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たった一つの行路 №192

/たった一つの行路 №192

 時間はシノブとバニラの戦いが決着する10時間以上も前に巻き戻る。

「じゃ、甘い光<スウィートライト>のベリーは任せたよ」

 長い赤髪の上に魔法帽もどきを被っている男は、ラグナの肩を叩いてそう言うと、ササッと別の方向へ走り出していったのだ。

「なっ!?てめぇ!!逃げんのかよ!?」
「違うよ。戦略的撤退さー!」

 後ろを振り向かずに、奴は大きな声でそういって、去ってしまった。

「あいつー……!!」
「ラグナ!危ない!!」
「っ!!」

 余所見をしている場合ではなかった。
 オトノの声を聞いて、幹部のベリーが居た場所を見ると、そこにはもうウエイトレスの格好をした女の姿はなかった。
 代わりに、猛スピードを出したポケモンが目前に迫ってきた。
 何とかギリギリ反応をして体を逸らして攻撃をかわすことができた。
 いや、かわしたはずだった。

 ブォンッ!!

「なっ!ぐわっ!!」
「ラグナぁー!!」

 通り過ぎるのと同時に、烈風が襲い掛かり、ラグナはそれに切り刻まれると共に吹き飛ばされた。
 体を抑えて、そいつの姿を改めて見る。

「……っぅ! オオスバメか……」

 空中を旋回するオオスバメを見て、ラグナは舌打ちをする。

『サンダースのキミぃー。私がこの2人を叩くから、キミは逃げた一人を追ってくれないー?』

 サンダースは無言で頷くと、電光石火でラグナとオトノの間を抜けて、レイタを追いかけていった。

「ラグナ……サンダースがレイタを追いかけて行っちゃったよ!?」
「レイタなんてほっときやがれ!あんな奴なんて知ったこっちゃねぇ!そんなことより、こいつを倒す方が先決だろ?」
「そうだけど……」
「なら、行くぜ」

 ラグナが取り出したモンスターボールから出てきたのは、電気タイプのレントラーだ。

「『10万ボルト』!!」

 電撃は一直線にオオスバメへと向かっていく。
 命中精度は高いこの技をかわすのは、かなり難しいはずである。

『遅いよー』

 しかし、スピードを上げて、あっさりと攻撃を回避。

「『10万ボルト』を連続で放出しろ!!」

 力を溜めては放出を数度繰り返すレントラー。
 しかし、今度は命中精度を落として、連射性能を上げている。
 空を電気で覆い尽くせれば、攻撃は当たると考えたのである。

『ちょろいよー』

 だが、オオスバメは電気技の網目を掻い潜り、攻撃を華麗にかわしていく。

「ちっ!当たらなくちゃ話になんねぇ!」
「ラグナ!サポートするよ!」

 オトノがヤドキングを繰り出して参戦する。

「『あまごい』!!」

 すると、空は曇り、雨がポツポツと降り出してきた。

「なるほどな!レントラー!『かみなり』!!」

 『あまごい』と『かみなり』の強力なコンボ。
 この攻撃から決して逃れることはできない。

『えー、その組み合わせ嫌いー!!』

 オオスバメは明らかに困った顔をした。
 そして、かみなりがオオスバメにヒットした。
 決まった!
 2人はこれで多少のダメージを与えたと思っていた。

『だから、返すっ!』
「「え?」」

 オオスバメに当たっていた電撃が、弾かれたのである。
 しかも、その先にいたのが、オトノのヤドキングだった。

 ズドーンッ!!

「……っ!! ヤドキング!!」

 不意を突かれた一撃に、ヤドキングは膝をつく。
 ビリビリと体を帯電させていた。

「いったい、あいつ……何をしやがったんだ!?かみなりを完全に弾きやがった!」
『じゃーとりあえず、そのヤドキングと女の子をやっつけちゃうよー!』

 空から攻める電光石火。
 急降下のスピードは、威力も兼ね備えている。

「(シンクロして……『月舞踊:受風』を……)」

 ドガーンッ!!

