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夏のカケラ―遠い日の思い出―第六話〜

/夏のカケラ―遠い日の思い出―第六話〜

第六夜

ガーディは、朝早く起きた、まだアブソルも深い眠りの中、ガーディは服を着替え、
一階に構えているガラス工房へと向かった、ガーディは、朝早くから、ガラス細工の
仕込をしにきたのだ。「・・・ふぅ・・・こんなもんかな・・・次は・・・」
そう言って、ガーディは店の方へ向かう。「6日放置しただけで、こんなに、ほこり
がたまるとは・・・恐るべし・・・」
文句をたれつつ、ガーディは順序よく、掃除を始めて行った。
「ふぅ・・・こんなもんかな、今日は、アブソルが手伝ってくれるんだ・・・よし!、
がんばるぞ!」
もうあたりはだいぶ明るくなっていて、ほかのポケモンたちはそろそろ起き始める
ころだろう・・・「さて・・・今日は、何を作ろう・・・まず、チルタリスさん
から頼まれた、大き目のお皿と、ノクタスさんに頼まれた、ガラスの花瓶・・・っと」
ガーディは工房へ、入っていく、かまどに火をくべ、熱くなるまで待つことにする
とっ、とっ、とっ
階段を下りる音がする「アブソルか?」
案の定だった、おにぎりを、お皿に乗せてやってきた
「ガーディ、朝ごはん食べてないでしょ!朝抜きは、体に良くないよ?」
ガーディは少しほっとして「あ、うんごめん、ありがと」
―――数分後
「ああ、おいしかった、ご馳走様でした」
「お粗末さまでした」
「じゃあ、最後の仕上げに行ってくる」
「ガーディ、なにかレジ以外で役に立つことないかな?」
ガーディは少し迷った、工房は危ないからだめだし・・・
もう掃除はしたし・・・
「あっ!じゃあ、商品並べてくれる?」
アブソルはにっこりと笑って「わかった」と言い残して店に
向かった
そしてその直後・・・ガッシャーン!!
明かにガラスが割れた音がした「アブソル!」
アブソルは目に涙を浮かべながら「ご、ごめんなさい・・・
手伝うはずだったのに・・・迷惑かけちゃって・・・」
ガーディは慌てながら「そ、そんなことはいいんだ!それより、
アブソル怪我ない?」
「・・・怒んないの・・・?」
ガーディは少し悲しい顔をして「いいんだ・・・
ガラスは割れるもの、ガラスは何度も作れるけど、君は、
ほかに居ないから・・・だから・・・怒らないよ・・・」
アブソルは、頬に一筋の涙をこぼした
「ど、どうしたの?、やっぱり傷でもあったの?」
アブソルは顔を上げて「違うの・・・
あんまり嬉しかったから、つい・・・」
「じゃあ、部屋に戻って、開店時間まで待っててよ」
「いや!これは、私に任せてくれた仕事だから!
最後までやり通すから!お願い、やらせて・・・」
アブソルは必死でお願いした。
「・・・わかったよ・・・
だけど!怪我はしないようにね」
アブソルはクスッと笑って
「ガラスを割らないようにねの間違えじゃないの?」
2人は笑った、とても楽しい時間だった、
こんな日々がいつまでも続いたらとほのかに願うがーディだった
もうだいぶ日が昇り、あたりも暑くなってきた。
「そろそろ店を開らこうかな」
ガーディは腰を持ち上げ、店に居るアブソルの元へ向かった
「あ、ガーディ!、あの後はガラス割らなかったよ~」
ガーディはにっこりと笑い「よかった、それよりもう、お店出そうと思うんだけど・・・」
アブソルは首を縦に振りながら「わかった~、じゃあ、ガーディがんばってね~」
「うん、アブソルもね、」
ガーディは工房へ向かった、
「さて・・・今日は何日だっけ?えーっと、カレンダー、カレンダーっと、あった、今日は木曜だから・・・8月19日・・・確か20日って・・・アブソルの誕生日・・・」
ガーディは冷や汗をかいた・・・
「まずい・・・どうしよう・・・今から買い物はいけないし・・・こうなったら・・・ガラスで・・・」
そういうや、いなや、ガーディは、何かを作り始めた(くっ、これだけは、遅れたらやばい!・・・アブソルがどんな顔をするだろう)
考えただけでも、悲しくなってくる、(なんとしてでも!全身全霊を込め、丁寧にかつ迅速に!)
