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もしうちのこリザードンが某よそのこと出会ったら

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 突然目の前に現れる黒いルガルガン。リュウトは思わず目を丸くする。
「お前は……!」
「やあリュウト、また来ちゃったよ♪」
 満面の笑みで挨拶するなり、一気に距離を詰めるSwift。ルガルガンらしからぬあの甘い香りが、大きな鼻腔をふわりと撫でる。ふと過ったカレナの忠告。だが相手は岩タイプで、かわらわりは覚えているとはいえど、手痛い返り討ちを浴びるリスクを考えると容易に繰り出すのは憚られる。それ以前に付け入る隙すら与えてくれない。
「今度は何の用だ?」
 煩わしさを滲ませながら尋ねると、Swiftは再び笑顔を見せる。
「あのときの答えをまだ聞いてないからさ、邪魔者がいない今聞かせてもらおうと思ってね」
「答え?」
 リュウトは首を傾げる。
「ほら、君は性欲が強いかって聞いたじゃないか」
「そりゃ……」
 メディア媒体に露出する事もあって、その手の話題はあまり表沙汰にはしたくはない。だがまた鍛えられた肉体が熱を帯び始めた。次第に抑え込むのが辛くなってくる。
「まぁ……毎日シコってるかんな……」
 赤面しつつ小声で答えるしかなかった。Swiftの表情がパッと明るくなった。
「ほらやっぱりそうだ♪ 鍛えてるオスは性欲が強いのはもはや常識だからね」
 すると突如目つきが鋭くなり、ギラリと黄色い瞳が光る。
「君のそういう一面、僕に見せておくれよ」
「な、なんでお前に……!?」
 原因不明の火照りを感じつつも困惑するリュウト。更に距離を詰められる。
「僕が何も知らないと思ったら大間違いさ」
 舌なめずりをしつつ、下腹部から尻尾の付け根にかけて縦に長く刻まれた筋に鼻を近づける。雄の生命活動を象徴する臭いが、濡れた鼻にこびり付く。
「我慢してるんだろう? でもその必要はない。僕に身を預ければそれで済む話さ」
 舌先で縦筋をなぞる。その刺激に身震いして呼吸を乱すリュウト。火照りは更に悪化して心拍が上昇し、大量のフェロモンが溶け込んだ汗を滲ませる。Swiftの舌使いに応えるように、大きく逞しい雄竜の肉体は、持ち主の意思に反してこれから行われる行為の準備を始める。それは筋の周辺の不自然な膨らみに現れ、割れ目の内側が見えた途端に一点が集中的に隆起して開き、そこから紅色の突起が顔を出す。
「お、出た出た♪」
 舌先で弄ぶと、その刺激を糧に割れ目からムクムク伸びていく。
「おい……何しやがる……!」
 抵抗の意思を見せるが、顔は紅潮して呼吸は荒さを増している。
「そうは言っても、このオス臭い体はイイコトを求めてるじゃないか」
 引き続き成長途中の急所を舐め続けるSwift。醸された強い臭いと塩気が、絡む舌に纏わり付く。Swiftに責められ、リュウトは次第にその全貌を曝け出す。
「うわっビックリ! こんな巨大なモノをよく隠し持ってたもんだ」
「お前には……見られたくなかった……!」
 羞恥と快楽の綯交ぜの中で牙を鳴らすリュウト。まだ完全な勃起でない段階でこの反応である。
「これは楽しいことになりそうだ」
 巨きな雄の象徴を舐り続けながら、心躍らせるSwift。
「お、おい……やめっ……うぁ!」
 舐められている部分からジンジン熱くなって、更に刺激に敏感になっていく事に困惑を覚えるリュウト。完全に勃起した竜柱が、舌責めに喜んで迫力ある乾いた脈動を織り交ぜる。次第に強まる性感に、巨竜は喘ぎを激しくする。Swiftに唆されて幾度もこみ上げる感覚を伴う乾いた脈動の末、先端の大きく開いた噴出孔から透明な粘り気が水玉を作り、即座に崩れて柱を流れ、初めての濡れた脈動を曝け出した。ここから嫌という程脈打っては濡れて気持ちよくなった末に、Swiftによって大量の遺伝子を雄々しくぶちまける未来が、ほぼ約束されたようなものだ。
「なんだこいつ……ただ者じゃねぇ……ううっ!」
「今更気が付いても遅いよ、gigachad君♪」


(なんかチンポが気持ちいい……)
 即座にそう感じたリュウト。同時に違和感を覚えて目を開ける。映り込んだ光景に、眠気が途端に消え失せる。
「おいてめぇ何やってんだ!?」
 仰向けに寝転がされたリュウトの、浮き立つ腹筋に乗ってうつ伏せで巨柱に跨るその姿は、紛れもなくSwiftだった!
