15000HITの記念作品です。 ピカピカ
ありがとうございます
これはそう近くも遠くもないお話。
人々はポケモンと共に暮らして毎日を過ごしていた。
まだ機械もあまり発達していなかったこの時代に一つのそれは小さな村があった。
その村でも当然のように人とポケモンは共に仲良く暮らしていたそうだ。
しかし、その村には一つ大きな問題があったそうだ。
これから語られるのはその村のお話・・・。
ここはとある山奥の村。
森や山に囲まれ、人とポケモンが共に生活している小さな村だ。
俺はその村の青年の内の一人。今年で20歳になったばかりだ。両親はなるべくなら俺に20歳になってほしくなかったようだが、それは無理な話である。人はどうあっても歳をとっていくものだ。これは時間を操る奴でも現れなければこれまた無理な話である。
どうして両親が俺に歳をとってほしくなかったかはこれから分かる。
「とうとう家のせがれにもこの時が来てしまったのか・・・。」
「父さん。そんな落ち込むことはないって。俺は必ず戻ってくるから大丈夫だ。」
「そうは言ってもな・・・。」
「しょうがないだろ?これは今やこの村の掟になってるようなものなんだからさ。」
父さんは胡坐をかき、腕を組んでため息をつく。俺は囲炉裏を挟んで父さんの目の前に座っていた。間には視線を下に向けて父さんと同じくため息をついている母さんもいる。この今や村の掟にもなっていること。それは・・・
「ーー。そろそろ時間だぞ。」
家に一人の村の男が入ってきて俺の名前を呼ぶ。俺は立ち上がって、家の入り口まで行く。振り返って両親を見るが、二人は俺の方をわざと見ないようにしている。おそらくこれが最後になるかもしれないからだ。俺は再び振り返って男と家を出る。そして横に並び、共に歩く。
しばらく村を一周しながら俺は男と話をしていた。
「しかし、お前も20歳になったばかりなのにな。早速こんなことになるなんて。」
「仕方ないですよ。これも村を守るためなんですから。今は俺しかいないんです。」
「すまないな。本当であれば俺たちが行かなくてはならないのに。」
「良いんですよ。村長が決めた事ですし、それに今、大人が減ったらこの村は大変ですから。俺みたいにまだ半人前の奴が行くのがちょうど良いんです。」
そう俺が言ったっきり会話は途切れた。俺は村を十分に見納めて、山の入り口へと向かった。
男から少し大きめのナイフを一つ受け取り、腰につける。
「いいか?必ず生きて戻ってくるんだぞ。妖狐は炎などを吐いてくるらしいからな。無理だと思ったら帰ってきてもいい。とにかく死ぬんじゃないぞ。」
「善処します。妖狐を倒し、必ず戻ってきますよ。それと・・・」
「何だ?」
「俺の家で飼ってるポケモンたちが居ますよね?もしものことがあったら世話の方を頼みます。」
「・・・分かった。」
「ありがとうございます。じゃあ行ってきますね。」
俺が山へと足を一歩出したその時だった。後ろから何かに足を引っ張られたような気がした。
後ろを振り返ると、何匹かのポケモンがしがみついていた。首を横に振って必死に俺を止めようとしているのだろうか。その姿を見ると少し心が揺らぐが、俺はポケモンたちを手で抱き上げて、男に渡した。ポケモンたちは男の手の中で暴れるが、俺が撫でてやるとすぐおとなしくなる。
「心配するなって。ちゃんと戻ってきてやるから。」
「ぐぅ・・・きゅぅ・・」
小さく鳴くとポケモンたちは俺をじっと見る。俺は名残惜しくなりながらも、山へと入っていった。
よく考えてみれば敵は妖狐だけではない。野生のポケモンたちも俺を襲ってくるに違いない。間違って縄張りなどに入らないようにしようと心に深く刻み込んでおく。
辺りは次第に明るくなっていく。もう夜明けだ。
「確か妖狐は山の洞窟の中で暮らしてるんだったな・・・。手当たり次第に探していくとするか。」
木々を何回も抜けて、山の頂上の辺りへと向かっていく。洞窟があるのは大体そこら辺だからだそうだ。幾分時間が経ったのだろう。日は真上へと昇っていた。
「多分ここらへんだと思うんだが・・・。」
辺りを見回していたその時だった。草がガサッと動く。咄嗟に俺はナイフに手をかける。
さっそく現れたのだろうか。俺はジリジリと距離を詰めて行く。そして草を掻き分けていくが、そこには何もなかった。
