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ハッピーライフ 後編

/ハッピーライフ 後編

「シャワーズがどうかしたの?」
「…トラックと交通事故だって」
その言葉を聴いた瞬間、私の脳天に強い衝撃が走った。ただショックを受けるだけしかなかった。
「職員室を通りすがる時に聞いちゃった…コンビニに行ってわき見運転してたトラックと衝突したって…」
「嘘…だよね?」
あまりのショックに、かすれた声しか出なかった。しかし、グレイシアの一言で正気を取り戻した。
「リーフィア…泣いてる暇があるの?やらなきゃいけないことがあるでしょ?」
その言葉を聴いたとたん私は、走り出した。
「リーフィアちゃん!?どこ行くの!?」
「御免!グレイシア!早退するって言っといて!!」
「分かったよ!!」
私は一気に、階段を駆け下り、昇降口に急いだ。靴に履き替えて、無我夢中で走った。…グレイシアの言いたいことがよく分かった。想像がつく…なのに私は。
「ごめんなさい…シャワーズ」
涙を流しながら、私は病院に飛び込んだ。すぐにシャワーズの部屋を聞き、その部屋に向かって走った。
ガラッ!!
「はぁ…はぁ…はぁ」
その部屋にいたすべてのポケモンの視線が私に注がれる。
「誰ですか!?あなたは!?」
ラッキーが私に近付いてくる。私はそれを跳ね除け、シャワーズの傍に歩み寄った。
「リー…フィア…」
弱々しい声で私を呼ぶシャワーズ。私は彼の手を取り、泣き崩れながら話した。
「ご…めん…なさい…私…貴方の…気持ちに…気づいて…あげられなくて…」
「……」
気がつくと、部屋は誰もいなく、泣き声が部屋中を支配していた。
「リー…フィア…お前に…とって…幸せって…なんだい?」
「えっ?」
あの時の質問…私は、すぐに答えが見つからなかった…。
「俺は…お前の…傍で…普通に…暮す…それだけで…幸せだよ」
その言葉に、また私は泣いた…その間、シャワーズはずっと私を撫でていてくれた…。
「私も…普通の…日常が…幸せ…貴方と過ごす…日常が」
時間が掛かったけど、私は答えを返した。
「大好きだ…リーフィア」
「私も…シャワーズ」
私たちは、顔を近づけた…。お互い目を瞑った次の瞬間には、唇がくっついていた。…とても柔らかい…ただのキスで頭が、真っ白になりそう。
長いキスを終えた…最高の気持ち。
「リーフィア…帰らなくていいの?」
「貴方のそばにいたい…駄目?」
「…ずっといてくれ」
私は、シャワーズの傍で深い眠りについていた。…翌日にシャワーズの検診が行われた。奇跡的に急所に当たらなかった為、全身打撲などで、全治1ヶ月となった。




「1ヶ月間、シャワーズ君は、治療に専念しますので、面談は拒否とさしてもらいます」
ラッキーさんからきつい言葉が出た…しかし最後の一週間からは、面談は許可されるらしい。
「1ヶ月も、シャワーズがいないと寂しいな…」
「少しの我慢だ…耐えてくれ」
「うん…分かった。」
私は、シャワーズに別れを告げて部屋を後にした。
「……」
何だろう…この気持ち。自分の頭の上で、何かふわふわと浮いている…そんな気持ち。 「リーフィア」
声のする方を向くと、グレイシアが立っていた。
「彼の気持ち…分かってあげた?」
「うん…」
「答えを出したの?」
「うん…」
そのまま沈黙…私はその沈黙を破った。
「私…これからどうしたらいいのかな?」
グレイシアは何も言わない…無言のまま私を抱きしめたグレイシア。
「まずは自分の態度とか…見直したら?」
「でも…私、彼にひどい態度したから…きっと」
涙目になりながら、私はつぶやいた。
「大丈夫…シャワーズも分かってくれてるわ。」
その後、2人で話をしながら病院を後にした。その日からシャワーズのいない少し寂しい日々を送った。…でも1ヶ月したら戻ってくると思うと長くは感じなかった。彼のいない間は、グレイシアから特別な授業を受けていた。…彼氏の付き合い方など、無知な私にいろいろと教えてくれた。
月日は流れ、明日はシャワーズの退院の日…。私はシャワーズと一緒に、荷物をまとめていた。
「明日がいよいよ退院の日ね」
「ああ…本当に長い1ヶ月だったよ…」
「本当よね…」
荷物をかばんにつめていると、シャワーズが後ろから抱いてきた。
「…どうしたの?」
「…御免」
「えっ?」
「心配かけて御免…1人にして御免…」
「シャワーズ?」
「何度、謝っても…足りないな」
「……」
泣いているのか…少しかすれた声に聞こえた。
「いいえ…謝らなくていいよ」
「どうして?」
「だって私は貴方にひどい態度をとってしまった…私の罪のほうが重いわ」
「……」
「それに…貴方はこんなつらい目にあってしまった…貴方を不幸にしたのは…私かもしれない」
私も涙目になって、話していた。
「ごめん…なさい」
いきなり強く引っ張られ、向き合う形になった…。そして無言のまま、キスをしてきた。しかも、この前のやさしいキスではなく、少し激しい、大人のキス…。シャワーズは遠慮なしに私の口に、舌を滑り込ましてくる。私は戸惑いながらも彼を受け入れた。…何分立っただろう…キスをしている間、時間が止まったかのようにも思えた。お互いの口を離すと、銀色の橋が私たちを結んでいた。
「…びっくりした?」
「うん…少し」
「御免ね…荷造り、終わらせようか」
「うん!」




