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ポケウッド深夜特別枠

/ポケウッド深夜特別枠




最近、なんか自分の納得のいくものが書けないでいるのですが、なぜか落ち込みつつ更新ボタンを押す阿呆なのでした。


前売り券余りまくったので当日券が紙なのにもかかわらず腐るほどあります!
さあさあ、買った買った! 代金は左上の閲覧カウンターと同じ値段ですよ!
ちなみに、A(アニマル)A(アダルト)V(ビデオ)だゾ♪



!!注意!!
エロいです。ヤバいです。ヒドいです。
相も変わらずの駄作でございます。
BW2をプレイされた方ならいろいろとわかるかも。










 こんちは。私の名前はメイ。ポケウッドで女優やってたり、ライモンでミュージカルにポケモン出場させてたり、四天王からお金をカツアゲしてるメイよ。
 さてと、なんか急にポケウッドから連絡を受けて、今ウルガモスの空を飛ぶでポケウッドへ移動中なの。ジョインアベニューでみんなを案内している最中にもこうして呼び出されちゃったりするから女優って大変。わっ、テツからライブキャスターに連絡来てるし…。居留守居留守。

 さて、いろいろなものを犠牲にやってきたポケウッド。レッドカーペットのようなものの上に降り立ちウルガモスをボールに戻す。オレンジ色を基調とした入り口をくぐり、敷地内へと入る。すでに夕方、日も沈みそうな頃である。屋根に同系色の光が降り、この建物をより一層美しく魅せる。
 アスファルトの上を軽い足取りで歩む。左を見れば橋の模型とトレーラーが。右を見ればポケウッドのロゴが描かれた看板と噴水。その近くでは最近入荷したという私のブロマイドも扱っている屋台もある。そして何より、存在感を放つ8つの巨大スクリーンの入っている映画館。その前では映画のポスターのかられた立て看板がある。子連れの親子がポスターを確認しながら映画館の中へと入ってゆく。その様子を見るとなんだかうれしい。私の映画を見てくれてるかはわからないけれど、それでも自分の作ったもので人が喜ぶなら、その笑顔の分だけ私は幸せだよ。ポケウッドのお金にもなるしね。 え? 最後のでぶちこわし? 知らないわよそんなこと。

 そんなことを考えつつ映画館とは逆の左手にある建物。この建物の中で撮影が行われる。逆を言えば、この建物の中だけで撮影が行われる。この中で撮影されたフィルムは外部の映像やCGと合成されて臨場感溢れるムービーも幻想的な風景さえも作り出せる。科学の力ってスゲー。 こほんこほん。
 建物の入り口の上には先ほどの看板と同じポケウッドのロゴが光っている。その上では怪獣とヒーローだろうか? ともかく、それらしきものの飾りがこれまたピカピカと光っている。夜に来るとそれなりにきれいなのだが、そろそろ別のものに変えてもいいと思う。まあ、このままでも困らないから変えなくてもいいとは思うけれどね。


 中へと入る。映画館の匂いってわかるかな? こう、なんか高級なソファに鼻を押し付けた感じの匂い。それでもちょっと埃っぽくて乾いた空気の満ちた映画館の匂い。その匂いがほんのりと漂う撮影所。撮影の行われる部屋の前に立つそこに立つ金髪のアフロが私に声をかけた。
「ポケウッドスタジオにようこそ!
 …ん? やあ、メイじゃないか! 来てくれたんだね!」
 すぐ近くなのにやたらハイテンションかつ大音量の声で私に話しかける金アフロ。そんなどうしょもないアフロだけど、にかっと笑ったときの本当にうれしそうな顔を見るとなんか許せちゃうのよね。
「なんかさ、シナリオライターが特別な台本を作ったらしいのさ!
 ミーも中身は知らされて内からドキドキだよ! 恋愛ものらしいけど、やってみるかい!?」
 金アフロが内容を把握してない映画だなんて…なんか不安。でも、そろそろ新しい台本がなくて暇してたし、金アフロというかポケウッドがわざわざ呼んできたんだし、いっか。
「ん、それじゃあやってみるよ。衣装は?」
「おお、Thank you!  衣装はそのままでいいらしいYO!」
 金アフロが見るからに喜んでる。その証拠にほら、台詞がハイテンション。

