ポケモン小説wiki
だぶるふぁいあ

/だぶるふぁいあ

作者GALD
官能表現を含んでおります、苦手な方はご遠慮ください。


寒そうに帰ってくるアイツ。いつもは玄関まで向かいに来てくれるやつがいるのだが、今日は迎えがないようで、独りでポケットに手を突っ込んでいる。鞄を下ろすとポケットから手を出して、擦り合わせて暖を取ろうと必死である。でもいつもの助けは来ない。
だから、私が手を差し伸べることにした。今日に限ってプレゼントがあるわけでもないので、出来る限りの事を思って。アイツは有難うではなくてすまないと、手に重なった私の手を握る。そんな重い返事を期待してプレゼントを渡したつもりはなかった。
そんな距離を置いてるつもりはないけども、それはきっと私が近づいてもアイツがその分だけ、煙たがって離れているのだろう。でも、捨てきれなくて私は聞いてしまったのだ。いつもは揺らぐ九本の尻尾も空気を読んで大人しく静止している。それを聞いたアイツは不思議そうにして、震えの止まった手で私の頭に手を置いた。
「俺のか。そうだな、結構いるよ。」
アイツは続けた。優しいとか、一人ぼっちが好きだとかかっこつけてるやつとか、昔から熱いやつだとか、自分勝手な奴だとか、心配症だとか、一体何人のことをどういっているのかさっぱり分からない。こんな途方もない愚痴を聞いてるなんてやはり、いつもの聞き手を務めているやつのレベルの高さが分かる。
「みんな大きくなっちゃってさ。本当に成長したよ、昔は膝の上にのってたのにさ。」
それを聞いて馬鹿と私は一本の尻尾でアイツの頭を尻尾をつついた。それでも、つもりがあってかなくてか、笑い返されると私は視線をそらした。私にとってはやりにくい空気だったが、そこを助けに扉の向こう側から見なれた顔が入ってくる。
「その、すいません。」
しょぼくれるウインディにらしくないとアイツは笑いながら赤い帽子をかぶせる。そして同じものを不平等の生じないように私にもかぶせた。
「ほら、プレゼントだ、元気出せって、こういう日なんだからさ。」
ウインディはそれでも自責を感じて腑に落ちていないようだ。こう言う時私はどうしたらいいのか分からなくなる。笑って励ませばいいのかもしれないが、それは私には難しいことであった。合わせて笑うという行動が、どうもぎこちなく思えるからだった。でも本音を言えないもどかしさもあって、私は二つの感情に板挟みにされていた。
「なんだよ、帽子だけじゃ乗らないのか?」
アイツはほらなれべて座れと、私とウインディを横に並ばせる。それから赤い衣を持ってきて、ウインディの背中から掛けると、前足を上げさせて裾に足を通させる。赤い服はマントか何かかと勘違いするほどの大きさではあったが、ウインディの体格には丁度ぐらいのようだ。ボタンを止めると今度は私にも同じように服を着せる。
ズボンも持ってきていたらしいのだが、あくまで人が着れるように作ってあるため私達の体型では尻尾が邪魔になり、後ろ脚に赤いブーツをはくだけで終わる。前足にも手袋を通してはみたが、私達に長い指はなくぶらぶらしてうっとおしく、つまずきそうにもなるので結局帽子をかぶり上着を着衣し、そしてブーツを履くだけで終わった。
並ぶ姿を見てアイツはわざわざ可愛いとか余計な言葉を言ったせいで、こらえてきたこの格好に対する恥ずかしさが爆発しかける。ウインディも意表を突かれて、赤面程度に恥ずかしさをこらえている。着替えてから、後ろ脚の踏み込みに違和感を覚えたが、すぐに慣れると自然とこの格好に対する意識も薄れてくる。
着衣にも少し苦しさを感じてはいたが、別にどうということはなくなった。全員が流れに沿うと、なんだかんだで私もウインディにも楽しめるものになっていた。
「それじゃ、寝るから。お前らもさっさと寝ろよ、プレゼント貰えないぞ?」
子供だましで私達の就寝をアイツは促すと部屋へ戻っていく。ウインディと二人だけ取り残されると、ウインディはすぐさま部屋を出ようとする。それが何だか一人だけで先に進んでいくように私は思えて私は呼びとめた。
「ずるい…いっつも…。」