「ふぅ・・・何とか間に合いそうだな・・・」
ガーディはエプロンで汗をぬぐい、一息ついた、まさにそのとき、工房のドアが勢い良く開く
振り返ると、息を切らしたイーブイがたっていた。「ガーディ君!す、少しの間だけ隠れさせてください!お願いします」
ガーディは何のことかわからず。「ど、どうしたの?何かあったの?」
イーブイはまだ息を切らしながら。「あ、後で事情を説明します!と、とりあえず、ワニノコ君が着たら、いないって言ってください!」
ガーディは少し戸惑いながらも。「わ、わかったよ・・・じゃあ、家のほうにでもいてよ」
「あ、ありがとうございます」そういって、イーブイは走って家に向かった
なんだろう・・・まさかワニノコのやつ、無理やりイーブイちゃんに・・・だとしたら、逃げて当然かな・・・
ドタドタドタ、またしても、工房のドアが勢い良く開く。
「うわっ!あ、熱っ!ってそんなことはいいんだ!イ、イイ、イーブイ見なかったか!?」
ワニノコのあまりの慌てようを見て、一歩足を引く。「え・・・あ、ああ、み、見てないけど・・・何かあったの?」
ワニノコはそこら辺にあったイスを引っ張って持ってきた。
「それがさぁ、実は、今日な、イーブイを家に呼んだんだ・・・そしたら、見るや否や突然、顔を強張らせて、最後に、私と一緒にいたらあなたが、不幸な目にあう・・・って言って、出ていっちゃったんだ・・・俺なんか、まずいことしたかな?」
いや・・・普通の人はたいがいお前の、家を見れば最低でも、腰は抜かすよ・・・
「・・・いや、まず自分のうちの事ちょっと説明したほうが良かったんじゃない?」
ワニノコは少し考えて。「って、言っても・・・俺の家は、ただ、父親が会社の社長で、家が少し裕福ってだけな話だろ・・・」
「・・・いや、それが普通の人にとっては、普通じゃないから・・・」
「そうなのか?・・・イーブイ・・・帰ってきてくれよ・・・」
ワニノコのこんなへこんだ顔、見るの久しぶりだな・・・。
「はぁ・・・きっと帰ってくるよ・・・僕も会ったら伝えておくからさ、今日は」
「ごめんなさい!」
ワニノコの顔に生気が戻る。「イ、イーブイ!?」
イーブイは涙ぐむ目で。「すみません・・・ワニノコ君の気持ちは、とっても嬉しいんです・・・答えたいんです!けど私とあなたは住む世界が違いすぎる・・・私の家は、貧乏で・・・借金まで・・・」
「借金?、貧乏?だからなんだよ?・・・そんなの・・・そんなの気にしてたのか!?借金があるなら、俺が働いて返す!なんか文句あるのか?文句なんか言わせない・・・もう・・・お願いだから、そんな顔しないでくれ・・・お願いだ・・・」
ワニノコの頬から一筋の涙がこぼれる
「ワニノコ君・・・わかった・・・文句は言わない・・・けど・・・だったら、ワニノコ君も・・・悲しいかおしないでよ・・・」
ガーディが呆れたような顔でワニノコのほうを見る「あのさぁ・・・感動の場面のとこ悪いんだけどさぁ・・・帰ってやってくんない?」
「あ、ああ・・・わるい・・・じゃあ・・・イーブイ、今度こそ家に行こう」
「はい」
2人は手を繋ぎながらドアを出て行った。・・・人の恋路ほど見てて飽きるものは無いな・・・ふぁあ・・・さて・・・早く仕上げちゃおっと・・・

「・・・ふぅ、やっと終わった・・・」
「なにが?」
振り向くと、アブソルが興味深そうに、ガーディの作っているものを、見ようとした
「わ!な、なんでここにいるの?っ言うかお店は?」
アブソルが不思議そうな顔で「何言ってんのよ、もう6時、閉店時間だよ?」
そ、そんなに時間がたっていたのか・・・とりあえず、隠さないと・・・
「あ、も、もうそんな時間か、じゃあ家に戻ろうか・・・」
アブソルが質問した「ねぇ・・・何作ってたの?」
「え?ああ・・・その、注文されてたものを・・・」
「もう注文リストにはなにもはいってなかったけど?」
ぐ・・・なんで、そんなことまで調べてるんだ?やばい・・・ばれるか?
