writer is 双牙連刃
この作品は君の隣で笑っていたいの続編として書いております。
一応前作を読まないと分かりにくい場所があります。ご注意下さい。
warnning!この作品には官能表現が入っています。(人×ポケ)
嫌だ! という人はバックボタンをお押し下さいませ。
「ご主人様~! 起きて起きて~」
頼むからもう五分……。
「お・き・て♪」
「んむぅ!?」
柔らかい物が俺の唇に触れた。不意打ちなんて教えた覚えは俺には無いぞ!
「ぷあっ! 急に何をしとるんだお前は!」
「だぁってぇ~、起きてほしかったんだもん」
いやはや、こいつには困ったものだ。起こすにしてもやり方があるだろうが!
なんで起こされたのかな? 今日は……あぁ、やる事は一応あるな。休みだけど。
「見て見て~! 雪だよ雪! 綺麗だよ~!」
「雪って……おっ! 本当だな」
窓の外には、白い雪がひらひらと舞い踊るようにして降ってきてた。
おいおい、ドラゴンタイプなんだから雪で喜ぶなよ。天敵だろうがよ。
「カイリュー、寒くないのか? 雪降る位だから結構寒いだろ」
「大丈夫! 僕が寒かったらご主人様があっためてくれるでしょ?」
「俺はお前のカイロかよ……」
ま、温めてはやるよ。大事なパートナーだからな。
しかし、流石にちょっと寒いな。右腕と右足の古傷が痛むぜよ。
「ん? ご主人様……痛いの?」
「ちっとな。心配は要らないさ」
退院してもう一月経つんだし、もうそんなに痛いなんて言ってられないよな。痛がるといちいちカイリューが心配するし。
にしても、本当に俺、轢かれてんだよな。よく生きてたな~と自分でもしんみり思う。
右腕の骨折も、右足の複雑骨折もしっかり治った。多少傷口は跡として残っちまったが、生きてる事が大事だよな。
「さて、今日は何の日で何処に行く予定があったでしょうか!」
「ふぅ? えっと、今日は……」
こっち見て心配そうにしてるから不意打ちクイズ発動! さっきの仕返しも含まれてるぜ。
「クリスマスだ! で、イワークちゃんのご主人の所でパーティするんだよね!」
「はい正解! 支度してそろそろ行くか! 早くてもあいつなら構わないだろ」
「そうだね! 美味しい物出るかな~」
食い気ですねぇ。基本的にパンしか食ってないからな。今日はたんまりご馳走にならせて貰うとするか!
よし、着替えて、と。朝飯は……省略! どうせ食いに行くんだ。抜いても構わないだろ。
「準備完了! 行くか!」
「うん!」
玄関の扉を開ける。寒い空気が入る。俺は静かに玄関を閉める。
「ジャケット着るの忘れてた……」
「寒かったね……」
防寒具は必ず装備しなければ意味が無いぞ! な~んてRPGのお決まりの台詞が脳内で再生されました。その通りです。
「うう~、飛んでると更に寒いな~。カイリュー平気か?」
「僕も寒いよ~……ご主人様~背中からで良いからぎゅってしてて! お願い!」
「分かった分かった。ほれ、これで少しは違うか?」
「うん! ありがとう!」
友人の家へ向かっております。天候はもちろん雪。でも曇ってる訳じゃない。青い空に白い雪ってのもなかなか綺麗なもんだぜ。
やっぱりドラゴンタイプにはこの寒さは堪えるよな~。なるべく密着して肌擦ってやっとくか。落ちられたりしたらひとたまりもないし。
友人の家は別に遠くはない。ならなんで歩かないかって? あの事故からこっち、カイリューが乗らないと煩いんだよ。
俺を心配して乗っけてくれるんだが、俺が乗らないって言うと抱えたまま飛ぼうとするんだよ。心配性にも程があると思うんだが、俺を気遣っての事だからあんまり何言う事もしない。