その日の夜…私は、シャワーズの病室で寝ることにした…しかし、眠ることが出来ない…まだ口にあの感覚が残っている。すると…。
「リーフィア…」
ベットから声がした。
「まだ起きてるか?」
「うん…なかなか寝付けなくて」
「俺もだ…」
私はシャワーズの傍に寄った。
「今日は星も月も…綺麗だね」
「ああ…星も、月も…そして」
「そして…?」
いきなりシャワーズが体を起こした。思った瞬間、私はシャワーズの腕の中にいた。
「リーフィアも…綺麗だ」
シャワーズの言葉、1つ1つに何かを感じてしまう…。うっとりしていると、私の視界が一瞬、回転した。しかも私はベットに仰向けに寝かされている。
「シャワーズ…?」
「静かに…大きな声出すなよ」
何がしたいか、私も分かった。ジャワーズはまた私の唇を奪う…昼間のキスよりも激しい。ピチャピチャとした淫だらしい音が響いている。
「ふぅん…」
唇を離すと、やはり銀色の橋が2人を結んでいる、しかも月明かりに照らされ、神秘的にも思える。
「かわいいよ…リーフィア」
シャワーズが言うと、いきなり私の胸の突起を弄りだす…すでに突起は小さな豆のように立っている。
「んっ…やぁ…くぅ」
私は小さく喘ぐ…しばらくすると、胸からの刺激がなくなったが、秘部からの刺激がきた。
「んんっ!!」
彼の舌が私の秘部を嘗め回す…時にやさしく、時に激しく…。
「らめぇ…シャワーズ…私…イくぅ!!」
小さく呻くと、秘部から勢いよく愛液を噴射する。ほぼ、シャワーズの顔に掛かる。彼は腕で愛液を拭き取った。
「気持ちよかった?」
「はぁ…はぁ…うん」
私は、彼の股を見た。ここまでの行為でかなり興奮してるのか、肉棒が大きくなっている。少し怖い気持ちがあったが、雌の本能だろうか…彼を押し倒し、肉棒を弄っていた。
「こんなに大きくして…興奮した?」
「ま…まぁな」
「ふふっ…かわいい」
慣れない手つきで、彼の肉棒を扱きあげる…彼から漏れる喘ぎ声に、私も興奮してしまう。
「ぅう…あぁ…」
扱くだけでは、あまりにもつまらない…そこで私は肉棒を咥えた。
「ぐぅ!…ぁう…」
裏筋や時に強く吸ったり…彼に快感を与え続けた。
「やばっ…もう…出るぅ…」
「出して…いいよ…」
そう呟くと、扱くスピードを上げた。
「ぐぅあ!…くっ」
声を押し殺すようにして、彼は絶頂に達した。勢いよく出た精液は、私の口から少し零れてベットを汚していた。汚れてしまったのはベットだけではなく、肉棒も精液で汚れてしまった。私は肉棒を舐めて、綺麗にした。
「どう?気持ちよかった?」
「ああ…良かったよ」




