ポケモン小説wiki
予想外

/予想外

製作者:はむ

性転換あり エロ予定です



フレイ(雌):ブースター。一応主人公、たぶん。雄だったが雌になった。一人称【俺】
ミント(雄):リーフィア。フレイの親友。一見すると雌に見えるがれっきとした雄。一人称【僕】



鏡に映っているポケモンはブースター見た目は雄だが”今は”雌だ。
「嘘だろ…」
そのブースター――フレイはそうでない様な顔をしていた。そして悲しみのような感情が込められた声で、
「なんで俺がっ……!!」
と、言った。だがそのあと意を決した表情で
「仕方ない、行くしかないか…」



時は遡って丸一日


「お………て…」
なんだ、ヒトがせっかく気持ちよく寝てたのに、俺を起こそうとしてるのは。
「お……て…ば…」
やめてくれ、まだ眠っていたいんだ
「おきて…て……ば…!!」
皿には体もゆすってくる。
ああ、もう!!
「うるさい!!」
と言って勢いよく起き上がるとすぐ横にちょこん、とリーフィア――ミントが座っていた。
ミントは顔つきは雌そのもので、スタイルもいい方だ。本人曰く雄から告白されたこともあるらしい。
「やっと起きてくれたね~、なかなか起きないんだもん大変だったよ」
ニコニコした表情でそんなことを言ってくる
「大変だったよ。じゃねえよ!なんでこんな早くに起こしてくるんだよ!そもそもどうやって家入った!」
そうだ、昨日ちゃんと戸締りしたはずだ。なのになんで家の中にいるんだ。
そう言うと逆にびっくりしたような顔で
「えっ?この前合鍵くれたじゃん」
「ぇ…?」
すっかり忘れていた。そういえばミントは頻繁に家に遊びに来るから、わざわざ出迎えるの面倒くさいからって合鍵を渡してあったんだった…。
「忘れてたの?」
「えっ、いやっ、そんなんじゃ」
「忘れてたんだ、自分で渡しておいて」
嫌味っぽく言われる。しかも笑顔で言われたので余計に嫌味らしさが増倍する。
「で、何の用なんだ」
「あれ?もしかして怒ってる?」
「いや、別に」
ただ単にイライラしてるだけだから。
そもそもこんな朝っぱらから何の用なんだ。今の時間は5時30分くらいだ。外もまだうっすらと明るくなっているだけ。いったい何を考えているんだか。
「よかった。それで今日は暇?ちょっと一日付き合ってもらいたいんだ」
「…それだけのためにわざわざ家に来て、わざわざこんな早くから俺を起こしたのか?」
「うん」
「……はぁ…」
なんとなくは分かってたがこんなにきっぱり言うとは…。怒る気も失せてしまう。で、付き合うってなんだ?彼氏にでもなれと?冗談じゃない、俺は(おとこ)でミントも牡だ。生憎俺はそんな性癖を持ち合わせてはいない。
「それで、今日買いものと引越しの手伝いをしてもらいたいんだけど」
「引越しぃ?なんでそんな?」
ミントは一人暮しだしわざわざ引っ越さないといけない理由なんてないと思うが。
「いや。ちょっと一人だと寂しくて」
少し苦笑いをするミント。何か嫌なことでもあったのか?
俺も一人暮らしだが寂しいなんて一度も感じたことはないし得に不便だったって事もない。まあ人それどれだよな。
「…わかったよ、それで?どこに引っ越すんだ」
まあ、どうせ今日も明日も暇だしいくらでも付き合ってやるか。あんまり面倒くさいのはお断りだけどな。
「フレイの家に」
「へっ?」
まさかの返答が返ってきて、拍子の抜けた声が出てしまった。
「だから、フレイの家だよ」
「はあああ!?なんでそんないきなり!というより先に本人に確認とれよ!」
マイぺース過ぎる、ああ、なんでこんな厄介な友達を持ってしまったんだよ俺。確かに俺の家は一人暮らしにしては少し大きいがミントが一緒に暮らすと思っていてこの家に住んでいるわけではない。ただ偶々(たまたま)この家を見つけたから住んでいるだけであって。
「別にいいでしょ?生活の邪魔になるようなことはしないからさ」
「はぁ…お前にはかなわんよ…」
いつもこの調子だから困る。俺の性格が周りに流されやすいっていうのも原因なんだろうが。
「よかった!これで許してくれなかったらどうしようかと思ったよ」
「はいはい。とりあえず飯食ってきていいか?」
こんな朝っぱらから飯も食わずに働け、なんて無茶だ。体力は無限にあるはずではない。何時間もぶっ続けで作業をしたら倒れてしまう。そんなことになるのは御免だ。
「ご飯?それなら僕が作ろうか?」
「いや、自分で作る。お前は食うか?なんなら作ってやるぞ」
「本当?朝食べてなかったからうれしいな」
一人暮らしもしていれば家事は自然とできるようになる。料理はすごく上手いというわけでもないが、そこらのポケモンよりは自信はある。初めて作った目玉焼きが真っ黒になってしまったのはいい思い出だ。
「よし、それじゃあ作るかな」
「期待して待ってるよ」
「お前に口に合うかわからないがな」
と、逃げ道を作って置きながらもキッチンへ向かう。
今日はお客さんも来てるし朝から少し豪華なものでも作ろうかなとおもった


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  • 支援
    ―― 2013-06-08 (土) 22:33:07
  • はむさん頑張って!
    応援しています!!
    ――ピカチュウ大好き人間 2013-06-09 (日) 08:02:15
  • 生存確認モトム
    ―― 2013-08-09 (金) 04:48:31
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Last-modified: 2012-03-12 (月) 00:00:00
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