ポケモン小説wiki
初めての逆襲

/初めての逆襲

ヤシの実

スランプの最中、何とか完成させました……
久しぶりにリセオ物語ですが、番外編です。ある方のご依頼で執筆してみました。(モジモジ

初めての逆襲 


 積み木の玩具や縫いぐるみや柔らかい毛糸のボール。遊んだ後なのか、広い部屋を埋め尽くさんばかりに散乱している。片隅に置かれている、ポケモン用にしては大きすぎる程のサイズをした、ふか ふかなベッドが置かれている。
 時計の針が、日付が変更を知らせてくれる。夜行性を除き、屋敷に住んでいる者がすでに寝静まっている時刻。
 そんな中、せっかくの心地の良いベッドをポツンと放置したまま、専用の出入り口のある扉を背にして、光が差し込んでくる窓際に佇んでいる一匹のポケモンがいる。
 月光を漆黒色の体毛全身に浴びせ、血のように赤い真紅の瞳は、まるで恋焦がれたみたいに月を見上げている。
 溜め息が出そうな美しい満月に応えて、黒い体毛に浮かぶ、前後両肢、尾、額、耳、全ての箇所のリング模様が月光に反射して光り輝く。
 夜の象徴を思わせるそのポケモンは、漆黒の夜の照らしてくれる月に向かって感謝の気持ちを表すように、静かに目を閉じた。
 一つ目の感謝は、自分を子供の体から大人の体へと成長させてくれた事。
 二つ目の感謝は、これまで温室育ちで弱かった体を、自惚れてしまいそうな程に逞しくしてもらった事。
 三つ目の感謝は……

 あの雌に対する、ぎらぎらに燃え盛る憎しみ。自分を不幸に陥れた者への復讐のチャンスを与えてもらった事だった……

 ある晩、急に目が覚めたイーブイのリセオは寝ぼけ眼で自分の部屋を見渡す。何時もと変わらぬ部屋、何時もと変わらぬ玩具、何時もと変わらぬベッドの心地良さ、何時もと変わらぬ外の風景。身の 回りにある物は全て正常だった。自分自身を除いては……
 身を起こした瞬間に異変に気づいた。何時もより体が重かった。電気を消したはずの部屋が何故だかはっきりと見える。これは、もしかして……
 リセオはベッドから弾かれる様に飛び出し、部屋にある鏡を見て、何時もの自分じゃないと驚愕した。鏡に映ったのは、茶毛のイーブイでは無い、月光ポケモンのブラッキーだった。
 始め目にした時は、やや混乱した。自分じゃない誰かが鏡の中から姿を現したのではないかと疑ったが、それもすぐに勘違いだと気づく。
 冷静になって考え、やがてリセオは自身がブラッキーに進化を遂げたのだと、頭の中で理解した。
 偽りではないかと、感動と一緒に戸惑いが起こり、全身に震えが走った。何度も鏡の前でポーズを取ってはじっくり眺め、進化した様を観察した。
 時間を掛けてリセオは納得し、思わず笑みを零した。嬉しさの余りに屋敷中を駆け出したくなるも、どうにか気持ちを抑える。
 興奮ですっかり眼が冴えてしまったリセオは、居ても立っても居られずに、どうしようかと悩んだ。しかし、今の所何も思い浮かばない。
 高ぶる気持ちを静めようと、窓際の方に移動する。窓越しから差し込んでくる光に、リセオは例え様の無い快感に包まれる。リセオ自身でも気づかずに使っていた技の一つ、傷ついた体力を回復させる神秘的な技、「つきのひかり」だ。
 気持ちがいい。つきのひかりを使ったリセオが始めに抱いた感想がそれだった。全身に力が漲る様な、或いは癒しの空間に包まれるような感覚だった。
 今まで野生の世界やバトルの世界とは無縁であった彼は、この進化によって、何処までも世界が広がっていくような錯覚を覚えた。
 誰かに見てもらいたい。次に浮かび上がった気持ちは、今の自分を知って欲しいと言う欲求だった。
 記念すべき進化姿を、最初に見せるのは誰にしようかリセオは悩んだ。
「ご主人様、マッチ、ラーナ姉さん、クロイズ……」
 懸命に悩んでいた。見せるのであればやはり自分にとって親しい相手にしたかった。ウキウキ気分で考えている内に、ふと、ある者が思い浮かんできた。
 思いついた本人ですら、予想外と言わんばかりに驚いた表情をしていた。
「ナリアさん……でも、何で?」
 リセオは何故、彼女の事を思い浮かばせてしまったんだろうと混乱する。親しいどころか、むしろ避けて過したいと思っていた相手だと言うのに……
 しかし、リセオは不思議と不快感にはならなかった。それどころか、彼の中で渦巻く何かが、抑えきれない程膨らんでいる。時間が経つ毎に、ふつふつと湧きだち、煮え立つ。
 ノーマルタイプから、悪タイプへと変わったリセオ自身気づかない。悪としての心が生まれた瞬間だった。
 部屋の床に目を落として、ぶつぶつと独り言を喋りだす事にも自身で気づかないまま、ナリアと初めて出会った事を思い出した。
 初めて会った彼女は、とても優しくて綺麗であり、天使を思わせるような雰囲気があった。何も知らない野生の世界の事を教えてくれると聞いて、内なる胸を高揚させた。そして、この窓からは見えない、ずっと遠くの森へと連れて行かれた。
 真っ暗な森の中で気絶し、次に目を覚ました時の彼女は……悪魔だった。
 まだ純情さが残る若い身を、肉欲にまかせて食らいついたのだ。嫌で、怖くて、逃げたくて、恐怖と憤りで抵抗する自分を、思いっきり叩いた……
 犯されたんだ――精を搾り取られ、まだ異性への関心も持たないまま、その純情さを汚されたんだ。めちゃくちゃにされた彼の悲劇はこれだけに止まらなかった。
 恐怖から逃げるように眠りに入り、次に目を覚ましたその光景は、信じ難いものだった。ナリアと自分しかいなかったはずが、何時の間にか別の雌達が居て、リセオを囲んでいた。
 ナリアは最初から犯す為に自分を誘い出し、強引に性交されたのちに、仲間を集めて再び犯そうと企てていたんだ。
 力の無いリセオは成す術が無く、恐怖の真っ只中にいた。何度泣いて許しを乞いでも、彼女達は解放してくれなかった。犯され続け、身も心もボロボロにされた。長い長い、おぞましい夜だった……
 こから先は、何も覚えてない。次に目を覚めた時は、見慣れた部屋の中だった。地獄のような一夜を終えて、ようやく戻ってこれた。何も変わらない、安らぎの場…… 
 しかし、リセオの心に深い傷が残ってしまった。あれ以来からずっと、外の世界に感心を持とうなどと思わなくなった。二度と彼女には会いたくないと考えた。それなのに……彼女は、再びリセオの前に現れてしまった……
 誘拐されてしまったマッチの居場所と引き換えに、ナリアを屋敷の一員として向かい入れてしまった。
 ナリアが屋敷に来てからは、リセオの穏やかだった日常は壊れ始めたのだった。
 毎日、誰にも気づかれずにナリアは猫かぶっては周りの信頼を買っている。その裏で、自分は彼女の性的欲求の解消の玩具として弄ばれ続けていた。
 おかげで寝不足が続き、瞼にくまを残したままの朝を迎える日も多くなっていた。そんなトラウマの根源であるナリアとの生活は、日常を過す上で続いた。ずっと……
「もう、うんざりだよ……あの人には……僕は平穏に暮らしたいだけなのに……!」
 トラウマを植えつけただけでは飽き足らず、平穏な暮らしさえ奪ってしまうのか。彼女は!
 心の奥底では、彼女に対する恨み辛みがはち切れんばかりに肥大化している。玩具にされてきた彼の怒りだった。充血したような紅い瞳は、これ以上に無いくらい血走る。鏡を覗けば自分でも驚いてしまいそうなほど、その表情は憎しみに満ちていた。行き所の無い感情は、やがてリセオに一つの答えを導き出した。それは……
「復讐してやる……!」
 鋭く尖った牙を噛み締め、ギリリッと鳴らす。月を見上げるリセオの目には、神秘的な輝きをしている満月。それが、じんわりと血の色のように染まっていく姿が映っていた……
   
