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不思議で素敵な魔法の道具

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作者:ユキザサ

人×ポケの官能描写があります。ご注意ください



 世の中には色々な職種がある。医者や警察官なんかのメジャー所や野球やサッカーのプロ選手。最近では動画投稿を仕事にするクリエイターなんかが子供の夢にもなっているらしい。
 実際の所は僕本人も子供の頃は電車の運転手とか言ってたような気がする。もう20年も昔の話なのであまり覚えていないが。そして最初にも言った通り、この世の中には様々な職種がある。これは、少し特殊な職に就いている僕の少し不思議な物語である。



「さぁそれぞれこの一週間で出た意見を出してくれ!」
 ここは所謂大人の玩具会社。現在は休み明け一発目の新商品開発会議中である。周りがうーんと唸っている中、僕はワンテンポ遅れてから挙手した。
「正直引かれるかもしれないんですけど……」
 そうこのアイデアは恐らく特殊なアレである。
「この業界引かれてなんぼだ!いってみ!」
 リーダーのその言葉に安堵して昨晩考えついたアイデアを口に出す。
「ポケモンのをモデルにした物なんかどうですかね……?」
「……」
 沈黙。圧倒的沈黙。この場にいるのが嫌になる。リーダーなんかしかめっ面で顎に手を乗せてるし。ダメか……
「良いアイデアかもしれない」
「へっ?」
 返答は予想していたものとは全く違って僕は素っ頓狂な声を上げた。
「確かに」
「でも愛護団体からなんか言われるかもしれないですよ?」
「そんなのは濁せばいいのよ!最近のパク……オマージュものだって濁してるじゃない!あんなのよりマシよマシ!」
 手をぶんぶんと振りながらそう悪態をつくリーダーを見てボクも含め他のメンバーからも若干ため息が出る。
「でモデルは何にするの?」
「ラプラスなんてどうですかね。都市伝説かもしれませんが昔の漁師がどうのこうのって記事も出てきたので」
 本当は自分の持っているポケモンを見て思いついたなんてこと言えるわけないのでそれっぽい理由を言えるように調べていたら、何ともビックリそういう記事がヒットしてしまった。人間の欲というものは恐ろしい。
「そうなると問題は形状やらなんやらをどうするかね。うーん。よし一任する。必要な物とか経費あったら言って」
「は?」
「こういうのって話を大きくすると他の所に情報が流れやすいのよだから貴方にはこっちをやって貰って、他の人にはまた違うアイデアで動いて貰おうと思って。もちろん人手が必要な時は言ってくれれば手伝うから。はい後はよろしく!」
 



「はぁ」
 ため息を吐きながら備品倉庫で探した物をバッグに入れた状態で自宅の玄関を開ける
「ただいま」
 誰からも返答は来ないがそう言ってバッグを玄関に置き、リビングへ向かう。そこにはさっきの話で出たラプラスが待っている。眠っていたのかスッと首を上げ僕の姿を確認するとキュウッと一鳴きした。子供の頃ケガしてたのを保護して以来ずっと一緒に居る。もちろんそういう事を考えているという事は彼女には言ってないし。言った所でハイドロポンプが飛んでくる可能性の方が高いとため息を吐く。
「君と意思疎通ができればなぁ」
『何ですか』
「ちょっと協力してほしい事があるなって」
『貴方は命の恩人です。私に出来ることならなんでも』
 言葉が通じれば、彼女の意思を尊重できるんだけど……あれ?今の声誰だ?
『どうしました?』
 何時の間にか近くまで来て眼前で首を僅かに傾げるラプラス。確かに聞こえた。いや、聞こえたというより頭に直接響いたというかそっちの方が正しい。
「お前喋れたの?」
『テレパシーですよ。なんなら今まで気づいてないだけで主に結構喋りかけてますよ?』
 にっこりと笑いかけてくるラプラスを見て。頭に手を当てて考える。そう言われてみると確かに今この家に住んでるのは僕とラプラスだけだが、時折僕の独り言に返答があったような気がしなくもない。
「で、何なんですか?協力してほしい事って」
 ズイっとまたラプラスは首を近づけてくる。こうなったら覚悟を決めて言ってやろう。
「ラプラスの型を取らせて欲しいんだ」
『型?』
「……性器の」
 凍り付く場。沈黙が続き僕は耐えきれずラプラスから目線を逸らす。そりゃそうだ、突然こんな事言われたらこうなる。もう間もなく来るであろう水流への痛みを覚悟していると彼女が漸く口を開いた。
『そうですね。まさかそんな事は言われるとは思っていませんでしたが』
「だよね。他の考えを……」
『良いですよ』
 またもや驚きの返答。正直ハイドロポンプをくらうよりも頭に衝撃が走った。逸らしていた目線を彼女に戻すと何とも穏やかな顔で彼女は了承の言葉を僕に告げていた。
『でも、一つ条件があります』
「条件?」
 そういうと彼女はどこか悪戯を思いついた子供の様な笑顔で顔を僕の耳元でその続きを呟いた。
『私、番以外の殿方に股を開くほど軽い牝じゃありませんので』
「つまり……?」
『貴方には改めて私の主人になっていただきます二つの意味で』
 そう変わらず穏やかな顔で彼女は恥ずかしげもなくそういった。