 シンクロする前にその衝突音が耳に入って、オトノは間に合わなかったことを自覚した。
 しかし、それは攻撃を受けた衝撃音ではない。

「……ラグナ……?」

 目の前でオオスバメの速攻を受け止めている者がいた。
 一匹のレントラーだ。

『最初に言っておくぜ。オトノは傷つけさせねぇ!』
『よく間に合ったねー』
『ああ。ギリギリだったけどな。喰らえ!『雷牙<らいが>』!!』

 キバから迸る雷撃を放つが、今一歩のところで、オオスバメに間合いを取ろうとする。

『(雨はまだ続いているんだぜ!喰らいやがれ!!)』

 ラグナとレントラーがシンクロしたことにより、技名を指示しなくても、そのまま技を繰り出すことができる。
 オオスバメが間合いを取るために下がったところを、レントラーは狙った。
 電気系最大の技『かみなり』を。

『だから、『かみなり』は嫌いって言っているでしょー!!』

 またしても同じだった。
 オオスバメに当たったかと思うと、空から降ってきたかみなりは弾かれて、レントラーに向かっていく。
 その攻撃を何とかレントラーは、かみなりのキバで受け止めた。

『ちっ!まさか、シンクロした『かみなり』を弾きかえすとは思わなかったぜ。だが……』

 ニヤリとレントラーは笑った。

『てめぇのその技は見切った!『かみなり』が当たる瞬間に、翼を素早く羽ばたいて、攻撃を弾き返す。何故かはわからねぇが、電撃を弾いていたのはそれが原因だな!?』
『さーどうだろうねー?』

 オオスバメは雨の中を飛びながら、決して変わらない調子でそう言った。

『オトノ、攻撃がそっちに飛ぶかも知れねぇから、気をつけてろ』
「え?うん……」

 オトノに注意を促したあと、レントラーはかみなりを数発、打ち込んだ。

『喰らいやがれ!』
『その攻撃は嫌いって何度言ったらわかるのー!?』

 一発、二発……翼をはためかせて、いとも簡単にかみなりを弾いていく。
 しかし、そうやって弾かせることがラグナの狙いだった。

『これで最後ーっ!!』

 最後のかみなりを弾き返した。
 そのときだった。

『これならどうだ!!』
『!!』

 オオスバメから見て、自分に向かってレントラーが飛んできたのが見えた。

『連続の『かみなり』は陽動だぜ!本命はこっちだ!!』

 すでにレントラーは、回転しながらかみなりのキバを発動させていた。

『喰らいやがれ!!『回転雷牙<かいてんらいが>』!!』

 バチバチと音を立てて、攻撃がオオスバメへと決まろうとする。

『残念っー♪』

 オオスバメは片翼を素早く羽ばたいた。
 それだけのことだったのに、レントラーの攻撃の方向は真下へと変わってしまった。

『『エアクロール』♪』
『なんだと!?ぐぼっ!!』

 勢いよく落下していくレントラーは、地面へと落下し、足だけを出した格好で埋もれてしまった。
 そして、ちょうど雨が止んだ。

『あはっ!凄くまぬけなカッコですー!』
「……! パチリス!オオスバメをお願い!」

 そう指示だけを出して、オトノは急いでラグナの元へ駆けつけようとする。

『(ちっ……しくじった!あいつのあの技……打撃攻撃も防げるのかよ!)』

 後ろ足をバタバタさせるレントラー。

『(ってか、この状態じゃシンクロも解く事ができねぇし、息もできねぇ!!)』
「パチリス!『放電』!!」

 ダブルバトルで広範囲に電撃を、空に向かって放つ。
 だが、そのレベルの電撃では、オオスバメを抑えることは出来なかった。

『こんなポケモンじゃ私は倒せないよー?』

 電撃を回避したり、エアクロールで弾いたり……しかも、最終的には放電攻撃をもろともせず電光石火で攻撃を受けながらも突っ込んできた。

「『電光石火』で回避して!!」

 当たる瞬間になんとかオオスバメの電光石火の攻撃範囲を抜け出すことができた。
 オオスバメの通ったあとは、かまいたちに似た烈風も生じて、大きなダメージを与える。
 しかし、パチリスはその範囲も何とか見切っていたようだ。

