりたいって自己主張してるし、スイクンの割れ目は濡れて愛液が溢れてきてる位だ。これなら、準備無しで始めても大丈夫そうかな。

『んっ、熱くて、硬いな』
「そりゃあその、僕だって牡だし? 好きな相手とこういう事するってなればね?」
『ふふっ、まだ夢の続きのつもりか? 私は君がスイクンじゃなくても、繋がりたい、繋がっていたいと思ってるんだよ』

 ……あ、そっか。まだ自分がスイクンになってるって錯覚してた。目はもう覚めてる筈なのに、感覚は夢の中のそれみたいな不思議な感じだ。
 スイクンがゆっくりと腰を下ろして、僕の息子を自分の中へと向かえ入れていく。段々熱くて柔らかいスイクンに包まれていくのが、凄く気持ち良い……。

『くっ、んん! ふぅぅ……ほら、繋がったぞ。まさか、二回も破瓜の痛みを感じる事になるとは、思わなかったが』
「夢では痛いって言って泣いてたけど、二回目で慣れた?」
『痛い事に、変わりは無いけどね』

 頑張ったスイクンの頭を撫でてあげると、いつも以上に嬉しそうにするスイクンが可愛くて、そのまま腕をスイクンの背まで伸ばして、抱き締めた。僕の背の方にもスイクンの尻尾が周ってきて、この繋がりをより強く、より深くするように体に巻き付いていく。

『キト……大好き。ずっとこのままで居たい。繋がっていたい……』
「僕もだよ、フロー……愛してる」

 夢の中で聞いた、スイクンの名前。それが自然と口から出た。夢から覚めてる筈なのに、まるで夢が現実になったみたいに。
 フローが腰を動かすのに合わせて、僕も腰を打ち付ける。腰が当たる度に、痺れる様な心地良さが身体中を駆け巡る。フローの存在を、体一杯で感じられる。

『あぁん! キト、もっとぉ!』
「フロー……気持ち良くて、腰が止まらないよぉ」
『いいの、もっと……もっと貴方を感じさせて!』

 いつもと違う、牝らしく喘ぐフローの声で頭がクラクラする。本当に可愛くて、大好きで、愛おしい。
 一際強く腰を打ち付けて、フローの深いところに僕の精液を放った。勢い良く放つ開放感と、フローの中を満たしていく幸福感で、なんて言うか……凄く、幸せだな。

『あぁ……私の中、キトで一杯だよ……幸せ……』
「うん、僕も幸せ……フロー……」
『キト……』

 優しくお互いの名前を呼び合って、唇を重ねた。今僕達は……身も心も、本当に繋がった。そんな気がするよ。
 ゆっくりと目を閉じると、目を閉じていても、はっきりとフローの存在を感じる。心の中に、フローが居る。
 もう、絶対に離れない。何時でもフローの存在を、感じられる……。



 ……ん、んん? なんか明るさを感じる。朝、かな? 妙に温かくて気持ち良いけど。
 で、目を開けてみたんだけど、目の前の状況が一瞬分からなかった。だって、目の前に眠るスイクンの顔があるんだもん。
 な、なんで僕はスイクンと一緒に寝てるんだ? いやそれも妙だけど、なんでこの状況なのに僕はちょっと安心と言うか、幸せだなぁって思ってるんだ?

『ん……あ、キト。お早う』
「あぁ、お早うフロー……フロー? 何言ってるんだ僕は?」

 起きたスイクンの事を僕はフローって呼んだんだよね? あれ、間違ってない気もする。どうなってるんだ?

『その感じだと、昨日の夜何があったかまだはっきりしてないみたいだな』
「夜? 確か晩ご飯食べてテレビ見て、それからベッドに入って……ぁ、あぁ!?」

 お、思い出した! と同時に現状も分かってきた。僕達夜にその、そういう事してそのまま寝ちゃったのか! スイクンと抱き合ったまま寝てたんだから目の前に顔があって当然だ。
 そこでようやく腰辺りの違和感に気付いた。お互いの出した液が乾いてぐちゃぐちゃだし、硬くないとはいえ、僕の息子はまだスイクンの中にあるんだもん、違和感が無い方が変だよね。

「じゃ、じゃああれって、夢とかじゃなくて」
『夢なんかじゃないさ。私と君は繋がった、今も心が通い合ってるじゃないか』
「へ? それってどういう……あ」

 耳元を探ってみて気が付いた。僕……バトルグラス、付けてない。なのにスイクンの言ってる事が分かってる。どういう事?

