ポケモン小説wiki

ぷかぷかタマザラシ

まんまる　ころころ　タマザラシ　今日はトレーナーと、遊びに行きます。
まんまる　ころころ　タマザラシ　初めての浮き輪が気になるみたい。
まんまる　ころころ　タマザラシ　空気を入れて膨らませたら、真ん中すっぽり収まった。

抱えられてやってきたのは、レジャーランド。スライダーで遊ぶ子供たちの、楽しそうな声が聞こえます。
波のでるプールは、まるで小さな海のよう。50ｍプールでは、水泳選手とニョロボンが特訓をしています。

まんまる　ぷかぷか　タマザラシ　流れるプールで、ちゃぷちゃぷちゃぷり。
まんまる　ぷかぷか　タマザラシ　冷たくて、ゆったり流れて、なんだかとってもいい気持ち
まんまる　ぷかぷか　タマザラシ　そのうち眠たくなってきて、くぅくぅむにゃむにゃ……。

トレーナーの女の子が目を離した隙に、流されていってしまいました。慌てて追いかけますが、混雑している中では追いつきません。
呼んだところで、ぐっすり眠っているタマザラシには聞こえません。

まんまる　すやすや　タマザラシ　するりと人とポケモンの間を抜けて。
まんまる　すやすや　タマザラシ　時にはカイオーガの形をしたプールトイに、ふんにゃりぶつかって。
まんまる　すやすや　タマザラシ　どこまでも流れていきます。

日が傾き始めて、プールから人がまばらになったころ。ようやく見つかって、浮き輪ごと引き上げられました。
パチッと目を覚ましたタマザラシは、笑顔で一声鳴きました。

まんまる　にこにこ　タマザラシ　楽しかったのか上機嫌。
まんまる　にこにこ　タマザラシ　女の子の苦労を知る由もなく。
まんまる　にこにこ　タマザラシ　浮き輪にはまったまま、お家まで帰ります。

また遊ぼうね、タマザラシ。