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崩れゆく日常 chapter2 の変更点


崩れゆく日常 chapter2

話の構成を考えていて思いましたが、この章自体存在意義が不明です。
強いて言えばフラグを立(自主規制)
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chapter2-1
「起きろー」
 先程からサンダースを何度も揺すっているトレーナーが1人。
 時折声をかけて起床はまだかと待つリーフィアが1匹。
 そして、一向に起きる気配が無いサンダースが1匹。
 彼等に「早く降りれ」とでも言うかのように、気動車のエンジンが唸った。
「叩いてやろうか……」
 結局揺さぶるだけでは状況は一向に変化しないことが分かると、レイナはサンダースを軽く叩いた。しかし、ダメージは全てレイナに返ってきた。
「っつ! ……天然のカウンター野郎め……」
 サンダースの尖るように整った毛並み。それ故に、極微小の物理攻撃は殆ど跳ね返すスグレモノになっている。はっきり言って戦闘では全く役に立たないが。
「……そうだ。確かあれが……」
 レイナは鞄を漁り、マトマソースを取り出した。
 マトマソースは最近タバスコの代わりに使われている調味料である。辛さはタバスコにやや劣るものの、長期間放置しても辛みが飛びにくいのが特徴で、さらに値段もタバスコより幾分安いので人気が急上昇している。因みに「火炎放射機」の代名詞でもある。
「これをスプーン1杯くらい飲ませて……」
 知っているだろうが、調味料は直飲みするような物ではない。マトマソースを直飲みしようものなら、キムチ料理を愛する某民族でもない限りは、あまりの辛さにのたうちまわるだろう。
「……しまった。手が滑っt」
「ぎゃあああぁああぁぁあああぁああぁぁあああぁぁああぁああああぁああぁぁあああぁああああぁああぁあああぁああぁぁあああぁああっ!」
 この後の騒動は皆さんのご想像にお任せする。
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「ごめん……本当にごめん」
「わざとだ。絶対わざとだ」
「故意にやったんじゃないんだってば……」
 眉間に皺を寄せているサンダースと、必死に弁解しているレイナ。そこから1m程離れてリーフィアが歩いている。
 彼等はグランドレイクへ向かっている。グランドレイクはシンオウ地方で最も有名なホテルである。利用客が極端に多いわけではないが、ノモセ湿原があるノモセにかなり近く、湿原までの直通バスも出ているので、湿原利用客は殆ど泊まる。駅から徒歩15分、1泊朝食付きで5400円である。
「マトマソースを間違えて1瓶全部飲ませる奴が何処にいるんだよ!
まず、なんでそんなものを持っているんだ!」
「……たまたまサンプルとしてあったのよ」
「は?」
「うちの会社なのよ。あれ作ったの」
「製薬会社じゃないのかよ? レイナの会社」
「結構気まぐれで、薬じゃないものも作っているわよ。
『〇〇に効く薬作っていたら、なんか美味しそうなものが出来たからそのまま商品化しちゃった』とかいうのもザラにあるわ」
「適当ですね……」
 今までずっと蚊帳の外だったリーフィアが口を出す。
「そういうもんよ。うちの会社は。
さ、ぐだぐだしてないで早くホテルいくわよ」
「おい! 俺の質問に答えろや! おい!!」
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「ちょっと待ってて」
 レイナはチェックインの為にフロントへ向かった。
「……えーと、上層階に行く為の階段かエレベーターは……あれか?」
「何してんのよ。早く行くわよ」
「ちょ……おーい、何処行くんだよ」
「客室以外に何があるのよ。こっちよ?」
「だってそっち外じゃないか」
「ここはそういう場所なんですよ。屋外に客室があるホテルなんです」
「吹きさらしで寝ろってか。寝たら凍え死ぬがな」
「いやいや」
 リーフィアが吹き出した。
「いいから行きましょうよ」
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 ホテルグランドレイク。客室56。北寄り中央に宿泊客割引レストラン「ななつぼし」有り。
 南方向には無限の可能性を持つ雄大な海。西方向には世界自然遺産に登録されているノモセ湿原。北方向にはシンオウ三大湖の1つであるリッシ湖。東方向にはこの地方のポケモンリーグへの玄関口となるナギサがある。
 ここからナギサへは若干遠いが、他へのアクセスは悪くない。客室が少ない為に盆や年末年始以外にも客室が埋まっている可能性が高い、下手なホテルよりサービスも人気も良いホテルである。
「はい、到着っと」
 文字通り荷物を投げ出すレイナ。サンダースの荷物がバウンドして床に落ちる。
「おいおい。割れ物入っていたらどうすんだよ」
「そんなもの入ってないでしょどうせ。
……さて、ちょっと寝かせてもらうわ」
「え」
「うん、まあ、寝過ぎっていう自覚はあるのよ。でもやっぱり睡眠欲は抑えられないわけよね」
「……いや、そーゆーことj」
「ほいじゃ、7時になったら起こして頂戴」 サンダース達に背を向けて毛布を被るレイナ。サンダース曰く彼女は昔からこんな人らしい。
「……フリーダムだなあホントに……」
「はい、乙女の神聖なる睡眠を邪魔しない! 暫く男性禁制です」
「……乙女……お……とめ……?」
「いいからここは空気を読んで外に出ておくのが吉じゃないでしょうかね」
「『くうき』っと……はい、空気を読みましたが何kグハァ!」
 リーフィアのアッパーカットが決まった。漫画宜しく綺麗な放物線を描いて外に飛ぶサンダース。
「……痛えよ何だよ何の真似だよこれは」
 ドアが閉まり、更には内鍵を閉める音も聞こえた。
「……泣いていい?」
 返事は無い。ただの放置プレイのようだ。
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chapter2-2
※サンダース視点です。

「次やられたら襲ってやろうかクノヤロ……ったく冬じゃないからよかったけどよブツブツ」
 部屋を追い出され、一応知っているが名も知らぬこの地で黄昏れる。
 敷地内で最も高い場所に位置するこの高台。ここからはホテルの全体を見渡せ、南を向けば海も望める。黄昏れるにはもってこいの場所だ。これに水平線に沈む夕日があれば完璧なのだが、天地がひっくり返らない限り太平洋に太陽が沈むことは無いだろうな。
 ……下に、砂浜で遊ぶ無邪気な子供と、……あれはピカチュウだろうか。声は聞き取れなくて何を喋っているかは分からない。しかし、楽しそうに笑っているから、愉快な話なんだろうな。
「俺にもあんな時代が……あったんだな……」
 この世に汚れなど存在しないかのように笑い、遊んだ、充実していた毎日。純粋だったあの頃。こんな日々が永遠に続くと信じていたあの頃。
 今あいつらは何処にいるのだろう。何をしているのだろうか。どれだけ問おうが、答えはぼやけたまま。しかし、そんなことなどとうの昔に忘れた。今では何かに追われるように、何かから逃げるように生きている。いつからだろうか。全ての歯車が狂い出したのは……
「隣、いいかしら?」
 ビビったなオイ。折角のふいんき(←なぜか変換できない)が台なしじゃん。
「はあ……どうぞ……」
 ……つーか誰? 聞いたこと無い声なんだけど今の。声からして雌だと想像つくが。
「綺麗ね……この景色」
 横目で彼女を見る。二重の意味じゃねえぞ。純粋な意味でだ。……で、えーっと、紫色の体に……俺やリーフィアと似たような容姿に二股の尻尾か。種族名はエーフィかな。俺の知り合いにエーフィとか居たっけか?
