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僕達の愉快な日々

/僕達の愉快な日々

 作者:彼岸の狐



         プロローグ 逃走、そして悪夢


 僕は逃げていた。
 ただひたすら、逃げていた。
 後ろを振り向くこともなく、全速力で逃げていた。
 いや、後ろを振り返ることなんてできなかったんだ。
 僕を支配していたのは紛れもない、恐怖だったから――

 あれから、どれだけ走っただろうか、森の中を無我夢中で走ったいたために、正確な位置が把握できないのだ。周りには、木、木、木―――そして、木が見える。木だけだ。
 もしかしたら、同じ場所を回っているのかもしれない。
 僕は手頃そうな木にもたれかかり、腰を下ろす。もうすでに、どちらの方向から走ってきたのかなんてわからなかった。酸欠のためか、激しいめまいに襲われてしまい、頭が回らないためだ。
 あたりはまだ夜で真っ暗。そして、他の者の気配もナシ。だが、どちらも僕の緊張を煽る、最高の材料にしかならなかった。
 誰かが気配を消して忍び寄っているかも―――
 ゴーストタイプのポケモンたちが、姿を消して近づいているかも―――
 また、襲われるかも―――

 そう考えたら、また、恐怖が襲ってくる。震えがとまらず、また走り出してしまいたかった。
 だが、できない。足が、恐怖で、疲労で、焦りで、うごかないのだ。
 いまでも後ろを振り返ろうとすると、さっきの光景が頭をよぎるのだ。

 「死ねぇぇっ!!」
 「早く、早くここから逃げなさい!」
  激しい光、爆発、爆風、そして…叫び声。
 僕は、あそこで死んでいた。だが、それをかばった者がいた。
 でも、おそらくもう生きていないだろう。もしかしたら、僕もすでに死んでいて、自分でも気づいていないだけかもしれない。
 僕は・・・なぜ生きているのかな?
 -それを探すため?
 -自分らしく過ごすため?
 ―罪を犯し、それを償うため?
 
 どの道、疲れが限界に達している僕にはわかるはずのないことだった。
 僕の体毛に刻まれている黄色い輪のような模様。普段はとてもきれいで、とても気に入っていた。
 だが、その模様は月光を浴びると発光してしまう性質がある。その証に、真っ暗ではあるが、微妙に僕の周りは明るい。だが、それも今は全くの無駄なものに過ぎなかった。
 むしろ、今の僕にとっては恐怖の原因にしかならなかったのだ。
 なぜかって?
 僕は、逃げているから。
 恐ろしいアイツから、逃げているから。 
 大切な者の死から、逃げているから―――
 この輪の光で見つかるのかと思うと、怖かった。泣き叫びたかった。今すぐにでも死ねるというのなら、死にたかったのかもしれない―――

「…っ!!!」
 耳に入る、草木の揺れる音。
 それだけでも、僕の心臓は張り裂けそうなほどの悲痛な音を立てて自らの命の鼓動を刻む。
 僕は迷った。後ろを振り向くべきか。それとも、向かずにこらえるのか。
 幸いにも、恐らく音が聞こえたであろう場所は、僕の隠れる木のむこうから。
 振り向く。その選択肢は、寿命を削るほどの緊張を僕に与えるだろう。
 振り向かない。それは、あきらめ。全ての物への、観念。そして、抵抗するのをやめること―。

 だが、僕には諦める事なんてできなかった。
 「生きなさい!!」
 あの、やさしい声が、暖かい声が、大切な、声が脳裏にフラッシュバックする。
 その声を思い出して、また、僕は泣いてしまうのだ。泣き叫ぶことすらできず、ただただ、声を抑えて、すすり泣くことしかできない。
 僕は、振り返ろうと思う。生きようと思う。
 母さんの、最後の願いをかなえるために。
 そして、僕は振り向こうとした、その瞬間だった。