「ふにゃぁ~……」
 神秘的な特徴と、紫色の体に見合った模様柄のベッド上で、甘ったるく喘ぐ。先の割れた尾は、夢の中にいる彼女に反応して力なくベッドの上で揺れている。
 艶かしいボディラインは、月の光から逃げるように寝返りを打つ。これで何度目になるかわからない。
 材質の良い高級ベッドの上で、気持ち良さそうに寝息を立てているエーフィのナリアは、月光の方に体を向けては、今のようにそっぽを向いて寝返る事を繰り返している。
 使用人に丁寧に解いてもらった毛並みは、肢の先から耳の先端まで見事にまで整えられている。ちょっと外に出たら忽ちに野生の雄共を振り向かせ、引き寄せれる程の容姿端麗。野生の頃と比べて、その美しさは更に増していた。
 ベッド全体を我が物と言わんばかりに長い肢を心地良く伸ばしている。それでも持て余してしまうほど、その面積は広すぎる。まるで雲の上にでもいるみたいだ。
 屋敷生活にすっかり慣れた彼女は、その優美なボディを無用心な格好で眠っていた。
 美しいだけあって、ナリアは野生の頃はそんな風に寝る事はありえなかった。精欲が果てる事の知らない雄がわんさか居る森に行き来する身である為に、常に警戒は怠れず、警戒しなければならない。暗闇の森出身の彼女は、自分の身は自分で守る事が当たり前の風に考えていた。
 でなければ、何匹のも雄に犯されて、身も心もズタボロになるしかない。彼女の暮らしていた森は、まさにそんな感じであった。
 強い者でないと生き残れない。食料に困らないそんな森でも、弱肉強食のような世界があった。生ぬるい野生のポケモンとは訳が違う、特別な森。
 仲間意識がとても強く、暗闇の森以外から来た余所者が間違えて入ってしまえば、即座に淘汰されてしまう。血の気の多い輩の多い、やっかいな森で暮らしていた。
 そんなナリアも、上品な人間との暮らしに馴染んでしまい、すっかり無防備な格好で寝るようになってしまった。
 ナリア以外誰も居ない部屋に、扉が内側から開く。
 雌の居る部屋に断りも無く、忍び寄るように侵入してきたのは、進化したてのリセオだった。
 物音一つで目覚めていたナリアも、この時は目覚めなかった。気持ち良さそうな顔で、相変わらず眠っていた。リセオは、そんな彼女を憎々しい目で睨みつける。
「気持ち良さそうに眠って……僕がどんなに怖かったか教えてやる……!」
 リセオの脳裏で、ナリアと二人っきりで犯された場面が浮かび上がる。彼女に対する復讐の気持ちが、業火の如く燃え盛る。
 窓の影から忍び寄るように、僅かな音も立てずに近づく。本能が相手に悟られまいと告げる。自然的に出来た行為だ。
 リセオの存在に気づかない彼女。温室育ちで野生の暮らしを知らないリセオは、野生の経験のある彼女に対して、何処か優越感を感じた。
 ゆっくりと忍び寄る。一歩ずつ、音も無く……
 やがて、ナリアのいるベッドに飛び移った。それでも尚、彼女は寝息を立てて眠っている。まるで温室育ちの世間知らずなお嬢様のようだ。そして自分が、テレビに出てくる犯罪者の様に思えて何だか癪だった。だが今は、それはそれで良いかなとリセオは思っていた。復讐が出来るのであれば……
 やがて、後一歩の所で無防備なナリアに触れそうな位置に来る。その時彼はふと気づいた。どうやってナリアに復讐するか、まだ具体的な考えが無かった事に気づいた。
 その時だった。彼女が不意に寝返りを打ち、そのしなやかな肢がリセオの前肢にぶつかってしまった。
「あ……」
 思わず声を漏らし、慌ててその口を塞ぐ。急速に体温が冷える感覚に襲われた。もし、ここで眼が覚めて、自分が勝手に部屋に入った事を知られてしまうと、ひどい事されるに違いないと、不安すら覚える。
 しかし、それは杞憂に終わる。前肢が触れたまま彼女は目覚めること無かった。
 リセオはふぅっと、溜め息を吐く。安心した彼は、今一度ナリアを睨み降ろす。どうやって復讐しようかと、頭の中で考える。
 まずは、その無防備な体を前肢で抑え付けて身動きを取れなくしてしまおうかと考え付く。そこで、動けない彼女を攻撃しようかと思った。何でも良い。噛み付くなりして痛手を負わせようと思う。そうやって、ナリアが自分にやった事への報いが出来ると思った。
 美しい寝顔を見ながら、リセオはナリアに目覚めない程度に低く呻く。
 ――今までよくも、平穏な生活と自分を汚してくれたな……!
 怒り心頭のリセオは、深い憎しみを、雌の胴体を踏みつけようとする前肢に込める。気持ちよく眠るその表情が、痛みでどんな風に歪んでしまうか楽しみだった。
 進化したての体で、初めての夜襲。その美麗な体をめちゃくちゃにしてやると、リセオは前肢を力強く落とした。
 その時、ナリアが再び寝返りを打った――
「うぅん……」
「うわぁっ……!?」
 渾身の力を込めた一撃は、空振りと終わった。まさかの寝返りで、彼女は攻撃を回避してしまう。深く振り下ろした前肢はふかふかなベッドに沈むように吸収されてしまい、リセオは体勢を大きく崩す。
 リセオはバランスを崩し、体制を保てなくなる。前方の方――寝返りを打ったナリアの方に倒れて、顔面から落ちてしまった。ベッドがクッションとなって、怪我は無い。
「ちくしょぅ……! 何処まで僕を馬鹿にすれば……!」
 偶然とは言えど、リセオは更に憤怒する。寝ている相手にすら勝てないのかと、自傷気味に思い込む。
 未だにリセオを背にしたナリアの寝息声が聞こえてくる。その後姿を血走った目で睨みつけて、もういっそうの事このまま襲って痛めつけようと決心した。
 完全に理性を失い、ナリアに飛び掛ろうと体勢を戻そうとした、その時……
「んぅ、ううぅん……」
 再度、ナリアは寝返りを打ってきたのだ。予想もしなかった二度目の寝返りにリセオは面食らう。顔を起こした状態の彼の前に、ナリアが襲い掛かる。
「ふわっ……んっ……!」
 リセオは咄嗟に反応して目を瞑った。柔らかい何かが顔を覆う違和感、その後に背中を抱く感触に驚く。そして、鼻を擽る甘い匂い……
 突然の事に驚き、何事かと恐る恐る目を開く。そこでまた、衝撃と同時に赤面する。自分を覆う柔らかい感触、その正体に気づいた。ナリアの胸だった。
 リセオは顔は、胸の谷間の間に挟まるように深く埋れている。背中は、背中からぎゅっと抱きしめるみたいな格好になっている。鼻をくすぐる匂いは、間違いなく彼女の匂いだった。
 更には寝返りの反動で、ナリアの後肢はリセオの後ろ肢の間に忍び入り、その姿はまるで、艶かしく絡んでいる状態だった。もちろん、彼女の意思によるものではない。偶然だ。
 甘く香る雌の匂い。その上に、たわわに実った美乳がリセオの顔面に押し付けられている状態。何時も無理やり触らされているが、到底なれないもっちりした心地にリセオは更に赤面しながら震える。何も知らないナリアは寝言を言いながら微笑んでいた。
「抱き枕ぁ……むにゃむにゃ……」
「むぅ……むぅぅ……!」
 ナリアからすれば、抱き枕を抱いているだけに過ぎない。前肢に抱いている物を更に強く引き寄せ、実った美乳を押し付ける。
 羞恥心と息苦しさにリセオは悶える。胸の谷間の間でごそごそと蠢くと、柔らかな乳房が左右に揺れて一層その感触を顔面で味わう。
 リセオはひどく震えた。せっかく復讐しようとしているのに、その事に気づかれず、抱き枕にされるまでに舐められている自分が情けなくて何とも言えない。
 進化しても自分はナリアの玩具にすぎないのか。目に涙を貯めながら、ナリアを離そうと前肢を突き出した。進化した体は力が強くなっていて、自力で脱出する事が出来た。
「はぁ……はぁ……くぅぅっ! 何処まで僕を玩具にすれば……気がすむんだよ……!」
 一向に成さない復讐に焦りが積る。抱き枕を失ったナリアは閉じた瞼を微弱に揺らし、うぅんと呻き声を立てる。
「なんだよ、こんな胸……! 何時も何時も鬱陶しく見せて……自慢でもしたいの!?」
 怒りの矛先を、なんと先ほど触れてしまったナリアの乳房に向く。思えば、夜な夜なナリアと一夜を過す時に彼女は自慢そうに『どう? 私の胸、リセオはこのくらいの大きさが好きかしら? クスクス』などと笑いながら、嫌がる自分に揉ませたり押し付けたりなどとして楽しんでいた。
 悪ふざけにナリアが『ほーら、気持ちいいでしょぉ。アンリと比べてどっちが良い~?』と囁く声が、頭の中で再生される。リセオは、
「そんなに触って欲しけれりゃ、遠慮なく触ってあげようじゃないか!」
 口から出た言葉に、リセオ自身も内心驚いてしまう。抵抗があって触るのも遠慮したかった雌の乳房に、自分から食い付こうと考えるなどと、一体自分はどうしてしまったのだろう……
 気持ちが高鳴り、リセオは無防備な雌の上に覆いかぶさり、人間で言うマウントポジションと似た有利な体制をとった。これで、仮に目覚めたとしてもこちらが有利だ。やるには持って来いの展開だった。進化した肉体が以前とは比べ物にもならないほど成長し、ナリアとの差を感じさせないほどの大きさをしていた。それが、更なる優越感に浸らせる。
 初めてナリア相手に上を取る事が出来たリセオは、堪えようの無い快感に身を震わせ、口元を吊り上げ笑った。たったこれだけで満足してしまいそうなほどだ。しかし、ここで終わる訳にはいかない。
 リセオは前肢で彼女の体を抑え込み、進化した力で難無く真正面に向かせる。その瞬間、目の前で初めて出会った時よりもほんのり大きく膨らんだ胸が堂々と目の前に躍り出た。つやのある毛並みを靡かせ、眠っても美麗さを失わないその顔立ちと向き合い、生唾を飲み込む。リセオはナリアのボディラインを改めて見直し、復讐する事を一瞬忘れてしまうほど綺麗だと認めてしまう。それが、新たな怒りを呼んだ。
 それにしても、何故この時点でも目を覚まさないのだろうとリセオは後になって疑問に思った。野生の彼女なら、この時点で目を覚ましてもおかしくはないと思った。実に不思議だった。
 もしかして、屋敷生活にすっかり馴染んでしまい、野生の感覚を失ってしまったのであれば……そう考えたリセオは、ある答えを導き出す。
 ナリアさんは今、昔程強くは無いはず……!
 根拠の無い思い込みかもしれないが、それでもここまで無防備な様を晒している事には違いない。油断だらけの彼女をどうしようと、自分の思いのまま。リセオは改めて確信する。
 有利な体勢と、隙だらけのナリア。そして進化した自分――復讐を成しえる準備が揃ってあるリセオに、もう恐れる事は何も無い。そして、思いもしなかった狂気の一言を呟く。
「僕がされたのと同じように、ナリアさんも汚してやる……!」
 その言葉を合図に、リセオの復讐は始まる。目の前に晒されている乳房を、太く逞しく成長した黒い体毛の前肢で力強く触れる。
「ふぁっ……」
 乳房に触れられた瞬間、ナリアの寝息まじりの喘ぎ声が聞こえたような気がしたが、リセオは構わずもう片方の前肢で残っている方の膨らみに手をかけた。
 両方の前肢を張りのある膨らみにゆっくりと押し付け、弾力のある柔らかい脂肪の感触を味わう。自分の意思で触れたナリアの胸は、とても凄かった。
 自分から触れるのは初めてで、やや緊張気味になるリセオ。改めて触ってみて、その弾力の凄さに驚く。まだ触れただけなのに前肢はむにゃっとした脂肪に吸い込まれるように深く沈んでいく。
「うわっ……すごく柔らかい……」
 何時も触れている物なのに、自分で触れるのと相手に触れさせられるのではこうも違うのかと新しい発見に戸惑いを覚える。まだ序盤にも関わらず、リセオの胸の鼓動はリズムを刻んでいた。
 癖になりそうな触り心地をもっと堪能しようと、今度は左右の前肢を交互に動かし始める。目の前で肢の動かすとそれに呼応するように美乳が上下に弾く。
 もっちり感を堪能しつつ、次は乳房を押し潰したまま撫で回す。
 左右に広げたり引っ張ったり、中央に寄せて谷間を作ってみたりと、まるで玩具で遊ぶように乳房を弄ぶ。
「んぅ……ぅぅん……」
 雌にとってデリケートな所を乱暴に扱われ、息苦しそうな甘ったるい寝言を漏らす。未だに目覚めない彼女を前に、リセオの黒い炎は更にぎらついて燃え盛る。
 もっと揉みくちゃにしてやる。その自慢げに見せ付けてくる胸を遠慮なくもみしだいてやろうじゃないか。
 口元に悪い笑みを浮かべて、力加減を強くしながら今度は上下に揉み上げる。リセオの乳房の扱いに、ナリアは口からは苦痛の混じるような喘ぎ声を漏らす。
 これでも起きない彼女にある意味感心する。それならと、前肢を離さないまま今度は顔を持ってくる。ぎゅっと寄せて作りあげた美乳の谷間に近づけ、ほんのり香る甘い匂いを吸いながら舌を谷間の間に差し込む。
 脂肪の間に挟まれるリセオの舌。ぷにゅっとした感触を楽しみながら、間をなぞる様にゆっくりと舌を動かす。
「ふぁ……ん……」
 これは面白い。乳房の間を舌が滑り、僅かに唾液の後が残る。リセオは谷間を往復しながら愛撫を繰り返す。舌を挟む心地に身を震わせた。眠りの最中であるナリアの震えを感じ取る。効果は抜群だった。今度は、胸周りを舐めてみよう。
 未だに前肢を離さないまま首を移動させ、押し潰れた脂肪の周りを舌を走らせる。ねっとりと隙間からなぞるように這いずらせ、時折にチロチロと愛撫する。
 流石に行き過ぎたのか、ナリアの表情が恥らうように歪むと今にも起き出しそうに身をくねらせるが、リセオにとってそんな事もはやどうでも良い事だった。
「へへ……なんだよ、以外に感じるんだね……何時も余裕そうに見下していたくせにさ……」
 意外な発見を見たリセオは弱点を見つけたと言わんばかりに舌を引っ込めてほくそ笑む。これほどやっても未だに目覚める事の無い彼女の鈍さに内心驚きつつも、すっかり有頂天になり、彼は更に調子に乗りだす。
 一度左右に押し広げ、谷間があった所をなだらかな凹凸に変える。表情はやや赤面しながらも、もとより覚悟の上と誓ったリセオはそのまま間に顔を落とす。そして再度に胸を中央に押し寄せ、顔を脂肪でサンドした。
 左右からの伝わる肉の海に埋もれ、溺れ苦しむように首を左右に振りながら乳房の感触を堪能する。その激しい動きに胸がぐにゃぐにゃ躍り乱れる。
「ふぁ……んぅ……ぁ……?」
 流石のナリアもこの異常事態に反応して甘い吐息を漏らす。やがて覚める事のなかった彼女の瞼が疼きだし、ゆっくりと開きだす。
