トコヤミ　世界設定

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トコヤミの世界設定†

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世界観†

舞台は中世〜近世ヨーロッパにファンタジー要素をミックスしたイメージ。王道ともいう。
人間はおらず、ポケモンが人間のように社会を形成している。
世界には三大都市と呼ばれる準国家（国ではないが規模はほぼそれに近い）が存在する。
“神聖都市（聖都）『オーラルケプト』”“商業都市（商都）『ラヴェスタ』”“連合都市『カロフィスティロ』”の三つ。
これら以外の小さな町や村は、ほぼ全てがこの三都市のいずれかに従属する形となっている。
現在、名目上としてはオーラルケプトが世界を統一している形にはなっているが、聖都自体の衰退や他二都の発展により、その力関係はうやむやとなってしまっている。
社会の基盤は、三大都市それぞれの政府と、ギルドと呼ばれる多種多様な組織によって成り立っている。
ギルドは、『○○ギルド』と名の付くものが大多数（新聞ギルド、交易ギルドなど）。
都市や町、村を繋ぐ道は『○番街道』『○番水道』（○には数字）と呼称される。
ある程度社会のシステムは整っているが、まだまだ平和とは呼べない世界である。
上記の三大都市こそ治安は良いが、ひとたび街道に出ると野党や山賊、水道なら海賊に狙われる危険性が極めて高い。
なので、旅をする時は多くの人が『討伐ギルド』と呼ばれる組織に頼る。旅団の護衛や野党の駆逐などを引き受けてくれる。
まあ、野党も略奪ギルドとでも呼ぶべき一種のギルドなのだが。

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ポケモンの扱い†

前述通り、ポケモンたちは人間のように暮らしており、小説内でもポケモンは『人』として扱われる。
彼らは外見こそポケモンのままだが、内面や生理的特徴は人間のそれに極めて近い。
つまり、人間と同じく年中発j……げふんげふん。
服飾文化も一応存在するが、基本は自然体、素っ裸である。
獣手でも物を掴める。某○ョッパーが大根を掴めるのと同じ理屈らしい。
ポケモンの中での種族による差別は、基本的に発生していない。
非常に多種多様な特徴を持つポケモンの種族それぞれのニーズに応じて、社会は幅広く、柔軟に対応している。
……例えば、公衆便所は性別はもとより身体的特徴（四足歩行、蛇状など）に応じて分けて作られているのが“あたり前”といったように。
原作アニメの設定とは違い、ポケモン以外の動物（ねずみや犬、カラスなど）も存在する。
よって、牛を育てる牧畜農家のポケモンもいれば食肉文化も当然存在し、調理も行う。
とは言っても、ポッポが鳥肉を食べたり、クラブがカニ鍋を食べる、といったものには多少抵抗があるようだ（ないポケモンもいるが）。
ポケモンとその他の動植物との区別は、「ポケモン語が話せるか」「ポケモン語が読めるか」によって判断される。
本編では便宜上、ポケモン語の言葉も文も、日本語で表記される。まぁそうでなきゃ小説書けないんですが。
ちなみに原作でポケモンの食べ物として扱われる「きのみ」は、この世界ではどちらかというと医療用品として重宝される。
ここまで読めば何となく想像できるとは思うが、この世界のポケモンは原作と比べ、総合して器用である。

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主要登場ポケモンまとめ・簡易版（弱ネタバレ）†

テバス（カブトプス／男／19歳）
マーシェル＝プリビスティオ（キュウコン／女／19歳）
オズ＝ナイトフォード（ヨルノズク／男／35歳）
デンパチ（ドダイトス／男／37歳）
ヒイラギ（ライボルト／男／22歳）
ネロ（スリーパー／男／20歳）
サンディ＝マーヤ（ポリゴンＺ／女？／20歳）
ラック＝ノートレット（デリバード／男／16歳）
スペッカ（ノコッチ／女／9歳）

　ここから先は、主要登場ポケモンの詳しい紹介となっています。
ネタバレを多く含むため、まだ本編を読み終わっていない方は注意して下さい。
なお、以下の情報は本編が進むにつれ少しずつ追加されていく予定です。

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メインメンバー紹介†

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テバス（カブトプス／男／19歳(死亡時未換算)）†

　化石から甦った古代のポケモン。一応、この物語の主人公である。
エサとなる獲物が海から減り、仲間のカブトたちがカブトプスに進化し陸上へと進出する中、自分一人だけ進化し損ねて息絶えた、というのが死際の記憶らしい。
では何故カブトプスの状態で化石から復元されたのか、それは本人も分からないという。
現時点ではまだ謎の多い人物。
　性格は非常に几帳面で真面目。それゆえ、場の空気に流されることも多く、苦労人である。
両手のカマは当然ながら危ないため、普段は白い布を巻き付けている。