「おはよう♪ 思ったよりも目覚めが遅かったね。君が寝てるうちに雄臭い筋肉を存分に味わってから、立派なチンコを味わっていたところさ」
 Swiftは四肢と胴体で包み込んだ巨柱を、自ら前後に動いて刺激する。
「お、おいっ! うあぁ……!」
 力強く張り詰める瞬間を伴って、先端から興奮の証を搾り出される。鳩尾まで達した先端からこれまで漏れ出した透明な粘液が、分厚く隆起した自慢の胸板をぬらぬら艶めかせ、一部は鎖骨に向かって零れ出そうとしていた。
「畜生……夢の中でもお前に責められたと思ったら目が覚めてもこれかよ……」
 大きなごつい手で、目を覆った。腕周りの筋肉から、汗とは異なる生臭さが鼻を突く。
「お前全身舐め回しやがったか!?」
「ふふっ。仕上げられた筋肉の盛り上がりと濃厚なフェロモンは癖になったよ」
 目を細め、舌なめずりをした。
「そして君は、どんどんまともじゃいられなくなってくるはずさ」
「どういう意味だ……?」
「そのうちわかるよ」
 Swiftは再びリュウトの立派な急所を全身で刺激する。仰向けのまま野太い呻き混じりに喘いでしまう。快楽に負けて雄々しい肉体がビクッと強張ると、それだけで全身から快感が生み出される。Swiftの唾液や香りの効果による生まれて初めての感覚に困惑しつつも、色気を含む低音を喉仏から発してしまうのを止められない。そしてSwiftに可愛がられ続ける竜柱は、臭いのある透明な雄蜜をだくだく垂れ流しながら徐々に太く、長くなっていき、注がれ続けた蜜は胸板から零れて床に広がり始めている。
「うあっ、あっ! やべぇ……体が……おかしい……! ぐおおっ!」
 巨雄が脈打って搾り出される快楽に身を強張らせると、更に追い打ちとばかりに快楽が生まれ、苦悶を隠せないリュウト。性的興奮で滲み出るフェロモンたっぷりの汗が蒸れて、唾液臭から主導権を奪い返すように、自身の雄の魅力と称する臭気がムンムンと立ち込めている。
「いい感じに仕上がってるねぇ」
 Swiftがゆっくり立ち上がる。つるっとした質感の鳩尾からシックスパックにかけて無数の粘つく糸が引かれる。Swiftが降りると、押さえを失った巨柱がビンと立ち上がって先端から投げ縄の如く粘液が飛ぶ。速い心拍に合わせてピクピク脈打つのも、規格外の大きさのお陰でダイナミックに映る。その表面には太い血管がバキバキと浮き上がっていた。


「さて、ここからが本当のお楽しみだ」
 不気味な笑みを見せた瞬間、Swiftの肉体が変化する。その光景にリュウトは吃驚して目を丸くし、開いた口が塞がらない。見る間に大きくなって体毛は失せ、二足歩行になって長い尻尾が生え、背中に大きな翼が広がった。馴染みのあり過ぎるその姿、何を隠そう、リュウトと瓜二つなのだ。大きく違うのは色違いリザードンを彷彿とさせる黒い体色と、黄色い瞳、そして体から発せられる媚薬成分。
「お、お前一体(いってぇ)何者なんだ……!?」
 夢の中でも抱いた不安と疑問を、ルガルガンだった者にぶつけた。リュウトのそっくりさんは、牙を覗かせてにんまり。
「ルガルガンはかりそめの姿。その正体はインキュバス、つまりは淫魔(あくま)さ」
「どおりで獣臭くなかったわけだな……! 俺が妙にムラムラしたのもお前のせいだったってわけかよ……」
「ご名答♪」
 Swiftは上機嫌でリュウトに近づき、胸板を汚す粘り気を両手で掬い取って屹立する巨柱に塗りたくる。
「ぐおぉ! きもちい……っ!」
 手指の感触は自身のそれと遜色ないが、自分以外の存在にされるのは新鮮で、快感が増幅される。
「畜生……! なんで俺の姿なんだよ……!?」
「ふふっ、それは君の精液を頂いたからだよ」
