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「ちょすい」の方法

/「ちょすい」の方法

呂蒙


<注意>
 この作品には官能表現や特殊プレイ(放尿など)の描写があります。それでもいい、という方だけお読みください。NGという方はお読みにならないことをおすすめいたします。






 容赦ない日差しが照りつけるある日のこと。
「おい、荷物が届いているぞ」
 この家の主、リクソン=ハクゲンが包みを持って、リビングに入ってきた。
「あ、それ、私が注文したやつだから」
 シャワーズがやってきて、後ろ脚で器用に立ち、前脚で包みを受け取った。
「何を頼んだんだ?」
 リクソンが問うが
「ヒ・ミ・ツ」
 と言ってシャワーズは答えなかった。
「あ、そう。ならいいわ」
 リクソンもそれ以上は深く知ろうとはしなかった。いちいち何かを注文するたびに、頼んだものについてあれこれ聞かれるのは誰だって、あまり気分が良くなることではない。リクソン自身も、そう考えていた。

 次の日、セイリュウ国北部のラクヨウでも連日容赦のない暑さが続いていた。アスファルトを日光がじりじりと照りつけ、外を歩けば、気温以上の熱さを感じる。道路わきの街路樹も、水不足と暑さのためか、木の葉の一部が枯れてしまっていた。おまけに追い討ちをかけるように雨が平年の3割から4割程度ということもあり、ラクヨウに水を供給しているダムが蓄えている水の量は日に日に少なくなっていった。そしてついに、リクソンの家に一枚の通知がやってきた。
「えっ? 取水制限?」
 その通知には、これ以上雨が降らなければ、24時間のうちの数時間、水の供給をストップするということが書かれていた。つまり、水道を止めて市民に強制的に節水をさせようというのだ。ダムの方では夕立程度の雨は何日かおきにあるということらしいが、一時的な雨では焼け石に水だ。
 最悪電気が止まらなければ、エアコンで涼むこともできるが、一日中エアコンをつけていたら、電気代がとんでもないことになってしまう。
「暑いー……。喉渇いた……」
 夏が苦手なリーフィアにとっては辛い季節だった。体のところどころから生えている植物や葉っぱのような尻尾も下を向いていて、あまり元気がなさそうだった。それを見たリクソンが盥に水を入れて持ってくる。水不足の今、水は貴重品だったが、体の調子を壊されるよりははるかに良かった。
「リーフィア、水を持ってきたぞ」
「あ、ありがとうございます」
 リーフィアは盥に顔を突っ込んで、ごくごくと水を飲み干していく。水を飲み終えると、体の植物も水分を得たからのか、元気になったように見えた。
「ごちそうさまでした」
 リーフィアが水を飲み終えると、リクソンが空になった盥を持って、リビングから出て行った。その様子を見ていたシャワーズがやってきた。
「良かった、元気になったみたいで」
「あ、シャワーズさん」
「草タイプって、どうしても水を多く摂取しないといけないから、夏場は大変よね」
「え、でもシャワーズさんだって、水タイプですから、水は必要なんじゃないんですか?」
「私? 私は水を貯めておくことができるから、頻繁に水を飲む必要はないのよね。でも、コツをつかめばリーフィアちゃんでもできるはずよ」
「本当ですか?」
「じゃあ、今日の夜にでも教えてあげるわ」
「夜、ですか?」
「夜の方が涼しくていいじゃない?」
「はい、よろしくお願いします」
 夜というのが気になったが、夜の方が涼しいというのも一理あったので、リーフィアはそれもそうかと納得してしまった。

