98
荒々しくうねりをあげる海。
その海を闇が思いもよらない速度で侵食していく。
誰もがその闇を恐れ、恐怖に心を染められていく。
例外などいるはずがなかった。
全ての世界はオーレ地方を発信源として闇に飲み込まれていった。
だが、ニケルダーク島だけは特別だった。
この島を覆っている何か特別な力が闇を遮断して力を保つことができていた。
「……ふぅ……」
緑色のマフラーをした青年は、ニケルダーク島の海岸に立って海のほうを見ていた。
島の外は肉眼ではなんの変わりもない。
だが、彼にはわかっていた。
「彼女の言うとおり、このままではこの世界だけじゃなく時間も空間も闇に包まれてしまう。一刻も早くクロノと究極の闇を倒さないと……」
青年は冷静に呟くが、次の瞬間ため息をついて、島に向き直った。
「けど、どうやっても、島の頂上に辿り着けない……一体この島はどうなっているんだ?」
たった一つの行路 №245
99
―――ニケルダーク島、ヘリポート
「あのエキストラな攻撃を……」
「打ち消した……?」
コズマとナルミさえも唖然とするほどの出来事だった。
絶対に当たるかと思っていた、かつてない強大で絶望的な攻撃を一筋の炎が焼き尽くしたのだから。
『この私の最大の闇攻撃を焼き尽くす貴様は何者だ!』
ダークライも猛る。
対してこの赤いマフラーをした謎の少年は、コツコツと歩いてナルミ、コズマの方へと歩いていき、彼らの前に立った。
守るかのようにキュウコンと共にダークライを睨みつける。
「大丈夫ですか?」
「あんたは……!」
謎の少年と共にこの場に現れたのは、オトハだった。
ナルミに近づいて手を差し伸べる。
「一体どういうことになってんだ、さっぱりわかんねえぜ」
コズマはあぐらをかいて、どっしりと座り込んでいる。
「実際のところ、私にもよくわかりません」
「え……?」
オトハの言葉に首を傾げるナルミ。
『『ダークネスインパルス』!!』
「キュウコン、『ファイヤーボルト』!」
先ほど放った強大な闇の塊をダークライが打ち出すが、先ほどと同じようにキュウコンの炎が闇を焼き尽くしてしまう。
ダークライは少々イラついていたが、呼吸をして冷静を取り戻したようだ。
『まさか、この究極の力に対抗できるものがいるとは……名前を聞いておこうか』
「お前に名乗る名前はない。ただ俺は闇を滅ぼすためだけに生まれてきた存在だ」
『闇を滅ぼす……か。無理なことだ』
嘲り笑うダークライ。
『光がある限りそこに影はできる。闇も同じことだろ』
「そうだ。でも俺が言っているのは悪しき闇……お前のことだ。お前を滅ぼすためだけに現れたんだ」
『……? この私を滅ぼすためだけ? ……ますます持って貴様は何者だ?』
「お前の闇……俺が払う」
少年とキュウコンは飛び出す。
ダークライも飛び出して、キュウコンと激突する。
ぶつかり合いの威力は互角。
衝撃で飛ばされた2匹は、体勢を立て直して炎と闇を放つが、結局相殺。
相手の隙をうかがうように猛スピードで動き始め、技と技を飛ばすが、その戦いは拮抗していた。
「てめー、オトハといったな」
「はい」
コズマに話しかけられて、オトハは丁寧な口調で返事する。
「あの小僧と一緒にここに来たみたいだが、あいつは何者だ?」
「よくわかりません」
「はぁ?お前、質問しなかったのか?」
コズマが眉間にしわを寄せて、オトハを問いただす。
「ただ、教えてくれたのは、“自分が究極の闇を倒すためにここへ来た”ということと“キトキ”という名前だけです」
「キトキ?聞いた事がない名前だな」
「私も聞いた事がないわ」
ナルミとコズマは顔を見合わせる。
「あと、クロノさんを倒すのに、私の力が必要だと言うことも言っていました……」
オトハはじっくりとキトキとクロノの戦いを見ていた。
そして、キトキが動いた。
「ムウマージ」
『……!!』
キュウコンがとてつもない威力の火炎弾を3連発放つが、ダークライにシンクロしている究極の闇は初撃を受けるものの残りを素手で弾く。
それと同時にキトキはダークライの後ろにムウマージを忍ばせていた。
「『ダイヤモンドブレザー』!!」
氷属性で吹雪のような広範囲の一撃だ。
しかし、吹雪と違うのは冷気の塊の衝撃波を空高くまで打ち出している。
つまり、ムウマージの視界に入る者は耐えるしか攻撃から助かる方法はなかった。
『ぐおぉぉぉぉ!!』
「あの強力な一撃を耐えやがった!?」
コズマでも息を呑む一撃だった。
『この程度で……』
バキッ!!