「パチリス、『電光石火』、『スパーク』、『怒りの前歯』!!」

 3つの技を連続して指示するオトノ。
 それは、パチリスの中で同時に実行された。
 電光石火のごとくスピードで、雪の残る道を駆け抜けてオオスバメにジャンプして、体と前歯に電撃を纏い、突撃していく。
 間違いなく、パチリスの中でも最大の技と言えるだろう。

『だーかーらー』

 ちょっと呆れながらも間延びした声でオオスバメは言った。

『シンクロしてないパチリスじゃ私は倒せないって言ってるでしょー。『エアクロール』!』

 片翼の羽ばたきで、パチリスは触ることもできなかった。
 押し返されて、ラグナと同じ末路を辿る羽目になった。
 しかし、ラグナと違うのは、思いっきり体を地面に叩きつけられて気絶したところだが。

「ラグナ、しっかりして……」

 しかし、その間にオトノは何とかレントラーが埋もれている場所へ近づくことができた。
 足を引っ張って、抜こうとする。

「……っ!! ……抜けない!?」

 どうやら、かなり深く埋まっているらしい。
 レントラーを簡単に抜くことはできないようだ。

「両足を持って……思いっきり引っ張るしか……」
『そんなことはさせないよー』

 パチリスを倒した今、狙いはオトノに絞られる。

「くっ……でしょうね……」

 オオスバメの電光石火の風に吹き飛ばされながら、オトノはジュカインとシンクロする。

『『エナジーボール』!!』
『効かないわよー』

 緑色のエネルギー体を飛ばすジュカインだったが、やはり『エアクロール』で攻撃を弾かれてしまう。
 しかし……

 ズバッ!!

『っぅ!! ……え……?』

 突然生じた体の痛みに、オオスバメはきょとんとする。
 ちょっとの間だけ、羽ばたくことを忘れて、落ちていた。
 数秒で立て直して、何とか飛び上がったが。

『今の攻撃……何?』
『やっぱり、『エアクロール』の弱点はそれね』

 オトノは確信した。

『(『エアクロール』で跳ね返される技のほかに別の技を同時にヒットさせればいいのよ。こっちには『月舞踊:朔凪<さくなぎ>』もある。絶対に避けられない攻撃でダメージを与えることができる!)』
『ちょっとヤダなー。そのジュカイン』

 と言って、空中でシンクロを解くベリー。
 オオスバメの背中に立って、口を尖らせていた。

「イヤだから、別のポケモンで行くー!」

 そういって繰り出したのは、両手にハサミを持ったポケモンだった。
 すぐにシンクロして、上空からジュカインへと襲い掛かる。

『(グライオン……ベリーのポケモンの特徴は、飛行系みたいね)』
『これでどーお!?』

 両手から繰り出す砂の斬撃。
 やや距離が離れているが、物凄いスピードでジュカインを襲った。

『(そんな攻撃……)』

 技を使わずに、通常のスピードで回避していく。
 しかし、その技は休むことを知らず繰り出されていた。
 ドドドドドッとまだ雪の残る地面を撒き散らす。

『(くっ……足が雪に取られる……)』

 ジュカインの長所はスピードにある。
 だが、この地面のコンディションによって、本来の移動能力はあまり発揮できていなかった。

『(くっ……何とかして一撃を叩き込まないと……!)』

 「当たるのは時間の問題だ」と思ったとき、オトノは決心した。
 次の瞬間、ジュカインがふっと消えた。

『……! 速っ!?』

 月舞踊の移動術、『桜舞<おうぶ>』だ。
 まるで、桜が舞い踊るような優美な移動。
 しかし、それに見とれてはいけない。
 見とれたら最後。
 気付けば、後ろを取られているのである。
 雪で足が取られて機動力は落ちているものの、それでも相手を翻弄するには充分なスピードだった。

『『リーフブレード』!!』
『っ!!』

 ブオンッ!

