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強いご主人、弱いご主人 後半

/強いご主人、弱いご主人 後半

目を覚ました俺の目に飛び込んできたのは、真っ白で平らな天井。自分が今寝ているベッドは、ポケモン用に作られた大きくて丈夫なものだった。
つまり、俺は人間の住む家にいるということだ。
外は既に日が昇っていて、真横にある時計を見ると朝の10時だということがわかる。
窓からは優しく風が吹いてきて、その心地よさに俺はしばらくボーっとしていた。
「俺・・・捕まったのか・・・。」
あの人間を無理矢理犯し、好きになってしまった事、あいつの恐ろしい殺意・・・それまでの事を全て思い出し、鳥肌が立ってしまう。
すると、部屋のドアを静かにノックする音が聞こえてくる。
コンコン。
「・・・?」
カチャッと静かにドアを開けて入ってきたのは、あの時の人間だった。
「あ、起きてたのか。」
「っ・・・!!」
ガタンッ!
近付いてくるそいつが恐くて俺は逃げようとしたが、その瞬間にベッドから転げ落ちてしまった。
「はぁ・・・はぁ・・・!!」
自分の全身から冷や汗が出て、息が荒くなっているのがわかる。身体もガタガタ震えて力が入らない。
俺は床に座ったまま後ずさりすると、壁にぶつかってそれ以上逃げられなくなってしまった。
「うっ・・・はぁ、はぁ・・・っ!!」
目の前に迫る手を見て俺は死を覚悟し、目を閉じた。・・・が、意外にもその手は俺の頭を優しく撫でてきた。
「ごめん・・・怖かったよね・・・。」
人間はそう言って、俺の頭を抱きしめながら撫でる。そこからはもう、あの時の殺意は感じられなかった。
「ご飯作ったから、一緒に食べよ。2日間も寝てたからお腹空いてるだろ?」
「・・・・・」
俺は無言で人間について行きリビングに移動すると、そこにはバシャーモがいた。
「その顔・・・あなた、タクヤの事が恐いんでしょ?でも、タクヤはすごく優しいから大丈夫よw」
バシャーモに心を読まれたような気がした。するとそこで、人間が口を挟む。
「バシャーモ、そういう話は後にして、早く食べよ。ボスゴドラも。」
俺は人間に促されて床に座り、3人で丸テーブルを囲んで食事する事になった。
「タクヤの料理は美味しいんだからw食べてみなさいよ。」
「あ、ああ・・・。」
俺は人間の作った料理を初めて口にするから、食器の使い方がわからない。特に箸という道具はこの上なく使いにくかったため、戸惑ってしまう。
「あ・・・使ったことないのか。じゃあ、このスプーンですくって食べるのが簡単かな。」
人間はスプーンを持ってきてくれた。これなら使いやすそうだ。
「・・・パクッ。」
俺は恐る恐るその料理を口に運ぶと、今まで味わった事のない不思議な美味さが口の中に広がった。腹が減っていた俺は、夢中になってそれを平らげる。
人間は、それが少なくなった頃になるとおかわりを持ってきてくれて、それもすぐに平らげると満腹になった。
「モグモグ・・・ゴクン。ふぅ・・・ゲプッ。」
俺が満腹になったのを確認すると、人間は話しかけてくる。
「いっぱい食べたな。・・・で、おいしかった?」
料理は美味かったが、人間のことはまだ信用できない。
「ああ。うまかった・・・。」
俺は感情を出さないようにして答えると、人間はすごく嬉しそうな顔をしていた。
「そっかwよかった~喜んでもらえてw」
喜ぶ?俺が喜んでいるように見えるのか?と疑問に思っている間に、人間が俺の手を引いて家の中を案内してくれた。
「ポケモンも住みやすいように、1階建てでちょっと広めの家なんだ。・・・ここがリビングとキッチン、ここがトイレ、ここがお風呂でその隣が洗面所、ここがさっきいたベッドルームで、ここがバシャーモの部屋、ここが俺の部屋で、この広いのが和室だよ。これで部屋は全部。家の中の物は全部自由に使っていいよ。」
「あ、ああ・・・。」
すると、人間は急に忙しそうに何かの支度を始めた。
「どこに行くんだ?」
「ん、買い物だよ。」
人間は、数分後には支度も終わり、鍵を閉めずに家を出た。
俺は、時間をつぶそうとリビングでテレビを見ることにする。
「ん、あんたもテレビ見るの?座る?」
バシャーモは大きめのソファーを全部使って寝転んでいた。が、身体を起こして楽な格好で座り、座るスペースを空けてくれた。
「ああ。悪ぃな。」
お互いにしばらく無言でテレビを見ていると、バシャーモが急に話を切り出してきた。
「タクヤは戦うときだけ別人みたいになるけど、普段は優しいから大丈夫よ。それから、あんたの事をすごく気に入ってたわね。」
「そうなのか?・・・けど俺は・・・あいつの事よく知らねえし・・・」
俺が言葉で続きをどう言おうか考えていると、バシャーモは深刻に語りだした。
「タクヤはね、ポケモンと人間の間に生まれたのが理由で、小さい頃は子供からも大人からもひどくいじめられてきたの。しかも、10歳の時には両親が失踪しちゃって、唯一の支えが一緒に育ってきたあたしだけになってしまった。あの時あたしはまだアチャモだった・・・」
「過去の話か・・・もっと詳しく聞かせてくれ。」
「もちろん全部話すつもりよ。・・・タクヤは偏見を持つ人間に何度も暗殺されそうになったり、時には苦しみに耐えられなくて何度も自殺を試みた。でも、ミュウの血が死ぬ事を許さなかった。・・・あたしの目の前で暗殺者のストライクにめった刺しにされた時や、飛び降り自殺を試みて地面に叩きつけられた時もすぐに治ってしまったの。つまりタクヤは、死にたくても死ねない。多分、寿命も人間よりずっと長いか、もしかしたら永遠に生き続けるのかも・・・タクヤはまだ18歳だからわからないけど、ミュウは永遠に生きるって話があるから・・・」
それを聞くだけで、俺の胸が痛くなった。
バシャーモはさらに話を続ける。
「今タクヤは仕事でお金を稼いで、前いたとこからずっと遠くのここに引っ越したから、傷付くことなく平和に暮らせてる。でも、身体と違って心の傷は深く残ったままで消えないから、思い出して泣いたりすることがよくあるの。だから、バシャーモに進化したあたしとタクヤが愛し合うようになるのも当然だった。今までに数えきれないくらい身体を重ねてきて、今はもうお互いに離れることができない。・・・あんたは、タクヤとずっと一緒にいるの?」
バシャーモの言葉を聞いて、俺の決意は固まった。
「俺は一生あいつと・・・ご主人と一緒にいてえ。俺は、ご主人のことが・・・」
俺がその先を言えずにいる間に、バシャーモは嬉しそうに笑った。
「それなら大丈夫そうね。・・・それから、タクヤは多分今日にでも身体を求めてくるだろうから、受け止めてあげる準備はしといたほうがいいわよ。タクヤは、あなたと心も身体も繋がりたいと思ってるだろうから。」
「ああ・・・。」
正直俺の中では、小さく残るご主人への恐怖と好きな気持ちがごちゃ混ぜになっていた。
だが、時間が経つほどにご主人を愛したい気持ちに迷いがなくなってきて、胸がドキドキし始める。