キュウコンのアイアンテールでダークライが吹っ飛ばされる。
そこへ再びムウマージが接近して今度は電気を発生させた。
「これで終われっ!!『サンダーダスト』!!」
ムウマージを中心に半径5メートルの周りで上空から電撃が落ちた。
電撃はムウマージをうまく避けるようにコントロールされていた。
『グォォォォ!!』
全身が電撃で絡め取られて、膝をつくダークライ。
『我をここまで貶めたのは、月島の開祖クレハ、魔法使いルイと月島のカズハの一団以来だ……まさか、これらの血筋以外で我に膝をつかせるものがいるとは……』
「血筋……。僕はその血筋だ」
『何……?』
―――“私の命を含めて全ての力をあなたに捧げます”―――
―――「…………」―――
どこかの木造の家。
いや、キトキはここが自分の生まれた家だとわかっていた。
―――「母さん……どうして僕にこんな使命を……自分の命を使ってまで……」―――
心の中でテレパシーのように響いてくる声。
それが自分の母親の声であることを彼は確信していた。
―――“私に残された時間はないのです。それに、これは私たちが罪を清算しなければならないこと。さぁ、行きなさい。過去の闇を打ち払ってくるのです”―――
「お前を解放せし罪な祖先、ルイの子孫……それが僕なんだ!『ファイヤーボルト』!!」
『ふんっ!!』
ダークライの放った暗黒の球で炎が相殺された。
「きゃあっ!!」
「ぐっ!」
凄まじい爆発にナルミもコズマも体勢を崩すが、キトキもダークライもまったく微動だにしない。
『そうか。貴様はあのルイの家系の者か。それなら、そこの踊り子のオトハもろとも滅びろ!!』
「!!」
ダークライが腕に闇の力を纏ってオトハへ突撃して行く。
「行かせない!」
キュウコンとムウマージがダークライにぶつかって、動きを止めた。
『邪魔をするなっ!!』
両腕でキュウコンとムウマージをなぎ払った。
「まだだ!」
『闇の世界はもうすぐなんだ!』
―――「光と闇……どちらが強すぎても世界は崩壊へと向かう。このクレハが貴様を封印する」―――
『かつて、究極の闇と究極の光はふたつでひとつだった。しかし……』
―――「“1つの万物を分かちたまえ!『Xカリバー』”!!」―――
『貴様の祖先が我を2つに分けたおかげで、闇の力だけ増幅できるようになった!こんな風にな!』
両腕の闇がレーザーのようにキュウコンとムウマージを撃つ。
2匹とも真っ向から攻撃を受けて吹っ飛ばされてしまう。
「キュウコン!?ムウマージ!?」
『くたばれ!』
「くっ……なっ!?」
ガクリと左膝をつくキトキ。
下を見て確認して彼は愕然とした。
「(右足が消えていく……まさか、もうタイムリミットが……!!)」
ドゴォッ!!
