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たった一つの行路 №037

/たった一つの行路 №037

 45

 ―――B4階。
 ヒロトは個室に追い詰められていた。

“バカね~。あたし達に逆らうからこうなるのよ~♪”
“そうさ。おとなしく捕まるんだね!”

 でも、ヒロトは余裕の表情である。

“終わりよ!アーボック!”

 ロケット団の一人は勢いで攻撃を繰り出す。
 ヒロトにかみつく攻撃が決まろうとしたその時だ。
 ヒロトは上体を反らしてかわし、そこから、フーディンでカウンターの『雷パンチ』を繰り出して、一撃でダウンさせた。

“な……”

 ロケット団一同は茫然とした。

「やっぱり下っ端はこのくらいのレベルか。というか、ポケモン出す前に攻撃してくるなんて、やっぱり外道だな」

 ヒロトは身を起こして言った。

“う、うるせー!!全員でかかれ!!”

 そう言うと、6人全員がすべてのポケモンを繰り出し、襲い掛かってきた。その数、3×6の18匹。

「(……さすがにめんどくさいな……。あれで一気に決めるか……)ディン!行くぞ!」

 すると、フーディンは頷いて、目を閉じてスプーンに力を溜めた。

「目覚めしサイコの力発動せよ!!必殺、『サイコストーム』!!」

 次の瞬間、ディンは目を開けた。
 そして、ロケット団のポケモンの中心に凄まじいエスパー系の風、いや、エスパー系の嵐を巻き起こした。
 ポケモンたちはぶつかり合って気絶していった。それは団員たちも同じである。
 そして……

「まじぃ……やっぱり使うんじゃなかった……俺まで飛ばされちまう!!」

 と、ヒロトはディンにつかまりながら言った。
 やがて、嵐は止み、フロアーの中、いや、地下4階の半分はメチャクチャだったのは言うまでも無いだろう。

「うぅ……無茶しすぎた……。ん?これは?」

 ヒロトは物が散乱してある中からとある2つのモンスターボールを見つけたのだった。



 たった一つの行路 №037



 46

 ―――B3階。
 ここでは、まだユウキとシードの戦いが続いていた。
 シードのパルシェンが『トライアタック』を放つ。

「今だ!接近しろ!」

 ユウキのポケモンは、指示されると、姿を消して、一瞬の内にパルシェンの下についた。
 テレポートである。

「なんて無意味な!からではさめ!」

 接近してきたポケモンの手を思いっきり挟む。しかし、ユウキはその時を逃さなかった。

「キルリア!そこで『10万ボルト』!!」

 キルリアは、サイコパワーを手に集め、電気に変えて攻撃した。パルシェンは中からの攻撃に弱い。

「しまった!」

 そのままパルシェンはダウンした。
 キルリアは放電し終えると、テレポートでユウキの傍まで戻った。

「くっ……なかなかやりあがる……」
「はぁ、はぁ……あと二匹だぜ!」

 ここまででユウキは3匹のポケモンを失っていた。一方シードの方はあと2匹である。

「仕方が無い。俺をここまで追い詰めるなら、俺の切り札を出してやる。行け!」

 シードは、最後の二体を同時に出した。
 中から出てきたのはラジオ塔の戦いで、マサトのナマケロを追い詰めたネンドールだ。
 そしてもう一匹は殻から黄色い触手みたいのを出しているポケモンだ。

「この俺の最強のポケモンに勝てるか?」
「最強のポケモンって……ツボツボ……!?」

 ユウキは目を疑った。
 シードは確かにツボツボを最強のポケモンと言った。
 しかし、常識ではツボツボが強いのは防御面のだけのはずである。
 その面ならば確かに最強であるのだが。

「(でも、何をしてくるかわからないからな) キルリア、『催眠術』!!」

 キルリアはテレポートで一気に間合いを詰めて、ツボツボの前で術をかけた。
 どうやら、ユウキのキルリアはテレポートで移動するように訓練をしたらしい。
 そのせいあってか、攻撃のスピードはなかなか速くなった。
 そして、催眠術は確実にツボツボに命中して、ツボツボは眠ってしまった。