「・・・気のせいか?」
俺が安心しきったその時だった。急に横からわき腹に重い何かが当たる。
「がっ・・・!?」
吹っ飛ばされて木に背中をぶつける。激しい痛みのせいか目を開けるのでさえ辛い。だが、ここで死ぬわけにはいかない。目を薄っすらと開けると、目の前にはとても大きい熊の様な(恐らくポケモンの一種)動物が居た。お腹の辺りに丸い輪がある。見たことがないが、とにかくでかい。気をつけていたはずなのに、いつの間にか縄張りに入ってしまっていたのだろう。
どすどすと大きな足音を立てて近寄ってくるその熊は、俺の目の前で手を思いっきり振り上げる。
「くそっ・・・これまでか・・・。」
俺は静かにまぶたを閉じる、が途端に横からやけに暑い風が吹く。何かに当たったような音がし、俺は再び薄っすらと目を開ける。俺の目の前にはさっきの熊は居なかったが、代わりに何とも美しい毛並みを持った何かが居た。
「妖・・・狐?」
俺はその時に気を失ってしまった。
「んっ・・・?」
目を開けると、目の前には岩の壁。横に寝かされている感覚がある。だから壁ではなく天井を見ているのだと理解した。傷がまだ少し痛む。だけど意外と深い傷だったはずなのに、塞がりかけている。
「いったい誰が・・・。」
「気がついたみたいね。」
「!!」
横から声が聞こえたので俺はすぐさま振り返る。そこには人ではなく、俺が探していたものの姿があった。
「妖狐・・・」
「失礼ね。確かに見えなくもないけれど、私にはちゃんとした名前があるんだから。」
「名前だと・・・?」
「そうよ、「キュウコン」って名前。分かった?」
「あ、あぁ・・・。」
キュウコンと名乗ったその妖狐は次第に俺に近づいてくる。綺麗な毛並み、その上九つある尻尾を静かに揺らしながら。そして顔の距離が目と鼻の先になると、キュウコンはこう言った。
「あなたまだ若いのね。かなり前に来た子も若かったけど同い年ぐらいかしら?」
俺は少し見とれてしまっていたが、キュウコンの言葉にはっと我に返る。そして少し距離をとった。
「その前に来た奴はどうした?」
「ちょっと何よ、その目は?せっかくあのリングマから助けてあげたのに。」
「助けてくれたことは礼を言う。だがまず俺の質問に答えろ!!」
俺が叫ぶと、キュウコンはビクッと体を揺らした。そして耳を垂らして静かに言った。
「死んだの・・・。あなたと同じようにリングマに襲われて・・・。」
「えっ・・・何だと・・・?」
「その前に来た人もそのまた前に来た人も全員リングマや他のポケモンに襲われて死んでいった・・・。私が助けに行ったときはもう虫の息だったの・・・。」
「う・・・」
俺は少し息詰まった後に、キュウコンに近づき顎の辺りを軽く手で掴んだ。
「嘘じゃないんだな・・・?」
「本当よ・・・そうでなければあなたを助けたりはしない。」
キュウコンの目をじっと見るが、嘘をついている目ではない。どうやら本当のことらしい。俺は静かにキュウコンを離した。
「それじゃあキュウコンは濡れ衣をきせられてたってことか・・・。」
「私は別に構わない。だけどそれよりも死んでいく人をみるのがとても辛かった。私じゃ誰も助けられないって凄く辛かった。」
「・・・だけど俺を助けてくれた。ちゃんと俺は生きてるよ。」
「うん。だから今はとても嬉しいの。あなたが生きてくれていて。」
「ありがとう。キュウコン。」
俺はキュウコンの目の前で首を下げた。死んでいった村人たちの分もしっかりとお礼を言った。
「ううん、いいのよ。あなたが生きてくれてるからそれだけで十分。」
「俺が村に帰ったら言っておくよ。君の本当の事を。」
「そうしてくれると嬉しい。無事に帰れるように私も入り口辺りまではついていってあげるから。」
「頼むよ。」
「喜んで。・・・ねぇ?ところでさ・・・。」
「何?」
キュウコンは少し顔を赤らめてチラチラと俺を何回も見る。
「その股間の膨らみってもしかして・・・」
「えっ・・・?あっ!!」
俺はすぐに下半身を手で覆う。さっきのキュウコンとの接触でどうやら膨大してしまったらしい。俺はおそらく顔を真っ赤にしているだろう。人ではなく、ポケモン相手に興奮してしまったのだから。
「それって私を見てそうなったの?」
