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たった一つの行路 №124

/たった一つの行路 №124

 レッドパープルの空。
 オレンジイエローの海。
 グレーブルーの陸。
 全てが普通といえないこの光景……
 空が年中夕焼け色なんて有りえない……
 海がオレンジジュースのように濁っているなんて有りえない……
 陸が人工的、機械的な色をしているなんて有りえない……
 どこの世界にも含まれない上に座標もはっきりとしない……こんな世界見たことない……
 わしはこの世界をこう名づけることにした。

 Dimensions Over Chaos
 “混沌を凌駕した世界”



 たった一つの行路 №124



 5

 ザブンッ!!
 音を立てて大きな水飛沫が起こる。
 高いところから落下したらしく、一度、深い海を潜る羽目になってしまった。
 次に彼が思ったのはこの海が凄まじい光沢を放っていたことだった。
 その色でまともに目を開けられなく、海面へ浮上するまでに労力をかなり使っていた。

「ぷはっ!!レイン!!」

 顔を出したヒロトはすぐに水ポケモンのラプラスを繰り出した。
 レインに咥えてもらってすぐに背中に乗り、シャツを脱いで絞り上げた。

「まさかいきなり襲撃に遭うとは……しかも、全員とはぐれちまった……」

 キュゥ~とレインことラプラスが鳴く。
 ヒロトはレインもこの世界の様子がおかしいと思ったのだと思っていたのだが、そうではなかった。
 顔を水面の方にツンツンッと指し示すようにしている。

「……?」

 ヒロトはレインに示されたその場所を良く見る。
 すると、オレンジ色の海のせいで少々判りにくかったが、小さな泡がブクブクと浮かんできているのが見えた。

「……なんかいるのか?レイン!潜ってくれ」

 レインに指示を出すと、フライゴンを繰り出して飛び乗った。

「ふぅ……しかし、ここは一体なんだ?」

 レインが浮上するまでの間、空から辺りを見回した。

「空も海も……何から何まで奇妙な色をしているし……それに太陽や月もないのにこんなに明るい……不気味な世界だな。……ん?あれは陸か?」

 辺りを見回して、何もないと思っていたが、よく目を凝らすと陸の姿が確認できた。
 
「あっちに行って見るか」

 そう決心した時、丁度レインが浮上して来た。
 その背中には一人の男が乗っていた。どうやら気を失っているようだ。
 フライゴンを戻して、レインの上に再び乗ると、ヒロトは呆れた様に呟いた。

「ラグナかよ……」

 海水を飲んだようで、息をしていなかった。
 とりあえず、腹をグイって押してやると、噴水のように口からピューーっと水を吐き出した。

「ゲハッ!!ガハッ!!こ、ここはどこだ?」
「気がついたか?」
「っ!ヒロト!!」

 慌てて起き上がるがすぐに下を向いた。

「どうしたラグナ?」
「こ…こっち…くるな…うげぇ…」

 起き上がって数秒ほど……ラグナはすぐに乗り物酔いに陥った。

「どれだけ弱いんだよ……(汗)」
「早く…陸にィ…!! うげぇ…」

 完全にラグナはダメダメだった。さっきまでリリスと戦う気満々だったのに今は戦闘意欲ゼロである。

「何で溺れていたんだよ」
「俺…泳げねぇ…んだよ…」
「それならオーダイル出せよ。乗り物酔いでもそこまでして頑なにポケモンに乗るのを拒まなくてもいいだろ?」
「俺の…オーダイルは…泳げねぇんだよ…ぐえぇ…」
「…………(泳げない水ポケモンってなんだよそれ……)」

