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光の世界へ

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光と闇の運命 

作者ジャンク

※流血および死亡表現、グロなどが含まれます。 苦手な方はすぐにバックを!

光の世界へ 

薄暗い裏路地、地形に合わせて建てられた建物それらから生み出される迷路。
慣れた者ですら入ってしまうと迷ってしまう場所だが隠れるのは持って来い場所にもなる。
それを利用した俺だったけど…………完全に此処にいるのバレた。
(…声…出したのがまずかった…よな…完全にばれてるしぃ…)
息を潜めながら細い路地の道を周りを確認しながら組織の目を掻い潜っていた。
やっぱりあの声がまずかったなと思いながらも掻い潜って路地を進んで。
組織の連中を撒くことが出来小さく胸を撫で下ろして少しだけの時間でこれからの予定を考え始めて。
(この調子じゃあ…光の扉には絶対守り固められてるな…手薄の場所をねr…)
「…っち………居……?」「ぃ……こっ………こうを………」
考えているうちにも追っ手の声が微かに聞こえてきて満足に考える余裕も与えてはくれず。
すぐさま見つからないためにもその場から急いで移動をし始めた。
(改めて組織の連中が多いことに驚かされるな……当たり前か…)
フッと小さく笑ってしまい闇の世界の生き物全てが所属しているということをおもいだして。
何を当たり前のことを考えているんだと思った途端無意識に笑いがでたようだが…
その笑いが出るほど今のところは心の何処かで余裕に思えていた。だけど、
それはすぐさまに無くなり心の中は余裕ではなく焦りで一杯に変ってしまった。


「こっちを探して見るか…隅々までだしな…」
「………………………………………………っ!!!!!!!!!」
前からしかもずいぶん近くから聞こえてこのままでは戦闘は避けられず、後ろからも来ている。
これはまさしく………挟み撃ちになって戦闘はまずゼロに等しい事は確定になってしまった。
普段の状態ならば戦闘は容易いが、今の状態はゼフィロに受けたダメージと後のことを考えて、
戦闘は避けたい、もし戦うことになれば…まず光の世界への行ける確率が大幅に下がってしまう。
この狭いスペース不利な中絶対に避けたい、そんなことを考えている間も相手の声と足音は近づいてきている。
(覚悟を決めるしかないな…ダメージを受けずに倒すしk……うぐっ…!)
決心をして壁から背中を離そうとしたとたん壁にコートが引き込まれ自分まで引き込まれてしまった。
それにはビックリして暴れるなか声を上げようとした口に手を当てられその姿に俺は驚きを隠せなかった。
「静かに…まだ外には組織の人間がいるんだから…声なんて出したら駄目」
「…………アブソル…なんで此処に…見つけられるはずも無いはずなのに…」
小さな声でそのように言って組織の連中が去るのを待つようにその場に静かにしていて。
きょとんとした顔で見つめているとアブソルは目を合わせると少しの沈黙が続いたが、それはすぐにも崩れ。
その理由は頬を爪で挟んで引っ張って地味だが痛いお仕置きを始めたからだった。
仰向けで手を後ろ足で踏まれ頭の上方からから頬を引っ張ってるので若干爪がめり込み普通よりも痛みが走る。
流石に悲鳴はあげず痛いのを耐えているがお仕置きとしては地味に痛いのでやはり耐えるのが必死でいた。
「んーーーーーーーーーーっ…ぃ”ぃ”ぃぃぃぃぃ……」
「この悪い人にはお仕置きです…こんなことして!たっぷり味わいなさい!」
アブソルの目はどこか怒りよりも悲しみの目で一杯だったのが見て分かった。
だけど…その理由を聞こうとしようとしたがまずはこれを止めてもらわなきゃ話すら出来ないのが現実でした。
「すこひまっていはふていいふんもいふぇないふぁろ(少し待って痛くて言い分も言えないだろ)」
「それもそうね…じゃあ言い分を聞かせてもらおうかしら」
今の聞き取りにくい言葉を理解したのか頬を引っ張るだけはやめて前足を頬から離した。
少しばかり頬には痛みとヒリヒリとした感覚が残っているが擦る事も出来ず少し嫌な気分だったが、言い分を言わせてもらっう事は出来る様になった。
あとは相手をまた怒らせないように慎重に聞ければいいんだけれども。
多分大丈夫だと願いつつじーっと俺の顔を見るアブソル、そんな沈黙を終らせるように口を開いた。
「何でそんな悲しい顔しかしてないんだよ…いつもみたいな明るさはどk」っと言いかけた瞬間…
確実に俺は地雷を踏んでしまったようでアブソルは目を軽く細めてしまった。
そして、深く息を吸いその空気と一緒に怒鳴り声を上げてまた頬を掴みかかった。
先ほどの数倍も強く、爪が食い込むようにおもいっきりと容赦ないくらいに。
「誰のせいだと思ってんのよ!!それに言い分じゃなくて質問じゃない!!」
「ぎゃああぁぁぁ!!ごめんそれ以上は許してきゅれ!」
二回目のお仕置きで痛さよりアブソルの尋常じゃない怒鳴り声で驚いてつい声を上げてしまった。
今の状況も忘れてはいなかったのにこれは失敗だった。
ドッゴオォォォォォン!!「理を変える鎖クラウリィン見つけたぞ!」
案の定見つかってしまってヤバイと思った俺は腕に乗って腕を体重で押さえつけているお仕置き中のアブソルごと上にあげてバランスを崩したアブソルは頬から前足を離してしまいフワッと上に撥ね上げられた。
その一瞬に跳ね起き上に飛ばされているアブソルをお姫様のように抱き止めてすぐに次の行動に移ろうとしたが、
流石にアブソルを上に撥ね上げるのと受け止めるのには無理があったのか右腕に強い痛みが走った。
だけど、今の自分にはそんなのは一時的なものだと言い聞かせながらそのまま走り出して、
全身全霊で組織の人間を蹴り飛ばし建物の同士の間を一本一本間隔を空けて鎖で繋ぎ足場を作りそれを地面を蹴るように踏んで建物の上に上がって建物の上を走って逃げた。
アブソルは一瞬の出来事だったためか…ビックリして目を丸くし抱かれたまま黙っていた。


