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たった一つの行路 №021

/たった一つの行路 №021

 ―――スナッチ団。
 かつてただポケモンを強引に奪うだけの組織だった。
 だが、シャドーが“スナッチマシン”と呼ばれるポケモンを奪う機械を授けたことにより、ただの盗賊団から一躍有名になった組織だった。
 ボスの名前はヘルゴンザという大柄で筋肉質な男が務めていた。
 ―――シャドー。
 スナッチ団にスナッチマシンを授けて、奪ってきたポケモンたちを戦闘マシン(ダークポケモン)にした組織だった。
 しかも、スナッチ団が表で活動していたのに対して、シャドーは影で暗躍し、その組織の存在を極少数の者にしか感付かせなかった。
 さらにボスのワルダックはフェナスシティの市長を勤めていた男だった。
 ラルガタワーの真の目的は、ダークポケモンたちを戦わせて、観客から観戦料をふんだくること。
 そして、ダークポケモンの強さを見せつけたあかつきには、その強さを持って世界を征服しようとしていたのである。
 しかし、その2つの組織は元スナッチ団の少年ハルキとアゲトビレッジ出身のローガンの孫のカレンの2人の子供たちによって壊滅させられた。
 ハルキの名前は知れ渡ることはなかったが、カレンの名はオーレ地方に知らない者がいないほど有名になっていた。
 人々は考えた。
 オーレ地方の英雄、カレンがいる限り、オーレ地方が再びシャドーとかスナッチ団のような組織が現れることはないと考えていた。

 そして……3年の月日が流れた。
 カレンは14歳になっていた。



 たった一つの行路 №021



 アゲトビレッジの北西部に一つの研究所があった。
 その場所の名前はポケモン総合研究所。
 3年前のシャドーの事件があってから作られた、まだまだ新しい研究所だった。

「こんにちは」

 カレンは最近この場所へよく出入りをしていた。

「お~!いらっしゃい!カレンちゃん!待っていたよ!」

 建物の中に入って出てきたのはメガネと白衣にボサボサの髪をした気の優しそうな男だった。
 おじさんと言うにはまだ若そうだが、お兄さんと言うには少し歳を食っている感じがする。

「研究は進んでいますか?クレイン所長」
「おかげさまで!」

 彼の名前はクレインと言った。
 3年前にシャドーが作ったダークポケモンについて彼は研究していた。
 生態からバトルまで、いろいろ研究することは他にもあったのだが、彼がダークポケモンに関する研究を始めたのは、いつまた誰かがダークポケモンを作るかもしれないという“ある人”の危惧があったからだという。
 それだけでなく、彼自身も心を閉ざしたかわいそうなポケモンを放っておくことはできないからと言う優しい理由を持っていた。
 2年前。そんな彼は、ダークポケモンと戦ったことがあり、スナッチャーであり、ダークポケモンの識別が出来るカレンに研究の協力を依頼したのだ。
 わざわざアゲトビレッジまで来て頼みに来たクレインにカレンは好感を持った。

―――「ダークポケモンを作り出さないことが一番だけれど、もしダークポケモンをリライブできるシステムがあったらポケモンたちにとってもいいことだわ」―――

 ダークポケモンの存在が許せないカレンはクレイン所長と意気投合して全面的に協力することを決めたのだった。

「研究は順調に進んでいるよ。君の目を元にしたダークポケモン判別のスキャナ、スナッチマシン……」
「スナッチマシンは別に作らなくてもよかったんじゃないですか?」

 カレンは苦笑いをする。

「いや、君みたいに心無いトレーナーからダークポケモンを救うためにはやはりスナッチマシンが必要なんだよ」
「……そうですね」
「それと、一つ作ってみたものがあるんだよ」
「なんですか?」

 クレインはカレンを招き入れてエレベーターで2階へと上がった。
 そして、彼の部屋に招きいれた。

「これだよ」

 クレインが差し出したのは、一見、ただのブレスレットのリングだった。

「これはなんですか?」
「実は、君のスナッチマシンを元に作った更なる小型スナッチマシンだよ」
「え?これがですか!?」

 あまりの小ささに驚くカレン。

「驚いたかい?」
「驚いたもなにも……これって本当にスナッチマシンなんですか!?」
「でもそれは試作段階の上に未完成でね……発動する確率が約50%なんだ」
「50%って微妙……」

 リングを左手にはめて腕を振ってみる。
 首を傾げてこれ本当にスナッチマシンかなぁと疑っているようだった。

「それにセキュリティー精度もマシンの耐性もまだ悪いからその辺を直さないといけないんだけど……どうやって直していいやら……」
「それなら普通にスナッチマシンを作ったほうがよかったんじゃないですか?」
「アハハ……そうかもしれないね」