 そしてその夜。シャワーズとリーフィアは1階のリビングにいた。時間も遅く、他の皆はもうすでに眠りについていた。2匹はリビングのソファーに座っていた。このソファーはリクソンがこの家に引っ越してくる前から使っていた物で、背もたれを倒せば寝台としても使えるものだった。購入してから年数は経っているものの、壊れているわけではないし、デザインもそれなりによく、誰かを泊めるときに便利という理由で、未だに現役である。
 シャワーズはソファーの背もたれを倒し、それから、来客用のベッドシーツを上に敷いた。
「じゃあ、ちょっと待っててね」
 シャワーズは冷蔵庫を開けて、小瓶に入った飲み物を飲むと、ソファのほうに戻ってきた。
「じゃあ、始めましょ」
 そう言うと、シャワーズはリーフィアの上に覆いかぶさった。そして、ぺろぺろとリーフィアの毛並みを舐めて毛づくろいをする。他者に毛づくろいをするのは、親愛の証でもあるのでそれほど不自然なことではないのだが……。
「やっぱりねぇ、これだけ毛が多いと、夏は暑いでしょ。冬はいいかもしれないけど」
「は、はぁ。まぁ、そうです……」
 まさか丸刈りにしようとか、言い出すのではないかと思ったが、それはなかった。第一そんなことをされれば、暑い寒い以前に恥ずかしくて、外を歩けなくなってしまう。普段なら体毛が隠してくれている部分も全て丸見えになってしまうのだから。
シャワーズがリーフィアにぐっと顔を近づける。
「やっぱりねぇ、年下ってかわいいわ。ブースターちゃんは結構大人の世界でもまれているから、大人びたところがあるんだけど、リーフィアちゃんは、まだ子供っぽいところがあって可愛いわ」
「こ、子供、ですか……」
 リーフィアは子ども扱いされるのは嫌だったが、それでも家の中では一番年下なのだから、それは仕方のないことだった。できれば一人前に扱って欲しいのだけど、まだまだ未熟なところがあるのも分かっているつもりではあった。
 シャワーズはリーフィアを抱きしめ、体を密着させる。
「きゃううっ、きっ、きたあっ」
「えっ、ちょっ、どうしました」
 シャワーズが体をびくんと震わせ、声を上げたので、リーフィアはどうしたのかと思ったが、理由はすぐに分かった。自分の股間に何かが当たるような感じがしたからだ。リーフィアは嫌な予感がした。予感と言っても、それは確信に近いものであった。どうしてそうなったのかは知らないが……。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
 体の一部が変化してしまったことで、体にはそれなりの負担がかかったのだろう。シャワーズは荒い息をしていた。
「あの~、何ですか、その、股間の割れ目から出ているソレは?」
「見れば分かるでしょ、お〇×〇×に決まってるじゃない」
「『決まってるじゃない』って、どうしてそんなのが生えてるんですか? まさか、変なものでも飲んだんじゃないですか?」
「だーいじょーぶ、だいじょうぶ。精は中に入れないから」
(答えになってないわ……。シャワーズさん、見かけによらずアレなところがあるし……。普段真面目だから余計に溜まってたりして……)
「じゃ、まずは、溜まってるものを出しちゃおうかしら。というわけで立って」
(やっぱり……)
 ここで「嫌です」と拒否すると「じゃあいいわ、無理やり入れちゃうから」となりかねないので、素直に言うことを聞く。ただし、これだけは念を押しておく
「絶対に中に出さないでくださいよ」
「分かってるわよ」
 床の上に立ったリーフィアにシャワーズが後ろ脚で立ち、前脚でリーフィアの腰を押さえる。そして、シャワーズは自分の肉棒でリーフィアの穴をつつく。入口は最初のうちはシャワーズのモノが入ることを拒否していたが、次第に入口はモノを受け入れるようになり、やがて、奥まで入っていった。リーフィアの膣内もシャワーズのモノを受け入れ、包み込んでいく。
「きゃっ、ふあっ、あっ、あううぅ」
「ごめんね、痛い?」
「だ、大丈夫です……」
 そうは言うが、正直痛かった。そういうことに慣れていない体だから、仕方のないことではあった。イーブイやその進化系は繁殖力が低く、一回の交尾では卵ができるとは限らないという。子供を残したければ、必然的に何回か交尾をしなければならない。仮に子供が生まれても、生まれたての頃は抵抗力がないため、病気にかかりやすい。もし、親が体力がなかったり、病弱であったりすると、そのリスクは高くなるという。
(将来、子供は欲しいけど、何回も受けをさせられるのはごめんだわ……)
「あっ、ああっ、ちょ、ちょっと、リーフィアちゃん?」
「えっ? 何もしてないですよ」
「あっ、あんっ、これ以上は、まずいわ」
 シャワーズは、急いで、腰を引いて自分の肉棒を引き抜いた。
「きゃううっ、でっ、出るわ」
 仰向けになり、全身の青い体の中で、存在感を放っている肉棒からシャワーズは白い液体を勢いよく放出した。その量は多く、放物線を描き、側にいたリーフィアにもかかってしまう。白い液体はクリーム色の綺麗な体毛をいやらしく染めていった。
「はあっ、はあっ。……リーフィアちゃんの中、すごかったわ。入れただけで、腰も振ってないのに、搾り取ろうとするんだもん、きゅう~っと絡み付いてくるような感じで。草タイプだから、私の体内の水に反応しちゃったのかしら?」
「私は何もしていませんよ……」
 ここで「単にシャワーズさんが早漏なだけじゃないですか」とは言えなかった。アレなところがあるシャワーズのことだ。余計なことを言ったら、何をされるか分かったもんじゃない。
 とりあえず、床についてしまった白い液体をふき取り、それから、シャワーを浴びて、かかってしまった白い液体を洗い流すことにした。
 シャワーを2匹で浴びている最中のこと。シャワーズがこんな事を言い出した。
「それじゃ、シャワーを浴びたら、水を貯めておく方法を教えてあげるから」
「あ、はい。おねがいします」
 どうせ、嫌と言ったところで結果は変わらないだろう。それに、少しは水を貯める方法というのも気にはなっていた。それは口実で、また変なことをされるのではという懸念の方が大きかったが、どうせ逃げることはできないのだ。諦めるしかなかった。