「まぁいいや・・・そのうち教えてよね、さて、晩御飯晩御飯っと」
ガーディの緊張が一気にほぐれた「ふぅ・・・よかった・・・」
アブソルが振り返って、今までにないような、笑顔で「あっ、そうだ、ガーディ?浮気とかしたら・・・手足の骨おって縛りあげるからね♪」
「・・・しません、絶対にしません」笑顔で言うと余計に怖いんだけど・・・

―――家―――
「ガーディ、先にお風呂は行ってて」
ガーディはよいしょと立ち上がり、「わかった・・・けど・・・もう媚薬とか入れないでよ?」
「あはは♪もう入れないよ、入れてほしいんなら、入れてあげるけど?」
「いいです、勘弁してください・・・」
シャー
「ふぅ・・・一日中、工房にいたから、汗だらけだったから、気持ちいな・・・」
ガーディはそのままシャワーを浴び続けた
15分後・・・
「ふぅ・・・あ、いい匂い・・・」
アブソルはお皿をテーブルに並べていた
「お帰り~もう出来てるよー」
ガーディは席に着いた「ありがとう、じゃあ、いただきます」
「ねぇ?」
「ん?なに?」
アブソルは少し疑いの目を向けながら「ほんとに浮気してない?」
ガーディは少し吹いてしまった「し、してないってば、アブソル一筋だよぉ、信じてぇ」
「じゃあ、さっき何作ってたの?」
ガーディは少し戸惑った。ここで、作ったものの事を言ったら、きっとアブソルの驚く顔が見れないし・・・だからといってここで言わなければ、きっと、手と足が大変なことに・・・仕方ない・・・
「わかったよ・・・言うよ・・・君の、誕生日プレゼントを作ってたんだよ・・・」
アブソルがびっくりしたような顔で「へ?あ、あたしの?」
「そうだよ・・・ほんとはもっと驚かせたかったんだけどね、でも、プレゼントは明日までのお楽しみだよ?」
アブソルの顔が赤くなった「あ、・・・ゴメン・・・誤解してた・・・なんか、ガーディが離れていくような気がして・・・」
ガーディは微笑んで、アブソルの手を取る「僕は、ずっと君と一緒にいるよ・・・だからさ、信じてよ?ね?」
「うん・・・じゃあ、私、シャワー浴びてくる」
アブソルは少し急ぎ足で、バスルームに向かっていった
「・・・はぁ・・・だめだ、さっきのタイミングで言おうと思ったのに・・・結婚しようって・・・」
「ふぅ、さっぱりした~」
アブソルがバスルームから帰ってきた。駄目だ・・・口が開かない・・・今日言うのはやめよう・・・
「どうしたの?ガーディ?ぼーっとしてさ」
「あ、えと、なんでもない・・・でさ・・・いつもの事ながら、服くらい着てよ・・・恥ずかしいから」
「何今さら、そんなこと言って~まんざらでも無いくせに~」
ガーディの顔が赤くなる「ち、ちがっ」
アブソルがそっと、ガーディ抱きしめる「そろそろ、自分に素直になってよ・・・もちろん、私にも」
だ、だめだ・・・理性が飛びそう・・・僕の理性ってこんなに弱かったっけ?
「・・・うん」
ガーディはそのまま、ベッドに誘われていった・・・そして、いつものように、互いに愛撫を繰り返していった・・・
「はぁはぁはぁ、き、気持ちい?ガーディ?」
ガーディにはもう、理性を保つ力など残ってはいなかった「き、気持ちいいよ・・・んぁ、はぁはぁ、ア、アブソルは?」
「うん・・・ぁん、気持ち良いよ・・・いいよ・・・中で出して・・・」
「はぁはぁも、もう駄目・・・出ちゃう・・・はぁはぁ、ぁ!?」
ドクン、ドクン、と大量のガーディのものが、アブソルの中に、流し込まれていく
そのまま二人は眠りについた、明日のことを考えながら・・・
互いの幸せを願いながら、深い深い、夢の中へ・・・

第6夜ー終わり

第七夜

・・・ん?、夢か?・・・誰だろう・・・誰かの声が聞こえる・・・
「いいですか?時わたりは、精神に膨大な負担をかけおそらく、一時的な記憶喪失状態になるでしょう、あなたの記憶が戻らなければ、あの惨劇がまた繰り返されることになり、彼女はもう戻らない、それを覚えておいてください、では、あの時何もできなかった、あなたの心へ、あなたの意識だけを、送りましょう、ただし、タイムリミットは7日間、それまでに、彼女を助けられなければ・・・」
誰だろう・・・緑色の妖精みたいだな・・・もう一人いる・・・誰だろう・・・
「わかっています・・・」
あれ?なんか・・・
「それでも行きます・・・絶対、アブソルを、生き返らせます」
やっぱり・・・僕だ・・・
「では・・・あなたを、あの時の、心へ・・・」
これは・・・!?思い出した・・・僕は、アブソルを生き返らせるために、ここに来た、そして7日目の夜11時誕生日パーティのあと、ワニノコ達を見送った後、酔っ払った、ゴローンに・・・跳ねられたんだ・・・思い出せてよかった・・・
「・・・もう朝か・・・今は8時半・・・あと14時間半ある・・・」
アブソルが横で少し動くのを感じた「うぅん?ふぁ~あ・・・ガーディ?おふぁよう・・・」
ガーディは必死で笑顔を作った「あ、うんおはよう」
「どうしたの?顔くらいよ?」
「き、気のせいだよきっと・・・」
ここで、僕は君を助けに来るために未来から来たなんていったら、頭がおかしいと思われるし・・・どうすれば・・・
「ふぅん、それならいいんだけど・・・悩み事が会ったらはなしてよね?」
「うん、そうするよ・・・あ、そうだ、1時から、ワニノコ達が来るから」
アブソルの顔が明るくなった「イーちゃんたちも来てくれるの?」
ガーディはそれを見てほっとしながら「うん、ケーキは、ワニノコ達に任せておくから、料理とか作らなきゃ・・・」
きっと外に出るんだろうな・・・大丈夫かな・・・でもまだ14時間はある・・・
「また顔くらいなぁ・・・元気つけてあげる♪」
「何でもいいから、服きなよ・・・」
何をするつもりなんだろう?