 苦笑いのクレインにカレンは少し呆れる。

「ちなみにコレ、開発費はどのくらいかかっているんですか?」
「それはね……」

 クレインは耳打ちしてカレンにその金額を伝えると、カレンは目を見開いた。

「クレイン所長!コレください!」
「う~ん……」
「代わりに今置いてある私が使ってたマシンを上げますから!今のところ、使う予定ないし」
「それならいいかな……。小型化はやめて通常の大きさのマシンを作ることにするよ。……ところで、そのスナッチマシンを売らないでよ?」
「(ギクッ!!) ヤダなぁ……売りませんよ」
「(売る気だったね……(汗))」

 油断も隙も抜け目も無いカレンだった。
 ちょうど、そんな話をしていた頃にキュイーンと自動ドアが開いた。
 部屋に入ってきたのは、大きなお団子頭にピンク色のナースのような服を着ている女性だった。

「あら、カレンちゃん。いらっしゃい」
「こんにちは、リリアさん」

 カレンはきっちり挨拶をした。

「所長。リライブホールの方へ来ていただけますか?」
「何か問題が起きたのかい?」

 真剣な顔でクレインはリリアに聞く。

「はい……。よければカレンちゃんも来てくれる?」
「ええ。私でお役に立てるのなら」

 笑顔でカレンは答えた。
 2階からエレベーターで1階へ降りて、左に曲がった部屋に入ると、たくさんのコンピュータと真ん中に大きなホールがあった。

「これがリライブホールなんですね?」
「そうよ」

 カレンは真ん中のホールに立った。

「確かリライブホールは、一般的にトレーナーがポケモンと一緒に居てバトルをしたりコロンを嗅がせたりしてリライブをするのに対して、正常なポケモンを周りに置いて音楽をかけることによって心を開いていく方法なんですよね?」
「その通りだよ。理論上はそうなんだけど、まだうまく行かないところがあってね……使えるようになるにはまだ先だね」

 ボサボサの頭をガシガシかきながらクレインは穏やかに笑う。

「ダークポケモンが生まれなければ、作らなくてもいいシステムなのにね」

 リリアは呟くように言った。

「それで……問題の部分って言うのは何ですか?」
「そうだね……」

 カレンが聞いてきたのを見てリリアは答えた。

「実はね……アレが……コレで……コレが……アアで……ソレが……コウで……つまり、そんなわけで問題なの」
「なるほど……それは大変な問題だ」
「…………」

 クレインは頷くが、カレンは言葉が出なかった。
 と言うか、リリアの言ったことがまったく理解できなかった。
 決して、リリアのセリフが適当だったからではない。
 なぜならクレインはリリアのその説明でわかったのだから。

「ごめんなさい……私、全然わかりません。外に出てますね」

 落ち込むカレン。
 クレインとリリアは何も言葉をかけられずに外へ出て行くカレンを見ていた。

 ドンッ!!

「きゃっ!!」

 何かにぶつかってカレンは尻餅をついた。
 お尻を擦りながら確認しようとすると、その少年は顔をクッションのように埋めていた。
 どこに埋めていたかは……あえて説明しない……と言うかクッションになるほど大きくなかったそうな。