 ただ呆れるしかないヒロトであった。

「とりあえず、このまま陸に向かうぞ」
「揺らさ…ないよ…に…頼む…」
「それは無理だ(汗)」

 こうして、2人はラグナの汚いものを海へ撒き散らして進むことになってしまった。



 6

「(ここは……?)」

 静かに目を開けていくリュウヤ。
 あたりは紫色のシャボン玉が散布している空間だった。

「(まだ移動空間の中?それに、みんながいない?)」

 リュウヤはたった一人、取り残されていた。
 空間は飛び散ったのだが、何故かリュウヤだけはその場に残されてしまったらしい。

「(……っ!! 身体が……?)」

 まるで、見えない鎖か何かが自分を縛り上げているかのように動くことができなかった。

「(動け……動けッ!!動けッ!!動けッ!!動けッ!!動けッ!!動けッ!!動けッ!!動けッ!!……動けッーーーー!!!! 動いてくれ……僕の身体!!)」

 友を助けるため……
 世界を救うため……
 そして、最も愛する人のために想いを最大限にして、動こうとする。
 だが、それは叶わない。
 まったく無駄だった。
 ただ、労力を使い果たし、ぐったりと倒れるだけだった。
 どれだけの時間が経っただろう?
 リュウヤの目がドンドン淀んできた。

「(僕は……もうダメだ……友を救えず……世界を救えず……愛する人も救えない……僕はずっとこのまま憔悴して行くんだ……)」

 絶望が見えていた。
 周りには誰もいない。
 ずっと一人で戦ってきたリュウヤ。
 孤独に押されて、ついに彼の限界が来ていた。

「……みんなごめん……僕は何もできなかった……」

 目を瞑って諦めた。

“リュウ!!”
「え?」

 どこからか、誰かの声が聞こえた。
 しかし、誰の姿も見えない。

“起きて……リュウ君”
“しっかりするニ!”
“リュウ……あなたは一人じゃないわ。私たちがいるじゃない”
“こんなところで諦めるなんて、リュウらしくないでんな!”

 次々に聞こえてくる声。
 はっとリュウヤは誰だか知った。

「リザードン、フライゴン、ボーマンダ、カイリュー、ガブリアス……」
“リュウ!幻覚に惑わされるな!!目を覚ますんだ!!”
「(幻覚……?コレが……?)」
“本当はリュウはここにいない”
“意識だけが拘束されているでんな”
“おれっちたちがリュウの意識を引っ張り出すニ”
“しっかり……気持ちを強く持って……”
「みんな……」

 ポケモンたちの声にリュウヤは今までの想いをさらに高めていった。

「僕は……友達を救いたい!! 僕は……みんなのいる世界を元に戻したい!! 僕はナミネを助け出したいッ!!!!」

 強く願った瞬間に光が弾けた……!!



「っ!!」

 リリスが慌てて手持ちポケモンのヨノワールと一緒に飛び退いた。
 そして、リュウヤが目を覚ます。

「まさか……あたしの悪夢を破るなんてね」
「リリス……お前の仕業だったのか」

 目を覚まし、改めてリュウヤは辺りを見回す。
 すると、建物の中のようで空や海などは確認できなかった。

「このまま精神を壊してあげようとしたのに……上手くいかなかったわね。さすが、フィラデム……エリートドラゴン使いの孫は違うようね」
「そんなの……関係ない!!仲間をどこへやった!?」
「あんたが集めてきた仲間ねぇ……知らないわ。勝手にそこら辺に散らばっているんじゃない?どこへ行こうが関係ないわ。全てあたしの部下たちが殲滅させるからね」
「そう簡単にはいかない。あいつらは強い」
「はぁ……。そうはいうけど、あたしたちの実力を知らないわけじゃないでしょ?それを承知した上で言うの?それをなんていうか知っている?“井の中の蛙大海を知らず”」
「…………」
「所詮、あんたもその一人なのよ。いいわ。あたしが相手してあげる。ただし……」