「もうすぐ着くよ。早くあったかい部屋に入りたい~」
「そうだな。でも準備とか出来てんのかな?」
現在朝九時なり。パーティ開始時間は十一時とか言ってたから準備中の可能性が高い。
それならそれで手伝うだけだし、いいだろう。
そんなこんなで友人宅到着~。俺と同じでアパート暮らしなんだが、こっちの方が新築で綺麗だ。
「お~い、居るか~? 準備手伝いに来たぞ~」
「……返事無いね? 居ないのかなぁ?」
「ん~……? あれっ、ドアは開くぞ?」
「ホントだ。居ないフリされたのかな?」
「無用心だな? 入ってみるか。何かあったんなら大変だし」
「そだね。お邪魔しま~す」
ふむ、玄関に靴はある。やっぱり居るな。出迎えもしないとは、薄情な奴だのう。
玄関から室内へのもう一つの扉。シルエットだが、イワークが見える。大してでかくない部屋でよくイワークを出したままに出来るもんだ。イワークも窮屈だろうに。
「入るぜ、って、のぉ!?」
「どうしたのご主人様? うわ!」
扉を開けたのを後悔中です。開けちゃいけなかった……。
友人とイワークが、その、あれだ、接吻と言う物をしてた訳ですよ。
「ん、んむぅ、はむっ」
しかも濃厚なほう。といっても、蹂躙されてるのは友人の口のほうだろうがな。サイズ的問題で。
やーべーい! ぴちゃぴちゃいう音が部屋に拡がってますよ! こんなワールドが展開されてれば、そら来客なんて気付かんわな。
俺は生暖かい笑みを浮かべながら静かに扉を閉めた。ついでに玄関も出た。
「ふぅ~、とんでもねぇ……」
玄関から動かないでおこう。他の奴が来てあの状況に出くわすのもひっじょうに不味い。貸し一つと勝手にしておこう。
カイリューは……あ~、そうなるよな。顔赤くして息荒げてますよ。
「落ち着けって、言うのも無理があるか」
不意にこっちをカイリューが見る。何かを訴え掛けてるのは分かる。でもここ外! 天下の往来……ではないがそんな事出来ません。
「我慢しろよ? 誰が見てるか分からないんだからな?」
「うん……分かった」
ノォォォォ……こんな寒空で締め出しを食らう事になるとは思いもしなかったぜ。
朝っぱらからあんな事しやがって、盛んにも程があるだろうに!
結局30分ほど待った。何食わぬ顔してドアをノックしてみる。今度はちゃんと出てきた。終わってたみたいだな。
「よぉ! 早いじゃないの! さぁ上がれ上がれ!」
「お邪魔させてもらうぜ」
「こんにちわ~」
カイリューもちゃんと落ち着きを取り戻してるな。いいぞ。
室内にはイワークが……居ない、だと?
「ふっふっふ、お前達のことだ。どうせ準備を手伝うとか理由にかこつけて来たんだろうが甘い! もう準備は済んでいるのだ~! どうだ! 驚いたか!」
驚かされましたよ。違う意味でだけどな。
なるほど、キスが終わった後にイワークはしまったか。キスしてた痕跡は……ある訳無いよな。
「適当にくつろいどけよ。そしたら他の奴も来るだろ」
「そうさせてもらおう。外にいたから体が冷えちまった」
「あ、ご主人様それは……」
しまったー! 余計な事言っちまったか!?
「なんだよ? 外にいたって? ……ははーん、なるほどな」
ど、どんな反応に出るんだ? 見られてた事に気付かれたか?
「雪降ってるからテンション上がってカイリューちゃん乗り回してたんだろ! 駄目だぞー、パートナーは労わらなくちゃ!」
馬鹿でよかった。全く気付いてないみたいだな。
カイリューもほっとした顔してる。気付かれてギクシャクしちまったら、この場に居辛くなっちまうもんな。
さて、全てを知ってる訳だが、どうするかな。イワークの事聞いてみるか?
