ポケモン小説wiki
百代之用心棒御意見板 の変更点


#author("2023-06-04T13:58:35+00:00","","")
#author("2023-06-26T03:33:41+00:00","","")
[[百代の用心棒]]

-遅ればせながら、感想お送りいただきありがとうございます……ひとまずこの長い話を読み通してくれただけでも感謝しきりではあるのですが。
ジュナイパー君、カッコいいけどちょっと抜けてるくらいのキャラが似合います。ヒスイ種ともなると、そこに浪人風情が加わって原種とは違った渋さが生まれます。それと、たまたま黒澤明の『用心棒』を見ていたこともあり、容易にそれに影響され話の大枠は考えついたのでした(が、結果としてはご存じの通り……要反省)
古代パラドックスポケモンを時空の歪みを利用してヒスイに登場させたり、『LEGENDSアルセウス』本編では相当する地名が登場しないハクタイへの道を開拓しようとする天冠の人々とポケモン……といった要素も自分としては程よく二次創作しているなと思いながら書いていました。
ジュナイパーはとある事情故に全てを知る立場にあります。会いたい者と再会することは叶わず、忘却されゆくヒスイとともにあることしかできない、そういう重いバックグラウンドを背負わせつつも、カッコいいところはカッコいい、けどちょっと変なところもあるし、モフモフしていて可愛い、みたいなキャラを目指していましたが、かなり感情移入してくれて嬉しいです。ピカチュウやバクフーンも、書いてるうちにキャラが気に入ってきて、後半は専ら彼らを絡ませることを楽しんでいました。バクフーンの性別は謎のままにしておきます。こういうよくわからないヤツ、僕は大好きなのです。
ちょっとうまく答えられたかどうかわかりませんが。ともかく、この小説を心から楽しんでいただきありがとうございました!
気が向いたら、新しい物語はあるかもしれない? -- [[群々]] &new{2023-06-26 (月) 12:33:41};
- 完結お疲れ様でした。
 大会で拝見したとき、投票するか正直悩みました。面白くなかったからではなく、明らかに作者さんの既存キャラクターが出てきており、仮面大会という趣旨に反するのではないかと考えたからです。しかし、未完であるとはいえ引き込まれる展開、とんでもない実力を持つのにどこか抜けたジュナイパーをはじめとするキャラたちの掛け合いなど、どれをとっても一級品の面白さはそんな疑問を吹き飛ばしてしまうほどであり、票を入れざるを得ませんでした。歴史からも消えゆこうとしているヒスイの存在たちのことを唯一覚えている風来坊ジュナイパーが、さらに古き存在である古代ポケモンたちと相対する。そんな突拍子もない展開を、時空のゆがみという原作設定を利用して見事に世界観に溶け込ませてしまうのはまさに二次創作の妙。
 ジュナイパーくん、本作では本格的にバトルする様子も描かれましたね。LEGENDS主人公に鍛え上げられたからかとんでもなく強いし、なんかすごくモフモフそうだしで、とっても魅力的でした。だけどかっこつけしいで美しく死にたがってて、ピカチュウのおしおきでんきショックを受けるたびにピィとかわいらしく鳴き声を上げる。長所もあるけど欠点も際立ってるこんな魅力的な子が、ヒスイからシンオウに移り変わっていく様子を傍観しながら長年生きながらえてきたと聞かされて、好きにならない方が難しいでしょう。「ハクタイ」さんというあだ名がやがて街の名前になることを実は知っていた、という最後の展開にはしびれました。そうかそうか、アルセウスフォン使いこなしてるんだから当然知ってますよね……こういう時間SFチックな展開にはニヤリとしてしまいます。
 ピカチュウくん。ぶっきらぼうですぐ電撃をかますけど、情に厚くてジュナイパーのことをほっとけなくて、「今」を必死に楽しく生きている若き人間とポケモンたちを代表するような、ジュナイパーの対極にある存在。ピカチュウがジュナイパーを呼び止めようとする最後のシーン、結末は予想がついていても切なくなりました。ピカチュウなんてとっくに天寿を全うして、ハクタイが本当に街になったDPの世界の片隅でも、時間の止まったジュナイパーだけはヒスイの亡霊として風来坊を続けているのではないか……そんな気がしてなりません。
 バクフーン。雄なのか雌なのかも明かされないまま、ジュナイパーとのいちゃつき描写がどんどん増えていって、ケモナーとしては大歓喜でした。しかしやはりただ者ではなかった。ピカチュウがジュナイパーを此岸──生命があり、変化をつづける世界──にとどめていようとするのに対し、バクフーンはジュナイパーが死んでいったかつての同胞たちの仲間入りするのを、その魂を食らい浄化する時を、大口開けて待っていたのですね。彼が死ぬ様を見届けようと妻のように尽くす様は、まさに死神というにふさわしく、図鑑設定からここまで面白いキャラ付けが生み出せるのかと膝を打ちました。ジュナイパーがついてこられるのを嫌がるのもさもありなんというものです。ああ、でも自分としては一回でいいから垂れ目の柔和なヒスイバクフーンにこんな風に優しくされてみたい……。
 先ほども書きましたが、大会の時は、古き存在であるジュナイパーが古代ポケモンと戦う、という展開に一気に引っ張り込まれました。しかし最後まで読むと、ただ退けるために戦ったのではなく、場違いな時代に連れてこられてしまった彼らを落ち着かせ、元の時代に送り返していた、とジュナイパーは言います。その言葉が、彼自身にも当てはまるかのようで、胸が苦しくなります。彼はどこまで行っても旧きヒスイの存在で、どんどん生まれ変わっていくシンオウの世界からはいつまでも置いてけぼりにされるんだろうな……と。
 翡翠を生きたものたちの失われた記憶を背負って、彼は今日も耐え続けているのでしょうか。その命に、安寧の時は訪れるのでしょうか。思いは尽きませんが、ともあれハクタイの物語の見事な完結、お疲れ様でした。 -- [[さかなさかな]] &new{2023-06-04 (日) 22:58:35};

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