 場所は変わり僕はベッドの淵に腰をかけて、ラプラスは腰かけている僕の膝に首を乗せている。
『私主人にならどんなことされても構いませんわ』
「ちょっ……」
 乗せていた首をグイッと僕の顔に寄せてくる。さっきの告白以降、途端に距離が近くなった気がするけど、これはこれで丁度良いかもしれない。
『で、主人?何をしますの?』
「まずは型を取らせて欲しいな?」
『そのぐにゃぐにゃしたものでですか?』
 シリコンで型を取る玩具があって助かった。一から軸を作るのは大変だし。それこそまがい物になるからラプラスが協力してくれてそこは助かった。そのまま一線を超えそうだけど。
「うん。痛くない様に慣らす物持ってくるからちょっと待っててね」
 潤滑剤のローションを取りに行こうと動くと襟をつかまれて後ろに戻された。上を見るとにっこりと笑うラプラスの姿。
『そんなもの必要ありませんわ?主人に優しく愛を囁いて触っていただければすぐにでも私準備はできます』
 そうテレパシーで伝えてくる彼女を見て、もしかして彼女とんでもないポケモンだったのでは?と脳裏によぎったが、正直何と言うか魔性の女みたいな雰囲気を感じて僕は生唾を飲み込んでしまった。
「じゃあ、弄るよ?」
『えぇ』
「きゅっ!」
 本当にローションいらずかもしれない。スッと指をラプラスのスジに添わせるともう既にヌルっとした液体が溢れ出ているのが分かった。そのままツプッと中指を侵入させると今まで余裕そうにしていたラプラスが泣き声を上げた。痛そうな表情もしてなければ動きを止めた瞬間にこちらを見てきたくらい問題はなさそうなので、僕はそのまま侵入させた指をより激しく動かし始める。
「きゅ……きゅう……」
 気持ちいいのだろうかテレパシーではなく純粋な泣き声がラプラスの口から零れる。ポケモンましてや人間ですらこんな事したことないので、正直安堵の気持ちが溢れる。
「それじゃ、合図したら締め付けてね?」
『わ、分かりました……」
 もう十分だと思って指を抜いた。余裕を取り戻したのか今度はテレパシーでの返答。型取り用のシリコンを用意し、それを挿入していく。指よりも遥かに太いそれをゆっくりと飲み込んでいく。その様子を見てまた僕は生唾を飲み込む。挿入しきり少し位置の調整をしてから合図をすると動き的にキュッと締まったのが分かった。
「少しの間我慢してくれよ」
『ま、まだですか?』
「うん。もう大丈夫ありがとう」
「きゅっ!」
 ゆっくりと引き抜いたが最後に入り口で引っかかったのかまたラプラスの口から嬌声が零れた。うわ、すごいなこの形と思いながらも早く固めなければと取った型をキットに戻す。
『酷いですわ主人。こんなに一途に協力いたしましたのにこんな状態で放置するなんて』
「えっ」
 テレパシーでおよよと言いながらラプラスは僕のシャツの襟を加えて床に寝かせる。掛け布団が敷いてあるのは僕の身体への気遣いだろうか。いや、そんな事考えてる余裕は今ない。ぶちぶちとシャツのボタンが飛んでいくのが分かる。
『下もこうなりたくなかったらご自分でお脱ぎください?主人』
「わ、分かったからちょっと落ち着いて」
 どうどうと手で落ち着くように促すと、少しの間の後ラプラスは無理やり僕のズボンを脱がせようとして来た。
「分かった自分でぬぐから!」
 そういうとスッと彼女はズボンから口を離した。ズボンまでダメにされたら流石に困るので覚悟を決めてズボンと下着を脱ぐと現れた愚息は思った以上にそそり立っていた。まあ僕だって雄だって事だろうと一人納得していると突然生暖かくしっとりとした感触に包まれた。
「ちょっ!」
『先ほどは私が慰めていただきましたから。今度は私が主人を慰める番ですね」
 テレパシーというものは存外便利らしい。口にモノを咥えた状態でも意思疎通が問題なく出来るのかと考えている余裕がないくらいにラプラスは責め立ててくる。
「く、口放して」
『構いませんよ。さっきも言いましたが私主人になら何されても良いですから』