「なぁ」
「おうどうした?」
「イワークは出さないのか? 折角のクリスマスパーティだろ?」
「ご主人様!? それは聞いちゃまずいんじゃ……」
「いちいち大きな反応するなって、感付かれるだろ?」
俺とカイリューの会話は小声です。バレはしないだろ。
「おお! 愛しのマイハニーのことをよくぞ聞いてくれた! さっきまで出してたんだが、疲れてしまったと言うのでお休み中だ!」
「ほ~ん」
「え、聞いといてその関心の無さ? 俺は寂しいぞ!」
まぁ、疲れた理由も知ってるんだからな。そんなに関心は無い。
若干さっきの様子が頭の中にちらつく……。
カイリューも多分そうなんだろうな。妙にそわそわしてるし。
あの病院の一件以来、俺達に進展は無い。というかさせてない。キスくらいは普通にするようにはなったけどな。
それもこれも今日の為さ。俺の……プレゼントの為にな。
「お~い! 入っていいか~!」
他の奴等も来たようだな。そろそろ、パーティの始まりだ。
「ふぅ~、美味しかったね~ご主人様!」
「あぁ、腹いっぱいだ!」
パーティは約6時間ほど続いた。
いやぁ~普段のメインが食パンの俺にはありがたかったぜ。カイリューも満足そうだしな。
パーティで何したか? そうだな、他の奴等と談笑して飯食ってついでにバトルした位かな。
バトルはもちろん外でしたぜ? 室内でやったら多分友人が死ぬ。破壊された部屋を見ながらな。
で、お開きになって今は帰る途中の空の上。下には、クリスマス用のイルミネーションで化粧した街が広がっておりますよ。
「綺麗だねぇ……」
街を見ながらうっとりとした目をしている。この辺はやっぱりこいつも乙女だな。ポケモンだけど。
君のほうが綺麗だよ、なんてドラマのワンシーンみたいな事は俺は言わないぜ? よくあんな台詞が出てくるよな。感心するね俺は。
しかし、確かに綺麗だ。暗くなってるからイルミネーションの明りもより鮮やかな輝きを放ってる。
クリスマス……聖なる夜にして静かな夜……。
サンタさん、今日だけは俺にサンタの役をやらせてもらうぜ! こいつに限定だけどな!
「そろそろ帰ろうぜ。このままじゃ、体冷えちまうだろ」
「そうだね。じゃあ、行くよご主人様」
「あぁ、任せた」
翼を羽ばたかせ家へと向かい出した。
プレゼント……こいつは喜んでくれっかな?
暗い部屋の電気を点ける。うぅ、暖房点けてないからちと寒いぜ。でも、節約節約。
「今日は楽しかった~! 毎日パーティしてくれればいいのにね」
「どんなセレブだよ? たまにやるからいいんだよ」
「それもそうだね」
いつも通り、そう、いつも通りだ。今はな。
「ねぇ……ご主人様……」
「どうした? 急におとなしくなって?」
何を言わんとしているかは分かっている。あいつ等がしていた事を自分もしたい。そんなとこだろう。
「お願いだからさ、今夜こそ……ね?」
退院してからカイリューの方からモーションを掛けてくる事は多々あった。それを俺はいつも気付かない振りしてきた。
だって、どうせ好きな奴としたい事するなら雰囲気あった方がいいだろ?
「そうだ! 俺お前にプレゼントなんて物を用意してるんだが、見たいか?」
「え!? え……うん」
あ、ちょっとしょげたかな? まぁ焦らすのも悪くないだろ。
「はい」
「なんか小っちゃい……」
そりゃそうですよ。小箱に収まるサイズの物だからな。勘違いしないでほしいが指輪なんて高級な物じゃないぜ。装飾品ではあるけどね。
「開けてみてくれよ。気に入ると良いんだがな」
「どれどれ? ……わぁ、ご主人様……これ、本当に貰っちゃっていいの?」
出てきたのはネックレス。いやぁ、苦労しましたよ。自分の食費と睨めっこして限界ギリッギリの所で買ったもんだからな。
こいつの瞳と同じ、空色の小さな水晶付き。でも、本当に貰ってもらいたい物はその箱の底に隠して置いてあるのよ。
「あぁ、付けてやろうか?」
「ううん。まだいい。あれ、まだ何か入ってるね?」
気付いたな。そっちが俺としては本命。簡単なメッセージカードだけど、こいつへの俺の気持ち。
読んでる読んでる。やっべ顔赤くなりそうだ。結構恥ずかしい事書いちまったからな。
「……うぅ、うえええええええええええええええん!」
「おわぁ! な、どうした!? そんな泣くような事は書いてない筈だぞ!?」
読み終わったかと思ったら急に泣き出しちまったよ! おっかしいな?
