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合唱で芽生えた物

/合唱で芽生えた物


チャプター1

「あっ、ブラッキー。
放課後合唱コンクールの指揮、伴奏練習放課後第二音楽室であるから」
「ああ、分かったよ。やればいいんでしょ?」




ブラッキーとエーフィは共に中学1年生でもあり、ごく普通の友達でもある
今は指揮者、伴奏者の関係でよく話している。
エーフィをブラッキーの家に呼び、毎晩練習もしている。
だが、近所に住むポケモンが『五月蝿い』と言ってきているので、
今は学校が二人でできる練習場だ
だが、それでも先生に怒られた
昨日、視聴覚室の練習の時指揮者と伴奏者だけが
夜10時まで残り説教を喰らった
視聴覚室は内側からロックをかける事ができる。
それを知っていたエーフィが
弾きにくいピアノがあるこの部屋をわざと選んで
10時まで残った、という訳だ。
「毎日が辛いけど、やる気に満ちているあいつをみると
やる気がでてくるらしいんだよなぁ」
エーフィに『ガンバロ』と言われた♂は、
自然と元気がでるらしい
しかし、
「普段から接している僕には何も起きない………」
そう、ブラッキは日常の殆どをエーフィと過ごしているため、
何言われても何も感じない
そのせいか、周りの♂からの批判が多い

理由は勿論
『エーフィは俺の嫁』とか、
『これからエーフィに近づいたらボッコボコにしてやる』
等の批判
不良に体育館裏に呼び出され、リンチに合うのも少なくない
その度、エーフィはブラッキーの怪我を心配している
『どうして怪我をし負ってるの?』
その理由を話す
エーフィに近づいただけて周りの♂の態度が変わる
その度体育館裏に呼び出されリンチを受ける
「そんな辛い事があったなんて」
「この位なら平気」
平気だと口で言っているが、実際は平気ではない。
エーフィを心配させたくない
という気持ちが強いからわざと平気なフリをしているだけた
「じゃあさ、♂たちが五月蝿いんだったらさ、
自然と話せるようにしよっ」
どうするんだろぅ。
駄目だ。全く思い付かない
「私、合唱コンクールの指揮者やるからさ、
ブラッキーは伴奏者やってよ。」
僕は昔からピアノを趣味としてやっている
課題曲と自由曲位だったら弾ける
それくらいのレベルだ。
エーフィもフルートをやっている。
リズム感位ならそこそこあるとは思う
実際カメール先生に『伴奏全部やれば?』と言われている
OKの返事出すか困っていた
エーフィがやるんだ、僕も勇気を振り絞ってやろうかな
「私ね、先生に指揮者やらない?
って言われてるんだ。」
指揮者候補ってエーフィだったんだ。
「僕、伴奏やるよ!」
「明日二人で言いに行こっ」


チャプター2
「先生!」
「なんだ?」
僕たちは先生に指揮伴奏を希望しにいった。
これで何で自然に話せんだろう
最大の疑問だ
「ブラッキー、ねぇ、聞いてるの?」
全く聞いてなかった。
考えすぎてた。
「君達は、指揮伴奏をやるのかい?」
「もちろん!」
何で自然に話せるんだろう
何で何で何で何で何で
「ブラッキーは伴奏希望?」
「えっ、まぁ。」
「よし、頑張ってね」
これが、僕が伴奏者になった話だ。
この時から彼女と話すのがいつの間にか多くなった
勿論、音楽の話だけどね

確か今日は第二音楽室で練習だったよね
また怒られなきゃいいけど

放課後

「よ、ブラッキー。ピアノ弾けるようになった?」
このポケモンはサンダース。
数学の点数が他よりも優れているポケモン。
凄いカッコイイと僕は思う
「一応は弾けたけど、まだエーフィに合わせられなくて、
今は合わせる特訓中」
趣味でやっていたピアノはテンポめちゃめちゃでもいいが、
合唱はそうはいかない。
テンポがズレただけでも雰囲気が台なしになる
そうゆう仕事なのだ
「そうか、頑張れよ。
あとさぁ、お前エーフィと仲良しだけど」
コイツも僕を
「どれぐらいいってる?」
え?どのくらいって何が?
「キスお済み?」
「な、な、な、な、な、
僕は、エーフィとはただの友達だよ!」
恥ずかしさで顔をブースターのように赤くする
「まぁまあ、♂には♀を意識する時期があるからさ、自然なんだからさ、」
僕は、全ての♂にそんな時期は無いと思う
現に僕はエーフィの事を見ても何とも思わない
「まぁまあ、結果的に好きになるって、」
そうなのかなぁと疑問に思う