 とろんとした瞳が半開に開き、ぼんやりとした視界で天井を眺める。二度瞬きをしたのちに彼女はすぐに異変を感じ取り、自分の身を覆う黒い何かに目を向けた。
 最初は何が何だか分からない様子で「えっ……?」と、面食らった様子で呟いた。まだ視界は回復してないにも関わらず、彼女は今自分が置かれている状況を瞬時で把握する。黒い何者かに胸を触られている上に顔面を押し付けられていると、目覚めたばかりの瞼で見たその光景に驚愕した。
 誰にも聞こえないような声で、ボソッと呟く。
「夜這い……!?」
 弱肉強食の世界で生きてきた雌の経験者が思い当たる説を口にする。そう認識したナリアは咄嗟に寝ぼけ眼を鋭く尖らせ、キッと睨む。異変に気づいたリセオが慌てて顔面を上げようとするが、その前に彼女は両前肢を起こして相手の体を突き飛ばす。
 進化して四倍以上の体重だが、それでもナリアの腕力に負けて仰け反る。勢いの余りにリセオは後頭部から落ちる。幸いベッドの上だった為になんともなかった。
「一体何のつもりっ! 断りも無く勝手に部屋に入ってきたじゃ飽き足らず、寝込みを襲うなんて良い度胸してるわね!」
 ナリアは声を張り上げて叫ぶ。全身の背を逆立て、ベッドの柵を背にして身構える。デリケートな胸を弄ばれてこれ以上にないくらい不機嫌な様子だ。
 リセオはゆっくりと顔を起こし、警戒心をむきだしにしている彼女をジト目でみやる。
「……使用人のポケモンなら、今自分が何をしているか分かってないようね? 盛り過ぎて理性が効かなくなったのなら、少し痛いめにあわせてから主に突き出してもいいのよ、この恥知らずが!」
 屋敷の一員となった彼女とて、すべての使用人とそのポケモンを把握している訳ではない。使用人だけでも結構居る。使用人一人一人が複数のポケモンを抱えている。当然ナリアの知らない使用ポケモンも居る訳だ。
 その内の一匹がナリアの体に欲情して過ちを犯したものだと誤解する。当のリセオは、自分が誰だか判っていない様子の彼女に複雑な気持ちになる。
「僕が使用ポケモンなら、ナリアさんみたいな乱暴者とは決して関わったりはしませんでした」
「えっ? その声、あなた……リセオなの……!?」
 聞き覚えのある声を耳にしてナリアは戸惑い、警戒心が崩れていく。
 問いに対して、リセオはゆっくりと体を起こして頷いた。その瞳の奥にぎらつく炎を燃えつかせながら。ナリアの方は半信半疑だったが、童顔だった頃の面影を残していた為に、否定しきる事ができず、愕然とした様子で彼女は続ける。
「まさか、進化しちゃった……の……?」
 警戒がすっかり解けてしまい、逆立っていた体毛は静まる変わりに震えていた。瞳は信じたくないのか、若干目のツヤを失っている。
「はい、夜中に目覚めたら何時の間にか進化していました。せっかくだから、ナリアさんにも見せたいと思ってました……」
「馬鹿な、バトルの経験も無いリセオが進化するはずがない。私を混乱させようとでたらめを言わないで!」
 意地として否定しようとする彼女をリセオは内心哀れに思う。
「信じないのなら、証明してあげますよ。僕とナリアさんは、ちょうど今のような満月の夜に出会いました。そして外の世界や野生の事を教えてくれると親切にしてくれると思わせて、そして暗い森に連れて行かれました。森の中で僕は気絶させられて、気づけば知らない洞窟で目覚めましたよね。そしてその後は……」
 まるで昨日の事のように口ずさむ。ナリア自身も思い当たる節があった為に、表情をハッとさせた。
「それじゃぁ、あなたは本当にリセオなの……? そんな、私のリセオが……どうしてぇ?」
 ナリアは大変ショックな様子の声が震えていた。イーブイだった頃のリセオを愛おしく思っていた分、裏切られた気持ちは相当なものだった。 
「僕は、あなたの玩具なんかじゃない! 軽々しく私のなんて言わないでくださいっ!」
 あくまでナリア個人の私物みたいな言い方に、リセオは激しく憤怒する。その声が聞こえていないのか、彼女は震える前肢を伸ばしたまま硬直している。
 完全に油断状態になった彼女を、リセオは隙をついて飛び掛る。ナリアはまさかの奇襲に抵抗できず、再び仰向けに押し倒された。
「あ……くっ! な、何なのあなた……さっきの行為といい、一体なんでこんな事するの!?」
 悲鳴を上げるように非難するもリセオは声を張って返す。
「ナリアさんだって、何も分からなかった僕にひどい事したじゃないですか! 僕がどんなに嫌で苦しくて、怖い思いをしてきたか教えてやる!」
「仕返しのつもり……ふん、やっぱり子供ね。いくら進化したからと言って戦いの経験もないリセオなんかにやられる私じゃ――っ」
 最後まで言い切る前に、ナリアは不快な光線を目に食らう。
「はっ……うっ……ひぁ……?」
 頭の中で星が無数に浮かび上がり、それが踊るように頭上の上でくるくると回り始める。覚束ない口調はまともに喋る事もままならなくなった。
 復讐を誓った眼差しから放たれた、怪しい光。覚えたばかりの技をすぐさま試しに使ったリセオだが、効果は絶大だった。何をされたかすら理解出来ていない彼女を前に、リセオは再び優勢になる。
 しかし、ただ混乱しただけでは絶対的な優位とは言えない。時間を得て彼女はすぐに体勢を取り戻してしまう。それを許さないリセオは、充血の眼差しを暗黒色に光らせた。すると、混乱状態の彼女は、まるで金縛りにでもかかったように身動きが取れなくなった。
「くあっ……はぁっ……!?」
 混乱の最中、ナリアは複数の闇の視線を肌で感じ取り、背筋を凍らす。重度な麻痺をくらったかのように全身をビクビクと痙攣を起こしている。
 怪しい光の次の技である、黒い眼差しだ。これでもう、ナリアは逃げる事も叶わなくなった。しかし、まだこれで終わりではない。
 例えこの部屋から逃げる事が出来なくなっても、ナリアの外見に似合わない程の強さには叶わない。冷静に考えリセオは、ふと部屋の周りに落ちてある紫色のリボンに気づき、リセオの口元が再び悪そうに釣りあげた。
 リボンを取りに向かい、すぐに戻るとリセオは未だ混乱の中にいるナリアの頭部側にあるベッドの柵にくくりつけた後に、彼女の前肢上に持ち上げてばんざいをする姿勢にさせると、柵と一緒に両前肢を器用に縛った。
 そこでタイミングよく、彼女は混乱から解けた。一時的に正気を失った彼女は、次に目にした惨状に絶句する。
「ちょ、ちょっと何よこれ……!? くそっ、悪ふざけもいい加減にしなさいよ……本気で怒るわよ!」
 両前肢を封じられたまま怒鳴るが、リセオは全く恐れる様子も見せずに、平然としている。
 そう、昔の自分とは違う。やられてばかりのあの頃の子供ではないのだ。今度は、こっちがやり返す番だ。
「悪ふざけじゃありませんよ。覚えてますか、洞窟に連れてこられた僕に、丁度ナリアさんはこんな風に僕の動きを封じ込めた後に、こうしたんだっ!」
「んんっ!?」
 身動きできずに更に吠えようとするナリアの唇を塞いだ、自分自身の唇で。押さえつけられたナリアの呻き声が漏れる。
 以前ナリアが、仲間の慰み者にされようと暗闇の森に連れて行こうとするナリアに対して、怯えた声で制するリセオを、口付けによって無理やり塞がれた事があった。有無を言わせぬ彼女の笑みは、言葉に出す脅しなんかよりもずっと威圧感があり、今思い出すだけでも身の毛がよだつ。
 まるで身も心も蹂躙する味わいに、怖気付く以外何もできなくなってしまうのだ。そんな気持ちを、ナリアにも味あわせたかったのだ。 しかし、自分からやった初めての口付けが、よりによって自分を犯した主犯であるナリアだと思うと少々げんなりな気分にもなる。
 一度顔を離してみると、気に入らなそうに睨むナリアの表情がある。
「こんな事して、後でどうなるか分かってるの? もう一度森に連れ込んで、仲間達だけでなく他の連中の前に突き出してもいいのよ!?」
 あくまで抵抗の意思を見せる。やはり、何度も体を重ねた関係とは言え、自分が犯される側になるのは気に入らないらしい。相手を犯すのは良しとして、自分は犯されるのは嫌なのか、その傲慢っぷりにリセオは内心呆れてくる。
 もう黙れとばかりにリセオは胸に前肢を乗せた後にその五月蝿い口を再び塞いだ。何かを喋ろうとする口からもごもごした雑音が耳に入る。
「んちゅっ……んうぅ……ふぐぅっ……!」
 辛うじて後肢をばたつかせて抵抗を試みるが、不利な体勢ではどんな行為も空回りするばかりだ。これでもうリセオが完全に主導権を握ったも当然であった。
 口付けしている間でも、胸を愛撫する前肢の動きを休める事なく愛撫し続ける。余裕を持って、もう片方の前肢もその胸に触れる。
「ふうっ、んんぅ……りへお……!」
 気のせいか、ナリアの体が一瞬震えた事に気づき、唇を離して顔を見る。さっきまでの威勢は無く、眼が止めてくれとばかりに潤んできている。犯される恐怖が入り混じった色っぽさに、リセオは初めて自ら欲情と言うのを知る。
 胸の鼓動が高鳴り、喉が急速に渇いていく奇妙な感覚を覚える。これが、発情というのだろうか。
 最初に出会ったときに彼女が言っていた言葉を思い出した。「発情した私の前に現れてくるから」と言っていた。今リセオは、あの時のナリアと同じ心境になっていたのだ。こうなればもう、彼は止まらない……
 興奮を覚えたリセオは、まず彼女の首筋に口付けをする。
「ふぁ、ちょっと……そんな所にキスしないで……痕が残っちゃうって……ひゃんっ!」
 心配そうに哀願する声も聞かずリセオは、最初の場所から徐々に上に向かって進むように口付けを繰り返す。時にチロッと首筋に舌を出して愛撫もすると、またビクンと震えた。
 口付けを受けた紫色の首辺りは、いくつかポツポツと紅い痣を残していた。
「なんだ……チュッ……ナリアさんは首辺りが弱いんだ。意外だね、ちょっと舌で舐めただけで震えちゃってさ……」
「いや、言わないでよ……!」
 性感帯を知られてしまい、風邪を引いたかのように顔中真っ赤に火照らせる。
 弱点を握った。今度は舌を厭らしく伸ばして首周りをつぅっと走らせる。
「はうっ……首周りは……駄目だって……ひぁっ!」
 喋る余裕すら与えまいと舌の先端を小刻みに上下に愛撫する。唾液を若干含ませた為に、ナリアの首筋にはなめくじが通った後のような湿り気が残る。 
 首筋の愛撫とは逆に、今度は胸を多少乱暴に揉んでくにゃくにゃに形を変えていく。
「ふふ、いっつも鬱陶しく押し付けてきたこの胸も大きくなりましたね……こんな風に揉まれて気持ちいいですか?」
「いやっ……痛い、痛いって……離して……そんなに乱暴に扱わないで……」
「そんな事言わずにもっと素直になったらどうですか。ナリアさんだって僕に揉んで貰らいながら、気持ち良いかしらって聞いてたじゃありませんか。そんなはしたない胸なら少しきつく触っても大丈夫なんでしょ?」
 更に前肢に力を加えながら脂肪を寄せては弄んだ。快楽を通り越し、ナリアの顔は苦痛の余りに目に涙を浮かばせる。
「お願い……せめてやさしくしてぇ……リセオは、そんな乱暴な子じゃなかったでしょぉ!?」
「誰がそうさせたんだよっ! あなたが屋敷にやってきてから、昼も夜も迫られては慰み者にされて、ずっと苦しかった……だから、ナリアさんにもこの苦しみを味あわせてやる!」
 半分涙声で彼女が哀願する彼女に、リセオは苛立ちに顔を曇らせて怒鳴った。
「そんな……私ばかり気持ち良かっただけじゃなないわ。リセオだっていっぱい気持ち良くなってたじゃないの、いっぱい泣きながら、私の中で沢山……」
「五月蝿い、黙れっ! 」
 ナリアの言葉にトラウマを掘り返されたリセオは激怒と共に声を荒げる。胸を開放すると、次に彼女の頭部を乱暴に抑え付けた後、腰部を目の前にもってくる。
「うそ……何これ、すごく大きい……」
 性行為をやり慣れているナリアでさえ絶句する。それは芸術の一品と呼ぶに等しい業物だった。リセオ自身ですら、見ているだけで身が凍てつきそうな肉棒が目の前に晒される。体つきだけでなく、そっちの方も進化したらしい。イーブイだった頃のとは比べ物にもならない程の成長していた。
 通常サイズと比べても二倍以上はある。雄としてまさに一級品の持ち主であるが、リセオの端整な顔立ちには何処か吊り合わない。
 ナリアはわなわな震えながら肉棒から目が離せないでいた。
「その五月蝿い口を封じてやる……!」 
 リセオは怒りの感情のまま、憎々しいその口に向かって進化したばかりの逸物を容赦なく口内にぶち込んだ。
「……んぶぅっ!?」
 大口を開けているのに、その太さの余りにようやくと言った具合で口内に侵入する。まだ序の口なのに、すでに息苦しそうにナリアが呻き声をあげる。
 リセオは荒々しく息を吐きながら、進化してから初めてお目にかかる自身の逸物を、慣れない素振りでゆっくり腰部をナリアの口内に沈めていく
「んんんぅぅ~~っ!!」
 まだ半ば程度しか進んでいないにも関わらず、ナリアの呻き声が悲鳴に似た声に変わる。それでも、リセオは容赦はしまいと根元まで逸物を押し込んでいく。生暖かい温度とぷにぷにした感触が巨根全体を包み、溜め息を漏らす。
 納得いくまで逸物を口内に侵入させると、想像を絶するような圧迫感にナリアの後肢がビクビクと痙攣を起こし、尾は異常事態と危機感にピンと張り伸ばされる。
「こんな事されてもまだそんな事が言える!? いっつもおいしそうに舐めていたから、今度は僕の方から舐めさせてやる……!」
 そう告げた後に、リセオはゆっくりと腰を引いた。ナリアの口内を埋め尽くしていた巨根が離れ、一瞬だけ呼吸が楽になる。だがすぐに逸物は迫り、再び圧迫される苦しさに襲われた。
 怒りと沸き起こる性欲の捌け口にして、リセオは次々に引いては押し込むのピストン運動を行い、ナリアの口内で大暴れする。
「んぶっ……! んぐっ……! やら……くるひぃっ……ぶぇっ……」
 口内を通し喉の奥まで突き上げる勢いに、半端の無い息苦しさに嗚咽を漏らす。
「はぁ、はぁ、苦しそうですね……だけど、僕のあの時の苦しさと恐怖はこんなもんじゃないよ……! もっといっぱい苦しんじゃえ……!」
 虐げるような口調で吐きながらピストン運動を早める。口内で摩擦する刺激に身を震わせる。