 ……いや、居なかった筈だ。しかしここで「あんた誰?」と聞いたら、それこそ雰囲気ぶち壊しだしな……
「貴方は何時もここに来るの?」
 馴れ馴れしいなおい。開口一番タメ口って。……いや、最近の雌は皆こうなのかな。
「いや……何時もというか……シンオウ地方に来たこと自体初めてで……」
「ふぅん」
 ……この娘がここにいる理由は何だろうか。教えてエロい人。ポケモンでもいいや。
「私はね、今回でシンオウに来るのは10回目なの。内、ノモセに来るのはこれで2回目。最初に来たのは小学生の頃かな。あの時はまだイーブイだったわ。貴方と同じく」
「は?」
 確かに俺は小学の時はイーブイだったが……
「そして、小学校卒業後に私はエーフィに進化したわ。貴方より1ヶ月遅い4月5日にね」
「!?」
 ビンゴ。俺は小学校卒業式を約20日後に控えた3月4日に、サンダースに進化した。レイナに誕生日プレゼントとして貰った雷の石を使って。何故こいつがそんなことを知っているんだ!?
「まだ分からないかなあ? H小学校第125期卒業生サルド君?」
 H小学校の名前が出るとは。しかも卒業期まで同じ。
 ……何か引っ掛かる。思い出せ。あの時を。
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『残念だね……違う場所に引っ越しちゃうなんて……』
『うん。サルド君と同じ中学校に行きたかったんだけどね……』
『お父さんの都合だから仕方ないよな。別の中学行っても頑張れよ!』
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『俺はサンダースになりたいなあ。なんかカッコイイから憧れるというか。君は何か願望はあるの?』
『んー……。エーフィ……かな?』
『へえー。なして?』
『なんかエロくない? あの体つきとか」
『おまwww』
『いやまあ、それは抜きにして。超能力とか使えたら何かと便利じゃん。
時には好きなあの子を吊し上げたりしてあんなことやこんなことも出来るし』
『おいwww
それはともかく、お互い目標に向かって頑張ろうな!』
『これは競争よ。どっちが先になれるかしらね?』
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「……フィナ?」
「やっと分かったのねえ。お久しぶり」
 やっと思い出せた。小学生の時の幼馴染みフィナ。中学に上がる直前に同じ県の山の向こう側へと引越していった。俺が彼女を最後に見た時はまだイーブイだったが……一足後に無事進化出来たのか。
 それから1年強。まさかこんな場所で再会出来るとは誰が想像したか。
「今年4月、久々にH市に行く機会があったのよ。目的の大半は貴方に会う為だったわ。でも、貴方がカントーに引っ越したとは知らなくてね。正直、もう会えないかと思っていたわ」
「へえ……しかし、願望通りエーフィになれたわけか……」
 第一声がこれかよ。もっと喜べよ俺。1年半ぶりなんだぞ。……あれ? 割と間開いてないな。
「結局、勝負には負けちゃったけどね」
「菖蒲? ……ああ。ハンデがありすぎた気がするけどな。こっちは石があれば好きな時に進化出来たわけだし」
「でさ……勝負に勝った曉に、私を好きにしていいよ」
「……はい?」
 性格だけでなく痴女っぷりも変わって無かった。痴女っつっちゃあちとおかしいかも知らんが。つーか急展開過ぎだろこれは。
「ほら。これとか結構柔らかいんだよ。ほら。ほら」
「おっp……む、胸を触らせるな!」
 わざわざ手ェ引っ張っておっぱい触らせるってこれ如何に? そんなに欲求不満ですかあんた? ……おいそこ。「おっぱい言っているお前はどうなんだ」というツッコミは無しだぜ。
「今言いかけたね? おっぱいと言いかけたね? おっぱいて。今時可愛いわね。
ほらほら。 おっぱい! おっぱい!」
 にやけるなめっちゃ恥ずかしい。笑いながら右手を上下に振るな。
「あんね、右腕をねえ、こう吊り上げる感じ最初。
で、お、おの時で右腕をん゙って上げて、んで、ぱいでこう下げるの。うん。ちょっとやってみて」
 何か真面目に語り出したよこの娘。
「なんでやらにゃならんのよ!?」
「いいからいいから。騙されたと思って。はい、おっぱい」
 何に騙されるんだか。仕方が無いから言われた通りにやってみる。
「いや、違う違う違う。
それだと、ぱ、牌乙牌乙になっちゃうから」
 知らんがな。
「そうじゃなくて、上に上げた時に『おっ』。んで、下で『ぱい』。ちょっとやってみようよ。いくよ?」
 やらなきゃ駄目かや。
「おっぱい! おっぱい! ……もっかいもっかい」
「……」
「おっぱい! おっぱい! そうそうそうそそう。はい!」
「……」
「ほら、声出して。はい!」
 声まで出さなきゃ駄目ですか?
「「おっぱい! おっぱい!」」
 やべ、心底恥ずい。
「「おっぱい! おっぱい!
  おっぱい! おっぱい!
  おっぱい! おっぱい!」」
「助けt」
「待て!!! お前テンションおかしいわ!!!」
 恥ずかしさ全開だわ。多分俺の顔真っ赤。
「アァアーア、ドウシヨウ? タカクフリアゲタアノーウーデ アナターハーオーヒメサマ ワガマーマナオヒメサm……ん?」
「男に向かってそんなこと言うもんじゃない! あらぬ誤解を招かれる!」
「べ、別にサルド君になら襲われてもいいんだからねっ」
「……あ?」
「私は未だにあんたのことをこうして想っているのに……
……か、勘違いしないでよね。私はあくまであんたを放っておけないだけであって、絶対好きとかじゃないんだからっ!」
「すまないが俺はツンデレキャラはあまり好きじゃないんだわ」
「あれま」
「とにかくだ! フィナは性欲を持て余し過ぎる! 某段ボール兵士じゃあるm……」
「……」
 あらリーフィアさん。なんともまあタイミングの悪い時に……
「……いつから居ました……?」
「……なんか、2人して変な言葉口走りながら腕振っているあたりから……」
「は……はは……」
 笑うしかねえやこれ。恥ずかしさで死ねる。つーか死にたい。穴どころか底無し沼があったら沈みたい。
「「えーと、こちらはどなた様?」」
「ハモるな」
 無駄に息が合ってやがるこいつら。
「じゃあ私から言います」
「いやいや、私からやるわ」
「……じゃあ俺g」
「「どうぞどうぞ」」
「ドードー倶楽部か!! ったくこいつらはホントにもー……」
 もうあんたら結婚しちまえよ。女同士だけど、レズプレイというのもあるし。……関係無いかな。
「えーと……じゃあリーフィアから」
「カントー中央中学校2年、生徒会長のリーフィアです。
えー……誕生日は8月12日で……んと、し、趣味は……読書です。はい。」
 お見合いじゃないんだから趣味とかいらないだろ。本当に結婚する気かよお前らは。
「次は私かな。
A県にあるA県市立第3中学校2年のエーフィ、通称フィナです。誕生日は2月14日。趣味は」
 え? フィナも生徒会長なの? 猫被ってるだけじゃね?