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マーシェル＝プリビスティオ（キュウコン／女／19歳）†

　名家プリビスティオ家の現当主、ノルディの一人娘。
ちなみに父のノルディはウインディ、母のヴァーネルはキュウコンである。
世間体のために生まれた子であり、それゆえ幼い頃から両親には目もくれられなかったため、代わりに母方の祖母であるキュウコンのリーティルに育てられた。
　小学校に入って間もない頃、まだロコンだった彼女はひょんな事からリーティルに歴史博物館へと連れられて行き、そこで生まれて初めて化石というものを目にする。
以来、化石に一目惚れした彼女は、毎日のようにその博物館へと通うようになる。
その後、両親に言われるがまま中学、高校と名門校へ通うが、大学進学に際しついにラヴェスタへの海外留学が決定、故郷を離れ博物館へも通えなくなった。
そしてその2年後、序章にて語られる一連の騒動の結果、ギルド『常闇』に臨時加入することとなる。
　基本的に芯が強くたくましい性格ではあるが、少々意地っ張りな部分もある。
しかし祖母の教育の賜物か、言葉遣いや物腰など、少なくとも上っ面は丁寧なのであまりそう感じられないことも多い。
ただし、歴史、殊に化石が話に絡むと性格が豹変する。
実は、考古学者になるのが夢だった（しかし、大学では両親の計らいで経済学を専攻している）。
本人は特に語らないが、生まれつきものすごく頭がいい。
ギルドの仲間からはマーシィと呼ばれる。

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オズ＝ナイトフォード（ヨルノズク／男／35歳）†

　ギルド『？？？』の創設者にして現ギルドマスター。
その経歴は現在の所一切不明だが、その方面の界隈では有名すぎるといってもいいくらいに有名である。
　夜行性。昼間はずっと真っ暗な自室にこもっている。
よってギルドの運営は殆どデンパチやネロに任せっぱなしである。
戦闘におけるその実力は半端ではないらしい。

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デンパチ（ドダイトス／男／37歳）†

　古くからのオズの相棒で、現在はギルド『？？？』の副ギルドマスター。
しかし、オズが昼間は殆ど自室にこもっているため、マスターとしての事務仕事は基本的に彼が代行している。
　世話好きでお人好しな性格。ギルドの仲間からも慕われている。
年齢よりも老けた喋り方をする。一人称も「わし」。
農業が趣味。だが、もはや趣味とは言ってられないくらい規模が拡大している。

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ヒイラギ（ライボルト／男／22歳）†

　ネロとほぼ同時期にギルドへと加入した。彼とは幼い頃からの顔なじみらしい。
　ギルド随一の熱血漢だが、意外に冷静な一面を垣間見せることもあり、戦闘の実力も高い。
恋愛には積極的。だが報われないことが殆ど。
そのことでサンディによくからかわれるが、本人は不本意な模様。

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ネロ（スリーパー／男／22歳）†

　オズとデンパチを除けば、ギルド一番の古株。らしい。
ギルド内では事務や経理、及び参謀の役を受け持っており、自ら戦闘に出ることは少ない。
　普段は無表情であまり自分から話すことはないが、根は優しい性格。
コーヒーが大好きで、彼の右手には大抵マグカップが握られている（ちなみに左利き）。

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サンディ＝マーヤ（ポリゴンＺ／女？／20歳）†

　ある日突然ギルドへとやってきた謎多きポケモン。
オズの鑑定眼に適うだけの能力はあったため、ネロの仕事を補佐する形で働いている。
性別不明の種族だが、本人は女性だと主張している。
　ひょうひょうとした性格で他人をからかうのが好き。
また、遠慮というものを知らず、本人無自覚の上で他人を傷付けることも多い。
しかし、越えてはならない一線はきちんと理解している辺り、侮れない。
彼女のセリフはカタカナ＋漢字言葉になる。

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ラック＝ノートレット（デリバード／男／16歳）†

　古株だらけの常闇ギルドの中では、比較的新入り。加入時に一悶着あったようだが詳細不明。
序章にて、マーシェルの誤解により全身大やけどを負い、1ヶ月ほど入院するハメになる。
　周囲が不安になるほどの努力家だが、若干要領の悪い所があり、損な役回りになることも多い。
大きな夢がある。だが、実現までの障害はあまりにも大きい。
シッポの袋には常にお菓子を携帯。
オズのことを「おじさん」と呼ぶ。

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