 ナリアの持つ口内の暖かさとプリプリとした柔らかい舌、そして何よりも美人を台無しにするくらい顔をくしゃくしゃにして悶絶するその様を前にして、高ぶる気持ちが抑えられない。
 容赦なしに竿の先端から根元まで咥えさせた物は、口内を通して喉を貫き、呼吸の自由を奪う。
「うぶぅぅっ! りへお……うぇ……らめっ……うぶっ……」
 出たり入れたりでナリアはまともに言葉を発する事が叶わず、吐き気と嗚咽が交互に促す。縛られた前肢はリボンによって食い込み、徐々に前後運動を速めるリセオの動きによってベッドがミシミシと軋む音が響く。
「ナリアさんの口の中……ゴリゴリしていて、気持ち良いです……愉快だ……ナリアさんも嫌々言って、本当は楽しんでるんでしょ? こんな大きいものを口に入れてもらえて、気が遠くなりそうな程心地良いんでしょ!?」
 すでに上目使いで涙を流し始めた雌に対し、容赦無く罵り、罵倒する。ナリアは否定する余裕すらなく、ひたすら呼吸を塞ぐ逸物から逃れようと首を振って無駄な抵抗をしている。だが、深く入った逸物はそうそうと口内から離れない。
「やめぇ……うぇ……らめっ……ぐぶっ……おぇっ……!」
 涙で唾液で顔をぐしゃぐしゃになるほど歪ませ、涙いっぱいに浮かばせた瞳は焦点が合わず、宙を泳がせている。巨物が喉を貫通する度に、ナリアの魅惑なボディが痙攣するように跳ねる。
 何度も吐き出しそうに嗚咽する。それでも、込み上げる異物を僅かな気力で堪え、耐える。しかし、リセオは情け容赦なくいく。
「すごい……先っぽから根元まで擦れて……堪らない……イきそう……!」
 呼吸を荒げながらリセオは呟く。
「こんな口が僕の精液を美味しそうに飲んできたんだ……今夜も思いっきり飲ませてあげようじゃないですか……遠慮なく、全部そのはしたない口に満たしてしまえ……!」
 オーガズムを迎えそうになり、次第に腰部の速度を上げ、荒々しい動作で口内を突き上げる。 
「ごぶっ……うぐっ……ぶぇっ……りへ……うぶぇっ……ぉぇ……」
 数十回にわたる喉を貫く衝撃にナリアの美声は完全に潰れ、血反吐を吐く獣のような呻き声を上げていた。痙攣を繰り返す彼女はやがて、精神が圧迫感の苦しみから失神と言う名の開放の世界に向かいかける。
 まるで壊れた人形のように抵抗力を失い、逸物が暴れるがままにナリアの頭部がガクガクと揺れる。それでもリセオは精を発散させるまで止まらない。
「ぐっ……もぅ……出る……出る……最後に、思いっきり突き上げてやるっ……くぅぅぅっ!!」
 逸物を根元まで押し込み、先端が喉まで届いた所でリセオは絶頂を迎えた。放たれた濃厚な精液は口内に溜まらず、喉から直接胃へと放たれた。
 飲む飲まないの意思に関係なく叩き込まれるように送られてくる感覚に、ナリアは衝撃を受けて失神の世界から遠ざかり、大粒の涙が散った。
「うむぅぅっ……んーっ……んーーっ……!!」
「あ……あぁ……ぁぁっ……僕の精液が……ナリアさんの喉を通して……こんなの、初めて……」
 はち切れんばかりに膨らんだ性器の射精は並み半端ではない。快感の波に震えつつ、本能が全てを絞り出そう微弱に腰を引かせては再び突かせ、更なる射精感を引き起こす。
 逸物が脈を打ちながら精液を放つ度にナリアは悶絶し、瞳は震え、痙攣を起こす。リセオ自身もこんな風な絶頂は初めてで、言葉にならない様な心地が全身を支配する。
 やがて射精するばかりじゃ物足りなく感じると呼吸路を塞いでいる逸物を引き上げるべく腰部を一気に引く。口内から引き上げられた逸物は尚も射精を続け、その行き場は悶絶したナリアの顔面に叩きつけられた。
「あっ……がはっ……げほっ……げほっ……んはっ……ごぼっ……」
 生き物のように脈を打つ巨根は、ナリアに向かって顔射。卑猥な液体の音をペチャペチャと鳴らし、その妖美な顔全体を白濁液で汚し、その上に新鮮な空気を取り込もうと開放されたばかりの口内にも容赦なくぶちまける。
 ほんの僅かな時間でナリアは顔面のほとんどを白色が覆う。耳、瞼、鼻、額の宝石、唇とあらゆる箇所を白濁液で染め上げ、口内には小さい池が出来るほどに白濁液が埋め尽くされる。体力的に飲み込む事が不可能な彼女はそれを咳き込んで吐き出した。
 勢いは衰えつつも、それでも尚リセオの射精は止まる事を知らず、咳き込む彼女の鼻や目に目掛けて顔射した。
「あっ……あっ……うっ……くぅっ……」
「うげっ……えほっ……えほっ……」
 言葉を喋る事もままならないほど、お互いは疲弊していた。
 リセオ自身も、己の逸物が放ったこの莫大な量に絶句する。ほんの数十秒程度の射精で、ナリアの元々の美しさが分からなくなってしまうほどに変わり果てる。放水を掛けられた猫みたいに毛並みはぐっしょりとして、顔面の周りのベッドは白い染みがつく。
 彼女の仲間からすごい絶倫だと賞賛された事があったが、進化したリセオはイーブイの頃の比ではなかった。
「はぁ……はぁ……はぁ……うぅっ……」
 たった一回の射精だけで、リセオは激しく脱力感に襲われる。半端じゃない快楽に体は疲労が蓄積していた。足元が震えている事に気づき、ゆっくりと体勢を整わせて、三歩程後ろに下がる。
 安全を確保した上で、彼はようやくそこでへたれ込んだ。肩で呼吸をしながら、ベドベドになったナリアに向かって薄ら笑みを浮かべた。
 意識を取り戻した彼女は、見るまでも無い自分の悲惨な現状に、泣き出すような声で漏らす。
「いやぁ……えほっ……何よこれぇ……私、汚されちゃった……こんなにも汚されちゃったぁぁ……」
 涙が止め処なく溢れ出す。彼女自身も想像だにしなかった、汚されると言う事態。元野生でありながら、常にスタイル維持を欠かさなかった魅惑なボディと誘い込む程の美麗な顔つき。それを、まさかリセオによって汚されるなんて思いもしなかったのだろう。
 口元は未だに白濁液がねっとりと付着し、流れる涙は精液と交じり合う。ショックのあまり、尾はまるで死んでいるようにベッドに落ちている。
 この様子だと、今まで本気で犯された事がなさそうだ。リセオは確信し、そして初めて自分が過去にやられた事への報復の達成感に喜んだ。
「良い様ですよ、ナリアさん……今のあなたにはそんな姿が相応しいよ。精液まみれでドロドロになって、涙と涎を拭く事さえ出来ない無様な姿がお似合いですよ!」
 リセオはショックの真っ只中にいるナリアに容赦なく罵倒する。彼女はその言葉を耳にし、ビクッと震える。
 常に目上目線で他人を見下し、自分の思い通りに躍らせる。そんな傲慢の高みから引きずりおろしてやった。今の彼女にとって、この屈辱を覆す術は無い。
「いやだぁ……ヒック……ヒック……えぐっ……」
「ははは……まるで子供みたいに泣いているよ……」
 顔をくしゃくしゃにさせて、子供の様に泣きじゃくる。夢なら覚めて欲しいと言わんばかりに、彼女は何度も首を元気なく左右に振った。だが夢なはずがない、現実的な悪夢だ。それを、リセオも味わってきたのだ……思い知ったか、とリセオは泣くナリアを睨みつけた。
 しかし、一度静まっていた復讐の炎は、まだ満足しないとばかりに再び燃え上がる。程なく怒りに対する不燃焼と要求不満がのしかかった。その欲求は、今度は彼女の魅惑なボディに向けられる。
「今度はどうしようかな……だらしのないあそこにも仕返ししてやろうかなぁ……」
 不気味な声でリセオは呟く。その瞬間にナリアは頭部を硬い物で殴られるようなショックが襲う。
「え、待って……リセオ……嫌っ……お願いだから、もうやめて……ねっ?」
 絶望的な最中、震える声で子供をあやす様な口調、助けを求める。
「誰がやめるもんか……この進化した体で、もっとナリアさんを汚してやる……犯してやる……!」
「ふざけないでっ……! これ以上やって、後でどうなるか分かっているの!? 仲間達に言って、存分に痛めつけぇ……ひゃっ!?」
 どうにも許そうとしないリセオの態度にカッとなり、苦し紛れに脅す言葉を最後まで言う前に、高らかに悲鳴をあげる。
「ここ、こんなに濡れてますね……嫌々言いながら実は興奮してたんだ、ナリアさんって、どうしようもない淫乱なエーフィなんですね……」
 リセオの前肢がナリアの秘部に触れていた。それはゆっくりと上下に動かすと、ぬるぬるした分泌液が擦りあって卑猥な水音を鳴らしている。
 ナリアは秘部から伝わる刺激に言葉をなくし、甘いと息を吐いて悶える。
「はぁっ……やだっ……そこ弄るなんて……ずる……いぃ……あんっ……」
「うわぁ、ちょっと触れただけなのに僕の手がこんなにぐっちょりしてる……奥に行ったらどうなるかな……」
 興味半分にナリアの秘部を右前肢で押し広げる。淡いピンク色の性器が覗き、その部分はすでに分泌液に覆われている。ゆっくりと探索するように前に突き出す。分泌液が擦れ、抵抗無くぬるっとすべる様に前肢が侵入する。
「やっ……あぁっ……いやっ……前肢ぃ……入れないでぇ……」
 枯れそうな甘い響きを漏らし、リセオの好奇心が膨らんでいく。前肢が愛液でぐちょぐちょになる事もお構い無しに、前肢を進ませる。
「すごいなぁ……ナリアさんのが締め付けてきて……すごくきついよ……」
 侵入する前肢を迎えるかのように、異物を欲する膣内が遠慮なしにひくついて圧迫する。肉球が半分ほど隠れる頃には、分泌液の量は何割か増していく。
「そんなにいじっちゃ……私……だめ、感じちゃっ……あ……」
 リセオは最初に、肉壁に挟まれた前肢の先を上に軽く持ち上げたり下に下げたりの軽い動作を行うと、くちょっくちょっと卑猥な水音を鳴らす。すでに秘所は熱が篭り、出来上がっていたナリアは次第に声の音量が落ちていく。
「あんなに苦しそうに悶えていた癖に、ここはしっかりと濡らしていたんですね。ナリアさんはとんでもない変態だ……」
「いやんっ……言わないでぇ……私、決して変態なんかじゃ……ひゃぁっ!?」
 言い終えるのも待たずしてリセオは更に膣内の奥へと侵入しだす。進むにつれてリセオの前肢はぬめぬめした分泌液に濡れる。
「少ししか入れてないのにこんなに濡らしていて、何処が変態じゃないのですか? 苛めるのも苛められるのも好きなんじゃないですか?」
 ナリアは小悪魔じみた問いに言い返すことも出来ず、ひくついた表情のままビクンと身を震わせる。
「んっ……あぁっ……んぅっ……いや……そんなんじゃないわよ……いいから抜きなさいよぉ……」
「ふぅん、そう言う割にはこっちは抜いて欲しくないみたいですよ」
 震える声で必死に伝えるが構う事なく熱い雌の性器をまるで玩具のように弄繰り回す。厭らしい汁はみるみる内に溢れ出しては、リセオの前肢に絡まっていく。
「やぁ……溢れちゃう……熱いお汁が溢れちゃうぅ……おかしくなっちゃうぅ……」
 身を捩じらせて必死に逃げようとする。
「そんなに動くとかえって食い込んじゃいますよ。あぁ、中がまたぎゅっぎゅっ締め付けるようになって、とてもきついです……なんだか、気持ちいいな……」
 リセオは湿った雌肉の圧迫感に感嘆な溜め息を漏らし、唇を舐める。そして再び欲望の高まりを覚え、下半身に血液が集中し、全身が熱っぽくなっていく。前肢を濡らさんばかりに溢れ出る分泌液を前にして喉が乾く感覚に陥った。堪らなくなり、残った前肢を秘所に当てるなり左右に押し広げた。
 ピンク色をした膣内が広がり、生暖かい空気とにおいがむわっと広がりだしてリセオの鼻をくすぶる。すでにナリアの中はネトネトした愛液で充満していて、眺めているだけでそれは外部に漏れ出る。
「ナリアさんのあそこ、もうこんなにお汁で溢れかえってますよ」
「ひっ……いやぁもぅ、見ないでよぉ……」
 雌にとって一番の恥部を雄に堂々と見られてしまい、羞恥心のあまりに赤面する。
「何を今更言ってるんですか。さんざん見せ付けておいて、今になって恥ずかしいなんて言うんですか。あなたにも一応恥じらいってものはあったんですね。ちょっと意外でした……」
「くぅぅ~……」
 ナリアは言い返せずに悔しさに震えながら下唇を噛み、涙ぐむ。雄の前でみっともないまでに股を開き、逸物と愛撫によってビチョビチョにされた性器を凝視されている。それに付け加え、厭らしく罵る声に表情を屈辱に歪ませる。
 しかし、そんな屈辱も短く終わる。ナリアの下半身に柔らかい肉が性器に触れる快感が走った。
「ひゃあぁっ!? ちょっ……リセオ……?」
 甲高い声を上げ、熱で敏感になった下半身を見やる。リセオは愛液の滲み出ている割れ目に沿って舌を上下に滑らしていく。
「やだっ……んっ……触るだけじゃ飽き足らず、あっ……今度は舐めたりもするのぉ……?」
 舌の先が割れ目の上下に触れる度にナリアの甘い吐息が漏れる。リセオは何も言わずに喉の潤いを求めるがままに、割れ目やその周りに付着した愛液を満遍なく舌を走らせる。
「ふふっ、ナリアさんのあそこ、まるでお漏らしした後のようだ……綺麗にしてあげないとね……」
 舌が通った後にはリセオの唾液後が残る。それは愛撫と言うよりも、まるで放尿で汚れた部分を舐めて綺麗にしてあげるような動作。身動きの取れないナリアはまさに、親に世話をされるお子様同然だった。愛撫される快感よりも、恥ずかしさに美麗な容姿を強張らせた。
 しかし、その恥じらいですらやんわりとした快感に変わっていく。羞恥心で強張った顔はいつしか緩み、口はだらしなく開いていく。
「やだっ……恥ずかしいよ……私、子供じゃないのに……もぅ……」
 涙目になりつつも、下半身に付着していた愛液はすっかりリセオによって綺麗になった。だがそれで終わりじゃ無い。今度は割れ目を押し広げた性器に向かって、ちょうどキスをするような格好で顔を突っ込ませていた。そしてビラと唇が重なりあった状態で膣内に舌が侵入する。
「ひゃぁっ……!」
 ふわっとするような快感から変わって膣内を愛撫される快楽に仰け反る。
「んちゅっ……ちゅぷっ……ちゅぷっ……れろっ……」
 リセオは喉の渇きを潤そうと愛液を舌先で絡めとり、すぐに舌を引っ込ませて、それを口に含んで飲み込んではもう一度突っ込んでいく。
「ふあぁっ……やっ……あんっ……舌が入って……んっ……くすぐったい……」
「んぷっ……ふぅ、ちょっと舐めただけなのに舌いっぱいにぬるぬるしたのがついちゃうよ……もっとやってあげますね……」 