「……はぁ!?」
 リュウトは驚きこそしたが、即座に思い当たる節を見つけた。
「あのバケツ……!」
「その通り♪ 僕は自在に姿形を変えられるから、鍵がかかっててもその形を調べて開けて、忍び込むなんてわけないのさ。しかし一度にあれだけ出すなんてすごいね。濃厚だったし味わい深かったよ♪」
 舌なめずりして零れた唾液が、糸を引いてリュウトの突出に付着した。
「さあ、今度はフレッシュな雄のミルクをいただくとするかな」
 Swiftは両手を床に着いて再びリュウトに跨る。柱の先端に何かが触れる。
「お、おいまさか……!?」
 リュウトの心臓がバクバク高鳴る。
「その『まさか』だよ」
 目を細め、ゆっくり腰を下ろす。徐々に強く窄まりに押し当てられ、リュウトの意思とは無関係に入り口を抉じ開けて中へ埋め込まれていく。
「ぐうぅ!」
 厳つい顔立ちは歪み、歯を食いしばって呻きを零す。入口の締まり具合とそれを突破して待ち受ける大小の襞と突起が、未経験者を手厚く歓迎しつつ摩擦と圧迫の心地よさをもたらす。
「流石の大きさ……! 僕の中でも熱くて存在感たっぷりだぁ……!」
 リュウトを見下ろしつつ、淫魔に相応しい笑みを浮かべる。
「俺……童貞だからよぉ……交尾も初めてなんだよぉ……!」
 告げられた事実に、Swiftは驚いた。
「それは予想外だったよ! ならば、一生忘れられない経験をさせて、僕が君を真のgigachadにしてあげようか」
 挿入を再開するSwift。体内は粘液で潤い、滑りをよくするのみならず、迎え入れた立派な純潔の感度を向上させる効果がある事を、リュウトが知る筈もない。無論、これからどんどん包み込んで擦れ合う粘膜にも同様の効果がある事も。
「うおぉ……挿入ってんのめっちゃわかるぜぇ……!」
 先端が淫肉を否応なく押し退けて奥へと埋め込まれる感覚が、仰向けのマッシブな肉体に伝わってくる。リュウトの視線の先の壁一面に貼られた鏡に、彼らの下半身と結合部が映り、初体験をより視覚的に実感できる。長さがある分より長く楽しめ、かつ奥へ進むにつれて包み込まれる部分が増えて性感は強まる。気持ちよさのあまり竜柱が脈動して、初めて生命を持つ者の体内で搾り取られて我慢汁ながら注ぎ込んでしまう。
「見た目通りの力強さに惚れ惚れしちゃうね」
「やべぇ……これが交尾……うおっ!」
 自慢の立派な突出が、本来の役目を果たし始めた喜びと快感に野太く甘い嬌声を零す。
「奥まで挿れるよ……!」
 リュウトの下腹部と咥え込むSwiftの後孔が密着して、ぬちゅっと卑猥な音が立った。
「俺のチンポ……全部お前の中に……!」
 満遍なく熟れた肉に取り囲まれて圧迫される、この感覚を一秒でも長くはっきり感じようと、雄柱に意識を集中させる。Swiftは中の締まりをゆっくり強める。
「あっ……キツくなって、たまんね……うぉ……!」
 締まる度にSwiftに捕らわれている立派なムスコの存在感が際立ち、締め付けに喜んで力強く気持ちよく襞を押し返すと同時に、尿道を通ってビュルッと発射した雄の粘液が、先端に密着する閉じた空間を押し開けて溜まり、量の多さも相まって搾り取られるのを強く実感する。
「君が中で脈打つと、僕も気持ちいいよ」
 Swiftの股間の割れ目から、リュウトと瓜二つの雄柱が伸びてきた。
「じゃあ動くよ……」
 Swiftが腰を上げる。独特の匂いがする粘液に濡れそぼった太い幹が姿を現す。雄の凹凸と雌の凹凸によって生まれる摩擦の刺激が、リュウトを酔わせる。再び腰を落として具合の異なる摩擦に戦慄き、鏡に僅かに映る根元の太筋を膨らませてSwiftの中が気持ちいい証を漏らした。
