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ハブネーク×ザングース

/ハブネーク×ザングース

少々まずい状況に陥った。薄暗い森の中を四足でひた走るザングースは、冷や汗を流しながら何度も後ろを振り返る。
 餌をとりに遠出したのはいいが、この辺りにザングースの仲間はほとんどおらず、変わりに出くわしたのがハブネークの群れだ。
 一対一なら返り討ちにして蒲焼にしてやるところだが、多勢に無勢では勝ち目が無い。屈辱に耐えて逃げ出すのにも一苦労で、ポイズンテールの一撃を受けた左足首は、今もズキズキと痛んだ。
 特性“めんえき”のおかげで毒に侵されることはないが、傷跡の辺りの毛皮は血で赤く染まっていた。そう長くは走っていられない。まさに最悪だ。
 だが、後ろの方から追いかけてきていたハブネークの姿も、見えなくなってきている。素早さならザングースである自分の方が上だ。後は適当な隠れ場所を見つけてやり過ごせば、なんとかなるかもしれない。
 少しだけ安心したザングースは、進路を邪魔する木の枝を避け、茂みの中に飛び込んでいく。蛇の鼻では匂いで居場所を特定することも難しいはずだ。ここに隠れながら、傷が癒えるのを少し待とう。
 ハブネークが進む物音は聞こえない。ザングースは胸に手を当てながら、安堵の息を吐くと、足の傷を確認しようと背中を丸めた。その瞬間、『シュッ、シュ』と嘲笑うような鳴き声が聞こえた。
 ザングースは咄嗟に振り返る。だがもう遅かった。首に何かが巻きつけられ、締め上げてくる。
「ざん……、ぐぐっ……!」
 息が出来ない。首に巻きつく何かに爪を立て、必死に取り去ろうとするが、疲弊した身体では大した力も出せない。その僅かばかりな抵抗も、徐々に力が入らなくなっていく。
 涙を浮かべて絶望にくれたところ、耳元に何やら囁かれた。
『ほんっとザングースってのは単細胞だな。脚が速くても、地の利は俺達にあるってのによ』
 その言葉とともに、喉に巻きついていたものが解かれる。ザングースは地面に突っ伏し、激しく咳き込んだ。振り返ると、そこには一体のハブネークが嫌らしい笑みを浮かべていた。
 振り切れていなかったのだ。何とか反撃しようと、身体を鞭打って立ち上がろうとする。だが、こんな状態のザングースより、ハブネークの方がいくらも速かった。
「ざ、ぐぁああっ!」
 肩に牙が立てられ、毒液が注入される。それと同時に身体が熱くなった。免疫が働いて、身体から毒を除去しようとしているのだ。もう人や免疫を持たないポケモンの致死量を、遥かに超えた量が注がれている。
 いくら免疫力があろうと、この量の毒を無にすることは出来ない。ザングースの全身から力が抜け、再度地面に倒れる。今度はもう起き上がることが出来ない。
 満足気な笑みを浮かべるハブネークは、うつ伏せに倒れたザングースを尻尾でひっくり返し、仰向けにさせる。
 半開きになった口からは、苦しそうに息を吐き、両目は絶望感から来る涙に潤んでいた。その姿はハブネークの嗜虐性をくすぐる。
 尻尾の刃をザングースの腹に突き立て、少しだけ力を込めた。ザングースが苦しそうに喘いだが、身体が動かないのか抵抗することはできずにいる。なすがままと言うことだ。
 尻尾を引っ込め、刃の先へ微かに付着した血を舐め取ると、ハブネークは細い舌をチロチロ動かして「しゃー、しゃー」と鳴いた。この時期は雌が群れから離れてしまうので、性欲が溜まる。
 群れのみんなで嬲り者にする前に、自分独りで好きなだけ楽しませてもらおう。何、どうせザングースだ。どんなに乱暴に扱ったって、死んだって構いやしない。
 また迷い込んできた雌を捕まえて、好き放題犯すだけだ。
「ざ…ん、ぐ…ッ!」
 そんな妄想が顔に出ていたのか、それとも妄想しているうちに勃起し始めたペニスに恐怖を覚えたのか、ザングースは文字通り身体を引きずって逃げ出そうとする。