 だが、空を斬るリーフブレード。

『危なかったー』

 さらに高く飛び上がり、ジュカインの攻撃が届かない領域まで行ってしまった。

『(それなら……)』

 範囲を見極めたオトノは、すぐにその場で踊りだす。
 相手の体力を徐々に奪っていく『星奪<せいだつ>』だ。

『『サンドスライス』!!』

 ズドドドドッ!!!!

 しかし、オトノに踊る隙を与えはしない。
 すぐに攻撃の当たる範囲まで接近して、叩こうとする。

『くっ……』

 中断するしかなく、先ほどと同様の砂の斬撃をかわす羽目になってしまった。

『(早くラグナを助けないといけないのに……)』

 そろそろ、ラグナの息がまずいようだった。
 限界が来ているだろうことが、足のバタつきの弱さでわかる。

『(こうなったら……)』

 とりあえず止まって、グライオンを見る。
 そして、サンドスライスと交錯するようにエナジーボールを繰り出した。

『相打ちを狙う気なのー?でもー……』

 エナジーボールをひょいとかわすグライオン。

『当たるのは、キミだけだよー?』
『『桜舞<おうぶ>』!!』

 瞬発的に砂の斬撃から離れるジュカイン。
 そして、さらにエナジーボールを繰り出した。

『またー?無駄だよー』
『どうかしら!?『桜舞』&『エナジーボール』!!』
『えっ!?』

 オトノ=ジュカインの『月舞踊:桜舞』のスピードは電光石火よりも速くて、高速移動よりもブレーキが利く。
 だから、ストップしてからのエナジーボールの命中精度は、相当に高かった。

『(避けきれない……!?)』

 空中で避ける範囲は広いとはいえ、エナジーボールの嵐にグライオンもたじたじだった。

『『シザークロス』!!』

 だが、今度は攻撃をかわさず、エナジーボールを破壊に出た。
 一つひとつ丁寧に破壊して行き、攻撃を凌いでいく。

『(あと3発……)』

 ズバッ! ズバッ! ズバッ!

 エナジーボールを全て捌ききり、ジュカインの姿を確認した。

『(あのレントラーの所ー?)』

 しかし、そこには足の動きが止まったレントラーしかいない。

『っ!』

 そして、グライオンは地面の爆発で気がついた。

『後ろからー!?』

 振り向くとエナジーボールを爆発させて、飛び込んでくるジュカイン。

『『ストライク・リーフブレード』!!』

 捨て身の勢いで斬りつける技だ。
 だが……

 ガキンッ!!

 グライオンがハサミを出して、攻撃を受け止めた。
 それでも、ジュカインの勢いは相当なもので、グライオンは空中にとどまる事ができないが。
 どうやら、エナジーボールの嵐は、この攻撃の隙を作るものだったらしい。

『でも、決め技を決められなかったねー!しかも、リーフブレードが防がれて両手がふさがっている今、隙だらけだねー。『氷のキバ』!!』

 氷結のキバで噛み付こうとするグライオン。
 ジュカインに回避する術はない。

『違うわよ。あたしが狙っていたのはまさにこの展開……あんたを確実に倒せるのは、これしかないと思ったのよ!』
『え?』

 グライオンは嫌な予感がした。

『くらえッ!!』

 口から繰り出される強烈な烈風。
 リーフブレードが抑えられようとも、その攻撃の威力は全く変わらなかった。
 その技の名前は『リーフストーム』と言った。

『キャ―――ッ!!』

 グライオンはリーフブレードを放してしまい、吹っ飛ばされる。
 ぐるぐると螺旋を描きながら大きな音を立てて不時着する。
 一方のジュカインは、普通に着地して急いでレントラーの救出へと向かおうとする。