「(よし!)」
「ふん!無意味だな!」
「何……?」
「ネンドール、『サイコキネシス』!!」
「……! キルリア、かわせ!!」

 ユウキはそう指示した。でも、キルリアはかわさなかった。いや、かわす必要が無かった。
 なぜなら、攻撃をかけたのはツボツボの方だったのだ。ツボツボは浮かび上がった。

「……?自滅か……?」
「ふふふ……俺の技を見て……驚け!『メテオガン』!!」
「なっ!まさか!?キルリア、『影分……」

 しかし、遅かった。サイコキネシスでツボツボを浮かせて、そのままキルリアにぶつけるという技だった。

「ツボツボの硬さとネンドールのサイコキネシスの威力から繰り出せる攻撃……どうだ?破ることは出来るか?」
「そんなの、ネンドールを倒せばいいだけだ!キルリア!」

 キルリアは頷いて、一瞬の内にネンドールに近づき、催眠術をかけた。
 しかし、効果が無かった。

「!?」
「それなら、効かないな!ツボツボが起きたのに気づかなかったのか?」
「『神秘の守り』か……」
「くらえ!!」

 すると、またシードはメテオガンを発動した。とてつもないそのスピードは、キルリアに避ける暇も与えなかった。

「くっ!キルリア!」
「終わりか?」
「まだだ!上を見てみな!」
「上……?」

 シードはユウキの言われるままに上を見た。しかし、何もなかった。

「何もないぞ……?なんて無意味な……」

 しかし、次の瞬間、ネンドールに攻撃が命中した。

「なっ!」
「一気に決めろ!ザングース!!」

 ユウキが上を向けと言ったのは隙を作らせるための嘘だった。
 そして、ユウキは連結技を指示していた。
 『でんこうせっか』で一気に詰め寄り、『連続切り』で切り刻む。

「行けー!『シャドークロー』!!」

 それらの技が一瞬の内にネンドールに叩き込まれた。
 ネンドールの防御は高かったが、普通にザングースの攻撃能力も高い。
 ネンドールはダウンした。

「あとは、ツボツボだけだ!」
「おっと!俺のツボツボを甘く見るなよ!『ころがる』攻撃!!」

 すると、意外と基本的な攻撃をし始めた。

「そのくらい、簡単に止めてやる!『ブレイククロー』だ!」

 回転してきている、攻撃を爪で受けてとめようとした。だが、そう簡単には行かなかった。ツボツボの回転にザングースが押されていったのだ。

「なっ!何てパワーだ!(しかも、これが出し始めの威力か……!?)ザングース、一度離れろ!」

 言われなくともザングースはそのつもりだった。ザングースは一端ツボツボと間合いをとったが、すぐにザングースに詰め寄ってきた。

「『見切り』でかわせ!」

 ザングースはギリギリまで引き寄せてそれをかわした。
 普通ならそこで攻撃は終了である。だが、シードのツボツボは普通ではない。
 2度目の攻撃が終わっても、すぐに3度目の転がる攻撃がやってくるのだ。

「もう一回『見切り』だ!!」

 ザングースは何とかかわした。
 しかし、さっきのように考えると、実はシードのツボツボは攻撃を外しても、永久に続けることが出来るのだ。
 それをユウキは今の攻撃で悟った。そして、別のボールを取り出した。

「(捨て身になるが……この手しかない!)」
「ポケモンを代える気か?だが、こいつは止められない!あともう少しでトップギアになる。さらにこいつはまだパワーアップできる。ツボツボ、そのまま、『目覚めるパワー』を発動しろ!!」
「なっ!」