時間はいつの間にか過ぎて、正午にはご主人が帰ってきた。
「ただいま~。バシャーモ、またソファーで寝てるのか。ボスゴドラ、ちょっとこの買い物袋そこに置いて。」
「え!?あ、ああ・・・。」
俺は手渡された袋をテーブルの上に置くと、ご主人はさらに新しい袋を持ってきて中身を大きな冷蔵庫にきれいに入れていた。
「昼ごはんはどうする?朝が遅かったからお腹すいてなかったりする?」
「ああ。」
「そっか。じゃあ、俺はちょっと・・・寝るから。」
その瞬間になってやっと気付いたのだが、ご主人は顔色が少し悪い。
俺はベッドルームに向かうご主人について行き、側にいてやることにした。
「大丈夫か・・・?」
「う、うん・・・いつもの事だから・・・。」
ご主人は力なくベッドに倒れこむ。俺は、ベッドの側に座ってご主人の様子を見ていた。
数分ほどでご主人は眠りにつき、不安定な呼吸音が聞こえてくる。
「ご主人・・・」
俺は小さい声で呟き、その後はご主人の頭を撫でてみたりして時間を過ごす。
すると、10分くらい経った頃にご主人の顔色がさらに悪くなり、身体が震えて涙を流し始めた。
「お、おい大丈夫か!?」
俺は急いでご主人を揺すって起こすと、ご主人は急に叫びながらもがき始める。
「ウッ!!!ガァァ!!ウアァァーー!!ウウウ・・・ガハッ!!グアァ!!」
頭や胸を押さえて転げまわるご主人を見て、俺は不意に涙を流してしまった。
俺は無意識にご主人の身体を抱きしめると、ご主人は暴れて離れようとしてきたり、胸を殴ったり腹を蹴ったりしてきた。そのときの力はとても弱く、9歳か10歳の子供ほどしかなかったかもしれない。俺はその弱々しさを感じて、さらに涙が出てくる。