「ご主人様の卑怯者!」
「な!? 卑怯者!? なんでだよ!?」
「こんなの卑怯だよ! 僕なんにも用意してないのに、僕の一番ほしい物全部くれるんだもん! 僕どうやって返せばいいか分かんないじゃん!」
そういう事かよ! いきなり卑怯者呼ばわりされたから何事かと思っちまった。
で、お返しをどうすれば分からない、ときましたか。じゃあ、俺のほしいものをリクエストしようかな。
「カイリュー、ちょっとこっち来いよ」
「ぐすっ、なあに?」
俺の座ってるベットにカイリューも腰掛けるように誘う。ベットよ! 悲鳴をあげるのは分かっているが、耐えてくれよ! 壊れてくれるなよ!
まずは、こいつの涙を拭いてやって……くすぐったかったかな? ちょっとピクッと反応しとる。
「プレゼントのお返し、貰っていいか?」
「だから僕なんにも用意して……」
もう、何も言わなくていいんだ。俺がほしい物は……。
ゆっくりと、カイリューの唇に自分の唇を重ねた。温かくて、柔らかくて……。
舌でそっとカイリューの口に触れる。言わなくても分かっているのか、カイリューは俺の舌を迎え入れてくれた。
まずは静かにカイリューの舌を絡めとる。カイリューは、まだ何もしてこないな。
じゃあしっかりとカイリューの口の中、味わわせてもらおうかな。
「ふぅっ……あむ……」
舌を口の中で動かす度に、カイリューが甘い声を漏らす。どうやら気持ちは良いようだな。
甘いような……なんともいえない感覚を俺も感じている。ずっとこうしていたい気持ちに駆られていく。
でもそこは生物の生理的な問題が壁になる。息が続きません。死ぬ! このまま息止めてたら逝っちゃうyo!
「ぷはっ! はぁ……はぁ……」
離した口からはカイリューと離れたくないと言わんばかりに唾液の橋が掛かる。
そしてそれは重力に引かれて二人の間に落ちていった。
「ご主人様、急過ぎるよぉ……心の準備が……」
顔を真っ赤にして息を整えてるカイリューがいつも以上に可愛らしく見える。
俺はこの日をずっと待ってたんだ。今日をただのイベントの日ではなく、カイリューとの一生の思い出の日にするためにな!
「カイリュー……大好きだ! 俺は、お前の事がほしい!」
「ご主人様!? ほ、本当!?」
「カード読んだんだろ? それが俺の気持ちだよ」
もう一度カイリューの唇を奪う。今度はカイリューの方も舌を俺のほうに入れてきた。
お互いの唾液が交換されていく……熱っぽくて、愛おしくて、心からカイリューの全てを俺は欲している。
そのまま俺はベットへとカイリューを押し倒した。本当にベットよ、耐えてくれよ!
キスをしたままカイリューの胸の辺りに手をやった。適度の弾力があって心地いい。
「んむぅ! 駄目だよご主人さまぁ! 早いよぉ!」
「俺はお前が欲しくて堪らないんだよ。許せ」
「許せって! あぁぁあん!」
口は完全に離しちまったな。残念だが、お陰で胸のほうに集中できる。
痛がらないように慎重に、軽くリズミカルに揉んでみる。
カイリューも観念したのか、体の力を抜いて俺から与えられる快感に身を任せているようだ。
おっと、小さな蕾発見! こいつを弄ったらどうなるかな?
「ひゃう! ご、しゅじん、さまぁ……だめぇ……」
「駄目なのか? そうは思ってるように見えないねぇ」
意地悪そうな顔してんだろうな俺。でもまだまだ苛めますよ。ええ。
指だけで弄るのも少し痛そうだしな。今度は、舌を這わせるとしようか。
「ひゃああああ! 気持ちいいよぉ! おかしくなっちゃうよぉ!」
「大丈夫大丈夫。おかしくなってもお前は可愛いよ」
「くああ……本当、だよね? 嘘じゃないよね?」
「こんな時に嘘なんてつかないさ」
胸を舌で愛撫しつつ……病院以来触れることの無かったこいつの秘所に触れてみた。
おぉ、もう準備万端だな。とろとろと愛液が滴ってる。
「んあ、気持ちいい……もっとぉ……」
これは……堕ちたみたいだな。じゃあもっともっと深く気持ちよさを与えますか。
最初は優しくゆっくりと。徐々にスピードを上げつつ秘所を撫で上げていく。
「もう、もう我慢できない! ふあああぁぁぁぁあああ!」
叫びと共に秘所は決壊。愛液の洪水が起きた。
俺の右腕とベットをべしょべしょに濡らしていく。凄い勢いだな。
「はは、すっきりしたか?」
あれ、無言? ちょっとやり過ぎたかな?