 シャワーを浴びた後、再びリビングにやってきた2匹。
「じゃあ、始めるわね」
 リーフィアの割れ目に顔を近づけるシャワーズ。
「んっ、ちゅううっ……」
「きゃうっ、ちょ、ちょっと……」
「ちゅうぅ……。まずは順調ね。どれくらい貯水できるかしら?」
(や、やっぱり、水を貯めるってそういう……)
 シャワーズはリーフィアの割れ目に口をつけると、そこから水を流し込んだ。本来は液体が出ていく場所から、水を注入されている。流し込まれる水によってリーフィアの体から力が抜けていく。
「やっ、やめてください、も、漏れそうです……」
 シャワーズは水の注入を中断すると、かわりに、リーフィアの割れ目やその周りを舐め始めた。シャワーズの舌の動きは、リーフィアの体に快感を与え、同時に体を走る快感に抵抗する力を奪っていく。しかし、力を入れなければ、水と一緒に尿まで押し流されて、失禁してしまう。リーフィアは顔を赤くして、耐えていたが、いつまでも耐えていられるものではなかった。
「も、もう、ダメ……。あっ、ああああああっ」
 リーフィアは割れ目から、黄色がかった液体を勢いよく放出した。
「あ、あううぅ……」
 恥ずかしさで顔を真っ赤にするリーフィア。はぁ、はぁ、はぁと荒い息をしていたが、言葉は一言も発しなかった。
「あららっ、刺激が強すぎたかしら? ごめんね、ちょっとやりすぎちゃった」
 リーフィアはようやく言葉を発した。
「ちょっとどころじゃないですよ。酷いですよ、おもらしさせるなんて! 絶対に誰にも言わないでくださいよ、特にお姉ちゃんには」
 リーフィアは目に涙を浮かべながら言った。まさか、こんな恥ずかしい行為をさせられるとは思ってもいなかったのだ。姉のグレイシアやリクソンが知ってしまったら、何というだろうか。ひょっとすると、この家を追い出されてしまうのではないか。そうなってしまったら、行く当てがなくなってしまう。不安がリーフィアの頭の中を渦巻いていた。