数分間その状態が続き、ご主人はだんだん落ち着いてきたようだった。
「グアゥ!!・・・はぁ・・・くっ・・・はぁ・・・はぁ・・・。・・・ごめん・・・。」
「ご主人・・・ん・・・」
俺の言葉に反応して、ご主人は泣きながら俺の身体にしがみついてきた。
「何回も死ぬ・・・昔の夢を見たんだ・・・。頭を撃たれたり火に焼かれたり溺れたり・・・それでも俺は死なない。だから、意識があるまま死ぬ痛みと苦しみを味わいながら、傷が治っていく・・・わかろうとしてもわからない苦しみだけどね・・・。」
あの時と違って今のご主人はとても弱々しく、少し叩けば簡単に壊れてしまいそうだ。
でも今は、ご主人を傷付ける事なんてできない。守りたい・・・ただそう思った。
「一緒に、寝てくれる・・・?」
「ああ。」
俺はベッドに入りご主人を抱き寄せると、顔を近付けてキスしてくる。
「ん・・・んん・・・」
「んっ・・・ご主人・・・。」
ご主人はきっと、心の傷を忘れるためにどこまでも愛にまみれて溺れたいのだろう。泣きながら唇を求め舌を絡ませてくるご主人の眼は、壊れ狂い、俺以外のものは何も見えていないようだった。
「ボスゴドラ・・・んん・・・ボスゴドラ・・・好きだよボスゴドラ・・・んん。」
ご主人はうわ言のようにひたすら俺の名前を呼び続ける。きっと、呼ぶのをやめた瞬間に離れてしまいそうな気がしたのだろう。
「ご主人・・・んん・・・いっぱい愛してやるからな・・・。」
今、ご主人の心を満たせるのは俺しかいない。
「ガブ!」
「んっ・・・もっと強く噛んで・・・」
俺はご主人の肩を強く噛み、自分のものである事を示す印を付けた。それと同時に、血の味が口の中に広がる。
「うっ・・・ありがと・・・。」
ご主人がそう言っている間に、血が止まり傷がゆっくりと治り始め、歯の食い込んだ跡だけがくっきりと残った。
「これで、ご主人は俺のものだ・・・」
「うん・・・」
「もっと愛してやるからな・・・ん。」

それからも俺とご主人はキスしたり舌を絡ませ合ったりして愛し合った。
時間が経つほどにご主人の涙も枯れてきて、悲しそうな顔もだんだん消えてくる。
「ん・・・はぁ。ありがと・・・もう眠いから、寝るね。」
ご主人は俺の身体に密着してきて、幸せそうに眠り始めた。
「ご主人・・・俺はずっと一緒だからな。」
俺はそう言って、ご主人を全身で包むように抱きしめた。


