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さぁ、ポケモンの世界へ！ 〜１st　カントー地方

注意！
この作品は、パラレルワールドを往来します。

第一章－事の始まり－ [#7cPkqTp] 

此処は、『東京』と呼ばれる場所。
多くの人々が行き交い、様々な人生を生きている。

また、ポケモンの世界は二次元の世界でしか在らず、 人々は娯楽を目的として“ポケモンのゲーム"を買い、楽しんでいた。

そんな中、ポケモンの世界に特別な思いを寄せている小さな女の子がいた。

「さぁ、今日も楽しくゲームを作りましょう！」

「「「「「「オー！｣ 」」」」」

今、大勢の掛け声と共に意気込みをかけているのが、 《早乙女　マロン》であり、今回の主人公である。

彼女は、大きなゲーム会社の社長であり、12歳の少女である。

本来、このゲーム会社の社長は彼女の両親だったのだが、突然の原因不明の怪奇現象に逢い、消息不明になってしまった。


だか、英才教育を受けていた彼女は、
ゲームシステムを完璧に理解し、齢１０歳にして、ゲームを作るほどに天才であった。

なので両親の勇姿を受け継ぎ、彼女が社長になるのには全く問題無かったた。

「今日もお仕事お疲れ様でした、また明日も頑張りましょう。｣

…どうやら、仕事が終わったようだ。 引き続き会社に残る者、彼女に一言挨拶をして帰る者など、様々だ。 そんな中、彼女は仕事を終わらせ、家路を急いだ。

そう、消息不明の両親を探す為のプログラムを探す為だ。

「………だめ、このファイルも違う。デバッグも数値が多すぎて壁に埋まる結果になってしまう。」

「２年前にみたあの光景と同じ粒子さえ見つけられたら。」

そう、彼女の目の前で怪異は起きたのだ。
ゲーム機から浮き出た導流帯が円形状へと形成し、
彼女を飲み込もうとした。

彼女の両親は身を賭して庇い、吸い込まれていったのだった。

「パパ、ママ……、逢いたいよ。」

そう呟た瞬間、彼女に猛烈な眠気がおそった。





｢…此処は何処？ 眠ってた筈じゃ…｣。

｢そうだ、此処はお前の夢の中だ｣

｢!? 誰？ 何処にいるの？｣

｢お前には見えぬ、テレパシーで話しているのだからな｣

｢テレパシーですって？ それより貴方は何者なの？｣

｢私の名前は、《アルセウス》、創造ポケモンと人間から呼ばれている｣

｢アルセウスってポケモンの？ 何で私の夢の中に出てくるのよ…、 それに、二次元の世界の物語でしょ？｣

｢そうだ。しかし、訳あって夢の中しか出られないんだ…｣

｢私の質問に答えてないわよ！｣

｢何故、二次元の世界の者がおまえの夢の中に出てくるのかの質問の答えだな。 おまえは願っただろう、両親に逢いたいな…と｣

｢確かに願ったけど…、それに、レム睡眠じゃ長時間のバイタルに脳が対応できないじゃない…｣


｢少し違うな。今見ている夢はもうじきおわる。

それに、ほんの一瞬でもおまえの願いに共鳴したからおまえの夢の中に出ることができた｣

｢ちょっと、《何故夢の中しか出てこれないか》の答えも曖昧で良く解らないわよ！
それに、さっきからおまえ、おまえって…

私には《マロン》っていうちゃんとした名前があるのよ｣

｢それは私が今、眠っている状態だからだ。　名前を呼ばなくてすまなかったな、マロンよ」

《眠っている状態》という単語を聞き、彼女は納得する。

｢本題に入ろう。
マロンよ、《人間のままの姿》と《ポケモンの姿》とどっちがいい？

｢どうしてそういうことを聞くのよ…、でもポケモンにはなってみたわね｣。

｢わかった、マロンをポケモンの姿に替えてポケモンの世界へ送ってやろう｣。 ｢夢の中でもいい｣、彼女はそ言い、強く頷いた。
｢はたして本当に夢の中かな…　じゃあ送るぞ、眼が覚めればそこは既にポケモンの世界だ｣

｢?　どういうことよ……」｣
質問をしている際中に意識が薄れていく。

｢言い忘れていたが、マロンのこれまでの記憶を預からせて貰う｣

どこのポ●ダンよ…　彼女はそう思いながら意識が途絶えた。