「君の熱い血潮を感じる……! どんどんシゴいてやるから、覚悟しな」
「『俺』とセックスして筆下ろしとか……めっちゃたまんねぇぜ……!」
 ナルシストな一面が強いリュウトにとって、ある意味理想のシチュエーションだった。Swiftが主導権を握り、交尾が再開される。あまり激しさは伴わず、長い竜柱に合わせて先端付近から根元までの広いストロークレンジで扱いて童貞卒業へと導いていく。
「うあぁ……マンコあったけぇ……! すげぇ絡み付くっ……!」
 リュウトに合わせた程よい締め付けと内部構造で、別々の肉体である事を忘れさせるかのような密着感をもたらす。
「チンポ気持ちいい……うおぉっ!」
 Swiftの中で快感を伴う準備運動で膨れ上がると肉壁がフィットして、太く長い雄を通って漏らした粘り気を吸い上げようと働く。
「君の熱くて立派なチンコがドクンドクンしちゃうと、僕の中も気持ちよくなっちゃってキュッとしちゃうんだ……!」
 Swiftもリュウトの熱量が伝わって火照り、股間の猛りから粘液をトロトロ滴らせた。
 血気盛んなリュウトならば、射出を促す脈動の段階でも力が強すぎて、早い段階で我慢汁の中に精子が既に混入している。精液の生命エネルギーを糧とし、精子中の遺伝子を取り込んで自らの能力に反映させられるSwiftならば、持ち前の能力でいとも簡単に判別できる。これまで数々の雄と関係を持って、僅かに混じる精子というパワフルな繁殖能力を持つ一面を密かに楽しんできた身として、既に童貞とも言えない状態で熱く立派な一物を更に膨らませているのを肉洞越しに感じ取り、精子混じりの我慢汁で体内を汚しながら本番に向かって悶え狂う屈強な雄竜を眺めるのは、大層ゾクゾクするものだった。
「っべえぇ……! 癖に、なっちまうぅ!」
 完全に組み敷かれて絶頂へ誘われる雄は喜びを露にして、時折快楽に強張らせる熱い肉体を、臭い汗が濡らす。体内で感度を増した立派な柱は大量のぬめりを纏いながら淫膣と擦れ合い、頻りに襲い掛かる快感で太筋をくっきり張り出す脈動を繰り返しながら、先端の大きく開いた噴射孔からビュルッと穢れを太い流れで先走り、体内の粘りにリュウトの存在感を強める。出し入れされる太い柱を伝って流れ出す童貞と淫魔の和合水が、両足の付け根や尻尾の付け根を流れ下って大きく卑猥な水溜まりを作っているのは両者とも気付いている。立ち上る雄竜の臭いと淫魔との交尾に励む臭いが、Swiftの大きな鼻腔を捉えて酔わせる。
「たまらない……最高に卑猥だよ君はぁ!」
「あぁっ! 狂っちまうくれぇイイっ!」
 汗が沸き立つと錯覚しそうな熱量を孕んで、交尾は佳境へと突き進む。鏡に映るリュウトの突出の根元は膨張で割れ目が埋まり、黄色い皮膚ごと引っ張られて盛り上がり、腹部とは一続きの滑らかな輪郭を作り出す。
「僕の中で、立派になってるぞぉ!」
 より奥へ奥へと伸びていくのに合わせ、体内の作りを変えていく。雄が確実に絶頂へ近づく合図であり、Swiftにとっても喜ばしい変化だ。
「ックショー! もう、射精()ちまいそうだぁ!」
 強烈な快楽に晒され続け、情けなく声を上げるリュウト。Swiftは突如、腰の動きを止める。そしてゆっくり淫柱を抜いた。ぽっかり開いた穴から粘液が溢れ、曝け出された雄の象徴は、筆下ろしを目前に、これまで見た事のない程に大きく膨れ上がっていた。立ち上がり、自ら敏感な柱を握ると、その先端は首元はおろか下顎に達しそうな長さに、そして両手の届く範囲で最も太い部分は初めて握り切れない程の太さになっていた。
「これが童貞卒業寸前の君の雄姿だ。しかと目に刻み込んでおくんだよ」
