―――夜明け前。
「姉ちゃんが悪いんだからな!」
「あんたが悪いのよ!」
ここはブーグシティからブルーズシティに行く途中の森の中。
どうやら旅をしている姉弟がなにやら騒いでいるようだ。
「こうなったら僕一人でいくからね!」
「望むところよ!あんたなんか知らないから!」
この姉弟は分かれ道を二手に分かれて行ってしまった。
たった一つの行路 №007
「あー……今は?……もう朝か……」
日の光が部屋から差し込み、その光でトキオは目を覚ました。
「昨日は疲れたなぁ。結局、図書館で調べてまったく全然分からなかったなぁ……ん?」
トキオはあることに気づいた。
「ん?ヒロトがいない!」
トキオは急いで部屋を見回した。
ヒロトの寝た形跡はどこにも無かった。
次に部屋を出てジョーイさんに聞いてみた。
しかし、ヒロトは泊まっていないという。
「あいつ……また厄介な事にでも巻き込まれたのか?」
そう思ったトキオは急いで荷物をまとめポケモンセンターに出ようとした。
ドガッ
トキオはポケモンセンターの玄関を出ようとしたとき、人にぶつかった。
「いててて、ごめんなさい……ってヒロト!!」
「う~……あ!トキオどうしたの?そんなに急いで?」
「お前の心配していたんだよ!!」
「あ。ごめんごめん!」
その後、二人はポケモンセンターを出た。
トキオはしっかりと睡眠をとったため元気だが、ヒロトは昨日の騒動で全く寝ていない。
少しテンションが低い。
「なぁヒロト、これからどこ行くんだ?」
「次のジム戦のある町に決まっているだろ!」
「それもそうだな。ならブルーズシティに決まりだな。あそこはノースト地方の最北端で港の町なんだ!ポケモンもいっぱい釣れることでも有名なんだ。」
「へぇー」
「ところでお前昨日何かあったのか?」
「いや、別に何もなかったよ」
「あ、そう。それならいいけど」
ヒロトは余計な心配をかけたくなかった。
そして、トキオもそれ以上、詮索はしなかった。
トキオとヒロトはブーグシティを出てブルーズシティに向かっている。
ブルーズシティはブーグシティをさらに北東に進んだ場所だ。
「ヒロト……?ヒロト!どこに行った!!」
いつのまにかヒロトはどっかに消えてしまった。
「ね、眠い……はっ!トキオがいない!」
ヒロトは前の日全然寝ていない。
そして、寝ぼけていたのでトキオとはぐれてしまった。
「うーん……どうしようか……まあいいや!ポケナビがあるから進む方向も分かるし……」
ポケナビを見て進もうとしたとき誰かの気配を感じた。
「(誰かいる)」
ヒロトはモンスターボールを取った。
昨日のロケット団の騒動も会ったから余計に慎重になった。
「うわぁーーーーー迷った!やっぱり姉ちゃんと別々に行くんじゃなかった!」
しかし、出てきたのは自分と同じ年の少年だった。少し背が低そうだが。
「はっ!君は誰?」
その少年がヒロトに話しかけた。
「(いきなりでてきてなんだよ) 俺はヒロト。ポケモントレーナだ」
「僕はショウ。ブルーズシティを目指しているんだ」
「ブルーズシティか……ジム戦をするのか?」
「そのつもりだったんだけど……道に迷っちゃったんだよ!地図もコンパスも姉ちゃんが持ってるし……」
「姉ちゃんがいるのか?」
「うん……!いや、姉ちゃんなんて知るか!俺一人で行ってやる!」
どうやら何かあったらしく、姉の話をしたら、そっぽを向いた。
「地図もコンパスもなしでか?」
「う……」
「はぁ~しかたがない。じゃあ、いっしょにいくか?俺もブルーズシティに行くんだ。」
「本当に?うん。じゃ、行こう!」
2人はブルーズシティに向かって歩き出した。
「(姉ちゃんか……元気にしてるかな?)」