「因みにサルド君の幼馴染み。この子の童貞は既に食っています」
「「な!?」」
 俺は既に非童貞!? 何故? Why?
「冗談よ。有り得ない事でうろたえて可愛い奴ね。
……あ、ちょっと……何後ずさりしてんのよ?」
「フィナさんと貴方が幼馴染みだというのは本当みたいだけど……昔からああだったのですか?」
 俺にしか聞こえないくらいの小声で話してきた。昔から……ねぇ。
「昔から……いや、昔以上に磨きがかかっているな。良い意味悪い意味全部引っくるめて。悪い意味の方が圧倒的に多いけど」
「何こそこそやってるの? 秘密話なら私に聞こえるように話しなさい!」
「秘密で話すから秘密話なんじゃねーか。聞こえていたら意味無いわな」
 嗚呼、フィナはやっぱり変わってないわ。おつむは流石に成長しているだろうけど。更には体つきも……ウホッ。
「サ ン ダ ー ス さ ん ?
顔までにやけさせて何を考えていらして?」
「……いや! 思い出し笑いだこれは! あらぬ誤解を招かれるような発言はおま何するやめぁqwせdrftgyふじこlp」

 あ……ありのまま今起こった事を話すぜ!
『俺はノモセの高台で黄昏れていたと思ったら、いつのまにかプールにダイブしていた』
な……何を言っているのか分からねーと思うが、俺も何をされたのか分からなかった……
頭がどうにかなりそうだった……
サイコキネシスだとかテレポートだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……
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chapter2-3
「結局どーゆーこっちゃ」
 サンダースが呟く。幼馴染みと奇跡的に再会したはいいものの、彼女のハイテンションに着いていけず、揚句の果てにプールに投げ込まれる始末。
 そして、エーフィと同行していたブースターも一緒になり、サンダース達の部屋に押しかけ、トランプで地味に暴れ回っている現在に至る。
 ブースターは、サンダースの旧友である。彼らが小学3年生の時に同いクラスになり、それ以降長い突き合いもとい、長い付き合いだった。サンダースがカントーに引っ越して以来3ヶ月ぶりの再会に、彼は素直に喜んだ。
 ブースター曰く、エーフィと付き合っている。彼女の尻軽っぷりに呆れることも少なくないが、いざとなると頼りになる生徒会長。彼女の声援のお陰で部活の県大会に見事優勝出来た。中学こそ違うが、それでも時間を見付けては町までデートに出かけている。とのこと。サンダースは、特にエーフィのことに関して半信半疑で聞いていた。
「で、付き合い出したきっかけは何さ? 3」
「それは秘密。サルドだってリーフィアさんと付き合い出した理由を教えてくれないんでしょ? 4」
「付き合ってる訳ではないんだかな……」
「ダウト。ていうか、貴方達またコソコソ何を話しているの?」
「ちぇっ……。いいじゃないか。久々にサルドに会えたんだし、昔話の1つや2つはあるさ。5」
「それは私も同じよ。6」
「まあまあ、順番を決めて話せばいいじゃいですか。7」
「俺は玩具じゃねえぞ。8」
「ダウト。とにかく今夜は多分寝られないよ。勿論変な意味じゃなくてね」
「はい残念。寝かせてくれよ。体が持たん。それと、変な意味ってどんな意味だよ」
「昼頃から列車で昼寝したのは誰でしたっけー?」
「う、煩い。総計では4時間くらいしか寝てないんだからいいだろ」
「手札が増し増し……。というか、サルド達は鐵道を使ったの? 9」
「ダウト。到着時間も4時過ぎと中途半端だったわね」
「はい残念。というか、フィナ僕ばっかり狙ってない?」
「あ、ばれた? 10」
「そりゃ、1枚しか出してないのにダウトコールしたらなぁ」
「なんか、サンダースさんの主人の都合で鉄道を使うことになったようですよ。11」
「レイナの勝手な都合だ。ただの電車好きっつう理由で。12」
「電車好きか……。電車の何に何を求めているのやら。13」
「お、リーフィアと同じ発言。馬が合うな」
「結婚しちゃえばいいんじゃなーい? 1」
「結婚って……。僕には君がいるし……」
「分かっているじゃない。貴方は素直ね。チュッ」
「……2」
 妬ましい、とでも言いたげにリーフィアがカードを出す。
「おーおー!? ブースターお前そこまで行ってるわけか? 3」
「いや……これはフィナが勝手に……こっちが望んだわけじゃないし。4」
「まーま、私達にはこういった触れ合いも大切よ。5」
「ダウト。いつも一緒にいるのに触れ合いもヘチマも無いと思いますが?」
「くっ……。6」
「なあ、リーフィア妬いてる?」
「う、煩い。7」
「……やっぱりか。8」
「あ、サルドダウト」
「くそっ。9」
「終わらないわね」
「ダウトってこういうゲームじゃん。10」
「今回は的中率も高いわよね。11」
「『終わらないゲーム』の代名詞ですからね。12」
「リーフィアさんダウト。おまけに、見た感じ皆揃って負けず嫌いっぽいしね」
「うっ……。13」
「そりゃあ、物がかかっているしなあ。1」「しかも現金だしね。2」
「それにしてもよく的中するわね。3」
「エーフィさんダウト」
「言った側から……。4」
「頭の良さには自信がありますから。5」
「あら、私も頭良い方なんだけど」
「そりゃ、生徒会長が馬鹿だったらどうすんのよ。学校崩壊するぜ。6」
「どっちにしろ、おつむの話となると僕らは蚊帳の外だね。7」
「御意」
「……貴方、さっきからやたらと身体を掻いてるけど……大丈夫? 8」
「いやー、最近身体のあちこちが、時々痒くなるんだよ。虫刺されかな?」
「こっちに聞くなよ」
「でも、見た感じでは虫刺されのむの字も見当たらないんだよね。」
「風邪か何かでしょうか? 9」
「拗らせたら悪い。風邪なら素直に部屋に戻った方がいいぜ。つーか戻れ。10」
「帰れって……。風邪どころか何かの病気ですらないと思う。食欲も衰えるどころか、何時もより旺盛だし。それとダウト」
「あ゙ー。お前は普段から大食いだった気もするがな。11」
「ま、大丈夫ならそれで良いけど。ところで、何か食べ物無いかしら? お腹減ったわ。12」
「3時頃にポッ〇ーとかプ〇ッツとか5箱くらい食べたじゃん。」
「明らかに食べ過ぎですよね。13」
「あ。そうだったわ……。普段は少食なのにね。ブースターの食欲が移ったのかしらね。フフッ。」
「……伝染病の類いとかじゃないだろうな。1」
「大丈夫でしょう多分。……てかどんな病気ですかそれ」
「多分て……他人事だなあ。実際大丈夫だけどさ。2」
「本当に終わりそうに無いわねこの子達……」
 隣の部屋が煩く、予定より30分早く起きたレイナが呟いた。現金がかかっている勝負である為、決着が着くのは限りなく先だろう。
「ま、30分経っても止められないなら声かけるかな」
 50分後、レイナは大声を張り上げるハメになる。
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chapter2-4
「じゃ、また明日ね」
 エーフィことフィナが言った。
 結局あの後レイナの雄叫びによって止むを得ずダウトを中断し、勝負は保留となった。
 それからは、寝台列車での食事に増して賑やかな夕食、その後の馬鹿騒ぎと続き、先程サンダースが黄昏れていた場所で駄弁っている今に至る。
「また明日って……まあ明日か」
「サンダースさん何言っているのです?」
「明日は明日だろ。それ以外に何があるのさ」
「日本語を話しなさいよ……」
「ア、I speak ja ja japanese ev ev ev ev every day」
 何故か突如、お世辞にも流暢とは言い難い英語を話し出すサンダース。
「……It is difficult for me to understand his question.Need he stay here 2009-03-12 (木) 22:10:49」
 日本生まれにしてはかなり流暢な英語で返すブースター。
「……え、そ、それは彼の質問と……は?」
「……ブッ」
「おい、吹くな」
 初っ端から間違えている意訳に思わず吹き出すブースター。
「抑どーゆー意味だ」
「ググレカス」
「ま、いいや。英語なんざ将来使わないし出来なくても困らないって」
「そう思っていた時期が私にもありました」
 リーフィアが口を挟む。
「え? 使うの? 将来?」
「使うんだなこれが意外と(ユウト談)」
「まじすか」
「まじです」
「何なら私が教えてあげようか?」
 エーフィが得意げに聞く。
「……いや、いいよ。なんか悪い」
「いいじゃない。こっちの好意で持ち掛けているんだし」
「いや、やっぱり迷惑な気がするし。それに……」
「それに?」
「……やっぱいいや」
「気になるわ。教えてよ」
「いらん」
「怒らないから」
「……本当に?」
「神に誓っても保証するわ」
「ホンマ?」
「ホンマよ。じゃあ指切り。
ゆーびきーりげーんまんうそついたらハリーセンーをーのーます。指切った!