「がはっ!!」
闇の拳を腹に受けて、キトキは吹っ飛ばされる。
「キトキくん!」
「来る……なっ……」
『踊り子も魔法使いもまとめて消えろ!!』
究極の闇の波動を溜め始めるダークライ。
その間にも、走ってオトハはキトキの元へと近づいていく。
攻撃が発射されようとした時……
バシッ!!
『ムッ!』
力いっぱいにダークライは叩かれて攻撃を明後日の方向へと撃ってしまった。
その方向には星も月も見えない暗い空だけがあった。
「なんの昔話かはしらねーが、俺たちを忘れるんじゃねぇ!」
モジャンボの『パワーウィップ』がダークライの進撃を止めた。
「エアームド、最大パワーよ!!」
翼を広げて鋼のエネルギー弾を放つ。
ナルミのエアームドの最大の攻撃技である『ラスターカノンブラスト』だ。
『まだ、諦めてなかったのか!』
最大の技を受けても、怯む程度の効果しか受けていないダークライ。
『この程度で倒せると思うなっ!!』
「エアームド!まだまだよ!」
「モジャンボ、底力を見せてやれ!」
勇敢にもコズマとナルミは究極の闇のダークライに向かっていく。
攻撃が効いていないとわかっていても彼らは止まらなかった。
「……キトキくん!手足が……」
「大丈夫……です」
ガクリと右手をつこうとするが、その右手さえもシュワシュワと粒子となって消え去ろうとしていた。
ガシッ
「キトキくん。私……クロノさんを救いたいのです。力を貸してください」
「……もちろんです。どちらにしても、あなたがいなければ、あの究極の闇は倒せない」
左足で立ち上がり、オトハの肩を借りて、キトキは立ち上がる。
『闇に消えろっ!!』
「っ!!(避けられない!)」
ナルミに迫る大きな闇の塊。
「どけっ!」
コズマがナルミを突き飛ばし、モジャンボの『つるの盾』で闇の塊を防ごうとする
だが、モジャンボで防御技では攻撃を止められず、飲み込まれてしまう。
そうして、闇の塊は爆発する。
「ぐおっ!!」
「オッサンっ!!」
爆発でコズマは吹っ飛ばされて気絶した。
『お前も終わりだ!』
「エアームド!!」
だが、ダークライの前にエアームドはあっさりと叩き落されてしまう。
圧倒的力の前に、ナルミも敗北を悟った。
『……!!』
しかし、闇の一撃を止めてダークライは、今までとは違う感覚があることに気付いた。
後ろを振り向くと、オトハと辛うじてキトキが立っていた。
そして、二人が一緒に手にしているのは、マスターボールだった。
「究極の闇……この一撃でお前の存在を消す!」
「クロノさんを返してもらいます!」
『(あのボールに入っているのは何だ?だが……)やれるものなら、やってみろ!!』
圧縮したブラックホールのような球。
『我が最大の闇で消してやる!!』
全ての光を飲み込まんとする闇。
そんな絶望的な一撃をダークライは放ってきた。
「オトハさん……目をつぶって……そして、そのモンスターボールに意識を預けるようにして、解き放ってください」
「はい……」
「僕も……全ての力を……ここに……!!」
キトキとオトハ。
両者共に目を瞑り、念じる。
「「光よ……『ソウルシルバームーン』!!」」
二人が呼吸を合わせてポケモンをくりだす。
そのとき、深い闇に覆われていた空から一筋の光が降り注いだ。
「月の光……あのポケモンは……?」
ナルミが見とれるほどの素晴らしいボディをしたポケモン。
「「クレセリア!!」」
『光など……闇に飲まれて終わりだ!』
クレセリアはダークライの放ったブラックホールのような球に突っ込んでいく。
「晴らせない闇はない!」
「どんなに深い闇の中でも、絶対に光は見つかります!」
キトキとオトハ。
二人の力と願いをこめた一撃は……
チュドォ――――――――――――――――――――――――ンッ!!!!
