―――ラルガタワー。出入り口。
「クチャクチャ……」
グレーのパーカーにフードを被ったカラスの様な目をした男が黙々とガムを噛んでいた。
そう、ただガムを噛んでいるだけ。
それ以外は、何もせずボーっとしてた。
「あ、あの……ウゴウさん。一体いつになったらその2人は来るのでしょう?」
緑のサンバイザーを被った女性が、カラス目の男に尋ねる。
「知らない。でも、来なければ来ないでいいんじゃない?仕事がないなら、ここでだべっているのが楽さ」
「ふぃー……。ハヤットさんもそう思いますか?」
噴水の前に立って、麦藁帽子を被り、キセルを口に咥えた無精ひげの男が振り向いた。
「いいんじゃないっスか?例の2人組み……ユウナとログは現れないみたいっスからね」
そうハヤットはにっこりと女性に微笑みかける。
「だから、クイナもちょっとはリラックスするっス」
「ふぃー……。そ、そうだね」
クイナと言う女性は、俯いてやや赤くして頷いた。
「しかし、そのユウナと言う女は強いっスか?」
「直接は戦ってないけど、CLAW<クラウ>の幹部、ベルと互角に戦っていたからね。油断できないよ」
ウゴウが真面目にハヤットに伝える。
「でも、残りは雑魚ばっかりだよ。アゲトビレッジのハルキといい……レンジャーのログといい……2人がかりじゃないと僕に太刀打ちもできなかったんだから」
「それに、SHOP-GEARの3強のうちのラグナはCLWA<クラウ>の幹部が消したし、バンもバドリスが墜落させたっスしね。残りはユウナだけっス」
「ふぃー……。ハヤットさんたちの話を聞いて、少し安心しました……」
そういって、クイナは持っていたサイコソーダーをグビッと一気飲みした。
「クイナ……そんなに一気に飲んで大丈夫なんスか!?」
「ふぃー……?大丈夫ですよ?」
「炭酸飲料を一気飲みして、大丈夫ってどんな体をしているんだ?」
ウゴウは少々苦虫を噛んだような顔をしていった。
「そんなこと言われても……。それより、青汁ガムとか納豆ガムとか、変な味のガムを食べているウゴウさんに言われたくはないです」
「とにかく」
ハヤットが他の2人に注目させる。
「今、バドリスは上空のラルガスタジアムを貸し切って、ホウオウを捕まえようとしているっス」
「僕たちは、このユウナとそのSHOP-GEARのメンバーを捕まえればいいんだろ」
「ふぃー……。大丈夫です」
「他の客に怪しまれないために、あくまであっちたちは、入り口でたむろっている不良とするっス。そして、ユウナが来た時に絡めばいいっス」
「わかってる」
「がんばります!」
この3人には、連絡が行っていなかった。
すでにユウナはCLAW<クラウ>のアジトで捕えられている事に。
そして、こいつらは気付かなかった。
すでにSHOP-GEARのメンバーがラルガタワーに潜入して、スタジアムにいることに……。
たった一つの行路 №213
ズドンッ!! バリバリバリッ!!