 さてと、とりあえず私服の乱れをちょっと手で直して撮影所に入る。すでに大道具係の人たちが撮影のためのセットやら準備をしてくれている。このポケウッドは撮影も上映もとにかく早い。その速さと圧倒的数で1000億なんて興行収入は当たり前。なんだかいい加減そうでかなりすごいスタジオ兼映画館なのである。
 何か大道具の人が引っ張り出してきた。ふかふかの布団の敷かれているベッドである。主人公の就寝シーンでもとるのだろうか? ふと奥の大道具の人が何か黒い物を持っているのに気が付いた。 いや、黒い"物"ではなかった。ポケモン、それも特徴的な黄色い輪っかを体中に持つすらりとした体が特徴のポケモン。ブラッキーであった。
 私は思わず、その大道具の人のもとへと駆け寄ってしまった。何せブラッキーといえば生態系の変わったこのイッシュでもなかなかお目にかかれない貴重なポケモン。テレビでは見かけるものの生で見るのは初めてである。
 私が駆け寄るのに気が付いたのかブラッキーは赤い目で私を見た。大道具の人にしっかりと捕まえられているためか体を乗り出すことすらできない様子である。両前足を私のほうに伸ばして必死に私の服を掴もうとしているのかばたつかせるその様はとても和む。私も手を伸ばそうかと思った時に大道具の人がやっと気が付いた。
「おお、メイちゃん。このブラッキーは今回共演する大事なパートナーだからな。よろしくな」
「ほんと? なんだかうれしいな~…。よろしくね、ブラッキー」
 そう声をかけてやると元気な声で一鳴きする。和ませてくれる可愛さと子供のように元気溢れるこのブラッキーに胸打たれているといつもは撮影中に外部公開している窓にカーテンがかけられた。
 ふと疑問に思った私が休んでいる大道具の人に訊くと、どうも今回の撮影だけは重要で、さらに特別なものらしい。撮影が始まれば合成技術者の人も大道具小道具の人もいなくなって監督と役者、カメラマンだけがこの撮影に立ち会うらしい。


 道具の準備が終わった。衣装係の人がささっと服や髪のチェックをしてくれてその後、すぐに撮影部屋から出て行った。大道具の人たちも道具の最終点検の後に次いで部屋から出て行った。部屋に残ったのは私と2人のカメラマン。そのカメラマンにパスされたブラッキー。そして、遅れて監督が入ってくる。なんだかラフな格好のおじさんが台本らしき紙と数枚の厚紙を持ってきた。
「あの、今回の台本なんですけれど……」
 監督に私は声をかける。いつもはもっと前から台本チェックは欠かさないというのにこんなに後からなって台本を受け取ろうとは思ってもいなかった。今のうちに軽く目を通さなければせっかくの映画がカルト的な何かになってしまう。
「ああ、台本ね。 メイちゃんの台本は今回ないからさ。代わりにこのカンペを読みながら演技してくれないかな?」
「えっ、それってどういう……」
「これもメイちゃんの演技力と判断力、それに適応力を測りたいががためなんだ。我慢してくれ」
「うっ……」
 こう言われると反論できない。それに、反論したところで見せてはくれないような気もする。なんだかテストされているようで引っかかる物言いだが仕方がない。これくらい乗り越えなければ戦闘派女優(?)としてやっていけないし、オーナーにも認めてもらえるかもしれない。 むしろ利用してやろうと黒いことを考え勢いよく頷く。




 撮影が始まる前に一枚目のカンペが高々と掲げられる。
『ベッドの上に座りブラッキーを撫で、可愛がる』

 なんだ、結構普通じゃない。これのどこが特別なのかわからないと思いながらベッドの上に座り待機。フィルムが回り始めカメラマンの胸を蹴って着地したブラッキーが小さな足取りで私のもとへと歩いてくる。そして、もう少しで触れる。そんな時に大きく跳び上がって私の横で丸まった。
「よしよし、甘えんぼねブラッキーは」
 子供をあやすように、ブラッキーの小さな頭を撫でてそうつぶやく。そっと抱き上げると膝の上に乗せ左手で喉のあたりをくすぐるように撫でる。よくレパルダスとかが喜んでくれる撫で方。ブラッキーも演技か素かはわからなかったけれど気持ちよさそうに目を細める。右手でしなやかな背中を撫でブラッキーの尻尾も揺れている。髪を直すふりして監督を見ると片手でカンペを抑えながら右手でグッドグッドと必死に示している。カンペを見ると別の文字が。
『相手の攻撃に備えろ!』