アブソルはとたとた、とキッチンのほうに歩いていった
・・・なんでキッチンにいくんだ?・・・あそこになんかおいてあったかな?
「みてみてー」
「ん?・・・ちょ、ちょっと、なにその格好!ふ、ふ、普通の服きなよ!」
「なによ~ちょっと、刺激が強すぎたかな?」
なんか、これだったら、まだ裸のほうが恥ずかしみが無いというか・・・とりあえず・・・これは・・・
「・・・なんで、エプロンだけなの?」
「え~いいじゃない~裸にエプロンってのが男のロマンなんでしょ~?」
「そんなのしらないよ!」
「じゃあ、いやなの?」
「え・・・」僕は、正直答えに迷った、嫌かと言われたら、首を横には振れないし・・・だからって、好きかと言われれば、それもどうかと思う・・・
「どうなのぉ?ねぇ?」
何なんだ?・・・僕が首を横に振れないかと思ってるのか?君といなかった3年間は長かったぞ・・・こんな誘惑でどうにかなると思ったら、大間違いだ!・・・たぶん
「い、いや・・・普通の服の方が・・・似合うと思うよ・・・?」
「ガーディ嘘つくの上手くなった?」
「な!、なんで?・・・」
3年間は・・・アブソルにとっては無駄だったってことか・・・はぁ
「やっぱりね」
「うぅ・・・」
アブソルはクスッと笑って「うふふ・・・かわいそうだから、もうやめてあげる♪」
「あ、ありがと・・・」
アブソルはちゃんと着替えて「じゃあ、お買い物行こうか♪」
ガーディはコクリとうなずいて、アブソルの後ろについていった。


―――デパート
「さぁ!じゃんじゃん買うわよ~!」
ガーディは苦笑いを浮かべながら「いいけど・・・ちゃんと、料理の用意も忘れないでよ?」
「わかってるわよー、でも・・・今日くらい、だめ?」
ガーディはボソッと口を開いた「今日くらいって・・・いつもじゃん・・・」
アブソルは振り返りざまに「ん?なんかいった?」
勘だけじゃなくて耳もいいんだな・・・「ん?い、いや・・・いいよ・・・今日は特別だよ?」
「やった~、っていつもの事だけどね♪ふふふ・・・」
分かって言ってたのかよ・・・でも・・・3年間、手を伸ばしても届かなかった、存在が、体が・・・今、ここにいる・・・絶対・・・消させない・・・何をしてでも、未来を、変えるんだ!
「ディ?ガーディ!・・・怒ってる?怖い顔して・・・」
「ん?あ・・・いやそう言う訳じゃないけど・・・」
アブソルはまた笑顔を作り「そう!、よかった♪」
「ははは・・・」この笑顔をもう見られなくなるのはいやだ・・・それに・・・今僕の意識上彼女の体とは3年間交わってはいない、身体上は毎夜にわたり、体を重ねてきたはずだが、僕の心は、彼女を欲している、彼女のぬくもりを
「おーい、おいてっちゃうよ~」
「あ!まってよー」
そこで言うまでも無く、化粧品やら(実際使っているところは見たことが無い)バッグやら、服やら何やらを買って、家に帰ろうとしていた。
「まずい!もう12時だ!」
アブソルは残念そうな顔を見せながら「えー、もうそんな時間?」
そう・・・もうこんな時間だ・・・あと11時間しかない・・・
「とりあえず急ごうか」
―――ガーディの家
ガシャン!