「ふぅ…やっと撒いたってところだな…はぁ…」
路地から抜け町からずいぶん離れた所まで走って来たようで…遠くのほうに自分たちが居た町が見えた。
ここで走ってきたのを思うと少し疲れたなっと思っていたのだが………。
「いつまで持っているつもり…恥ずかしいん…だけど///」
腕に抱かれていて少し恥ずかしそうに目を逸らしながらブツブツと聞こえるように言ってきた。
ここまでずっと抱かれて揺れる中大人しく我慢してたのか少しいいにくそうでもあった。
無理矢理あの入り組んだ人工的の迷路をすばやく真剣に動いていたから声もかけられないのは無理もない。
「まあ…ここの平地ならそろそろっというか早くに降ろしていればよかったな;」
俺は辺りを見回してすっとアブソルを降ろすと肩を軽く回したりして伸びをしりした。
追ってくる人影もなしただ問題は…腕の感覚がひんやりとして血の流れが止まっていたのが少し流れる感じだった。
アブソルにはバレない様にするがアブソルは少し機嫌が悪そうな顔をしていて、
「そんな運ばなくたって私はちゃんと歩けますよーだ!ばか…」
「そこまで怒ることないだろ…とっさの行動だったんだから」
怒っているアブソルを少し理由を言いながら機嫌を直すようにいいながら俺たちは歩き出した。
いくどもいくども平地の景色は変らずアブソルの機嫌も変らなかった。

困ったな…ここまで怒ったら何で場所が分かったか聞き出すに切り出せない…;
気まずい雰囲気…この状態が消えたのはアブソルのちょっとした行動だった。
途中からアブソルが立ち止まって何かをしているようでその行動が終ると。
口にオレンの実を咥えていて近くまで寄って来てそれを渡すかのような素振りをして、
それを手に受け取るとすぐにまた立ち止まって何かを始めたようだ。
よく見ると首に小さく細くかかったチェーンの先の小物入れから物を前足で取り出そうとしてた。
「まったく…取り難いなら頼んでくれればよかったのに…」
「朝ごはんなんだもん…せっかく用意してたのに居なくなるのが悪いのよ…手紙一つで」
「巻き込みたくなかったからだ…組織の裏切り者になる事はほとんど間違いなかったから…」
そう言いつつ小物入れからもう一つ小さなオレンの実を取り出すと小さい実が実物大までの大きさに変わって、
小物入れに入っている物は収縮して物を入れるタイプなのでそのようになっている。

「それなら尚更私は付いていくわよ……一緒にいたいんだから」
「それは組織の裏切りに値して殺されるかもs」「構わないわ」
いい掛けているのにアブソルは即答し目は本気だった。
ここまで本気では何を言おうと決心を曲げる事は出来ないであろう…
俺は一呼吸おいて本心は隠しつつ仕方なそうな素振りをして、
「はぁ……仕方ないな、いったん言ったら言うこと聞かないんだから…」
「じゃあ決まりね♪それじゃあ…まずこれからどうするの?」
「まずはこれを食べてから決める!せっかくのアブソルがくれた飯だからな」
手に持っているオレンの実をカリッと味ると少し甘く渋い感じがして、朝ごはんというより…
おやつを食べている感じだったがそれを朝ごはんとして二人で一緒に食べながら歩いていった。