『(急がないと……)』
「つぅ……よくもー……!!」
『え?』

 グライオンとシンクロを解いたベリーが新たなモンスターボールを持って、立ちはだかる。

『まだやられないの!?』
「やられるわけないでしょー……。私はこれでご飯を食べてるんだからー!任務を失敗したらご飯が食べられないんだからー!」
『ご飯が食べられないって……それが理由?』

 オトノは目が点になっている。

「キミにはわからないよー!来る日も来る日もお腹をすかせていた私の気持ちなんかー!そんなある日、私の元に一人のお婆さんがやってきたのよー。『ご飯をあげるから、私の元で仕事をしてみないか』ってー。何にもとりえのない私はその話に食いついたのよー!」
『仕事って……世界を滅ぼすような仕事なのよ!?』
「そんなの関係ないよー!私はご飯が食べられればなんだっていいんだよー!例え、世界が滅びようともねー」

 そういって、ベリーは新たなポケモンとシンクロした。
 翼を持った炎ポケモン……リザードンだ。

『っ!!』
『『大文字』!!』

 そのポケモンと相性が悪いことを、オトノは一発で悟った。
 あわてて、その炎攻撃を回避するジュカイン。

『燃え尽きてー!『熱風』!!』

 さらに、そのポケモンは空を飛び上がり、広範囲で攻撃を仕掛けてくる。
 ほぼ避けられない攻撃に、流石のジュカインもピンチだった。

『くっ……リザードンなんて。仕方がない……』

 熱風が襲い掛かる前に、オトノはジュカインからヤドキングにスイッチした。
 炎に耐久力のあるヤドキングなら何とか耐え切れると思ったのだろう。
 しかし、彼女は忘れていた。

『うっ……体が……』

 ビリビリと麻痺していた。

『(しまった!最初のあの時……レントラーの『かみなり』で……)』

 そして、気づいた時には遅い。

『えいえいッ!!』
『きゃあっ!!』

 エアスラッシュの連続攻撃。
 麻痺したヤドキングじゃ、防御もできず、ましてかわすことなんてできなかった。

『『シャドークロー』!!』
『あうっ!!』

 ついに痛恨の一撃を受けて、ヤドキングとのシンクロが切れ、オトノは吹っ飛ばされてしまった。

「あ……う……」

 まだ雪の残る地面に倒れるオトノ。
 ふと、目の前に移るものを見ると、それは危機的状況を示していた。

『(ヤベェ……意識が……)』

 地面に埋もれているラグナ=レントラーが限界を向かえていた。

「くっ……ラ…グ…ナ……」

 オトノもダメージが大きくて動くことができない。

『これで終わりにしてあげるー』

 力を溜めて、リザードンが強大な炎を吐き出す。
 『ブラストバーン』だった。

「ダメ……」

 ズドーンッ!!

 炎は焼き尽くす。
 しかし、その対象はオトノでもましてシンクロしているラグナでもなかった。

『えー!?』

 リザードンとオトノに割り込んだ存在があった。
 しかし、その存在は炎と共に消えてしまった。

『これは……『身代わり』ー?』

 ボゴッ

 さらにオトノの耳に何かが抜けた音が聞こえた。
 その方向を見ると、レントラーの足を持った赤い長髪の魔導師風の男がいた。

「俺の見込み違いだったのかな?二人がかりでベリーに追い詰められているなんて……。これは現実的にマイデュ・コンセルデラルミーラを潰すのは無理かもね」

 ため息をつくのは、戦略的撤退と言って真っ先に逃げたレイタだった。



 たった一つの行路 №192
 第三幕 The End of Light and Darkness
 甘い光<スウィートライト>:ベリー 終わり



 ついに限界破壊<アンリミットブレイク>!! 妖精が燕を落とす!!


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Last-modified: 2015-07-11 (土) 14:27:24
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