……で、何でよ?」
「いやあ、フィナが教えるってなんか色々不安でさ」
「……どーゆー意味よそれ」
「生徒会長てえのも抑怪しいし本当に勉強が出来るのかも疑わしいしその痴女っぷりだと下手すれば襲わらあああああああああああ!?」
「あら嫌だ。私ったらつい手が出たわ。アハハハハハハハハハハハハハ」
「フィナ……目が笑ってないよ……」
 サイコキネシスによって宙吊りにされているサンダース。フィナはそのサンダースを、高度を保ったまま砂浜の上空に移動させ、そのサイコパワーを切った。
「俺は事実を述べただけた! 俺は無実だ! 死んだら呪ってやる! 死んだらフィナをぜった」
 サンダースが言い終える前に、下の砂浜からドサッという着地音が聞こえてきた。
「……死ぬんじゃない?」
「地面に着く直前にサイコキネシスで落下速度緩めたから大丈夫よ」
「フィナさん……恐ろしい娘……」
「何かおっしゃったかしらぁ?」
「イエ、何デモゴザイマセン」
「フィナは力で制圧する派だけど、リーフィアさんは知能派のようだ。もしこの2体が戦闘を行ったとしたら、恐らくさほど時間がかからず勝敗が決まるだろうな。
リーフィアという種族は、攻撃力・防御力・素早さが伸びやすく、特に防御力が優れている。対して、特殊能力は攻撃防御共にあまり伸びない。逆にエーフィという種族は、特殊攻撃・特殊防御・素早さが優れている反面、物理的能力は攻撃防御共に低い。則ち、両者共に受け身が脆い根っからのアタッカーだからね。まあ、リーフィアはずば抜けた防御力があるからディフェンダーにもなりうるけど、体力はそこまで伸びないし、やっぱりアタッカーの方が向いているよ。
リーフィアがリーフブレード、エーフィがサイコキネシスを出せば、それだけで両者共倒れにもなるかもね」
「誰に解説してんのよ」
「いや、思ったことを軽く纏めただけだけど?」
「あんたそれで本でも出せば?」
「偉そうなことツラツラ述べた割に内容は浅いから意味無いよ」
「サンダースさん大丈夫ですかね」
「あいつは大丈夫よ。今にその崖から這い上が」
 先程サンダースを落とした崖に目を向けると、崖淵に1つ黄色い足が見えたかと思うと、その足は2つに増え、やがてひょっこりと顔が身体が湧いて出てきた。
「あらおかえり」
 澄ました顔でエーフィが言った。
「……はは。フィナは昔からこんな奴だったな……」
「サルドも結構変わったじゃない。こんな崖を攀じ登ってくるなんて。昔はそんなこと出来る程体力無かったじゃない」
「まあ、この平均を少し下回っている面は相変わらずだがな」
「「そうだね」」
 ブースターとエーフィが声を合わせて言った。
「お前ら……ちったあ否定しろよ。地味に傷ついたわ」
「紛れも無い事実を言っただけじゃないか」
「もう拗ねちまおうかな」
「どーぞご勝手にー」
「……覚えてろよ明日……」
「生憎、私は忘れることが特技なのでねー。多分明日には忘れているわ」
「モウコネエヨ! ウワァァァァァン!」
 サンダースはこう言い残して、泣きながら部屋へ走って行った。まあこれは嘘泣きだが。
「あ……ではまた明日」
 何とも微妙な雰囲気が漂う中、その場に残った3匹は解散した。
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「……はい……え? ……早過ぎやしません? ……いえいえ……そんな滅相もない……はい……はい……分かりました。では明日……はい。それでは」
 一足先に部屋へ戻ってきたサンダースがドアを開けると、電話をしているレイナの姿が最初に視界に入った。
「あらお帰り。どうだった? 旧友との再開は?」
「あいつら変わってねえな全然。勿論身体は成長してたさ。性格的な意味で全然変わってない。まあそれを言ったら俺も大差無いけどよ」
「偶然よね。いくらリゾート地とはいえ、こんな場所で再開出来るなんて」
「運命ってやつか。俺が転校したのも然別。俺がシンオウに来たのも然別。
ところで、さっきは誰かに電話かけてたんだ?」
「取引先よ。明日早速会いたいとのことだって。ノモセに来て早々に会うなんてせっかちよね」
「急ぐ事じゃないのかよそれは」
「別に。重要だとは聞いたけど、別段急ぐ必要は無いと思うわ」
「つくづくいい加減だな」
 薬を作っていたら何故かお菓子が出来上がるような会社である。大手会社故に許される余裕とやら何とやらか。
「……神妙な顔をしてどうしました?」
「おおう。いつの間に居たのかよ」
「つい先程」
 音も無く入ってきたリーフィア。いや、音はあったが、会話に集中していたサンダース達の耳にその音は入っていなかった。
「大分馴染めているようね。初対面なのに」
「それが取り柄でもあるなリーフィアは。初対面の奴とも時間をかけずに馴染める程度の能力」
「なんですかそれ。そんな能力なんか持ってませんよ」
「でも事実じゃないか。フィナと会った時も以前から知り合っていたかのように会話していたし」
「まあそれは」
「ふふっ。随分溶け込んでいるようね」
 レイナが微笑んだ。一応借り物であるリーフィアが仲間外れにされてはレイナ自身も申し訳ないのだろう。
「……あ、そうだ。どっかに悪炉那隠英知難航((「君の名は悪炉那隠」のキャッチコピーで有名))ないか?」
「どうしました?」
「いやさ、ブースターが痒がってたから明日悪炉那隠英知難航でも持ってってやろうかなと」
「悪炉那隠よりもこの菌姦((「虫刺されには菌姦」のキャッチフレーズで有名))の方が良いのでは?」
「……ちょっと……痒がっていたって何?」
 突如レイナが食いつくように話に入って来た。
「いや、近いよ顔が。つーか食いつくような内容かよこれ」
「いいから分かっていること話して」
「いやまあ……さっきまでブースターとも話してたけど、あいつたまに体掻いてたわけだ。ダウトしている時に聞いたら『虫刺されかな』と言ってた。虫に刺されたような形跡は無かったけど」
「……後は?」
「後はって……何も」
「何時もより食欲が旺盛だと言っていたから風邪ではないでしょうけど」
「食……いえ、何でもないわ。それはブースターだけ?」
「痒がってたのはブースターだけだ。フィナも何時もより食う量が多いとか言ってた。まあ偶然かねぇ」
「そう……いや、ありがとう」
「どした? なんか深刻な顔してるぞ」
「……あ、そうだ。いつ頃からここに滞在しているか聞いておいて頂戴」