 それから3日間、リーフィアは元気がなかった。あの夜の日のことは誰にも言っていなかったが、いつかはばれてしまうに違いない。そう考えると、気分が晴れないのも無理からぬことだった。リクソンは気にかけてくれているようで「大丈夫か? 病院で診てもらったほうがいいんじゃないか?」と声をかけてくれた。
「あ、多分夏バテです。大丈夫です」
「そうか、ならいいけど……」
「ムリしないで、ゆっくり休んでね」
 ブースターが優しく声をかけてくれる。ブースターは、主人が大富豪のため何一つ不自由のない生活を送ってきたが、お金持ちにありがちな浮世離れした思考やわがままなところは一切無かった。周囲からの妬みもないというのはあながち嘘ではないな、リーフィアはそう思った。
「私は皆がうらやましいわ。もともと野生だったから『家族』っていうのがいなかったしね。だから当然兄弟、姉妹なんていうのもいないから」
「ブースターさん……」
「でも、会長が私を見捨てないで育ててくれたわ。あの屋敷にいる人間やポケモンは皆が家族だから。困ったことがあったら、私に相談してね。何でも力になるから」
「ありがとうございます」
(逆境を生き抜いてきた方って、やっぱり強いわ。私には真似できそうには無いわ……)
 ブースターは今日と明日の2日間、仕事で家を離れるという。非常勤の役員という肩書きを与えられている以上、何らかの仕事はしないといけないのだ。リクソンはブースターをラクヨウの支社まで送りに行った。

 その夜、リーフィアはぬるめのお風呂にのんびり浸かっていた。あまり長湯をするとのぼせてしまうので、湯船から出て、体毛のお湯を飛ばすと、リビングにおいてある扇風機の前に立った。扇風機から送り出される風が、適度に熱を奪い、爽快感を提供してくれる。階段を上り、2階の寝室の前に来ると、中から声がする。部屋の戸をそっと開けてみると、シャワーズとグレイシアが行為の真っ最中であった。
「ぐっ、グレイシアしゃん、も、もっと突いてぇ~」
言われるがままに、腰を振るグレイシア。足元には2本の小瓶が転がっている。シャワーズはよほど気持ちいいのか、呂律が回っておらず、しまりの無い表情で、口からはよだれが出ていた。
「あっ、で、出そう、シャワーズちゃん。イクわよ」
「う、うん、来て。グレイシアさん」
「くうっ、で、出ちゃうっ」
「あっ、グレイシアさんのが中に……」
 グレイシアは自分のモノからシャワーズの体内に白い液体を送り込んだようである。結合部からは白い液体がぽたぽたと垂れていた。
「はぁはぁ、はぁ……。シャワーズちゃんの中、締め付けてきて、とってもよかった……」
「グレイシアさんの腰振りも、すごくよかったわ……」
リーフィアはそっと下の階に行くと、冷蔵庫を開けた。2段式冷蔵庫で、上が冷凍庫で、下が冷蔵室になっているタイプのものだが、冷蔵室の一番下の段に、箱が入っていた。その箱の中には、小瓶に入った飲料が何本か入っていた。最初は栄養ドリンクかと思ったのだが、よく見ると違った。
(『牝用・あなたのムラムラを解消! 一時的に両性になることができます』って……。お姉ちゃんたちこんなもの飲んでたのね……)
 その日、リーフィアはリビングで寝ることにした。


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  • 呂蒙さんの新作来たーー!!
    今回はリーフィアとシャワーズの話でしたか、可愛かったです。特にリーフィアが恥ずかしがっているところが。
    今回もおもしろかったです!執筆頑張ってください!応援しています!
    ――196 ? 2013-09-05 (木) 23:00:56
  • 196様
    毎度のコメントを創作の原動力にさせていただいております。
    気に入っていただけたようで何よりでございます。
    遅筆な上に、アイディアが枯渇気味で、次の作品はいつになるか分かりませんが、お付き合いくださると嬉しいです。コメントありがとうございました。
    ――呂蒙 2013-09-06 (金) 09:59:07
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Last-modified: 2013-09-04 (水) 00:00:00
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