ポケモン小説wiki
コネクトコレクター(物理) の変更点


この話は&color(red){官能表現};が含まれています。苦手な方はブラウザバックをお願いいたします。加えて、ポケモンダンジョン 超不思議の探検隊のネタバレも多少含まれておりますのでご注意下さい。

----

 風の大陸にあるワイワイタウン。そこには調査団のギルドがある。調査団っていうのは、一言で表すと、『世界の秘密を探る者の集まり』かな。そこでフシギダネことシギの僕は所属している。世界の危機を救った事もある僕は今や、どの調査団のメンバーよりも腕っぷしが強い(と自負してる)んだ。
 僕の話はさておき、調査団に入った時に貰った“つながりオーブ”は様々なポケモン達と繋がり合える機械(なのかな?)。これにはある条件を満たすと『CONNECTED』という文字が表示される。わかってると思うけど、connectとは繋がる、心が繋がった証という訳だよ。大抵困っているポケモン達を助ければ繋がることが出来る。紹介で繋がることもあるけど。
 大切なのはそこじゃないんだ。繋がった仲間達とは一緒に探検したり出来るけどそこじゃ無いんだ。どうして『(心が)繋がった』なんだろう、別に『(体が)繋がった』でもいいじゃないか!
 だから僕はこの世に旋風をまき起こす。心だけじゃなくて体が繋がりあうことの大切さを!このためだけに僕は体を鍛え、様々な技術を身につけた!
 コネクトコレクター(略してコネクター)、始動開始だ!!