「ちょっ!!ケイくん!?」
「……ふぁあ?あ、カレンお姉ちゃん」

 赤い髪に翡翠色の瞳を持った少年はのんびりと顔を上げてカレンの顔を確認した。

「こんにちは!……今日はどうしたの?」

 平然と立ち上がって手を差し伸べるケイ。
 カレンは「ありがとう」と礼を言って、手を借りて立ち上がった。

「今日は……」
「あ、カレンおねーちゃん!!」

 すると、後ろからトンッとお尻をタッチされた。
 カレンは慌ててお尻を押さえて後ろを振り向く。
 そこにいたのは2つの水色のお団子頭に白いワンピースの少女だった。

「アイちゃん!?」
「遊ぼう!!……あ、お兄ちゃんも居たんだ」
「うん」

 お兄ちゃん……ケイはカレンの後ろに影になっていたらしく、妹のアイは今気付いたようだった。

「そうか!お兄ちゃんはカレンおねーちゃんと遊びたいんだ!それなら、カレンおねーちゃんもお兄ちゃんもアイと遊ぼう!!」
「う~ん……」

 アイに引っ張られるカレン。

「アイちゃん!」

 するとリライブホールの部屋からリリアが出てきた。

「カレンちゃんが困っているじゃない」
「えー?だって、お母さん。お兄ちゃんがカレンおねーちゃんと遊びたいって言ってるから……」

 と、アイは駄々を呟く。
 そう。この9歳と6歳のケイとアイはリリアの子供なのである。
 アイの様子を見てカレンは頷いた。

「わかったわ!じゃあ外に行きましょう。ケイくん。アイちゃん」
「わ~い!」
「……先に行っています」

 妹のアイは速攻で駆け出していき、兄のケイは歩いて妹を追っていった。

「カレンちゃん。ごめんなさいね」

 その2人の母親であるリリアはカレンに申し訳なさそうに謝った。

「そんな事ないですよ。2人と遊ぶのは楽しいですし!」

 カレンは実際楽しかった。
 特に自分には弟や妹がいない為、まさに自分がお姉さんになった気分だった。

「あっ!ちょっと二人とも、待ってよ~!」

 カレンはケイとアイを追って外へと飛び出していった。

「いやぁ……子供は元気だねぇ」

 眩しそうにクレインもリライブホールから出てきて、外へ飛び出した3人を見ていた。

 トゥルルルル!!

 ちょうどそのとき、電話の着信音が鳴ってリリアが出た。
 応対すると、すぐにリリアはクレインを呼んだ。

「誰からだい?」
「ノースト地方マングウタウンのトミタ博士からです」



「それじゃ、何をして遊ぼうか?」

 カレンが2人と同じ目線までしゃがみこんで話しかける。

「私、飛行ポケモンに乗って空を飛びたい!」

 アイは即座に答える。

「ケイくんは?」
「…………」
「ケイくん?」
「ふぁ?」

 ボーっとしていたケイははっとカレンに目の焦点を定めた。

「なあに?」
「ええと……何をして遊ぼうかって聞いていたんだけど……」
「それなら僕はカレン姉さんのポケモンでバトルしてみたいな!」
「わかったわ。それじゃ」

 そうして、カレンは腰につけてあったボールを全て出した。
 中から出てきたポケモンは、3年前、シャドーと戦った時のメンバーとほとんど変わっていなかった。

「それじゃあ、オオスバメ。アイちゃんを落とさないようにしっかりね」
「しっかり飛んでよね」

 カレンとアイの言葉に頷いてオオスバメは飛び上がった。

「わぁ!すご~い!気持ちいい~♪」

 空からの眺めは絶景で、アイにはオーレ地方の全域が見えたという。

「残ったポケモンは5匹だけど……。ケイくん、じゃあ、何のポケモンでバトルしたい?」

 と、カレンはケイの方を向いたら居なかった。

「この硬そうなポケモン!」

 そして、いつの間にかケイは選んだポケモンに乗っていた。

「(決めるの早かったわね) メタグロスね?じゃあ、私はメガニウムで勝負するわよ」

 2人ともポケモンを決めて向かい合った。

「そちらからいいわよ」
「じゃあ……」

 ケイはうーんとのんびりと考える。
 カレンは苦笑いをして構えていた。
 そして……

「メタグロス、『突進』!」

 ドスンッ!!

「!!」

 メガニウムに不意打ちが決まった。
 完全にカレンの油断だった。

「今度は『コメットパンチ』!」
「っ!! メガニウム、『リフレクター』!」

 気を取り直して防御壁を繰り出す。
 ポケモンの中でトップクラスの重量を誇るメタグロスの攻撃はとてつもない威力だ。
 カレンはそのことをよく知っていた。
 それでも、メタグロスの一撃を何とか防ぎきった。

「そこから、『のしかかり』!」

 そこから、メガニウムはメタグロスを押しつぶす。
 だが、負けじとメタグロスが浮遊してメガニウムを押し上げようとする。
 状況は一進一退だった。

「……『サイコキネシス』!」
「かわして!」

 エスパーの波状攻撃がヒットする前にメガニウムは射程距離から離れた。
 そして、葉っぱカッターで攻撃をする。

「『突進』!!」

 カキンカキン!

