人×ポケモンの描写あり。
読まれる方は十分ご注意を。
学校から帰ってきて数時間が経った時だった。ソファで寝ていた俺はその音を聞いた。
突然玄関のドアがインターホンではなく、おそらく手で叩かれ、だるくて眠い体をソファから起こして頭を二、三度掻きながら俺は玄関へと向かう。大体の見当は付いている。だけど出なければいけない。出なかったら何されるか分かんないから。
「はい、どなたですか?」
気だるそうに試しに玄関の向こうへと声をかける。すると俺が予想していたその声の持ち主が言葉を返してきた。未だにドアを叩き続けているのには毎度のことで呆れることも面倒くさい。正直凄く耳障りな事この上ない。
「おっ、帰ってたか。まったく人をどれだけ待たせるんだよ。もうこれで100回ぐらい叩いたぜ?」
「そうですか。俺には今待たせてる人は居ないんで、どうぞお帰りください。疲れてて眠いんで。」
「それはないだろ?せっかく隣のおばさんが作ってくれた肉じゃが持ってきてやったのに。どうせ晩飯のおかずとかないんだろ?」
俺はおばさんが作ってくれた肉じゃがと聞いてドアを開けた。作ってくれたものを粗末にするのはいくらなんでも酷いからだ。決してこの向こう側の奴を入れるためではない。てか、肉じゃがだけ受け取って帰っていただけないだろうか。俺的にはそうしてもらいたい。ドアを開ければそこには奴がいた。
「何でおばさんじゃなくてお前が来るの?バクフーン・・・。」
「相変わらず眠たそうな顔して酷いこと言うな、お前は。おばさんはお前のためを思って今日おじさんと出かけるのに肉じゃがを作ってから出かけたんだぞ。まぁ俺が届けてやったんだ。ありがたく思え。」
「そうですか。じゃあ心の中で礼を言っておきます。おばさんに。」
「俺にも言えよ。」
「届けただけで感謝されると思うな。世の中そんな甘くない。じゃ、そういうことで。扉は閉めろよ。」
俺がバクフーンに背を向けて家の中へ入ろうとすると、急に服の襟を掴まれて首が閉まった。こんなことするのは今ここにいるバクフーンしかいない。少し咳込む俺にバクフーンは近づいて言った。
「お前はか弱い女子を隣の家に一人ポツンと留守番させる気か?そんな薄情な奴じゃなかったろ?」
「お前のどこがか弱い女子だ!?どう見てもその口調から雄にしか見られないだろうが。それにお前はそれなりに強いんだから強盗とか入ってきても退治できるだろ?」
「それでもやっぱり一人は寂しいんだ!!出来る事ならお前と一緒の方がいい!!」
バクフーンはそう言い切って俺をじっと見つめる。いつもの手だ。俺ははっきり言ってこれに弱い。バクフーンに見つめられると反抗することができないんだ。正確には「させてもらえない」なのだが。
俺は額に手をおいて一回溜息をついてからバクフーンに言った。
「分かった分かった。おじさんおばさんが戻る時間帯には帰れよ?」
「じゃあ一週間はお前と居てもいいんだな?」
「はいはい・・・はっ?今何とおっしゃいましたか?」
「おじさんとおばさんは旅行で一週間戻らないんだ。だからその間はお前に面倒見てもらえってさ。」
「勘弁してくれよ・・・。確かに隣のおじさんとおばさんは俺がこっちに引っ越してきてから沢山世話になった人たちだ。そのうち恩を返したいとは思ってたが・・・。まさかこんな形で恩返しすることになるなんて。」
「おい、それどういう意味だ。」
「何でもないよ。しょうがないな、お前と一週間暮らすことにしますか。」
「嫌か?」
バクフーンはそう言って俺をまたじっと見つめる。俺は今度はすぐに言葉を返した。
「別に。昔はよく遊んでやった仲だ。構わないよ。」