「食べ終わったことだし…ゆっくりしていると追っ手も来そうだな…」
「まずは…この世界から出ないことには命がいくつあってもたりないわね」
「光の扉…まあ空間を繋ぐ扉だが…何処も警備がいて閉鎖の可能性ありだな」
このようなメンバーの裏切りでも普段は大事にはならないが…今回は上位メンバーということもあり、
ここまでの大騒ぎになっているから扉の警備は相当な手慣れを多めに配置しているはずだ。
下手に強行突破は出来ずどうすればいいか二人で悩んでいると…アブソルが名案を思いついたようで。
「今なら混乱で遠くの警備はまだ間にあってないから…そっちに行けば!」
「んー…ここから一番遠い居場所は……見晴らし最悪と言っていいほどの…薄光の丘だな」
この暗い世界でもほのかに明るい丘でそこに扉があるが…遠いい事もあり警備が普段も行き届かない場所だ。
だが、ほのかに明るく周りに木なども無いので見つかる確率はぐっと高くなってしまう。
一か八かの賭けになってしまうが…そんなこと考えている余裕もないそれに賭けるしかない。
「よし、危ない賭けかもしれないけれど…そこに行くのが一番いいな」
「遠いいけど私はあそこは綺麗で好き♪」
アブソルは嬉しそうに笑って言うが俺はそれに小さくため息を付いて、
「扉にはすぐに入るからそんなのに浸ってる時間は無いからな」
「分かっているわよ!そんなこといわれなくても…!」
またアブソルの気に障ることを言ってしまったようで、また雰囲気が悪くなると思った…が、
そうでもなく、何故か目が合うと目を逸らされてしまい繰り返していく内アブソルが笑い始めてしまって、
そんなことをしながら向かう俺にはいつも以上に心の距離が縮まった気がした。


「さすがに…遠いいと言う理由もあってこの行くまでの道が険しくてきついなぁ」
「酷く言えば…手抜きね遠いいからってことで…」
丘に向かう道は酷く道は獣道みたいになっていて通れる事は通れるが酷いく、
道はガタガタ幅は狭くなったりもし、走ることはおろか歩くのですら儘ならない状態だった。
その道を抜けると川があってそこに差し掛かったときに川に掛かっているはずの…橋がなかった。
「「橋がない!?」」っと二人ともその光景に驚いて同時に同じことを言ったようだ。
見るからに橋の杭はあるのに橋の渡る部分いや…杭しか残ってなかった。
その光景を目の当りにしている最中に後ろから鋭利な物で刺されたような強い殺気を感じた。
アブソルの背中を左手で掴んで前の方に放る同時にばっと身構えるように後ろを見ると、
そこに立っていたのは…黒いサイスを持ったジェドだった。

「痛っ!なにいきなり放るの…よ…」
「放る理由が分かったか?こんな痛いくらいの殺気に気づくべきだ…」
言われるとアブソルは小さい声ではーいっと元気なく後ろから返事をした。
ジェドがここまでも殺気を出したのは今までで初めての事だった。
おいおいどれだけのさっき出してんだよ…ジェドと今戦えるほど全快出せないぞ…こりゃ;
右腕はほぼ制限させれいて、実力で言えばこちらが少し上だけどこれじゃあ勝ち目ない。
ため息を吐くとこちらを恨む様見ながらに声を上げた。
「なぜ裏切る!部屋を出てからおかしいとは思ったが何でだ!」
怒鳴り怒りを露にして言うジェドに冷静に俺は堂々と言い放った。
「理由なんて聞かなくても分かるだろ…止めるためさ無益に命を奪う必要なんてないんだ」
「やっぱりお前の性格にはこの作戦は合わなかったという事か」
静かに言い放つと怒りの目には悲しみが交じったような目をしていたがすぐにきえて。
「なら今日でお別れだな…ケン……組織の裏切りにおいてお前を消滅させる!!」
ジェドの体から黒い物質に近い闇を出しサイスに集め始めていき漆黒のサイスを作り出して。
サイスの刃の部分に複数の丸い黒い玉を作り始めた。

『わが内なる力の分身理を統べる鎖…現れよ究極の鎖アルキメットチェーン!』
何もない空中に手をかざしてそのように言うと白と黒で順番に出来た鎖が現れた。
アブソルはそれを見ていてがすぐにはっとして俺の右腕に気づいてしまった。
黒い鎖が巻かれていて隠すに隠せなくなって晒してしまっていたから。
「そんな腕で何が出来るんだ?とっとと消えてなくなれよ『デスボール』!」
サイスに集まった玉を振り下ろすと黒い球が五、六発飛んできて、
名前の通り当たると死ぬような激痛が走りダメージを与える攻撃だがこの鎖の前では無力。
「無駄、そんなのこれで終りさ!一刀両断!」
飛んでくる球を鎖でなぎ払うように横に振ると球に鎖が当たり当たると同時に消滅していった。
球は鎖に当たることによりできる前の物質に変ってなくなったと言ってもいいくらいだ。
だから遠距離の攻撃は無に等しいということそれをしていてなんで…
「油断しないでジェドは彼方の能力を一番に知ってるのよ!」
「油断は禁物それは死を意味する!」
ばっといきなり目の前に姿を現してサイスを振り下ろしの動作に移っていた。
どうやらさっきのは視界を遮り尚且つ鎖を横に振ったことによって次の大きな隙を…くっ…。
ガキンッと金属があたるような大きな音がして切られたかに見えたケンだったが…。
「治療の鎖も役に立つな……おい…吹っ飛びやがれ!」
とっさに右腕を刃の部分に持って行って防ぐことが出来てそのまま蹴りを鳩尾の少し下に打ち込んだ。
普通に痛みが走って強めに蹴ったおかげか少し距離が取れるほどまでジェドは吹っ飛んだ。