「誰かいる?」
「おっ?帰ってきたか!」
そこにいたのは、紛れも無くエンテイだった
「へ?えー!何でここにいるんですか!?」
「いやな、譲ちゃんの誕生日らしいからな」
「ああそうなんですか・・・って何で知ってるんですか!!?」
エンテイはすべてを見透かしたような目で「俺ら3神は、この世界の記録者みたいなもんだからな、知ってて当然のことだ・・・そして」
「・・・そして?」
エンテイはニヤリとして「あのシーツの染みから見て・・・お前ら・・・だいぶ行っちゃってるな?」
「なに言ってるんですか!僕は三年前から・・・」
アブソルは不思議そうな目で「・・・三年前?」
「ほう・・・しらばっくれるか・・・じゃあ・・・これ見ても、しらばっくれるか?」
エンテイは、ばっと白い布を広げた、そして、その白い布には、白濁色の染みがいたるところに付着していた
「まったく、夜中に仲良く子作りなんかしちゃって、なかがいいんだなぁ・・・子供は何人作るんだ?」
ガーディは顔が赤くなるのを感じた
「ぁ・・・ぁ・・・ああ!もう!師匠だって!毎夜のように!女遊びに行きやがって!、そのくせ子供の一人もいないじゃないですか!!!」
「ん?息子か?いるぞ、いっぱい」
「んえ?いっぱい?」
「ただ・・・全部腹違いのだがな!」
もうガーディはへとへとだった「なおさらだめじゃないですか!!・・・」
エンテイは上から見下すように「だから、まだお前は、俺には勝てないんだよ、口げんかでさえもな!」
「むぐぐ~!!」
「そうそう、お前と口げんかするために来たわけじゃないんだ、っと、譲ちゃん、ほらよ!happy birthday!」
エンテイが手のひらに、炎を集めて、消えたその後に、ペンダントのようなものが残っていた「・・・これを、私に?」
「あ!・・・それってたしか・・・」
「そうだ、お前がまだ小さいころに、最初に作った鎖を使って作ったんだ、不細工な鎖も、様になるよう作るのは大変だったぜ」
「え、ガーディが?昔に作った?」
ガーディの顔が赤くなる「なんだよ・・・こんなもの、ずっと持ってて・・・意地悪だなぁ・・・」
エンテイはどこか威厳のある、顔つきで「まぁ、そう言うな、師匠が一番弟子の最初に作ったものを、ただ持っておきたかっただけだ」
ガーディが驚くようにして「わぁ・・・師匠にもそんな心があったんですね・・・」
「はっはっは誰でもそんな心は持ってるもんだ!じゃあ俺はこの辺で失礼するぜ、おっといけねぇ・・・ガーディ!お前の親父が、息子が大きくなったら渡してくれと、頼まれたもんだ!受け取れ!使うかどうかは、お前の自由だがな」
エンテイは炎の中に消えていった、ガーディの手のひらには、石のような感覚の、少し重いものが乗っていた
「・・・これは?」
アブソルが覗き込むように見つめる「あ、これって・・・炎の石?」
「えっ?・・・あの進化するってやつ?」
「そうよ・・・進化・・・するの?」
進化か・・・進化すれば、きっとアブソルを守っていくことができる・・・だけど・・・
「アブソルは・・・どう思う?」
アブソルは少し考えた「・・・ガーディの好きでいいよ?」
とりあえず、戸棚にしまっておくことにした
2人はとりあえず昼食を食べワニノコ達を待つことにした
「ねぇ?・・・それほんとに付けるの?」
「いいじゃない、ガーディのおじ様からのプレゼントなんだから」
・・・だって、鎖は不細工なのに・・・シンボルがあそこまで綺麗だと・・・僕と師匠の差を見られてるみたいで・・・
「君がそういうならいいけど・・・」
コツコツ
「おーい、入るぞ?」
「あ、ああ・・・いいよ」
二人が玄関から入ってきた『お誕生日おめでとう!』
「おいおい・・・ガーディいい加減かぎ閉めろよな~」
「ごめんごめん」
ワニノコがテーブルのところまで来て「ケーキここおいとくぞー」
「あ、まって~冷蔵庫入れとくよ」
各自でいろいろな作業に取り組んだ
「ソルちゃ~ん、ここら辺に、あるもの片付けていい?」
アブソルは、ほかの用意をしていて、何も考えずに、「いいよー」と答えてしまった。あれがあることも忘れて
「ん?この白い布なんだろう?・・・シーツかな?ん?・・・これってもしかして!!」
アブソルが異変に気づきイーブイの元へ向かった
「どうしたの?」
「ご、ごごご、ごめん・・・見るつもりは無かったんだけど・・・」
目を閉じながらイーブイはすっと白い布を渡す
アブソルの顔が赤くなる「・・・!!しまった・・・片付けるの忘れてたわ・・・」
「あああ、あの・・・やっぱりこれって・・・」
「たぶん想像してるのであってる・・・と思う・・・」


―――なんだかんだで1時間後・・・
「ふぅ・・・あらかた終わったな・・・」
ワニノコはもうへとへとだった「何でお前の家はもともと一人暮らしなのにこんなに広いんだ?」
いや・・・お前のうちのほうが10倍近くあるしな・・・
「さて・・・あと4時間何する?」
「ん~何しようか・・・お、そうだ!確かガーディの家にもパソコンあったよな?」