 相手って何!? これってほのぼの系恋愛物語じゃないの!? ちょうど今いい雰囲気なのに眉をひそめたくなってくる。まあ、ひそめたってカットされるから別に平気だけど。それでも演技には集中しなきゃいけない。ブラッキーが片目を開けたと思うとすっくと立ち上がった。もしかして、このブラッキーもカンペを読んで理解しているのかな? だとすればかなり利口なはず。そのブラッキーのことを大道具の人はパートナーって言ってたし平気かな……わっ!?
「わっ、ちょっ、ブラッキー?」
「ぶら~っ」
 甘えているように聞こえるその声。でも、実際はものすごい力でベッドの方へと押し倒された。天井に設置されているカメラが的確に私たちを捉えている。
 変な緊張の中、カンペの意味を考え出す私。それでもブラッキーを撫でる手は止めちゃいけないような気がした。そんな私をよそに顔のすぐ近くまで体の上を歩かれると変な雰囲気のせいで垂れそうになっている汗をペロリと舐められた。ちょうどこめかみ近くのところだったから上から見れば頬を舐めているようにも見えるのだろうか。

 それにしても、先ほどから胸を踏まれながら頬を舐められているために態勢が整えられない。ブラッキーに乗られながら半身起こすだなんてそんな力技ができるほどたくましくはないってこと。 う……そろそろ降りてくれないと服が……。
 助けを求めるように監督をちら見するが監督は相変わらずの笑顔でグッドグッドとやっている。声が出せるなら「いいよいいよb」的な感じの雰囲気だ。まさか、ずっとこんなことやってるわけじゃ……ん?
 ブラッキーが頬から徐々に舐める位置を横にずらしてる。ちょ、待って待って待って。それ以上横にやられたらいろいろと違うところ舐められちゃうよ!? ファーストキス持っていかれても別にこの子なら許せるような気もするけれど!
「ブラッキーちょっとそこは……んぅぅ」
 結局私の言葉虚しく口元を舐められまくる。それだけならともかく、とか思っていたら口の中にまでそのざらついた猫舌を突っ込んできたのだった。
 このブラッキー、ませてるわね。幼げな仕草を連発しながらも一人前に育っている。でなきゃ、こんなことするはずがないでしょ? ほら、顔が赤くなっちゃってるし。

 なんだかとんでもないことになってきているような気もするけれど、ブラッキーは一向に口を離してくれない。別にこのままキスを続けるのも構わないかなぁ、なんてぼうっとしてきた頭で考える。ふと、横目でちらりとカンペを見るするとそこには相変わらず難解な言葉が。
『相手の攻撃に耐えろ』