「邪魔をするからこう目に遭うんだよ」
伝説の鳥ポケモンであるサンダーとファイヤー。
その二匹の強大なエネルギー攻撃で大きな爆発を生んだ。
敵は避けるモーションを見せなかった。
ゆえに、確実に攻撃が効いていると、バドリスは思っていた。
「……ん!?」
「ふぁ……危なかった……」
しかし、彼の予想はあっさりと外した。
攻撃は確かに当たっていたが、攻撃が効いている様子はまるでなかった。
「(デンリュウの『光の壁』……それにヘルガーの『もらいび』で受け止めたのか……)」
実際のところ、バドリスは電撃でヘルガーを倒し、炎でトレーナーの2人を駆逐しようとしていた。
だが、その攻撃にケイは反応した。
咄嗟にデンリュウで電撃を防御、炎の渦をヘルガーが前に出て防いだのだ。
「マントのおじさん。どうして伝説の鳥ポケモンを持っているの?そのポケモンたちは、僕が2年前にデスゴルドからスナッチしたポケモンでしょ?」
「2年前……デスゴルド……?」
その名前を聞いて、バドリスは眉間にしわを寄せてからハッとした。
「まさか、君がオーレ地方の英雄の一人……エビス博士の息子のケイか……」
「…………。そうだよ」
「エビス博士?」
ケイの背後にいるミナミは、首を傾げて呟いた。
「そうか、そうか……。邪魔するのはSHOP-GEARだけだと踏んでいたが、ここでオーレの英雄も絡んでくるとは。だがしかし……」
バッと手を挙げると、サンダーとファイヤーが飛翔した。
「小生を止めることはできない!君の翼、小生がもぎ取ってやろう!」
サンダーとファイヤーが共にエアーカッターを放ってきた。
「……デンリュウ!」
ケイが咄嗟の判断で指示するは、10万ボルト。
ファイヤーとサンダーの両方へと向かっていく。
しかし、威力は互角。
両者共に押し切れない。
途中で攻撃が弾きあい、電気と風が織り交じった爆風を生む。
「ふぁっ!」
激突にややたしろぐ様子を見せたケイ。
「『フレイムアローレイン』!!」
バドリスはその隙を逃しはしない。
技名を言うと、ファイヤーの羽根が柔らかく飛散し、次いで発火すると、燃えている数十もの羽根は素早く飛んでいく。
「ヘルガー!!…………ふぁ!?」
攻撃を受け止めようと前に出たヘルガー。
だが、攻撃はヘルガーを逸れてデンリュウへと向かっていった。
その動きはまるで生きているかのようだった。
ザクザクッ!!
攻撃は避けられず、デンリュウを切り刻んでいく。
しかも、傷口から発火し、確実にやけど状態にして、デンリュウを苦しめる。
「……!! デンリュウ、戻って!」
「墜ちろっ!!『プラズマウィング』!!」
翼をバサッと広げると、次の瞬間には稲妻のごとくスピードで、ヘルガーにタックルを決めていた。
その技の様子は、さながらゴッドバードとスパークを合成した技のようである。
「ふぁぁ」
バドリスの伝説のポケモンたちの怒涛の攻撃を受けて、焦っているかと思いきや、ここで一欠伸のケイ。
バギッ!!
「なっ!?」
刹那的なことだった。
サンダーがヘルガーに技を決めた1秒後、サンダーは地面に叩きつけられていた。
しいて言うなら、その一撃でサンダーはダウンしていた。
「(今、何があったんだ!?)」
しかし、そんな思考の時間はバドリスに許されなかった。
「『悪の波動』!!」
ヘルガーとファイヤーの一騎打ちになり、ケイが先手を取った。
若干反応が遅れたが、エアスラッシュで相殺を試みた。
黒い波動がファイヤーの目の前で飛び散る。
「ヘルガー!」
ケイに呼びかけられると、ヘルガーは頷いた。
すると、瞬間的に悪の波動を2連続で撃って来た。
「(瞬間連射だと!?)『エアスラッシュ』!」
怯みもしたが、そこは許容範囲。
懇親の一撃で、重ねるように打って来た悪の波動を打ち消した。
だが、技の激突でファイヤーが少し吹っ飛ばされ気味になる。
「(分が悪い……チェンジだな)」
バドリスがモンスターボールを翳したそのときだった。
突然、ファイヤーを水の竜巻が包み込んだ。
すぐに相手のポケモンを見ると、桜色をしたいろっぽい目をしたポケモンがそこに存在した。
「『渦潮』だよ。これでファイヤーは戻せないよ」