「ん?ああ・・・あれのこと?」
ガーディは布をかぶったものを指差した
「それそれ!じゃあ早速・・・」
ジョーン・・・(パソコンの起動音)
ワニノコがカタカタとキーボードを打ち始めた
「ガーディガーディ!ちょっと来いよ」
なんかいやな予感が・・・「わかった・・・」
「みてみて!この写真エロくね?」
「・・・って何してるんだよ!人ん家のパソコンで!!」
でも目が離れない・・・ひっ・・・なんか悪寒が・・・
「手と足の骨折って・・・天井に縛り上げ♪」
できれば振り返らないほうがいいのかもしれない・・・
「うででえででええふぇ!!」
いつの間にかガーディの腕は前には無く後ろに行っていた「十字固め」
「ぎゃぁぁぁいででえだだえ!!」
「もう見ない?ねぇ♪」
ガーディはもう言葉を発するのも難しい状態だった「も、もぉ・・・・し、しません・・・見ません・・・触りません!!」
「よし♪」
ガーディはしばらくそこに倒れこんでいた
「ワニノコ君?またご飯にわさび入れられたいの?」
「う、わかったよ」
どの世界もやっぱり女はつよいんだなぁ・・・
―――4時
「あと二時間~」
ガーディが立ち上がって「じゃあトランプでもやる?」
「まぁ、何もしてないよりましか・・・よし、みんなやりたそうだからやるか・・・」
―――15分後
「だぁ!!また負けたぁ!もっかいだぁ」
たいがい、こう言う奴はなんだかんだで、盛り上がる
「じゃあ、ゲーム変えようか・・・じゃあ、大富豪で!」
「しゃあ!まけねぇ!」
そのまま4人はトランプやら、ウノやら、パソコンで心理テストなどもした、そして、6時半になった

「よし、じゃあ料理作るか!」
「いや、アブソルは休んでて」
アブソルは少し不満げだったが、イーブイが説得してとめた、
「よしやるかぁ!」
ガーディが前回と同様に、お前は食器洗いでもしてろ!
「わかったよ」
ガーディとイーブイはご飯を作り始めた
30分後
テーブルには、豪華な食事がずらりと並んでいた。
「じゃあ、プレゼント~」
最初はイーブイが渡した
「銀の腕輪なんだけど安物でごめんね」
アブソルは早速手にはめてみて「ううん、とってもかわいいよ!ありがとう!」
次はワニノコガ行った「女に何を渡したらいいかわかんなかったんだけど・・・これ、最近人気のある香水らしいから」
「え~!これすっごく高いんじゃないの!?」
「そうなのか?」
アブソルは少し出してみた
「わぁ、いい香り・・・ありがとう!」
最後にガーディが渡しに行った
「一生懸命作ったんだ・・・お金のかかったものじゃないけど、許してね」
ガーディはそっと紙の袋に包まれた物を渡した
「何かな・・・」
アブソルは、紙を丁寧にはがしていった
「わぁ・・・綺麗・・・」
アブソルはガラスでできた自分を見て、出る言葉が無いといった感じだろうか
「どう?」
「とっても、嬉しい・・・ほんとに・・・みんなありがと・・・」
アブソルの頬から一筋の流れ星のように涙がこぼれた
ガーディがそっと、ハンカチを渡す「ほら、これで涙拭いて、さて、みんな」
4人はジュースの入ったコップを掲げて
『カンパーイ!!』


―――30分後
「ガーディ!ここにたくさん入ってる、缶ジュースあけていいよな?」
ガーディはおかしいと思った「あれ?缶ジュースは、買ってないと思ったけど・・・?」
「いいわよ~、飲んじゃって~」
「おう!」
ワニノコは、缶を開けて、みんなのコップに入れ始めた
「ありがとう、ワニノコ君」イーブイがコップに入ったジュースを一気飲みした
アブソルがジュースの匂いをかいで「・・・これ、お酒じゃない?」
「さ、酒!?・・・まずい・・・もうイーブイが・・・」
・・・お酒飲むとイーブイ性格変わっちゃうんだよね・・・
「・・・うぃ・・・なに、そんな細かいこと言っちゃってさぁ!いいじゃん、大人の階段上りまひょーよ・・・もう、みんなS●Xやら何やら、やっちゃってるんれひょうに」
・・・お酒飲んでも、ここまで性格変わる人は、いないと思うな・・・
「ワニノコひゃん・・・」
ワニノコは恐る恐る「な、なんだ?」
「大好きれふ~」
不意にワニノコの唇を奪う「ん!?んぐぅ!」
「ははは・・・僕たちは、隣の部屋に行こうか・・・」
「そうね・・・」
2人は隣の部屋へ入った
「私たちも何かする?」
ガーディは少しあせった。こんなところで何かやったら歯止めが効かなくなっちゃうよ・・・「い、いや・・・今はやめよう・・・」
アブソルがやけに、ニコニコしていた。アブソルがニコニコしてるときはあまりいい事はおきないな・・・「えへへ~じゃあこれ位はさせてよ」
アブソルがガーディの唇に自分の唇を押し当てる「ふがぁ!?」
ガーディは何がなんだか、わからなかった。な、何をする気なんだ?・・・
アブソルが自分の舌をガーディの口へ滑り込ませる
「んん!?」
これって・・・フレンチキスって奴?・・・僕もやらなきゃだめなのかな・・・?