 やんわりと言い終えると、リセオは可愛がるように再びビラに口付けをし、滲み出た愛液で口周りをねちゃっと汚す。そして舌肉をゆっくりとピンクの肉壁にすりこむように挿入させる。
 いくら舐めとっても尽きるとは思えないほど絶えず沸いてくる分泌液。舌が肉壁を小刻みに触れて擦る度にナリアが身を震わせながら甘ったるく喘ぐ。
「うっ……あぁぁぁんっ……ひぅっ……あっ……はぁ……はぁ……だめ……ちろちろしないで……変……になるぅ」
 ナリアの言うとおり、そうなってしまえとばかりにリセオの舌は更に速度を早め、先が上下に、時に左右に、機械的な運動で刺激を行う。ぴちゃぴちゃと舌肉と愛液がぶつかり合う艶かしい水音を鳴らせながら。
 小さいながらも、刺激が電流となって絶えず下半身を駆け巡りる。次第にナリアの絶頂が迫り、声のトーンも高くなっていく。
「あっ……んぁぁっ…………だめ……もうだめ……へん……もぅ……イく……イきそう……イっちゃ……ぅ……?」
 ビラがひくつき、すぐにでも雌液を拭き出しそうな程、ナリアは絶頂間近だった。しかし、途中で舌先の小刻みな動きが突然止まる。
 後ほんの数秒程度いけば、オーガズムを迎える所だったのに。何事かとナリアが思っていきや、急に動きが再開される。
 リセオの行動が理解できず、快感に震えながら困惑するが、再び小刻みな快楽に満たされる。萎えてイきそこねたナリアは、今度こそ絶頂を迎えようと構える……しかし、またもや舌の動きが止まる。またイき損ねた。
「んぁ……な……なんでぇっ……!?」
 ナリアは嘆いた。さっきから絶頂手前で愛撫をやめて、萎えた所で愛撫を再開させると言う訳の分からない行動。リセオは秘所から唇を離し、僅かに笑みを浮かべた。
「簡単にイかせてもらえると思いましたか……? それはダメですね、僕はナリアさんを喜ばせるためにやってるんじゃなくて、犯された仕返ししてるんですよ……いつも弄ばれてばかりで、今度は僕がナリアさんを弄ぶんだ。ふふふ……」
「そ、そんなぁ……何よそれぇ……生殺しにするつもりぃ!?」
 ご名答と言わんばかりにリセオは秘所に軽く舌を滑らした。それだけで、ナリアの体がビクッと震えた。それだけ、快感に敏感になっている状態なのだ。
「いやぁ……ここまでしておいて、イかせないなんてひどい……」
 ナリアはあまりの理不尽に涙声になる。しかし、そんな事知った事じゃないと、リセオは黙って愛撫を再開させた。先ほどよりも若干遅くした動きで膣内で蠢かせる。
 もっとくれと、涎を垂らす口のようにぱっくりと開いた奥の膣でリセオの舌を締め付けてくる。少々やりづらく感じるも、それでも休まずに小刻みに愛撫を続ける。そしてナリアがイきそうになると、そこでまた愛撫をやめる。彼女の言うとおり、生殺しと言うに相応しい。
「いやぁん……やめないでぇ……リセオお願い……うぅっ……」
 悲願する声さえもリセオは聞き入れない。幾度と無く愛撫を中断させて、萎えてきた所を再び舌先で愛撫。この繰り返し。ナリアにとって、ある意味地獄。
 このままでは、何時来るか分からない絶頂を迎えるまでに気力が持たない。今まで味わった事の無い焦らし愛撫。イきそうで決してイかせないと言う拷問。汚れ知らずリセオからは考えれないアイデアだった。
「どうですか……んちゅっ……ナリアさん……気持ちいいでしょう、けど、決してイかせませんけどね……」
 リセオは悪意的な笑みを浮かべる。一度舌を引っ込めて口を話した後、前肢を半分ほど突っ込ませる。何の抵抗も無く秘所にズブズブと入っていく。
「あぁっ……! お願いだから……イかせてぇ……何でもいいからぁ……」
 消えそうな声で必死に懇願する。何度か絶頂手前で中断されたせいで、ナリアは瞳から涙を流す。何時もみたいに他者を見下しては不適な笑みをする高飛車なナリアの面影は無く、快楽を求めて肉欲にすがる性の奴隷に成り下がった、雌猫がそこにいる。
 自分はイこうと思えばナリアの体を駆使していくらでもイく事が出来る。しかし、縛られたナリアはそれが出来ない。どんな風に嬲っても、彼女は文句一つすら言えない。まさに下克上。
 すっかり腑抜けに落ちたナリア。もうそろそろ、良い頃だとリセオははにかむ。
「ペロッ、苦しそうですね。まぁそんな姿じゃ無理もないかなぁ。フフフ……でも、かわいそうになってきたし……」
「ふぁ……」
 舌を引っ込め秘所から顔を離す。てらてら光る愛液の糸を引かせ、唇をペロッと舐めた。
「僕のあそこも復活になった事だし、今度は大事な所をやってやる……」
「え……まさか、入れるつもり……!?」
 ナリアの額に嫌な汗が流れ、先ほどのどきつい強制フェラを思い出して震えだす。
「ナリアさんが言ったんでしょ。何でもいいからイかせて欲しいって……自慢じゃないけど、僕のこれであなたのあそこを掻き回してあげますから」
 冗談では無い冷徹な笑みを。恐ろしさのあまりにナリアは戦慄が走る。
「待ってよぉ……そんなでかいもの今まで挿れた事ないのよぉ……!? もし入ったりしたら、私……壊れちゃうって……」
「いいじゃないですか……壊れてしまっても……正気が保てなくなるまでイかせてあげますよ。淫乱なナリアさんにぴったりな姿じゃないですか……」
 恐怖で震えながら言うナリアに低い声で笑い、血に染まったような鋭い眼光で睨みつける。 
 ゆっくりと立ち上がった後、再びリセオは雌の体に覆う形に来る。赤く充血した巨棒を、涎を流すみっともない雌秘部にあてがう。しかし、それを前にしても挿入せず、自分の肉棒の先端部を割れ目に当てると筋にそって上下になぞる。
「ひゃぁ……まだ入ってないのに、熱いのが当たってる……これが……リセオのなのぉ……!?」
 赤い肉が、割れ目から滲み出る愛液でねとねとに濡れる。
「だらしがないなぁ、ちょっと先っぽが触れただけなのにあそこがひくひくしてるよ? 余程欲しかったんですね。この淫乱……」
 淫乱と言われ、ナリアは言い返せず口を下唇をグッと噛む。
「こんなお口に今まで苛められたんだね……今度は僕の物で苛めてあげるよ……もう二度と、他の雄では感じられないまでにくちゃくちゃにしてやるっ!」
 その言葉を口にすると、リセオは遊びを止めて割れ目の中央に当てる。そしてやや硬い動きなまま、肉棒の先端部で割れ目を抉じ開けるながら前進していく。
「あっ……あぁぁっ……!? いやっ……熱い……!? こん……なっ……あぁぁ~っ……」
 ナリアの身が電流を流されたみたいに仰け反る。まだ序盤に過ぎないと言うのに、絶頂間近な悲鳴を上げている。肉棒の進行はまだまだ続く。
「くぅっ……まだほんの少ししか入ってないのに、すごい締まるっ……!」
 息を荒げ、余裕の無い表情に変わる。凄まじい快感に悶え、驚く程遅い速度で挿入を続ける。グチュッグチュッと卑猥な音を鳴らしながら、中盤に差し掛かった頃には肉棒から伝わってくる快感は半端じゃなかった。
 イーブイだった頃にナリアに犯されていた時以上にきつく感じた。これは気のせいではなく、進化したからだ。
 柔らかい感触のする肉に包まれ、暖かいと言うには生易しい表現と言えるほど膣内は熱く、ギュッと締め付けてくる。
「ひぎっ……はっ……あぁぁぁっ……」
 リセオはじんわり来る快楽に震えつつ、竿を最後まで押し込んでいくとナリアは悲痛に近い喘ぎ声を上げた。肉が沈んでいくにつれ、密着する毛皮。
 毛皮越しからはナリアの微弱な振るえと、耳に聞こえそうな程の鼓動の高鳴り。そして、大きく開いた痙攣する網膜。悪く無い、快楽以上の爽快感がリセオを包み込む。
「ふふ、どうですか。進化した僕の物の味は……気持ち良いですか?」
 意地悪じみた質問をする最中も、リセオの逸物は進み、そして先端部がコツンと壁にぶつかる。竿は最後まで入りきらず、雌の子宮口に到着してしまった。
 ナリアはビクンと跳ね上がりを見せて、悲痛な叫びを口にする。
「あぁぁっ……い、痛いよぉ……大き過ぎる……」
 彼女の反応からして、自分以上の性器を受け入れたことが無いのは事実だと知り、リセオは復讐以外の優越感を覚えた。
 そしていよいよ、巨物の大暴れショーが始まる。
「ふふ、痛いですか。それじゃもっと痛くしてあげますよ……うんっ!」
 ナリアの頬を厭らしく舐めた後にリセオは力んだ声をあげ、ゆっくりした動作で腰部を引いていく。愛液で濡れた肉棒に薄ら赤い液が付着している。
 膣内を犯すには少々力量が必要だとリセオは思い、額に汗を流す。それでも今更やめる事などありえない。同じ力量で肉竿を雌の性器に沈めていく。
「ひゃあっ……あっ……ああぁっ……!」
 まだ一突きしかしてないのに、ナリアの体がビクンッと反応する。もう一度腰を引き、同じ要領で子宮口を突く。分泌液のおかげで、思ったよりもスムーズに膣内に滑っていく。
「くぅぅっ……すごく……締まるぅぅっ……!」
 正直、リセオの方も苦戦していた。進化した体はより膣内の圧迫を感じさせ、その窮屈さも以前と違っている。まだ始まったばかりなのに、もう息が上がりそうになっていた。
 飢えた狼のような嗚咽を漏らしながら、ベッドのシーツをギュッとつかんで堪える。少しでも気を抜けば、体力面でばててしまいそうだった。
 絶頂するまで、何としてでもナリアを犯さないといけない。根気を持って、ナリアを攻める。
「あっ……あっ……あぁっ……リセオっ……熱いよぉぉっ……こんなのっ……初めてぇっ……ああぁっ!」
 先端部が子宮口にぶつかる度にナリアの甘い悲鳴が部屋中に響き渡る。
 下の腹がリセオの性器が侵入を繰り返している痕跡が浮き上がり、生き物のような動作で行き来をしている。
「はぁっ……はぁっ……どうしたんですか、もっと鳴いてみてくださいよ……僕のあそこが好きなんでしょ。ほらっ……ほらっ!」
 リセオは勢いを付けて、速度を上げてピストン運動を活発させる。それに伴い、全身に駆ける肉の摩擦熱と電流のような快感が迫ってくる。口を開けて呼吸していないととても身が持たない。
「ひぃっ……ひぃっ……そんなに……早く動いたら……らめっ……らめなのぉっ……」
 涙と涎を零し、尻尾は快感のせいなのか、ピンッと伸びてビクビクと振動していた。
 時折リセオは、物をナリアの体に入れたまま態勢変える。彼女を横に回転させ、肉棒活動を再開させる。真正面とは違う気持ち良さが伝わっていき、リセオの気持ちに余裕が出来る。
 更なる刺激を加えてやろうと、シーツを攫む片方の前肢をナリアの乳房に移動させ、むにゃっと揉みしだいて愛撫する。
 肉竿の出入りで飛び散った愛液は、ベッドの一部を濡らし、シーツをぐしゃぐしゃにする。肉と肉同士のぶつかりは次第に激しさを増し、性の宴は続く。
 何時も神秘的なのに高飛車で人を見下すような目をしていたナリアの悶える姿は滑稽で尚且つ甘美的で、リセオの本能が更に犯す事を要求する。
「くっ……くぅっ……ナリア……さんっ……」
「あっあっあっ、リセオぉ……りせお……りせ……あぁっ……あぁっ……あああぁぁっ!」
 涙の粒を散らし、ナリアは初めての絶頂を迎えた。激しい痙攣に次いで、リセオの逸物を一気に締め上げる。
 高らかに響く叫び声を上げていくが、次第にそれも消える様に小さく衰えていく。
「フフッ、イっちゃいましたか。その証拠にナリアさんのあそこがぎゅうぎゅう締め付けてくる……ちょっと痛いけど、とっても良い気分だ。僕の名前を呼びながら絶頂するナリアさんを拝めるなんてね」
「ひやぁ……私……リセオに、イかされちゃったぁ……」
 リセオの絶頂を受ける前にイってしまい、乱れた息を吐き、虚ろ目を濡らし、ふるふると震えている。自分の雄具によってふにゃふにゃに果てたナリアの姿は、とても良い眺めだ。
「だらしなく顔ですね。イって満足しましたか? それじゃ、今度は僕の番ですね……」
 リセオは再び肉棒活動を再開させ、さっきよりも活発的な動きで子宮を突き上げる。
「ひやぁっ! ま、まって……まだ……イったばかりなのに……そんなに激しくされたら、お腹の中変になっちゃうぅ!」
 リセオは聞かず、零れる涙を舐めながら一定の速度を維持してリズミカルに浮いたり沈んだりを繰り返す。中の窮屈さにも慣れてきた様子だ。
「あぁぅっ……良い眺めだ……ナリアさんが僕に犯されて、悲鳴を上げてる……もっと、もっとしてあげる……ナリアさんが僕に教えてくれた事、そっくり返してあげる……」
 上半身を起こし、両前肢でナリアの下半身を押さえると逸物の出入りを速め、細かな動きを取り始める。
「ひゃあぁあぁあぁ……だめっ……中がコツコツ当たってっ……きもちいいぃっ……!」
「ふぅ……ふぅ……また中がきつくなってきた……やっぱりナリアさんは淫乱だよ、犯そうが犯されようがあそこは本当に締りがない……」
 ほどなくしてリセオは絶頂が近づいてくる。微弱な浮き沈みも次第に激しさを増し、肉竿から来る快楽の波に引き締まった表情もきつく歪んでいく。
「気持ち良い……けど、もうだめっ……出そう、出そうぅ! 耐えれない……中に出す……!」
「ああぁっ……! 待ってよ……口だけでもあんなに射精して……あそこに出されたら……私……ひやぁっ……!」
 想像を絶する射精量を一度味わったナリアは、今一度食らわせられるあの精力を今度は子宮内に出すと宣告されて絶句し、淫らな顔に恐怖が入り混じる。一番見たかった顔だ。だから、今更止める声も聞くことも無い。
 意地でも根元まで巨根を押し込もうと勢いを付けて中に突っ込ませ、最後に射精感を促せた。
「も、もう限界……出すよ……!」
「あぁ……やぁっ……らめっ、らめぇっ……また……きちゃ……あああああっ!」
 ナリアの制する声も空しく部屋に響きわたる。リセオは窮屈だった膣内に限界に達っする。
 ビクンっと、一定のリズムの脈動を打ちながら二度目の射精が始まった。蕩けるほどの熱い膣内が、忽ちに濃厚な白濁液によってナリアの中を満たしていく。リセオは甘い香りと射精間に、先ほどまで強張っていたのが拍子抜けてやんわりと力が抜けていき、トロンと解れていく。
 放った精液は、ほんの数秒でもう入らなくなり、子宮内をいっぱい満たしてしまう。行き所を失ったものは狭い膣内で逆噴射し、性器同士がつながっている結合部から漏れ出した。ベッドの上をドロドロとした白い液体が広がっていく。