#contents
・クチート
・ジラーチ
随時追加予定


*ニンフィアと繋がりたい [#m5e21b08]
 ニンフィア。可愛らしくて有名なイーブィの進化系の1つ。首元のリボンから伸びるヒラヒラがまとわりつくように身体に……エロいね。口元にチラリと見える八重歯が僕的にはチャームポイントだと思う。そんな彼女が僕が調査団に入って初めての仲間なんだ。なんか彼女の口調が最初出会った時と変わっているけど、多分仲良くなれたって意味だよね。そういう訳でも繋がる必要がありそうだ!
 さほど難しくないダンジョンの探検を彼女一緒に行く。その帰りに繋がり合おうという作戦だ。
「今日は楽しかったですね!」
「そうだねぇ」
 ダンジョンでは彼女の親密度を上げるために体をはった。罠から庇ったり、リンゴをあげたりね。だから彼女は上機嫌の筈だ。
 ここでいきなり襲いかかる、なんて事はしない。体を繋げるって事は容易に出来るけど、コネクトコレクターは心も繋げなきゃいけないんだ。だから無理矢理襲うのは本当に本当に万策尽きた際に使う最終手段だと決めている、自分の中で。
 まずはボディタッチ。さり気なく、というのが難しい所だけど……。
「あ、砂付いてるよ。」
 先ほど、戦闘の際にちょっと細工させてもらったものだ。別に嘘でもいいんだけどね。僕は蔓を一本取り出して彼女の脇腹あたりについた砂を払う。まずはボディタッチを成功だ。意味が無いかもしれないけど、意味が無い訳ではない。
「ありがとうございます。」
 次にシチュエーションだ。繋がりあうのにムードが無いんじゃ意味が無い。だからこそ帰りに彼女を誘って僕のお気に入りの場所に向かった。
 ワイワイタウンを少し離れた森の中。そこに湖がある。そこが僕のお気に入りの場所だ。しかもいつ来ても静かだから、誰かに見られる心配が無い。
「うわぁ……」
 空を見上げると満天の星空。湖を見ると水面に映る幻想的な星々。彼女もその美しさに目を奪われているようだ。だけど僕はそういう余裕は無い。なるべく彼女に近付いておく。
「本当に綺麗で…うわわ!!」
 振り向いた彼女の視界は僕の顔で埋め尽くされてただろう。彼女は飛び退き、尻餅をつく。本当に作戦通り事が進んでいる。驚いてる彼女を他所に自分の顔は彼女の顔に近付ける。
「うん、本当に綺麗なんだ。だから僕はここがお気に入りなんだ」
「あ、ああ、はい!そうですね!」
 現在、彼女の心臓の鼓動ははち切れんばかりにドキドキしているんだろう。もちろん、それも僕の狙いの1つ。吊り橋効果とはちょっと違うかもしれないけど、効果は覿面だね。
 最後のステップは迅速に。彼女のドキドキが残ってる間にやらなくては意味が無い。
「やっぱり、ニンフィアと一緒にいると楽しいよ!」
 なるべく無邪気な顔で、というのがポイントだね。
「え、ええ!?あ、ありがとうございます……」
 彼女は顔を赤くして俯いてしまう。こうやって鼓動が早くなっている時にその子を意識させる物言いをすると、まあ思った通り彼女は必死に考えを張り巡らしている。俯いていてくれてよかったと思う。だって今の僕、とてもニヤニヤしてるもん。
 もちろんそれだけじゃない。顔を赤くした際に使えるコンボ技!
「あれ、顔赤いよ?大丈夫……?」
 心配そうな顔をして彼女の顔に思いっきり近付く。彼女なら顔が近いといって暴力を振るうような性格じゃないから安心してこの技が出来る。先ほどの少し物足りないボディタッチを補完するためにここで彼女の額に蔓を当てるよ。(本当なら手を当ててあげたいけど僕の体じゃ少し難しい)
「いや、い、いや…大丈夫です、本当に……」
 彼女は必死に内心の動揺を隠そうとしている。そういうところもいいよね!
 うん、そろそろいいかな。僕は彼女を思いっきり押し倒す。
「へっ…?」
 いきなりの事で彼女は素っ頓狂な声を上げる。そんな彼女の耳元でなるべく低い声で囁く。
「ここまでしてもわからないのかい……?」
「え、え、あ、あの…ど、どういう事ですか…?」
 どうやらまだ理解していないらしい。理解させるために彼女の唇を強引に奪う。ただしキスは優しく、だ。
 唇を交わして、彼女は混乱と羞恥の感情が織り交ぜた顔をしていた。
 だが彼女の心中は今はどうでもいい。蔓を取り出して彼女の体を撫でるように触れる。きめ細やかな体毛がとても心地良い。思わず頰ずりをしてしまうと、彼女はくすぐったそうに声を上げる。
 体を這う蔓は次第に下へ下へと向かう。彼女はそれに気付いたのか、立ち上がろうとする。だけどそんな事はさせない。僕は新しく蔓を出して、彼女の四肢を拘束する。(ちなみに僕は蔓を6本出せる、こういう時のために頑張ったのだ)
「だ、駄目ですよ…シギさん……!」
 必死になって蔓の拘束を取ろうとする彼女だけど、それは不可能だ。こういうことをするためだけに僕は体を鍛えたんだ、彼女を無力化する方法もしっかりと学んでいる。
「ひゃん!」
 彼女の首にあるリボンは性感帯とまでいかないけどいきなり触られるとこのような反応を示す事は知っている。彼女が驚いた隙に蔓の1つは彼女の下腹部へと辿り着いた。そこにはまだなにものの侵入を許したことのない初々しい秘部が。
「君って処女?」
「え?えっと…え?」
「だから処女かそうじゃないかって聞いてるの」
 ほんの少しだけ、彼女の四肢の蔓の巻き付く力を強める。
「あぁっ!は、はい、そうです!処女ですっ!」
「ふんふん、それで好きな人とかは?いるの?」
「え、えっと……います、一応」
 少々残念。僕は彼女の拘束を解いて付いた砂を払って立ち上がらせる。彼女は心底不思議そうな顔をしている。まあ、流れからして僕が彼女を犯す流れだったしね。状況から見ても、だ。
「コネクトコレクターの鉄則、
1、ムード無くして繋がれず
2、同意無くして繋がれず
そして3、愛する者がいる者は接吻まで、という自己的ルールがあるからね」
「は、はぁ…」
 このルールを決めたのはエーフィとブラッキーが付き合ってる事を聞いたからだ。好きな人に初めてを捧げたいのは女の子としては当たり前の事だからね。ただし初めてだろうとキスはする、キスは。そこは容赦しない。
「という訳で君とは『CONNECTED』した事にしておくよ」
 彼女の幸せを願って、彼女の未練を断ち切る。それがコネクトコレクターとしての最大のポイントだ。
 それでカッコよく去っていこうと思った矢先、何かにつまずいてコケてしまった。
「あ、ごめんなさい!そこまでする気は無かったんですけど…!」
 犯人は彼女だ。僕を止めようとしたのかヒラヒラを伸ばして、足を引っ掛けたらしい。非常に申し訳無さそうな顔をしている彼女だが、それと同時に何か決意したような表情だった。
「わ、私が好きなのはシギさんです!だ、だから…その…私の………」
 告白したは良いが、尻すぼみになってしまう彼女。全てを察した僕は再び蔓を彼女に巻き付ける。
「つまり君を好き放題にしていいと?」
「いや…あの……えっと…そうです、はい…」
 随分と大胆な子だ。こんな彼女と繋がれるなんて、とても幸先がいい!
「ふーん、でも僕は普通にやるより……」
 彼女の四肢に蔓を巻き付かせるが、先ほどとは違って、彼女を宙に浮かす。つまりバンザイした状態で彼女は拘束させている。そしてこの体勢だと僕の顔の近くに彼女の下腹部が来るわけだ。
「君は何も出来ない、僕は君を好き放題出来る。この状態が、僕の一番好きなシュチュエーションだ」
「……結構変態さんなんですね、シギさん」
  言われちゃった。だけど変態さんは僕だけじゃないはずだ。残りの蔓2本を器用に使って彼女の秘部をこじ開ける。すると秘部が外気に晒された衝撃に彼女の足がビクリと動く。
「本当に処女なんだね」
「う…そ、そうですよ…。や、やるなら早く…恥ずかしいです……」
「それはそうなんだけどね……」
 ここで少し問題が生じる。まず僕は合計で6本の蔓を出せる。だけど彼女を拘束するのに4本、彼女の秘部を開いているのに2本。蔓を使うことが出来ない。自分の手を使おうにも僕が少し無理な体勢になってしまう。
「つまりこの状態からどうすれば良いのか」
「……拘束解けばいいんじゃ…」
「んー……」
 僕は拘束フェチだから繋がる時でも彼女を拘束しておきたい。うん、やっぱり自分は変態だね。
「あ、そうだ」
 僕の背中のタネから粉を彼女に向けて放つ。これは僕の調合した痺れ粉。四肢を動かす事が出来なくなる、しかもそれ以外は普通に動くんだ。まあ四肢が動かなきゃ、抵抗なんて出来ないからね。
「し、シギさん…これって……!」
 彼女の手足が痙攣しているのが蔓を通じて感じる。それに満足した僕は彼女をゆっくりと地面に降ろす。彼女は満足に体を動かせないだろう。
「俗に言う視姦ってやつだね」
「ううぅぅ……お願いします…は、はやくぅ…」
「自分から求めるなんて君も変態さんじゃないか」
 蔓で彼女の秘部を触れるとネットリとした感触がした。
「見られるだけで感じたの?本当に変態さんだ、僕なんかよりもね」
「きゅぅぅぅ……!」
 彼女の顔が爆発しそうになるくらい赤くなる。そろそろ焦らすのは止めてあげようか。彼女の秘部に蔓を入れようと……
「…力抜いて?」
「うぅ…そう言われましても……」
 こういう場合は仕方ない。無理矢理入れようとしたら彼女が痛いかもしれない。(それは僕の流儀に反する)じゃあこういう場合はどうすればいいのか。それは肩のコリをほぐすように彼女の緊張をほぐす事だ。
「大丈夫だよ…」
 彼女の頬を蔦で母親が自分の子供を愛でるように撫でながら彼女の耳元で優しい言葉をかける。彼女の顔を見つめ微笑みを浮かべて、彼女を安心させる。
 その間に僕の蔓は彼女の秘部へと向かう。そしてちょんちょんと触れて、これから入れる事を伝える。一瞬だけ彼女の体は強張ったが、大きく息を吐いて小さく頷いた。
 僕の蔓は彼女の花瓶の中へと、いとも容易く侵入する。
「あっ……」
 蔓が中でうねり動くと、愛らしい旋律が奏でられる。彼女の声がその旋律をより一層美しく映えさせる。僕はその声と旋律に顔を綻ばせながらも攻めの手(この場合は蔓かな)を緩めない。
「し、シギさん…ひゃっ!私なんだか……んっ…自分が自分じゃないみたい、です…ふあっ!」
「いいね、凄くいいよ!とても最高だよ!」
 愛を確かめる歌とでも呼ぼうか。その歌は僕の劣情を煽り、自分の下腹部が熱くなってきているのを感じる。
 もう限界だ、僕は蔓を引き抜いて彼女にまたがる。彼女は不思議そうな顔をしたが、僕の熱り勃つ雄の象徴が彼女の体をつつくと、恥ずかしそうに顔を逸らした。
「今から、コレが入るわけだけど…」
 何度も言っている通り、僕は女の子が痛みに体を強張らせるような事はしたくない。それは破瓜の痛みもそうだ。少しでも痛みを無くして交わる事こそが、1番大切だと思う。(破瓜の痛みは味わうべきだ、と言われたらそれは否定しないけど)
 彼女の顔に近付き、そのまま唇を交わす。もちろん、それだけじゃない。先程の接吻とは違って僕の舌が彼女の口内に入り込む。一瞬だけ彼女は自分の口内に入り込んだ僕の舌を拒んだが、すぐに舌と舌を絡め合わせた。
 交わり合う唾液。この唾液に僕は自らの優しさを乗せる。絡め合わせていた舌を解き、唇を離す。
「……無痛麻痺液」
 彼女は僕の言葉に首を傾げた。その名の通り、少しの間痛みを感じなくなる。痺れ粉と眠り粉を改造したものを液体状にして彼女の体に入れた。(これも特訓の成果だ)
 これで彼女は痛みと快楽のハイブリッドを味わう事はない。だからといって乱暴にするわけじゃないけど。
「…入れるよ」
 熱みを帯びたモノはゆっくりと彼女のナカに沈んでいく。入り込んだ異物を優しく包み込む彼女の下の抱擁。少しキツめな気もする。
 ふと見ると、破瓜の証である少々の血が出ているが、彼女は痛みに体をよじらせるような事はしていない。つまり、僕の優しさを受け取ってくれたわけだ。
 完全に奥まで到達したら、ひと息つく。すぐさま動かしては僕が耐えられない。
「………ふぅ」
 風が木々を揺らし、水が音を上げる。まさかそんな事は無いと思うが、誰かに見られているのではないかという羞恥心が更に僕の興奮させる。
 休憩はここまでだ。風の音、木の音、水の音に加えて、もう1つ、愛の音が合わさり、カルテットを奏でる。
「きゅぅっ!し、シギさん、激し…ふわぁっ!」
 痺れ粉の効果が切れたのだろう。彼女は僕の攻めに身を震わせながらも、僕に器用にヒラヒラも巻き付けながら抱き付く。僕の脳内が彼女の淫らなその姿に支配される。
 どうして楽しい時間というのはすぐに終わるのだろう。僕のモノは更に熱みを帯び、まもなく絶頂へと辿り着く事を教える。
「は、離して…出ちゃう…」
 僕の種族的に彼女と子供は出来る訳ではないが、やっぱり突然中に出すのはどうにか背徳感がある。
 だけども彼女は僕の瞳を見つめて、ふるふると首を振って微笑む。
「い、いいんだね!?だ、出しちゃうよ…っ、もう限界だ…!」
 花瓶を満たすは、温かみを感じる白の栄養液。入りきらぬ液は、花瓶のふちから零れ落ちる。
 モノを引き抜いて、彼女の横へと倒れかかる。
「シギさん…」
 彼女は未だ息が荒い状態で僕に話しかける。
「……好きです」
 僕はその言葉を聞いて残った力を振り絞って、再び彼女と唇を交わす。ほんの一瞬だけど、今までのどれよりも長く幸せに感じた。