うつ伏せに横になったまま動かない。眠って? いるのか?
油断した一瞬だった。俺の体の上に中々の重量がのしかかってきた。
「やられっ放しは嫌だもんね。病院ではしてあげられなかった事、いっぱいしてあげる」
「う、おもっ! 苦しいって!」
「じゃあ、頂きまーす」
聞いてないし! 俺のズボンと下着が同時に下ろされていく。このままやられるの? ちょっ、辛いんですけど。
自分でも分かる。俺の愚息はこれでもか! という位に反り立ってる。それが今、カイリューの目の前にはあるんだろう。
突然、愚息にぬるっとした感覚が走った。触れたのは間違いない、カイリューの舌だ。
丁寧に舐めとられていく。くぅ、今にも弾けてしまいそうだ!
「カ、カイリュー、ちょっと待ってくれ……」
「やーだよ。ご主人様は待ってくれた? どんどん続けちゃうもんね~」
先端の亀裂を舌が執拗に攻め立ててくる。抵抗しようにもカイリューに乗られてるんじゃ身動き一つ出来ない!
やばい、出、そうだ!
「カイリュー、俺、もう!」
「まだ駄目。こうしちゃうから」
空気を食むような音がして、俺のモノは温かさに包まれた。
そして吸い上げ。はーい限界突破でーす。
「う、く、ああああああ!」
「んぶっ! んくっ、んくっ」
果てた……カイリューの口の中で。
カイリューは一滴も逃さないように俺の白濁を飲んでくれている。正直言って旨いものでは無いだろうと思うんだが……。
「ふぅ、ビックリしちゃった。あんなにいっぱい出るんだね」
「いや、溜まってたからな。ずっと、お前としたいとは思ってたし」
「じゃあなんでしてくれなかったの? 僕だってしてほしかったのに~」
「今日を特別な日にするためさ。クリスマスを、な。これなら絶対に忘れないだろ?」
「何を?」
「お前と一つになった日。これからも、ずっとな」
「ご主人様……」
静かにもう一度キス……って、なんか変な味だな?
「こんなの飲んでくれたのか……おいしくなかったろ?」
「平気だよ。ご主人様のだもん。美味しかったよ」
「やめてくれよ。はっずかしい」
「照れちゃって可愛いねぇ」
からかうのが上手いもんだよ。我がパートナーは。
一度出したのに我が愚息は休み知らずらしい。もう臨戦形態になっております。
「カイリュー……いいか?」
「……いいよ、来て」
ではお言葉に甘えて。
後ろからカイリューの中へ……。
「ん、変な、感じ……ご主人様が入ってくるよぉ」
「力抜いてろよ」
進入開始から間もなく、俺は純潔の証に到達したようだ。
「痛いか?」
「まだ大丈夫。やっぱり……痛いのかな?」
不安そうな声だな。なるべく優しくせねば。
「よし、行くからな?」
「うん」
徐々に処女膜を押していく。やっぱり痛そうだな。シーツを掴む手に力が入っている。
痛がるこいつに何がしてやれるんだろう? 頬を伝わる涙を拭いてやることしか思いつかないな。
「ありがとう、ご主人様」
お礼……痛むだろうに……。
「もう少しだからな?」
「うん、ご主人様となら頑張れるよ」
そして、パツンと軽く何かが弾けるような感覚がした。抜けたようだな。
「頑張ったな。少し慣れるまでは動かさないでおくよ」
「痛い~、でも優しかったから大丈夫。ちょっと待っててね」
やっぱり血は出るか。しょうがないとはいえ、負担になるのはカイリューの方なんだよな。
せめて気持ちよくはなってもらわなくては。
「そろそろ動くぞ」
「大丈夫。でも、ゆっくりね?」
「分かってる」
ゆっくりとカイリューの中を進んでいく。肉壁に包まれるのは此処まで気持ち良いのか。今にも理性のたがが外れちまいそうだ。
待て待て、カイリューはああ言ってはいるが血が出るくらいなんだ。焦りは禁物だ。
そのまま進んでいき、俺のモノは全てカイリューの中に納まった。
「ああ、お腹の中にご主人様がいるよぅ……」
「よく……頑張ったな。ありがとう」
進んでいる間も気付いていたんだ。カイリューが小さく震えていた。やっぱりまだ痛いんだな。
「僕も……ありがとう。僕をご主人様の初めてにしてくれて」
「これからもお前とだけだよ。ずっと一緒だ」
「うん!」
さぁ、もう遠慮は要らないよな。動かさせてもらおう!