「あああっ……やっ……いやぁっ……びゅくびゅくくるぅ……熱いよぉ……まだきてるぅ……」
 ナリアの言葉通り、とっくに子宮内を満たしても尚、リセオの射精は収まらず逆噴射が続く。蓄積量の限界を超え、ナリアの腹の一部が、まるで焼いた餅のように膨らみが出てきた。
「うあぁっ……だめだぁ、まだまだ出てくるぅ……きもちいぃっ……くぅっ!」
 意思に反するように制御が利かない射精感に気が遠のいていく。それを何とか気力で踏ん張ってみせ、射精感で震える腰部を引かせる。そして完全に引き抜き、脈打つ竿をナリアの体に向けて続く射精を雌の下半身に撒き散らしていく。
 勢いの治まらない白濁液は水鉄砲のように飛び散り、力なく下がった尻尾、ビクビク震える魅惑な尻、しゃなりとした後ろ肢と前肢、そして涙と一回目の射精で汚れた顔にまで付着していく。
「ふあぁぁっ……ああぁぁ……」
 力なく喘ぐナリア。全身が生暖かい精液にまみれ、神秘的な紫色の体毛は所々白色に染まり上がり、生臭い匂いに包まれていた。
 ようやく射精が静まり、反動で疲労状態のリセオは、改めてナリアを見下ろした。綺麗で魅惑的だった面影はもう何処にもなかった。今ここにいるのは、犯され、汚され、恐怖と快楽に支配されて無様に横たわったエーフィだった。
「ふふふ、その汚れた姿はとっても素敵ですよ。ナリアさん……」
「うっ、うぅぅっ……ひっく……ひっく……」
 程なくして、精液まみれのナリアの顔が涙に濡れる。鏡こそはないが、今鏡を見たらきっとひどい様なのが分かっているようだ。今まで犯してきた側が、初めて犯される側に回り、絶望に暮れているのだ。快楽が終わった後にリセオは爽快感に包まれた。 
 顔をくしゃくしゃにして泣く様を見て、気分が晴れ上がったようにすっきりとした気持ちになった。しかし、犯された分の仕返しとしては、まだまだ足りない。
「んっ……? な、何ぃ……!?」
「何って、僕のあそこがべとべとになっているから、舐めて綺麗にして欲しいんですよ」
 何時の間にかナリアの顔面に移動していた。逸物を彼女の目の前に持ってきていたリセオが命令をする。射精後でいくらか萎えて縮んでいた肉棒だが、それでも通常の雄の最大に膨張した同じサイズ。
 リセオはナリアの返答を待たず、半ば強引に咥えさせた。激しい運動後の肉棒は熱が篭っていたままだった。
「んぐっ……やめへ……んんんっ……!」
 自由に動けず、その上に性行為の後で体力の低い彼女に無理やり舐めさせる。愛液と精液で汚れていた肉竿が口内で暴れだす。舌肉が竿の裏筋に当たり、綺麗にしていくのと同時に、萎えかけていた性器を刺激していく。
「その舌で、僕の物を満遍なく舐め回すんだ……言っておきますけど、拒否なんてさせませんからね……! もし言う通りにしなければ、精子まみれのあなたをこのまま放っておいてもいいんですよ?」
 やんわりと脅し口調で言う。ナリアはまるで人質にされた子供の様に恐怖で引き攣った表情をし、止む得まいと、命令どおりに疲れきったまま、舌で肉竿を転がしていく。
 ぷりぷりした舌肉がちゅくちゅくと卑猥な舐める音と共鳴し、竿全体に伝わる柔らかい感触に口元を吊り上げて笑う。
「ふぐっ……んちゅっ……ちゅるっ……ちゅぅっ……ちゅるっ……」
「そうそう、舌だけでなく唇を使って……うん、上手ですね。さすが何度も男のあそこを舐めてきただけはありますね……」
 止む得ず従うナリアに追い討ちをかけるように、辱める言葉を投げかける。彼女は恥ずかしさなのか、悔しさからなのか、表情がぐっと強張っていく。
 高飛車でプライドの高いナリアが、性奴隷のように言われるがままに雄の性器をしゃぶりついている。イーブイだった頃は抵抗すら敵わなかった相手が、まるで意のままだ。文字通り、ナリアを蹂躙している。
 もっと舐めろと指示すると、彼女は一瞬震えた後、無言で従う。もはや反抗する気力さえ無いらしい。もうナリアは完全にリセオの言いなりとって受け取ってもおかしくない。高ぶる気持ちはやがて、半勃ちから完全勃起と言う形で出てくる。
「んぶっ……げほっ……げほっ……何よこれぇ……出したばかりなのに、もうこんなに……!?」
 膨張する性器を舐め続ける事ができず、咳き込む。そして完全復帰した物を前にして絶句した。
「まだ終わりませんよ。僕がやられた時はこんなものじゃなかったんですからね……疲れてばてるまで犯すんですから……」
 低い声で、有罪宣告するような口調で告げる。
「そん……な……でも、リセオだって疲れているはずじゃぁ……」
 確かに、進化したてのリセオは自分の体に慣れず、その上で不慣れな強姦と二度目の射精をやってきた。その為に彼の体はすでに疲労が蓄積しているはずだった。しかし、リセオはナリアが気づかぬ間に疲労対策していたのだ。
 ナリアが疑問に思う中、突然異変が起きた。リセオは黒い体毛に浮かんでいるリング模様の輪が月の光に照らされ、黄色から黄金色のように輝きだした。ナリアは目を大きく広げ、愕然と言う。
「まさか、つきのひかり……!?」
「これってそういう名前の技なんですか……進化したばかりで月の光にあたってみると、不思議と体が癒されたので不思議に思って……これを使えば、いくらでも疲れなんて取れちゃうんですよ」
 ナリアは窓のある方を向いてハッとする。カーテンを完全に開いた窓から、満月の光が部屋中を照らしている事に気づく。月光ポケモンであるブラッキーは闇に活動し、月の光を糧にして力を得るポケモンである。
 これでナリアは確信する。いくら犯そうが、夜と月の光がある限りいくらでも疲労を回復する事ができる。そうなると、ナリアを疲れ果てるまで強姦できる。精力については、今更考える必要もないだろう。
「今度は……そうですね。四つん這いにして犯してあげますね……」
 勝ち誇ったように笑い、ベッドの柵に縛ったリボンを一度解く。自由になった彼女は一度逃げようとフラフラなままベッドの上を歩くが、すぐに押さえ込まれてしまう。そして疲労で満足に動きも取れない彼女を後ろから覆う。
 背中から完全に押さえ込まれたナリアは、疲労と相まって本来の力が使えず、四つん這いで立っていられるのがやっとだ。
 リセオは復帰した肉棒を秘所で当てがい、耳元に息を吹きかけて言う。
「あの時の夜みたいに、眠れない絶望を味あわせてあげる……」
「ひっ……」
 ナリアこれからやられていく、犯され続ける終わらない夜と絶望に身を捧げなければならない。心構えをする暇すら与えず、リセオは彼女の秘所を抉じ開けて白濁液に塗れたピンク色の肉へ竿を投じていく。
「あっ、あああぁぁっ……」
 再び捻じ込むように入ってくる性器に悲鳴を上げる。その声を心地良く響かせながら、リセオはナリアの腹辺りを支えた状態で上下に動き始めた。
「あぁっ、やぁんっ……あんっ……あんっ……」
 月の光で疲労回復したリセオの動きに全く衰えが無く、無駄の無いペースで肉竿が雌の中へと浮き沈みを繰り返す。別の形で犯すのもまた格別な味わいがある。リセオは意地悪な事に下半身の動きを最初から飛ばしていく。
 容赦の無い激しいピストン運動にベッドがミシミシと軋む声が上がる。中で溜まっていた精液は肉同士が擦れ合う度にグチュグチュと音を鳴らし、結合部から垂れ落ちていく。
「やっ……いやぁっ……あっ……り……セオ……激しく……しないでぇ……」
 命乞いをするような低い涙声が届くも、もはや返答する事も面倒くさくなり、ひたすら犯す事に集中する。お腹の中が何度でも精液でパンパンになるほどヤりまくる。リセオの頭の中はそれでいっぱいになっていた。
 ナリアの喘ぎ声を聞きながら腰を打ちつけ、伝わる快楽は十分だが、もっと刺激が欲しくなり、腹部分を押さえていた前肢を上に移動させ、乳房を当たる。柔らかな脂肪を肉球で厭らしく撫で回す。
 それだけではまだ足らず、今度は顔をナリアの耳元も持っていき、その付け根部分をチロッと舌を走らせた。
「ひゃっ……いやんっ……あっ……そんなに……強く揉まないで……耳も……やぁぁっ……」
 胸も強く揉みながら耳元を愛撫する。そうする事で肉棒の硬さが増し、興奮が高まっていく。高ぶる気持ちに歯止めが掛からず、肉竿の動きは一層に勢いを増して過激になっていく。
 自然と呼吸が荒くなるも、それでも耳元の愛撫は止めない。イーブイ類の特徴の一つと言える愛らしい耳が唾液でベタベタに汚す。
「ああぁぁっ……らめっ……らめぇっ……!」
 首を振って悲鳴を上げる。嫌々言うも、快楽に負けて声は弱まり、息はたえだえになる。犯されて喘ぎ声を上げるその様はとても神々しく、ある意味神秘的だ。
 肉同士が弾ける激しい動きにリセオはもう絶頂が近づいてきた。これ以上に無い程腰部を加速させる。
「あああぁぁぁっ……やっ……やぁぁっ……」
 リセオがイく手前で、ナリアが絶頂に達する。それでもピストン運動は止む事無く続き、容赦なく犯していく。
「ふぅ、ふぅ……出る……うぅっ!!」
 呼吸を荒く吐き出した後にリセオの逸物も果てた。再び膣内に放たれた精液がブシュブシュと逆流し、まだ汚されていない純白なシーツの上に散っていく。三度目の射精感に酔い痺れながらも、絞りだそうと射精中の最中に腰をゆっくりと前後に引いたりもした。
 一度目、二度目とは違い、射精はすぐに終わってしまった。流石に体力は回復はできても、精力までは都合よく回復しないらしい。しかし然程の不満もなかった。
 ナリアは疲労した肢をがくがくと震わせながら息を切らしている。肉竿の栓を抜くと、忽ちに崩れ落ちる。中に溜まった液体がどろっと零れ落ちる。
「はぁ……はぁ……また、中が熱いのでいっぱいに……」
 枯れた声でようやく言った感じで言葉に出す。巨大な逸物を受け入れるだけでも、相当な疲労を伴っている。しかしリセオは彼女に休まる暇を与えない。
 まだ体力に余裕があり――尽きたとしても、つきのひかりでいくらでも回復できる。
 ナリアを強引に起き上がらせ、自分も両前肢でナリアの頬を押さえて固定する。精力的にまだ余裕がある雄の印を目の前に突き出し、口内に押しやる。もはや拒む言葉を発するだけの余力も無い彼女は、なすがままに巨物を受け入れた。
「ふぅぐ……んぐぐぐっ……」
 殆どぐったりした表情を見せている為にリセオは自分から動こうとせず、今度は前肢を力を入れ、ナリアに無理やり逸物を押し込ませた。
 力の差はナリアの方に部があるが、今の満身疲労である彼女を力で押さえつける事はとても用意だった。
 ナリアの顔を前後に扱うと、まるで彼女自らがフェラチオをしているみたいである意味心地の良い快楽が走る。
「ぐふっ……んんぅっ……んぐうぅぅっ……」
 竿を含んだまま呻き声だけを上げる。先端を喉の奥ににコツンコツンと当てて、ぐいぐいと押しやる度に悶え苦しむ。その様は実に良い眺めだ。
 もはや唾液を飲み込む気力も無くしたナリアの口内で溜まった唾液が性器に絡みつき、厭らしくてらてら光らせる。出し入れをする度に口周りがベタついて、まるで赤ん坊のように涎を垂らしている。
 調子に乗って、不可能と思う事をやってみた。無理やりにでも肉竿の根元を咥えさせるまで力づくで押し込んでみた。
「ぐぶっ……んぶっ……うぐぇっ……」
 呻き声は次第に嘔吐声に変わり、目玉はぐるんと上に向かい、白目になる。正気でいるのか気絶しているのかそれすら分からなくなってしまうほど。それでも竿の動きを止める等しなかった。
「ふふ……どうしたんですか。おいしいって言わないんですか? 何時もは美味しそうにしゃぶっていたくせに、随分とグルメなんですね。それともこんな太いのはナリアさんの口には合いませんか?」
 鏡を見れば、自分でも嫌気の余りに引き攣ってしまいそうな下劣な笑みを浮かべ、それに気づく事も無くナリアに無慈悲な言葉を投げ込んだ。
 もはや力なく口を開いた顔は涙を流すばかりで、瞳は艶を失っている。そして尚も口の中で暴れ続ける竿が喉を貫く度に痙攣する。
 リセオ自身も四度目の絶頂が近づき、押し込む動作も激しさを増してきた。表情に余裕の無くなったリセオは舌を出して荒呼吸する。
「はぁ……はぁ……イきそう……うぅっ!!」
 限界に達する瞬間、リセオは慌てた動作でナリアの顔から肉棒を引き離した。丁度彼女の目の前に置く位置で固定させると、肉棒が痙攣を起こしながら四度目の射精を行った。
 真っ白い精液は一直線にビュルルッと飛び、まだ汚れていない輝きを失っていない額の紅い宝石にふりかかる。忽ちに宝石は白一色に染まり、形も見えなくなるまで覆われていく。
 重力に引っ張られる液体はそのままナリアの顔中に落ちて広がり、再びナリアを汚した。用がなくなるとリセオは前肢を離し、ナリアを開放する。
 彼女はせっかく自由になったにもかかわらず、前肢でそれを涙や白濁液を拭う事もなく、ぐったりとシーツの上に落ちて呼吸と痙攣するばかり。
「ふぅぅっ……また顔にかけちゃったなぁ。口の中で出すのも気持ち良いけど、顔にぶっかけるのも楽しんだね。ここまで汚れちゃうと、誰だか分かんなくなっちゃうなぁ……」
 顔面の九割を白色に染め汚された顔を見て、冷徹な笑みを送る。それに対して彼女は、もはやリセオに視線を向けるの事も不可能なくらいぐったりとしている。
 何せ、彼女自身体験した事のない巨物にきつく攻められ、激しく体力を消耗していた。わずかな意識を保つのもやっとな様子でナリアは呼吸をしていた。もはや、虫の息と言っていい。
「まぁいいや……いっそうの事壊れちゃえ」
 リセオは暗い薄ら笑みを浮かべた後に、ナリアの背後に回る。起き上がる体力の無い彼女のお尻を前肢で掴み、浮かす。そして、四度目の射精の後でもまだ元気だと言わんばかりな肉棒を、白い液体をゴポゴポ溢している性器に挿入させる。
 もはや喘ぎ声の一つ上げれる気力の無いナリアは小さく呻いただけだった。そんな人形のような彼女を、リセオは後何回犯すかだけを考えていた。
 自分が集団逆強姦された時みたいに、気絶するまで犯すか、意識がなくなっても犯すか。そして次の日は何回犯すか、何処で犯すか。どんな風に犯すか。泣かしながら犯すか、羞恥心にまみれながら犯すか……
 グチャグチャになった雌の中で快楽に高揚しながら、リセオは犯す事だけを考えながら小さな声で笑った。まるで、闇に住む悪魔が静かに笑うかのように……
 