----

「なんか、複雑なんですよね…」
 あの後、その場で寝てしまった所為で帰りが朝になってしまった。周りからは朝帰りだとからかわれたけど、昨日の風景が残っている僕は胃に介さなかった。
 それよりも、彼女に僕のやりたい事を伝えるとまさしく『ヤキモチ』をしている顔をした。
「だって私好きって言ったじゃないですか…なんか、浮気…みたいな感じじゃないですか」
「確かにそうなんだけど…やっぱり僕としては色んな子と繋がりたいし…」
「……まあ、シギさんの愛は皆に適用されるって思えばいいですね。ただ…」
 彼女がヌッと僕に顔を近づける。
「私の相手も、たまにはして下さいね」

ニンフィア (心体共に)CONNECTED!!

*優等生のシキジカと繋がりたい [#s6eea232]
 シキジカ。僕が調査団に入る前に通っていた学校の同級生だ。本来、シキジカという種族は季節によって姿が変わるはずなのだが、彼女は春夏秋冬すべて春の姿だ。まあそれが彼女の可愛さを引き立てているわけで。しっかり者で皆に好かれている子というだけでも十分なのに。
 さて、彼女に関して繋がる方法は少し難しい。なぜかと言うと彼女は皆を平等に見ている為に色恋沙汰というものにあまり興味無さそうなのだ。ヌメラとかいう同じ同級生の子と最近いい雰囲気に見えなくもないけど…。コネクターとして彼女を襲う訳にも、もしヌメラに気があるなら同意があってもキスをする事までしか出来ない。これは厳しい。
 という事でコネクターは情報収集を始めるのである。



 おだやか村から少し離れた場所に丘がある。そこはおだやか村を一望出来る絶景スポットらしい。(僕にとっては今やそうは思ってないけど)彼女とヌメラはよくそこで見かける事が多い。故に僕は丘の上に一本だけ立っている木の中に潜んで待つのだ。
 数分経って、彼女の声が聞こえる。隣にはやはりヌメラの姿が。彼女達の会話に僕は耳を傾ける。
「今日はいい風ね」
「うん、そうだね」
 なんて他愛も無い話を続ける彼女達。つまらない。
「あ、そういえば…」
「どうしたの?」
「シギって最近おだやか村に帰ってこないよね」
 貴方が寄りかかってる木の中に潜んでいますよ〜。とは言うものの…確かに今日、彼女に関して情報収集する為に久しぶりにおだやか村に帰ってきたな。それに僕の親代わりのコノハナにも挨拶して無かったし。
「そうね…やっぱり忙しいのかもしれないんだけど、ちょっと寂しいね」
 …うん?いや…待てよ?これを利用するほか無いよな…?