「把握したが……なんで虫刺され如きでそんなに問う必要があるんだ?」
「心辺りがあるのよ」
「「心辺り?」」
 2匹が同時に声を上げた。
「……いや、ゴメン。これ以上は禁則事項だから何も話せないわ。
そうだ。リーフィアちゃん1番風呂入っちゃって」
「話反らすなよ……まあいいけどさ」
 現在時刻は22時。彼等にしては少々遊び過ぎであった。
 数十分後。風呂に入り終えた2匹は一段落つけると、ベッドへと身を沈めた。ちゃんとしたホテル故、寝心地も寝台列車とは比べものにならない。1匹と1人の意識は直ぐに夢の世界へ旅立っていった。
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chapter2-5
――真夜中。
「こうなるのは一体何故なんだぜ?」
 昨夜に引き続き、リーフィアと一緒に寝ているサンダースである。この部屋にもベッドが2つしかなく、またもやサンダースとリーフィアのセットになったのである。
「ここまでくると最早嫌がらせか何かじゃねぇのか」
 サンダースは「隣のリビングに当たる部屋にソファーがあるから、俺がそれで寝れば良い」と提案したが、レイナにあっさり否定され、更にリーフィアも嫌がる素振りを見せなかった為に今に至る。
「リーフィアも少しは否定してくれても良いのにな……。別にこっちから持ち掛けたんじゃない添い寝を断られたって傷つきはしないし」
 確かに女の子と一緒に寝られる感覚は悪くない。しかし、それの代償に眠るという選択肢を捨てて理性との格闘をせねばならなくなる。少なくとも、彼は必然的に格闘せざるを得なくなる。そして格闘に負けた代償は、一時の快楽とその後のポリゴンよりも角張るであろうポケモン関係を入手出来る。上手くいけば一時の快楽だけを入手出来るが、全財産を賭ける博打に容易に手を出す程サンダースは軽い雄ではない。
 しかし、先日は列車の走行音があったのでいくらかごまかしが効いたが、今は完全な静寂である。寝返りを打つ度に聞こえる布団と肌が擦れる音、寝言、寝息まで全部聞こえる。そのことが更にハンデとなって襲い掛かっていた。
「……よく眠るなあホント」
 昨夜程煩くはないからまだ眠れるが、それでも異性と一緒に寝ているから少なからずそれを意識してしまう筈である。にも関わらず、彼女はすやすやと静かな寝息を立てている。
「俺が繊細すぎるだけかな。それともリーフィアの神経が太いだけなのか。……まあ前者だろうがな」
 彼の神経が細い訳でも、彼女の神経がぶっとい訳でもない。雄故の生理現象である。そんな程度で悩めるなんて羨ましいじゃないか畜生め。
「……しかし――」
 大声ではないにしろ、1匹で何かしらをぼそぼそ喋っているのに、ここで暢気垂れて寝ている1人と1匹は全然起きる気配が無い。
「……マジ寝……だよな?」
 所謂レム睡眠に入っていると推測出来る。
「てことは……何をしても……起きない訳だな……?」
 睡眠中は刺激に対する反応がほとんどなくなり、移動や外界の注視などの様々な活動も低下する。一般的には、閉眼し意味のある精神活動は停止した状態となるが、適切な刺激によって容易に覚醒する。((出典:wikipedia))則ち、何をしても起きないというのは誤りである。
「リーフィアにも穴は……いや、あるよな当然」
 実は先程、エーフィに「好きにしていいよ」と冗談で言われた時に彼のモノが反応したのである。それ以来、事あるごとに一々勃ったり座ったり忙しいのである。それに加え、彼はこの2日は自慰行為をしていない。別にオナ禁とやらを実行している訳ではないが。
 経験者なら分かるだろうが、このオナ禁は2、3日経過した時が最も耐えがたい時期である。特に思春期真っ最中の人は尚更だ。それはポケモンも同様らしく、始めてから2〜3日が1番キツイ。
「……抜いとくか? 1発……」
 息子の暴走は止められるが、此処には抜く為の場所とオカズと服が無い。
「服は普段から着てないから別にいらないけどよ。場所が無いのが痛いわ」
 強いて言えばトイレが相応しい。しかし、臭いが篭る。
「アレ特有の臭いで俺がオナったと直ぐに分かるもんな」
 彼は脳内で会議を開いた。
----
「今回の議論は『今トイレでオナるべきか否か』だ。んじゃ、皆さん宜しくお願いします」
 何故か勝手に仕切っているサンダース1。
「「「宜しくお願いします」」」
「えーと、じゃあまず僕から……。えー、ん゙ん゙っ、僕の意見はですね。人間ポケモン共にですね、あのー、1週間も我慢すれば性欲自体薄くなる訳ですよ」
 馬鹿に腰が低いサンダース2。
「その1週間が最も辛いんじゃねーかよ。それまで我慢出来るかっつの」
 我慢出来ないのは己が弱過ぎるだけだと思うがサンダース3。
「茶ァ美味え」
 全く議論する気が無いサンダース4。
「そこなんですよ。つまりですね。僕は、今トイレでオナっちゃえ、ということです」
「うん、ちょっと待って。いやまあ、私も13年生きてますよ。出生から年月経ってるとはいえまだまだ新参な訳で。そこで私が言いたいのは、トイレで、オナニーするべきだと」
「この羊羹かなり美味え」
「いや、俺のはな、お前らとちょっと違うんだけどな。この間ちょっとした同人サイト見たのよ。同人誌沢山掲載してるさ。ま、とどのつまり俺が言いたいのは、トイレで、ヤっちまうべきだと」
「モグモグ……何処の羊羹だろこれは」
「うん、君の意見はちょっとおかしいね。あのー、此処で寝ている女性陣は魅力がある訳です。性的な意味とかそういうの全部引っくるめてね。だから、そういった事も踏まえてだ、今トイレでオナるべきだと私は言いたい」
「いや、違いますよいいですか? この間近所の吉野家行ったんです。吉野家。そしたらなんか人が目茶苦茶沢山で座れないんです。で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、150円引き、とか書いてあるんです。
まあ要するに、俺は今、トイレでオナニーでもしてなさいってことですよ」
「いや、あのな、俺はお前らとはちょっと違うんだ。あのー、俺もそっち方面の知識結構あるだろ? 普通のやり方から変態なやり方までさ。そこで俺が思うことはだな。トイレで、ヤっちまうべきだと」
「……白松が最中? ああ、どーりで美味い訳だ」
「じゃなくて、全然おかしい話違うよいい?