「ふふふぅ……むにゃむにゃ……これでどうだぁ……はははぁ……」
 玩具が散らばっている広い部屋の真っ白なベッドの上で、茶毛のイーブイが何やら嬉しそうに寝言言いながらもぞもぞ蠢いていた。
 その表情は、楽しい事に真っ只中にいるような顔で、とても心地良さそうな眠りっぷりだ。無邪気に寝ながら笑う愛らしい姿に、やんわりとした唇が触れる。
「クスクス、何か楽しい夢でも見てるようねぇ」
 眠りの最中であるリセオの隣で、それを愛おしい眼差しで見つめているのは、エーフィのナリアだった。彼女はすでに、その可愛い寝相を何十分も見ていたのだ。
「ふふふ……むにゃむにゃぁ……うぅん……」
 口付けを受けても尚、リセオは笑いながらベッドの上でもぞもぞとしている。まるで、夢の中で何かに夢中な様子だ。時折、くるりんと寝転がる姿など、犯罪レベルの可愛らしさだ。
「あぁんもぅっ、可愛すぎるわぁ~。私の弟、素敵ぃ~」
 同じく夢中で見続けていたナリアはその愛らしさに負けて、たまらずリセオの顔に急接近する。そして笑顔を作るその唇に思いっきり唇を重ねる。
「んっ……むむむっ……」
 呼吸を塞がれたリセオは息苦しそうに呻き声を上げるが、ナリアはお構い無しに唇を深く重ね合わせ、幸せそうに笑む。
「んちゅっ……可愛いわぁ……んむぅ……」
 一度離し、まだ足りずに再び重ねる。
「んんぅっ……んんぅーっ!」
 本格的に息苦しそうに悶えるリセオを察し、ナリアはパッと唇を離した。おいしく頂けましたと言わんばかりに下唇を舐める。
「クスっ、笑顔も良いけど……やっぱりちょっと苦しそうにする方がもっと可愛らしいわね……」
 キスをする前よりも、若干頬を紅く染めた状態でナリアが怪しく笑う。
 新鮮な呼吸を取り戻したリセオの方は、苦しみから解放されて再び心地良い夢の中へと戻る。そしてまた、可愛らしい笑顔に……
「あぁ……もう、たまらないわこの子ったら……疼いちゃうじゃない、子宮が……」
 彼女はやや恥ずかしそうに下半身に前肢を抑えながら呟いた。その天使の様な笑みが、彼女の欲望を掻き立てたのだ。何とも罪な寝顔だ。
「まだ夜中だしぃ、そろそろ夢から覚めてもらって、現実的な夢の様な心地にしてあげよっかなぁ……」
 ナリアがチラリッと壁に掛けられてある時計に目をやる。時計の針は、深夜の時刻を指していた。
 彼女は目の前の天使を起こす前に、色々と考え事をする。どんな風に泣かしてやるか、何処を汚してやろうか、何を強制させて気持ちよくしてもらうか、どうやって犯してやるか……考えただけでもう、興奮が高まっていく。
「あぁん。もぅ、考えてたらきりが無いわぁ。どうせずっと一緒なんだから、この際考え無しに犯っちゃうのもいいわぁ……クスクス……」
 心の底から出てきたような、妖美な笑みを浮かべてリセオを見下ろす。もうそろそろ我慢の限界だった。
「私の部屋に連れ込むのも面倒だしぃ……たまにはリセオの部屋でしちゃうのもいいかしらね……」
 そう言って、彼女はベッドの片隅に置いてあるピンク色のリボンをサイコキネシスで浮かし、そっとリセオの方に近づける。そして、ベッドの上にある柵に向かわせた後にリセオに気づかれないようにそっと、両前肢を捕縛するように縛り、完全に固定させる。これでもう、逃げられない。
「ううんっ……楽しいなぁ……むにゃむにゃ……」
 両前肢が縛られた状態でも、尚もリセオは起きない。まさに置かれている、油断しまくりな獲物そのものだ。
 準備が整った彼女は、これから起ころうとする眠る事の無い熱帯夜に、期待を胸に込めながらリセオに近づき、言う。
「リセオ、今日もたっぷり可愛がってあ・げ・る……クスクス……」
 無邪気な寝顔は、飢えた狼のような雌によって逃れようの無い危機に晒される。そして、何の助けも希望も無いまま、今日も何時もの様に食われていくだけだった……