 なに? 攻撃って? もう十分攻撃されているような気がするんだけど?
 私が横目でカンペを見ていたのに気が付いたのかブラッキーもちらりと横眼でカンペの方を見る。ブラッキーがより一層深く舌を入れた後にするりとその舌を抜いた。やっとまともに呼吸できるようになった私は口で思い切りスタジオの空気を吸う。空調が効いていて乾いているはずの空気。その空気がいつもより湿っぽく、温かいものだったような気がしたのは私だけだったのだろうか。
 そんなことを考えていてもブラッキーは私の体の上から降りてくれない。それでも、少しだけ下がって前足で胸に体重かけられていたあの体勢からは逃れることができた。今おなかの上に前足をついて後ろ脚は少し開いて腰のすぐ横、シーツの上に置かれている。妙な感覚もなくなってほっとした私に加えられたのは、ブラッキーの"ふいうち"だった。
 さすが悪タイプ。見事な不意打ち。 いやいやいやいや、感心してる場合じゃないよ!? 器用に服の裾を見つけ出したかと思うと服を思い切り上にめくられたのだった。へそが見えあと少し上にあげられればいろいろとまずいものが見えてしまうこの状況を前にしてやっと私も抵抗らしい抵抗を始めた。服の裾を掴んで戻そうとするのだが……やはり抵抗虚しく鎖骨辺りまで裾を持ち上げられてやっと解放されたのだもうこれでは完全に脱げてしまっている。そもそも、キスやら何やらポケウッドで出しちゃったいいのか? 疑問に思った私が焦りつつ監督の方を向くが相変わらず先ほどのカンペを掲げグッドサインを出し続けている。何がグッドなんだと突っ込みを入れたいのだが、白いブラジャーを露出させ、ブラッキーに腹部を抑えられているこの格好では動きたくもない、
 とにかく今はこの盛っているスケベ黒猫をなんとかせにゃアカン。再び胸の上に前足を置いているブラッキー。そんなに胸が好きなのかなブラッキー……。っていうか、人間に発情ってするもんなんだ…。てっきり小説とか漫画の中だけかと思ってたよ。それが目の前で……。
 呆れているのか感心しているのかわからないこの状況で、私を現実に引き戻したのは新たな胸の違和感だった。首だけ上げて見れば、なんとブラッキーが白いブラジャーに手をかけている。背中が少しだけくすぐったくなったかと思えばサイコキネシスかなにかでホックをはずされてしまった。慌てて止めようとブラを抑えようとする前に白いブラはブラッキーによっていとも簡単に取り払われ、胸がスタジオの明るい中で露出した。
「キャァッ!!」
 条件反射だか何だかよく分からないけれど両腕を胸の前で交差させて胸を隠そうとする。腕が胸に食い込むほど強く腕をクロスさせたつもりだったんだけど…。ブラッキーには特に何の障害にすらならないのかその腕を足でどけられてしまった。
 今、私結構ひどい顔してると思うのに、それでもお構いなしにフィルムは回っていく。監督は多分相変わらずだろうし、私の格好そのものがそもそもR-18指定食らってるに違いないだろうし……。でも、薄々わかってきた。今回のポケウッドの台本が事前に渡されなかったのかも、人を極力減らそうとしたのかも。全部全部このためだったのかも。ぼやっと明るい照明を眺めていた私に再びブラッキーの不意打ちが浴びせられた。

「ふわっ!?」
 黄色い声っていうのはこういうことを言うらしい。そりゃあ、いきなり胸に吸い付いてきたらこんな声も出る。しかも吸い付いた場所は乳首。口の中で乳首を転がされ、舌が不定期に乳首を捕らえては好き勝手にこねくりまわされる。右の胸に吸い付かれていて、左の胸の方を警戒できなかったのか、ブラッキーの前足が左胸の上に置かれる。びくっと私の体が震えるのもお構いなしに胸の感触を楽しむかのように右前脚で左の胸を撫で始める。もうどうしていいかわからなくなっていた私に加えられたのは電撃のように駆け巡る衝撃。
 吸っていたはずの乳首にブラッキーが噛みついたのだった。本気で噛まれたら痛いどころの騒ぎじゃないと思うけれど、その辺は加減してくれたのか甘噛みといっていいほどに優しかった。しかし、だとしてしても使われたのは歯なのだ。当然吸われるよりも直に感じてしまい、更に抵抗するはずの力が奪われていく。というか、最初っから抵抗なんかしても意味をなさないような気もする。
 半ばというか、ほとんど諦めモードに入った私。抵抗することだけは続けてみるものの功を奏しているかといえばまったくそんなことはなかった。それにこのブラッキー、こういう状況でこんなこと言うのもアレだけれど、上手い。多分、そこら辺にいるであろう男性よりも女性の扱いがわかっているような気がする。男の人とこんなことしたこともないから、ホントにそうかはわからないけれどね。何気ない動作一つでも大きな快感となって私の体に押し寄せてくる、ブラッキーの触れ方。雄のような激しさの中にも、柔和な優しさと気遣いがされているような気がして、なんだか安心できてしまう。あとはこの場にカメラが回っていなければ、ある意味雰囲気は完ぺきだったのに。
 気が付けば、思考は「どうやって切り抜けるか」よりも、「どうやって楽しむか」に変わりつつあるのに気が付いた。気が付いたところでどうもしようはない。だって、正直な気持ち、ブラッキーにだったらいいかな……なんて思えるような雰囲気がこの子にはあるのだ。ホントにカメラマンたちを追い出したくはなるが、そんなことすればブラッキーも一緒に連れて行かれそうで、実行に移すにはちょっと躊躇う。そんなことを私が思っているとはつゆ知らずにブラッキーは行為を続ける。何かと思えばひらひらとしたスカートにも見えるショートパンツの端を咥えている。このまま引っ張られるとそれは無残の破けそうで怖い。シーツの上で少しだけ力を入れてお尻を浮かすとするりと抜ける。下半身が黒いタイツのみになってからハッと我に返った。 わ、私今何したの?
 今さっき間違いなく、私はブラッキーに脱がせるために自ら腰を上げてしまった。や、ヤバいかも、このスケベなブラッキーに毒されている。そう確信しながらも、胸の高鳴りは収まりがつかないし、顔の妙な紅潮感も引くことを知らないし、目もなんだか明るい中で慣れたはずなのにもかかわらず世界が霞んで見える。