教室のドアが勢いよく開く
エーフィだ。どうしたんだろ
「あんた練習はどうしたの
今日も夜までやるよ」
エーフィは怒っている。しかし怖くない
よくわからないけど優しさも込められているようだ
「ほら、妻の御呼びだよ。早く行きな」
妻じゃない!ただの友達!
「あら、サンダース。いい事言うじゃん」
「だろ?なら早く夫を連れて音楽室行きな」
「そうする」
エーフィは、ブラッキーの事を引っばって行く


第二音楽室に着く
第二音楽室は、第一音楽室と違う所は、
まず部屋全体が綺麗だ。
壁には、時代の面影を感じるような作曲者のポスターが貼ってある
あと決定的に違うのは、グランドピアノの音質
第一音楽室は、調律しても三日で音が微妙に下がっている
最大の理由先生の弾き方が荒い
弾くというより叩いてる
ピアノに爪の後が残ってる位爪長いのに叩かないでほしい

「ほら、夫。練習始めるよ」
その呼ばれ方、物凄く不快な感じになる。
「呼び方戻さないと帰るよ」
「何でよ。私達いつかそうゆう関係になるでしょ?」
ならない。そんな事はありえない
僕は君の事を友達と強く思っている
「さっさと練習しない?」
「………………。」
あれ?どうしたんだろいつもなら
『頑張って練習しよ』
って言って練習が始まるのに………
「何で私の気持ちに気がつかないの?」
「気持ちってな」
言い終わる前にエーフィが言わせなくした
いや、驚いて言えなかったと言ったほうがいいのだろうか………
唇に広がる暖かい感触。
考えが間違ってなければ自分、ブラッキーは、エーフィに

キス、された

「こういうことっ」

目の前、つまり真っ正面には、顔を赤くしたエーフィがいた。

なんだろう。この気持ち
心臓の鼓動が早くなっているようだ。
駄目だ、エーフィをまともに見る事ができない………………

サンダースが言ったことを思い出す………

『♂には♀を意識する時期があるからさ、自然なんだからさ、』

これが………それなのかな?

「練習しよブラッキー。ねぇ、」
ふと我に帰る
「あ、そ、そうだね。」
何で?何でなの?さっきまでは平常心を保てたのに………
キス、されてから、何か、何かが可笑しい。
「ねぇ、ブラッキー、ねぇ!」
指揮者の準備ができていた。しかし、僕は何もしていない。

これじゃあ、伴奏失格だ。

「ブラッキー。10分休憩ね」
僕のせいで練習が止まった
彼女のやる気を捩曲げてしまった………
「どうしたのブラッキー?」
「さっきから、君の事が頭から離れない。」
いくら、エーフィとのキスを忘れようとしても
鮮明に思い出されてしまう
「私の気持ちを理解したからだよ。」
エーフィがまた僕の事を見つめてくる。
彼女の顔を見る事ができない………。
それとは逆に、僕の事を見てくる
なんか心臓が急激に早くなっている………

「ねぇブラッキー。私を抱いてみてくれない?」

心臓がの鼓動が更に速くなる
仮にそんな事して僕の意識が無くなるかも知れない。
そのせいで暴走して彼女を傷つけたら取り返しのつかない事になる
ここは学校。暴走した僕を第三者が見たら退学どころの騒ぎではない。

「ねぇブラッキー。、早くっ」

彼女は目を閉じる

僕は彼女の事を自分の方に引き寄せる
エーフィの体は、全体的に柔らかかった
僕は、こんな可愛い♀とずっと接していたんだなぁ
ということを実感した。
だから、周りの♂が狙ってたんだ………。