「コノハナさーん、ただいま〜」
「あっ!?ちょっ、シギ!?」
 家に帰るとコノハナが無茶苦茶焦っていた。そして頑なに顔だけしかこちらに向けないコノハナを見て、今コノハナのしていた事を僕は悟った。まあ…男としては当たり前の事だよね。バッグを整理しているフリをしてコノハナに背を向ける。これで落ち着く時間が出来るだろう。
「お、驚いただど。いきなり帰ってくるなんて…」
「あはは、調査団の仕事も一段落したからね。コノハナさんもご無沙汰してて良かったよ」
 2つの意味でね!
「じ、じゃあ数日間いる予定だど?」
「うん、そのつもりだよ」
 具体的にはシキジカと繋がることが出来たら、だね。…いや、変更の場合もあるけど。その間コノハナは性欲を解消出来ないけどそこらへんは我慢してもらおう。
「ところで…帰ってきたのはシギだけか?」
「ん…ああ、あの子は都合が合わなかったみたい。みんなによろしくって言ってたよ」
 世界を救ったのは僕だけの力じゃない。僕にも親友にして相棒と呼べる存在の子がいるんだけど…最近は世界の財宝に夢中で世界のあちこちをまわりまくっている。そのせいかあんまり話せていない。機会があればゆっくり話そうかな。
 まぁ、それは今は置いといて。今回の重要な点は
1、シキジカはヌメラの事をどう思っているか
2、シキジカとどうやって交わる雰囲気にするか
の2点だ。少ないかもしれないけど2番が難しい。僕が学校に通っていた時には彼女はそういう事には無縁な感じがしたから厄介な所だ。どころかそういう行為に嫌悪感を抱いてる場合もある。その場合は素直に諦めよう。
 


 将を射んと欲すればまず馬を射よ、という言葉がある。
「久しぶりだね、ヌメラ」
「シギ!久しぶり!」
 僕の腹の内を知らずにまあ呑気に喜んでやがる。それだからやりやすいっていうのもあるけどね。
「みんなは元気にしてる?」
「うん!ヤンチャムとチョボマキはいつも通りだし、ニャスパーやシキジカも元気にしてるよ!」
「へぇ、じゃあ自分は?ヌメラはどうだい?」
「僕も何も無いよ?普通に元気」
 天然っていうのはとても策に嵌めにくい。行動が読めないからね。こういう時はまわりくどい方法を使わない。
「ふーん、ところで君は強くなったのかい?それこそシキジカを守れる程」
「う…それは…。でも…やっぱり強くならなきゃね…シキジカやニャスパーは女の子なんだし、男の僕が守らなきゃ…」
 ……ふむ、ヌメラはどうやらシキジカに対して恋愛感情を抱いてないらしいね。守りたいとは思ってるらしいけど。という事はシキジカと(同意してくれたとして)繋がってもヌメラが失恋で悲しむ事は無さそうだね。
「ね、ねぇ…どうしたのその顔?なんか、怖いよ…?」
「いや…なんでも無いよ」
 危ない危ない。ずっと思うけどなるべく平常な顔でいかなきゃね。