ヒロトは心の中でそう思った。
「まったく……あいつはどこに行ったんだ?」
トキオはヒロトを探していた。
「あいつ大丈夫かな?」
トキオはヒロトの極度の方向音痴を気遣って旅をしてきたのである。心配しないはずが無い。
すると、がさがさと物音がトキオの耳に入った。
「うん?そこか!?おい、ヒロト!!」
しかし、そこにヒロトはいなかった。
代わりにトキオより少し年上の少女がいた。服装は黒のGパンに男物のシャツと少し大人びた服装だった。
「なに!?あなた!!」
「あ……。すみません人違いでした。ちょっと人を探していたもので……」
「え?君も?実は私も弟を探しているの。」
「俺は旅の連れを……」
「全く旅の道具はほとんど私が持っているのにバカな弟だよ」
「こっちも探している奴は方向音痴なんだよ」
「へぇー。お互い苦労するわね。私の名前はユウコ」
「俺はトキオです」
「どこを探してもいないんだよね。弟が……」
「(ずっと探していないと言うことは俺も探しても無駄だな……)ユウコさんはこれからどこに行くんですか?」
「ブルーズシティよ」
「それならいっしょに行きませんか?たぶんその町にいると思いますよ」
「そうね……先に進んだのかもしれないし……分かったわ、いっしょに行きましょう」
こうして2人はいっしょに行くことになった。
「やっとついた」
数週間でヒロトとショウはブルーズシティについた。
その間にヒロトとショウは野生のポケモンに襲われまくっていたのである。
疲れているはずなのだが2人は元気である。
「とにかくポケモンセンターに行こう」
ヒロトとショウはポケモンセンターに行って驚くことになった。
「と、トキオ……!」
「姉ちゃん……!」
そこにはトキオとユウコがいたのだ。
「ショウ!いったい今までどこに行っていたのよ!」
「うわ!ごめん、姉ちゃん!」
「大体あんたが荷物を盗まれなければこんなことには……」
「なんだよ!全部僕が悪いって言うの!?」
「そうよ!」
「何をー!」
どうやらユウコとショウがケンカモードに入ってしまったようだ。
ヒロトとトキオは2人のケンカに巻き込まれないように、離れた所で話をしていた。
「それにしてもまさかヒロトがユウコさんの弟といっしょにいたなんてな」
「ちょっと偶然会ってね」
「俺も偶然ユウコさんに会ったんだ。それよりこれをみろよ!」
トキオはヒロトにブルーズジムのバッジ、コールドバッジを見せた。
「え!もうジム戦やってきたの!?」
「うん。なかなか手ごわかったよ。しかもダブルバトルだったし」
「ダブル……バトル……?」
ダブルバトルと聞いてヒロトは首をかしげた。
「おいおい、まさかダブルバトルを知らないのか?」
「あ、ああ……」
ヒロトは苦笑いした。
「それなら僕とバトルしない?」
「ん?」
いつのまにかケンカを終えた2人が話しに混ざってきた。
「いいのか?」
「別にかまわないよ。」
ヒロトとショウはバトルすることになり表へ出た。
「じゃあ審判は私がやるわ!」
そして審判はユウコが買って出た。
「ダブルバトルは2匹ポケモンを繰り出して、相手の2匹を戦闘不能にさせたら勝ちよ」
「あ、そんな簡単なルールなんだ」
「そうよ。それじゃ、試合はじめ!」
「ということは、ダブルバトルはコンビネーションが大事なんだろうな。ならばいけ!ネール、ザーフィ!」
ヒロトは先日仲間に加えたネールことポワルンとヒトカゲを繰り出した。
「僕はこいつらだ!」
ショウは電気タイプのエレキッドと地面タイプのゴマゾウだ。
「ザーフィ、エレキッドに『ひっかく』!ネール、ゴマゾウに『水鉄砲』!」
「そうきたか。エレキッド、ひっかくを交わしてゴマゾウを守れ!」