ご主人と4時間ほど眠り起きた頃には、その顔にも元気が戻っていた。
「ん、ありがと。はぁ・・・こんな暑いのにくっついてたから汗かいたな。一緒にお風呂入ろ。」
ご主人も俺も、汗でびっしょりになっていた。
「え!?あ、ああ・・・入るか。」
一緒に風呂に入るのは少し恥ずかしい気がしたが、こういう付き合いも大事かなと思い、一緒に風呂場に移動した。
「汗でくっついて脱ぎにくいな・・・んしょっと・・・」
服を脱いだご主人の身体や髪は汗で濡れていて艶かしく、特に柔らかそうなお尻を見た瞬間に、下腹部が熱くなってきてしまった。
俺は自分のモノが大きくなるのを必死に我慢して、一緒に風呂に入る。
風呂の中は広く、歩いてもぶつかる事は無さそうだし、湯船の中は俺とご主人が一緒に入っても余裕がありそうだ。
「俺が先に洗うから、湯船に入ってて。」
「ああ。」
俺は湯船に浸かりながら、ご主人が髪を洗う様子を見ていた。髪が濡れたご主人もきれいだ。
そして、俺がまじまじと見ていたせいか、ご主人が振り返る。
「ん?どうした?」
「あ、いや・・・何でもねえよ。」
ご主人に見られたときに顔が赤くなっていたかもしれない。それを考えて俺は恥ずかしくなってしまった。
しかしその間にご主人は身体も洗い終わって、今度は俺が身体を洗う番になる。
「ふぅ・・・。じゃあ、ボスゴドラの番だな。俺が洗ってやるよ。背中とか届かないだろうし。」
「あ、ああ。」
ご主人はスポンジに石鹸を付けて泡立て、それで俺の背中や頭を擦る。自分では手が届かないところだから、洗ってもらうと気持ちがいい。
しかし、尻尾は少し敏感だから洗ってもらう時にビクッと震えてしまったり、背中の上の方を擦ってもらう時にご主人の身体が当たってしまうせいで興奮が抑えきれなくなってくる。
しかも今度は、正面から俺の腹をスポンジで擦り始めたからたまらない。それに気付いたのかご主人は、スポンジを使わずに手で俺の腹を撫で回すようにして洗い始めた。
「ボスゴドラ、立派な身体してるな。」
ご主人の手はどんどん下の方に移動してくる。我慢できなくなった俺はウッ!と唸り、下腹部のモノを大きくしてしまった。
「ご、ご主人・・・これは、その・・・ウグッ!」
ご主人は俺の太くなったモノを掴み、ゴシゴシと激しく扱いてきた。
「ん、硬い・・・溜まってるから早く出してあげないと・・・。」
ご主人は何度か俺のモノを扱くと、今度は同時に玉の方も揉んでくる。その気持ちよさに肉棒はさらに太くなってくる。
「はうっ!・・・くっ・・・ハァハァ・・・」
「手だけじゃ足りないかな・・・ん・・・。」
そう言うとご主人は俺のモノに顔を近付けて臭いを嗅ぎ始めた。何だか嬉しそうな顔をしているような・・・
「ん、すごいにおい・・・俺も我慢できなくなってきたよ・・・ペロペロ・・・」
「ウッ・・・うあっ・・・グゥッ・・・ハァハァ・・・!」
ご主人は2,3回ほど肉棒を舐めると、口に含んでジュポジュポと音を立てながらしゃぶり始めた。
ご主人の舌はねっとりと絡み付いてくるようで、肉棒はそれにビクビクと反応して喜んでいるようだった。とにかく気持ちいい。
それに加えて、やっぱり右手で根元を扱いて左手で玉を揉んで来るから、射精感がすごい勢いで込み上げてくる。
「ご、ご主人・・・ぐあっもう出る・・・!」
「ん・・・ジュプ・・・チュバッンチュッ」
ご主人はそれに構わず舐め続け、出していいよと言う代わりなのか手の動きを早めてきた。
「う・・・ご主人・・・くっ!グアァ!!」
ドクン!ドクン!と俺のモノが大きく震えて、ご主人の口の中に精液を放出する。
「ん・・・んっ!んぐ・・・ゴクッゴクンッ・・・んっ!ぶあっ!・・・はぁはぁ・・・。」
量が多すぎたせいでご主人は口を離してしまい、まだ射精の終わらない肉棒がビュクッビュクッ!!と音を立てながらご主人の顔や身体を精液まみれにしてしまった。せっかく洗った髪の毛もベタベタだ。
「ウッ!・・・ハァハァ・・・ご主人・・・悪ぃな汚しちまって・・・。」
「ん、ごめん・・・全部飲めなかった・・・飲みたかったのに・・・。」
ご主人の発言に俺は無理だろ、と思いつつ、その気持ちに嬉しくなってしまう。
ご主人は顔に付いた精液を指ですくって舐め取り、俺のモノに付いている精液も舐めてくれた。
「ペロペロ・・・はぁ、おいしいよ・・・。」
「うっ・・・ご主人、無理してねえか?」
「ん、ぷはっ。いや、大丈夫だよ。すごくおいしかったし。だからもったいないかなって・・・んっ」
俺は愛しさのあまりにご主人を押し倒し、覆いかぶさって首を舐めていた。
「ん、あぁ・・・ボスゴドラ、続きはベッドでしよ・・・それから、もう1回髪洗わなきゃ。」
ご主人が軽く髪を洗って身体の精液もシャワーで流したところで、一緒に風呂を上がった。
リビングを通った時に、バシャーモがいるのがわかった。
彼女はご主人に近付いて、その唇を奪う。
「タクヤ・・・明日はあたしとね・・・んん」
「んん・・・わかった。」
ご主人は彼女と少しの間見つめ合った後、俺の手を引いてベッドルームへ向かった。
俺の中で少し負けたくないような気持ちが湧き出てくる。