「くっそぅ…今ので斬られてれば良かったものを…」
吹っ飛んで転がったジェドはサイスを再度握り締めて立ち上がろうとしていた。
だけどこのまま戦ってたら完全に俺は負ける…さっきのはたまたま上手くいったようなものだこうなったら。
鎖を左手に集め始めて力を込めていきそれを空中へ思いっきり投げると鎖は煙に変わっていきはじめた。
「アブソル!早くこっちに来るんだ!移動する!」
後ろの方にいたアブソルに声を掛けるとアブソルは何がなんだか分からない様子だがすぐこちらにに来た。
「えっ?移動ってそんな深手じゃ無理過ぎるわよ…!」
「無理も承知でやらなきゃ…ジェドこれ以上長く戦ったら勝ち目がないんだ!」
鎖のこの煙には入り込むと一瞬で闇の世界なら何処でも移動できるがその使った後は酷いダメージを負う。
だけどこのまま勝てないよりましだという判断でまた一か八かに賭けてしまった。
「逃がすか!お前はここで消えるんだ!くそっ!!逃がさない!」
立ち上がって斬りかかったがその煙の中に包まれた二人はおらくそっと叫んだが、ジェドはまだ諦めてなかった。
その場に黒い闇の穴を作ってそのなかに飛び込んで二人を追った。

光の世界へ~鎖対鎌~ 

二人が移動した所は、先ほど壊れた橋の先でジェドと交戦した所から離れた場所でそこに先ほどの煙が現れた。
その煙から姿が出た瞬間、愚痴を言いながらも大急ぎで走って扉のある方向に走り出した。
「うぅ…体中のダメージが大きいな…やっぱり『加速転移の煙』はそう全快じゃない時は使うものじゃないな…」
移動する距離によってリスクを伴うこの技は今の状態では扉まで移動するのは無理と分かっており、
移動する距離を短くしてリスクを軽減させて移動したが、
「ごめんなさい…私のダメージまでケンの体に行って…」
「謝る必要ないだろ…使ったのは俺、傷はその内治る…アブソルの苦痛の顔を見ないだけマシだ」
アブソルは俺の姿に自分はダメージを受けては無く変わりに受けてしまったこと、
自分がちゃんと止めればよかったという申し訳ない気持ちで湧いてきたのか必死に謝ってきた。
だが、自分がしたことだから気にするなと最後に言い軽く頭を撫でると恥ずかしそうに目を反らされてしまった。
少し気になって自分の頬の傷を指で触ってみると、指に赤い血が付いてしまったが、
量的に大丈夫だろうと思いながら手に付いた血を払うように払った。
しばらくして丘を目指して走っていると、雨がポツポツと降りだしてきて、
その雨は時間が経たないうちに本降り以上の豪雨になり二人の体に雨が打ち当たり濡らし始めた。

「ケン、少しは自分の身体も気遣ってよ!」
「あははは…こんなの平気だから大丈夫だ…すこしは体には響くけどな…;」
これくらいの本降りの雨で身体は大丈夫だと笑ってアブソルの言葉に答えると、
アブソルは何処と無く少し悲しそうな表情を浮べてしまって余程俺の体を心配しているらしい。
それを更に不安にさせるかのように身体の彼方此方の傷から雨で血が滲み出ていき地面に薄くだが血の跡つけていた。
「大丈夫じゃ…ないじゃない…嘘つき…」
「…もうそれ以上気にしないこと…ただの少量の血だからこれ以上いうな…」
アブソルが悲しむようにいうがそれはもう言わないようにアブソルの口元に人差し指を軽くくっつけて言った。
それをされたアブソルはコクリと頷いて悲しい気持ちを押さえてもう言わなくなった。
しばらく雨に打たれながら整備されていない道というより獣道を進んで行くと、うっすらと木の間に扉がみえてきて。
その扉は広く見渡しのいい丘に建っていて此処最近使われてないのか少し汚れているようにも見えた。
追っ手がこない内に扉に二人で走って近寄ろうとした瞬間扉が衝撃波のような斬撃でズバッと斬られてその斬撃がこちらに向かって…。
―――――って…これやばいやばいって死ぬ!!「アブソル!くっ…間に合え!!」
「なに、何が起きt…きゃぁっ!うにゅぅぅぅ…地面に押しつけないでよ!」
そう言ってもられないかこれは…かわしたからよかったものの…当たっていたら地面のようにスッパリだな…;
飛んでくる斬撃破をなんとかアブソルに飛び掛って伏せて二人とも交わすことが出来たが後ろを見ると地面がバッサリと切れていた。
文句を言っていたアブソルだが、後ろを見ると生唾を飲んで小さくありがとうと言った。
しかし、自分たちは無事だったが肝心の扉は切れて壊れ崩れてしまって通ることが出来なくなってしまっていた。
斬撃破が飛んできたところを見ると、先ほど以上に殺気と黒いオーラを出しているジェドが居た。