エレキッドはヒトカゲのひっかくをかわし“守る“の体勢いでポワルンの攻撃を防いだ。
「ゴマゾウ、ヒトカゲに『転がる』!」
「なに!ザーフィ、『メタルクロー』で止めろ!」
しかし、ゴマゾウの攻撃は止まらなかった。
ヒトカゲは弾き飛ばされる。
「くっ、ネール『水鉄砲』!」
「させない!エレキッド、『電気ショック』!」
ポワルンが水鉄砲を放つ前にエレキッドの電気ショックが決まった。
「まずい!ザーフィ!ネール!大丈夫か?」
「とどめだ!ゴマゾウ、『地震』!エレキッド、『守る』!」
ゴマゾウは地震を起こした。地震は敵味方関係なく攻撃する技だ。
しかし、エレキッドはまもる体勢に入っていたため攻撃を受けなかった。
「ポワルン、ヒトカゲ戦闘不能!よってショウの勝ちよ!」
「強いなショウ!」
「そんなことは無いよ。でも姉さんのほうが強いよ」
ショウはユウコのほうを向いて言った。
「私たちはダブルバトルを極めようとしているの」
「へえー、そうなんだ」
「だから私たちはダブルバトルのあるジムにはどこにだって行くのよ!」
「夢はダブルバトルマスターさ!」
「そうか……」
4人はそのやりとりの後自分の部屋に戻っていった。
「なあ、ヒロト!明日のジム戦どうするんだ?ダブルバトルはほとんどやったことが無いんだろ!?」
「う~ん、何とかがんばるさ!」
「そうか……それならいいんだけど……それよりお前の夢のことなんだけど……」
「ZZZ……」
「……もう寝てる……」
ヒロトが寝てしまったので、トキオも寝ることにした。
そこでトキオは考えた。
ヒロトの夢は何かの影響で見せられている夢ではないかと。またはヒロトは超能力者じゃないか。
色々考えてみたがどれも推測に過ぎないと思った。そんなことを考えながらトキオも眠りについた。
―――「わぁ!何だ?俺、何に乗っているんだ?」―――
―――「(スゲー!飛んでる!でもこのポケモンなんていうんだっけな?)」―――
今ヒロトの乗っているポケモンは、緑色の体に赤いメガネのレンズと長い尻尾を携えた姿だった。
ヒロトは今、空を飛んでいた。
―――「崖を越えて空へ飛んだみたいだ。眺めがいいなぁ……周りは海で……ここは島みたいだ)」―――
ところが、そのポケモンは下降を始める。
―――「ちょ、ちょっと、スト―――ップ!!助けてっ!!」―――
あまりのスピードにヒロトは絶叫するのだった。
その勢いは、地面に落ちようとするほどだった。
「いったぁあ……」
ヒロトはいつものごとくベッドから落ちていた。
「どうした?」
トキオはヒロトの声で目を覚ました。
「ベッドから落ちた」
「それは寝相が悪いんだな。それで今日はどんな夢を?」
「なんだか分からない夢だったなぁ。何かポケモンで空を飛んでいてわけも分からずそのポケモンがいきなり降下してそのままのスピードで降下して、俺はその反動でおもいっきり地面に投げ出されたみたいな感じだった」
「なんか今回はロケット団と関係なさそうだな」
ヒロトはじっくりとジム戦のことを考える為、ポケモンセンターとは別のところで朝飯を食べていた。
ユウコと会わないようにするため、という意味もあるだろうが。
「ダブルバトルかぁ……どうすればいいかなぁ」
ヒロトは具体的な作戦が立てられないでいた。
「ネールとマッシュで行ってソーラービームを連発で行きたいけど、まだマッシュはソーラービームを覚えていないし……」
ヒロトは昨日のショウとの戦いを思い出していた。
「ショウは強かったなぁ。何かいい方法はないかなぁ」
結局何も考えが浮かばず、食堂を出てジムへ向かった。
「お願いしまーす!」