『私の中にも君が居る……君の心と繋がってる部分があるのを感じるよ。温かくて、優しい気持ちになる……』

 それを聞いて、胸に手を当てながら目を閉じてみた。……確かに、心の中にスイクンを感じる。強くて、勇敢な気持ち……。

「これも、共鳴石の力……なのかな?」
『分からないが、それを付けたまま行為に及んだからこそこうなったのは確かだしな、石が持つ力の一つなんじゃないか?』

 それで納得する以外に無いしなぁ。なんかちょっと変な感じだけど、不思議と嫌ではないかな。
 すっと顔を近付けてきたスイクンに、ちょっと恥ずかしがりながらだけどキスをした。だって、スイクンの心と一緒に、スイクンの事を愛してるって気持ちもはっきり残ってるんだもん。

『ん……キト、ありがとう』
「うん。でもこれ皆が戻ってきた時どうしよっか?」
『う、うーん……ま、まぁ、その時一緒に考えよう。な?』
「それしかないか……」

 とりあえず起きて体を洗おうって事で、シャワーに向かう事にした。繋がってる部分が離れるのが勿体無いなと思ったのは言わないでおこう。

『あ、あの、それとだな……私の呼び方なんだが、その……』
「……分かってるよ。改めてよろしくね、フロー」
『あ、あぁ!』

 嬉しそうに笑ったのを見たら、そう呼ばない訳にはいかないでしょ。なんだか僕も、そう呼ぶ方が落ち着きそうだし。
 それじゃ、まずはシャワーを浴びちゃおうか。さっぱりしてから、色々しちゃった所為で疲れてるし、今日何するか決めようか。

『そう言えば、夢では君もスイクンになってたが、なりたいのかい?』
「え、どうなんだろ? フローが僕がスイクンならなーとか思ってたからなったんじゃないの? あの夢も、多分共鳴石の影響で見た夢だよね?」

 夢も、言っちゃえば自分の意識が作ったものだから、それを共鳴石が繋いだんだと思うんだよね。

『私達が同時に見たんだから、そうなんだろう。スイクンの君もなかなかに良かったな……あれも現実になれば面白いんだがな』
「いや、気持ちや呼び方はともかくとして、姿は流石に変わらないでしょ。……変わらない、よね?」

 なんか、心を繋げるなんて離れ技をやってみせた共鳴石なら、そんな事も出来ちゃいそうな気がしてきたよ……あ、あまり意識しないようにしておこうかな。


後書き!

という訳でPCが使用不可になってしまった為挑戦したスマホ執筆でしたが、如何でしたでしょうか。時間は掛かってしまいますが、上手く行けばまだまだ活動を継続出来そうです! 早く新しいPCを調達しなければorz

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 大丈夫です。
    これからも頑張ってください。 -- E.Stahun ?
  • こんばんは、196です。投稿お疲れ様でした。
    クーデレ? なスイクン可愛かったです。にしても、この共鳴石とやら、メガシンカの大元なのか、はたまた某マサラ人のよくわかってない進化なのか。判断に困りますね。
    それにしても、スイクン以外のメンツも気になるところですね。
    PCが使用不可になったのは、災難でしたね。スマホでの執筆自分が読んだ限りでは問題ありませんでした。
    さて、今回も楽しく読ませていただきました。次回の執筆も頑張ってください! -- 196 ?
  • 〈〈E.Stahunさん
    ご報告頂きありがとうございます!
    ちょっと環境は変わりましたが、クオリティを下げぬよう頑張っていきます!

    〈〈196さん
    ポケモンのアイテムって結構大雑把にこれが出来るって言うのがあるので、設定次第で判断が変わったりするのですよね……今作ではどっちかと言うと、メガストーンの上位物的なポジションのイメージですかね?
    執筆環境は変わりましたが、より作品を面白く出来るよう頑張らせて頂きます! -- 双牙連刃
  • リンク100%になるとダメージが自分にも来る・・・ロックマンエグゼのフルシンクロかな?

    それはそうと、ついに来ましたねポッ拳の小説!これからはもっと増えていって欲しいものです。 -- 月~ ?
  • 執筆お疲れ様です!
    今作も楽しく読ませてもらいました。
    しかし、スイクンが可愛い!
    これに尽きますね〜♪
    ポッ拳ではマニューラが個人的に好きです(どうでもいい)

    PC復活までスマホ執筆とのことですが、無理をせずに頑張ってください。 -- 通りすがりの傍観者 ?
  • >>月〜さん
    確かにフルシンクロもそうでしたね。ポケモンの特性のシンクロはイメージしましたが、そっちは出て来ませんでしたw
    ポッ拳小説、私も増えないかなーって願いを込めて書いたところもあるので、是非増えて欲しいです!

    通りすがりの傍観者さん
    お楽しみ頂けたのなら何よりです。ありがとうございます!
    クーデレというのもどう表現すべきかと迷った結果、スイクンはあんな感じのキャラに落ち着きました。
    マニューラも良いですな! バトルすると超苦手な相手ですが!
    スマホ執筆は徐々に慣れてきてるので、ゆっくりですがこれからも頑張ります! -- 双牙連刃

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Last-modified: 2016-05-10 (火) 09:30:23
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