「そうか。嫌だって言われたら帰るつもりだったんだけどな。」
今さら言っても後の祭りだ。こいつわざとやってるな。顔がニヤけてやがる。
「まったく。で、どうするんだ?」
「ひとまず飯食おうぜ。冷めるとまずくなっちまうからな。」
「はいはい。」
俺は了解するとすぐに晩飯の支度をした。人数は少ないからすぐに終わった。
俺達の食事の時間は、何でもない普通の話をしながら食べている。これもいつものことである。普段から家で話す人がいない分、俺もこの時だけは普通にバクフーンと話をするのだが。
食べ終われば俺はすぐに自分の部屋のベッドへ行く。今日は特に疲れた。あいつがいきなり来て一週間も一緒に居るという急な展開が俺の疲れた体にさらに追い打ちをかけたからだと思う。俺はすぐに寝ようと思ったのだが、そうはさせてくれない奴が一人、後ろから俺の体に抱きついてくる。
「何してるんだ?バクフーン。」
「久しぶりに一緒なんだからいいだろ?昔だってこうやって寝てたんだからさ。」
「それは昔の話だろ?今と昔じゃ全然違うって。」
「はぁ・・・お前、冷たくなったよな・・・」
「いきなりどうしたんだよ?昔からこんなんだっただろ。」
俺がそう言うとバクフーンはさらに強くギュッと抱きしめる。その間バクフーンの柔らかい腹やらモフモフした毛が俺の体を刺激する。少しずつ体が熱くなっていくのが分かった。俺の下半身の蠢きがそれを物語っていた。
「昔はもっと俺に優しかったよ。言葉づかいだって。」
「大人になるにつれて変わっていくものなんじゃないの?俺はどうなのか分かんないけど。」
平静を装って俺はバクフーンに言葉を返す。バクフーンは首の方に手を回して顔を近づけて俺の耳元でつぶやいた。
「俺のこと好きだって言ってくれたのに・・・。」
「・・・昔の話だって。確かに言ったけどさ。」
「じゃあ俺のこと嫌いになっちまったのか?進化したからか?以前のマグマラシの時の方が良かったのか?」
「そうじゃないって。嫌いになってたらとっくのとうにお前を追い出してるよ。ただ・・・」
「何だよ・・・?」
俺は一区切り置いて言おうか言わないか悩んだ。だけど気づいた時には俺はもう口を動かしていた。
「ただ・・・俺はお前を好きになってもいいのか・・・それを迷ってるんだと思う。」
「・・・本当か?」
「こんな大事なことで嘘はつかないよ。」
そう俺は言うと、バクフーンの手に自身の手を置いた。モフモフした毛が何とも温かく感じられた。
「俺は人間でお前はポケモン。法律じゃ結婚してもいいんだろうけど、それでも何かためらっちゃうんだよ。」
「どうしてためらうんだよ?」
「だって・・・お前を好きになっても俺はお前を幸せに出来るか分かんないんだ。そう考えたら俺よりもっとお前を大切にするやつがきっとどこかにいると思う。」
「・・・バカだな、お前。」
「はっ?」
「今の発言からするとお前は少なくとも俺を大切に思ってくれてるんだろ?俺はその気持ちが知れれば十分だ。」
そう言ってバクフーンは俺の頬にキスをする。温かい口の温度が頬に一瞬だけ触れた。
「俺はお前が好きだよ。もちろんおじさんやおばさんよりもな。」
「おじさんとおばさんと比較するなよ・・・。でも、ありがとな。」
俺は体の向きを変えてバクフーンの顔を見つめる。それを見たバクフーンも俺を見つめ返す。俺は静かにバクフーンと口を重ねた。炎タイプだからか、やっぱり少し温かい。口を離せばバクフーンは顔を紅潮させていた。部屋の窓から差す月の光でその顔を見る事が出来た。
「俺もさ、バクフーンのこと好きだよ。昔からな。」
「そうか・・・俺もそうだよ。」
