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死神の詩10 の変更点


[[ぬうやの部屋。]]

死神の詩
第十話 記憶

目が覚めると、レイは自分の部屋のベッドに横になっていた。
ここに来るまでの記憶があまりない。
自分はどうしてこの部屋にいるのか・・・。

「あ、レイ。目 覚めた?」

部屋のドアが開き、ユキの顔が覗いた。

「はい、ココア。いつもよりちょっと甘めだけど。
 大丈夫だった?怪我とかしてない?」
「・・・ん、でもぜんぜんおぼえてなくて、なんでここにいるのか・・・。」
「そう?あのね、2時間ぐらい前に家に帰ってきて、
 その場に倒れちゃったんだよ。」

そっか・・・・あたしは・・・・。

先ほど外で見た光景が頭の中でに鮮明に映し出される。

「・・・・・・・ウカ…。」

「?」

「リュウカがいたの・・・。いえのちかくに・・・。」
「リュウカ?誰?知り合いなの?」

「ん。・・・できれば、しりあいたくなかったんだけど。」
「・・・ふうん。それで気を失って倒れてたの?」
「たぶん。
 ・・・・リュウカはね、あたしがいた
 むらにすんでた、ザングースなの。」
「へえ。でも、なんでこんな所にいるの?
 レイのいた森も、そんなに近くじゃないよね?」

「たぶん、かわをくだってきたんだとおもう。
 
    ウラギリモノのあたしをさがしに。」

「・・・裏切り者?」

「ん。
 あたしがむらでトレイタってよばれてたの、いったよね。」
「うん。」
「そういうこと。あたしは&ruby(トレイタ){裏切リ者};だから。」
「・・・・・・。」

ユキはちょっとだけ下を向いた。

なんでレイが裏切り者なんて呼ばれなきゃいけないんだ。

「・・・・ユキになら、ほんとうのことはなしていいかも。」

「へ?」

レイは一息ついて、まっすぐユキの目を見た。

「あたしが、どうしてここにきたか。」
 
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買ったリンゴは放置プレイです。

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