強さを探す旅5の続きです。駄文ですが楽しんで読んでいただければ幸いです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
僕達3人は次の区域に向かって歩いていた。次の区域、ウォーター区域にはルギア様がいる。そこで僕にルギア様の血が流れているのかルギア様に聞くんだ。
「あっ! 2人とも区域の入口が見えて来ましたよ」
ダークの言葉で僕達は走って入口に向かった。
「2人とも僕は行く所があるからしばらく自由行動で」
僕はそう言うとルギア様がいる神殿に向かった………
ここか! ルギア様がいる神殿は!
「すみません、ルギア様と話したいんですが…」
門番の人にそう伝えると…
「だめだ! ルギア様は今忙しいんだ。」
(よい、通せ)
これは、テレパシー?
「はい、わかりました」
門番の人は僕を神殿の中に入れた。
中はとても広く、ルギア様でも普通に歩ける。門番さんによると真っ直ぐいけばルギア様の部屋があるって言ってた。
しかし長い、もうちょっとでルギア様の部屋らしきところに着くがこの間が長い…
僕が部屋に着くと扉が開いた。
「失礼します」
僕は部屋に入った。目の前にはルギア様がいる。
「まあ、座れ」
僕はルギア様に相談しにきた人用の椅子に座った。
「あの、僕はルギア様の子供なんですか?」
僕は、ルギア様に聞いた。
「まぁ、子供だな。よくきたなファイア。何故お前がスカイ区域にいたか教えてあげよう」
僕は静かにルギア様の話を聞く。
「お前があそこにいたのは訳がある。ドールと私は友達だった。私は神と言われ静かにここにいた。しかし私には子供がいた。それがお前だ。ドールにこのことを相談すると、ドールが村で暮らさしてくれると言った。だが私も子供と離れるのはいやだったからドールに一つ頼んだ。それは、ファイアが大きくなれば一度連れてきて欲しい、と言うものだ。ドールはすぐにはいと言ってくれた。だからファイアはあそこにいたんだ」
そうだったのか。しかし疑問だ。僕にルギア様の血が流れているんなら僕は泳げるはずだ。何故ならルギア様は海王だから。しかし僕はカナヅチだ。なぜなのか?
「僕は泳げるのですか?」
「いや、今のお前では泳げない。なぜなら神の力が目覚めていないからだ。ドールが渡した地図に書いてあっただろ。大地に眠る石、めざめの石のありかが」
めざめの石? あっ! あの石かも
「めざめの石ってこれですか?」
ルギア様にあの石を見せた。
「それだ、それを体につけるんだ」
僕は、言われた通りに体に石を近づけてみると、石が僕の中に入っていく。すべて入ると、僕の体は淡く光った。
「そうだな、まずあの花瓶を狙ってみろ」
花瓶? 炎でかな?
「それと、炎は使うな。空気を使え。私の子供なら出来るはずだ」
深呼吸をして空気を溜める。なんだろう? この感じ、いくらでも吸える。そして吐く。僕が吐き出した空気は渦を巻いて花瓶に当たった。
パリーン!!
「これってルギア様のエアロブラストじゃないですか!」
「そうだ、これで泳げるはずだ。それとルギア様って呼ぶのをやめて父さんと呼んでくれないか?」
まぁ、お父さんなんだから別に普通だよね。
「父さん、1つ聞きたいんですが、白が体の色の主でお腹に黄色の輪がある人を知りませんか?」
僕は父さんに村を壊したあいつを知らないか聞いた。
「アルセウスか……もう、知られていたか」
「誰ですか! そいつは村長を殺した!」
「アルセウスは、この世界を創造した神だ。しかしこの世界を作り変えたやつが出て来た。ピカチュウのソラとか言うやつだ。そのせいでアルセウスは暴走し始めた。だから暴走し始めたアルセウスを止められるのは、またこの世界を最初のようにすることだ」
「それは、どうすれば出来るんですか?」
「それは、スカイ区域にある祭壇に誰かが、生け贄になることだ。しかしそこには番人がいる。だから危険だ。お前の事だから行くかもしれないな。行くな次の区域にいるホウオウとギラティナに会いに行け。そこで、仲間の1人、アブソルをギラティナに連れて行き、もう1人のシャワーズをここに連れてこい」
「待っててください」
僕は、テレパシーを2人に送った。
(2人とも、ルギア様……父さんの神殿に来て)
ふぅ、2人共来るかな……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今、ファイアの声が聞こえた?
「今、ファイアさんの声が聞こえてこなかったですか?」
「うん、ルギア様がいる神殿に来てって言ってた」
実は私達はルギア様の神殿にファイアが入ったのを見てずっと待ってたんです。
「じゃあ、失礼します」
私達は神殿に入り、走ってルギア様の部屋の前まで行った……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おっ、誰か来た。父さんは念力で扉を開けた。そこには2人が立っていた。
「入りなよ。2人共」
僕は、入り口に突っ立っている2人に告げた。
「あっ、うん…」
「そこのシャワーズ、ちょっとこれを飲みなさい」
父さんの手に乗っていたのは真っ赤な色の飲み物だ。アクアはそれを受け取り飲んだ。
「父さん今の何?」
「ああ、あれは私の血だ。私は海の神だから、あのシャワーズに飲ました」
「そうなんだ、じゃあそろそろ出発しないと。2人とも行こう。父さんありがとう」
僕達は、父さんにお礼を言って開いていた扉を通り過ぎ、神殿をでた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あとがき
短くなりました。次はもうちょっと長くする予定です。何かあればどうぞ!!