「逃げられたのがそこまで頭に来たのかお前は…扉までぶった切ることなかったんじゃないか…」
「見つけるのがまず早すぎなのよ…なんか発信機でも付けたの?」
雨で濡れた草原の上に伏せたので体は更に濡れて体は冷たくなるようだがそんなことは気に留めず。
ため息を軽く付いて顔を見上げるように二人は質問をジェドに投げかけていた。
「……逃がさないといったからには完全に消すのさ…『時雨の眼』これは知っているだろ」
…この雨、ジェドの技の雨だったか…これじゃあ、何処に逃げても雨に当たる限り無理ってことだな…
サイスを片手で持って肩にかけているジェドが見下ろしてそのように言うとサイスのはが禍々しく黒く光りだして、
光が一段と黒くなったとたんサイスを縦に大きく振り下ろして斬撃破を放って攻撃をしてきた。
「本気で消しに来たな!逃がすわけにはいかないで扉を壊していいものなのか!?」
反射の運動でバッと同時に二人起き上がって飛んでくる攻撃をさっと交わして後ろに距離を取った。
後ろに下がるとジェドはそれを詰めるように前に距離を詰めてきて、更に攻撃を激しくする。
「左から右にかけてから、次は右から左!次にはしたから上に上下に二回で斬撃は四個連続!」
その攻撃をアブソルの声で上下左右に体を動かしてかわすがコートに掠ってスパっと切れ目が付くと当たったらやばいと言う言葉が脳裏に浮かんだ。
このままじゃその内アブソルも俺もやられる……………アブソルだけでも…

「そんな遅い攻撃じゃ一生消せないぞ…反撃だって出来る!」
一つ一つの攻撃をよく見てアブソルの声も聞きながら反撃の機会を窺っていて、
攻撃を掻い潜りジェドに向かって手に出した鎖を巧みに操り体を縛り上げて動けなくすることが出来た。
その小さな隙を逃さないようにアブソルと壊れてしまった扉の方に向かって走って行ったが、
近くに近づいたとたんにガシャンっと後ろから音を立てて鎖が粉砕されたような音が聞こえてきてその通りだった。
「そんな弱り果てているお前なんかに縛られる分けがない……甘くみるな」
傷だらけの身体そんな状態でお前なんかに縛られるわけがないだろうと言うとサイスに周囲の力を引き込むように力を溜め始めて、
先ほどとはけた違いの力が武器に集まっていきその力を物語るかのように落ちている小石などが小さく振動したりして、
それを見たからには絶対危ないと誰もがどう見ても確信できた。
「そこまでの大技弱った俺に使うに値するのは嬉しいが…ならこちらも本腰入れて…本番といきますか」
「そんなこと言っている場合じゃないわよ!今度は私たち二人を殺すつもりよ!」
「殺すなんて人聞きが悪い…存在を無に返すだけさ…二つの命という名の存在をなあ!『孤高の闇の波動斬』」
『冷酷なる鎖障壁』

言葉を言いながらそのままサイスを下から上にかけて力を解放するように振り上げると赤黒い斬撃波が放たれて、
先ほどの攻撃と比べて速さも速く何より大きさが先ほどの比ではなくかわそうという行動すら出来ないくらいだった。
「消されてたまるかよ!今ここで消されたら救える命も救えなくなるだろうが!」
その攻撃をした瞬間に自分も言葉をいいその技に対抗するかのようにあることをして、
左手に鎖を持ちながら力を溜めてそれの手を勢いよく前に翳すと鎖で出来た壁が出来てその赤黒い斬撃波を受け止めて防いだが、
高い金属音が周りに響いてその攻撃を抑えこんでいる今も鎖の壁を削るように斬撃波は消えずに攻撃は続いている。
それを見て急ぐ様に右手を壊れた扉に翳して一時的に使えるように鎖を使い切られた部分などを繋いで直した。

「速く行け!ここはなんとか食い止めておく…だから行け!アブソル!」
「なに言って…ケンも行かないの…このまま入れば逃げ切れるじゃないどうして!」
アブソルの言うとおりこのまま扉に入れば逃げ切れるけれど、この扉は今鎖で繋げて何とか通れる状態だ。
簡単に言えば不安定で危ない状態でこちらから鎖で押さえてなければ通ることすら出来ない。
そんなことアブソルにも言えなくアブソルに問い詰められてもなにも言えなくただ黙っていることしか出来なかった。
それでも聞いてくるアブソルだがそのやり取りをする時間ももう残されてはいなかった。
左手で押さえている鎖の壁が壊れ始めて自分の体力と比例しているこの壁はもう持たなくなってきたようで、
このままじゃ壁は決壊してもう打つ手がなくなりアブソルまで死んでしまうことになる、それだけは避けたい。
それの考えからこのままじゃという悪い考えが頭に浮かんできてそのせいで焦り始めもう強制的にという脳裏に思いが浮かんでいき、
「俺がいなくてもアブソルなら大丈夫だろ!いいから速くいけって言っているだろが!」
右足を振り上げて払うように円を描いて扉に向かって蹴ろうとして、アブソルに当たると思った直前に足がピタッと止めてしまった。
今は何が何でも扉に入れさせないといけないのにアブソルを蹴ってまで入れようとしたがためらってしまった…アブソルが涙を流していたから。

