シャイク
注意!この小説には官能部分などがあります!!
登場人物 コスモ ♂ 人間 高校生
ヘルスト ブラッキー ♂?(真実は続きを読めば解るよ!)
誰もが起きないような早朝――――午前四時に僕と『月光ポケモン』のブラッキーは起きていた
一つの木箱を目の前にして
「ついに・・・ついに来たんだ・・・この時が!」
「ブラァ!」
何故、こんなに早く起きてたかって?それは・・・・・・
――――――数週間前――――――
ある日曜日の昼下がり、いつものように僕とブラッキーのヘルストは、それぞれの時間を過ごしていた
僕は宿題、ヘルストは僕のベットでゴロゴロしている
「ふぅ…終わった」
「ブラ!」
僕の宿題が終わった時にヘルストが僕の胸に抱き着いて来る
「はいはい・・・いつものね」
僕は、ヘルストを抱き上げホッペに口付けをする
「~♪」
口を離しヘスルトを見るとご機嫌な顔で、凄い勢いで尻尾を振っている
(まったく・・・何時になったらこの癖、直してくれるか・・・)
なんて事を思いながらも、ヘルストのご機嫌な顔を見てると、こちらまで顔がほころんでしまう
そして、僕はヘルストを抱き下ろし、宿題を片付けてテレビを付け、新聞を手に取るヘルストはテレビを夢中で見ている
(しかし世の中、不審なニュースが増えたなぁ)
テレビや新聞を見て僕はつくづくそう思う、最近はポケモンマフィアのR団が力を増してきているか・・・
「ほんと・・・良いニュースは無い物か・・・ん?」
僕は新聞の一角に目を止める、そこには・・・
『ポケモン達と話してみませんか? 今なら《チューベロズト》 たったの200万!』
(ポケモンと、話せる薬か・・・でも200万は高過ぎだろ!)
なんて事を考えながら新聞を読んでいると突然、電話が鳴る
「だれだろ・・・」
もしもし、と電話に出てみるなんとそれは・・・
『よう、元気か?俺の息子よ』
「と、父さん!?」
そう、なんと殆ど連絡の無かった父からの電話だった。
両親はどこかの研究所で生物化学を担当していて、ほとんど帰ってこない
多分、両親は数年前からいる、ヘルストの存在にも気づいていないだろう、それぐらいに両親は帰ってきていない
『ははっ!どうした?そんなに驚いて?』
「だって・・・何年振りなのさ?!」
『まあまあ・・・そりよりも見たか?朝の新聞の《チューベロズト》の記事』
「ああっと・・・あの糞高い薬?」
『ああ、その糞高い薬でな、実は頼みたいことがあって・・・あの薬のモニターになって欲しいんだ』
「モニター?」
『ああ、そう言う事でな!朝の四時に転送するしな、じゃ!』
そう言って、いきなり電話を切る
「あっちょまっ・・・たく」
あの親父め・・・と毒づきながらテレビを見ているヘルストを見る
(・・・悪くないかもな、こいつと話せるとは・・・)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
そして・・・それから、数週間過ぎて今に至る訳だ
「にしても・・・良く起きられたな・・・ヘルスト」 「ブラァ♪」
確かブラッキーは夜行型ポケモンで、朝に弱いはずなのにな・・・
「取り合えず・・・開けてみるぞ」
僕は木箱で作られた箱をゆっくり、慎重に開ける
そこには、一本の試験管と注意書きが書かれていた
『注意! ・この薬は永久に効きつづけます
・この薬を飲んだ後は、激しい頭痛、吐き気、めまい等に襲われ、小一時間は続きます』
と、書かれていた。
「・・・う~ん、激しい・・・か」
チラッと横目でヘルストを見てみると、物欲しそうな顔で薬を見ている
(こいつに飲まれる前に飲まないと・・・な)
僕は一気にそれを口にして飲み干す・・・その時!
『ズグン!!』
「!!!ヴガァ!!」
(な・・・なん・・だ?頭が・・・割れそうだ!)
「ブラッ?!」
ヘルストが僕に近づいてくる、僕はそれを制して
「だ・・・大丈夫・・・・だか・・・ら」
次々と来る、吐き気や頭痛をこらえながらベットへ行き横たわる
(・・・うう、気持ち悪いし・・・クラクラ・・・するっ!!)
そこで・・・不意に僕の意識は失われてしまった・・・
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