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伝説の守り人2

/伝説の守り人2

「ふぁああ・・・」
私はまた、海の安全のために早めに起きた
時刻的には5時ごろだろう
いつもならスイクンたちが挨拶に来るころだが
彼らは遠くの地方の様子を見に行ったから
最低でも3日はかかるだろう
何はともあれ
私は海にいった
(ちなみに寝場所にしてる所は海岸の洞窟の中だ)
今日も何もないといいな・・・
と思いながら私は水面に目を凝らしながら
浜辺に行った
まだ朝だからこそ異変が起こりやすいのだ
ゴミを捨てるもの、ここで自殺をするもの、
小さな子供が泳ぎに来ておぼれることもある
朝は危険が一番多いのだ
意外に少ないのは夜だ
このあたりのポケモン達は
夜行性はほとんどいない
だから意外に大変なのはこの朝のときなのだ







さて、朝は何もなかった
昼は喧嘩や溺れる者も多いから今度は
ポケモン達に注意しなければ





夕方
何もなかった
これが一番いいことだ
最近は喧嘩やゴミを捨てるもの、
溺れる者が多かったから
久々になにもなかった日は
嬉しい





寝る時間になった
だけど寂しい
いつもはスイクンたちもこの住処に来たりして泊まったりすることもあるから
こんなに静まってると寂しい
はぁ・・・
「みんなにあいたいな・・・」
みんなとは伝説の守り人のほかの4人のことだ
もう1年間1人もあってない
ディアルガ・・・グラードン・・・ゼクロム・・・そして・・・レックウザ・・・
レックウザは特に会える機会がない
天空の安全を守ってるから
あえない
天空といってもオゾン層ぐらいの高さまで上がったりするし、
決まった場所にいないから
探しようがない
一言で言えば
彼に恋をしてる
しかし想いは伝えてない
こういう使命を与えられたからには
恋は一番優先順位は低いものだと私は思う
恋をして守りが手薄になったら
また、あの酷いことが引き起こってしまうと
私はそう思ってしまうのだ
だからこの想いはずっと胸の中にしまっておくものだ・・・
なのに・・・
私の頬は涙を伝った
「う・・・う・・・なんでこんな使命を受けたんだろう・・・う・・・う・・・」
この使命さえ受けなければ・・・
彼と一緒に暮らせたんだろうか・・・
いや・・・できないだろう
彼も守り人だ
私がこの使命を受けなくても無理だろう・・・
だけど想いだけは伝えたい・・・
そうつぶやいてた・・・



朝が来た・・・
まるで毎日が歯車のように始まり、そして1週するように
一日が終わる・・・
おかしくなりそう・・・
どうして?
どうして私は守り人になったの?
ほかの守り人達も
そう思ってるのだろうか・・・
あぁ・・・
レックウザに合いたい・・・



ふと、外の様子がおかしいと思った
夜なのに
外が騒がしいなんて・・・
私は外に出てみた
そして他のポケモン達がいるから近寄ってみた
そして私は目を大きくして固まった
ポケモン達が囲っている先にいたのは
血を流して倒れてる
レックウザだった・・・
私はすぐにポケモン達を払いのけ、
怪我の深さを見た
幸い命に係わるほどの怪我ではなかったけど
血が抜けすぎたのか、身体が冷たかった
私はすぐに家に連れて行くことにして、
レックウザを抱え、家に向かった







暗くて見えにくかったけど、
傷は何か硬くて鋭い物で斬られたようだ
レックウザをここまでき傷つけるほどの物ということは
隕石が予想される
現にあの浜辺には見慣れない岩があったからだ
とにかく今は看病しなければ・・・






1日がたち、2日、3日過ぎた
海の守りは
他のものにお願いをし、
私はレックウザの看病を続けた
でもなかなか目を覚まさない
疲れていたのだろう
そこで隕石とぶつかって
この浜辺に落ちた・・・
こういうと悪いが、
レックウザは運がよかった
そして私も運がよかった
もしここに落ちずにもっと遠い場所に落ちたら、
誰も発見されなかった場合が合った
これがレックウザの運のよさだ
そして私の運のよさは
レックウザに合えたことだ・・・
他人から見れば私は最低な守り人だろう
でも、もう合えないと思ってたレックウザに
こんな形だけど逢えたのだ
私は早くレックウザが目覚めてくれないかと
思いながら看病をし続けた