 徐々にリリスの姿が消えていく。

「塔の最上階層まで来る事ができたらの話だけどね。ちなみにここは“ラハブの新境地”の中心の塔があるフロアよ……。期待してないで待ってるわ」

 そして、完全に消え去った。

「何が“ラハブの新境地”だ……。ただのイカれた建物じゃないか」

 ぎゅっと拳を握り締めて、ドアを開けると、塔がそびえたって赤紫の天空にまで伸びていた。

「僕が……全てを終わらしてやる!!」

 そして、リュウヤは走り出した。

「(ナミネ……待っててくれ……リリスを倒して、奴らの目的を阻止したら、すぐに会いに行く!!)」



 7

「ええと……ここはどこでしょう?」

 オトハは目が点になっていた。

「う~ん……とりあえず、歩いてみましょうか……」

 おっとりとゆったりと彼女は花畑でもあるかのように華やかに歩き出す。

「あれ?これって何の跡でしょう?」

 ふと、辺りの壁が壊れているのを見つけた。

「(これ……まるで炎で燃やされた跡みたい……でも、跡形もなく溶かすなんて、どれだけの熱量を……)」
「ウフフ……どうやらリリスの言っていた生贄が来たようね」
「……!!」

 声を聞いてふと振り返る。
 しかし、そこには誰もいなかった。

「(どこへ……? ……!! この熱は!!)」

 オトハは慌ててその場から飛びつくように離れた。
 すると、上空から火柱が立ち上がり、オトハのいた場所を燃やし尽くした。

「……あら、アタシの攻撃を避けるなんてやるじゃない……ウフフ」

 声のするほうへ行って見ると、そこはまるで何かの建物の廃墟だった。
 ……真ん中にあるのは噴水の名残だ。

「先ほどの攻撃はあなたのですか?」

 噴水の頂点に立つように先ほどの声の主がいた。
 その出で立ちは赤い色の髪にゆるくウェーブしたツインテール……そして、身体にぴったりと密着した赤と黒のチャイナドレスっぽいものを着ていた。

「ウフフ……その通りよ。アタシは炎のクイーンヒロコ。アタシの怒涛の炎攻撃をたっぷり受けるがいいわ」
「……!!」



 カタカタ……とキーボードを打つ音が鳴り響く。

「……う~ん六角形の西部ってところかしら」

 I☆NAを操作するのをやめて、左腰辺りにあるポシェットに戻す。
 そのポシェットは腰紐に括り付けていて携帯電話が入るくらいの大きさだ。
 続いて、上空に浮遊していたレアコイルを戻す。
 どうやら、レアコイルを通して全体を把握したらしい。

「とにかく、ここから北西に行けば一つの頂点にたどり着けるわね。それにしても、あの塔は大きいわね……。一体誰が建てたのかしら?」

 ざっと歩いてユウナは足を止めた。

「(この気配……誰かいるわね)」

 自然とボールを手にかけるユウナ。
 そして、突然アクションは起きた。

「(『氷のつぶて』!?)」

 いきなり現れた高速の氷攻撃。
 即座にレアコイルを繰り出して防御をする。
 鋼の耐性があったおかげであまりダメージはないようだ。

「(どこ?)」

 ここは辺りが柱ばっかりで、隠れるには好都合の場所。
 相手を探し出すのは容易ではない。

「一体どこに…………え?(風?)」

 巻き起こる突風。
 いきなりのことで目を覆い一瞬判断がつかなかった。

 そう、そして、それが油断だった。
 同時に凄まじい冷気がユウナを襲った。

「っ!!コイりん!!『守る』!!」

 …………。
 やがて冷気は止んだ。
 しかし、そこでユウナは唖然としていた。

「っ!?テラりん!!」

 ユウナを防御していたのは、コイりんのレアコイルではなく、テラりんのプテラだった。
 そのテラりんはユウナを守るために盾になり、ダウンしていた。

「一番厄介そうなそのプテラを仕留めさせて貰った」
「っ!!」

 ユウナの前に現れたのは右目に片メガネをかけた紳士の男だった。

「君のポケモンはウインディ、ポリゴン2、ラグラージ、プテラ、レアコイル、ブラッキー……その中で私と相性が悪そうなプテラを先に倒させてもらった」
「(……!? 私のポケモンがバレている!? 初対面のはずよね……? それにいつの間にコイりんとテラりんがすり替わったの!?)」
「驚いたかね?それなら私の実力にもっと驚くがいい。このカネコウジの実力にな」