「ううっ…そんな顔するな…そんな目で見るな…!」
「一人で行くなんて…ケンのいない世界なんて壊れようが壊れないがどっちでもいいのよ!!」
すぐ当たりそうな足に前足を置いて涙ぐみながら言ってその足を地面に下ろされた。
アブソルのその一言、一言は、悲しみがこもっているようで心を締め付けられるかのようだった。
だが、アブソルの事を無理やり扉に入れることも出来なくついに左腕が耐えられなくて皮膚が裂けて血が流れ始めてしまった。
「アブソル頼むから…くっ…頼むから行ってくれ…もう…限界…だから…」
激痛に歪んだような声だったがアブソルはニッコリと笑うとアブソルの周りに小さな旋風が起き始めて、
「一人では逃げない絶対!でも、一緒に行くなら全力でそっちにする!」
「言うことを…聞か…ない…パートナー…だな…ぐっ、あ”あ”あ”ああああ!」
今までにないくらいの激痛が腕に走り両手で壁を押さえようとするがすでに右腕はあまりにダメージを負いすぎていて無いに等しかった。
どんなに押さえようとしても激痛に耐えても壁はもう保つことが出来なくなってしまった。

「黙って聞いてれば感動的な会話だなぁ…だが、忘れられたら困る…一発で駄目なら二発!」
先ほどの攻撃に追加されて一つでもあそこまで強力だが二つに増やされたことにより当然のように押さえるのが出来なくなって無残に壁は崩れかかった。
「まだまだ!切り裂け真空のやいb…きゃああああぁぁ!」
「!くそっ…二つとあって体に無理が……ぐぁあああああ!!」
鎖の壁が崩れかかった時にアブソルがかまいたちを放って攻撃を打ち消そうとしたがむしろぶつかり合って強い衝撃波を生んであたり一面風圧で吹き飛ばしていった。
その衝撃波をもろ受けて二人も後ろに吹き飛ばされてしまってジェドにもその様に見えたはずだが、
次の瞬間、俺がアブソルを庇うかのように血だらけで守っている後ろ姿にジェドは驚きを隠せなかった。

「うっ……っ!なんて衝撃波な…の……!!?」
「何驚いてだよ…ただの傷だ…『黄昏の縛り…レクイエム!!』」
普通なら瀕死状態の傷で体も動かないはずだが体を捻ってジェドに向かって右手で鎖を放って左手を地面に叩き付けた。
その動作と言葉で発動したらしく叩き付けた瞬間にジェドの周りの地面に渦巻き状の色々な模様が現れて、模様から鎖が現れてジェドを先ほどとは全く違って螺旋状に縛り付け模様同士が鎖模様で繋ぎ合った。
「右手は動きを封じる鎖…それからの完璧の拘束…相変わらずケンには勝てないな!俺が予想した……予想したことも裏切らなかった…外れればよかったのに…お前だけは……」
ククッと顔を隠すように縛られたジェドは笑うように声を出したがどこか寂しそうだった。
アブソルは縛られるのをずっと見ていてジェドが縛られたのを見ると血相を変えて心配してきた。
「ケンっ!なんで…なんでこうなるのよ!こんなことって…」
「…はぁ…はぁ…くっ…ちゃんとまだ生きているぞ…そこまで大声出すな……」
背中を無数に無残に深く斬られたかのような傷と地面には生々しいく多くの血飛沫がついていて、
心配するなというほうが無理な状態だった。
案の定その傷のダメージと一瞬の気の緩みかで意識を失いそうになり前に倒れこんでしまいそうになったが、アブソルがその倒れこむ場所に移動して背中で受け止めた。
「…………………バカ…こんな怪我で心配しない間抜けはいないわよ」
「おい…おい……そんな背負われるような…怪我じゃ…ないぞ……」
「倒れ掛かって声も途切れ途切れなのによくそんな嘘つけるわね!それよりジェド!あなただけは…絶対に許さないから!」
「どうとでもいえ…許されるなんてこと思ってない……俺は組織に従っただけのこと」
感情的になっていたアブソルはジェドを睨みそれを聞くと俺を背負いながらもさっさとその場を後にした。
いろんな感情が自分から爆発しないためにも……。