私達が女性に求めているものは何か。まずはそこから考えなくてはいけない訳です。それから最終的に導かれる結論はですよ。今トイレでオナるべきだということなんですよ」
「ズズ……うん、この煎茶美味い」
「何かおかしいんじゃないですか? もう矛盾してる全く矛盾してますよ。まずですね。オナニーは女がするものなのですよ。
一般に女は男の10倍性の快楽を得ると言われています。クリトリスに関しても、ペニスの元になるものであるから、性感神経も同数あり、それがあの小ささに密集しているため、医学的にはペニスの一万倍感じると言われています。妄想においても、女を犯す男より、男に犯される女の方が、自分自身を全身犯されるという点で大きな興奮を得られます。その為激しいオナニーをしてしまい、快楽のトリコになりどんどん深みにはまり、抜け出せなくなります。女はオナニーにおいて多くの場合、自分の乳房を触りますよね? その方が快楽が増すからですよ。男の中にも乳首が感じると言う者も稀にいますが、それとは比較にならなりません。
自然界においても、性の快楽を知った人間に近いチンパンジーやゴリラのメスは、オスとは比較にならない激しいオナニーをします。オナニーは女がするものです。男のオナニーと女のオナニーとでは、幼稚園児と高校生がかけっこで競争して出る結果ほどの差があるのです。オナニーする女は普通だけど、オナニーする男はまったく意味がわかりません。しかし、女の快楽に少しでも近く為にも、今トイレでオナっちゃえ、ということであります」
「いや、ちょ、俺はお前とはちょっと違うんだけどな。同人誌見てるとさ、必然的に特殊なプレイとかも見ちまう訳だ。そしてその特殊プレイに目を奪われるのは男の性なんだ! だからこそ、トイレでヤっちまうべきだと!」
「……」
「……」
「……パク」
 バン! 突如サンダース2が机を叩いた。拍子にサンダース4の羊羹が床に落ちた。
「おい! 何しやがんだ!」
「だからさ! 特殊プレイがどーだとか知らないけどさ!
私はね、おにゃのこに対して第1に可愛いか否かを見るん「いや、ですがね僕はい「いや、聞いてんのか! 俺の羊羹を返「だけどな! 俺は同人s」」」」

ヤンノカコラー!

ヤッタルワコラー!

シネペドヤロー!

ヨーカンカエセー!
----
「……あー、こいつら使えねー……」
 脳内会議程纏まらない会議は無い。というより、誰か意見を言えばそれで終了するだけである。
「……まー、結論は出たんだけどさ」
 決まったことは直ぐさま実行するのが漢といふものである。しかし、彼の息子は半勃ちである。
「ま、やるしかねぇべ」
 未だに抜けていない北東北特有の訛りを言いつつトイレへと歩を進めた。
「そういやオナニー如きでこんなに苦悩したこともあまり無いな」
----
chapter2-6
「はっは、中々壮観だね」
「……うぐっ」
 ここは車椅子用公衆トイレ。個室にはサルドと、体を縛られている雌のブラッ
キー。車椅子用公衆トイレは実質男女共用トイレなので、異性同士なのに同じ個
室に居る点については問題無い。
 ここは車椅子用公衆トイレ。個室にはサルドと、体を縛られている雌のブラッキー。車椅子用公衆トイレは実質男女共用トイレなので、異性同士なのに同じ個室に居る点については問題無い。
「……ああ、そっか。口塞がれてちゃあ何も喋られないか」
 サルドはブラッキーの口を塞いでいるタオルを解いた。
「……ぷはっ……こ、この縄を解け!」
 深紅の眼が彼を睨む。しかし彼はそんな程度では怯まない。
「いやー、いいねえ。強気な娘。俺っ娘かな?」
「バカっ垂れりゅな! 私を早く開放しろ!」
「さて、その強情はいつまで続くかな?」
 サルドはそう言うと、拘束されているブラッキーに口づけをする。
「んむっ……!? んぐっ……」 
 キスに驚き、その隙に舌の侵入まで許してしまう。首すら動かせない状況では
一切抵抗できず、サンダースによる口内の蹂躙が始まった。
 サルドは口腔を弄びつつ、彼女の秘部に手を伸ばした。愛液が滲み出し、数滴
が滴り落ちた。
 キスに驚き、その隙に舌の侵入まで許してしまう。首すら動かせない状況では一切抵抗できず、サンダースによる口内の蹂躙が始まった。
 サルドは口腔を弄びつつ、彼女の秘部に手を伸ばした。愛液が滲み出し、数滴が滴り落ちた。
「んむっ、ちゅ……んっ、ふっ、んちゅっ」 
 約30秒間舌を絡ませ、サルドはゆっくり口を離した。透明で細い橋が彼等の口
を結んだが、それは慣性の法則に従ってすぐに床に崩れ落ちた。
 約30秒間舌を絡ませ、サルドはゆっくり口を離した。透明で細い橋が彼等の口を結んだが、それは慣性の法則に従ってすぐに床に崩れ落ちた。
「この粘り気のあるものは何かな?」
「そ、それは……」
 先程秘部を弄った手をブラッキーの目の前に見せ、指を開く。その間には透明
な糸が引いていた。
 先程秘部を弄った手をブラッキーの目の前に見せ、指を開く。その間には透明な糸が引いていた。
「縛られただけで感じているのか……。さては君はドMだな」
「う、うりゅしゃいぃ……」
 彼女の体毛は闇に溶け込める黒色だが、顔は黒みの混じった赤で染まっている
。その恥じる表情がサルドをますます興奮させた。
 彼女の体毛は闇に溶け込める黒色だが、顔は黒みの混じった赤で染まっている。その恥じる表情がサルドをますます興奮させた。
「こんなに濡れているんじゃ前戯は要らないかな」
 はち切れんばかりにそそり勃ったモノを、前戯も無しにいきなり挿入した。愛
液の量が十分だった為にあっさりと秘部の最深部に到達した。
 はち切れんばかりにそそり勃ったモノを、前戯も無しにいきなり挿入した。愛液の量が十分だった為にあっさりと秘部の最深部に到達した。
「おk。じゃあ動かすよ」
「きゃ……ちょっと待ってぁああああぉぁああああぉぁああああぉぁああああ!