ん?
いつの間にか寝てしまったようだ
それも彼が寝ている隣で・・・
私は顔が火照ってきた
レックウザのことが好きだけど
こういうことは慣れてないからか、
身体が少し触れ合うだけで結構顔が赤くなる
でも、守り人になる前は彼のことはなんとも思ってなかった
守り人になったときから彼のことが好きになった
何でなのか分からないけど
彼が私を助けてくれた時かな?
彼がみんなを助けようとしてたときかな?
彼が・・・
 


何で私がレックウザのことが好きになったかを振り返っていたら
レックウザは少し呻き声を出しながら目をあけた
「レックウザ!」
私は思わず叫んだ
「うぅ・・・ルギア・・・ここは・・・どこだ・・・」
レックウザは苦しそうにそう聞いた
「まだゆっくりして!ここは私の家(洞窟)よ」
私はレックウザが身体を起こさないように押えながら言った
「そう・・・か・・・」
レックウザはそういってまた眠りについた
私は思わず涙が出た
彼がやっと目を覚ましてくれた
私は密かに彼が目を覚まさないかと思ってた
そうなったら私は人生をかけて彼を看病し続けると決心した
でも、彼と話したい、笑っていたい、
そんな想いがあったから、レックウザが目を覚ましてくれたことに
私はうれしくて涙が出た
私は彼を見ながら少し横になって寝た(少し距離をとって)







洞窟の入り口から光が差し込んできた
朝になったことを私は思いながら
目を覚ました

目の前にレックウザが寝ていた
「ひゃっ!・・・?」
そういえば・・・
レックウザは少し寝相が悪いのだ
天空で寝てるから壁にぶつかることも何もないからのびのび寝ていられるからだろう
おかげで私は朝から心臓が破裂しそうになった(どきどきした意味で)
とりあえずレックウザを元の位置に寝かせて、
私は外のポケモン達にレックウザが目を覚ましたことを話に行った






みんなは喜んでいた
私も喜んだ
もちろんみんなの前にはあまりはめをはずさない程度で喜んだ
私は昼ごろになったから
久々に彼のために料理を作ってやろうと
思った(この世界では4足歩行のポケモンでも手先は器用になってる)



確か彼は辛い味が好きだ
ちなみに私は渋い味が好きだ
使う木の実は
クラボの実 マトマの実 そして隠し味に私の好みのカゴの実を
使うことにした
カゴの実を使うと香りも風味も良くなるのだ




できた!
名付けて、スパイシーパウダーのガーリックパスタ
よ!
作り方は
マトマとクラボを
ミキサーにかけ、
中身を取り出して汁はとっておき
実のカスをオーブンで20分焼く
その間にカゴの実を
半分に切って半分を薄くスライスして
もう半分は火で焼く
このときの注意点は
表面を焦がさないことだ
火を通したら
おろし金でパウダーにして、
20分経って焼けた実のカスも
パウダーにするために
ハンマーを取って、ラップにかけた実のカスを
満遍なく優しくトントンと叩く感じで
粉にする
汁は出汁(ソース)として使うために
片栗粉をかけて、その中にニンニクを少々入れて
パスタに盛り付け、
パウダーをかけ、
そしてスライスしたカゴの実を乗せたら
完成!



「レックウザ~ごはんできたよ~」
レックウザは昼前にめを覚ましており、
もう苦しそうにしてなかった
傷ももう塞がってる
ポケモンは治癒力に長けてるから
これ以上怪我の心配はないだろう
「ああ、分かった」
レックウザはご飯を食べるために私の近くに寄った
「にしても洞窟に住んでるのに皿やフォーク、オーブンなんてあるんだなぁ・・・」
「あはは、人間が住んでたところから持ってきただけだよ
オーブンはいろいろな試行錯誤でできたの」
「へぇ」
レックウザはそういいながら
パスタをフォークに絡み、口に運んだ
「お、うまい」
「そう?えへへ、嬉しいな」
どうやら料理はうまく行ったようだ
久々に人にふうまうのは緊張するものだ