「・・・そ、それは・・・間違いじゃないけど・・・。」
「そ、そう。君はそういうのって・・・興味あったりする?」
「いきなり何を言うんだよ・・・。ないと言えば嘘になるけど・・・。」
「じゃあ、試してみる?その、私の体で・・・。」
そのキュウコンの言葉を聞いた瞬間、俺の股間辺りがさらに膨大したような気がした。
正直人以外とやるなんて聞いたことがない。だけど今の俺にこの欲求を抑えることはできなかった。
「その、キュウコンが良いって言うなら・・・。」
「私は別に構わないよ・・・。あなたの事嫌いじゃないし・・・。」
「じゃあ・・・仰向けになって。」
「うん。」
キュウコンは言われたとおり仰向けに寝転がる。俺はその上に覆いかぶさる。初めてだから正直やり方がわからない。とりあえず胸の辺りに顔を埋めてみる。ふさふさした毛が顔全体を覆う。
「ふふっ。くすぐったいよ。」
「そう?じゃあ次は・・・。」
俺は胸の毛を手でまさぐる。キュウコンの体がぴくっと反応する。しばらくまさぐっていると、指に柔らかい突起が当たった。俺は顔を埋めながらそれを指でクニクニと押しつぶす。
「くぅっ・・・んんっ・・・。」
甘い声をだすキュウコン。俺はなぜかその声をもっと聞きたくなって、突起を指で弄繰り回す。
「はぅっ・・・!!そこだけじゃなくてこっちも弄って・・・。」
キュウコンは俺の片方の手を掴み下半身へと下ろしていく。暖かい何かに触れ、水のようなものが指につく。俺はそれをなぞるように擦っていく。
「ひぅっ・・・気持ちいぃ・・・よ・・・」
「だったらもっとしていいかな?」
「うん、もっとして・・・。めちゃくちゃにしてぇ・・・。」
俺は顔を毛から離す。そして今まで擦っていた指でそこを弄くりながら顔を近づける。擦っていたそこは縦に割れ目があり、淡いピンク色をしていて、何かがそそられる様な匂いを放っていた。
俺は少しずつその割れ目に顔を近づけていった・・・。
ーピチャ・・・ジュル・・・ー
「ッ!!ひゃぁんっ!!」
舌を出して一舐めしただけでキュウコンは体をビクッと震わせた。何とも言えない味と匂い。雄を興奮させるには十分すぎるくらいである。
しばらく俺は貪るようにその味を堪能し続けた。割れ目の上にある突起も舌に絡ませながら。その度にキュウコンは雄を興奮させるような喘ぎ声を出し続けた。
「はぁっ・・・はぁっ・・・もう、十分よ。だから次は・・・」
口を拭っている間にキュウコンはうつ伏せになり、壁に手をついて割れ目を見せた。
「ここにあなたのをお願い・・・。」
「俺のを・・・?」
「そうよ。早くしてよ、恥ずかしいんだから。」
顔をより一層赤らめて俺をじっと見るキュウコン。俺はそのうるっとした瞳を見てドキッとする。俺は自身のモノを取り出し、キュウコンの腰に手をあて、割れ目にモノを宛がう。俺が少しずつ突き出していくと、モノはキュウコンの割れ目に徐々に入り込んでいく。
「くぅっ・・・!!入って、くるっ・・・!!」
「凄い熱いよ、キュウコンの膣・・・。」
「もっと奥に来て・・・。あなたが欲しいの。」
俺は黙って頷き、さらに深く突き出していく。途中に何かが破れたような音がし、割れ目からツーっと血が垂れる。そしてモノが奥に辿り着いたのか、そこで進めなくなる。
「キュウコン、大丈夫?血が出てるけど・・・。」
「うん、大丈夫。ちょっと痛いけど。」
「で・・・これからどうすればいいのかな?」
「本当に知らないんだね。とにかく互いに気持ち良くなるためにこうなってるの。だからあなたがその・・・腰を前後に、動かして・・・。」
キュウコンは自分で言って恥ずかしくなったのか顔を背ける。
「わ、分かった。やってみる。痛かったりしたら言ってくれよ?」
「大丈夫よ。ほら、早く・・・。」
俺はとにかく言われたとおり腰を振り始める。キュウコンの膣はとても熱く、中で水が弾けるような音がして淫音を奏でる。
「あっ・・・んんっ・・・いっ・・!!」
「くっ・・キュウコン・・・気持ちいいよ・・・」
「わ、私も・・んっ!!あなたのが奥に当たって・・・ひんっ・・・気持ちいいよ・・・!!」
俺は何回もキュウコンの中を突く。その内に手を腰から胸元にまさぐらせる。そしてさっき探り当てた胸の突起を今度は両手で摘む。