 あの後、ヤンチャム、チョボマキ、ニャスパーに挨拶してきた。シキジカを除いて、だ。勿論これには理由がある。シキジカはヌメラか誰かに僕が帰ってきた事を聞くだろう。だけど自分だけ帰ってきた事を知らされていないと知ったシキジカは怒って僕の元に来ようと思うだろう。僕はヌメラ達に丘に行ってる事を伝えておいた。そしたらシキジカは丘にやってくるわけだが…
「いくらなんでも…身を削り過ぎな気がするけどね…」
 今から僕がしようと思っている事は、言うなれば肉を切らせて骨を断つ。彼女は今、僕の事を同級生、良くても世界を救った同級生という評価だろう。それじゃあ意味無い。彼女がヌメラを気にしてなかったとしても、同じように僕の事も気にしてはいないだろう。吊り橋効果のように、ドキドキを誤解させなくては、彼女をその気には出来ない。
 だからと言って、僕も自分のモノを外で慰めるのは初めてなんだけどね…。
「…………」
 僕は仰向けになる。と言っても、背中にある種のせいで仰向けというか、種に寄りかかっている、という感じだけど。そして蔓を1本出し、自分の下腹部を弄り始める。
「…………っ」
 外でしている事も一因なのか僕のモノはすぐさまいきり勃つ。正直言って、癖になりそうで怖い。しかし僕はその快感だけに脳内は支配されていない。周りに気配があるかずっと注意を払っている。彼女が先か、僕の限界が先か。
「……はぁ…はぁ…」
 数分経つと、僕は当初の目的を忘れて自慰に耽っていた。だが、風が鳴らす草の音とは違った音が茂みから聞こえると僕は正気を戻した。
「誰!?」
 すぐに立ち上がり、その茂みに目を向ける。その茂みの中に隠れている者は、これ以上音を立てないように息を潜めているらしい。
 だけども声を上げざるを得ない状況にすれば、きっと可愛らしい声を出してくれるだろう。
「きゃあぁぁぁ!?!?」
 その声を聞いて、茂みの主を誰か確信した僕はニヤリと笑みを浮かべた。茂みを掻き分けるとそこには蔦に縛られたシキジカ、彼女の姿があった。もちろんこの蔦は僕がやどりぎのタネを改良した、名付けるなら『やどりぎのタネ・絡味付き』だ。体力の吸収ではなく相手を捕縛する事だけに重きを置いている。植えておいて、僕の合図で発芽するようになっているためにとても使い勝手がいい。(もう戦いに活かせよとか言われそうだけどね)
「し、シキジカ…!?」
 僕の目的は8割程度は完了している。あとはもう一押しだ。
 彼女の縛られた姿を舐めるように見る。彼女の滑らかな肢体に絡みつく蔓。超絶にエロい。しかも自慰を中断されているので興奮がいつも以上。
 だけどもその欲に従って彼女を襲うのは駄目だ。僕の最後のコネクターとしてのプライドが許さん。だが…彼女が懇願するなら…ね?
「み、見てたの…?」
「わ、私は…その…そ、それよりこれほどいて…」
「ほどいてあげるから質問に答えて。君は僕が
何していたか見ていたの…?」
 なるべく神妙な顔で彼女の顔を見る。心の中じゃ、先ほどから悪魔共が襲え襲えと言ってくるけど。
「………どうなの?」
「…み、見てたよ…シギが、その…」
 彼女は言いにくそうに言葉を紡ぐ。まあ女の子の口からじゃ言いにくい事だろうね。だから僕は先程の体勢になって、彼女にモノを見せつける。そして蔓を取り出し、再びモノをしごきはじめる。
「僕が…これを、こうやって…?」
 彼女は顔を真っ赤にさせて目を逸らそうとするが、僕の蔓がそれを許さない。それよりもこんな行為を彼女に見せてる僕は平気そうな顔をしているが、すっごい恥ずかしくて穴があったら%%入れたい%%入りたい気分だ。
「な、何してるのよ…!!」
「なんでだろう…僕もよくわからないけど、シキジカなら見せてもいいかなって思うんだ…」
 彼女の顔がより一層赤くなる。それもそうだろう、心拍数が上がった状況で告白に近い事をされて顔が赤くならないことがあるか、いや、無いだろうね。
「ねぇ…シキジカ。君のも…見せてよ」
「えっ!?」
「いつも君の事を想像しながらやっているんだけど…やっぱり想像は想像だし…。お願い、シキジカ…」
 彼女の目線がめまぐるしく動いているのがわかる。現在彼女は必死にどう応えるか考えているのだろう。
「………い、いいよ。私も、シギなら…」
 ゲスいと言われようが僕は言うぞ。やったね、堕ちたぜ。
 許可を得たので彼女に近付き、後ろ両足の間に蔓を滑り込ませる。
「………っ」
 何故だか彼女の股が濡れている。多分僕の自慰行為をみて、無意識の内に興奮してしまったのだろう。うん、将来有望だ。僕は愛液で濡れた蔓を彼女に見せる。
「………?」
 純粋無垢な彼女はそれを見て首をかしげ、僕を見る。まるでなんだこれは、と言いたげに。
「……これは君が興奮している証のエキスだよ」
 突き付けられた真実に彼女はぶんぶんと首を振る。認めたくないのだろうか、それともただ単に信じれないだけだろうか。どっちにしろ、事実ということを体に教えてやるけれど。
 蕾は徐々に開いていくもの。無理矢理開いてしまってはそれは美しくないだろう。それと同じだ。僕は彼女の秘部に2本の蔓を合わせたものを擦り付ける。優しく、ゆっくりと。
「…ひぅ…!」
 ふと、学校での彼女を思い出す。授業をしっかりと聞き、問われた事にきちんと発言して、他の子の間違いを笑うことなく、正してあげる。そんな真面目な彼女が今、蔦に縛られ、顔を赤く染め、息を荒くして、快楽に身をよじらせている。何というギャップだろうが。こんな姿の彼女を見た僕は、本当にコネクター(自称)になって良かったと心から思った。
「……よし、入れてくよ」
 僕はそう言うと、蔓を彼女の中に入れていく。彼女の愛液が潤滑油となって難なく蔓が入り込む。そして蔓を出し入れし始める。
「ひゃ!ぁ…ふあ!やっ…シギ…だ、駄目!」
 彼女の足はガクガクと震えており、今にもガクンと膝を落としそうな様子だ。うんうん、いい調子だ。順調に彼女の体に快楽を教え込んでいる。こんな事は学校じゃ、学ばないし倫理的に学べないもんね。それにしても先程から彼女の尻尾が小刻みに震えてるのが可愛い。
「し、シギ…なんだか……出ちゃいそう……」
「そっか」
 その言葉を聞いて僕は蔓を引き抜く。引き抜いた瞬間に彼女の体がビクンと反応したのが可愛いね。蔓は彼女の愛液でヌメルゴンよりぬめぬめだ。途中でやめたせいか、彼女は少し不満気に僕の方に振り向く。
「いや、この状態じゃやりにくいでしょ?」
 彼女を縛る蔦を引き千切り、彼女に膝を折った体勢にさせる。これなら入れやすい。
「本来はここは蔓を入れる場所じゃないんだよ」
「ひゃっ!…と、というか何か入れる場所じゃないでしょ…」
 改めて彼女の純粋さを認識した。それと同時にそんな彼女に教えてあげられるのが僕というのが最高に最高ってやつだ。(それほど最高なんだ)彼女にも注射の要領で無痛麻痺液を入れておいたから、破瓜の痛みの心配も無い!
「さて、さっき見せた僕のコレが、君の中に入るんだ」
「………痛くない?」
「痛くないようにするよ、安心して」
 そう言うと、彼女はコクリと頷いた。彼女に約束したように痛くないように、ゆっくりと僕のモノを彼女の中に入れていく。僕は初めてじゃないけど、彼女は初めてなんだ。『自分の物差しで量ってはいけない』とうちの家訓でもあるしね。
「…大丈夫?痛くない?」
「うん…大丈夫、痛くないよ」
「じゃあ動くよ」
「え、動くの…?」
 困惑している彼女だが、それが性交というものなのだから仕方ない。
 ゆっくりと腰を動かし、モノを出し入れし始めると、彼女は絶え間なく迫り来る快楽にただただ声を上げる事しかしなかった。
「……ねえ、シキジカ。僕はこうやって君と交われる事がとても嬉しいよ」
「きゅっぅ、はぁ、ひぅ!」
「まさか、いつも真面目な君のこんな乱れた姿を見れて本当に良かった」
「はぁ…はぁ、い、言わないで…恥ずかしいよぉ…!」
 彼女の耳元で囁くと、彼女の締め付けがより一層強くなる。彼女自身も今の自分が『恥ずかしい』と感じているんだろう。彼女の喘ぎを聞いて、僕は腰の動きを激しくする。
「ごめんね!僕も興奮すると自制心が効きにくくなるんだよ…!」
「だからって、ふあ!待って、待ってよ、きゃう!!ま、また…出そうだよ…!」
 彼女が限界を迎えようとしている。いや、それは僕も同じだ。……中に出してもいいよね?子供が出来る種族間じゃないし…(まず、母体が最終進化じゃないから問題無いし)
「出すよ、シキジカっ…!」
「ふわあぁぁぁぁぁぁ……!!」

----

「せっくす…?」
「うん、僕達がした行為の事だよ。性交、性行為と名前は沢山あるけど、まあどれでもいいか。本来子供がやるような事じゃ無いけどね」
 僕は笑顔でそう言うと彼女は怒気を含ませた口調で言った。
「ひどいよ!シギ!子供扱いして!それだったらシギもそうじゃん!」
「あ、そっち?てっきりそんな行為をどうしてやったの!?って怒るのかと…」
「それは……」
 彼女は頬を赤くし、顔を伏しながら恥ずかしそうに言った。
「…結構、良かったし。それに、シギが優しくしてくれたから…」
 先程、絶頂を迎えた僕のモノは再び膨張を始めている。
「ごめん、シキジカ」
「なに?」
「もう一回やろう」
 
シキジカ (心体共に)CONNECTED!!

