by緋ノ丸
※ここでは一部、ネタバレになる所もあります。観覧の際は十分に気を付けて下さい。
それでも構わないなら、どうぞごゆっくり。
不思議な生命体「ポケットモンスター」。略して「ポケモン」。
人間に最も身近で、最も馴染みやすい動物である。
人間とポケモンが共存し、共に生活をしてきた。
そして互いに支えた長い歴史を織り成す。
その最中、人類科学は日進月歩で進化した。
ポケモンと人間が仲良く暮らすことを目的に、多様な道具が開発された。
ある科学者は『もっと』ポケモンと人間が仲良くするためには、どうすればいいのだろうと思った。
ポケモンも人間と同じく、会話ができるようになればいい。
十数年掛けて科学者は、ポケモンの翻訳マシンを開発した。
それはポケモンの脳に電波を与え、本来持っていない言語野と呼ばれる脳の領域を人口的に組成させるものだった。
マシンを起動する実験の際に、起動させたその科学者は実験の影響により、ショック死。
だが実験は見事に成功を収めた。世界中にこの効力が及んだ。
現在、今もなお電波の威力はまだ残っており、
その電波で目覚める伝説のポケモン達が活発に動き出し、現在に至る。
※この作品は、ゲーム・ポケットモンスター「ダイヤモンド・パール・プラチナ」を舞台にしたものです。作中に登場するポケモン・技・道具などは、全て「ダイヤモンド・パール・プラチナ」のものとします。したがって、それ以降に発売されたバージョン(ハートゴールド・ソウルシルバー以降)には対応していませんのでご注意下さい。ただし、原作のゲーム内にある、ポケモンの生態情報、技、神話などが作中で展開した場合、作者個人の解釈が含まれることがあります。ゲーム内で説明されていない記述が存在することがありますので、あらかじめご了承下さい。
・主人公。初登場は第一話、雨浸り編。
シンオウのフタバタウン出身。思いやりがあり優しい性格の15歳男子。
セキマルによくイタズラされるが、それくらい仲が良い。
最初に旅立った10歳の頃、シンオウ・ポケモンリーグに出場するが、
惜しくもチャンピオンに敗れる。
二年後、カントー・ホウエンのリ-グで殿堂入り。
そして、初心にかえって約三年を掛けて、別の地方でトレーナー修行の旅に行くが……。
・雄のルカリオ。初登場は第一話、雨浸り編。
ハクトと共に各地方を旅をして来た仲間。
長い旅の間、新聞やテレビなどの情報を取り入れ、
いつの間にかチーム一の物知りである。
どんな時でも冷静に判断をして行動するが、
実はお化けが大の苦手。
右手の甲の角を胸の角にコンコンと叩きながら、「不屈の精神、なめんなよ!」
これがソウルの癖。
・雄のヒコザル。初登場は第一話、雨浸り編。
ハクトが初めて手にしたヒコザルが進化した、ゴウカザルの息子。
父から受け継いだ強さと自慢の素早さで、バトルでは大活躍。
やんちゃでいたずら好き。
チームのムードメーカーである。
・ニックネーム不明の雌。初登場は第一話、雨浸り編。
205番道路でハクトと出会う。
性格は冷静、時折ボ~っとすることもある。
好奇心が強い。
首周りの毛に隠れて不思議なペンダントをしている。
・ニックネーム不明の雌。初登場は第二話、人齧り編。
ハクタイの森でハクトと出会う。
無邪気で明るい性格。
スリムな体つきにはどの雄も釘付け。
イーブイの所持しているペンダントと酷似しているが、桃色の色違い。
・謎の組織ギンガ団最高三幹部の一人。初登場は第一話、雨浸り編。
コードナンバーはG-3(ジー・スリー)。
怒りっぽい性格で負けた事を結構根にもつ。
イーブイを捕獲した際に、谷間の発電所でハクトと出会う。
・謎の組織ギンガ団最高三幹部の一人。初登場は第二話、人齧り編。
コードナンバーはG-2(ジー・ツー)。
丁寧な口調とは裏腹に、幹部の中ではかなりの実力者。
自分に任された任務や指示以外は興味を持たない。
ニドキングを捕獲した際に、ギンガハクタイビルでハクトと出会う。