「……お前は」

 エースはラハブの新境地の最下層……六角エリアの最東部にいた。
 丁度、北か南へ行けば、リュウヤの言っていたナミネやジョカが捕まっていると言う六角形の頂点に行けるのだが、彼の前にとある影が立ちふさがった。

「ヘイ!ユーがエースネ?大人しくミーに捕まるのだヨ!」
「……うるさい。ジョカを返してもらうぞ」

 エースがモンスターボールを構える。

「はぁー無駄!ミーには勝てないネ!」

 懐から男はカードを取り出した。
 そして、光ったと思うと何かが飛び出した。

「『ライトニングニードル』ダヨ!!」

 しかも、そのカードから飛び出したのはポケモン……サンダースだった。
 いつの間にかエースの背後を取り、ミサイル針と電撃を融合した連射能力の優れた強力な攻撃を放った。

「これで終わり!『かみなり』!!」

 しかも、最初の攻撃がエースに到達する前に次の攻撃がエースを襲っていた。

 ズド―――――――――ンッ!!!! チュドドドドドドドドドドドドドドッ!!!!

 雷が落ちて爆発してから、電気の針が爆発の煙に入っていった。

「ユー、ルーズ!あっけない!口ほどにもないとはまさにこのことネ!サンダースティーブの敵ではないヨ!」

 サンダースをカードに戻して懐にしまおうとする。
 だが、スティーブはやめた。

「(これはどういうことネ?まさか……まだ……?)」

 スティーブは身震いをした。
 まさかこの攻撃で立ってはいないと思っていた。

「これで俺がやられると思ったか?」

 エースはまだ倒れていなかった。
 エースのシャワーズがかみなりを水で受けきって、電気の針を防御したようだ。
 しかし、それでもサンダースの攻撃を完全に止めることはできなかったようだ。
 シャワーズは傷を負っていた。

「倒したと思ったのに……!仕方がないネ!ミーの全力を見せるあげるヨ!」
「お前にかまっている暇はない。すぐに倒してやる」

 カードをパラパラと構えるスティーブとモンスターボールを構えるエース。



「……始まったわね」

 塔の中階層から見下ろして、激しい爆発の様子や立ち上がる火柱、吹き荒れる吹雪に轟く稲妻などを余裕の表情で彼女……リリスは見ていた。

「リリス、何故リュウヤ・フィラデムを下で消さなかったんですKA?」
「面白くないじゃない」

 ザンクスに怪しい笑みを送りながらリリスは続ける。

「あの子はザンクス……あんたを一番に恨んでいる。もしあたしが彼を消してしまったらその戦いが実現しないじゃないの」
「めんどくさいことを俺に押し付けるなYO!」
「いいじゃない。あんた暇なんだし」
「…………」

 ふと、ザンクスは近くにある矢を取った。
 矢といっても、ダーツで使うあの小さな矢である。
 シュッと手首のスナップを効かせて投げると、トスッと的の真ん中のやや下に刺さった。

「まぁ……別にいいですけどNE。問題が一つありますYO?」
「何?」
「このままリリスの計画通りに行ったとして、誰が最後の生贄を捕らえるのですKA?もし私が行くことになるとしたら、リュウヤと戦えなくなりますYO?」
「ふふふ……全然問題ないわよ」
「問題ない?それはどうしてですKA?」

 ザンクスが問いかけるが、リリスは答えず、代わりにキューを取って狙いを定めてボールを衝いた。
 1つのボールが7つの固まっているボールに当たって、弾け飛ぶ。
 それぞれボールはポケットに入ったり、残ったりと各々の方向に飛んで行って、全て停止した。