光の世界へ~最後の最後に~ 

「…絶対…助かるから…頑張ってよ……いつもみたいにふざけて驚かそうとしているのでしょ!」
「アブソル……ごめん…な…俺…傷つくのが…見たくなかった…だけなの…に……それだけ…なのに…アブソルを…悲しま…せるような……ことして……最低な…パートナー…だな…」
「そんなこと言わないで人の話をちゃんと聞いて!ここの終わりなき渓谷は………霧が晴れたら……ぅぅ…晴れればね…奇跡の渓谷っていうほどきれいで見たら…奇跡が起きるの…だから………」
アブソルが背負って連れてきたところは終わりなき渓谷という一日中深い霧がかかった渓谷だった。
ここの霧は不思議で嗅覚と視覚が使えなくなり迷ってしまうというところだが身を隠すにはとても有効な場所だった。
しかし、アブソルは姿を隠すのが目的ではなくその霧が晴れた時に起こる不思議な奇跡を願っていた。
晴れることがない霧が晴れた時に起こる奇跡を…
だけれども、霧は晴れることもなく俺の背中から砂が流れ落ちるかのように流れてアブソルの背中を伝って毛を真紅色に染めっていた。

願ったところで奇跡が起きても、もう無理だ…左目がもう見えなくて感覚だって無くなってきて…
もう自分の命が助からないのは自分でも分かっていた。
意識が消えるように薄れてきて、自分がどこかに消えてしまうような感じをしていた。
だけど、アブソルはあきらめず奇跡を信じてその渓谷の奥まで何とか進もうと頑張っていて、
背中に乗せて運んでいた俺にたびたび教えるかのように話しかけていた。
それはまだちゃんと生きているという確かめでもあったが、それは時間が経つにつれて弱くなっていった。
弱くなっていく声に涙を堪えて歩み続けたがついに反応が一段と弱くなった途端、歩みをやめた。
「だめっ!死んじゃだめぇぇぇ!…いつもの事も…置いて行った手紙も…
私のことを思っての行動なら………お願いだから……私を一人にしないでよ……」
「…まったく…お前は…俺が居ないと何もできない子みたいに言うな……ウリウリ♪」
反応が弱くなったことで死んでしまうかもしれないという気持ちが悲しい気持ちに響いたようで、
涙目になりながら後ろを見て言うといつものように頬を撫でられて案外元気そうに話していた。
それを見ると自分が心配してバカだったと少しイラッと思ったアブソルはその手に噛みつこうとしたが、
その手を見るとなぜか透けて見えて、焦るように背中の俺を見ると体も薄くなって消えかかっていた。

「何言って…消えかかっている時になんて!ケンふざけないで!し、死んじゃうからふざけないで…」
「…最後…も…やっぱり…心配の…言葉か…心配かけ…すぎだな…俺は……今まで…ごめん…な……」
「最後なんて言わないで……これからも…これからも、ずっと一緒よ……」
「ふふっ…ありがと…うな…アブソル………もし生まれ…変われたら…また一緒に……パート…ナー……」
なろうなといい終わる前にすぅっと頬にも触られていた感触とともに俺の姿は消滅して消えてしまった。
アブソルの背中には重みがなくなり、ただそこには赤く染まった血の跡が残っていただけだった。
「うぅ…どうしてみんなと仲良く暮らせないの……助けようとする事も…いけないの………どうしてよ…」
アブソルはケンを自分の目前で死んでしまったその悲しみとショックでその場に立ちすくんでいた。
だけど涙は流さなかった。というより流せないほどのショックで流せられなかった。

「…死んだか、その様子だと……」
「―――――――――っ!!」
深い霧の中縛られていたはずのジェドの声が霧の奥から聞こえきて、
そのすぐに突風が吹き荒れて晴れることのないはずの霧が強制的に晴れていった。
「命令は裏切り者を見つけ出せ、組織に歯向かったことにより消せ…だから悪くは思うな!」
足をバネのように使って地面を踏み迫ってきながらサイスを振り下ろしながら斬りかかろうとしてきて、
その最中に短いケンの最後の言葉が思い浮かぶ、パートナー、ただそれだけの言葉なのに…思いが溢れてくる。
優しくて素直じゃなくて、相手のことばかり考えているつもりでも間違ったりもするだけどそんなケンのことが…
「私は組織もあなたも許さない!だから全部そんな計画滅茶苦茶にしてやる!!!」
「…………………………命令は絶対だ…」
感情が一気に膨らんだためか涙が溢れ出て地面に流れ落ちて、ジェドはそれにかまわず間合いを詰めて振り下ろした。
パキンッ!あたりに鈍い音が走って、その次にカランカランという音が響いた。
「なんだ?これは…くっ…普通ありえないこんなところでありもないはず…ましてや扉さえない状態で…!」
アブソルの足元から眩しいほどの光の靄みたいな物が溢れだしてその靄がジェドの鎌を折ってしまったようだった。
何より驚いていたのは、この場所に扉などなくそのようなことが起きるはずがないのに、
光への空間が出現したことが何よりも不思議で驚いていた。