悪の波動の連撃を出した次の時にはすでにケイは、ヘルガーからサクラビスにスイッチをしていた。
「舐めるなっ!『炎の渦』!!」
渦潮の中から、攻撃を実施するファイヤー。
さすが伝説のポケモンというべきか、サクラビスが仕掛けた渦潮をあっさりと破ってしまった。
「今だよ!」
「何ッ!?」
サクラビスの連続攻撃だった。
炎の渦をぶち破ったところへ、『ハイドロポンプ』と『しおみず』の連続攻撃が炸裂した。
そこでファイヤーは地面へと落ちる。
「…………。貴様……まさか、さっきから隙もなく技を打っているな?」
「ふぁ?そうだよ」
コクンとケイは頷く。
「連結<チェーン>技っていうのが僕の特技なんだ。例えば、さっきの『ハイドロポンプ』→『しおみず』というようにね」
「ということは、さっきサンダーがやられたのは、『こらえる』→『カウンター』のせいか」
「ふぁ!?バレた!?」
目を見開いてバドリスを見るケイ。
「まさか、そんなに簡単にばれるとは思わなかったよ」
「だが、それだけで小生の鳥ポケモンを倒せるとは思えない……」
「それは……」
ケイは隅っこに居る人影を見た。
そこには、オオタチとミナミがいた。
「ケイちゃん、がんばれー☆」
ミナミはバドリスとの戦いがはじまってから、隅っこでずっとケイを応援していたのだった。
「なるほど。オオタチの『手助け』か。だから、小生の最強の鳥ポケモンたちを倒せるというわけだな。それなら……」
バドリスの両手には二つのモンスターボール。
そして、開くと片方からはフリーザーが飛び出し、もう一方からは銀色の翼を舞い散らせた巨大なポケモンが飛び出してきた。
「わーすごーい!ほんとに鳥ポケモンのオンパレードだね~☆」
「ルギア、蹴散らせ。『エアロブラスト』!」
ルギアは大きく息を吸い込んだと思うと、空気の砲弾を打って来た。
狙いはサクラビスなのだが……
「むっ!?」
エアロブラストの軌道がずれて、オオタチに向かっていく。
『このゆびとまれ』のようだ。
そして、大きな衝撃の後にオオタチは打っ飛ばされてダウンする。
「そこだよ!」
その間にサクラビスがフリーザーに向かってハイドロポンプを打ち出す。
「『結晶弾』!!」
サクラビスの攻撃は避けなかった。
しかし、そのかわりに、氷の礫よりも大きな氷の塊を3連続で打ち出した。
ガガガッ!!
サクラビスはまともに攻撃を受けてしまう。
「ふわぁ……相当な威力だ……。防御をしてなかったら、やられていたかも……」
防御というのは、『鉄壁』のようだ。
だが、威力は凄まじく高かったようで、サクラビスが激しく息をしている。
作戦を変えないといけないかもしれない……とケイは思っていた。
「ケイちゃん、任せて~☆」
そんなケイの思惑も知らず、ミナミがパチリスを繰り出して突っ込む。
「ふぁ!?ミナミさん!?」
電気を纏ってフリーザーへとタックルしようとする。
そんな単純な攻撃が通じる相手ではないとケイは危惧し、デンリュウをサポートに向かわせる。
「くたばれ。『アイスゲイザー』!!」
地面から植物のようにメキメキと氷の槍が幾つも飛び出してくる。
その攻撃にデンリュウとパチリスは取り込まれて、動きの取れない状態になってしまった。
「ふぁ!?サクラビス!」
「カメール!援護してっ~!!」
モンスターボールに戻そうにも、氷の槍が邪魔するせいで戻せないと察し、すぐにサポートに回ろうとするサクラビスとカメール。
「かかったな」
待機していたのはルギア。
猛烈な空気の弾丸、エアロブラストを放った。
攻撃範囲には、アイスゲイザーに取り込まれているパチリスとデンリュウの姿がある。
さらに、サクラビスとカメールもだ。
「かかったのはそっちだよ~☆」
ニコニコっとミナミは微笑む。
カメールが前へ出てエアロブラストを受け止める。
「……むっ!?まさか……!」
バドリスにもその意図は理解できた。
「この攻撃を倍にして返してあげるよ~☆ 『ミラーコート』!!」
特殊な反射壁を張り、エアロブラストをとどめて、溜めていく。
そして、最大に達した時、一気に放出する。
ボゴ―――――――――ンッ!!!!