「最高にエロくて……たまんねぇぜ……!」
 初めての交尾でここまで雄々しく仕上げられた肉体に、すっかりメロメロなリュウト。Swiftもガチガチに勃起してはいたが、今のリュウトの大きさに比べれば断然負ける。Swiftは部屋に設置していたカメラを手に取り、その雄姿を収めた。ここまでの初体験の様子は、このレンズが終始捉えていた。リュウトの希望で、暴発と隣り合わせの危険な液漏れを伴う張り詰めた脈動の瞬間も動画に収めた。カメラを設置し直したSwiftは尻尾を高く上げ、再び粘りを纏う開いたままのお尻を見せ付ける。リュウトは鏡を真横に、壁に背を着けた。
「お前が俺を導いてくれ……!」
 熱っぽい視線をSwiftに向ける。
「わかったよ」
 臀部を向けたままリュウトに近づき、バキバキに筋張った突出の先端を再び宛がう。そしてそのまま馴染んだ体内に埋め込んでいく。
「ぐうぅぅぅっ!」
 歯を食いしばり、床を踏み締めて限界差し迫る刺激に悶える。抜かれて零れ出た粘液を補うかのように、脈動に合わせて濃厚で危険な証を開き切った尿道の太い流れで注ぎ込む。
「すごいパワーだ……これじゃあお腹いっぱいになっちゃうよ……!」
 体内を埋め尽くす太々しい存在は、絶頂を迎えていないにも関わらず大量の生命エネルギーを発している。このあまりに立派過ぎる存在は、経験豊富なSwiftをも愛おしさを覚えるくらいに病み付きにしてしまう。ましてや純潔を手放し掛けているならば猶更だ。
 Swiftが前進して太い雄を露出させると、結合部から卑猥な交尾の証が滴り落ちる。真横の鏡にも益荒雄の肉体が強固に結ばれる全貌が映り、視覚的にも楽しめる。再び後退すると結合部から卑猥な音が立ち、淫肉同士が絡み合う。
「っべぇ……子供作っちまうぅ……!」
 下腹部のわだかまりが劇的に強まる。Swiftのフェロモンによって促進されて大量に作られた命の砲弾がリュウトの体内を移動していく。
「動く?」
「いやっ……このままチンポ……刺激してくれ……!」
 リュウトの希望に合わせ、根元まで埋め込んだまま圧を変えて最後の高まりへ導くSwift。
「うあぁ……! もっとチンポ……デカくなるっ!!」
 動かない分最後の膨張を直に感じ取れ、先端が奥の閉じられた硬い襞に触れて、そこから更に強く押していく。Swiftも絶頂寸前の雄からの圧迫に身震いして、雄膣の圧にもそれが表れた。その間にも移動する遺伝子が、純潔を失う寸前の誇らしい噴火龍砲の根元に集まり始める。先端からジェル状の分泌物が漏れたのが、襞に押し付けられる事で彼らにはっきり捉えられる。その間にも気持ちよく溜め込まれ、誇らしく体内でその瞬間を迎えられると確信したリュウトは、両手で力瘤を作り、絶頂が秒読みの屈強な肉体に強烈な腋臭を匂わせた。硬い襞はとうとう膨らむ巨砲に負けて体液を押し付けられながら奥へと押し込まれ、ついに開いて先端が押し破り、その奥の領域を汚す。
「あぁ! すごい……!」
 Swiftの身がガクガク震える。無論反射的に締め付けを強めた。熱いリュウトの存在感が一際強まる。
「惚れたぜぇ! 俺のチンポぉぉ!!」
 濃厚な流れが尿道をボコボコ膨らませながら駆けて行く。それは双方見ずともわかるくらいの変化だった。そしてとうとう、襞を貫いて最奥に達した先端に開く噴射孔を押し広げて濃厚なジェルがプリュッと頭を出し、力強さ故に既に遂げていた子作りの、時間差で訪れた本番が、Swiftの体内で史上最大に膨らんで突出し、最も硬く雄々しく張り詰めた噴火龍砲を合図に始まる。
「ガオォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!」
