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光のための闇

/光のための闇

 初めて小説を書かせていただきます。このさきどうなるか自分でもわかりませんが
よろしければ最後までお付き合いください。
 ちなみに登場するのはポケモンのみでエロはあったとしても最後に少しだけになると思います。



ここはとある平和な国。国民はポケモンのみである。
数年前までは隣国との国境で戦争が行われ、国内にはどこか荒涼とした雰囲気が漂っていた。
しかし、その国との間にも停戦協定が結ばれ、国民はみなその平和を享受していた。
 
たった一つの不安をのぞいて。

さて、その国の片田舎、一匹のエーフィが住んでいた。名前はルーチェ
その村の高校に通っており容姿端麗な上に成績もいいときている。
まさにその学校のマドンナ的存在であった。
もちろん村人からの評判も良い。

とある日の放課後、話はここから動き出す。
「じゃあねー、また明日ー」
「また明日ー」
いつも通りのあいさつを友達と交わしたのち帰路に就くルーチェ。

「おい、あの娘で間違いないか。」
「ああ間違いない。」
何やら怪しげなことを話し合いながら彼女のあとをつけるグラエナが二匹。
彼女が友達と別れたのを見計らい声をかける。
「こんにちはお嬢さん。」
「こんにちは。」
素直に返事を返すルーチェ。まるで疑っていない。
「ちょっとあなたに話があるのですが。」
先ほどとは別のグラエナが声をかける。
「あら、なんでしょう。」
疑いのかけらすら抱かずに二匹の話を聞くルーチェ。
これほどまでに純粋なため彼女は皆に好かれたのである。
ただし、今回はそれが裏目に出た。
「あなたには、今から我々について着て頂きます。」
「え・・・」
無機質な声で告げられた事実を理解する間もなく彼女は意識を失った。

「・・・うぅ」
目覚めたその瞬間に軽い頭痛を感じた。
いったい何が起こったのかと考えてやっと先ほどの状況を思い出し
また自分がいま何やら狭苦しい箱のような物の中にいることに気づいた。
外で何やら話す声が聞こえたと思うと軽い衝撃を感じ上から光が差し込んできた。
「おい、出て来い、歩けるか。」
先ほどのグラエナの声が聞こえる。
ふらふらとおぼつかぬ足取りで箱からはい出し、目の前にそびえたつ禍々しい城を
目にしたとき、彼女は自分の身に起きたことをすべて理解した。
いま目の前にあるこの城が、「たった一つの不安」の原因さらには
隣国との間に停戦協定がむすばれた理由でもあった。

隣国との戦争の末期、両国とも疲弊しきったところへ強大な力を振りかざし
両国へと宣戦布告をした国があった。両国はこの国に対抗するためにやむを得ず
停戦協定を結び圧倒的な力を持つこの国を何とか抑え込んだのである。
ただし完全に抑え込めたわけではなく、その後も両国に害をなしてきたのである。
その中には確か誘拐も含まれていた。

城内に連れ込まれ、最初に引きずり出されたのがこのこのろくでもない国を治める王である
ブラッキーの前であった。
彼は私を値踏みするような目で見まわしたあとただ一言、ぶっきらぼうに
「いつもどおりにしておけ。」
と言ったのみであった。

王であるブラッキーの前を後にして連れて行かれたのはここで生活するに当たり私に与えられた部屋であった。案内は先ほどと同じグラエナが二匹。
部屋に着いたあと彼らが言ったのは
「これから我らがお前の監視役だ。」