ヒロトはジムに入りながらそう言った。
「挑戦者かな?」
「はい!ヒロトですよろしくお願いします!」
「俺はジムリーダーのコウジだ!」
ヒロトとコウジは中に入っていった。
「ここがフィールドですか?」
「そうだ」
ブルーズシティのフィールドは外にあり、公式戦で使われている普通のバトルフィールドだ。
「審判の準備はもうできている。始めようか」
「これからジム戦を始めます。ルールはダブル。2匹ともダウンさせたら勝利です!それでは試合はじめ!」
「いけ!イノムー、ポワルン!」
「氷とノーマル……よし!行け!マッシュ、ネール!」
ジムリーダーのコウジはイノムーとポワルン。
ヒロトはキノココとポワルンだ。
相性から言ったらキノココは草タイプで地面に強い。
しかし、草タイプは氷に弱い。
コウジは出した瞬間にポワルンで勝負が決まると思った。そして、コウジが先に行動をとった。
「イノムー、キノココに『凍える風』!」
イノムーは、冷たい冷気を放った。当れば相手のスピードも下げるという技である。
「マッシュ、かわせ!ネール、イノムーに『火の粉』!」
ポワルンはイノムーを狙って、火の粉を放った。
しかし、それはイノムーの冷気によって消されてしまった。
「く、だめだ!火の粉程度じゃ……」
「ポワルン、キノココに『火の粉』だ!」
今度はコウジのポワルンが火の粉を放った。
「マッシュ、かわしてイノムーに『種マシンガン』!」
マッシュは火の粉をかわし、いくつもの種をイノムーめがけて飛ばした。
「イノムー耐えろ!ポワルン、その間に『火の粉』!」
「ネール、『水鉄砲』で打ち消せ!」
ポワルンの水鉄砲はコウジの火の粉を打ち消した。
一方キノココはイノムーに種マシンガンを叩き込んだ。
しかし、イノムーにあまり期待したダメージは与えられなかった。
「あのイノムー強い!種マシンガンが思ったより効いてない!効果は抜群なはずなのに……」
「並の攻撃じゃ僕のイノムーは倒せないよ!」
「これならどうだ!ネール、『水鉄砲』!マッシュ、『種マシンガン』!」
ヒロトはイノムーに集中攻撃を指示した。
「それならポワルン、『火の粉』で種マシンガンを!イノムー、『凍えるかぜ』だ!」
火の粉で種マシンガンが消えて凍えるかぜで水鉄砲が凍ってしまった。
「なっ!攻撃がすべて防がれた!?」
「どうした?もう終わりか?」
「まだだ!」
ヒロトは何回も種マシンガンと火の粉&水鉄砲で攻めまくった。
しかし、決定的なダメージが与えられない。
「(種マシンガンや火の粉レベルの攻撃じゃだめだ!くっ、何か他の攻撃は無いのか?)」
「攻撃するのは終わりのようだな。それなら今度はこちらから行くぞ!ポワルン、『あられ』だ!」
コウジのポワルンは氷の粒を降らし始めた。
それと同時にコウジのポワルンとヒロトのポワルンは雪雲の形に変化した。
「(ネールが雪雲に変化した……そう言えばポワルンの特性は『てんきや』だったな……そうだ!これなら……)」
「イノムー、キノココに『氷柱針』!」
ヒロトが指示を出す前に、コウジが先に動いた。
「まずい!マッシュ、フルパワーで『種マシンガン』!氷柱針を止めろ!」
氷柱針がキノココを襲う。
種マシンガンで少しは食い止めたものの2回当たってしまった。
しかも、天候はあられ。氷の属性を持たないキノココにとっては、フィールド内にいるだけでダメージを受ける。
「このままじゃマッシュがまずい。それなら、ネール、『粉雪』だ!」
ヒロトはポワルンに攻撃を指示した。
しかし、氷タイプにはあまり効き目が無い。
「そんな攻撃は効かない!」
「別に効かなくてもいいさ!マッシュ!」
「何を!?」
いつの間にかキノココはポワルンの近くにいた。
