ポケモン小説wiki

変わり、変われど、変わらない。2

作者：星の渡り手
　前話へはこちら。

　!attention!
　作者はポケモンの中と思われますでも特に獣が好きであり、キャラに大きな偏りがあるものと思われます。w
　また、BWは全くプレイしていません。出現キャラは第4世代までが基本となります。
　一応、BW以降のポケモンもリクエスト、おすすめ等ございましたら、調べてそのポケモンだけ使うなどはするかもしれません。
　更新ペースは恐ろしく遅くなるものと。ご容赦を。
　wiki初心者です。ミス報告に対応しきれないことがあるかもしれません。お助けください。w
　文を書きとしてまだまだのところがあるかと。アドバイス等お願いします。
　　
　さて……多数の方が読む気が失せたかもしれませんがそれでも良いって方は下へどうぞ。

　

　昨日はあの後俺たちは何の問題もなく逃げおおせた。
　そして暮らす場所、通称『スラム』に着きオレンの実を山分けをした後分かれて床に就いたんだ。疲れてたしな。
　そして朝……というか最早昼頃になった頃ギルドへ報告に来たのだが……。
「バッカモォオオオン!!」
「…………」
「……ヒッ!」
　俺たちは説教をギルドマスターからくらってます。うん、ミズキ。今の怖がり方はちょっと可愛いぞ。
　いや昨日、実はスラムのみんなを起こしちゃいけないと思ってさ、いくつもある抜け道のうちの一つを通って帰ってきてたんよ。んで、そのままグースカ寝てたってわけ。報告もせずにね。
　で、何でもこのギルドマスター、バイルっていうユンゲラーなんだが何時もよりも遅い俺たちの帰りを待ってギルドで待ってたらしいんだ。
　正規の入口ならバイルの超能力センサーみたいなのに引っかかってすぐに気付くらしいんだけど……まぁ、抜け道を通ってきちゃったわけで。
　気づかなかったと。
　朝まで起きてたと。
　俺の下に早く来いと。
　そういうことらしい。
　いつも思うんだが帰って来たら報告に来いとか考え方がじじいみたいな野郎だ。
「まったく、お主らは緊張感がなっとらん!　どうして完了報告を早く済ませないのか!　もう少しで捜索隊を……」
　くどくどくどくど……って長いな。あくびが出ちまうぜ。
「ふぁ～ぁ……」
「ちょっと、セリオ。私も眠いんだから……我慢しないと」
　いや、な。ミズキよ。眠いもんは眠い。しかも昨日の疲れがなくてもこの眠気は必ずやってくるタイプのやつだ。
　にしても、本当にこいつは一晩起きてたのか?
　怪しい。こいつは俺が前ギルマスに世話になってた頃寝坊助だったはずだ。
「……本当にお主らは。なぜこれほどにまで心配されてることを」
「なぁ、バイル」
「……人の言うことを遮るな。ギルドマスターを呼び捨てにするな。なんじゃ」
　こいつ……親よりジジくさいな……。こいつの親はギルドマスターでいかにも!!　って感じの風格が出てるフーディンのじいさんだった。
　そのつは首領(ドン)って感じだったな。懐も広い良い方だ。実際俺も身寄りの無い身だったが快く引き入れてくれた。
　さて。こいつは……。
「おい、寝てたのかしてまだよだれのあと付いてんぞ」
「なんじゃと!?　確かにちゃんと顔を洗って消したはずじゃ!!」
「…………」
「…………」
「ッハ!?　やられた……」
　まだまだ子供(ガキ)でしたっと。
　勝敗(?)は決したな。最初っからこれしとけば良かったか。
「じゃな、バイル」
「ちょ、セリオ!!　すいませんバイルさん。私から言っときますんで」
「コ、コホン。よかろう、下がれ。次からはキチンと報告に来るように」
　あ～だり～。ちょっと座って話聞いてただけだってのにえらく疲れさせられた気がするぜ。
　さて、ギルドマスター専用のテントを出るか。昼の陽光が眩しいな。
　にしてもイーブイの俺にカマをかけられただけであれだけの情報を話すとか、あんなマスターで大丈夫か?
「ふぅ、切り抜けたっと」
「もう、セリオったら。……私もめんどくさかったから助かったけどさ」
　そう言ってミズキは笑う。普段からこうしていればいいのに。
　今のミズキは正真正銘普通のレントラーだ。
　……いや、普通というのは語弊があるか。彼女はレジスタンスリスト……通称レジストと呼ばれる腕輪の適合者だ。
　ま、そういう俺もそのうちの一匹だったりするんだけども。
　命名がなぜレジスタンスリストなのか知らないが……昔どこぞの研究者が作ったらしいこれがあるからこそ俺みたいな適合者は人間の姿に変われるんだ。
　もっとも仕組みはわかってないし、安全性も確かなものではない。人間の作ったものだしな。
　でも……俺たちはこれに頼らざるを得ないんだ。特に四足のポケモンはな。
　理由は簡単。まず人間になっても力、特に脚力とか体力とかそのへんな、は下がらない。そして、手が使える。これだ。
　荷物の運搬がこの点だけで大きく解消される。ありがたいったらありゃしないぜ。技は使えないし防御力は人並みになっちまうけどな。他にも……。
「??　どうしたのセリオ。顔に何か付いてるかな?」
　おっと、俺としたことが。どうやらミズキを見つめながら考え事をしてしまってたらしい。
　恥ずかしいのか少し耳がピクピクと動いている。戦闘中のあの性格はどこへやら。恥ずかしがっているらしい。
「いや、なんでもないさ。ちょっと考え事をしてただけだ」
「そう……」
　そ、なんでもない。
　それより早く報告に行かねえとな。
　ササッと行きますか。

　普通(?)の話だよ、やったね!!
　……ダメだ、短すぎるしキリが良いからって投稿は不味い……。
　でも、日常っぽいとこは早く上げておきたかったんだ!!(言い訳)
　
　すいません、精進します。w
　次回は長くかけたら書くつもり。