アブソルは誘うようにガーディの舌を刺激する
仕方ないな・・・。ガーディもアブソルの口膣の中へ舌を入れる、唾液を交換したり、互いの口内をなめあったり・・・。何分続いたんだろう?ようやくアブソルが口を離す、互いの口が、糸を引きながら離れていく。「・・・どうだった?」
ガーディは答えに詰まる、いったいなんて答えたらいいのか分からないけど、とりあえず、気分が悪くなるようなものじゃなかった「・・・なんていったらいいんだろ・・・とりあえず、なんか、いい気持ちだった・・・かな?」
アブソルはニコリと笑い「良かった♪もう向こうも終わったみたいだし、行こうか」
隣の部屋には案の定、服は着ていたが、放心状態で倒れている、ワニノコと、疲れて眠っているイーブイがいた
「ははは・・・やっぱり・・・」
その後ワニノコが先に目が覚めた「ん?・・・あぁ・・・今何時だ?」
「10時半くらいかな」
「・・・もうそんな時間か・・・帰らねぇとな・・・イーブイは寝てるか・・・しゃあない」
ワニノコがイーブイを背負った「ワニノコ、大丈夫?」
「ああ、大丈夫だ・・・じゃあな」
「まって、私も行く、イーちゃん心配だし・・・」
とうとうこのときが来たか・・・
「アブソルは待ってなよ、僕が行くから」
アブソルはそれでも心配そうな顔して「でも・・・ガーディ時々ドジだし・・・だから一緒に行こうよ」
「う、うん・・・」
やっぱり、行かなきゃだめか・・・
30分後・・・
「じゃあ、ここからは、一人でも大丈夫だ」
「分かったわ・・・じゃあ気をつけて」
あと、数十秒後・・・あの坂だ・・・絶対止める・・・
「ガーディ~早く~」
「あ、うん・・・」
「・・・!?きゃあ!?」
ドガァン!!
すごい音とともに、ゴローンが目の前を通り過ぎていった、目の前には、倒れているアブソルの姿があった。「あ・・・ああ・・・また、また守れなかったのか?・・・ぁ・・・ぁ・・・あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
ガーディはアブソルの元に駆け寄り体をゆする
「起きてよ!ねぇ!起きてってば!また・・・笑顔を・・・笑ってよ・・・ねぇ・・・おきろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「う、うぅん・・・」
ガーディは、その微弱な声を聞き逃さなかった「アブソル?・・・よかった・・・生きててくれたんだね・・・」
「あ・・・あなた、だれ?」
ガーディの目から必然的に涙がこぼれた
「そ・・・んな・・・ねぇ・・・冗談って言ってよぉ!」
アブソルは笑って「冗談だよ」
あまりにも予想外の、返答に驚く「・・・え?」
「冗談♪、あんまり、ガーディが大声出すんだもん、こっちがびっくりしちゃ、きゃ!」
ガーディはこれでもかと、言わんばかりに、アブソルを思いっきり、抱きしめた
「よかった・・・ほんとに・・・よかった」
「ガーディ・・・言ったでしょ?ガーディのことは何があっても忘れないって」
「ど、どうしたんだ!?ガーディ!?」
ワニノコ達が悲鳴を聞いてやってきてくれたのだ、アブソルとガーディは目を合わせ、声を出して笑った
「ごめんごめん、なんでもないんだ」
「ん?そうか、じゃあな」
ワニノコはまた来た道を戻り始めた
「もう・・・あんな意地悪して・・・帰ったら、お返しだからね!」
「あら?何をしてくれるのかしら?」
2人は、笑い声と共に、家に帰った
「さて・・・まずお風呂入っちゃおっと、久しぶりに一緒に入る?」
「え!?・・・あ・・・うん・・・」
二人はお風呂から上がってベッドに向かった
「じゃあ、お仕置きだよ?」
「うん!」
なんかやけに嬉しそうだな・・・
ガーディは右手でアブソルの体を支えて、胸の突起を口でもてあそぶ様にし始めた。
「ん!・・・なによ・・・このくらいのお仕置きじゃあ・・・ぜんぜん足りないわよ・・・」
「ふぅん・・・」
左手を秘部に近づけ、ピンクの割れ目に沿って、じらす様に指を這わせる
「ひゃっ・・・ん!ぁ・・・ま、まだ・・・まだ・・・」
ふぅん・・・アブソルはこれがお仕置きだと思ってるみたいだけど・・・僕は、そんなに、生優しくないよ・・・