「さてと・・・」
一緒にベッドルームに入り、ご主人がガチャッとドアを閉めた瞬間だ。
「ボスゴドrんっ・・・」
俺はご主人を抱き上げてベッドに寝かせ、上から覆いかぶさった。
さらにその小さな身体を腹から胸、首筋へと一気に舐め上げる。
「ベロッ・・・ベロベロ・・・ハァハァ・・・ンチュ・・・」
「あぁっ・・・んっ・・・はぁ・・・」
ご主人はビクッと震えつつも、続けてほしいのか俺の頭を撫でてくる。
「はぁ・・・いいよ・・・ボスゴドラ」
「ご主人・・・ベロッ・・・ハァハァ・・・」
「ん・・・そろそろ入れよ・・・苦しそうだし・・・」
いつの間にか俺のモノは岩のようにガチガチに硬くなっていた。
ご主人はそれを欲しそうにして手で扱き、自分の穴に入れようとしてくる。
「ボスゴドラ・・・早く・・・んんっ」
「ご、ご主人・・・慣らさねえと・・・」
「いいから・・・早く・・・。」
そこで、ここはご主人の要望にこたえようと、体重をかけて挿入を試みた。
「ご主人・・・グアッ・・・!」
「うっあぁ・・・入ってくるよ・・・うあっ!?」
ご主人の腕に体重がかかりすぎたのか、細い腕からバキッと鈍い音がした。腕が折れてしまったようだ。
「ご、ご主人すまん!!大丈夫か!?」
「んっ!・・・痛いけど大丈夫だよ。すぐ治るし・・・。それより、続きしよ。」
ご主人は腕の痛みに震えながら痩せ我慢しているようだった。が、ご主人に言われて今度は身体に負担のかからない体位で続ける事にした。
小さな穴は肉棒の進入を拒むようにゆっくりとしか入ろうとしなかったが、半分近くまで入ると吸い込まれるようにして根元まで入ってしまう。
「うぅ・・・太い・・・」
「くっ・・・全部入っt・・・ウッ!グアァ!」
穴がキュッと肉棒全体を強く締め付け、その気持ちよさに俺は射精してしまった。
ドクン!ドクン!と小さな身体の中に精液が溜まっていく。
「あぁ・・・熱いよ・・・。」
そう言うとご主人は玉を揉んできたので、さらに多くの精液を放出してしまう。
「ウッ!ハァハァ・・・。」
「んっ・・・お腹にいっぱい溜まってる・・・じゃ、そのまま動いて。」
「ああ。いくぞ・・・ハァハァ・・・」
グチュッ!グチュッ!
「んっあぁ・・・いいよ・・・あぁっ」
部屋の中に激しい息遣いと淫らな音、そして快感に喘ぐ声が響く。ご主人の折れた腕ももう治っているようで、行為に集中できているようだ。
俺の腰の動きもだんだん速くなり、それに合わせてご主人の声も大きくなってくる。
「ウッ・・・ハァハァ・・・ハァハァ・・・。」
グチュグチュッ!
「あぁ!んん・・・あっあぁ・・・んあぁ・・・」
ご主人の快感に酔いしれる顔を見て俺の興奮はさらに高まり、射精感が徐々に込み上げてきた。
俺は腰の動きを早めると、ご主人の穴の締まりがさらにきつくなってくる。
「グァッ!・・・ハァハァハァ・・・出るぞ!!」
「んあぁっ出して・・・あぁっ・・・あぁぁぁ!!」
ご主人はイってしまったのか、穴の締め付けが急に強くなり、もう我慢できなくなった俺は最後に3発ほど強く突いた。
「ご主人・・・出る!!グアァァッ!!」
ドクン!!という音が小さな身体に響き、今度はさっきより多くの精液が穴の中に注がれていく。
出す量が多いためか、ご主人の腹が少し張ってきた。
「ハァハァ・・・ウッ!!・・・ふぅ・・・ご主人・・・ベロッ。」
「んん・・・ボスゴドラ、もうお腹いっぱいだよ・・・。」
俺はご主人から肉棒を引き抜くと、ゴボゴボと音を立てて中から大量の精液が流れ出してきた。
「んはぁっ・・・ボスゴドラ、もっとしよ・・・。」
「ああ・・・。」
それからも俺とご主人は途中で休みながら何度も身体を重ね、気が付けば夜の12時になっていた。
疲れた俺はご主人を抱いて一緒に眠った。
「ボスゴドラ、おやすみ。」
「ああ。」