「出来る事ならもっと一緒に・・・いや、ずっと一緒にいたい。」
「おじさんとおばさんなら許してくれるよ。」
「そう願いたいな。」
「そうだな・・・。なぁ・・・?」
「んっ?どうした?」
バクフーンは少しもじもじしながら俺の方を見て言う。
「その、これからやらないか・・・?交尾・・・」
「バクフーンがしたいなら俺はやってもいいけど・・・いいのか?」
「お前としたいんだ。」
「分かった。バクフーン、仰向けになって。」
俺がそう言うとバクフーンはうなづいて、俺の目の前で仰向けになって見せた。俺はさっそくバクフーンの腹に顔を埋めた。
少しだけバクフーンの体がビクッと反応する。
「お、おいっ・・・」
「やっぱり気持ちいいな・・・お前のモフモフの毛。」
「うるさい・・・。」
バクフーンはそうは言っているものの、どことなく顔は嬉しそうだった。俺はバクフーンの首まで顔をスライドさせた。そして首筋に舌を這わせる。
「うぅっ・・・」
「我慢しなくていいよ。バクフーンの声が聞きたいんだから。」
「うっ、うるさい・・・ひぁっ!!」
バクフーンが途端に喘ぐ。それは俺が首筋に舌を這わせながら胸を弄り始めたからだろう。胸元の毛を払いのけてあまり大きくもなく小さくもない並サイズの乳房を揉みしだけば、バクフーンは可愛い声を発する。
とにかくバクフーンは全部温かい。今触っている胸も何もかも。けど安心できる温かさだ。
「胸ばっか弄るなぁ・・・ひんっ・・・」
「じゃあ今度は下を弄らせてもらうか。」
俺はそうは言うものの胸の感触に酔いしれたせいか、片方の胸は突起と一緒に弄り続ける。赤く勃つその突起は俺の指によって潰されたり弾かれたりして、その硬さを次第に増していった。俺はそれに顔を近づけて口で強く吸う。
ーチュ・・・チュウゥ・・・ー
「あんっ・・・す、吸うなぁ・・・そんなに強く吸うなぁ・・・くぅっ」
俺は口を離さないから話すことはできない。その分思う存分バクフーンの突起を味わう。その光景は赤子が母乳を吸っているのと同じ様子だった。俺は吸いに集中しながらも片方のあいている手を下に持っていき、バクフーンの秘所を撫でる。
「うぁんっ・・・!!い、いきなり触んな・・・!!」
俺は秘所を撫でつかせた後に親指で陰核を刺激する。人差し指は秘所にぬぷりと音をたてて膣内へと侵入した。するとバクフーンが体を仰け反らせた。
「ひぁぁっ!!やっ・・・両方もやられたら・・・イクぅ・・・!!」
「チュ・・・ぷはっ。イキたかったらイッてもいいんだぞ?んぐ・・・チュウ・・・」
俺はいったん口を離してからバクフーンにそう言って再度突起を吸い始めた。時に舐めまわし、時に甘噛み、時に強く吸い上げるのを何回も繰り返していた。ビクビクと体を反応させばがら派手に喘ぐバクフーンの姿はいつものあのバクフーンとは考えられない。今の彼女の姿は紛れもなく一人の雌の姿だった。
「もうらめぇっ・・・イク・・・イクよぉっ・・・!!」
そう言ってからバクフーンは少しの痙攣の後に派手に秘所から潮を吹いた。バクフーンの「潮吹き」は俺の手にかかり効果は抜群だ。俺はその愛液を舐めとりバクフーンを味わう。甘酸っぱい味が口に広がった。
はぁはぁと呼吸を荒げ、目は少し虚ろなバクフーンは今の俺にとって最高の愛らしいポケモンだ。俺はバクフーンが呼吸を整える暇を与えずに、彼女をうつ伏せにさせた。横顔を覗かせながらバクフーンは早くと言わんばかりに秘所を手で開いて見せた。艶めかしいピンク色の秘所はピクピクと蠢き俺のモノを催促しているようだった。