『……ぐぅっ!!!!』
ブラックホールのような闇の球力を突き抜けて、ダークライを打ち砕いた。
すると、ダークライからひとつの黒い光が飛び出してきた。
『バカな……我が闇が……光の魂によって……消されると……言うのか!?まさか、貴様らあの4人……ルイ、カズハ、アンリ、コールのすべての血を持つ者だというのか』
粒子になってシュワシュワと消えていく究極の闇。
二人の願いの力、そして圧倒的なクレセリアの光の力を受けて、その存在を保っていられなくなる。
「はぁはぁ……」
「ぐっ……」
「キトキくん!?」
力を使い果たしてクタクタになったオトハだが、それよりもキトキがバタリと倒れた。
『この戦いは我の負けか……だが……この究極の闇は永遠に不滅だ……』
いい訳苦しそうな声をしている究極の闇。
『オトハ……お前が……いるから……な!!』
「……? どういう意味ですか?」
『ふふふ……ふはははは!!』
究極の闇は意味深な言葉と笑いを残して、この世界から消滅した。
「究極の……闇は……消えたか……?」
「キトキくん!」
「ちょ、足とか手とか消えているじゃないの!あんた、大丈夫なの!?」
ナルミも怪我しているのだが、急いで彼に近づいていく。
「僕は……本来の在るべき姿に戻るだけだよ」
「在るべき姿?」
「そして、今の僕の記憶もリセットされる。そういう魔法を僕はかけられているんだ」
「魔法?……魔法って何よ?」
ナルミは彼の左肩を掴もうとしたが、シュワと掴み損ねた。
「!」
「ありがとう。これで、世界の闇は晴らされた……」
そうして、キトキは光の粒子に包まれた。
「「きゃあ!!」」
そして、数秒後。
「……え?」
オトハの手元に温かい重みがあった。
「赤ちゃん?」
ナルミも目を点にして驚くしかない。
「今のカッコイイ男の子が、この赤ちゃんだったと言うの!?魔法って何!?成長させたって事!?」
ナルミは混乱してパニックになっているようだ。
「きっとそうなのですね。彼がキトキ……」
オトハはそう呟いて、手元の赤ん坊をゆっくりとあやしてやったのだった。
その様子を見守るかのように、クレセリアは空へと舞い上がり、そして、キトキと同じように光の粒子になって消えていったのだった。
『ヨウヤク……カ』
「え!?」
後ろに殺気を感じて振り向くとそこにはダークライの姿があった。
「そんな……まだやられていなかったと言うの!?」
「そんなはずはありません……究極の闇は私とキトキくんが……」
『コノだーくらいノ力ヲ甘ク見ルナ!!』
手から飛び出す強力な闇の攻撃。
ナルミはすでに全てのポケモンが戦闘不能。
オトハはポケモンすら持っていない。
この状況で、彼女らにどうすることも出来なかった。
「『シャドーボール』!!」
『ナニッ!?』
巨大なシャドーボールがダークライを討とうとする。
一瞬隙を取られて、シャドーボールを受けていたが、片手で弾き飛ばした。
「ケイくん!?」
「ふぅ……ふぅ……」
息が上がっているが、グレイシアと共に彼が復活した。
「僕が……相手になるよ!」
『オ前ゴトキガ……ガガガガガァァァァ!?』
「ふぁ?」
「なに?」
「え?」
突然うめき声を上げるダークライ。
その次の瞬間、ダークライとクロノが分かれた。
ダークライは地面に不時着したが、一方のクロノはまるでそこだけ重力が違うかのようにふわっと着地した。
「…………」
そして、クロノはゆっくりとケイたちを見る。
「闇は満ちた。私の力はもはや先ほどの比ではない」
「ふぁっ!?」
ヘッドバンドに引っかけている液晶パネルが反応したかと思ったら、その装置が弾けて壊れた。
「ふわわ……凄まじい闇の力……2年前のダークルギアの時よりも危険な力を感じるよ!?」
「闇の力にわるい力、このふたつが加わり、私のポケモンは全て“ヘル”の称号を持ったと言っていいだろう」
「ヘルポケモン!?」
「何よそれ……」
クロノは手始めにゴルバットを繰り出した。
しかし、その目に見えたものはその場に何人いただろうか?