「明日からさっそく働いてもらう。きょうはさっさ寝ろ。」
とまあこれだけである。
翌日「今日、おまえにはここで働いてもらう。」と言われ連れてこられたのは、何やら数匹のポケモンが集まっている広場のようなところであった。
なぜだかオスのみしかいないように見えない気もしない。
わたしが部屋に入った瞬間から何やら餓えた目線を感じる。
「おい、あの娘…美味しそうだな。」
「ああ、…うまそうだ。」
「早く食いてえなぁ。」
雑音に紛れよく聞こえないがそのような会話が聞こえる。
ふと、ここにいる全員にあられもない姿で犯され続ける自分の姿が頭をよぎった。
「それでは早速…」
ゴクリ…
息をのむ。
「飯にしてもらいましょうか。」
はあ…飯…ですか。
ほっとした半面、多少混乱する。
てっきり口では言えないようなあんなことやそんなことあるいはもっとすごいこんなこともあるかもしれないと思っていたのに。ただ飯ですか。
ついでに蛇足ではあるが、彼女、以外に耳年増であることを断っておく。
とりあえず料理は得意なのでちゃっちゃと料理をし始める。
時に、「君かわいいね。」などとにこやかに声をかけられつつとりあえず全員さばききる。
思ったよりも軽い仕事であった。
はて、何かおかしい。
このあと私の監視役は「御苦労。」と一言言ったあと
「今日の仕事はもういい、あとは自由に過ごすがいい。どこか行きたい場所があれば案内しよう。」とまで言い出す始末である。
とりあえず、「図書室はありますか。」と尋ねると無言で案内してくれた。

そんなこんなで数日が過ぎ、いくつか見えてきたこともある。
その中でも驚かされたのは基本的にこの城の中に悪人と呼べるほど悪いポケモンはいないとゆうことだった。
監視役の二人。名前は「カルミナ」と「ブラーナ」というそうだが、彼らともうちとけて
いまでは時々書籍の内容について語り合いもするよき友達にまでなってしまった。
ここまで来て疑問に思うのは、こんなに人がいいポケモンばかりが集まっているのに
なぜ近隣の国を荒らすようなまねをするというのかということだ。
彼らならむしろ自分たちでひっそりと平和に生きることを望みそうである。
少なくとも争いごとを望むようなポケモンはいなかった。
ならば何故こんなことをするのか。今のところ考えられるのは彼らの統率者であるブラッキーがとんでもない極悪人ではないかということぐらいだ。
その日の朝もいつもどおりにカルミナとブラーナが起こしに来た。
「おはようございます。朝ですどうかおおきください。」
なぜだかいつも敬語で話しかけるようになった彼らは、今日から新しい仕事をしてくれと言ってきた。その内容とは、王様の身の回りの世話をすること。
「大変でしょうが頑張ってください。」と声をかけられて、王様の元へと通された。

一日の仕事が終わり自室に戻り首をひねる。
彼は自分の周りのことぐらいしっかりとしていたので特にすることもなく、
おかげで彼のことをたっぷりと観察することができた。
結論から言うと彼は極悪人であるということである。
はじめて彼を近くで見るとその顔には何かを憂うような寂しげな表情と決然たる意思が見えるような気がした。
彼はの仕事場には多くのデータが表示されただ大きなモニターがあり、
それを見ながら次の襲撃場所を決めているようであった。ときどき私には「コーヒー」等とぶっきらぼうに言うだけでろくにこちらを見ようともしなかった。
「次はこの辺りだろうか。」などと目星をつけたところで大きなため息をひとつ。
疲労のほかに悲しみが混ざっていた。
そのあとに私が最初に連れてこられたおそらく謁見の間であると思われる部屋へ移動した。
そこには今まさに一匹のポケモンが引きずってこられるところであった。
それを見た瞬間の彼の顔を、私は忘れることができない。
憐れみと悲しみから彼の表情はゆがみ彼のつらさが私にも伝わるようだった。
何とか表情だけは取りつくろいはしたが、彼がその後何とか言えたのは「いつもどおりにしておけ。」
という一言のみであった。
その後も彼は悲しみ苦しみながらいろいろな計画をたて続けた。私には時々「コーヒー」という以外見向きもしなかった。
なぜ彼はこんなことをしているのだろう。なぜ彼は傷つきながらもこんなことを続けているのだろう。なぜ彼は…。などと彼のことばかり考えながら彼女は眠りに就いた。