やばい、意識が………………

意識が帰って来たと思ったら、僕は、彼女の事を押し倒し、キスをしていた
慌てて唇を離し、彼女から離れる
「……ぶら…っ…きぃ…」
彼女は興奮しているのか、顔がとても赤かった。
「ご、ゴメン。こんなつもりじゃ」
僕の心臓が爆発しそうだ。
「私は………大丈夫。
練習は・・始めるわよ………」
「・・・うん………」
彼女はまだ熱い体を持ち上げ、指揮台の方に行く。
僕も体が熱い………。
「冷房着けるね………。」
そういい、冷房を着けに行くエーフィ。
第一音楽室と違って冷房と、点けるリモコンの数が違う。
普通は一つに一個だがこの部屋のは、一つのリモコンで二つ動かせるという優れ物
「じゃあ、練習やるよ。」



チャプター3
始めの一時間は、課題曲の練習。
何度も止め、何処で強弱を付けるのか、何処で遅くしたり早くするかをを決めていた
ピアノを弾くより、そっちの時間の方が長かった
互いの手が触れ合う度、真っ赤になってしまう。
その度に冷房を点ける
その時間が無ければもっと出来たかもしれない
だけど、今の僕らじゃそんな事解消するのは無理だ。

練習する物は、自由曲に変わった
自由曲が有る理由、それはクラスがどんななのかを示す為ぬ有るような物だ。
それをどう表現するのかもクラス次第

それを僕らは話し合っている

「前奏は、軽目で。そしてつっかえないように。」
軽く、水源を思い浮かべた方がいいな。
こうなると、音楽家のような二人。
暫く構成をまとめていた。
「よし、合わせようか。」
「うん」
椅子から立つ
二人は所定の位置に移動する、
「あっ、」
足が縺れてブラッキーの方に倒れ込む
飛び付いた形で倒れ込んできたのでびっくりしたブラッキーは、そのまま尻餅をつく
正常だった心臓は、また激しく鼓動する
エーフィは、身体が熱くなっている
やばい、このままじゃ、
「エーフィ、」
「なぁに?」
眼を青く光らせ言う
「今日はもう、指揮伴奏練習、終わりね。」
ブラッキーはそのままエーフィを見続ける
エーフィは、疲れたように眠った。
「明日までには、起きるかな?」

ブラッキーがくりだした技、『怪しい光』
本来ならば相手を混乱状態にする技だが、
このように、身体が疲れていたり極度の興奮状態だと、混乱せずに眠る
という技だ。
「おぶって帰るか。」


おぶりながら職員室行く
エーフィ体柔らかいなぁ。
職員室の扉を開ける
「失礼します。」
扉を開ける。先生達の視線が痛い。
やっぱりおぶってるからかな。
「鍵返しに来ました」
「ありがと。今日は早いね」
「エーフィが疲れ果てて寝てしまったからです」
「本当だ。じゃあ早く届けに行ってあげてね。」
「分かりました。失礼します」
扉を閉める


校舎から外に出る
エーフィの家は、学校から歩いて10分の場所にある
エーフィは、体は柔らかい
しかし、重い。
普段運動していないのがいけないのかな?
明日から………………やめよ
三日で終わりそう




えっと、ここだここだ。
エーフィの家は、普通の家の3倍の大きさはある
以前家の中に入った事がある。
周りが殆どブランド品であった。
怖いぐらい金を賭けている。
僕の家と真逆だ
こんなのに好きになられたら、大変な毎日送るはめになるな
それって僕か。
それは無いな