!」
 ブラッキーの抑止願望は無視して彼は腰を振り始めた。
「パネェ……締まり良いわ」
「まっ、ちょ、止め……てぇぁああああぉぁん!」
 ブラッキーは気持ち良さのあまり、良い声で鳴きだした。
「ここで止めるかっつの」
 ブラッキーの希望は完全に無視し、腰を振る速度を更に早めた。
「っく……そろそろ出すぞ!」
「せめて……ぁああああぉぁん! 外に……出してぇぇぇぇ゛ぇ……」
 彼にそんな気は毛頭ない。獣の如く――いや、獣だが――欲望を満たす為にひ
たすら腰を振る。
 彼にそんな気は毛頭ない。獣の如く――いや、獣だが――欲望を満たす為にひたすら腰を振る。
 発射直前、トイレの扉が開いた。
「ぅー……なんか妙な臭い……」
 リーフィアだ。夜中に催す事は誰にもある。その為にトイレに行くのは至極当
たり前だ。しかし、そこで雄が脳内強姦を基に自慰をしているとは誰が想像出来
ようか。
 リーフィアだ。夜中に催す事は誰にもある。その為にトイレに行くのは至極当たり前だ。しかし、そこで雄が脳内強姦を基に自慰をしているとは誰が想像出来ようか。
「……!? ちょま――」
 サルドは慌ててモノから手を離したが微妙に遅かったようで、サルドのモノか
らは白濁液がリーフィア目掛けて勢いよく発射された。
 サルドは慌ててモノから手を離したが微妙に遅かったようで、サルドのモノからは白濁液がリーフィア目掛けて勢いよく発射された。
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 トイレ――いや、正確にはトイレ・洗面所・風呂の3点が揃ったバスルームに近
い部屋だが――という名の個室に、雌と雄が向かい合っている。内1体はまだ殆ど
衰えていない下半身が有り、もう1体は顔等に白濁とした液体が付着している。ど
 トイレ――いや、正確にはトイレ・洗面所・風呂の3点が揃ったバスルームに近い部屋だが――という名の個室に、雌と雄が向かい合っている。内1体はまだ殆ど衰えていない下半身が有り、もう1体は顔等に白濁とした液体が付着している。ど
う見ても前戯からの顔射にしか見えません。本当にありがとうございました。
「えーと……これは……そのー……三丁目の山田さんが」
「サンダースさん」
 彼の言葉を遮ってリーフィアが言う。
「溜まっていたのでしたら言ってくれればいいのに。その……御奉仕くらいしま
すのに」
「溜まっていたのでしたら言ってくれればいいのに。その……御奉仕くらいしますのに」
「……とぅぎゃざー?」
「こんなに出したにも関わらずこんなに硬くして……」
 そう言いながらサンダースに歩み寄りり、彼の熱り立つモノを摩るリーフィア

 そう言いながらサンダースに歩み寄りり、彼の熱り立つモノを摩るリーフィア。
「ば……おい、止めろ!」
「口だけ言って行動を起こさないということは。内心ではやって欲しいんですね
?」
「口だけ言って行動を起こさないということは。内心ではやって欲しいんですね?」
「そういう訳じゃなkきゃうん!」
 リーフィアはサンダースのモノを扱き出した。彼のモノはイワークへ進化した

 リーフィアはサンダースのモノを扱き出した。彼のモノはイワークへ進化した。
 リーフィアが扱く度に彼女の中の何かが目覚める。
「ふふ……気持ち良いですか?」
「はうぅー」
「では、こういうのはいかがです?」
 リーフィアはそう言うとサンダースのモノをくわえた。
「らめぇ! おちんぽミルク出ひゃう!」
 リーフィアが数回顔を動かした直後、モノから白濁とした液体が発射された。
「ん……ふわぁぁ」
「……ふぅ」
 サンダースのモノはアーボへと退化した。
「早くないですか?」
「……言うな」
 早漏を雌に指摘される雄のポケモンって一体。
「さて、これ以上続けて欲しいですか?」
「いいや別に」
「それでhお?」
「なんつーか……疲れた」
「いや……ちょっと……」
 そう言いながらサンダースは欠伸を1つ吐く。

 リーフィアはサンダースを押し倒し、その上にのし掛かった。強かダメージが
入り、更に追加効果でサンダースは痺れて動けなくなった。
 これで主導権は完全に彼女の手に委ねられた。まだ未挿入だが騎乗位の状態で
問う。
 リーフィアはサンダースを押し倒し、その上にのし掛かった。強かダメージが入り、更に追加効果でサンダースは痺れて動けなくなった。
 これで主導権は完全に彼女の手に委ねられた。まだ未挿入だが騎乗位の状態で問う。
「私はまだ……気持ち良くなってないのですよ?」
「……」
 彼は麻痺になっている為に口が動かせない。
「都合が良いわこれは。ふふふふふ……」
 何処でスイッチが入ったのか、リーフィアは完全にサディストとして覚醒した
。もう止める術は無い。多分。
 何処でスイッチが入ったのか、リーフィアは完全にサディストとして覚醒した。もう止める術は無い。多分。

 リーフィアはそのまま前慰も無しにサンダースのモノ目掛けて腰を落とした。
彼女の桃色の秘部は既に愛液で濡れていた。
 リーフィアはそのまま前慰も無しにサンダースのモノ目掛けて腰を落とした。彼女の桃色の秘部は既に愛液で濡れていた。
「…………!!」
「ん……」
 既に濡れていたので前戯をする必要は無かった。サンダースはやたら口をぱく
ぱくさせている。
 既に濡れていたので前戯をする必要は無かった。サンダースはやたら口をぱくぱくさせている。
「……何ですか? 『フェラだけで濡らしやがってこの雌豚』とれも言いぃたい
のですか?」
「……」
「全く無言ってのも中々つまりませんね……」
 リーフィアはフエン煎餅を手に取り、一枚まるごと口に含んだ。
 煎餅を噛み砕き、サンダースの顔を引き寄せて唇を重ね、噛み砕いた煎餅を流
し込む。海苔が上顎に張り付きかけたが、何とかなった。
 煎餅を噛み砕き、サンダースの顔を引き寄せて唇を重ね、噛み砕いた煎餅を流し込む。海苔が上顎に張り付きかけたが、何とかなった。
「ちょま」
「治りましたね麻痺。お味はいかがでした?」
「はっきり言って糞不味い」
「……え?」
「水分たっぷり尚且つびちゃびちゃな煎餅が美味いと思うか?」
「あー……。それは不覚でした。それではこちらのクラボの方が宜しかったので
しょうか?」
「あー……。それは不覚でした。それではこちらのクラボの方が宜しかったのでしょうか?」
「初めっからそっちにしろよ!」
「では」
「では、とか言いながら自分で食べちゅむ」
 先程と同じ要領で噛み砕いたクラボを流し込む。
「ぷは……どうれしゅか?」
「……なーんかぼーっとしてきた」
「目の焦点合ってませんよ」
「つーかさ、いつまでこの状態キープしてんのさ」
「この状態?」
 彼女と合体したままの体勢。リーフィアの秘部はきゅんきゅん言いながら彼の
モノを締め付け、彼女の脚は若干震えている。
 彼女と合体したままの体勢。リーフィアの秘部はきゅんきゅん言いながら彼のモノを締め付け、彼女の脚は若干震えている。