月と星が私たちを見ている中、本番に入ることにした。
「怖くないか?」
「少し…でもシャワーズのなら平気」
「そうか…痛かったら言えよ」
無言で頷く。彼が体をぐっと近づけてくる…少し間をおいて、彼の肉棒が秘部に入ってくるのが分かる。
「んっ…ぐぅ!」
鈍い痛みが徐々に体を駆け巡る。彼も表情を見る限り、痛そうに思えた。
「大丈夫?」
「ええ…なんとか」
短い会話が終わり、肉棒がさらに奥に入ってくる。痛みは先ほどより引いていた。きっと愛液などが滑りやすくしてくれたに違いない。その時、体の中でプチッとはじける感覚がめぐってて来た。
「イタッ…」
処女膜を破られた。処女を彼に与えることが出来て嬉しい。でもそう思っているのもつかの間。痛みが蘇り、秘部から血がにじみ出てきた。
「ごっ御免!痛くないか?」
「少し…でも、嬉しい」
「ああ…俺も嬉しいよ」
「シャワーズ…動いて」
「ゆっくり動かすな…無理はするなよ」
宣言どうり、ゆっくりと肉棒が動き出す。なれない感覚に身をよじらせる。
「平気か?」
「うん…」
「…本格的に…行くぜ!」
「来てぇ!」
彼のピストン運動が始まる。強く、鋭く私の膣と子宮を刺激る。
「あっ…あっ…きっ…気持ちいいよぉ!」
「リーフィアの…膣も…いいぜ!」
本能的に腰を振る、すると感じる快感が変わった。さらに快感の波におぼれていった。
「いいよ…いいよぉ…もっと、もっと…してぇ」
唇を奪われる。下も上も繋がり、嬉しかった。
「もうっ…だめぇ…イくぅ!!あああぁぁぁ」
大きく痙攣をして愛液を出した。自然に全身の筋肉が締まる。
「俺も…行く…そ、外に…」
「えっ!?いや・・・出して!!」
「でも…そんなことしたら…あぁ!!」
体制では、シャワーズが有利だが、私も負けないよう彼にしがみついた。こうすれば離れることは出来ない。
「は…離せ!リーフィア!…もう出っ…あああぁぁぁ!!」
私の中で大きく震える肉棒、そして精液が中に注がれているのが分かった。
「はぁ…はぁ…」
「シャワーズの…暖かいよぉ」
「いいのか?」
「えっ?」
「妊娠なんてしたら…」
「いいじゃない…だって」
彼に抱きついて、囁いた。
「そうなれば…ずっと一緒だよ?」
シャワーズはゆっくり、肉棒を引き抜く。膣から精液が逆流してきた。シャワーズも疲れていた。私の隣に倒れこみ。キスをくれた。
「そうだな…もう、ずっと」
「うん…」
―きっと私は、誰にも見せたことのないような笑顔を…貴方にしたと思う―




予定どうり、シャワーズは退院した。人一倍勉強が出来ないシャワーズなのに、相当遅れたせいで、人以上にやることが多くなってしまったが、私も一緒についていくことにしてあげた。
そんなある日の、昼休み。私を屋上に向かっていた。
「シャワーズ!」
「よぉ!リーフィア、また来たの?」
「そうよ…ってか私の指定席取らないでよ!」
「んな硬いこと言うなよ…」
「だって…そこが一番いい空が見えるんだもん」
「そうだな…いい空だな」
青空…それは時にいろんな人の心までも、優しく照らしてくれそうな気がする…。
「これからも…ずっと一緒…だよ?シャワーズ」
「ああ…ずっとな」




―あなたにとって幸せとは…なんですか?―
私にとっての幸せ…それは。




貴方の傍で、ずっと一緒に…普通の日常を…過ごすこと。



ーENDー





「貴方にとって幸せとは何?」
僕の卒業した、後輩の女友達に聞かれた質問です。
世界が平和とか、いろいろありますが普通に生活できる何気ない日常…それがきっと幸せだと感じました
そして今は…眠いです。






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Last-modified: 2013-05-09 (木) 00:00:00
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