 穢れる悦びの咆哮が、部屋に籠る湿った雄臭い空気を大きく震わせた。巨竜をコピーしたSwiftの巨体が浮き上がらんばかりの衝撃を発して、白い生命の神秘が最大火力の暴発を伴って発射される。

RyutoSwift2.png


「あぁぁぁっ!!!」
 ブラストバーンが直接急所に当たり、Swiftも表情を緩ませながら巨砲からハイドロカノンを繰り出した。
「うあっ、あぁぁぁ……!」
 リュウトは強く腰を押し付けた。虐げ続けた肉襞は律動に合わせて締め付けるが、一皮剥けた噴火龍砲は漲る力でそれを押し返して周期的に穴を拡げながら、勢いよく大量にSwiftの奥で迸る。噛み合う凹凸の律動の周期は寸分の狂いなく一致して、子を成す行為で生まれる快楽のパルスは何倍にも増幅される。下腹部が密着した強固な継ぎ目から白く濃厚な粘液が溢れ、彼らを汚しながら床に広がっていく。
「やべ……めっちゃ射精てやがる……!」
 自慰やオナホールによる中出し、仲間からのペッティング、これまでのいずれの射精をも遥かに上回る量が、未だ力強くSwiftに注がれ続けている。
「あぁっ……一週間は……いけそう……」
 暴力的な量に含まれる濃密な生命エネルギーを感じ取ったSwift。腹筋が浮き立ちつつ中から丸く膨れる自らの腹部を撫で回し、満足げに目を細めた。




 Swiftの甘い香りとリュウトの刺激的な雄臭が漂う中、初めて迎えた熱く激烈な交尾が終わりを迎えようとしていた。後を引く心地よさに舌を垂らして呆然とするリュウト、そして大量のエネルギッシュな初漏れに満たされて多幸感に浸るSwift。彼らが噛み合う部分では、リュウトの大いなる楔が熱量と体積を急速に失う。名残惜しそうにしつつも、Swiftは四つん這いでゆっくり前進して結合を解いていく。白く汚れた雄の証が徐々に姿を現し、包み込んでいた大きな穴から抜けるや否や、床に大きく広がる白い湖に着水した。Swiftの穴から白濁が逆流したが、程なくして止まる。せっかく得たエネルギーを無駄にしないための構造に作り替えるのは、彼にとって赤子の手を捻るようなものだ。
 火照りが冷め、壁に凭れ掛かって座り込むリュウト。壁に広がった汗染みの一部が、彼の背後に現れた。お腹の膨れたリュウトのそっくりさんは再びカメラを手にして、力の抜けた巨竜の姿を収める。日々の鍛錬で盛り上がった筋肉は汗に濡れて艶めき、未だに割れ目に収まらず露出したままの立派な雄が、ふたり営んだ証たる淫液の白の中に横たえる様は、一生に一度のビッグイベントを遂げた事実をありのままに映し出していた。再度カメラを設置し直し、Swiftが尻尾を上げて臀部を突き出し、閉じ切らない汚れた穴からわざと白濁を滴らせて、リュウトが童貞でない事実をあからさまに強調した。
「おーい、大丈夫かい?」
 座り込んだままのリュウトを流石に心配したか、声を掛けるSwift。
「めっちゃ搾り取られて……体が重てぇ……」
 リュウトは取ってくれと言わんばかりにテーブルにある水と携帯食を指差した。狡猾なSwiftならば、ここから更に焦らしたりする所ではあったが、取り込んだ遺伝子の危険な一面を身に受けた手前、ここは素直にリュウトに手渡した。飲食はゆっくりとしたペースではあるが、それでもあっという間に胃の中へ入ってしまう。轟音に近いゲップを出してから、再び壁に凭れ掛かる。
「まだ引っ込まないんだね」
 力なく露出する粘ついた一物を掴まれ、リュウトがピクッと身を震わせる。Swiftの体液の効果はまだ持続していた。
「引っ込むまで時間かかっちまってよ……」