 ツボツボは転がりながら、さらにエネルギーをまとった。

「これでバトルが終わる!さあ、ツボツボ、行け!!」
「(トップギアになったら、絶対に止められない……今しかない!)行け、ラグラージ!!」

 そして、ユウキは最後のポケモンを投入した。

「『守る』!!」

 ユウキのラグラージは防御の壁を張った。ツボツボはそれに引っかかり止ったように見えた。だが、守ることが出来たのは“ツボツボの纏った目覚めるパワーだけ”だった。
 本体だけは、防御壁を突き破り、ラグラージに向かって飛んで行った。そして、ラグラージに攻撃が命中する直前のことだった。

「今だ!『カウンター』!!」

 ラグラージの頭に攻撃が命中した。だが、ラグラージはその攻撃を耐え切った。
 そして、一瞬、威力が弱まった所を狙って、ツボツボを殴り飛ばした。
 ツボツボは“ガン”というとても鈍い音をして、シードに飛んで行った。

「なっ!ぐわ!!」

 シードはそのショックでダウン。ツボツボも、ラグラージのカウンターでノックアウトしたようだ。

「大丈夫か?」

 ラグラージの体力は一撃で限界だったようだ。

「危なかった……」

 ユウキはラグラージとザングースを戻してほっと息をついたのだった。



 47

 ―――B4階。

「……くっ……あのゴルダック……ほんとにゴルダックなの……?」

 マサトはグラエナとヤルキモノのタッグで攻めていたが、それでも押されていた。
 そして、グラエナはもうダウンしていてヤルキモノはダウン寸前である。

「(まずい……ジム戦の影響で体力がフルに残っているのはあと1匹だけだ……。相性はいいけど、あのゴルダックの前じゃ確実に返り討ちに遭う……。でも、これしかない!)」

 そして、マサトは最後のポケモンを出した。

「ジュプトル!『リーフブレード』にすべての力を溜めるんだ!ヤルキモノ、援護だ!『ブレイククロー』!!」

 2匹はすぐさま行動に移る。ヤルキモノはゴルダックに襲い掛かり牙を(正確には爪を)向けるが、あっさりと腕で防御した。
 そして、ヤルキモノを跳ね飛ばした。

「ジュプトルに力を溜めさせて、時間稼ぎか……。いつまで持つかな?」
「まだだ!ヤルキモノ、『メガトンキック』!!」
「甘いな。能力の差は明らかだ!ゴルダック、『空手チョップ』で空中に打ち上げろ!」

 再びヤルキモノが攻撃を仕掛けた。ゴルダックは左手のチョップでヤルキモノの右足を止めて、右手で真上に飛ばした。

「そして……『ハイドロポンプ』!!」
「まだだ!ヤルキモノ!こらえるんだ!!」

 ヤルキモノは、ハイドロポンプを受けて、さらに天井に激突した。しかし、こらえる状態に入ることに成功して攻撃に耐えた。

「(これしかない……!)そのまま『気合パンチ』!!」
「重力を利用した攻撃か……それでも、ゴルダックには勝てん!!『クロスチョップ』!!」

 ヤルキモノは天井を蹴って、一気に落下した。そして、拳を振り下ろした。
 だが、ゴルダックのクロスした腕に止められてしまった。しかし、この攻撃の威力はすさまじかった。
 ゴルダックもこの攻撃の影響で足元がへこむほどの威力だった。
 そして、攻撃を受けきったゴルダックはチョップで、ヤルキモノをなぎ払った。

「ヤルキモノ!」
「さぁ……終わりだ!」
「(くっ……ジュプトルのリーフブレードはまだ力が溜まらない……)一体、ゴルダックに何をしたんだ!?」
「知りたいのか?教えてやろう。このゴルダックには様々なことをさせた。俺特製のプロテインを飲ませたり、こいつの筋力を細胞レベルまで研究して手術したりな!」
「そんなことをポケモンにしてもいいと思っているの!?」
「これは、我々ロケット団の進歩にかかわる重大なことなのだ。そのための犠牲なら仕方がないだろう」
「許さない!そんなことのためにポケモン達を使うなんて!」