・謎の組織ギンガ団下っ端の一人。初登場は第一話、雨浸り編。
コードナンバーはG-21(ジー・トゥエンティワン)。
とってもお調子者でつい見栄を張ってしまう悪癖がある。
イーブイを捕獲した際に、谷間の発電所の玄関でハクトと戦う。
・野生ポケモンのためニックネームはないが、「ニド」という略称で呼ばれている。
初登場は第二話、人齧り編。
ハクタイの森に住むリーフィアの友人。
体格が大きいわりには、控えめな性格。
リーフィアと幼い頃から親しく接してきたらしい。
・緋ノ丸の作者ページ、七光の軌跡シリーズ各話の右記、( )内にある色つきの技の事を指す。
これは各話の
(ただし、段落違いの技が表記されたとしても、色が付いてない限り無効。)
その技の発動の有無によりストーリーが大きく変化。
(もし、この技が発動していなかったら、の様に推理感覚で楽しんで頂ければ幸いです。
もし考えていく際には、様々な登場人物達の視点から見ていく方をお薦め致します。
『PIECE』に隠された素顔を発見出来るかと思います。)
・技教えマニア達の間では高価とも裏付ける、赤、青、緑、黄の四色のかけらを用いたもの。
ポケモンバトル協議会の規則により、
錐等の器具で穴をあけ、糸を通し、腕や首に身に付けているものを使用する。
様々なかけらを組み合わせる事で、独自の技を作成することが可能。
身に付けたポケモンの
同じ個数や組み合わせでも、個人によって同じ技には成り立たない事がある。
※以下はストーリーに出てくるカケラ技になります。平仮名表記は分かり易く( )内に漢字表記になっております。
〝はどうすいせい〟(波導彗星)
・格闘タイプ。特殊技。
ハクトのポケモン、ソウルが使用する技。
攻撃パターンが二種類。
上空から左右交互に高速パンチを繰り出し、一発で波導を溜め撃ちするショットガンの『彗星』。
パンチを溜めずに一発一発が乱舞するマシンガンの『流星』。
〝スピキュール〟
・炎タイプ。物理技。
ハクトのポケモン、リーフィアが使用する技。
まず、燃える体毛一本一本が飛び出す。
使用者を包むように渦を巻き、大きく鋭い針状体となって攻撃する。
〝れっかのつばさ〟(烈火の翼)
・炎タイプ。物理技。
ハクトのポケモン、セキマルが使用する技。
両腕の付け根から炎をまとい、腕を羽ばたいて空を飛ぶ攻撃。
・ハクトが戦闘の開始/交代/捕獲に使う指示。
正式な
『れ』と『わ』と『ね』の書き順はみんなほぼ同じだけど、
最後の最後ではねたり、回したりすると全く別の文字になってしまう。
我々の人生も文字と同じ。全く同じの人生を歩む者は二人もいない。
それらは長い歳月をかけて出来た一つの作品に過ぎない。
思い通りになれず、大きく道がそれてしまった。失敗の『れ』。
見事に綺麗な湾曲を描き、些細なずれもない。成功の『わ』。
成功でも失敗でもない。苦労が報われない、骨折り損の振り出し。輪廻の『ね』。
人生や歴史にはこういった「選択」で決まる。
それは一回につき最低三つ。それが幾度も飛び出してくる。
最初で三分の一、次に九分の一、その次に二十七分の一、更に八十一分の一。
数々の「選択」を選び抜く末に、一つの物語が出来る。
そう、「選択」が全てを作っている。
今いるお前もきっと素晴らしい物語となるだろう。
・イーブイの父が唱えたといわれている。
「れ」「わ」「ね」という三つの文字をそれぞれの『人生観』に置いた説。
この説は、書き順が酷似している「れ」「わ」「ね」を例に、
一度に三つの選択だけで人生が成り立つと主張する。
自身の「生」は唯一無二で、どこに喜劇や悲劇があるのか神出鬼没である。
だから失敗や輪廻に恐れず、前向きに生きていこう。
そうすれば必ず、喜劇がやってくる。
いわゆるポジティブ思考で物事を受け止めるという意味合い。
なにかあればどうぞ。
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