インターホンを押す
「はあーい、どちらさまですか?」
中から声が聞こえてくる
「ブラッキーですが、伴奏練習中にエーフィが寝てしまったので
届けにきました」
「あのエーフィがこの時間に寝る?
それよりあなた、エーフィが毎日どこで遊んでいるか知ってる?」
「最近は無理矢理指揮伴奏練習に10迄残されてます。
僕も疲れてます」
「今出ますね。」
待つしかないのか。
はぁーあ、やっぱ怪しい光かけなければ良かった。
それにしても庭広いな。
ここまで広いと手入れ大変だな
向こうから、エーフィが来る
母親に似てるな。
エーフィの母親は、僕の所に来る
「ブラッキー。娘の彼氏になったの??」
ここで、『はい、そうです』って言えるわけがない
「いいえ、まだ友達関係です。そして今の僕達はただの指揮伴奏者の関係です。」
エーフィの親にあんな事を言ったら多分死ぬ……………。
エーフィがキスしてきた事、
エーフィに押し倒してキスをした事
エーフィに怪しい光を使った事
「ふぅーん。怪しい光ねぇ。
だから、寝てるんだ。」
なんで?俺何も言ってないのに
「エスパータイプは鍛えると、他のポケモンの心が読めるようになるの。」
だからか。てことは、僕が今思っていたこと全て見破られていたのか、
「見破られてるよ。あ、これエーフィ使ってみて。」
エーフィの母親にスプレーを渡される。
エーフィを壁紙に寄り掛かるように座らせる
渡された薬品には『なんでもなおし』というラベルが貼ってあった
この薬は、ポケモンの状態異常を回復させる力を持っている
この薬は余り作られないので高い
何故作られないというと、状態異常は、『どくけし』、『まひなおし』などで済む
更に森などに行けば効果は薄いが似たような成分が入っている木の実がある。
僕は、スプレーをエーフィにかけた。
エーフィが目を開ける
「あれ……ぶらっきぃ……練習何で終わりなの?」
目を覚ましたな。記憶は音楽室から止まっていた。
「ここ、私の家だよね。テレポート使ってないのに…………」
「覚えてないの?あのあとエーフィ眠っちゃったんだよ」
「もしかしてぶらっきぃ。技使って眠らせた?」
怪しい光使いました!
なんて言えるわけが無い………………。
「技なんて使うわけないでしょ?」
「じゃあそのぶらっきぃの横にあるスプレーはなぁに?」
横を見る
使い済みの『なんでもなおし』だ。
処理するの忘れたぁ
「じゃっ、僕帰るね。それに時間ヤバイし」
時計は8時を差していた。
ブラッキーの家の門限を当に越している時間だった。
「私の家に泊まらないの?」
反射的に足を泊める
正直行きたい。けどまた暴走してしまうかもしれない。
それに………母の内職手伝わなきゃいけないし………。諦めるか
「悪いけど・・・無理!」
僕はそのまま走って帰った。


「今からブラッキーくんの家行って内職手伝ってきなさい
私は夫に相談があるから」
「いいの?」
「早く行きなさい。」

チャプター5

僕の家はこの辺には無い。
エーフィの家からバス使ってカ20分の場所にある。
中学1年生に引越をした。
だけど僕は乗り物酔いが激しい為、
普段の学校生活では自由に乗る事ができない
酔い留めを使えば話しば別なんだけど。
買うお金が無いし。
エーフィと違って貧乏だから。
家も家賃が安いから引越しただけだなら。

高校行かないで働こうかな。
家から一匹でもいなくなって、毎日お金仕送れば少しは生活楽になるかな
家には2億程の借金がある
父親がバクチしまくったせいで。
僕の説得で今は真面目に働いているけど大体は借金取りに持っていかれる

最後の賭けとか言ってエーフィの親の会社に就職し、事務職をしている。
しかし、2年働いても給料が上がらない
『事務職だから』って言ってるけど、実際は違うと思う
僕は、近くにあるケーキ屋にスカウトされている。
店長とも友達だからだ
だから事情を知っている。
さらに店長は中学一年生。
いつでも就職していいよと言われている、
この世界は義務教育が小学生までだ。中学には、退学はない
退学は、高校からだ。
合唱コンクール終わったら就職しよ


着いた。
ドアを開ける
「ただいま」
「お帰り」
中から声が聞こえてくる
母だ。
母は、最近知った内職をしている。
これなら家にいて仕事ができるからと言ってやっている。
「ねぇ、もし僕が学校辞めて働いたら生活楽になる?」
「楽にはなるけ」
「わかった。合唱コンクール終わったら学校辞めるか」

やめちゃ駄目!

