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一匹と一匹の愛を育み運命を変える物語・前編

/一匹と一匹の愛を育み運命を変える物語・前編

ちゅーい!この作品には
※以下ネタバレ、見たくない人は目を瞑ってスクロール



BL SM?(っぽいの) 強姦 自慰 流血が入っています!

「一匹と一匹の愛を育み運命を変える物語」

優しく、柔らかな風が吹き抜ける
その風は辺りの草花を揺らす
物語の始まりの地は、見渡す限りの草原、そこで始まった…

怪しげな実験室、そこに居る、多くの白衣を着た人間
周りはガラスの管の中に閉じこめられているポケモン
謎の機械
全てが不気味な所だった
「博士…実験は成功のようです、100匹中、一匹は異常が無く、肉体、精神共に安定しています」
一人の男がその中のトップと思われる男に話しかける
その男は席を蹴り、一つの管に近寄り、鼻息を荒くしていた
その姿はまるで親におもちゃをねだる子供のようだ。
「やったのか!ついに!よし…この古文書のコピーのおかげで…」
男は近くにあった謎の書物を拾い上げ、目を光らせながら、熱弁を続ける
「この実験の成功より私は新しい世界の神となり、この『ギア』は人間に使用される事だろう!」
「古代の文明をついに超える事が出来たのだ!実に素晴らs…」
男が喋り続けているときに起きた、その、異変は
「博士!大変です!実験体の力が暴走しています!《ギア》に異変が!」
辺りは激しく揺れ、実験器具は床に落ち、大きく音をたて、割れる
「なに……!?まさか、此処まで来て……実験は……失敗……?」
博士はぶつぶつと独り言を喋り、床に座る込んだ。
「博士!早く逃げてください!このままではこの研究所ごと吹っ飛び…」
「五月蠅い!!何も聞こえない、これは夢だ、夢だ、夢だ……」
男は研究員の言葉すら聞かず、ただ、独り言を言っていた。
「はか…」
ドオォーーン……………
研究員が言いかけた時、大きな爆発音が響き、辺りの何もかもが真っ白だった。
辺りは土煙で何も見えないほどだった。
土煙が引いた後、そこに立っていたのは
一匹のルカリオ…だった…

チュンチュンと小鳥がさえずり、大きな木の下に寝転んで居る一匹のポケモンをつっつく
それは一匹のルカリオだった。
「ふあ~ぁ…夢…か…」
目を擦り、荷物を腰にぶら下げ歩きだそうとした瞬間だった

誰かぁぁ!助けてぇぇ!
何処からともなく、叫び声が聞こえてきた
「今なにか聞こえたな、今来た道か…仕方無いけど…行くしかないな」
ルカリオは荷物を持ち、急いで声の聞こえた方に走り出す。
「辞めて…ください…お金…持ってないんですよ…」
グラエナに押し倒され、金をせびられている、一匹のリオル、見たところ…雌のようだ
「ほぅ…そうかい、なら身体で払ってくれよ、ぶつかられたせいで、持病の腰痛が再発しちまったぜ~?」
あまりにも馬鹿馬鹿しい理由なので近くにいたルカリオも口ポカーンだった。
「ほら行くぜ~?」
「辞めてください…僕はオs…」
リオルの上に居たグラエナが2~3m吹き飛ぶ、驚いたリオルも言葉を失う
飛ばされたグラエナもすぐに立ち上がったのでダメージは少ないらしい
「だ…誰だ!」
グラエナは周りを見回した
「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン…ってな、そこのグラエナさん、もう辞めたら?次は…本気だよ?」
掌に波動を集め、氣を練り、それを具現化し、普通の波動弾とは比べ物にならないような波動を使い、グラエナを脅す
「ふん……良い度胸だ、俺に喧嘩を売るとはな…」
グッとファイティングポーズを決める二匹
しかし…
「腰痛がキツイから今回は見逃してやるよ!」
と良い、暴言を吐きながら逃げていくグラエナ
「なんなんだ?あいつは…とにかく、大丈夫でしたか?エート…お嬢ちゃん?」
その言葉に少し膨れながら、感謝をするリオル。
「…ありがとうございます。」
その態度を見てなにか悪い事をしたのかと思い、聞いてみるルカリオ
「なんで膨れてるんだい?」
「僕…雄です…」
その言葉を聞き、自分の言ったことを思い出すルカリオ「ああ、そうか、すまないな、それじゃあ俺はこれで!」
そういい、場を離れようとした、その時
「待ってください!」
呼び止められるルカリオ
「…なんだい?」
「僕を貴方の弟子にして頂きたいんですが」
いきなりの展開に話が掴めないルカリオ
思案中…

理解…

対応
「ダメだ、俺の旅は辛いし、そもそもお前の両親が心配するし、まず君は何故弟子になりたいんだい?」
指を指すリオル
「あれが…僕の親です…」
そこにあったのは見る影も無い、肉塊だった。
「なに…?」
そしてリオルは悲しげに話だす。
「さっきのグラエナが居ましたよね?あいつがいきなり襲いかかってきて、僕の両親は…」
リオルの口を塞ぐルカリオ
リオルの目からは涙がこぼれていた。
「そうか…かわいそうに」
「なにがかわいそうなんですか?なにも悲しくなんかないですよ」
「その証拠にさっきまでは全然普通でしたよね?いきなり態度を
変えるなんて出来ないじゃないですか?なにも悲しくなんか無いですよ」
笑いながら話すリオル
だが目からは涙がこぼれている
「そうか…それで最初はあんなに明るくしてたのか…話の展開がいきなりだから驚いたよ」
「さぁ、早く行きましょうよ」
涙を流しながら明るく振る舞うリオル
「話の展開が無茶苦茶だと思ったんだ、君、もう無駄な振る舞いはいらない」
「なにを言ってるんですか!僕は悲しくなんか無いですよ!」
「泣かなくて良い…行こう、君はこれ以上ここに居るべきじゃない」
リオルを抱え、急いでその場を去った
「…って言う感動な話なら良いんですけど、僕の家には1歳になったら一度全国を旅しなければ行けないしきたりなんです。」
今までの話を聞いてたルカリオはお口ぽかーんだった。「今までの話は…今までの時間は…?」
「だけどさすがに独りでは無理だと思って、貴方に弟子入りしたくて、そんな感じです」
呆れ顔のルカリオ
「はぁ…もうどうでも良いや、ついて来い、ただし、かなり辛い旅だが、俺なんかで良いのか?」
「はい!」
二人はゆっくりと歩きだした。
「ところで旅の目的ってなんですか?」
「いずれわかる…」


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Last-modified: 2009-12-01 (火) 00:00:00
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