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わたりどり

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わたりどり
作:からとり





 春が来た


 ――春が来ると、村の木々に桜が咲き誇るんだよ

 ボクの村で探検隊ギルドの親方をしているバシャーモさんが嬉しそうに言っていた。桜ってなんだろう? とぼんやり思っていたのだけど、こうして目の前で見るとバシャーモさんが嬉しそうだった理由が分かった。村の木々たちが、満開の桜色に染められていた。生まれて初めて見る桜の美しさに、ボクは圧倒されてついつい時間を忘れて見入ってしまっていた。
 それに春というものは、とてものどかで温かく、そして気持ちが良かった。ついこないだまでは、雪とかいう真っ白で、そしてとても冷たい粒が空から降り注いでいた。寒いのは、苦手だし嫌いだ。ボクはいもむしである身体をギュッと縮こませて、ほとんど家の中に籠って一日を過ごしていた。それでもボクのご飯は、お母さんお父さんが協力して、外に出て調達してくれたので困らなかった。アゲハントであるお母さんと、ドクケイルであるお父さんも寒いのが苦手だった。それでも”もう慣れた”とクスッと笑って、ボクにご飯をくれたんだ。ボクもお母さんやお父さんみたいに、進化したら寒さに強くなれるのかな?
 満開に咲き誇る綺麗な桜に、ふんわりとした暖かな陽気。これが春なんだ。春って、いいなあ。そんな話をすると、お母さんはそうねえと相槌を打ちながら、家の天井を見上げた。


 ねえケル。この村にはもう一つ、春の風物詩があるのよ

 もう一つ? 一体何だろう? 頭の中でぼんやりと考えていると、家の外から何かの音が近づいてくることに気がついた。バサッバサッっと、まるで風を切るような音が。


 噂をすればもう一つの春が、うちにもやって来たみたいね

 そう言って、お母さんは家の外へと向かっていった。ボクもその後を、ゆっくりと追いかける。玄関から外へと出たが、ボクの目には特別おかしなものは映らなかった。


 上だよ、ケムッソの坊や

  周囲を見渡していたボクの頭上から、快活そうな声が聞こえてきた。振り返って見上げると、そこにはキリッとした表情を見せる青い鳥が一羽。ひゃっ! 気がつくと、ボクは大声を上げて、お母さんの身体の後ろへと隠れていた。何だか分からないけど、身体の震えが止まらない。そんなボクの姿を見て、お母さんも、そしてあの青い鳥も笑っていた。


 ただいま。今年も海を渡って、この家まで来たよ
 おかえりなさい。この一年で、立派なオオスバメになったわね

 未だに恐怖で震え続けるボクを差し置いて、何事もなくお母さんと青い鳥は話をしていた。お母さんはこの鳥が怖くないのかな? ビクビクしながらも、ボクは勇気を振り絞って再びその青い鳥へと目を合わせた。そしてボクはそこで初めて気がついた。ボクの知らぬ間に、家の軒下には青い鳥が居座るための大きなオブジェのようなものが出来ていたことに。
 後でお父さんにあのオブジェについて詳しく聞いた。あれは、青い鳥たちが暮らすために作り上げた、オオスバメの巣だったんだ。





 お母さんから聞いた。春になるとこの村には、オオスバメたちがやって来て巣を作り、そこで夫婦睦まじく子育てに励むのだと。ボクたちが暮らす家に巣を作ったオオスバメは早速伴侶を連れて、タマゴが出来て――そしてあっという間に、そのタマゴが孵ってスバメの仔が生まれた。


 昔から、この場所がオオスバメのお気に入りみたいだからな

 エサを求めて鳴き声を上げるスバメの姿を見上げながら、隣にいたお父さんはボソッと呟いた。ボクが生まれる前、いやお母さんやお父さんが生まれる前から彼らは春になると海を渡って、この地に巣を作って仔育てに励んでいたらしい。おそらく遥か昔、探検隊という概念も住居も存在せず、文明が発達する前から伝統的に続いているのだと。


 今は仲良く一緒に暮らせているから、俺たちにとっては一種の親戚みたいなものだ

 お父さんはそういう風にも言ってた。最初は正直怖かったのだけれど、すぐに慣れてしまったようで、今は全く気にならなくなった。それに毎日外に出て目が合うと、”おはよう”と気兼ねなくオオスバメさんは声を掛けてくれる。何だかボクの家族が増えたみたいで、毎日が賑やかで楽しい。
 程なくして、スバメのお母さんが戻ってきた。そしてお腹を空かせ鳴いているスバメに、口移しでエサを分け与えている。おそらく、この村に沢山なるきのみであろう。スバメはお腹を満たして嬉しそうに声をあげ、スバメのお母さんはそんな仔の姿を見て優しく微笑んでいる。それを見ているボクも、何だかほっこりと良い気分になれた。


 まあ、昔はスバメには、ケムッソをご馳走として与えていたみたいだけどな

 お父さんの余計な一言で、ボクの明るかった顔は一瞬にして震えあがってしまった。





 ケル、はやくはやくー!
 プリメ待って……飛んだら追いつけないよ……!