その反射壁は、エアロブラストの威力を増幅した。
ただし……
「ふわわ……」
「あ~ん……失敗しちゃったぁ~……」
その結果は、その場に居たケイとミナミのポケモン4匹全てが全滅すると言う結果になってしまった。
割れた氷の槍と共にデンリュウとパチリスは空中に投げ出され、カメールとサクラビスはカメール自身が増幅した威力の風圧をまともに受けてしまった。
「そのカメールのレベルの低さに助けられたようだな」
そういわれて、ミナミは頬を膨らませた。
「私のカメールをバカにしないでよー」
珍しくミナミが好戦的に突っかかる。
「あ。ミナミさん、待って」
ケイの静止するのも聞かず、レディアンを繰り出して、フリーザーに一撃を見舞う。
『マッハパンチ』だ。
ドガッ!!
しかし、若干後退しただけで、フリーザーにダメージを与えている様子はほとんどなかった。
「その程度のレベルじゃ、こいつを倒すのには100回攻撃しても無理だな!『吹雪』!」
「レディアン、守って!」
それらのやり取りを見てケイは動いた。
間一髪で吹雪は、レディアンの守るによって防がれた。
そして、レディアンの後方に立つケイ。
「『わるだくみ』、『熱風』!!」
再びヘルガーを繰り出し、知恵を働かし、攻撃能力を上昇させる。
そこからの熱風は凄まじい威力になるはずだ。
しかも、レディアンの後ろからの奇襲攻撃。
ヘルガーの位置的にレディアンが目の前にいるために攻撃範囲に含まれてしまうが、守っているためにダメージの心配はない。
心置きなく、会心の一撃を放った。
「ルギア、『サイコキネシス』」
しかし、まさかのルギアのその一撃で攻撃は防がれてしまう。
「(……オオタチの『手助け』が無くなったのが相当な痛手かもしれない……)」
ドガッ!!
「ふわっ!?」
「よそ見して居たらダメだろ」
フリーザーの氷の礫がヘルガーに炸裂した。
最初のサンダーの一撃で、すでにヘルガーは体力が限界状態にあった。
ゆえに、この一撃でいとも簡単に吹っ飛ばされて、ケイの手元に戻ってきた。
ヘルガーをキャッチした衝撃で、ケイは尻餅をつく。
「散れ!ルギア、『エアロブラスト』」
狙いはケイだ。
逃げるにしても、防ぐにしても、両手がヘルガーでふさがっているために、モンスターボールを出すことができない。
「(……まずい……)」
そして、攻撃は放たれた。
「させないよー☆」
ミナミとレディアンが割って入る。
「『光の壁』!!」
風の弾丸を受け止めるレディアン。
だが……
「意味がないな。その程度の防御で止められるほど、小生のルギアは甘くはない!」
とどめた時間、わずか2秒。
その後、あっさりと壁は貫通し、レディアンをふっとばし、ケイの居る方向へ向かっていった。
……いや、正確にはケイの“居た”方向へ向かっていた。
「……!!居ない!?」
レディアンの光の壁は無意味ではなかった。
とどめたわずか2秒の時間でケイは策を講じたのだ。
「『剣の舞』、『ストーンエッジ』だよ!!」
「!! 『リフレクター』!!」
どこへいったかをすぐにバドリスは察知し、技を聞いた瞬間に防御壁を張る。
彼に無駄な動きはなかった。
おかげで、ケイたちが地面から飛び出して、技を打ち出す間に、攻撃を防ぐ準備ができた。
「火力不足だったようだな」
とはいえ、フリーザーの体力がなくなってきたことは、表情を見れば明白だった。
「ルギア、『サイコキネシス』!」
「……! ガバイト、『あなをほる』!」
しかし、フリーザーを庇うようにルギアが攻撃を繰り出してくる。
そのことに咄嗟に気づいたケイは、すぐに回避指示を出す。
「(また足元からの『ストーンエッジ』だろ!?)」
「『竜の怒り』!!」
ボンッ!