「うわあぁぁぁぁぁぁっ!!!」
 自分の、今まで出したこともないような高い声と、其の声量に自分でも驚きながら飛び起きるのだった。
 はぁはぁという、例えようによっては気持ち悪いような荒い息だけがあたりに響き渡る。
 今、自分は人間の街の近く、森の出口付近で眠っていた。
 森の中だからだろうか。それとも、人間の街の近くだったからかな?また、あんな夢を見てしまった。忘れたい出来事。忘れられない出来事。忘れては、ならない出来事――。
 母さんは、僕をかばった。あのとき、激しい爆風で、数メートル吹き飛ばされてしまい、体中を殴打してしまったが、軽い打撲ですんだのだ。まさに奇跡だ。あそこで、木に頭をぶつけていたら――
 考えたくもない。でも、忘れちゃいけない記憶だ。最後に見えたのは、母さんの後姿、そして、そこに走り寄る父さんの姿だけ。
 父さんがどうなったかはわからない。それは無論、母さんにも同じことが言えた。
 あの二人は今、どこで何をしているのか―――。
 毎朝、思う。僕の頬に、一粒の雫が伝う。
 近くの泉で自分の顔を見る。
 何度見ても、性別を間違えそうなほどに凛々しい。整っているほうだと自分では思っているが、
やはり真相はわからない。
 そして、顔を水に勢いよく、突っ込んだ――。
 そして訪れる沈黙。水に顔から下を突っ込んでいるブラッキー。なんて大胆だろうか。
「ぶはぁ!」
 そして、また勢いよく顔を上げた。久々にやったが、やはり水浴びとは違うよさがある。
 涙の後も取れたし、これでいい。
 今日は、食料を調達しようと思う。今日で4日。何も食べてない。いや、4日前もモモンの実を2つほど食べただけ。腹いっぱい最後に食べたのは……何ヶ月、いや、何年前かな?
 まあ、そんなことはどうだっていいことだ。だって今日は――

 人間の街に食料泥棒をしようとおもってるんだからね。



         第一話 Mission-Impossible ~1~


 食料泥棒。それは、犯罪行為である。ただし、それが人付きのポケモンならの話。
 ただ、僕は違うんだ。もう、数年前になるだろうか。捨てられた。その事実だけがまだ幼稚だった僕にたたきつけられた、悲惨な現実だった。
 いや、殺されそうになったというのが正しいのだろうか?
 僕が見た悪夢。あれは、そのときの記憶と見て、間違いない。そのとき、僕は大切な二つの命を犠牲にして―――生き残ったんだ。
 そして、僕は今、とても腹がすいている。昔の僕から見た人間は―――怖かった。いまでこそ、そんなことはないのはずだが、いざ行こう!と決めてしまうと、必ずあの悪夢を見るのだ。
来るな。と言わんばかりに僕の心を捻じ曲げてくるのだ。
 だが、最近この森も人間に侵食されてしまった。以前は別の森に移り住んでいたが、あの時とは違う。僕は、強くなった。今回は、僕の心を捻じ曲げることなんて、誰にもできない。
 何でかって?そりゃあ、腹が減ったからだよ。
 空腹は、どんなダメージよりもつらく、どんな状態以上よりもきついと思う。
 だって、自然回復することなんてないんだもん。ある意味では、難病なのかもね。
 さて、ここでいろいろ考えるよりも、下見に回ろうかな。
 日が出て、恐らく2時間位だろうか?まだ、日は南に昇ってもいなかった。まだまだ時間はある。
 最悪、怪我を負うかもしれないが、動かなければどうせ死んでしまう。
 だから、行こうと思った。
 そして僕は、どんどん大きく、近くなってくる街に少し驚きを覚えながらも、山道を下り始めるのだった―――。

 1時間くらい歩いたかな?いや、走りながら、少しづつ家を回り、どこが最適かを調べていた。目は昔と違ってとてもいいんだ。
 そして、この街は、案外小さかった。今、目の前に看板がある。「ソウリュウシティ」というらしい。幸い、僕は人間の文字を読める。野性なのに人間の文字を読めるのは珍しいらしい。毎回少しだけ本当にそうなのか、と疑問を持つのだが。
 さて、目星はついた。
 10分ほど前にチラッと見ただけだが、とても大きな家があった。この街はとても古風なところが多いが、あそこは違った。明らかに、金持ちだろう。
 日は――南。そろそろ昼時だ。僕は木の実が3つほどでも、一応腹は膨れる。だから、必要分と少し余分な分だけ盗んで、ばれる前に逃走。完璧だと思った。
 とにかく、善はいs…善じゃないけど、行動は早いほうがいいよね。
 そして、僕はまた、来た方向へ走り出した――。
 