 そうこう考えているうちに、何かが破ける音がした。続いて、太ももがちくりと痛む。少しだけ上体を起こしてみると。
「あーっ! や、破いちゃダメっ!」
 い、いくらなんでも代えがあるからって破かなくたっていいじゃない! もしかしたらこういうのも雄には快感なのかもしれないけれど、だからってまだ履けるタイツを進んで破くかなあ? 私の言葉はきっと届いているのだろうけれど、それでも口を休めずにタイツを破るブラッキー。一応ショーパンツで隠せるような位置を破いているものの、このまま帰れと言われれば変にスースーして落ち着かなそう。
 しかも、わざとかどうかはよく分からないけれど、おそらく狙っているであろう部分はもう破いてあるのにもかかわらず内股のタイツにまで歯を伸ばす。ビリッと破くと露わになった肌に舌を這わせる。ううっ……。このブラッキー、本格的に私で楽しみ始めちゃってる……。

「……ふぅ…」
 一通り、タイツと太ももの味を堪能したのかブラッキー。一段落ついたタイツびりびり攻撃と太ももぺろぺろ攻撃をやめ尻尾を揺らしながら私の顔を覗き込んでいる。見れば腹が立つのを通り越して呆れるほど満足そうな顔をしている。そんな状態でのため息。やっぱり前言撤回。ヘンタイだよこのブラッキー。 もう。
 ブラッキーが私の頬と唇を一舐めするとくるりと私の顔の方にお尻を向けた。いや、ブラッキーは続きをしようかと思っているんだろうけれど……ねぇ? 丸見えだよブラッキー……。
 ブラッキーのソレは、まあ、俗に言われるケモチンというやつでございまして…。ま、漫画とか絵とかで見たことはあるけれど、実際問題、本当にそういう形をしているとは思いもしなかった。先端は細くて根本の方は結構な太さがある。人間のそれとはまったくもって形状の異なるものだった。
 リアルケモチンの観察に精を出していた私はどうやら油断しまくっていたらしい。ブラッキーが足を押さえると、その口で器用にパンティを横にずらしてきたのだった。さすがにそんなところまでいじられるとなると抵抗するのが、最後の女性としての理性なのだろうけれど。 お構いなしに露わとなった恥部にブラッキーが口をつける。
「~~~っ!!」
 声にもならない悲鳴……じゃなくてこの際嬌声かな。まさかこんな声が私の喉から出てくるなんて。っと、そんなことはどうだっていいの! 口を恥部に密着させているブラッキーの鼻息が敏感な部分にかかっていて、それだけで感じてしまう。なんかはしたないことを言ってる気もするけれど、この際それは抜きにしてよね。
 荒い息をつく私。そんな私の恥部を舐めるブラッキー。この時すでに私の頭から撮影だとかフィルムが回っているだとか、ポケウッドにいることすら抜けていた。今はただただこのまぶしい中で異性を求める雌に、なりかけているのだった。 もちろんそうしたのはこのヘンタイブラッキーのせいだけど!
 顔の紅潮感マックスになりかけの私にブラッキーは更に恥部を一舐めし、膣内にその舌を割り込ませてくる。瞬間、得体のしれない感覚が下半身から上半身にかけて駆け抜けてゆく。 わかっている。これが快感だってことぐらいは。私だってもう子供じゃないから。でも、こうして他の物に触れさせるだなんてことはしたことがなかったし。まだ、大人になりきれていないところがあったのも確か。そんなことをざらつきのあるブラッキーの下を下腹部に感じながら私は思った。