足元に集中していたバドリスたちは、攻撃を捌けなかった。
攻撃を仕掛けてきたのは、今さっき穴を掘った場所からだった。
ひょっこりとモグラのごとく顔だけをのぞかせて、攻撃を仕掛けたようである。
そして、再びガバイトは穴の中へと入っていく。
「ストーンエッジだろうと、竜の怒りだろうと、そう易々と、同じ攻撃はさせない!ルギア!『地震』!!」
地中に潜っている状態だと、通常よりも高いダメージを受けてしまう。
でも……
「フワンテ~連続『シャドーボール』!!」
そこで、ミナミのフォローが入る。
威力よりも数を打ちまくってルギアの気を逸らす。
「言っただろ。その程度の威力では、止めることなどできないと!」
攻撃を受けながらも、ルギアは地面を叩き、振動を起こした。
「『ドラゴンクロー』!!」
だが、ミナミのサポートのおかげで、地震の攻撃を若干ずらすことに成功し、地震攻撃を受ける前に地面から飛び出した。
フリーザーへと爪の一撃を叩き込む。
「ん?……しまった!!」
声をあげたのは、ケイだった。
フリーザーとドラゴンクローの間に透明な壁のようなものがある。
そう。攻撃はリフレクターによって、阻まれたのだ。
とはいうものの、リフレクターを破壊しつつ、フリーザーを地面に叩き落とそうとした。
あっさりと着地されてしまったが。
「……今の一撃でリフレクターが壊されはしたが、充分だ。地震で少し焦ったか?どちらにしても、これで墜ちろ。『冷凍ビーム』!」
地面とドラゴンタイプのガバイトにとって、氷タイプは大弱点である。
当たったら、一撃で倒れてしまうことは確実だろう。
「させないよ! フワンテ~☆」
ドガドガッ!!
連続のシャドーボールがフリーザーに命中する。
その間に、ケイはガバイトを回収しようとモンスターボールを掲げた。
例の如く、フワンテの攻撃はフリーザーにさほど効いていないが、時間稼ぎにはなったようだ。
当たる寸でのところで、ガバイトを回収した。
「邪魔だ、『エアロブラスト』!!」
「きゃあっ!!」
フワンテとミナミに向かって放たれた風の弾丸。
なすすべもなく、フワンテは吹っ飛ばされてダウンした。
「いつつ……」
ミナミも吹っ飛ばされて、体を地面に打ちつけた。
それほど、酷いダメージを負っているわけではなく、すぐに立ち上がろうとする。
「負けないよ~☆ これが私の最後の……」
「ミナミさん」
そのとき、さっとケイがミナミを制する。
「あの2匹は、僕にやらせてよ」
「……ケイちゃん?」
「その最後のポケモンは、切り札なんでしょ?」
そして、ケイがモンスターボールを取る。
「ケイ……君一人で小生と戦おうというのか。この最強の鳥ポケモン使いのバドリスと」
バドリスの言葉にケイは反応しなかった。
変わりに、もう一匹をバトル場に繰り出した。
相棒のグレイシアだ。
「僕が勝ったら、これからあなた達が何をしようとしているか、教えてもらうよ!」
たった一つの行路 №213
第三幕 The End of Light and Darkness
vs王翼のバドリス② ―伝説の鳥ポケモン使い― 終わり
続く激闘。果たして墜ちるのはどっちだ?