 低空飛行で先に進むスバメを、ボクは身体をうねらせて追いかける。”あっ、ごめんね”と一言呟き、プリメは地に足をつける。ようやく彼女に追いついたボクは、ゼーゼーと息を乱して汗を沢山溢れ出していた。
 お天道様が元気に、長時間顔を覗かせる夏。ボクより後に生まれたあのスバメの仔――プリメはすくすくと成長した。近所に同年代の仔がいなかったボクは、自然とプリメと毎日を共に過ごし、一緒に外で遊ぶことも多くなっていた。最初はプリメのお兄ちゃんとして、色々とリードしてあげようと思っていたのに、気がついたらお転婆な彼女の後をもぞもぞとついて行くことが日常となっていた。まあ小鳥といもむしでは、行動範囲も全然違うのだから、当然といえば当然なんだけど。


 ほらこのきのみだよ、はいどうぞ!
 プリメありがとう……うん、すっごくまろやかな甘さで、美味しい!
 でしょ~? ケルには、このきのみの味を知って欲しかったんだー!

 今日はプリメが見つけたという、美味しいきのみのなる木へと一緒に向かった。家から結構離れた場所だったようで、着いた頃には正直ボクの身体は悲鳴を上げていた。でも、このきのみは本当に美味しくて、堪らなかった。一変した様子できのみを味わうボクを見て、プリメも朗らかに笑っていた。この彼女の笑みが、ボクは大好きだった。


 ケル、夕陽も出てきたしそろそろ家に帰りましょ
 そうだね……陽が沈むまでに帰らないと、お母さんに怒られちゃうし……

 あっという間に空は夕暮れに染まっていた。お天道様が沈むまでに家に帰る。これがボクの家のルール。そしてそれは、プリメも同様だ。でも、今から帰って間に合うのかな? 結構遠い場所であるし、この疲れ切った状態でモゾモゾと身体をうねらせても、正直間に合わないような気がした。どうしよう……


 大丈夫、私にまかせて

 ボクの不安げな表情から察したのか、プリメは胸を張ってそう言った。次の瞬間には、ボクは空を飛んでいた。ガシッ、と僕の身体は彼女の爪によってがっちりと捉えられていたのだ。生まれて体験したことすらない景色、そして風を切るようなスピード感がとても恐ろしく――ボクの意識はあっという間に遠のいてしまった。
 再びボクが意識を取り戻したのは、いつも愛用している家の寝床の上であった。そして隣には、プリメがスースーと寝息を立てていた。


 すぐに目を覚ますから大丈夫って言ったんだけどね。プリメちゃんすっごく心配だったみたいで

 お母さんによると、プリメは家に着いてからようやく気を失っているボクに気づいたらしい。お母さんお父さんからすれば、しばらくしたら目を覚ますような状態であったらしいのだけど、プリメはとても心配してこうして一緒に寄り添ってくれたらしい。ボクは眠っている彼女の顔を見た。目から涙の痕が滲んでいるのが見えた。


 本気で心配してくれたんだ……

 ボクは逆に、プリメに対して申し訳ない気持ちになってしまった。おそらく朝になれば、目覚めたボクに対して彼女は感激の音を上げて、そしてすぐに謝ってくるだろう。そしたらボクも、こんなに心配させてしまった彼女に対して、精一杯謝るんだ。
 彼女の温もりを心地良い子守歌にするかのように、ボクは再びおだやかな眠りについた。





 村の周囲を囲む木々に、鮮やかな紅葉が浮かび上がる秋。ボクはプリメと一緒に、その風情ある葉を眺めながら散歩をしていた。何ら変わることのなかった、当たり前の日常。それでも、その日常が今日で終わってしまうことを、ボクと彼女は共に理解していた。


 渡り鳥であるスバメたちは、秋になると暖かい土地を目指して海を渡る

 家にオオスバメの巣が出来てすぐに、お父さんがボクに教えてくれた。だから、一面に染まったこの紅葉は、プリメたちの旅立ちの合図なのだ。そう思うと、鮮やかなはずの紅葉が、とてもわびしいものに見えてしまう。
 プリメも最近は、オオスバメのお父さんお母さんと一緒に海を渡るためのトレーニングに勤しんでいる。海は一羽だけで渡りきらなければならず、周りは誰も助けてくれない。そして、最悪の場合はその途中で力尽きてしまうこともあるらしい。普段から明るい彼女も、最近は至って真剣な表情を浮かべることが多くなった。
 出会いがあれば別れもある、それがスバメの種の本能なのだから仕方ない――頭では、分かっている、分かっているつもりなんだ。それでも隣にいるプリメの少し寂しそうな表情が、ボクの胸を焦がす。彼女を困らせるかもしれない。それでもボクは気がつくと、今の率直な気持ちを彼女に漏らしていた。