「んはっ! ご主人様!?」
「悪いカイリュー、もう我慢無理!」
十分に濡れているから滑りがいい。包んで、締め付けてくる感覚、病みつきになりそうだ!
もう俺の理性は消えかかっていた。一心不乱にカイリューの中を蹂躙し始めている。
「あっ、はっ、はや、いよぉ!」
「もう抑えられない……」
腰の動きが自分の意思ではないみたいに加速していく。
それに伴って、結合部から出る愛液の量も増している。こいつも、感じてくれている!
「ふぅぅ! 気持ちいい! 気持ちいいよぉ!」
「あ、ぐぅ、はぁぁぁぁ!」
俺はもう喋る事もしなくなっている。カイリューも快楽に捕らわれて、自分から俺を受け入れるようになっていた。
二人だけの部屋いっぱいにお互いの体がぶつかり合う音と、厭らしいぐちゅぐちゅとした水音が広がっていく。
「もう僕らめぇぇぇぇぇ! イッひゃうよぉぉぉぉ!」
「俺ももう、でるぅぅぅぅぅ!」
最後の一締めをカイリューがして、俺達はほぼ同時に達した。
俺の精液がカイリューの中に放たれ、駆け抜け、拡がっていく……。
「うああああぁぁぁぁ! 入ってくるよぅ! ご主人様のがいっぱいいいいいぃぃぃ!」
「カイリュー、カイリュー!」
名前を呼びながらも俺のモノはカイリューの中への注ぎ込みの作業を止めようとはしない。
どのぐらい出していたのだろう? 時間は分からないが相当な量が注がれたのは確かだ。
その証拠に、結合部から溢れ出した精液で水溜りが出来そうだ。というか出来ている。
これ程の精が溜まっていたとは……自分でも驚きだ。
「ふぁ、お腹が、ご主人様ので熱いよぉ」
「気持ちよかったよ、カイリュー」
最後にまた軽くキスをした。感謝と、愛を込めて。
そのまま俺は、カイリューと繋がったまま眠りに落ちていった……。
ん? 今何時だ? 時計は……。
午後11時12分……まだクリスマスか……。
あ、カイリューが眠ってる。しかもまだ繋がったままだし!
とりあえず抜いてと、おぉ、まだ出てくるか俺の精液よ。ほんとどんだけ出してんだよ。
コポリと音を立てて溢れてくる俺の精液。中に……出しちまったな。
「うみゅ、ご主人さまぁ……」
「寝言か? 俺の夢か……」
可愛い寝顔だな……俺の、最愛の奴。
おや? 手に何か……俺の書いたメッセージカードか。
『お前とずっと一緒にいたい。愛してるぜ。カイリュー』
……我ながら恥ずかしい文章だな。本心にしても。
「ずっと、一緒……」
「ふふ、ああ! ずっと一緒だ!」
勢いはいいがあくまでカイリューを起こさないように小声での返事。
幸せだな。こんな良いクリスマスは初めてだ。
眠る我が最愛のポケモンに締めの一言、言っとくか。
「メリークリスマス。カイリュー」
後書きなり!
クリスマスという事で、ネタを引っ張り出して作ってみました。
本当は作成中の物語があるのですが、作者は浮気性なのです。何でも書きます。
作成時間は十時間ちょいかな? クオリティに難はあると思いますがご了承下さい。
コメントを頂けたらそれがクリスマスプレゼント! はい戯言です。
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