 自虐的に口角を吊り上げる。Swiftは生命の残渣が滲み出す先端に口付けして、尿道内のものを巧みに吸い出す。醸された雄の臭いと、絡み合って汚れた末に雄々しく噴き出した体液の生臭さとカルキ臭、淫肉と絡み合って付着したSwiftの粘液の甘い香りが複雑に混ざり合っている。萎えても存在感を放つその姿に、Swiftは思わずうっとり。
「少しは回復したかい?」
「まだカロリーが足りねぇや……」
 立ち上がる素振りも見せないリュウトを見て、Swiftは一旦部屋を出た。何のつもりだと首を傾げたが、戻ってきた彼の手には木の実が何個か。
「いいのか? ありがてぇ……」
 リュウトは遠慮なく貪った。甘さと辛さの中に苦みが効いた絶妙な味わい。これで体力は回復できそうだ。
「お前も優しいとこあんだな」
「どうも♪」
 Swiftはニカッと牙を見せた。
「こんな上物に死なれたくないからな」
「なんか言ったか?」
「いや、なんでも」
 Swiftは笑顔で誤魔化す。リュウトの視線は、灰色の腹部に向いていた。
「俺の仔ができたみてぇだな……」
 交尾の前よりも丸く張り出した輪郭に、胸を高鳴らせる。この中にたっぷりの遺伝子が詰まっているのを、Swiftは殊更に強調した。リュウトが触れると、張りのある感触が伝わる。
「童貞卒業おめでとう! これで君も真のgigachadになったね♪」
「まだ信じられねぇぜ……」
 なかなか割れ目に収まらない性器を見つめ、感慨に浸る。すると突然部屋の外で物音が。誰かが起きたのかもしれない。
「おおっと、見つかったら大変だ! それじゃ、僕はこれで。カメラに撮っておいたから、いつでも楽しめるね♪」
 部屋のドアを少し開け、外の様子を窺う。誰もいないのを確認してから、そっと部屋を出て行った。
「ありがとよ」
 その背中にリュウトは声を掛けた。少しずつ体力は戻ってきたものの、問題は目の前に広がっていた。
「片付けなんか無理だぜ……?」
 急激に強まる眠気に襲われながら、リュウトは溜息を零した。

 一方で無事外に出られたSwift。リュウトから割増しで搾り取った濃厚かつ大量の生命エネルギーで膨れ上がる腹部を改めて撫で回し、悦に入る。
「贅沢なごちそうだったな……元気になったらまたいただきに来るか」
 目を閉じると、疲労に負けて眠りこけるリュウトの気配を感じ取る。リュウトの爆発に触発されて噴き出した自らの精液を注入した木の実を食べさせた事で、屈強な肉体はマーキングされ、ある程度離れていても居場所や状態を把握できるようにしていたのである。極上の逸品は得てして管理が難しいもの。その管理はカゲロウ達に任せておいて、「食べ頃」になったらまた来ようという魂胆だ。

 かりそめの肉体に巡るエネルギーと染み付いた雄竜の臭いを感じつつ、Swiftは夜更けの空を見上げた。


Special thanks, illustrations: Tenebscuro


【作品名】 もしうちのこリザードンが某よそのこと出会ったら
【原稿用紙(20×20行)】 44.3(枚)
【総文字数】 15018(字)
【行数】 280(行)
【台詞:地の文】 19:80(%)|2975:12043(字)
【漢字:かな:カナ:他】 38:50:7:3(%)|5760:7542:1118:598(字)





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Last-modified: 2023-11-30 (木) 16:19:12
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