そして、キノココはポワルンに『宿木の種』を植え付けた。
「しまった!」
コウジは完全に虚をつかれた。
宿木の種はポワルンの体力を吸い取っていった。
「今だ!『頭突き』!」
「イノムー、ポワルンをサポートしろ!」
しかし、イノムーの動きは遅い。
イノムーのサポートが入る前にキノココの頭突きが決まった。
「そのまま『メガドレイン』!」
キノココはポワルンの少なくなった体力をすべて奪い取った。
「コウジのポワルン戦闘不能!」
しかし、まだバトルは続く。
「イノムー!キノココに『みだれづき』!」
「マッシュ、かわせ!」
キノココは見かけに似合わず、紙のようにするするとみだれづきをかわしていった。
「よし、いまのうちに……ネール、『にほんばれ』!」
ヒロトはあられが降っていたところに次は日差しを強くさせた。
ネールはまた特性の『てんきや』によって今度は雪雲から太陽に姿を変えた。
「(……! 日差しを強くさせた……ということはソーラービームが狙いか?) イノムー!キノココに注意しろ!」
「……チャンスは1回だな……マッシュ距離をとれ!」
キノココはイノムーの攻撃をかわしきり、間合いを取った。
「イノムー!最強の技で行くぞ!」
「マッシュ、ネール、行くぞ!」
2人ともこの攻撃で決めるつもりだ。
「イノムー、『吹雪』!!」
「マッシュ、『手助け』!!そしてネール、『ウェザーボール』!!」
豪雪と炎の塊が激突した。
日差しが照っていたのでウェザーボールの性質は炎。
さらに『手助け』もあったのでウェザーボールの威力はとてつもなかった。
その威力はイノムーの放った吹雪以上だった。
そのウェザーボールはイノムーにヒットした。
しかし、吹雪は拡散してポワルンとキノココに当たった。
―――その結果……
「イノムー、キノココ戦闘不能!よってヒロトのポワルンが残っている為、勝者ヒロト!」
キノココは吹雪でダウンしたが、ネールは炎タイプになっていた為、あまりダメージを受けなかったのだ。
「ふぅ。君にはやられたよ。まさかわざわざソーラービームを使わずコンビネーションで来るとは……驚いたよ!」
「ははは……。(使わなかったんじゃなくて使えなかったんだけどな……)」
そう思いつつヒロトは苦笑いをした。
「ともかく俺の負けだ!このコールドバッジは君のものだ!」
「ありがとうございます!」
ヒロトはジムを出た。
もう太陽が真上に昇っていた。
そしてそこにはなんとトキオ、ユウコ、ショウの3人が揃っていた。
「あれ?どうしたの?3人揃って?」
「ショウがジム戦をやるから見に来たんだ。それよりヒロト、バッジは?」
「もちろんゲットしたぜ!」
「よかったな!それでヒロトはショウのジム戦を見に行くか?」
「行く!」
ショウは難なくバッジをゲットした。
そして、4人はジムを出てポケモンセンターにいた。
「これからショウとユウコはどうするの?」
「またダブルバトルのあるジムに行くことにするよ。今度は北のホクト地方にね。」
「ところでヒロトとトキオは?」
「「次のジムの……」」
「ジョウチュシティへ!」「ライズシティへ!」
「「……ん?」」
2人は最後のジムが違うことに気づいた。
「そうか……じゃあここで俺らも別れることになりそうだな」
「心配だけどそのようだね。でも途中まではいっしょに行こうぜ!」
「ああ、いいぜ!」
結局ショウとユウコとはこのブルーズシティで別れた。
また、ヒロトとトキオはオートンシティまでいっしょに戻ることになったのであった。
第一幕 Wide World Storys
運命の始まるノースト地方⑦ ―――初めてのダブルバトル――― 終わり