翌日は休みであった。カルミナとブラーナと文学について語りながらも、彼はなぜこんなことをするのか、この国はなぜこんなことをするのかということをずっと考えていた。
そのまた翌日、私は一つの考えを持って彼のもとへ向った。
相変わらず彼は仕事に打ち込んでおり話しかけるどころではなかったが、彼が一息ついたその時を見計らい話しかけた。
「ねえ、王様。」
「なんだ。」
「少し話を聞いてもらってもいいですか。」
「む・・・好きにしろ。」
相変わらず顔を見ずにしゃべる人である。
「あなた方はなぜこのようなことをするのですか。」
「決まっている。我々は世に言う悪という存在だ悪のなすことは一つ。他人に害を与えることであろう。」
「私もそう思っておりました。あなた方は単なる悪だと。しかし、あなた方を見ているととてもそうには思えません。あなた方はとても争いを好むように見えません。では何故このようなことをするのか。もしかしてあなたがたは私たちのためにこのようなことをしてきたのではありませんか。」
「・・・」
「もしあなたたちがいなければ私たちの国の戦争はもっと長引き双方とも取り返しのつかないような状況になったでしょう。ですがあなたたちが私たちの間に割って入り双方にとって悪となることで双方をいやいやながらでも停戦に導いた。そのあとも自分たちの存在をちらつかせることによって戦争の再発を抑えている。私たちが今まで戦争に巻き込まれなかったのはあなた方のおかげだと。違いますか。」
そこでふと顔をあげると彼は驚いたような顔でこちらを見ていた。
が、目が合うと顔をそむけてしまった。
心もち頬が赤いのは気のせいっだろうか。もしや…
「よくそこまでのことを考えたな。」
「そりゃあこの城の中は悪というには温かすぎますから誰でも疑問に思うかと。
ところで王様。」
「まだあるのか。」
「あなたが私と目を合わせないのはまさか私に惚れているなんてことは…」
彼の顔が見る見るうちに真っ赤に染まっていく。
そのまさかがあったようである。
その後は何事もなく一日を終えたが彼の目的も知ってしまい。
また、彼の思いも知ってしまった。
その夜はどうしても彼のことが頭から離れなかった。
翌日、再び彼のもとへと向かった時には一つの思いを抱いていた。

彼は今までにも増してしゃべらなかった。
どうやら昨日のことを気にしているようだ。
「王様、昨日のことですけど…」
「たのむ。何も言わないでくれ。わかっているつもりだ。誰もこんなやつのことなどは愛してはくれないだろう。」
「私はあなたのこと好きですけど。」
彼は急に私のほうを振り向いた。表情には驚きと歓喜が満ち満ちている。
「本気なのかい。」
「私はあなたを、愛しています。」
またもや彼の顔が真っ赤に染まる。
「ですから・・・」
「ん。」
「今夜私の部屋まで来てくれませんか。話したいことがありますんで。」
「ああ、わかった。」
彼は仕事に戻ったが、心なしかいつもよりも生き生きしているように見えた。

そしてその夜。
いま私と彼は私の部屋にいる。
「何そんなにきょろきょろしてるの。」
「いや、今まで女子の部屋というものに入ったことがないものだから。」
「あなたの城じゃないの。」
「それはそうなんだが…」
「まあいいわ、とりあえずあなたの名前を教えて。恋人同士名前も知らないなんておかしいわ。」
「ん、ああ、それもそうだな。私の名はロードだ。」
「ロードか…素敵な名前ね。私はルーチェよ。」
「ルーチェ…魅力的な名前だ。」
まあ一通りのあいさつはこれで済ませるとして。
せっかく両想いの恋人と一緒の部屋にいるのだからできることはたくさんある。
夜はまだ始まったばかりである。