 10分弱走ったところで、僕は足を止める。息は乱れていない。だが、深呼吸をして、家の周りを詮索してみることにする。
 僕は辺りを見回すと、右のほうに細い道があるのを見つけた。どんだけでかいんだよ…歩いてたら1、2分かかる距離だよ…?こんな家建てるぐらいだし、もしかしたら木の実専用の金庫とかも有ったりしちゃうのかな…?
 とにかく、得意の足の速さを生かして走る、走る、道を曲がってまた、走る、走る――。
 そしてようやく、この家の塀と隣の家の塀の間に隙間を見つける。
 どんだけだよ…一般の住居の塀より明らかに5メートルは高い塀だ…。これ…ジャンプでいけるのか…?というか、電流とか流れてたりするのかな?
 僕はあたりを見回し、小さめの石を手に取り、その石を――壁に投げつけた。
 そのときだった。
 バリバリッ!!!!!
 
 青い閃光、とても大きな爆発音のような音、そして、その辺に散らばる黒く、ばらばらに砕けてしまった石の残骸。そして…恐怖。

 どんだけ…だよ…?
 馬鹿じゃないの?名にやってんのこの家!?下手したら死者でるよ!?というか、この家絶対周りの民家の日照権守ってないだろ…。どしよ…飛び越えるにしても、軽く9メートルはあるぞ?

 ―飛び越えよう。僕は、まず手始めに、民家の塀の上へ飛び乗った。そして、軽く助走をつけ、屋根に飛び乗る。そして、その屋根の上からは壁の内側を伺うことができた。外の外壁と、あれは…センサーか?センサーは、壁から約70メートルほどあるであろう家まで、綺麗な緑色の芝生で埋め尽くされているようだ。
 僕の目で捉えられる限り、センサーは……ざっと132くらいか?
 いや、センサーとセンサーの間にレーザーを張っているのだろう。恐らくこの方角からいけば、かわす必要のあるセンサーは約50本程。
 30メートルほど進めば、柵のようなものが配置されている。内側から罠に引っかかることを防止するためだろう。あれは1メートル程の高さだろう。
 何も罠ではないだろう。

 そして、深呼吸――かーらーのー?
 
「行きますか…なっと!!!」
 
 僕は、地面を、屋根を思いっきり蹴って、宙に舞う。そして、一回転により、1本のセンサーを回避、そして、ステップで―
「右、右、左上、上、下、左上、右、右上、上、下、左下、上………」
 
そう、呟きながらひとつずつ、スピードを落とさずに丁寧に、かつ迅速に目の前に広がるレーザーの位置を予測し、よけていく。

 そして――僕は柵を、飛び越えた―――



         第一話 Mission-Impossible ~2~

 さて。柵を飛び越えると、もうセンサーなどはなく、芝生の中心に家…というか屋敷があるのと、結構大きな栽培農場、それに…バトル場…どんだけ?
凄い設備…とりあえず、家に向かって走る…なんてことはせず、僕は農場に向かって走り出した。
たとえ倉庫がなくたって有ったって、農場から直接盗ればいい。

「そうと決まれば…」

僕は、全速力で走り出した。うーん…大体3分かな?長いな…しかもほんとにでかい…多分民家の2倍くらいの敷地使ってるよな…。

「さて…木の実は…あそこか?」

そうつぶやき、オレンと手書きで書いてある看板を見つけ、そこに向かって歩く。だが…木の実はなかった。
あるのは、オレンやモモン、マトマなどの、いろんな木の実の木と、実が熟していないものばかり。
これじゃあ、家に潜入するしかないじゃん…
行くか…?
家は見たところ、5階建て。一回の見えてる窓だけでも、ざっと15はあるね…開いてる窓は…わかんないなぁ…
…近付いてみますか…

そして近付いてみれば…二階の窓全部開いてるぅ!?通気性はいいんだろうけど…通しちゃいけないものも通っちゃうよ……
しかも凄くいいことに窓から数メートルの部分に枝を伸ばす大きな木ーー
これはイケる…っ!