 ねえプリメ……別に海を渡らなくてもいいんじゃない? 昔は生きていくために必要なことだったかも知れないけどさ……今はそんな苦労しなくても、生きていけるじゃないか

 そのボクの言葉で、プリメは案の定困惑した表情を浮かべた。その顔を見て、ボクは申し訳ないという気持ちと、それでも伝えなきゃいけないという気持ちの両方が芽生えていた。
 昔は冬を越えるために、スバメたちが暖かな土地を目指して海を渡る必要があったのかも知れない。でも今は、文明が発達していくら寒くなろうとも、暖かく過ごせる家がある。食料だって、村でしっかり蓄えているのだから、困ることはない。わざわざ命を賭けて、海を渡る必要など、どこにもないのだ……


 ボクの家で、一緒に住もう……ずっと一緒に、いようよ……

 気がつくと、ボクの目には涙が溢れていた。





 頬に伝わる、優しい感触。気がつくとボクの涙は、彼女の温かい羽によって拭き取られていた。


 ケル、ありがとう……

 ボクは顔を上げて、プリメを見た。先ほどまで困惑していた表情を見せていた彼女の顔は、朗らかに笑っていた。


 ケルが正直に気持ちを伝えてくれたことが本当に嬉しい。だから、私の想いも、聞いて欲しいな

 再び表情を引き締めたプリメは、ボクに想いをぶつけてくれた。


 私もケルと別れるのは辛いよ
 こんな思いをしてまで、今の時代無理して海を渡らなくてもいいんじゃないかってことも、そもそも巣なんか作らない方が快適に暮らせるじゃないかってことも、ずっと考えてた

 それでもいざ、お父さんお母さんに連れられて海を渡るトレーニングをした時――はじめて海をこの目で見て、海の付近を飛んだら――すっごく気持ち良かった!

 上手く言葉に出来ないけれど、私の中に眠る、ご先祖様の血が湧き立つようなゾクゾクする感覚。それに、海の風に乗って大空を渡っていくあの解放感

 この瞬間私は気づいたんだ――私は、渡り鳥として生きたいんだって

 私が頑張って飛行する姿を見て、お父さんもお母さんも嬉しそうだった。多分、お父さんもお母さんも私と同じように悩んだけど、最終的には自分の意思で海を渡ろうと決めたからだと思うんだ

 だから私は、渡り鳥として私の意思で、明日海を渡ろうと思う
 でもね……

 そこで彼女は再び、いつもの朗らかな笑みをボクに浮かべてきた。



 私が本当に渡り鳥の本能だけで生きていたら、私は間違いなくあなたを食べていた
 そしてあなたも種の本能に従えば、私のことを怖がって近寄ることもなかった
 でもこうして、あなたと私は今も一緒になって、楽しい日々を生きてきた


 ――かけがえのない友達になってくれて、本当にありがとう




 無意識のうちにボクは、プリメの胸へと飛び込んでいた。感極まりそうになったが、涙はグッと耐えた。ここまで赤裸々に想いをぶつけてくれた彼女に対して、ただただ泣き続けることなど出来るはずがない。明日へと、そしてその先の希望へと繋げなければいけない。



 また春が来て、プリメがここに戻ってきたら……一緒に空を飛ぼうよ
 それまでにはボクも立派になって、今度は自分の翅で飛べるように頑張るから……

 ありがとうケル……私も立派なオオスバメになって、必ずここに帰ってくるわ……






 プリメが旅立った後すぐ、村には木枯らしが吹き荒れて冬の到来を告げた。
 寒いのは、苦手だし嫌いだ。それでも、冬が去れば、また春が必ずやって来る。それまでに立派になれるよう、頑張らないと。
 気がつくとボクは、分厚い繭の姿へと進化を遂げていた。




 そして、雪が解け桜が咲き誇り、穏やかな陽気が訪れた時――
 ボクの身体には、立派な翅が生えていた。
 春を迎えるための準備は全て整った。後は、春が来るのを、待つだけだ――


 いつものように、家の玄関先で春を待っていると――
 バサッ、バサッと風を切る音が聞こえてきた。
 そしてボクの目の前に姿を見せたのは、キリッと凛々しい顔つきをした立派なオオスバメだった。