*ミステリアスなニャスパーと繋がりたい [#c53c264e]
 ニャスパー。この子もシキジカと同じく、僕の元同級生だ。心霊現象が好きなど、ちょっと変わった所があって、お茶目な一面も見せてくれるミステリアスな子。種族がニャスパーというのも相極まって、本当に可愛らしい。
 まず問題の提示させていただこう。彼女は全くと言っていいほど摑みどころがない。故にニンフィアやシキジカに使った心のドキドキを『勘違い』させる方法を用いれない。何故ならあれは相手の心がわかっているからこそ出来る技だからだ。
 だから彼女に限ってはそれは難しい。それに心がわかる、というなら彼女はエスパータイプというのもあって、逆に僕の心中がわかってしまうかもしれない。それじゃあいくら彼女と繋がる策を講じても無駄なのだ。だからと言って何度も言う通り、いきなり襲いかかるのはやりたくないし、主義に反する。
「どーしよっかなぁ…」
「アラッ?何か悩みでもあるの?」
「ん?うわあぁぁぁ!?!?ニ、ニャスパー!?」
「そんなに驚く事かな?」
 そりゃあ、考え事の内容が内容だし、しかもその考え事の主役である彼女がいつの間にか隣で座っていたら動揺するのも仕方ないと思う。
 早速やばい事になった。今の彼女はその気になれば僕の心中を覗く事が出来る。そんな事されちゃ、僕の計画はおじゃんだ!どうにかして話をそらさなくては……
「ところでシキジカとは仲直りしたの?」
「仲直りぃ?」
 彼女の方から話をそらしてくれたのは助かった。だけどシキジカと仲直りってどういうことだろう?喧嘩なんてした覚えは無いけど…。
「ホラ、シギったらシキジカだけに帰りを伝えてなかったじゃない。それでシキジカが大層怒ってたよ?」
「あ、ああ。その事ね。うん、大丈夫だよ。しっかり仲直りしたよ」
 仲直りだけじゃなくて繋がる事も出来たけどね!!
「そう、それなら良かった」
 安心の笑みを浮かべる彼女。やっぱりどうもやりにくい部分がある。今ここでいきなり襲いかかったとしても、許してくれそうな気もするし、永遠に恨まれる気もする。
「それで何か悩みがあるの?」
 折角話をそらせたと思ったのに、また話を戻された。もし変な事を答えようなら、彼女に心を読むきっかけを作ってしまう。
「………さ、最近、僕だけで行動してるなぁって思ってさ」
「…あ、確かにマグと一緒に来てないんだね」
 マグマラシだからマグ。(ヒノアラシの時はヒノだった)前も言ったと思うが、マグは世界中を飛び回って、昔の財宝や何やらを集めているらしい。最近ではうんめいのとう、とかいうダンジョンに挑んでは返り討ちに遭っている。うんめいのとうは仲間を連れて行けない事もあって、最近はマグと探検する事が全くない。会話が無いわけではないんだけどね。悩み事では無いけど、引き合いに出させてもらおう。
「シギとマグって仲良かったもんね。一緒にいないって違和感があるね」
 といっても一緒に行動してないから僕はこのように好き放題出来るわけだけど。
「別に喧嘩しているわけじゃないよ?でもマグったら最近、古代の財宝に夢中でさ…」
「ウフフ、嫉妬ってやつね?」
「相手が無機物って…それで嫉妬は悲しいよ…」
 他愛もない話を彼女とした。僕の本当の心中は彼女にばれる事は無かった。



 コノハナの家でゴロゴロしながら、僕は策を講じていた。その様子はまるでカビゴンのように。それにいつまでもおだやか村に滞在していると、色々不都合が起きる。
「……何やってるだど?」
 コノハナは僕が間借りしている部屋の扉の前で腕を組みながら、訝しげな顔で僕を見ていた。コノハナはどうも僕を子供として見ている節があるから、僕が正直に話したとしても困惑するだけだろう。
「目に入る玩具で遊び続けていたら、その玩具が壊れちゃった様な感じです」
「えっと…やる事がないって事か?」
「簡単に言うとそうです」
「あー…じゃあ幽霊島って知ってるか?そこの奥深くではゴーストタイプだらけの祭りが行われているらしいど!」
「へぇ……」
 全然興味が湧かない。それもそのはず、コノハナに言ったことは全くの嘘なのだから。
 だけども、感謝はしておこう。お陰で良い策が浮かんだのだから。



