ポケモン小説wiki
セントウの自分 prologue

/セントウの自分 prologue

注意!この小説では、回想シーンですがポケモンが死にました。別にグロテスクな描写は無いつもりですが、それでも苦手な方もいるので。
それでも良ければどうぞ。


「オイ!此処はオレ達の縄張り。此処等じゃ有名な話だ。それなのに入ったって事は…オレ達にケンカを売っていると見た…」
「ちょっと待ってよ!僕は此処を荒らすつもりなんて無いし、ましてや君達と争うつもりも無い!ただ、此処が縄張りなんて知らなくて…」
僕はブイト。ごく普通のブースター。ただ、今とてもまずい状況にいる。
僕は木の実を取りに森へ行く途中、偶然ムクバードの縄張りに入っちゃったんだ。
ムクバードは全然こっちの話を聞いてくれないし…どうしよう。
「ゴチャゴチャウルセーな、ケンカ売りに来たからには力ずくでも追い返す!」
うっ…凄い勢いだ…。これはただでは逃げれないぞ…。
「待て!お前ら!」
…ん!?こんな僕に救いの手が!神様女神様、僕の為に…
「何だオメーはぁ!」
「少し待てよ。俺はお前らに手は出さない。見学させてもらうぞ」
…へ?助けに来てくれたんじゃないの?神様女神様、あのウインディは何者なんです?
「そこのブースター!お前はあのムクバードを全員倒せるか?」
「え、ええ!?…いきなり何です?」
何?この人。…流石に唐突過ぎるでしょ。ていうか何でそんな事…
「が、頑張れば…」
「何ゴチャゴチャやってんだ!オメーラ!やっちまえ!」
うわ、いきなり突っ込んで来た!相手は…4匹。頑張って倒そう!
「うおりゃ!」
僕は後ろを向いて、突っ込んで来た一匹に、『ブレイズキック』を決める。おお、ムクバードが吹っ飛ぶ。ふぅ~、危なかった…
「い!?何だコイツ!?四足の奴がキックだとぉ!?」
…え?そんなに驚くことかなぁ。ブレイズキックは物心ついた時にはもう覚えてたし、サンダースは二度蹴りも覚えるのに。
「とりゃあ!」
更に、ブレイズキック二連発!これで三匹がダウン。あとは一匹だ。
でも、あのムクバードは近付いて来ないな。流石に危険な真似はしないか。
でも、近付かないならこっちから仕掛ける。口を開いて『火炎放射』。どうだ。
ムクバードは倒れた!
「あ~、疲れた~!」
「ふん……」
あ~終わった。…てか何しに来たのさ!!
兎に角、これで家に帰れ…

「お前、名前は?」
「…え?」
    

…また唐突な。そういう性格なのかなこの方は。しかも名前?何でさ。

「えっと…ブイト…だけど…」
「…ブイトか。やはり…。よし!我らレシラム様の軍隊に入れ!お前ならできる!」

神様女神様、このウインディは唐突という技を持ってるんでは無いでしょうか?
何回『いきなり!?』と突っ込みたかったか。
…レシラムの軍隊に入れ?どういうこと?
「ああ。流石に唐突だったな。少し話をしよう…」
一体何があるっていうんだ…




ブイト、お前には年の離れたサンダースの兄貴がいただろ?
名前は、確かボルダって言ったかな?
そいつは、俺達の、レシラムの軍隊に入っていたんだ。流石に驚くだろ?
…え?何の軍隊かって?
レシラムの軍隊。わざわざ『レシラムの』と付くのには訳がある。
ゼクロムだ。あっちにも、『ゼクロムの軍隊』というものあったんだ。
レシラムとゼクロムは太古から争いを続けていてな、全国から兵士を集めたんだ。…その中の、レシラムの軍隊に入った内の一匹が、ボルダだった。
暫くしてとうとう、レシラムとゼクロムは、軍隊で戦争を始めた。
その戦争は、ゼクロムの軍隊の勝利だった。
だが、その時ボルダは生きていた。しかも、血は一滴も流れなかった。
ブイト。確かお前ら家族には、『事故死』と伝えていたらしいが…、実際は戦争の後に……やられた。ゼクロムの兵士に。逆恨みだったらしい。
そして、死に際の一言が、
「弟…」
「ん!?何だ?」
「弟の…ブイトに…伝えてくれ…。…お前は…人を殺すのが好きな…兵士に…なるな…よ…」
人を殺すのが好きな兵士になるな。
この言葉には、『立派な兵士になれ』というボルダのメッセージがあったんだ…。


「そ…そんなことが…」
兄さんに、そんな事があったなんて…信じられないよ!
「信じたくないが、事実だ。
 だから、お前にレシラムの軍隊に入れ…と。」
「……」
僕がレシラムの軍隊に入ると…兄さんはどう思うんだろうか。
「…嫌ならいい。無理にとは言わない。…じゃあ、俺はここで」
「…わかった」
「!?」
僕は決めた。ここで兄さんの事を引きずっても仕方ないし、何より兄さんの言葉を無駄にしてしまう。
「僕は、レシラム忠義を尽くす兵士になる!」
「…ああ。いい覚悟だ。よし、ついて来い!これならやっていける。」
僕が…兵士…。か。
想像もつかなかったな。今でも混乱してるよ。

ぐうぅ~。

…あ。そう言えば木の実を取りに行く所だったんだ。
「ハハハ!腹が減ってたのか。なら、急がなければな…」
僕の日常が、あっという間に変わってしまった…
でも、これはこれでいい生活が送れるかもな。
さてと。軍隊の暮らしとは如何なるものかな?兄さんのように、レシラム…いや、レシラム様に尽くし、ゼクロム軍に立ち向かってみせる!


色々グダグダな小説でしたね…orz
これから色々続くのでよろしくお願いします!
一覧ページへ戻る ?



トップページ   編集 凍結 差分 バックアップ ファイル添付 複製 名前変更 再読み込み   新規作成 ページ一覧 ページ検索 最近更新されたページ   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2013-01-09 (水) 00:00:00
This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.