 こちらに尻を向けて、匍匐前進で逃げ出す速さはカタツムリ並みだ。追いかけるまでもなく、背中に尻尾を突きつける。ザングースが情けない声を出し、動きを止めた。
 突きつけた刃ででっぷりした体のラインをなぞり、尻を通って股間の膣口まで持ってくる。ザングースがまた情けない声をあげた。
「しゃーッ!」
 いつでも突き刺すことが出来るんだぞ、と軽く突っついてやると、何をさせたいか察したザングースは、少しずつ身体を動かし、ハブネークにに尻を突き出す。
 この屑はプライドも捨てたようだと、ハブネークは鼻で笑った。もっとも彼にしてみれば、ザングースのプライドなんて、元からゴミのようなものなのだろうが。
 尻尾も上げて、ケツの穴まで丸見えだ。見られただけで感じているのか、さっき刃の先で少し弄られただけの膣口も、ヒクヒク動いている。
 こんな状況で感じられるなんて、とんだ淫乱だとバカにする反面、しばらく飢えた日々を送っていたハブネークは、膣口から発せられる雌の匂いに舌なめずりしてしまう。
「ざっ! ざんッ…!」
 細長い舌が膣口を舐め上げると、ザングースが喚いた。ほとんど動かない身体をビクビク揺らしながら、涙を流して声を上げる。
 ハブネークはまた舌なめずりをすると、ザングースの尻に噛み付く。
「――ぐぅ、んッ!」
 また悲鳴が聞こえる。顔を覗き込むと、涙と鼻水を垂らしながら泣き叫んでいた。ザングースのそんな顔を見ると、虐めたくてたまらなくなる。
 恥部に鼻面をぐんぐん押し付けながら、舌を奥の方まで伸ばしていく。細長い舌はすんなりと奥まで到達し、子宮口を小突く。
 今まで感じたことの無い感覚に、ザングースが恐怖の声を上げるが、それがハブネークを悦ばせ、舌の動きを激しくさせる。
 身体を小刻みに震わせ、ザングースは叫び続ける。『やめて、やめて』と。だが、そんな願いが聞き入れられるはずも無い。
 やがて彼女の身体がひときわ大きくビクンと振るえ、ハブネークの顔に愛液が飛び散った。
『舌だけでイくなんざ、とんだ淫乱だな』
 ハブネークから掛けられたその言葉とともに、嘲笑が耳に届く。荒い息で地面に突っ伏したまま、膣口からとめどなく愛液を垂れ流す。
 舌だけで、ハブネークにイかされてしまった。ただでさえ打ちのめされていた心が軋む。プライドなんて物は完全に崩れ去った。
 何の反撃も出来ず、さっきまでの自分は確かに快感によがっていた。途方も無い自己嫌悪に、ザングースは泣き出す。
 だが、そんな仕草をしたところでハブネークは待ってくれない。硬く勃起した凶器が、膣口に突きつけられ、ハブネークが背中に圧し掛かってきた。
 耳障りな「しゅー、しゅー」と言う声が、耳元に囁く
『どうせザングースなんだ。壊れたって構わねぇ。遠慮なんてしねーから、俺のチ○ポで好きなだけイけよ。ど淫乱』
 耳元を這いずり回る舌の、不快な感触に歯を食いしばっていると、ついに挿入が始まる。ハブネークを喜ばすようなことをしてたまるかと心に誓い、口を真一文字に結んだ。
 だが、次の瞬間にはその決意すら崩れ去る。
「がぁあああッ!!」
 ハブネークの言葉どおりだ。遠慮なんてこれっぽっちもない。いきなり最奥まで到達したかと思うと、子宮が壊れるかと思うような激しいピストン。
 痛い。痛い。肩に牙を立てられ毒液を注入されたときより、脚を切りつけられたときより、今まで生きてきた中で一番痛い。
 同じザングース相手なら経験もあったが、そのときはこちらを気遣った動きをしてくれた。
 だが、今の相手は自分が満足するだけにピストンを続け、相手が泣き叫ぶ姿を見て喜んでいる。
 突き込まれるたびに悲鳴を上げる今の姿も、ハブネークを喜ばせているのだと思うと、情けなさにまた涙が出てきた。
 唾液と鼻水を撒き散らし、獣の悲鳴で泣き叫びながら、それでも膣は反射的にペニスを締め付け、とめどなく愛液が溢れる。