「はぅ……や、あぅぅ……」
 いよいよ行為は最後の段階まで後一息、というところまで来ていた。さんざん舌で弄ばれた恥部にブラッキーは自らのソレを近づけた。不思議と、拒絶したいと思う気持ちはなくなっていた。ブラッキーの荒くなったと息が胸にあたる。
 急に心配になってきた私は顔を上げて下腹部へと視線を移す。きっと、びしょ濡れになっているであろう私の恥部に向けて突き立てられるであろうソレは脈打ち、びくんと震える。ブラッキーがシーツの上に四肢を置き、さらなる快感を求めてか、後ろ脚を徐々に曲げてゆく。
 恥部にふれあい、厭らしい水音が聞こえる。私の割れ目からどれほどの愛液があふれているのか、把握するには十分だった。それがわかってしまうとやはり恥ずかしいと思うところがあって顔が熱くなる。自分でもわかるほど鼓動が大きく鳴り響く。
 ブラッキーは堪え切れないといった様子で私の恥部へと、ソレを突き立てたのだった。
「んぅっ! あぁあぁぁっ……」
 自分でも情けなくなるほど、おかしな声が出る。私の中は、初めて受け入れるであろうその雄を拒否するかのようにきつく締めていると思えば、受け入れたくて仕方がないという風にその雄ををやさしく包み込もうとしていたのかもしれない。
 淫らな水音がブラッキーがゆっくり挿れるたびに聞こえてくる。でも、恥ずかしいという気持ちよりも、今入れているブラッキーの幸せそうな顔をずっと見ていたいと思うのであった。 きっと入れた時から、もしかしたらタイツを破られた時から分かっていたのかもしれない。私が初めてだってことぐらい。でも、それを何も言わずに気遣える雄っていうのは、少なくとも私の好みにも当てはまる、異性の理想像だった。そういう点では、進んでこういうことを仕掛けてくるヘンタイブラッキーだけれど、嫌いっていうわけじゃない、と思う。
 ブラッキーのソレの形は初めての私にとって大助かりだったような気がする。人間だったらきっと、もっと痛い思いをしていたと思うのだ。先ほどみたとおりに、先端が細くて根本が太いブラッキーのソレ。先端で細く入れられてから、徐々に内側から外へ押し上げられていく感覚はいきなり太いものを突っ込まれるよりも幾分、いや、かなりいいのではないかと思う。この優しさあふれるヘンタイさんに少しだけ感謝しながら荒い息をついているブラッキーの頭を撫でた。耳がピクリと動くと私の顔を見てブラッキーは微笑んだ。 本当に、不思議なポケモンもいたものね。


「ふっ、ふぁぁっ! ひゃぁぁっ!?」
 気が付けば行為は激しいものへと変わっていった。どうやら、最初は私を慣らすために加減してくれていた分、いろいろと堪えがたい何かが噴出したのだと思う。でも、そんなブラッキーを受け入れてからというもの、意識が飛びかけになりながら口から黄色い声を漏らす。ブラッキーのソレが膣壁を擦るたびに快感が引いては押し寄せ、波のように私をさらっていこうとする。否、もうさらわれているような気もする。
 私のタイツには愛液と、汗とが混じり合って、とても形容しがたい匂いに包まれていた。ブラッキーの雄の匂いもそこに交じって。ああ、これが交尾なんだって、思い知らされる。
 ブラッキーの突くスピードはいよいよマックスまで引き上げられる。何度も奥の子宮口を先端で突かれてはあられもない声を上げる私。休むこともなくただ、突き続けるブラッキー。そんな目の前のヘンタイさんを抱きしめながら私は喘ぎ続ける。
 ブラッキーは一瞬苦しそうな表情を浮かべた後、私に体を密着させ、最後の一突きを、私の中へぶつけた。
「ふぇぇっ!? ひゃっ、あぁあぁぁああぁぁぁあぁんっ…!!」
 子宮口にぶつけられた先端から、何か熱いものが溢れだす。それは、至急だけでは飽き足らず膣内もいっぱいに満たし、やっと放出をやめたのだった。
 ブラッキーが荒い息をつき、息の整っていない私に向けて口付けを求める。私はそんなブラッキーの唇に、自ら口を近づけ、口付けを交わした。ブラッキーの体を抱きしめていた腕をほどき、私の体は大の字でベッドの上へと寝転がる。下腹部に、ブラッキーと、ブラッキーの命を感じながら、私はそのまま瞳を閉じた……。