「あったかい……とっても心地いい光……心が…いやされていく感じ…」
「…………ちっ…サイスも折れちまったからな…消すことができないし……どのみち今更間に合わないな……」
少しため息交じりに諦めたように言うと、思った通りにその光の靄はすぐにアブソルを包むと消えてしまって、
間に合わないのは明白だった。
その場に一人になったジェドは折れたサイスを拾うと黒い霧のようにちりぢりなって武器が跡形もなくなった。
そして、小さなため息をつくと、コートから小さな機械を取り出してスイッチを入れる。
「報告……二番理を変える鎖クラウリィン…消滅、アブソルには逃げられた」
その機械に話しかけるとそれに答えるように声が聞こえてきて、その声はゼフィロのものだった。
「お前に限ってか…クラウリィンを消せたならまあいい…帰還しろ…こちらも侵入者には逃げられた」
「……了解した…これから組織に…帰還する…」
その機会のスイッチを見るとその場に先ほどと同じように闇の穴を使って移動をした。
誰もいなくなった渓谷には静けさが戻り深い霧に覆われて行った。

光の世界へ~暗い中の希望~ 

「…ん?暗い…真っ暗闇……俺…死んだ…だっけ…なら…死後の世界か……」
そこはほんとに何も見えない真っ暗闇の中自分の体だけはなぜかくっきりとよく見えていた。
自分の拳を動かしたりしてよく見るがそれ以外やはり真っ暗で何も見えなく、自分の体以外は真っ黒に塗り潰された感じだった。
「このままこの黒に飲み込まれて消えていくのかな…この悔しい気持ちも…」
【その運命を消し去ろうか…?】
「誰だ!?誰かいるのか!」
あたりに響いたような声にキョロキョロとして誰だと言って周りを見回して探して見たがみたが誰の気配もなく再び声が響いた。
【探しても無駄だ、私はそこになど元々居ない…頭の中に話しかけているからな】
「頭に…ねえ…そんなことよりさっきの言葉は本当か?」
運命を打ち消すってことは甦れるってことだよな…絶対このまま消えるくらいならそっちがいい!
先ほどの言葉に期待が膨らみすぐさまに食付くように話を聞いてみることにした。

【勿論、打ち消してやろう…しかし、それには二つの条件がある】
「条件?無理難題な条件だったら困るぞ…」
条件があるといわれたな、その条件を呑まなきゃ打消しは無ということか…
でもその条件が…奴隷になれ…またまた家来になれって……なんかだったら嫌すぎるぞ…
色々なことを考えてこの条件が嫌なことでありませんようにと願いながら来た言葉は………。
【そなたが死ぬそれが条件…簡潔に言えば人格が少し変わるそなたであって今のそなたでは無くなる】
「人格は俺であるけど俺でない……ということで意識は俺ということだから…それでもいい…
まあ生き返られるならこの意識もなくなっても仕方ないとは俺的には思っていたからな…
無くなっても俺は俺だ、俺の性格は変わらない…だから俺のしたいことはしてくれるはずさ」
【ほほっ…少しの情報でそこまで考えるとは相変わらずなかなかのものだ……元に戻ると……正しい…】
相手が勝手に納得している言葉が頭に響くが最後の言葉はなぜか断片的に響きだしてきて、
それを聞くと断片的に響いた言葉が元に戻るというのがどうも引っかかってしまい気になってしまった。

「最後の言葉はどういうことだ!ちゃんと…教え……ら………」
意識が急に薄れだしてきた…言葉がちゃんとでな…い…最後の戻るっていうのは…何の…ことだ……
自分の視界が真っ黒に染まっていく中まだあの声が頭に響いてきた。
【さすがに、私の声も聞こえなくなって気だろうが…最後…条件…会った時にでも話そう光の塔で…な…】
最後の最後で気になることばかり言ってなんていう奴なんだよ…あったら少し文句言ってやる……。
相手の言葉が響いたと同時に意識の糸が完全にプツリと切れてしまって何も感じる事が出来なくなってしまった。

この深い真っ暗闇の中に意識を捨ててしまったかのように………。




光の世界へend 


(ケン)遅めの注意でごめんなさい!
(アブソル)すいません!遅くなった事もあるので見せしめにケンを縛り上げて…
(ケン)いやいやそこはいらないでしょう…;
(アブソル)仕方ないわねなら今日はこの辺で…
(ケン)早すぎだよ見てくれている人の前ですぐ閉めるのは…;何か言葉でも!
(アブソル)そうなちゃう?…じゃあここまでくれた人に感謝をこめて…ありがとう!
(ケン)ありがとうです!じゃあまた次回も…(アブソル)よろしくね!
(ケン)割り込んで言いたいこと言う(アブソル)早い者勝ちなのよ♪


最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 最高です!
    ―― 2011-02-22 (火) 07:37:20
  • 名無しさん
    ありがとうございます!楽しめてもらえて凄く嬉しいです
    コメントありがとうございました!
    ――ジャンク 2011-02-24 (木) 22:02:26
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Last-modified: 2011-08-09 (火) 00:00:00
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