「「「……!!」」」
グレイシアがあっという間に吹っ飛ばされたのだ。
「だが、このスピードに反撃しようとはな」
よく見るとゴルバットの翼がやや凍り付いていた。
翼をはためかせて、その氷は砕かれてしまうが。
「さぁ、真深の闇に沈めてやろう。ダークライ。お前もやれ」
『……わかった』
クロノとダークライが並んで立つ。
「え……つまり、クロノのポケモンは全てパワーアップして戻ってきて、更にダークライも相手って事!?」
「さらに、戦えるのはケイくんだけのようです」
「…………」
あくびさえも出ないくらいケイはこの状況の危機を悟っていた。
グレイシアは辛うじて立てる。
ガブリアスも力が残っている。
ケイのエースポケモンが2匹残っているとはいえ、状況は残り2匹。
「(いや、あのポケモンの力も借りれば、3匹だけど……)」
その間にクロノのヘルゴルバットが襲い掛かってきた。
「きゃあ!」
「オトハさん!くっ!!」
見えない凄まじい速度に、グレイシア、そして、オトハが吹っ飛ばされる。
ナルミは慌てて飛びつき、オトハが投げ出してしまったキトキをキャッチする。
「しまった。勢いが付きすぎて、オトハにまで攻撃を……まあいい」
クロノはダークライと共にケイとナルミを見据える。
「最後の儚い希望を残酷に踏み荒らして心を壊してしまうようなシチュエーションは好みじゃない。そこで大人しく気絶していてもらおう」
「グレイシア。まだいけるよね」
ケイの言葉に頷くグレイシア。
「無駄だ」
氷の礫を撃つグレイシア。
見えないようなスピードで動いているゴルバットに掠るが、ゴルバットの攻撃の方が上だった。
エアスラッシュで傷つけられる。
「ふぅわぁ!」
「『ウィンドスラッシュ』!!」
風を切り裂く翼。
この一撃でグレイシアを仕留めるつもりだった。
「シオン、『電撃波』!!」
バリバリバリッ!!
レーザービームのような電撃が、ゴルバットを打ち抜いた。
辛うじて体勢を立て直そうとするゴルバットだが、そのダメージは大きかった。
とりあえず、クロノの腕の上に着地した。
「……貴様は……!」
その男の姿を見たとき、彼の表情は怒りの表情を表した。
だが、それも束の間。すぐに冷静さを取り戻して、逆に不敵な笑みを零し始めた。
「どうやら、これで役者は揃ったようだな」
「……ふぁ?」
「このライチュウ……まさか……!」
緑のマフラーに雑草とまで言わしめられた頭。
長袖の黒いYシャツの上にグリーンのノースリーブを羽織っている。
「ようやく辿り着いた。しかし、ワープポイントの上にこんなに迷路になっていたなんて思わなかったよ」
そして、幾多の視線をくぐってきた彼の名は……
「どんなに世界を闇に染めようとも、どんなに深い絶望を見せようとも、貴様がいるかぎり、オトハは堕ちる事はない」
クロノはモンスターボールを片手に、男を指差す。
「闇に沈めてやる、ヒロト!」
傍らにシオンというニックネームをつけられたライチュウは、ヒロトの傍に戻ると、モンスターボールに戻された。
そして、別のポケモンが入っているモンスターボールを取る。
「負けない。俺は決心したんだ。この世界の未来を守るって。覚悟しろ、クロノ!」
二つのモンスターボールが同時に開き、戦いの火蓋が切って落とされた。
第三幕 The End of Light and Darkness
The End of Turth deep darkness④ ―方向音痴の旅人ヒロトvs真深の闇クロノ― 終わり
究極の闇をマスターせしクロノ。打ち破る術は……?