私にしては珍しく本音が出た。そこまでにウインディを羨んでいた。毎日の二人の光景が、いつか絶対領域になってしまう気がしてならなかった。
「それじゃ、貴女もきますか?」
えっと、私は声を漏らした。同時に独占欲で動いていると勘違いしていた私を責めたくなる。御免と謝ったけれども、許されないと実感する罪悪感。
「言っていたでしょう、しょげるなって。別に気にしてませんから。」
それでも、手を出してくれるウインディに大きな借りを作ってしまった。
「それに、同じことを考えてるのに、私が度が好きていたのかもしれませんし。」
口にすることを避けて、同じことを考えているなどとウインディが誤魔化すから、私はつい口が滑ってしまう。
「ウインディの変態。」
滑らせてから、自分の考えている事を漏らして、自虐につながるとことに気がつく。
「私は何も言ってないのに、キュウコンがエッチなだけですよ。」
ウインディの笑顔には一杯食わされたと思わずにはいられない。
「なっ、そんなことないよ。待って、私も行くって。」
結局二人で部屋に押し掛けることになる、もちろん躊躇いもなく部屋のドアを弾いた。
「サンタさんは不法侵入で捕まるから、ばれないようにしないとだめだぞ?」
アイツは適当な事を言って、追い返そうとする。だからそのまま開いた口を神通力で縛って閉じないように縛る。とっさにキュウと私の名前の欠片を言った所で口は閉じなくなり、焦るアイツに私が飛びかかる。それから口の中に許可もなしに舌を侵入させる。一度不法侵入だと言われてしまったからには、私はこれ以上罪が重なろうとも構わなかった。
「メリークリスマス、それじゃ私たちからプレゼントを上げますから、動かないでくださいね。」
ウインディは頼んでいるが、実際は私が縛っているのでほとんど意味はない。私の影でごそごそと事を進めていくウインディ。もちろん、私とアイツは依然と睨みあいで何をしているか分からない。アイツは見えないため、直接体に触れられて、感触を感じ取って神経が脳に伝達してくれないと理解できないのだ。
自分の突き出たものが、空気に触れているだけでは、事が終わらない事を本人も分かっているのだろうが。アイツは自分で分かっていても顔をしかめた。ウインディが先端を優しく自分の舌で撫で始める。
身動きを取る選択肢を与えられず、ただウインディにされるがままのアイツを、見下ろすだけでは私は物足りない。私は尻尾のうちの数本がアイツの体をなぞっていき、突き出ている物を捜索する。そして見つけると、尻尾の先をいろんな方向から当てて、筆で文字を書く様になぞり上げる。背中にされると寒気の走りそうだが、今アイツに走っているのはむしろ熱気。尻尾が離れるまで表情を曲げ、離れると一息着く。
けれども、その人休みを狙って、ウインディが続けざまに頂点を舌でつついたりすることで奪う。私達は欲望と好奇心に駆り立てられていた。摩っていると、見なくとも大きさや形が分かってくる。ウインディも先だけでは飽き足らず、物の周りを一周舌でなぞったりして楽しみ始める。
「先と横、どっちがいいんですか?」
流石に解答だけさせてやろうと、口の拘束を解くがアイツは動けるようになった途端、口を閉ざしてしまう。
「ほら、ちゃんとサンタさんに頼み事しないともらえないわよ?」
そういって私はアイツの上から立ち退く。もちろん拘束も解除してやる。合わせてウインディは仰向けになり、会えて醜態をさらすことでアイツの気を混乱させる。普段なら恥ずかしいと思うことも、今私は見ていて当然のことに思える。でも、アイツは自分を抑えて起き上がりズボンを上げようとする。
だから私は足を尻尾で水平に払う。一本目は耐え抜き、二本目でぐらつき、そして三本目でとうとうバランスを崩してウインディの上に倒れ込む。そうなると分かっていても、衝撃にあえて甘い声で反応するウインディ。
下半身を見せびらかして雌にのしかかる雄は一見すれば、完全にアイツが悪く見える。そして、ウインディが雌らしく声を出すことで一層罪悪感を与え、同時に本能に呼びかける。そしてウインディは前足でアイツの頭を自分の体に押さえつける。
「大人になったでしょう、私。どうです?」