「んぅっ!!そ、そこはだめぇっ・・・弱いから・・・くぅっ!!」
「や、柔らかいよ・・・キュウコンのここ・・・」
俺は突起だけに止まらず、胸本体を手の平で掴み、揉みほぐす。
「あんっ・・・!!そんなに強くやられたらっ・・・私、イッちゃうよぉ・・・」
「キュウコン・・・キュウコンッ・・・!!」
しばらく俺はその行為を繰り返し、もう後戻りをするわけにはいかなくなった。キュウコンは舌を出して喘ぎ続ける。俺は顔を尻尾を避けてキュウコンに近づけ、舌を絡ませる。
「んんっ・・・ふぅっ・・ちゅ・・・」
互いに舌を絡ませ、尚もキュウコンは激しく喘ぐ。そして口を離して、途切れ途切れに言った。
「もうっ・・・らめぇ・・・イク・・・イクよぉっ・・・!!」
「お、俺も、もう限界だっ・・・!!ぐっ・・・!!うあぁぁっ!!」
「くっ・・うぅぅっ・・・んんっ・・・!!」
俺のモノに何かが集まってくる感覚があり、俺はそれをキュウコンの中に放ってしまった。モノから俺の欲望は放たれ、キュウコンの中を汚す。キュウコンはぐったりとうつ伏せのまま倒れてしまう。息は荒く、顔は真っ赤になっていた。俺はモノをキュウコンから引き抜く。ずるりとモノは抜かれ、白い液体がモノを、そしてキュウコンの中を満たしていた。
「はぁっはぁっ・・・キュウコン?大丈夫か?」
「だい・・・じょうぶよ。凄く良かったわ・・・。」
「でも、俺こんなことして本当に良かったのか?」
「何言ってるのよ。今さら言っても「後の祭り」じゃない。」
「それはそうだが・・・。」
俺は少しうなだれる様に顔を下に向けた。キュウコンはふらつきながらも立ち上がり、俺を見る。
「これで君とは別れなきゃならない・・・。」
「・・・そうね。」
キュウコンも気のせいか寂しげな顔をしている。俺は少し考えてから、キュウコンに言った。
「キュウコン?」
「何?」
「その、さ。君さえよければなんだけど・・・村に来ないか?」
「えっ・・・?」
キュウコンは目を丸くして俺を見る。俺は構わずに話を続けた。
「村の人たちには俺から説得する。何が何でも。」
「で、でも・・・。」
「大丈夫だよ。分かってくれれば皆君を認める。いや、認めさせる。」
「・・・。」
「それに、その。何ていうか・・・あの・・・。」
「?」
「えっと、君が必要なんだ・・・と言うよりは、君が・・・好きになってしまったというか。」
「・・・本当?」
「あぁ、本当だよ。君が欲しい。ずっと傍にいてほしい。」
「嬉しいよ。あなたにそう言ってもらえて。」
キュウコンは静かに俺の横に寄り添い、頬を舐める。そして一言こう言った。
「よろしくね。旦那様。」
「あぁ、これからよろしく。キュウコン。」
「さぁ、今日は疲れたでしょ?明日に備えて早く寝ましょう。」
「そうだな。じゃあお休み。」
俺が横になると、キュウコンは俺にぴったりとくっつくように添い寝をした。俺はそれを抱きかかえるようにして眠った。温かいふわふわした毛が何とも気持ち良かった。
次の日、俺とキュウコンは山を下りて村へと戻って行った。
今までの出来事(行為は除く)を村の人たちに全て教えて、村長を説得した。
村の人たちは最初聞いた時は半信半疑だったが、俺が言うなら信じるということでみんな納得してくれた。キュウコンは村の人たちに温かく迎えられ、何年も続いた村の問題は解決された。
そして問題が解決したと同時にその村では年に一度、狐を称える祭りを開くことになった。
狐とは恐れられることが多い生き物。
時には人を化かし、殺してしまう時もあると言われている。
だが一部の地域では神様として崇められたりもする。
他の地域でも狐は真実を伝えにやってくる生き物としても伝えられている。
どれが本当の事かなんて真実は誰にもわからない。
ただひとつ、言えることは・・・
俺が出会った狐はとても優しく、とても愛しい狐であったと言うこと・・・。
あとがき
15000HIT記念として書いた作品です。
あまりキュウコンの雌って見たことがないなぁと思い、書いたものです。
相変わらずの駄文ですが、読んでくださった方々には本当感謝しています。
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