なんだかんだで脳内会議(ドミノ式)を終わらせた僕は木へ向かって助走。どんどん速度を上げて…離陸…!
そして爪を引っ掛けて木を登るーーーのだが…これが凄く痛いのだ。少しでも速度を緩めれば爪が体重で持って行かれてしまうーーーが、緩めないままでも登って暫くはかなり痛いのである…
「いぃっ……」
涙目になりながら一匹、枝の安定している部分で前足を舐めているブラッキー。なんて間抜けなのだろうか。これでは木に登って降りられないニャルマーのようではないか。
だが痛みも暫くすれば消えてなくなるはずーーと信じて涙を縫う。幾ら逃げなれてる野生でもこれだけは我慢出来ないーーー

そうして痛みに耐えて二年ーーーなどという事はなく、十分程して痛みは収まりった。今はというとーー目の前の窓へ正確にジャンプする為に窓と睨めっこをしている。
「……枝は踏んでも揺れなさそうだし…踏み切ってもいけるかなぁ……?」
侵入者とは思えないそんな呟きを漏らし、僕は可能な限り後ろへ下がる。
ここで距離が足りなければーーアウト。そして距離が余ればーー壁に大激突して大きな音をたてる、又は壁に穴を開けてこの家の主にお縄にされてーーー考えたくもない。いや、でもまぁ……もしかしたら飼ってくれるかもーーなんて思ったりするけどそんなことは多分起きないだろうし……
今回はそんな脳内会議をしながら気軽に枝から踏み切り、しっかりジャンプして一回転ーーからの着地っ!
うーむ……我ながら足音もたてずに着地とはーー「コンテスト」とやらではかなり優秀なのではないだろうか……さて…探索を始めるかなーーー




         第一話 Mission-Impossible ~3~

「さて、探索を始めるか……なっと…」
そう思い、右を向いた時だった。

「……誰?」
首を傾げたエーフィが、こちらを睨んでいるのだった。

ーーーーー

誰だこのブラッキー……雄に見える…が美しい……気がする。
俺はホモでも無いし…雌なのだろうかーー?
とりあえず…

ーーーーー

っ……身構えてるな……やる気か。
さてさて…僕の力を………っ…?

僕はーーーー空腹で倒れたのだった。


ーーーーさて。目覚めた僕は何やら広い部屋…恐らくリビングだろう。そこのソファに寝転がされていた。ご丁寧に前足と後ろ足を縛られ、尻尾にも重りをつけられて。
唯一動く首を回して辺りを見るが……うん。綺麗なリビング。やっぱり金持ちだわこれ。

「何見てるの?」

うんうん、と独り頷く僕を不思議そうに見つめる向かいのエーフィ。んー……なかなかいいかも知れない。

「…大丈夫?」

おっといけない。見つめてしまっていたらしい。

「…るさい。なんでもない。」
そう言い、態とらしく顔をそっぽに向けてみる。少しーー虐めたくなった。

「なっ……自分の立場わかってんのかお前……」

そう言って前足を額に当ててやれやれ、といいながら首を揺らすエーフィ。テンプレすぎる……

「だから何……」

「俺が聞いてんだろ……答えろよ…」

「あいむしょくりょーどろぼー。おけー?」

そう横目で睨みながら挑発してやれば、彼は面倒そうに下を向いてしまう。つまらないーー僕も顔を背けてしまう。

ーーーーー沈黙がその場を埋めてしまった。よくわからないが…楽しいと感じてしまったらしい。横目で相手を伺うもまだ俯いてしまっている。
…言いすぎたかな………

「…おなかすいた。」

……馬鹿だ。何故今言った。なぜ謝らなかった……
ソファから降りてエーフィはどこかへ行ってしまう。視界から外れてしまってその様子は見えないが…何かを探っているらしい。ガムテープかか何かで僕の口を塞ぐのだろうか…?それでもしやあんなことやこんなことをーーーーーするわけがないか。どうせこいつも僕を雄だと思ってる。
…気付いてくれないのだろう。この先誰も。僕がこんなのだかーー