「ひゃ、あぁ・・・・はぁ!」
「・・・かわいい声だね・・・」
「ふやぁ!はぁあん!、ぁっ・・・ぁ・・・ぁ」
アブソルの秘部から蜜がしずくのように、シーツに落ちる
「ひゃあぁ・・・ぁ・・・ぁ・・・そろそろ・・・入れてよ・・・・」
やっときた・・・
「まだだめ」
「ふぇ?ひゃああ!あん・・・ぁ・・・ぁ・・・なん・・・で?」
「これがお仕置きだから・・・・」
アブソルはすべてを悟った。ガーディ・・・じらすなんて・・・酷いよ・・・
「い、意地悪・・・」
「君もね・・・」
「あっ、はぁ、ん!ぁ」
ん?もうすぐイくな・・・でも・・・イかせないよ・・・
ガーディは左手を秘部から離し、胸の突起を、激しく攻撃する
「あぁ・・・んぁ・・・」
もう、胸の刺激でイくほど、お前は弱くないからな
「イ、イかせて・・・んぁ・・・お願い・・・」
「だめだよ」
そのままガーディは突起を刺激し続ける
「あぁ、はぁん・・・あぁ・・・ん!はぁ・・・」
アブソルはイくことも、ガーディのものを、入れてもらうこともできずに、ただ、耐え続けた、しかし、誰にだって限界はある・・・「い、入れて!、ぁお、おかしくなっちゃうよぉ!はぁ、んぁん、ん!」
「・・・そうだな・・・もういいかな、・・・じゃあ入れるよ?」
「あ、ありがとう・・・嬉しい・・・」
嬉しいって・・・アブソルだいぶ、精神が麻痺してるな・・・
ジュブグググググ
「はぁん!・・・あ・・・ぁ・・・気持ちいい」
ガーディは腰を動かし始めた
二人の交わりある、いやらしい音が、部屋に響く
「はぁん!・ぁ・・・・ぁ・・・ひゃ、・・・ん!ぁ」
「アブソル、はぁ・・・はぁ・・・出して・・・いい?」
アブソルが嬉しそうに「だ、出していいよ、いっぱい・・・」
ガーディは腰の動きを早めた「ん!い、行くよ?」
「あ・・・ぁ・・・ぁ流れてる・・・」
ドクン、ドクンと、ガーディの物はアブソルの膣いっぱいに放出された
ガーディは自分のものを抜くと、白濁色の液体がどろっと、出てきた
・・・アブソルは?
「はぁ、はぁ、はぁ」
「アブソル?」
「な・・・あに?」
「ずっと・・・言いたかったことがあるんだ・・・聞いてくれるかな?」
アブソルは重たい首を縦に振り「いいよ・・・」と力なく返す
「あの・・・こんな・・・こんな僕でよかったら・・・結婚してください・・・」
アブソルはそっとガーディの頬に手を当て「こんな、なんかじゃないよ・・・ね?明日、市役所、行こうか・・・早いほうがいいもんね・・・」
「・・・ありがとう、あと・・・これ使うよ・・・」
「あなたが望むのなら・・・」
2人は互いを強く抱きしめあった、決して、誰にも断つことはできない、絆を胸に・・・
―――9ヶ月後
・・・「きゃあ!!」
「アブソル!?」
ウィンディは風のごとく、階段を駆け抜け、アブソルの元へ向かった
「どうしたの!?」
「みて!!、たまごが・・・」
ピキッ・・・パキッ
「う、生まれるの?」
・・・バキ!
「どっちだ・・・?」
パキ!!「ふみゃぁ?」
「ガーディね・・・そっくりじゃない、きっと、あなたみたいに、思いやりのある人になってくれるわね」
ウィンディが付け足すように「いや、君のように、意志の強い人になるかもしれないよ?」
「う~んと・・・男の子ね、・・・ほら」
「ほらって・・・まぁいいや・・・きっと元気に育ってくれるよ!」
「そうね、・・・でも・・・」
ウィンディは首をかしげた「でも?」
アブソルはにこっと笑って「この子が、ほかの女の子と遊んでるの見るだけで、あなたを、はりたおしちゃいそう♪」
「ははは・・・なんでそうなるかな・・・」
ウィンディたちは町でも指折りの、おしどり夫婦になったとか
         
    
              END♪


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Last-modified: 2011-05-29 (日) 00:00:00
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