 それでも、ボクと目が合った時に見せた――ボクの大好きだった彼女の朗らかな笑みは、何も変わっていなかった。




 ――ただいま、ケル
 ――おかえり、プリメ




 待ちわびた春が、ようやくやって来た



【原稿用紙(20×20行)】 21.5(枚)
【総文字数】 5541(字)
【行数】 200(行)
【台詞:地の文】 0:100(%)|0:5541(字)
【漢字:かな:カナ:他】 30:60:7:1(%)|1696:3331:435:79(字)



○あとがき

 春と言ったら、スバメですね。
 今回のお題が「はる」と聞いた瞬間、真っ先に「スバメ」を出そうと思ったのが、この作品を書くはじまりでした。

 実は数年前に、他の作者様が「オオスバメ」がメインキャラクターの「春」の掌小説を投稿されていて
 それが私の心にもの凄くクリティカルヒットしたので、最大限リスペクトさせていただきつつ
 いつか私もそのテーマで書きたいと思っていました。
 今回大会という場で実現できて、とても嬉しい限りです……!!

 「渡り鳥」をお話の軸にしたのは、日本におけるツバメの巣作りが「春の風物詩」と呼ばれている点に加えて、
 BNAというアニメに出てくる、アホウドリ獣人のエピソードにインスピレーションを受けたことがきっかけでした。
 文明が発展していっても、変わっていくべきこと・変わらず残しておくべきこと、の両方があると思っています。
 そういう意味でも、ケムッソ × スバメの組み合わせって最高に素敵ですね(?)

 今回は今まで以上に作者の趣味が全開だった気がするのですが、そんな中でも4票いただけてすごく、すごく嬉しいです!
 

〇コメント返信

 ・四季があるっていいなあと素直に思わせてくれる作品でした。
  一年中夏だったり、乾季と雨季しかなかったら桜色に染まることもないでしょうしね。
   (2021/04/30(金) 14:47) さん

   四季が巡るから、新たな出会いもあり別れもあり……
   でも、だからこそまた会った時の喜びがとても大きいですよね。
   世界も、そしてキャラクターたちも待ち望んだ桜色の時を楽しんでいただけたようで嬉しいです。
 


 ・ケムッソ族とオオスバメの種族を超えた絆……ポケダン世界の文明と、それ以前の本能のせめぎ合いで海を渡るかどうかという渡り鳥たちに迫られた選択。
  虫たちの家の軒下にオオスバメが居候で巣を作る、って想像する絵もなかなかシュール。考えつきもしないテーマでした。
  これIF物語だったら絶対彼らのちにタベラレルを結成するでしょ……早よくっつけ……次の冬はケルくんが海を渡ってもいいんじゃない?
  カギカッコを使わない地の文での会話も、雪解けと春の到来を暗喩しているような心地よさでした。
  ケルくん、ケムッソ時代からドクケイルへの進化を一身に期待されたような名付けされていて、かわいいなあ。
   (2021/05/01(土) 23:32) さん

   まさに文明が発達したからこそ訪れる葛藤だと思うのですが、そんな中での絆というものは良いものですね
   虫の家に鳥の巣……確かに絵にするとシュールですがw
   文明の発達と古来の習性が共存した世界と考えると、中々趣のあるワンシーンだなあと感じます。
   また、次の渡りはどうするんでしょうね……一緒に海を渡る絵も、凄く素敵ですねえ。私も二匹で渡って欲しい。
   カギカッコは、季節の雰囲気を損なわないようにあえて記載しなかったのですが、そう思っていただけたのなら良かったです!
   いかにもドクケイルを連想させるケル君の名前ですが、実際はどちらに進化したのでしょうかね?
   そこは自由に色々と想像していただけると嬉しいです。
 
 
 
 ・別れても季節と共に巡り繋がるケルとプリメの深い友情に感動しました。
  お題に『春』を選んだ作品が多い中、最も強く春という季節を表現していたのはこの作品だったように感じます。
   (2021/05/01(土) 23:39) さん

   こういった友情良いですよね……!
   最初と最後の『春が来た』という文面は、執筆する前から既に決めていたワードでした。
   季節の移り変わりの出来事を通じて、春の訪れを強く表現したいと思っておりましたので、
   そう感じていただけたのであれば、大変嬉しいです。



 ・今大会目立った虫と鳥シリーズで一番思いが伝わりました
  (2021/05/01(土) 23:55) さん

   やったー!!!
   それぞれの立場で抱えている複雑な想いが伝わったようで、良かったです。
   



 読んで下さった皆様、投票して下さった皆様、大会主催者様。
 ありがとうございました! とても楽しい時間でした。
 



 感想など、何かありましたらお気軽にどうぞ。

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Last-modified: 2021-05-04 (火) 20:00:57
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