「ななな、なにそれぇっ!?」
 そこには深夜特別枠用のスクリーンがポケウッド2階に用意されたとの新事実の発表であった。そこでのアダルト作品第一号が私なのだそうだ。当然私は素っ頓狂な声で叫ぶ。胸元に抱きかかえていたブラッキーが眠たそうに目を覚ますとクスクスと笑った。
 どうやら完全にこのエロスタッフ共は、私たちの愛の営みを映画化するらしい。しかも、さっき完成版をPCで見せてもらったのだが、エロシーンはカメラをフル活用して撮られているうえにほとんどノーカットである。いやいやいや、まさかねぇっ…? 多少戸惑って演技に身が入らなかったところはカットされていたけれど、それでもここまでラブラブさが滲み出ていては撮られた本人としてはものすごく恥ずかしい。
 それでも、この撮影用のブラッキーを譲ってもらえるとのことで公開に合意してしまったのだ。まあ、私としては当然の結果かな…。ね? ブラッキー?

「ぶら~っ」
 甘えた声でそう一鳴きする。こういう鳴き声をするときはいっつも決まっているんだ。
「うん。じゃあ、今日はポケモンセンターじゃないところ、泊まろっか」
 そうそう。でも、2日に1回この鳴き声なんだよね。
「この前、シーツ汚して苦笑いされちゃったからね。もうライモンじゃ、やめとこっか」
 にこにこと笑いかける私。それに応じるブラッキー。私の腕に抱かれてにこやかでいてくれる彼は愛おしい。
 そんな私にライブキャスターに連絡が入った。ポケウッドからだった。




Hey!
前に君が出演した映画、大ヒットだったらしいぜ?
ライターが続編書いたらしいから、ぜひ挑戦してくれよ!
また台本は渡せないみたいだYO!


 金アフロはあわただしくそういうとライブキャスターを切った。私とブラッキーは顔を見合わせくすくすと笑うとホドモエへ飛ばせているウルガモスをポケウッドへと向かわせるのだった。

 今日も撮影が始まる。
 明日も撮影があるかもしれない。
 なくても別にいいんだけどね。
 でも、この映画が私と彼の出逢いであって。
 私と彼の愛の足跡なんだ。








キャスト

トレーナー
 メイ
ポケモン
 ブラッキー
 ウルガモス

人間
 金アフロ
 大道具係
 カメラマン
 監督


シナリオ
 みなみ

協力
 ポケモン小説wiki




あとがきいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ↑↑↑!!!

はい、まぁたやらかしましたよ。みなみです♪
相変わらず脳内ピンク色のサザンドラでございますが、いかがだったでしょうか。
「エロかった!」そういってもらえるだけで大助かりでございます♪
今後、テイク2を作ることになっても、その時はその時でよろしくお願いいたします♪ 一応、このお話を拡張させる気でいますが……。
それではみなさん、夏はいろんな映画があるとは思いますけれど、ぜひぜひポケウッドにも立ち寄ってくださいまし。
それでは、また今度です♪



アンケート用紙と回収箱が置かれている。
「映画について、何か指摘、アドバイス。感想などがございましたら。ご記入くださいませ。
 なお、このアンケートはぐうたライターみなみの活力となりえますのでどうかご協力お願いいたします。」




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Last-modified: 2013-08-13 (火) 00:00:00
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