玄関の方から大声が飛んでくる。
エーフィが部屋に入ってくる
「何でよ。ぶらっきぃが学校辞めたら私、学校に何しに行けばいいのかわからなくなるよ……………」
目に涙を浮かべながら喋るエーフィ
心臓の鼓動をおかしくしている時ではない
今とか。
「エーフィみたいなお金持ちには一生かかってもわからないよ。
大丈夫。借金全て返済したら中学行けるようになるから。」
そんな事無理に決まっている。
2億なんて、一生かかっても返せないよ
「借金っていくら?」
「2億。お前みたいな金持ちにはすぐに返せる額かもしれないが、凡人以下には一生かかっても無理なんだよ」
「じゃあ、お父さんに相談し」
「しなくていいよ。
それに僕はすぐに金をだせる奴らが大嫌いなんだ。もしそんな事をしたら、君の事を嫌いになってしまう。
だからやめてくれ。」
僕の胸に飛び付いて泣きじゃくるエーフィ。
僕は、泣き止むまて抱いてやった。




どのくらい泣いていたのだろう。
泣き疲れたのか、エーフィはブラッキーに抱かれながら眠ってしまった。
「ねぇ、エーフィの家に電話しといてくれない?家みたいな貧乏な空間に金持ちの、いや、僕の彼女がここに長居しちゃ駄目だと思う。」
「……………友達じゃなくて?」
口滑らせちゃった…………。

母は電話をかけにいく

「・・・ぶらっきぃ。」
寝言か。
本当は学校を辞めたくない。けど今の状態じゃ
学校生活送ることはできない・・・

ごめんね。エーフィ

母が電話終わったらしい。
僕は母から電話の子機を貰い、ケーキ屋に電話をかける
ブースターが経営しているケーキ屋に

結果はOKだった。
給料も最低生活できるし、借金返済できるぐらいのお金はだしてくれるらしい。

『それまで学校生活たのしんでね♪エーフィの彼氏さん♪』
「だれがそんな事を、」
『グラエナ。じゃね』

ツーツーツー

電話の切れる音が響く

グラエナァァァァァァァ!

次会ったら半殺しにしてやる
「・・・ぶらっきぃ、私、また眠ってたの?」
今の大声で起きない方がおかしいな。
「誰に電話かけたの?」
「就職先」
またもや泣き出すエーフィ
「お願い・・・学校に・・・かよってよぉ・・・。まだ一年も立ってないよぉ・・・・思い出作ろうよ・・・・・」
さらに泣き出すエーフィ
「じゃあ明日から思い出作ろ。
合唱コンクールがあるじゃん。
金賞とろうよ。だからもう帰るんだ。ほら外に迎えが来てるよ。
明日7時30分ね」
「・・・・・・うん。」
玄関の前に移動する。
「じゃあね。」
互いに言葉を交わした後、エーフィは外に出る

外には高級車が一台停まっている。
あの車、1000万するな。
こんなんでここに来るとか
まぁ、金持ちだから、仕方ないか
文句言ったら家の父がクビになるかもしれないし………………
窓の外を見る。
「エーフィ様、お乗りください
出発しますよ。」
「私、これからはもう車必要無い。歩いて帰るから。」
「ですが、歩いて帰って何か事件に巻き込まれたらどうするんですか?」
「平気にお金を使ったらぶらっきぃに嫌われちゃう。
思い出も作れなくなる。
だから、ほっといて!」
お金をあまり使わない。言ったな。
「エーフィ。せっかく用意してくれたんだ。乗っていけよ。」
「そんなことをしたら…………」
「お金持ちのお嬢様に生まれたお前が金を使わないで生きていくなんて絶対に不可能。
ただ、あまり使わない方法位有る
それを車に乗りながら考えろ」
実際そんな方法あるわけない。
有るには有る。けど金持ちが実践できんのか?
腕に付けてるダイヤがちりばめられてる腕時計とかさ