 そして、ジュプトルが頷いて前に出た。
 ジュプトルのリーフブレードは凄まじい光を放っていた。それだけではなく、長さも増していた。

「何?ジュプトルに何をした!?」
「……ヤルキモノががんばってくれたおかげで、リーフブレードをほぼ最大まで引き出すことが出来たんだ!」
「ほう、力を溜めていたということか……。だが、それで私の奥の手に勝てるかな?まぁいい、かかってこい!」
「ジュプトル!『高速移動』!!」

 マサトは攻撃に転じなかった。ジュプトルが高速移動で錯乱しているうちに、マサトはゴルダックの様子を観察していたのだ。

「どこから狙ってもこのゴルダックは攻撃を受けきる自信がある。無駄なあがきはやめろ!」
「(……!あれは!よし……)ジュプトル、今だ!!」

 マサトは弱点と思える場所を見つけていた。そして、その場所を狙わせた。ゴルダックの右側への攻撃だった。

「来たか……『空手チョップ』!!」

 ジュプトルのブレードはゴルダックの右腕に止められてしまった。しかも、高速移動のスピードで勢いが増しているにもかかわらずだ。
 そして、ゴルダックの反撃が来た。ジュプトルはもう片方のブレードで防御をしたが、チョップの威力が凄まじくぶっ飛ばされた。

「(防御しても飛ばされるなんて……でも……)もう一度だ!」

 そして、マサトは繰り返す。弱点と思う所へ向かってのリーフブレードを何度も打ち出す。
 だが、すべて右手で防がれ、結果は同じだった。
 そして、ジュプトルの体力は徐々に削られていき、もうわずかとなってしまった。

「さぁ、次の一撃で終わりだ!」
「僕は……負けないっ!」
「てめえは負けんだよ!」
「僕一人ではここまで来ることは出来なかった。ショウさん、シュウ、お姉ちゃんにユウキ……それにヒロトさんの力がなければここまで来ることが出来なかった。
 だから……、だから、みんなの期待に答えるためにも、そして、ジラーチを助ける為にも絶対に負けるわけにはいかないんだ!!!!」
「いくら吼えても無駄だ!」
「ジュプトル、行け!!最大パワーの『リーフブレード』!!」

 今までよりさらに1.5倍ほど大きくなったブレードでジュプトルは攻撃を仕掛けた。
 ゴルダックはまた同じ様に右腕に止めようとした。

「何度やっても同じ……なっ!?」

 同じにならなかった。右腕でとめようとしたが、止められなかったのだ。

「行けッ!!」

 ゴルダックの右腕を押しのけると、胴体に最大の一撃を叩き込んだ。ゴルダックは音をたてて倒れた。

「ば、バカなッ!何故だ!?私の最高傑作が一撃でやられるなんて!!」
「一撃じゃないよ。右腕にずっと負担をかけさせて、ダメージを蓄積させていたんだ。そして、最後のジュプトルの攻撃は特性の力で威力がさらに上がっていた。
 それに、胴体の方は脆そうだったみたいだったからね!ジラーチは返してもらうよ!」

 マサトはジラーチがいるケースに手を伸ばそうとした。

「認めん!絶対に認めん!」
「え?ぐっ!」

 マサトは足をじたばたさせた。ゼンタがマサトを締め上げたのだ。

「認めん!こんな形で負けるなんて!絶対認めんッ!!」
「ぐ……」

 マサトは抵抗できなかった。ジュプトルもほとんど力が残っていなく、動けなかった。

「マサト!!」

 だが、助けが来た。

「なに!?ぐわぁ!!」

 バシャーモのメガトンキックがゼンタに炸裂し、棚に吹っ飛ばした。

「マサト!大丈夫!?」
「お姉ちゃん……」
「心配したぜ!」
「ユウキも……」

 それぞれロケット団員を倒した2人は地下4階へと降りてきたのだ。

「ザングース、ブレイククローで装置を壊せ!」

 そして、ガラスで出来た装置の中から液体とともにジラーチが出てきた。
 マサトは慌てて、ジラーチをキャッチした。

「ジラーチ……ジラーチ……!」

 マサトは揺すってみる。

“う~ん、ダレ……?マ…サ…ト?”