ウインディは自分の胸に頭をこすりつけさる。衣類の上からでもアイツは確かな弾力を感じているのだろう。きっとウインディはそれを知らしめるためにしているのだろうから。流石に苦しそうにしているのでウインディは顔を離すと、笑顔でアイツと視線を交差させる。
「今夜は特別ですから、何でも言ってくれていいんですよ?」
「そうよ、なんたってサンタなんだから。」
「全く、夜に奇襲掛けるサンタがどこにいるんだよ・・・あぁ、わかったよ。相手してください、サンタさん達。」
私は容赦なく、尻尾でアイツの腹をなぎはらった。アイツは倒れこんで、たっているのはアイツのものだけになる。上を向き、何かにめ込むものだと訴えかけている。
「いいよ、ウインディ、先にやっちゃっても。」
さっきの借りがあるのでここはウインディに譲る。ウインディはどうもと礼をいって、天井を指すものを、上に両後ろ脚の間に持って行く。そして腰を落としていく。ただアイツの上で犬座りをしているわけではない。体内にアイツのものをはめ込んでいきながら、ゆっくりと根元まで呑みこむ。
「思ったより大きく感じますね。本当にエッチな体してるんですから。」
「お前だって、中こんなに滑りがいいじゃないか、お互い様だろ。」
「いいますね。それじゃ、いきますよっ。」
ウインディは腰を持ち上げる。根元から姿を現しては、再びアイツのものはウインディの中に隠れる。二人はこの界隈なやりとりで互いに感覚を共有していく。十分過ぎて液体が漏れ出すほどにまで濡れていたウインディは、蓋をしたところでおさまりきらず、下の口から抜き差しする都度液体を漏らす。
それ以外にも水音も漏らして、見ているだけの私までも興奮させる。ウインディが喘ぎ快楽に浸る様は雌として唾を飲み込むほど、羨ましく映る。そしてアイツと目を合わすと、見られているという意識を持ち、恥ずかしそうにして眼をそらした。
「そんなに暇なら、私の胸でも触っててくださいよ。」
ウインディは今は二人の世界を味わっていたいのだろう。気を散らしたアイツを咎める。アイツは服のボタンを外して直にウインディの胸に手を当てる。
「ふふっ、こうやって脱がせたかったんでしょ?」
「なっ、そんなつもりはなかったって。」
否定しながらも、ウインディの魅惑的な笑顔には敵わなくアイツの心は持っていかれる。何かをつかみ取ると、その辺りを撫でまわしたり緩くつかんだりしてウインディの反応をうかがう。
「あぅん…気が済むまで、触ってていいですからね。」
揉まれることに快楽を覚えたウインディ、胸の感触に気持ちよさを覚えるアイツ。互いに利害関係が一致し、アイツは両手を伸ばして内側に集めてみたり、先の方をつまんでみたりしている。ウインディは快楽に駆られて、一層加速して腰を振り始める。水音の激しさが比例して増していく。
擦れる速度と回数が増していき、より刺激的な快楽が互いに襲いかかる。帽子も激しく揺られて、ウインディも頭から落ちる。ウインディも徐々に目を細めるようになり、顔をも火照っている。
「ウインディ、俺もう…。」
「いいですよ、好きに出してくれて…。」
そう言ってウインディは深く腰を落として目を細め、大きく声を上げる。
荒々しくなってしまった呼吸を整えると、ゆっくりと腰を上げていく。足の間からは白い線が垂れ、アイツのものが抜けるとアイツのもの先端には白い液体が付着している。互いに果てることで一時期の満足感に満たされている。
「悪いんだけど、私の相手をしてもらうわよ。」
そこに私は割ってはいって、白い液体など構わずにアイツのにしゃぶりつく。一回限界を迎えたとはいえ、現金なアイツの体は快楽の味を覚え込んでいるのでまた硬さを取り戻そうとする。けれども、変な事に私の舌には柔らかい感触が当たる。見てみれば、ウインディの舌が時より私の舌に当たっているようだ。呼吸の整理がついたウインディは舐めることで、まだ足りないものを満たすつもりのようだ。二匹の舌に扱われ、アイツのは期待にこたえるかのように強固になる。
「こんなにすぐ硬くなるなんて、よっぽどの持て余してるのね。」