「シギと探検なんて久しぶりね、いつ以来だったかしら?」
「うーん、どうだったっけな」
 幽霊島にて彼女と一緒に探検をする。敵が来たとしても僕が全部倒す、彼女には傷付けさせない。僕がまだ学校に通っていた時、ある事件が起きてから、彼女が心霊現象が大好きだって事を知った。肝試しなんか全然怖がらないタイプだろうね。
 それで今回の策は『彼女を怖がらせよう作戦』、ではない。多分滅多な事じゃ、怖がらないから。だからまずはこの幽霊島にいる住民の方に協力をお願いした。(報酬は金塊、どうもゴーストタイプは金塊が好きらしい)
「あれ?真っ暗ね…」
「本当だ、困ったな…」
 アア、コンナトキニひかりのたまガアッタラナー。……はい、僕の仕業です。とりあえず、僕らの周辺の景色を真っ暗にする様に頼んだ。原理はわからないけど。
「きゃっ!?」
「どうしたの、ニャスパー!?」
 突然、彼女が悲鳴を上げた。
「何か、濡れたものが私の体に…」
 それはゴースの舌である。……でもいくら驚かすためとはいえ、彼女を舐めるのはちょっとやり過ぎというか腹たつというか羨ましいというか。
「なんかおかしなとこね…?」
「前に来た時はこんなんじゃ無かったんだけどな…」
 当たり前である。この現象の黒幕とも言えるべき存在は僕なのだから。
「それで、シギ」
 突然彼女は普段は見せないような真剣な顔で僕を見つめる。その鋭い視線に僕は心を見透かされているようで思わず目を背ける。
「どうしたの、ニャスパー。あ、お腹空いてない?リンゴ食べる?」
 誤魔化すように僕は彼女にリンゴを差し出し、自分も齧り付く。何故か酸っぱいように感じた。
「……シキジカと何してたの?」
「ほえぇっっ!?!?」
 彼女の核心を突く言動に僕はリンゴを吹き出す。噎せながら僕は彼女の顔を見た。
 彼女はシキジカと何かしていた事は知っている。が、何をしていたかまではしらないらしい。だけどもその気になれば、彼女は僕の心を読めるし…万事休す。彼女は僕から言って欲しい様子だが、嘘は見抜かれるだろう。
「……&size(8){性行為だよ};」
「えっ、なんて言ったの?」
「………&size(25){性行為だよ、性行為!};」
「……………」
「だが勘違いしないでくれ。確かに僕はシキジカとそういう行為をした。それは認めよう。級友と、とかそういう倫理観の話は今は置いておこう。だけども、だけどもだ!僕はシキジカを無理矢理犯した訳じゃない。双方の合意が、両方の同意があって、僕達はやったんだ。つまりだ、それに対して誰も何も言う権利は無い。そりゃあ、子供でも出来れば話は別だ。だがそういう事もない。ならば僕は叱られる筋合いは無いよな?」
 本当に焦ってしまうと饒舌になってしまうのが僕の癖。だが、彼女はそんな僕を何というか…『いい玩具見つけた』みたいな顔をして見てくるんだ。そしてニッコリと笑って、爆弾を投下した。
「ニンフィアともね」
 完全に思考停止状態。何か言おうにも口をパクパクさせる事しか出来ない。
「それで私ともしようと思ってるんでしょ、コネクトコレクターだっけ?」
 まるで心を読んだかのように…いや、もう読まれてるよ、これ。
「いいよ、私もシギとならいいと思ってたもん」
 彼女は僕に近付き、唇を合わせる。別にそれで動揺するほどじゃないが、それよりも彼女の発言に度肝を抜かれていた。今も、そして次の瞬間も。
「でも、シギがいつも攻めてばっかじゃ面白くないでしょ?」
 普段感じることもない重力の存在に気付かされた。僕の体は宙に浮いているのだ。念力の類だろうが、僕は手足の1本、蔓の1本すら動かせない。そして彼女の加虐が含まれた笑顔を見て、ニンフィアの気持ちを理解した。
「シギが頑張っている間に私も頑張ったんだよ?」
 現にその成果は僕が感じている。自惚れるわけでもないが、僕を行動不能に出来るって事は伝説のポケモンに対しても足止め程度は可能な力は持っているだろう。
「確か、『君は何も出来ない、僕は君を好き放題出来る。この状態が、僕の一番好きなシュチュエーションだ』だっけ?」
 マジで彼女に恐怖を通り越して狂気を感じる。ミステリアスとは開けてはいけないパンドラの匣なのか?
「でも、シギって拘束するのもされるのも好きなんだね」
 彼女の目線が僕の下腹部に注がれている。僕もその目線を辿ってみると、大きく膨張したモノが興奮の証拠を主張していた。
「変態さん♪」
 そう言って彼女は僕のモノを咥える。
「ふわっ!?!」
 突然の事もあって、僕は声を上げてしまう。彼女はそれを聞いて嬉しそうに舌を這わせ、動かし、僕のモノを刺激するのだ。
「ま、待って、ひっ、にゃ、ニャスパー…くっ!」
「しょういってるのおきいて、いうもおうふんいえあんでしょ?(そう言ってるのを聞いて、いつも興奮してたんでしょ?)」
 咥えながらなので聞こえにくいが、確かにその通りだ。だけどそれは、僕が攻めている時の話だ、今はそうじゃない。しかし、彼女の舌遣いというのが、絶妙過ぎるのだ。まるで昔、そういう事をせざるを得なかった状況にいたかのように。
「で、出ちゃうよ……にゃ、ニャスパー…!」
「そうらしいね」
 僕のモノから広がる快楽がふと止んだ。彼女が口を離したからだ。僕は不満そうに彼女を見るが、ふと気付いた。
「シキジカにもこういうことしたんでしょ?」
 そう、つまり彼女は僕がシキジカに対して行った事と同じ事をしているのだ。意図に気付いた僕に彼女は心底楽しそうに笑顔になる。
 宙に浮いている僕を地面に下ろし(念力は依然継続中)仰向けにする彼女。
「シギ、可愛いね」
 そして彼女は自分の秘部を僕のモノにあてがい、ニヤリと笑った。
「そう言えば、シギは優しいから一気に入れる事はしないんだっけ?」
 それがコネクトコレクターとしての常識だからだ。だけども彼女が今、それを言うという事は僕は彼女が次にする事は明白だった。
 予想通り、彼女は少し息を吐いて一気に腰を落とした。僕のモノは彼女の中に飲み込まれていく。
「ひあぁっ!!」
 顎にモロにアッパー、鳩尾に鋭いストレート。その痛みを快楽とした快楽が、僕が上げたこと無いような声を上げてしまう。その快楽の余韻に浸る暇無く、彼女は腰を上げ下げし始めるのだ。
 最初の快楽の衝撃、そして休ませない追撃。僕の保とうとしていたプライドなど、消えてしまった。その快楽に僕はただただ恍惚の声を上げるだけの存在になった。
「いいよ、シギのその顔、その声。本当に楽しいよ」
 いやらしい水音が、幽霊島に響く。今思えば、襲われる(性的に、じゃなくて)可能性がある中での行為だったが、そんな事は全く頭に浮かばなかった。
「もう……ふぁ…げ、限界だよ……っ!」
「いいよ、たっぷり出しても」
 彼女は一層腰の速度をはやめる。それに僕が耐えれるはずも無く、僕の精が放たれる。だけども彼女は腰の動きを止めない。
「私はまだ限界じゃないから」
「い、いや…僕が限界…あっ…!!」
 2度目の精を放つと同時に僕は意識を手放した。そして、この後はやり過ぎ無いようにしようと心に誓ったのだ。

----

「楽しかったよ」
「楽しまれちゃったよ……」
 僕のボロボロに砕け散ったプライドが再び繋ぎ合わされる。2度も絶頂を迎えた訳だが、彼女に何かしなくっちゃ気が済まないというか男として駄目だ。
「じゃあ、帰ろうか」
「ああ、終わったらね」
 彼女の足元から蔦が飛び出て、彼女を拘束する。彼女が強力な念力を使うには、耳を開ける必要がある。それをさせないように、だ。
「………あれ?」
「…いくよ」
「………お、お手柔らかにね?」

ニャスパー (心体共に)CONNECTED!!