そのあとなぜ怪我をしたかは
レックウザが話してくれた
どうやら隕石が降って来た時、
それを壊してたら、
1つだけ壊せれなかったらしい
その隕石を自分の身体で
壊した結果、あんな怪我をしたようだ
でも、命があっただけで運が良かった・・・



私はレックウザと久々に話をした
昔と今の様子、危険はなかったか、
何か変なことがおきなかったか、
いろいろ話した
とっても楽しかった
できればお別れをしたくなかった
でも、彼も守り人
ここにずっといてはいけない
彼のいる天空には私には到底つけない
あまりにも高いところだから
着く前に羽で飛ぶことが疲れることや息が苦しくなるからだ
きっと、またしばらく、いや
もうあえない可能性もある
隕石は本当に落ちてくることはないけど
それでも落ちてきたら
大きな事故がおきるから
だから・・・
私は我慢するべきなの・・・だ・・・
でも・・・
せめて彼に想いだけは伝えることはできる
今だけが・・・


夜、寝る前に私はこういった
「レックウザ」
「ん?」
「あの、いきなりだけど驚かないでね」
「どうしたんだ?急に」
「あのね、私・・・私ね・・・レックウザのことが好きなの!」
言ったぁ・・・あぁ、恥ずかしい・・・///
「え?そ、そうなのか?」
「う、うん」
これでよかったのだ・・・
振られてもいい
ただ想いだけを伝えたいだけ
そう思い、私は、後ろに回って、寝場所に行こうとした
だが、彼が私の肩に手を置いて、こういった
「俺も、ルギアのことが好きだ」
「え?」
「何だよ、お前から言ってきたんだろ?」
「そ、そうだけど・・・」
「なら、さっきのお前の告白の返事は、今言ったぞ」
これって、レックウザは私の告白を受けてくれたってこと?
それだったら・・・嬉しい・・・でも・・・
「でも、私達は守り人だよ」
「守り人だから恋も何もしちゃいけないなんて決まってないだろ?」
「そ、そうだけど・・・」
「だったら、素直に喜べよ」
「う、うん・・・ありがとう・・・レックウザ・・・」
「何、お礼は俺が言うべきだよ。俺もお前に告白しようと迷ってたんだ」
「そ、そうなの!?」
「ああ、だけど言うタイミングというか・・・なんか言いにくかったんだよ
お前がなんか悲しんでるから・・・」
きっと、お別れをするのがいやだという感情が出てたんだろう
私はいつも思ったことが顔に出やすい性質だ
「それはレックウザとお別れをするのがいやだからだよ」
「安心しろ、これからはお前にちょくちょく会いに行ったりするし、
丸1日いたりしてやるよ」
「え、でもそうすると守りが・・・」
「前にディアルガに会ったけど、しばらく隕石が降ることはないらしい
この前のやつが終わったらそうだな・・・12年は隕石は降らないそうだ」
伝説のポケモンにとって12年は長いとは思わない
でも、12年もレックウザに会え続けれるなんて・・・
「嬉しい・・・」
「俺もだよ・・・」
私達はお互い身を近づけあい、
キスをした


はい、御視聴ありがとうございます!
ちなみにディアルガは伝説の守り人の1人です
少し更新が遅れちゃいました
すいません

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 一つルギア様にツッコませて頂きたい。
    パルキア様とレシラム様はどうしたっ!?
    ―― 2012-06-08 (金) 12:32:01
  • そういう設定なのでは?
    まぁ、守り人だから対になるポケモンはいそうな気はしますけどね…
    カイオーガを入れると海の神がかぶりそうだし、何か考えがあるのでしょう。たぶん。
    ―― 2012-06-08 (金) 12:44:59
  • コメントありがとうございます
    ↑↑の名無しさん、パルキアとかレシラムなどは後々出す予定です
    ↑の名無しさん、まさしくそういう設定です。いろいろ被る伝説のポケモンが多いので、被った伝説のポケモンは後々登場する予定でいきます
    ――アブソリュード ? 2012-06-16 (土) 06:39:46
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Last-modified: 2012-05-17 (木) 00:00:00
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