 葉っぱはあっけなく弾かれて、メタグロスはメガニウムにタックルをお見舞いした。
 メガニウムは何とか踏ん張って立ち上がるが、勝負はもう見えていた。

「ここまでね。ケイくんやるわね!」

 ケイに近寄って褒めた。
 けど……

「…………」
「ケイくん?」
「……ふぁ?あ、カレンお姉ちゃん。終わり?」
「ええ。私の負けよ」

 カレンはケイの頭を撫でた。

「(相性のハンデがあったとはいえ……この子のポケモントレーナーとしての才能は確かね)」

 ケイを見る。
 そのケイはやっぱり眠そうにどこか遠くをボーっと見ていた。

「カレンちゃん!ちょっといいかい?」

 バトルが終わってすぐにクレイン所長が研究所から出てきてカレンを呼んだ。

「はい!」
「ちょっと僕の部屋に来てくれないかな?」
「わかりました!」

 するとクレインは一足先に建物に戻っていった。

「所長さんが呼んでる……ケイくん、ちょっとポケモン達と遊んでいてね」
「……うん……」

 しょんぼりするケイを見てカレンはにっこりと笑っていった。

「大丈夫。すぐに戻ってくるわ。そうしたら続きをしましょう?」
「……! うん!」

 ケイはぱあっと明るくなって頷いた。
 その様子に安心したカレンは急いで研究所の中へ入っていった。



「なんですか?」

 カレンはクレイン所長の個室にある椅子に腰掛けた。
 クレイン所長はなにやら改まった雰囲気で話し始めた。

「実は先ほど、ダークポケモンらしきポケモンが現れたんだ」
「!!」

 その話を聞いて、カレンは立ちあがり机を叩いた。

「そんな!3年前に私がトゲチックをスナッチしたので最後だったはず!」
「うん。それは3年前のことだよ。またダークポケモンを作っている者がいるんじゃないかい?」
「そんな……まさかシャドーに捕まらなかった例の二人が……?」
「その可能性は十分ありうる」

 カレンはゴクっと息を呑んだ。

「先ほど、ノースト地方のマングウタウンに住んでいるトミタ博士から電話があったんだ。ポケモンの身体は正常なのに異常なほどまでに興奮していると……。あ、トミタ博士と私は先輩と後輩の関係でね、先輩は色違いのポケモンやポケルスなどを細胞レベルにまで調べている人なんだ。だから、身体の異常でないということは……」
「また別な病気、それともダークポケモンという可能性がありますね……。でも一体どうやってそのポケモンを?」
「実はそのポケモンはカントー地方で見つけられたポケモンなんだ」
「それがどうしてノースト地方に?」
「カントー地方で最初にそのポケモンを見たのが、マサラタウンのオーキド博士なんだ」
「オーキド博士と言ったら私も知っています」
「それなら話が早い。オーキド博士はそのポケモンを瞬時に見極めて異常なところを探したんだ。だが、異常は見つからなかった」
「そうかそれで、トミタ博士という人のところに……」
「そういうわけなんだ。そこで相談なんだが、ノースト地方までそのポケモンを見に行ってきてくれないかい?」
「なるほど……そういうわけで私に相談したというわけね……。いいですよ!行ってきましょう!ノースト地方へ!」
「できればそのダークポケモンの出所とかもわかればいいんだけど……」
「それじゃあ、私、マングウタウンでトミタ博士に会ってから、カントーにも行ってみますよ!直接オーキド博士に会ってきます!」
「おお!助かるよ!カレンちゃん!」
「ちょうど他の場所で買い物もしてみたかったし♪」
「あ、そうそう。カントーやノーストではポケドルを円に換金しないと駄目だからね」
「……あ、はい」

 カレンの買い物癖はやはり治っていないらしい。



「きれいな星空……」

 カレンはアイオポートから船に乗り込んでいた。
 すっかり空は無数に広がる星でいっぱいになっていた。
 周りも海しか見えなく、星の輝きが海に反射してそれはもう神秘的としか言いようがなかった。

「そういえば……ハルキ……どうしているかな……?」

 カレンはハルキのことをふと思い出した。
 プラスルを盗られてから、早三年。
 それからずっとカレンは自分のポケモンを鍛えて、そしてオーレ地方中の施設を回って、ハルキを探した。
 しかし、彼はどこにもいなかった。

「(今、彼のことを考えると、彼はいつも一人だった。彼はいつも寂しそうだった。そして、何かを探していた。なんだか放っとけない……そんな存在ね。何でだろう……。もしかしてこれが恋……なのかな?まさか……。でもきっと彼に会えばわかる。そう、この空の下のどこかに彼はいる!)」

 カレンは、再び空を見上げた。
 輝く星空。
 そして、流れ星。
 それらの光を反射する海。
 全てが彼女を見守っているようであった。

「……今度会ったら、負けないんだから……」



 第一幕 Wide World Storys
 二人のスナッチャー⑦ ―――カントーへ――― 終わり



 あとがき
 2回目の話の区切りになりました。いかがだったでしょうか?
 第一章はオリジナル地方からのオリジナルキャラで話を進めましたが、この第二章は既存のキャラ(と言っても名前は変えてますが)で話を進めました。
 オーレ地方。ゲームはポケモンコロシアム。オリジナル版のルビィサファイアを発売当初にプレイした方ならもちろんご存知だと思います。
 発売当初は連動でプレイできる、冒険もできる、しかもトレーナー戦はダブルバトルと新鮮な内容ばかりだったのを覚えています。
 それになぞられたのが、この第二章であります。
 まあ、ヴィーナスやボルグがスイクンやライコウを所持していなかったり、パートナーに兄がいたりと、ところどころ変えているところはありますが、大体ゲームの通りです。
 そんなこんなで、第二章はこのような締めになりましたが、第三章からキャラも増えつつ、展開も動くと思います。
 是非、第三章以降も引き続き読んでみてください。





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Last-modified: 2015-01-08 (木) 10:52:42
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