「ところで話というのは一体何だ。」
彼はそういうことには全く疎いのかほんとにただ話があるとおもいやってきたようだ。
「まあちょっとお相手願おうかと思いまして。」
と言いべットの上に押し倒す。
早速彼の一物を取り出しなめ始める。
「いったい何を…」
彼は何か言おうとしたようだが勃知始めた彼のものを彼のものをべろりと舐めあげると
「ひゃうっ」
と悲鳴をあげて黙ってしまった。
彼のものがいまにも爆発しそうなほど張り詰める頃には私の秘部からもダラダラと蜜が垂れていた
快楽にあえぐ彼のものから口を離し下の口でくわえこむ。
そこから後の記憶は定かではない。
だが二人とも気のすむまで愛し合ったことは確かである。

翌朝…
「起きてください、姫様起きてください。」
「なんでひめさまなんてよぶのよ…」
「だってわれらの王と契りを結ばれた方ですから。」
それを聞いてがばと起き上がりあたりを見回す。
左手にわにやにや笑いを隠そうともしないカルミナとブラーナ両者の姿が。
そして右手には昨日そのまま果ててしまったロードが転がっていた。
「あなたもあなたですがろーどさまもすみにおけませんねぇ。まさかこんなことになるなんて…」
顔に血が昇ってくるのが感じられる。

その後私たちは結婚し共に二つの国に害をなし二つの国を結託させ二つの国の平和を守っていた。

いつかどこかに他人に忌み嫌われている一つの国があった。
そこには邪悪な魔王と冷酷な魔女が棲む国だとささやかれていた。
彼らの真意は誰も知らない。


fin

あとがき
初めて小説というものを書かせていただきました。まあとても小説と呼べるものではありませんが…
とりあえず最後まで書きあげることは出来ましたがほぼ放り出したようなもので最後なんかもう投げやりです。
想像以上に暴走する奴もいれば、もっと使いたかったのに使えない奴もいました。
と言っても出ているのほぼ四匹だけですが。
なんかもう後悔だらけで残しておくのも恥ずかしい作品ですが。
さいごまでごらんくださった方には深く、深く感謝しております。
気が向いたらまた書こうかなどとも考えているのでその際はよろしくお願いします。

























もし何かありましたらこちらにお願いします。

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  • すいません。作者名入れるの忘れてました。皆様に比べあまりに拙い作品ですが
    できれば最後までお付き合いください。
    今後ともよろしくお願いします。 -- 鴟鵂 2008-11-06 (木) 01:48:00
  • ああ、いつぞやの鴟鵂(シキュウ)様……でしたよね? 携帯だと2文字目が表示できないのでなかなか分かりませんでした。
    最近なぜか新規参入者が多いので、切磋琢磨し頑張ってください。 -- リング 2008-11-06 (木) 20:58:57
  • コメントありがとうございます。まだ右も左もわからぬような青二才ですが
    精一杯やらせていただきます。もし感想などがあればぜひお願いします。 -- 鴟鵂 2008-11-07 (金) 02:11:37
  • ファイト! -- 2008-11-10 (月) 02:12:19
  • ありがとうございます。
    ところでここの作者さま方の多くがポケモンのDPを所有されているようですが
    Wi-Fiで交換などってしていないんでしょうか? -- 鴟鵂 2008-11-11 (火) 02:14:30
  • 裏で対戦も交換もやってますよ。 -- 2008-11-11 (火) 09:43:57
  • 鴟鵂様、初めまして。拙いなんてことないですよ。期待していますのでがんばって続きを書いていただきたいと思います。
    そうそう、興味があるようでしたら裏へお越しくださいね・・・って上の名無し様がもう裏でやってること言ってますね。でもまぁ、ぜひいかがでしょう?そのときが来れば、喜んでお相手になりますよ~。 -- 孔明 ? 2008-11-12 (水) 19:44:50
  • 名無し様ありがとうございます。行かせて頂きました。 -- 鴟鵂 2008-11-13 (木) 00:38:25
  • 連続ですいません。孔明様コメントありがとうございます。これは近いうちに書き上げるつもりです。
    そのうちお相手よろしくお願いします。 -- 鴟鵂 2008-11-13 (木) 00:43:07
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Last-modified: 2009-12-01 (火) 00:00:00
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