「暴れない?」

突然、ソファに前足を掛けてエーフィが声をかけてくる。

「……っ!?」

顔が…近い。鼻先同士が接触事故を起こしそうだ……
現に僕は思考を停止させてしまっていてーーーー

「……暴れないでくれよ?」

「っ…」

ソファが揺れ、彼が隣の隙間に飛び乗る。僕が揺れに耐えて息を漏らすのをよそに、彼は僕の前足と後ろ足のロープを緩めてしまう。

「…へ?」

自分でもわけのわからない、そんな呟きが漏れてしまった。尻尾の重りも外されて……彼は僕の身を起こさせる。

「…暴れないでくれよ?頼むから。」

そんなわけのわからないことをいいながら隣に座る彼。無言で彼はオレンのみを僕に幾つか差し出し、また沈黙を始めてしまうのだった。

ーーーー

暫く固まっていた僕だったが…空腹には勝てなかったよ。
オレンのみに前足を伸ばし、それを上に放り投げると口でキャッチして噛み砕く。そして落ちそうになる木のみを前足で受け止めるーーー。

……見てる見てる。変なやつを見る目だけど……。

そんな横からの痛い視線を感じながらだったが…その後はゆっくり味わって木のみを堪能していく。
出来るだけ果汁で口の周りや前足を汚さないように、ソファに零してしまわないように、隣の住人に迷惑をかけてしまわないため……ではないと思いたかったが。

「随分慣れてるが……人付きか?」

そんな声が聞こえ、最後の一つを食べながら視線を向ける。不思議そうに僕を見つめるガラス玉のような眼。思わず見とれてしまいそうになる紫色に囲まれた白の瞳ーー。
そんなものを見ないように、見てしまわないように僕は目を閉じて首を横にゆっくりと振る。

「……そうか。」

特に疑う様子もなくまた正面を向いてしまう彼。チラッと見たつもりだったのだが……その横顔に僕の目は釘付けになってしまった。何故だろう。眩しいのだ。その横顔を見ていてーー胸が踊ってしまう。木のみを落とさないようにしていたつもりだったのだが……いつの間にか口を止めてしまっていた。間抜けにも口は半開きで。

「…俺の顔になにか付いてるか?」

そう言い、何も察していないような純心の視線を向けられてしまう。

「……んーん。」

「……なぁ、本当か…?」

僕はまた目を閉じて首を横に振るーーのだが、彼は顔を近付けて見つめ続けてくる。そうしてまた気不味い時間が過ぎてしまって。
彼はその間も不安そうで、でも少し楽しそうに視線をぶつけて来る。そうか……

「わざと……?」

「…やっと笑ってくれた……」

やっとの思いで呟きのようになってしまった言葉を返せば、彼は柔らかい笑顔を浮かべて安心したように息を漏らしていた。

「……?」

訳が分からず彼をしばらく見つめてしまったのだがーーーー


彼から帰ってきたのは無言の頷きとその笑顔だけだった。



できれば、素直な感想と、アドバイスをお願いします。
それが、作者の歩みを進めるための、力となります…。
また、今回は更新が少なめですが、どんどん追加していきます。
更新量については、マイペースでやっていきたいです。
よろしくお願いします。  8/12

コメント返し、そして書き進めました。プロローグの完成、1話の公開開始  8/12

書き進めました。1話の完成。 8/13

復活致しました。二年程の時間が空いてしまいましたが、あの頃の方々はまだこのwikiにいらっしゃるのでしょうか……そんな不安を抱きながらの追加執筆になります。亀ではありますができるだけ回数を増やせたらなぁ…なんて思ったり…。
文の雰囲気が変わっちゃってて焦ったりと懐かしい感覚でございます…。 4/18

第3回更新です。文章が安定しません……。とりあえず思ったのが、第2更新がかなり短い…。
さてさて。楽しんでくれる方がいれば幸いなのですが……そんな人はいるのかと不安に駆られてしまうのでした。5/17


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Last-modified: 2016-05-17 (火) 03:05:38
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