それから3週間が経った・・・
俺はご主人との付き合いは浅いからわからねえが、バシャーモから聞いたところによると、あの日以来ご主人はかなりの甘えん坊になってしまったという。
でも、俺もバシャーモも元気なご主人が好きだ。だからすごく嬉しい。昔の事もほとんど忘れちまったみたいで良かったしな。
バシャーモとの関係はどうかって?いや、あいつとはヤってねえけど、仲が悪いわけでもねえ。普通の仲間って感じだ。
そして今日は、俺とバシャーモとご主人である山に遊びに来ている。
「バシャーモ、膝枕してw」
「いいわよ。おいでw」
バシャーモはご主人の頭を撫でてやると、ご主人は幸せそうにニコニコしている。
考えてみると、身体を重ねる回数はバシャーモの方が俺より多い。きっと、ご主人とバシャーモの絆は言い表せないほどの深さがあるのだろう。
「ん、ボスゴドラ何考えてたの?」
ご主人が急に話しかけてきた。
「え、な何でもねえよ・・・」
「バシャーモに嫉妬してるとか?」
ご主人の予想はいつも当たる。俺はつい笑ってしまった。
「ご主人の事が好きだからな。」
ご主人は、俺やバシャーモが死ぬ頃になっても生きてるのかもしれねえ。でも、俺は死ぬまでずっとご主人と一緒にいて、ご主人を愛したい。
俺はもう、ご主人と離れられなくなっている。ご主人と一緒にいるこの一時が幸せでしかたない。


あとがき。
何かかなり甘々になったような気がします。自分ではまあいいかとそんな気分です。
私は精神的に安定している時じゃないと書けなくて、完成が遅かったのもすみません。
それはそうと、読者の方々に感謝します。
他の作品も是非読んでくださいねw


感想や指摘など、何かあればどうぞw


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Last-modified: 2009-12-01 (火) 00:00:00
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