「あのな、ウインディにも言ったが、そんなやましい事を思ってお前らには接してない。」
「それじゃ、何で私達に上着しか着せないの?すぐにそれを入れたいんじゃないの?いい訳ばっかりで呆れるわ。」
そう言って私は秘所の入口で、アイツのを押さえつける。大きくはれ上がったものを撫でるかのように、股を押し付け硬さを私は実感する。
「ほら、いいのよ?」
「でもいいのか?俺があげれるものは、ウインディに…。」
「それじゃ、私のを受け取りなさい。」
なりふり構わず、何も知らない私は腰を一気に落とす。慣れない衝撃に体がひるむが、勢いは収まらず一気に膜まで貫通してしまう。私は快楽というより痛みに悲鳴を上げた。
「大丈夫か?」
「私の心配するぐらいなら、楽しみなさい、馬鹿。」
変に強気になってしまった私は無理にでも体を持ち上げて、おとし始める。釣られて帽子も上下に揺れ始める。すると、快楽が広がり始め体の痛みを中和する。最初の痛みはまるで遺物を拒むように、私に警告していた。けれども、今は体になじみだしていくかのように、秘所が形を覚えはじめアイツのものに食らいつく。
「思ったよりいいじゃない・・・」
「ウインディのよりきついなっ、つっ…」
確かな形を覚えて、まるで吸いつくかのように私の秘所はアイツのを締め上げる。涎を垂らすかのように秘所からは私の体液が漏れ出し、口の中に入ってきているアイツのものを汚していく。それはアイツのものも同じで、混合液が擦れ合いを滑らかにし、痛みなどは生じない。ジュプジュプと音を立てるこの行為を今はやましいとは思わない。
与える側のはずが、自分まで快楽に酔い共にギブアンドテイクを繰り返していく。けれども、過度の快楽の輸入はいずれは崩壊を招く事になる。
「胸もぅっ…」
限界に近づいてもなお、欲望がまだ感じたことのないものを求める。
下にいて手が暇なアイツはウインディと同じように服のボタンを外して、手を当てる。いつも触れられることのない場所に物が当たる感触は、どこよりもはっきりと感じる。そしてアイツの指が私の胸の先を摘まむ。
「硬くなってるな。」
「そんなに、いじっちゃひゃらっ。」
初めての感覚にもはや体の自由も制限される。そして互いに崩壊を迎えることになる。ここまでこれば引き下がることもできず、どうすることもできない。ただ互いに相討ちになれることを望むだけ。
「もうそろそろ無理なんだけど。」
「ういんでぃと一緒でいいっ…。」
炎タイプの私でさえ温かいと感じれる温もりが直接体内に注入される。同時に、炎タイプであるにもかかわらず水鉄砲のように、勢いよく私は私の体液を溢す。
「全く無茶するから。ほら、もう満足したから。」
「はぁ?何言ってるの?まだ日付変わってないんだけど?」
「あっ、次私ですよ。連続は駄目ですからね、キュウコン!」
その後何時間続いたのかよく分からない。私とウインディはアイツの精液全てを吸いだすと共に、生気も結構吸い上げてしまったようで、起き上がるそぶりも見せない。
「こんなにいっぱい出しちゃったら、本当にプレゼント出来ちゃうかもしれませんね。」
「その時はこいつが責任取るからいいのよ。」
「お前らな、サンタとかいってたのはなんだったんだよ。」


今更になって何をしたかったのか、そしてなぜこんなタイトルにしてしまったのか、自分でもよくわかりません。たぶん衝動とか言うやつです。もともと非で書いていましたが、色々と変更していくうちにこうなりました。
最後まで読んでくださってありがとうございます。


何かございましたら。

コメントはありません。 Comments/だぶるふぁいあ ?

お名前:

トップページ   編集 凍結 差分 バックアップ ファイル添付 複製 名前変更 再読み込み   新規作成 ページ一覧 ページ検索 最近更新されたページ   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2011-12-29 (木) 00:00:00
This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.