 ぴちゃぴちゃと大きな口の中から僅かに聴こえてくる。時折ちらりとこちらを見てくる表情やまとわりついてくる暖かい舌の感触で正直もう限界である。ぐっと歯を食いしばっていると一瞬刺激が収まった瞬間、すぐに吸われるような刺激が襲ってきて僕はなすすべもなく白濁液をラプラスの口の中に吐き出した。
『ごちそうさまでした』
「よ、容赦ないなぁ」
『好きな殿方には尽くしたいじゃないですか』
 そう言って彼女はわざとらしく口の中に出された液体を僕に見せつけてきてから飲み込んだ。飲み込まなくても良いのにと僅かにすっきりした頭で考えているとラプラスはクルリと体勢をひっくり返して先ほどよりも潤いを増した性器を僕に見せつけてきた。
『では今度は一緒に気持ち良くなりましょう?』
 何度目か分からない生唾を飲み込んで僕は彼女の持ち上げた尻尾を抱く。抵抗はない。むしろ理性とかそういうものが無くなり始めてる。先ほど出したばかりなはずなのに、もう僕の物は大きくなっている。
 彼女のスリットに自身の先端を合わせて、侵入させていく。口とは違う、暖かい肉の壁がねっとりと包み込んでくる。
『どうですか?じっさい、のかんしょくは』
「すごい、ね」
 まだ動いてすらいないのにその肉の壁が緩急をつけて締め付けてくる。このまま動かないでいてもすぐに出してしまいそうなくらいだ。調べた話が都市伝説じゃない可能性を信じてしまうくらい名器と呼ばれるものだろう。
『動かないのですか?』
「ご、ごめん」
「きゅう」
 感触を確かめてると、彼女の方から動いてくれと催促があった。少し引き抜いてみると引き抜くのを抵抗するように肉壁が絡みついてくるのと同時に彼女の口から泣き声が零れた。今度は再び挿入させる。そうすると僕も腰を振ってラプラスの身体に自身の身体を接触させる。
「きゅう!きゅっ!」
 口を開けて善がる彼女の姿を見て、僕の動くスピードがどんどん上がっていく。少し入れる角度を変えてみたりして、ラプラスの反応を伺っているとお腹側を責めた時に一際大きな泣き声が聞こえた。その反応が痛みや苦痛から来るものではないと分かって僕は重点的にそこを責め立てる様に動きを変えた。
「きゅっ、きゅぅ!」
「ラプラス、そろそろ僕も……」
 自身の限界を小さく伝えながら動きを続けるとラプラスはその長い首をくるりと僕の顔の方に向けた。僅かに涙で潤んだ目でボクを見つめながら少しすると僕の口に自分の口を重ねてきた。しかもそれだけじゃなく大きな舌を僕の口の中に入れてきて動かし、恋人のするようなキスを強請ってきた。僕も尻尾を抱いていた腕をラプラスの首に移動させお互いに唾液を交換し合う。そんな事をしている内にボクは限界を迎えて、口を離した。
「ラプラス!出すよ!」
「きゅう!」
 そう告げて僕はラプラスの中に先ほどよりも多い量を注ぎ込んだ。
 疲れ切って
ラプラスの中から引き抜きベッドに仰向けで寝ころぶとまだ僅かに大きいままのモノに先ほどまで味わっていた感触が再び襲い掛かってきた。仰向きのまま僅かに首を上げてそれを見るとラプラスがまた僕のを入れていた。
「ら、ラプラス?」
『これで終わりじゃないですよね?私まだまだ満足してませんから』
「お、お手柔らかに頼みたいなぁ」
 そこからの記憶は余り覚えていない。



「いやぁ!本当にすごい売れ行きねぇ!」
「ヒットして良かったです」
 僅かに腰を抑えながら僕は売上表を見るリーダーに言葉を返す。結局あれ以来ラプラスと時折身体を重ねているが、翌日が仕事だというのに搾り取られる事も多くなった。
「そうそう!せっかくだからこれ受け取りなさい!あんたの手柄なんだから」
 そうして手渡されたのは例の大人の玩具。あぁと思いながら倉庫の在庫を確認しに向かったリーダーの背中を見送った。
「でもなぁ」
 これはまだ誰にも言ってない真実。実際の所本物には到底かなわないんだよなと手に持っている玩具に苦笑いを浮かべた。

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Last-modified: 2021-04-19 (月) 21:15:17
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