俺はお望みどおりモノを取り出し、腰に手を置く。そして肥大化しすぎて今にも爆発してしまいそうな自身のモノをバクフーンの秘所に宛がった。そしてゆっくりと腰を奥へと進めていく。
「あっ・・・ぐぅっ・・・ぎぎっ・・・」
「辛かったら言ってくれよ?昔から我慢ばかりする奴だからなお前は。」
「う・・・るさい・・・こんなもん・・・痛くも・・・くぅっ・・痒くも・・・いぁっ・・ないっ・・・!!」
「分かってるけど俺はお前が心配なんだ。本当に辛かったら言ってくれ。頼む。」
ゆっくりモノを奥に進ませながら俺は言う。するとバクフーンは声を我慢しているのか頷いてはくれた。
俺は途中ぶつかった壁のようなものも破り、やがてはバクフーンの奥へと辿り着いた。結合部からは少しの血が垂れていた。
「大丈夫か?バクフーン」
「少し痛いけど・・・大丈夫だ。」
「良かった・・・。」
俺はほっと一息ついてからバクフーンの首に軽くキスをする。これまたビクッと反応したバクフーンは顔を真っ赤にしていた。
「もうそこはいいから・・・動いてくれ。」
「分かった。行くよ?バクフーン・・・。」
バクフーンが小さく頷いたのを確認すると、俺はまたゆっくりと、今度は腰を前後に振り始めた。さっきの行為からすでに濡れていた秘所は、慣らしていない俺のモノも滑りを良くし、スムーズに腰を振ることが出来た。
「あんっ・・・ひゃんっ・・・い、いいよ・・・凄く・・・くぅんっ!!」
「俺もだ。バクフーンの中が凄く熱くて・・・凄く締め付けてきて・・・気持ちいいよ・・・!!」
言ったとおりだが、本当にバクフーンの中は熱い。溶かされてしまうのではと思うぐらい熱く感じる。だけど今はその一つ一つが俺に快感を与えてくれている。キュウキュウと締め付ける度に、射精感が促される。はっきり言って長くはもたない。
俺はいつの間にか胸に添えていた手をギュッと強くつかんだ。少しでも気を抜けばすぐに出てしまいそうだったからだ。
「きゃんっ・・・また・・・胸ぇ・・・」
「ぐっ・・・バクフーン・・・バクフーンッ・・・!!」
俺は無意識のうちに彼女の名を叫んでいた。それはもう俺が限界だと言う事を言っていたも同然である。同時にバクフーンも舌を出して悦の表情をさらけ出しながら喘いでいた。彼女も限界が近いのだろう。
「もうイクよ・・・バクフーン・・・!!」
「あぁ・・・来て・・・くれ・・・」
「ぐっ!!うああぁぁぁっっ!!」
「くぅぅううっ!!」
俺が先にイき、彼女の中に出した。彼女もその時にイッてしまったのか膣内がピクピクと未だにモノを絞めつけ続けていた。俺がモノをずるりと引き抜くとすべてを飲み込んでしまったのか、秘所からはあまり精液が漏れることはなかった。漏れたのはほんの少しの血と精子が混ざり合わさって出来た薄いピンク色の液体だけだった。
「・・・これでお前の子を孕めたかなぁ・・・?」
「さぁね。ポケモンと人間で子が出来るかは今のところ分かってないから。」
「そうだな。じゃあさ、俺たちでそれを証明しないか?ポケモンと人間でも子は出来るって。」
「まぁ確率的には出来ても可笑しくないからね。やってみるのも悪くはないかな、バクフーンとなら。」
「おっ?お前にしては珍しいこと言うじゃないか。じゃあ試してみるか。今から。」
バクフーンが笑顔でそんなことを言うから俺は少し引きつった笑顔でそれに答えた。
その日の夜、俺が眠ることができなかったのは言うまでもない。
あとがき
あまり雌のバクフーンとの絡みがなかったものですから勢いだけで書いた作品です。
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