「あたしの予言が当たるとすれば、あのフィラデムたちの中でここまで来れるのは…………これだけよ」

 リリスはビリヤード台をザンクスに示す。
 それだけやると、適当にキューをポイと投げ捨てた。

「じゃあ、その中で俺は2つ落とそうKA……」

 宙を舞うキューを取ったザンクスは白いボールをついて、一気に二つのボールをポケットに納めた。
 そして、残ったのは2つのボールだった。

「それより、あたしが気にしているのは、ラハブの新境地の南の外れにいる奇妙な存在ね」
「奇妙な存在って何ですKA?」
「少なくとも敵じゃなく、味方でもない……突然現れたってところよ。そいつはどうやら、さっきフィラデムたちと一緒にいた奴と出会いそうね」

 ふふふとリリスは怪しく微笑むのだった。



 さて、そのリリスが言っていたラハブの新境地の南の外れ……
 そのライトブルーの色をした木の枝に引っかかっている一人の男の子の姿があった。

「た、た、た、助けてー!!」

 特徴的なダークグリーンの前髪を垂らしたネガティブなエレキだ。
 どうやら、不時着の際にものの見事に木の枝に引っかかったらしい。
 その高さは5メートルほど。普通に着地したら何とかなりそうだが、不時着したら怪我しそうな高さである。

「た、助けてー!!」

 我を忘れて助けを呼ぶエレキ。
 もやは自分のポケモンで何とかするという考えはすっかり無いらしい。いや、むしろ余裕が無いと言えるようだ。
 それにしても、こんなところで助けてくれる人なんて誰がいるだろうか……

「助けてやろうか?」
「え?」

 男はその木に火をつけた。
 一気に木は燃え上がって、木の枝まで……エレキのいる場所にまで燃え移ろうとしていた。

「え、え、えぇ!?ちょ、ちょっと止めて!!」

 さらに慌てるエレキ。
 パニックに陥ったエレキは引っかかっている枝を揺らす。
 そのお陰で何とか、枝から解放された。
 しかし、その代償に不時着という痛い結末が待っていたが。

「っーー!!い、痛いよー!!(泣)」
「どうやら助かったようじゃな」
「そ、そんな助け方無いよッ!!」

 半べそで助けてくれたフードを被った男性に文句を言うエレキ。

「あれっ?」
「ん?どうかしたのか?」

 エレキはふと一枚の写真を取り出した。
 そして、その男性と写真の男を照らし合わせた。

「…………っ!!しゃ、写真の男!?」
「……どうやらワシを知っておるようじゃな」

 男性はモンスターボールを取る。

「し、知らないよ!!ぼ、僕はハナさんにこの写真の男を見かけたらバトルして勝つようにって言われただけだよ!!」
「っ!!ハナじゃと?……お主はどうやらわしと戦わなければならぬようじゃ。この“死神タキジ”と」

 さらに真剣な目をしたバブルの前に一歩足を後退させるエレキ。

「わしとバトルをして負けた者は10年以内に必ず死ぬという呪いがある。お主はそれを知ってわしに挑むのか?」
「……ぼ、僕は勝てるなんて思ってないよ!!は、ハナさんが僕なら勝てるって言ったんだよ!!」
「ほう……それは酷く心外じゃ。わしはお主に負ける要素が微塵も感じられないのじゃがな」

 一歩踏み出すバブルにもう一歩足を後退させるエレキ。

「まあいい。お主の実力を見せてもらう」
「る、ルージュラ!!」
「そして死へ誘い……存分に味わうがいい!!ギャロップ!」

 ルージュラの冷凍ビームとギャロップのフレアドライブが激突した。
 そして、爆発が生じたのだった。



 壮絶な戦いが今始まる…………



 第二幕 Dimensions Over Chaos
 ラハブの新境地① ―――戦いの狼煙――― 終わり


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Last-modified: 2015-05-06 (水) 13:04:19
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