「ゴメン、マジ動いていい?」
「ここれ仮に駄目らと申したら?」
「……いや、真面目に我慢出来ないんだけど」
「そう、言いぃ、にゃが、らもっ、腰ぃ、ちゅ、きぁあ、ああ あぉげ、てりゅ、
に゛ゃにゃ、いぃしゅ、かぁああああ!」
「そう、言いぃ、にゃが、らもっ、腰ぃ、ちゅ、きぁあ、ああ あぉげ、てりゅ、に゛ゃにゃ、いぃしゅ、かぁああああ!」
「許せ」
 一心不乱に腰を打ち付けるサンダース。彼女の身体の至る場所に生える葉のよ
うな体毛が、サルドが腰を打ち付ける度に揺れる。
 一心不乱に腰を打ち付けるサンダース。彼女の身体の至る場所に生える葉のような体毛が、サルドが腰を打ち付ける度に揺れる。
「気持ちいいんだろ? 感じるんだろ? 初めてなのに」
 エロゲか何かで学習したのか、卑猥な言葉を投げ掛ける。
「そ、そんなこと……んゃ、あっ! ふぁぁ……!」
「頗るスケベな奴だなぁ、初めてで激しくされて感じるなんて。ほら、こんなの
はどうだ?」
「頗るスケベな奴だなぁ、初めてで激しくされて感じるなんて。ほら、こんなのはどうだ?」
 サンダースはリーフィアの小陰唇を手で広げる。
「やっ! そ、そんなに広げちゃ……!」
「よく見えるぞおまえの。毛がはえてないから丸見えだ」
「やっ! ん、あぁっ! さきっぽでそんな……やぁぁっ! やだぁ!」
「嫌なのか? じゃあ やめるか?」
「う……」
「ここは そんなこと言ってないみたいだけどな」
「嫌……続けてください……」
サンダースはニヤリと口の端を釣り上がげると、軽くキスをしてからモノを引き
抜いた。
サンダースはニヤリと口の端を釣り上がげると、軽くキスをしてからモノを引き抜いた。
「ふゃぁ……?」
「体勢変えるぞ」
彼女の前足を便器にかけさせてバックの形で再挿入。攻守が逆転しているが細か
いことは気にしたら負けだ。
彼女の前足を便器にかけさせてバックの形で再挿入。攻守が逆転しているが細かいことは気にしたら負けだ。
「ああっ……また熱いのが……入って……ひゃん!」
「ぬふぅ……やっぱり中は暖かいナリー……」
「ふあぁぁん! あそこから……やらしい音が、ふにゃあぁぁぁん!」
我慢汁と愛液とが混ざり合う音がバスルームに響く。深夜のバスルームはむせか
えるほどの男女の発情した匂いで充満していた。
我慢汁と愛液とが混ざり合う音がバスルームに響く。深夜のバスルームはむせかえるほどの男女の発情した匂いで充満していた。
「っ! あああぁっ!! きもち……いいっ! ……ぎもぢいいぃ!!」
ついに我慢出来なくなったのか、彼女は快感に声を漏らす。声音を出す度に新た
な快楽が背筋を駆け抜けるように走った。
一心不乱に腰を叩きつけ、突く度に声を上げ、それが彼をますます興奮させる。
中で彼のモノが更に肥大化する。射精は近い。部屋には雄と雌の嬌声が響き渡っ
ていた。彼は腰の動きを加速させ、目茶苦茶に腰を打ち付ける。床には汗と淫液
が飛び散っていた。
「逝っくぅぅふぅん! たっぷりれひゃうっ れひゃうよぉお゛ぉおォおんお゛ぉ
おォおん゛しゅ」
「出してぇぇぇぇ゛ぇぇぇぇ゛ぇぇぇぇ゛ぇぇぇぇ゛ぇ! お゛ぉおォおん゛おォ
おんォお゛ぉおォおんんォお゛ぉおォおん゛ぉお゛ぉおォおんォお゛ぉおォおん
んんんまんこにしゃりゅどざーめんらしぇれえぇぇぇぇ゛ぇぇぇぇ゛ぇえ!」
互いに口から涎を垂らし、最大の絶頂の為に狂ったようにピストン運動を繰り返
す。
ついに我慢出来なくなったのか、彼女は快感に声を漏らす。声音を出す度に新たな快楽が背筋を駆け抜けるように走った。一心不乱に腰を叩きつけ、突く度に声を上げ、それが彼をますます興奮させる。中で彼のモノが更に肥大化する。射精は近い。部屋には雄と雌の嬌声が響き渡っていた。彼は腰の動きを加速させ、目茶苦茶に腰を打ち付ける。床には汗と淫液が飛び散っていた。
「逝っくぅぅふぅん! たっぷりれひゃうっ れひゃうよぉお゛ぉおォおんお゛ぉおォおん゛しゅ」
「出してぇぇぇぇ゛ぇぇぇぇ゛ぇぇぇぇ゛ぇぇぇぇ゛ぇ! お゛ぉおォおん゛おォおんォお゛ぉおォおんんォお゛ぉおォおん゛ぉお゛ぉおォおんォお゛ぉおォおんんんんまんこにしゃりゅどざーめんらしぇれえぇぇぇぇ゛ぇぇぇぇ゛ぇえ!」
互いに口から涎を垂らし、最大の絶頂の為に狂ったようにピストン運動を繰り返す。
「りーふぃぁぁあああ あぉぁあああ あぉぁあああ あぉ ぁあああ あぉぉ! イ
ッひゃううぅんッ!」
「ぁぁあああ あぉぁあああ あぉぁあああ あぉ ぁあああ あぉぉっー! いぃぃぐ
っいぃぃぐっ!! んぎもぢぃいぃぃぃぃっよぉお゛ぉおォおんお゛ぉおォおん゛い
ぃぃぃぃっよぉお゛ぉおォおんお゛ぉおォおん゛いぃぃっ!!」
頭を突き抜ける快感が彼等の身体を駆け抜け、そして爆ぜた。
結合部からは白い液体が、モノと壁の僅かな隙間を伝って流れ出てくる。彼は全
てを膣奥にぶちまけ、射精しながらもなおモノを突き上げ受精させんとばかりに
ねじ込む。
リーフィアは何度か背筋を痙攣させると呼吸を落ちつけ、膣奥で精液の最後の一
滴を絞り出すかのように締め上げた。
「ぁぁあああ あぉぁあああ あぉぁあああ あぉ ぁあああ あぉぉっー! いぃぃぐっいぃぃぐっ!! んぎもぢぃいぃぃぃぃっよぉお゛ぉおォおんお゛ぉおォおん゛いぃぃぃぃっよぉお゛ぉおォおんお゛ぉおォおん゛いぃぃっ!!」
 頭を突き抜ける快感が彼等の身体を駆け抜け、そして爆ぜた。結合部からは白い液体が、モノと壁の僅かな隙間を伝って流れ出てくる。彼は全てを膣奥にぶちまけ、射精しながらもなおモノを突き上げ受精させんとばかりに
ねじ込む。リーフィアは何度か背筋を痙攣させると呼吸を落ちつけ、膣奥で精液の最後の一滴を絞り出すかのように締め上げた。
「はー……はー………いっぱい膣内射精し……しましたね」
彼はリーフィアに覆い被さっている。モノを引き抜くと、精液と愛液の混ざった
液体が流れ落ち、床に水溜まりを作った。
 彼はリーフィアに覆い被さっている。モノを引き抜くと、精液と愛液の混ざった液体が流れ落ち、床に水溜まりを作った。
「ごめん」
荒い息を抑えて彼が一言。
 荒い息を抑えて彼が一言。
「まあいいです。気持ち良かったし」
「じゃあもう一回やる……?」
「え……せめて後日にしましょう? 私も疲れました……」
「それも……そうか」
その後2匹は軽く身体を洗った後ベットに倒れ込み、死んだように眠り出した。寄
り添いながら眠る姿はあたかも恋人同士のようだった。
その後2匹は軽く身体を洗った後ベットに倒れ込み、死んだように眠り出した。寄り添いながら眠る姿はあたかも恋人同士のようだった。
----
chapter2-6での使用ツール:みさくら語変換機

世界観
[[崩れゆく日常 世界観概要]]

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