 ジラーチはゆっくりと目をあけてマサトを見る。

「そうだよ!僕、マサトだよ!久しぶり!!」
“マサト……マサト~♪”
「ジラーチ!!」

 マサトはジラーチを抱きしめた。ファウンスの事件から約2年。
 ジラーチが再び目を覚ました。そして、マサトはこの想像できなかった再会に涙した。

「マサト……よかったな」
「うん!」
「でも、どうするの?ジラーチって7日間でまた眠りについちゃうんでしょ?」

 ハルカが疑問を投げつけた。

「あ、でも、あいつは777日間、ジラーチはこの姿を維持できるって言っていたよ」
「それって、まずいんじゃないか?」
「あ、ヒロトさん」

 ロケット団とまともに戦っていないはずのヒロトが何故か一番最後になって登場した。

「大丈夫でしたか?」
「ちょっとこの辺を調べ物していて……それより……」


 ビィービィー!!!!


「な、なんだ!?」

 ヒロトが口を挟もうとした所で、いきなり警報音が鳴った。

「また、あいつが何かやる気か!?」

 マサトはゼンタを見た。するとゼンタは緊急スイッチのボタンを押していた。

「おまえら……もう許さん!道連れにしてやる!」
「一体何を!?」
「まさか……爆破スイッチを押したとか……!!」

 ハルカがそう言ったからさあ大変。パニックが始まった。

「え~!速く脱出しないと!!」
「まだ、死にたくない~!俺はまだハルカに言っていないことが~」
「くそっ!こいつ、正気か!?」

 と、マサト、ユウキ、それにヒロトまで混乱していた。

「爆弾ではない。しいて言うなら、合成ポケモンって所だ。それはもう恐ろしいほど凶暴のな!!いま、倉庫の地下5階から顔を出すぞ!」
「「「「合成ポケモン!!??」」」」

 4人とも顔を引きつらせた。

「これは逃げた方がいいよ~!ジラーチをここから助けたんだし……」
「そうはさせない!!」

 また、ゼンタは何かのスイッチを押した。すると今度は研究フロア全域が鉄で囲まれてしまった。

「な!?」
「これで脱出できない!」
「それならテレポートで……」

 マサトはユウキとヒロトを見た。

「駄目だ。俺のキルリアはその力は残っていない」

 ユウキはヒロトを見る。

「実は俺も無理だ。(さっきのサイコストームの影響でテレポートを使う力が残っていないんだ……やっぱり使うんじゃなかった……)」
「それって、大ピンチかも~!!」
「やっぱり戦うしかないか!?」

 ヒロトはそうして、ストライクを出そうとした。でも、ジラーチが4人の前に立った。

「ジラーチ??」
“マサトの願いはテレポートだね?わかった!”
「「え?」」

 ユウキとヒロトは驚いてジラーチを見た。そして、次の瞬間、ジラーチは光だしてその場を包み込んだ。そして、4人の姿は消えていた。

「なっ!?消えた……だと!?」

 ゼンタは驚きをあらわにした。

「まずい!急いで合成ポケモン<キメラ>を止めないと……」

 そして、地下五階をのぞいてみた。

「ど、どういうことだ!?」

 ゼンタは予想外の出来事に驚いた。いるはずのポケモンたちが一匹もいなかったのだ。

「な、何故だ……?まさか、誰かが持ち出したのか!?」

 ゼンタは途方にくれてしまったのだった。



 そして、3時間後、シュウとショウの通報したジュンサーさんたちの手によって、この秘密基地は抑えられたのであった。



 第一幕 Wide World Storys
 タマムシシティの地下③ ―――強化ポケモン――― 終わり


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Last-modified: 2015-01-26 (月) 20:23:43
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