 ザングース自身がどんなに嫌がろうと、身体は勝手に反応して、ハブネークを受け入れる準備を始めていた。
 あれだけ痛かったピストンも、繰り返すうちに痛みは薄れ、逆にジンジンした快感が下半身を支配しつつある。
 舌で膣内をかき回されたときと同じ、いや、そのときよりも大きな絶頂が近づいていると感じ、ザングースは恐怖する。
 反応が変わってきたことにハブネークも気付き、あの耳障りな声で話す。
『ど淫乱なうえにどMか? こんなんで感じやがって、望みどおりにしてやるよ!』
 ハブネークが尻尾の刃の腹を使い、ザングースの尻をはたく。ばちん、と派手な音が鳴り、ザングースは痛みに悲鳴を上げる。
 だが、はたかれた瞬間、膣が反応してビクンと閉まった。ハブネークは味を占め、さらにそれを繰り返す。
 新たな責め苦を見つけて、上機嫌に笑みを浮かべながら、何度も何度もザングースの尻をはたく。
 いったい何度はたいたか分からなくなった頃、ハブネークがビクンと震え、ピストンを止める。何が起こるか察したザングースは、必死に逃げようとするが、身体はちっとも言うことを聞かない。
「しゃ、きしゃーー!」
「――ッ……!」
 大量の白濁色が膣内に注がれる。度重なる被虐で抵抗を薄めていたザングースも、ペニスを押し出そうと必死で膣を動かそうとした。
 だが、それも相手には快感にしかならず、射精を促進させるだけだ。ハブネークはより強くペニスを押し付け、蠢く内壁の感覚を楽しむ。
 ひとしきり出し切ると、ペニスを抜いてザングースをひっくり返した。種付けされたせいで何か吹っ切れたのだろうか。虚ろな目で中を見上げ、動こうとしない。
 ハブネークはその姿を見て、"もう壊れてしまったのか”と、つまらなそうに溜息をつくが、まだ満足し切れてはいない。
 次は正常位でザングースに寄りかかり、ほぐれきった膣にペニスを挿入する。いざピストンを開始しようとしたところで、ガサゴソと音が聞こえ、目の前の茂みから別のハブネークが顔を出した。
 先ほどまで森の中に響いていた、ザングースの喚きを聞きつけてやって来たのだが、当のザングースの惨状を見てそのハブネークは苦笑した
『あんだけ声を張り上げるくらいヤれば、さすがにこうなるよな。まだ使いもんなんのか?』
『ケツと口はまだ使ってねーから、好きなだけ試せばいいじゃねーか。ザングースの雌くらい、壊れてもまた捕まえればいいだろ』
『そりゃそうだ。じゃあ、遠慮なく試させてもらうぜ』
 そのハブネークは、いきり立たせたペニスをザングースのアナルへ一気に挿入する。
 今度は舌で慣らされることもなく、太いペニスがアナルを押し広げる。放心状態だったザングースも、痛みに我を取り戻した。
「ざっ、んぐ! ぐ、がぁあ!」
 反応を取り戻したザングースを見て、二匹のハブネークは笑みを浮かべると、ピストンをより激しくする。
 アナルからは血が滴り、白い毛皮が赤く滲んでいた。その痛みに耐えることの出来ないザングースは、声が枯れるほど叫び続ける。
 その叫びがまた別のハブネークを呼び、代わる代わる彼女の身体を犯していく。
 そのまま数日が過ぎ、ハブネークの精液に塗れて横たわるザングースは、身体も心も完全に壊れてしまっていた。
 ついに反応も締め付けもなくなった獲物を置き去りにして、ハブネークたちはその場を立ち去る。
 独り残されたザングースは、ぴくりとも動くことなく空を見上げ、ただ呼吸を繰り返すだけの、ただの“物”になっていた。








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Last-modified: 2009-12-01 (火) 00:00:00
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