外せよな。無理には言わないけど

エーフィを乗せた車は闇へと消えて行った
「ほら、内職手伝って」
普段の当たり前の時間に戻ったのは午前2時からだった

「ただいま~。今日も疲れたぁ」
父親が帰ってきた

内職を3人でやり、終わったのが午前3時だった。

明日からエーフィ。変わるのかな

無理か………………

床に寝っ転がる
深い眠りと入っていった


チャプター6

また早く着いてしまった…………
第二音楽室に7時20分に着いてしまったため、落ち込んでいる。
朝食は、全部親にあげちゃったし、
『時間ないからあげるよ』っていう嘘。下手すぎたかな?
だってさ、父母が元気になってくれないと
倒れたら嫌じゃん?
ちなみにあの時計、2億します。
サンダースに調べてもらった。下手すりゃ3億らしい

ドアが開く
「ごめんぶらっきぃ。遅くなっちゃった」
エーフィは、椅子に座る
昨日の事があってか、エーフィ見ても何も感じない
しかしびっくりしたところがあった。
服がブランド物ではないただのその辺に売ってる服装になっている事
そして、時計が無い事
ただ
「その服買ったの?」
「買ってきて貰った。
3000円で」
わかったんだな。
余り金を使わない方法
「ぶらっきぃ、練習しよ」
「うん。」

エーフィが椅子から立ち上がる
立ち上がった時、足を捻ってしまったので、エーフィは、ブラッキーに倒れる
「大丈夫?」
「ちよっと足捻っただけ。少ししたら戻るから」
「わか」
これ以上話しをすることができなかった
エーフィは、ブラッキーにキスをしていたから。
ブラッキーが人生の中で3回目のキス。
昨日よりも時間が長く、更に濃厚だった
ブラッキーが酸素を求めようと口を離す。
互いに息が粗い。

僕、まだ攻めてない

今度はブラッキーの方からキスをする
突然のキスにより、エーフィは苦しがっていた
さらに追い撃ちをかけるかのように舌を口内にいれ絡ませる。
「ん、ふぅ、はぁ・・・」
興奮しているのかエーフィ甘ったるい喘ぎ声がブラッキーを興奮させる
流石に我慢できなくなり、唇を離す
互いの唇と唇に銀色の橋本ができる
ふと我にかえる。自分が何をやっているのかを把握したブラッキーは
エーフィを机に乗せ慌てて離れる
「ご、ごめん。また、暴走しちゃって」
エーフィは、机の上で顔を赤くさせて息をあげている。
「ぶらっきぃ・・激しすぎ。ここ学校だよ・・・。それと」
「それと?」
「私と・・・付き合ってくれない?もちろん彼氏彼女の関係でさ、」
まだ粗い息をあげている
「もう、付き合ってんじゃん。
昨日のキスからさ。」
「ぶらっきぃ・・・・」



色々あったけど
合唱コンクールは見事金賞を取ることができた
勿論思い出も作る事ができた。
学校に深夜まで残って練習をしたりもした。
酷い時には一夜漬け
辛かったけど、頑張ることができた。
何故って?
エーフィが頑張っているのを見て元気が湧いてきたからだ
その分先生に怒られたけど

後日

僕は、学校を休学した。
その後からエーフィは、学校に行かなくなった。
エーフィは、『ぶらっきぃが学校にいないのに行く意味なんてある?』と言って部屋から出なくなった。
エーフィの親が『代わりに借金を払わせてくれ。その代わりにブラッキー君。学校に通ってくれ』
と言ってきた。
お金をホイホイだす奴は嫌いだ
でもエーフィが学校を休んでいる
このままじゃあ留年しかねない。
僕は、条件を飲んだ

ケーキ屋の店長、つまりブースターにも事情を説明した。
『別に大丈夫だよ~♪
お店放課後しか開かないし。
それより学校来てよ~。つまんないよー』
と言ってくれたのでまた通い初めた。
この事件により僕がエーフィと付き合っている事がばれたが、

『エーフィの夫はブラッキーだってさ』
『よぉーブラッキー。今日は妻と学校来てないのか?』


今度は別の虐めが流行りだした

これを仕組んだのはグラエナだった事を知り

さらに後日、ボッコボコにした

朝8時。僕の隣にはエーフィがいる。
「ねえぶらっきぃ?」
「何?」
「私達、ずっと一緒だからね」
「うん」


FIN




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Last-modified: 2009-12-01 (火) 00:00:00
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