コメントフォーム 

感想、指摘などお待ちしています。

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 「ナリアとの“始めて”の出会いを思い出す」 「その表情は“凶器”に満ちていた」 「今では外を“あるけば”どんな雄でも」 「その優美な体を無用心な“体制”で眠っていた」 「進化いたての体で」 「体制を保てなくなる」 「ナリアに飛び掛ろうと体制を戻そうとした」 「予想谷しない二度目の寝返りに」 「たわわに実った“の”美乳がリセオの」 「前肢に抱いている物を更“にに”強く引き寄せ」 「有利な“体制”と、隙だらけのナリア」 「リ<セオ>自身でも恐れてしまうほどの黒い狂気<に>駆られ」 「何をしているか分かってない様子“よ”ね?」 「痛い“目”思いをしてから主に突き出してもいいのよ……!」 「覚えた“手”の技をすぐさま試しに」 「時間を得て彼女はすぐに“体制”を取り戻してしまう」 「不利な“体制”ではどんな行為も空回りするばかりだ」 「“後”が残っちゃうって……」 「大人顔負け“のな”一級品の持ち主であるが」 「止“まなず”、咳き込む彼女の」 「ゆっくりと“体制”を整わせて、三歩程後ろに下がる」 「小さいながらも、連続<>伝う刺激が電流となって」 「すぐにでも雌液を拭き出“すて”散らしてしまう」 「“まるで犬の口は開いたままになっている”」 「暖かいと言うには生易しい表現と言え<る>ほど」 「ベッド<の>一部を濡らし、シーツをぐしゃぐしゃにする」 「何時の間に<か>ナリアの顔面に下半身“に”移動し」 「涙“ばかり”流す“ばかり”で生気“などうかがえない”までにだらんとしている」 「ゴポゴポ溢している性器<に>挿入させる」 「クスクス、何か楽しい夢でも見て“いえる見たい”ねぇ……」 「ナリアは<お>構い無しに唇を深く重ね合わせ」 「一度“話し”、まだ足りずに再び重ねる」 間違いがありました。

    リセオがまさかの進化!? しかもブラッキーにっ!? 冒頭からリセオがどんな方法でナリアを犯し汚すのか楽しみになりました。
    そして、やっぱり今までやられたことに対する怒りの感情に身を焦がし、実に濃厚なエロでお腹一杯になりました。立場逆転、下克上で、リセオがナリアに対してまったくと言っていいほど抵抗が敵わなかった分、その復讐はとても激しいものとなり、結果としてリセオはかなり鬼畜な怖い存在となってしまいました。ナリアの自業自得だし、自分はゴチになれたので五分五分です。
    しかし、ある程度考えていたことでしたが…夢だったのねw この後行われるであろう眠れぬ夜の行為にリセオは大丈夫でしょうか……夢がかなり鮮明なだけに本当カワイソス。
    これからも執筆頑張ってください。
    ――ナナシ ? 2011-11-25 (金) 17:56:44
  • こんばんは。コメントさせていただくのは初めてだと思います。初めての逆襲読ませていただきました。
    ヤシの実さんの初めてシリーズはとびとびながらいくつか読ませていただいていますが、今回上がったこのお話は今までとは大きく異なるお話でしたね。タイトル通りの逆襲が展開されていく様子は、このシリーズにいつも見られるものと正反対なもの故に違った味わいがあって面白かったです。
    それにしてもヤシの実さんは官能描写がお上手で、何とも興奮させられる描写の数々は読んでいて引きこまれました。何と言いましょうか、官能小説に対するコメントなのでたぶん適切かと思うので申し上げさせていただくと、己の内なる欲望が掻き立てられるような、読んでいてそんな感覚を感じてしまうほどでした。
    ヤシの実さんと言えば作者ページが2万ヒットを迎え、このシリーズは非常に作品数が多いことからリセオのキャラクター像は定着率が高いと思われますし、これだけ書いてもなお飽きさせない、それどころかもっともっとと求められるような文章の数々は素晴らしい限りです。ナリアのようにとでも言いましょうか、ヤシの実さんの文章はとても魅惑的ですね。
    では、これからも執筆頑張ってください!
    ――クロス 2011-11-25 (金) 22:05:14
  • 返答がかなり遅れる形になってしまい、申し訳ありません。

    >名無し様
    復讐が出来てよかったと言うのは、元々純潔な子に対して素直に喜べるかどうか微妙なお祝いですねぇ(笑)
    日頃から性生活を強要してきた悪キャラポジションのナリアが逆の立場に回るって事は滅多に無いですからね。その分だけ期待していた方にとって、すっきりするものがあるのでしょう。夢オチですがね……
    別に逆襲的な意味でなくても、ナリアが涙するシーンする要素は多々あると思って良いです。期待に応えられるかどうかは定かではないですが(笑)
    読者様の応援次第で、リセオが平穏な日々を再び取り戻す事もありますし、はたや、逆の場合も……

    >T&P様
    日頃の鬱憤を晴らすが如く、多少鬼畜的な内容にさせて頂きました。そうとなると、やはり汁物も多めにした方が自然的(?)な気がしますので、何時も以上に絶倫な表現を使いました。
    強姦物となるとただ行為を描写しても雰囲気は出ませんから、過激な表現が欲しくなります。
    現実世界では普通は出来ないからこそ、そうではない世界では盛大にはっちゃけたりしたくなるものです。もちろんその後は夢オチにして何もかも無かった事に(笑)

    >ナナシ様
    本編ではまだ出番無しなブラッキーですから、思い切って淫夢限定で登場させました。活動するにうってつけな深夜と言う時間設定も含み、それらしい演出が出来たんじゃないかなって思ってます。
    ブラッキーの特性を入れる事によってイーブイの時と比べて、持久力を半端なく向上させました。その上に「つきのひかり」を使わせることによって永久的に逆襲と言う名の強姦を可能とする要素を盛り込みました。
    無防備な雌を襲うとなると、やはりシチュエーションは大事だと言う事をこの作品を通して考えさせられました。だからと言って「やっぱ雌を襲うのなら夜か監禁する以外ないっしょwww」などと短絡的な考えは危ないですけどね。
    通常にしろ逆にしろ、予想外な展開や裏切り、激しい感情などの演出は官能場面の盛り上げるのに必要不可欠ですね。官能と言うのは何とも奥が深く、そして欲深い(笑)
    例え描写が下手でも、雰囲気や演出次第では目が離せなくなるような印象を読者に与えれるものだと自分は思います。インパクトですよ。インパクト! だからリセオにはこれからも悲劇の王子様を演出してもらわないとね!
    これからもそんな具合で沢山の読者に少しでもそう言った雰囲気を感じて貰える様な官能物語を書きたいですね。

    >クロス様
    初めてコメントを頂き、感謝と同時に返答の遅れをお詫びします。
    自分が執筆する『リセオ物語』は基本ストーリーではありますが、最初からでは無く、途中から読み始めた方にも物語が分かりやすいように作品事にキャラの紹介や、簡単な説明などをさせて頂いてます。
    この物語は自分の欲望をそのまま書き殴ったような部分が多い為に、愛のある性行為を希望している方には申し訳ない程にそういった要素は無く、自分で書いて興奮する事が出来れば、それで満足するような自分です(笑)
    二万ヒットと言っても作品の数は決して多くもなく、文字ばかりが多い内容で飽きる事も珍しくは無いです。一ヶ月に一作ぐらいは上げれるようにしたいです……;
    個性の薄いキャラでも、作品毎に登場させて他のキャラ達と絡ます事によって、そのキャラを定着させています。自分のキャラに愛着心を持つ事によって、また魅力的な物語が想像できる事もあります。後は根気とやる気ですね(笑)
    応援ありがとうございます。

    その他の方、誤字脱字の報告をしてくださった方、長い文章なだけに大変助かっています。本当にありがとうございました。
    ――ヤシの実 2012-02-14 (火) 00:22:48
  • 夢オチですがリセオが攻めるのもいいですね
    執筆頑張ってください 応援してます
    ――ポケモン小説 ? 2012-08-08 (水) 22:41:24
  • 最後ナリアさん怖いよ…
    リセオ、この夢をいつか実現できる日は来るのか!?…来ないかな、多分(笑
    でも、私は現実になるように応援してるよ!
    夢は諦めたら叶わない!頑張れ、リセオ!
    あと、ヤシの実さんは「~だけじゃ飽き足らず…」という表現が気に入っておられるようで。
    私も、少し気に入ってしまいましたww
    ――ナナシの実ww ? 2012-12-01 (土) 22:40:31
  • うぅん、普段が普段なので、たまにはナリアが犯されるのも良いですねぇ…\(^0^ モットヤレ~
    でも、リセオにはもっと苦しんでもらいたいかもww
    ―― 2012-12-10 (月) 00:26:04
  • >ポケモン小説様
    夢だけなら誰でもやりたい放題する権利はありますからね
    現実だと返り討ちに逢いかねませんから

    >ナナシの実様
    徹底的に絞り出させるのが彼女の主流(?)ですから。事前に逃げられないようにするのはもはや基本です。
    仕返しを夢見るなんてリセオも黒い方向に向かっちゃってますね。仕方が無い気もしますが。
    単純な台詞じゃ飽き飽きされますから、描写にも色々と気を使います。そうすれば濃密な官能が書ける気がしますので~。

    >名無し様
    高慢な雌を犯すのはさぞかしすっきりするでしょう、今度はナリアがやられる役割にまわしてみましょうか。
    これ以上幼い子を苛めるのはちょっとかわいそうな気がしますが、それもいいですね(笑)
    ――ヤシの実 2012-12-26 (水) 01:18:33
  • 何十回この話で抜いた事か…
    今日も三回抜かせていただきました。
    ほんっと官能描写が上手ですね。
    毎日ゴチソウサマですよ。
    ―― 2013-01-15 (火) 22:37:41
  • >名無し様

    官能描写には無数と言ってもいい程の表現がありますから、上手かどうかは自分では判断出来かねないので読み手の感想がとても有難く思います。
    相手にしっかりと伝わっていくのかが重要なので、官能シーンを書くならば本気で書くのが自分のポリシー(?)です。
    人によって受け取り方も様々なので、こっそりと表現を変えたりとかもしています。
    遅れながら、感想ありがとうございました。
    ――ヤシの実 2013-07-08 (月) 23:04:30
  • なつき…石…特別な場所…無理だな(確信) --
お名前:

トップページ   編集 凍結 差分 バックアップ ファイル添付 複製 名前変更 再読み込み   新規作成 ページ一覧 ページ検索 最近更新されたページ   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2011-11-23 (水) 00:00:00
This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.