二年三組の喜憂な毎日 プロローグ 出会い
by 匿名希望 ?
電車は加速して揺れ出す、僕はいつものように電車に乗り学校を目指していた。
しかし、今日は新学期最初の行事である、西高入学式&始業式の日だ。
(もう一年たったのか、去年のことを思い出すなぁ)
少年は一人回想にふけるのであった。
「遅刻しちゃうよ、レオン!!」
インターホンから声が響く、レオンと呼ばれたサンダースは無言でドアを開く。
「ぅるさい・・・」
レオンは無愛想にそう言い放つ。
「うるさいとはなによ、心配してきてあげたのに。」
「やめろ、レイナ。」
レイナと呼ばれたマグマラシは半ば強引にサンダースを連れ出す、寝癖がまだのこっていて明らかに入学式に行く態度ではないサンダースと共にレイナは学校への道を急ぐ。
「朝ご飯は食べたの?」
「・・・。」
「少しくらいはしゃべりなさいよ。」
「・・・。」
二人の会話はまるでかみ合ってない、言葉のキャッチボールがなってないとはこれのことだ。
「ねぇ、まだ気にしてるの?中2のころのこと・・・。」
今日はここまで