*夢見るジラーチと繋がろう [#SrU12DB]
 ジラーチ。僕の所属する調査団のメンバーで星の洞窟出身。自称天才、らしい。その自称は確かに謙遜無いとは思うくらい有能だ。有能だ、有能なのだが…天は二物を与えずと言うのか、少し問題がある。
 種族故なのか、よく寝ている所を見かける(実際なら1000年間寝ているはずなんだけど)その寝ている所を起こそうとすれば、寝ぼけて襲いかかってくるのだ、勿論戦い、の意味で。
 これが結構強い。最初の方は、何度も敗北を味わった。今は普通に倒せるけどね!
 ただやっぱり迷惑は迷惑だ。その報復の意も込めて、彼…?彼女?一人称は“僕”だからとりあえずは彼、としておく。彼と繋がろうと思う。
 というより、まず彼と繋がろうと思った理由は単純明快だ。彼の身体はどうなっているのか。僕には男色の気は無いから、今まで繋がってきた子達は全員女の子だ。だが、対してジラーチは性別不詳。身体がどうなっているかという疑問は、調査団として知っておくべきだと思う。
 で、作戦は何個か考えた。1つは、彼を起こして、襲いかかって来たら、ドサクサに紛れて…という作戦だが、正直強い。先程、普通に倒せるとは言ったけど、これが結構いい勝負になる。だからそんな事にうつつ抜かしていると負けてしまう。
 それなら、作戦は決まっている。



 僕が知り合った中に、夢の中に入れることが出来る奴がいる。それで僕はジラーチの夢の中に入ろうと思っている。
「という事で協力していただきたい」
「お前……馬鹿正直だな……」
 目の前のスリープに、僕は自身の計画を赤裸々に伝えた。スリープの反応は、若干引いてる感じだ。
「犯す為に夢に入れさせてくれって、普通言うか!?」
「繋がると言ってくれ、僕はコネクトコレクターなのだからな」
 犯す、じゃやっぱり嫌な想像しか出来ないからね。
「それに今までやってきたけど、後片付けとか意外と面倒なんだよね。僕みたいなツルツルの皮膚ならまだしも、ニンフィアやニャスパーみたいな毛皮の子はすごい絡まるんだよね、何がとは言わないけどさ」
「………………」
 軽蔑を含んだ目つきで僕を見るスリープ。
「ショタコンがそんな目すんな、悪党スリープ」
「あれは違うし、昔の事だ!掘りかえすな!」
「じゃあ僕も彼女達と繋がったのは昔の事だ、軽蔑するな」
 僕とスリープの間に不穏な空気が流れる。本来、頼んでいる立場の僕の方が下なんだろうけど、僕は奴の事は信頼しているし、奴も僕の事を信頼しているはずだ(それにはエピソードがあるんだけど、そこは今は語らないでおこう)
「……………わかったよ」
 対峙して数分。僕から視線を逸らして、諦めたように言い放ったスリープ。
「……お前のやってる事は正直訳わからねえが…まあ、男には夢の1つや2つはあるもんだしな。俺が叶えてやれるなら叶えてやるよ」
「地味に上手いな……」
「なにがだ」
 それはこちらの話。
「それで、俺は寝ているジラーチの夢の中にお前を連れて行けばいいんだな?」
「あ、いや…それが実はさ………」



 真夜中、良い子はもう寝る時間だ。僕は調査団の施設の中でフラフラと歩いていた。行き先は彼の部屋である最上階。そこに辿り着くと、彼は暇そうにふよふよと浮いていた。
 本当に暇らしく、彼は僕の存在を確認すると嬉しそうな顔をしたのだ。
「あれ〜?シギ、寝れないの?」
「それはジラーチも一緒じゃないですか」
「あははー確かにね〜。今日はなんだか眠くないんだ〜」
 それはそのはずだ。彼はとっくに寝ているのだから。眠くなる訳がない。
「でも、どうしたの?なんか悩み事でもあるの〜?」
「え、いや……」
「なんだか、普段と違う顔しているよ?」
 流石、鋭い。彼のそういうところはやはり自身を天才と呼ぶ故なのだろうか。
「あー…実は悩み事というか、疑問な事がありましてね」
「疑問?」
 だが、繋がる事に関しての天才の名は僕がもらいうけよう。
「『幻夢々現手』」
 僕の影から手のようなものが飛び出て、彼を掴んで地面へと叩き落とす。彼は目を白黒とさせ、地面に縫い付けられた状態で顔だけを僕に向けた。
「えっと……まず、何、その技…」
 いくら特訓をしたからと言っても、僕は影を操るような事は出来ない。だけども、ある事をすれば影を操るどころか、自らの思い通りになる。
 それは、夢だ。勿論これは寝て見る方の、だ。その中でも、明晰夢と呼ばれる夢は世界が自らの思い通りに動く。僕は今、それを見ている。
 が、それは自分の夢だろう。他者の夢なら他者の思い通りになるべきじゃないか、と疑問を抱くことだろう。だから僕は、彼の夢に僕が入るんじゃなくて、僕の夢に彼を引き寄せたのだ。これなら、彼はもう陸に上がったカイオーガの如く、僕に抵抗は出来ない。
 しかも夢の中で何をしても現実世界に影響を与えない、というのが良いところだ。彼は目覚めたら僕に攻め寄ることは出来ない。なんたって夢なのだから。コネクターとしてのプライドやルールは適用されない、夢だからね!
「性別不詳に分類されてる者達の身体はどうなっているのか、僕の疑問です」
「…ま、まさか!」
 察しが良い彼は拘束を解こうとジタバタと暴れる。そんな彼を僕は子供を見るような目付きで見る。今の僕は、まさしくアルセウスそのもの。誰にも邪魔は出来ない。
「無駄な抵抗ですね」
 彼の身体が動かなくなる。今、僕は彼に金縛りをかけたのだ。彼に今出来ることは、コミュニケーションを取ることだけだ。
「じゃ、確認しますね〜」
「や、やめろ!」
 彼の小さな足を開いて、その間に注目する。そこには小さな切れ目があった。その切れ目を僕は蔓で広げると、それはまさしく女の子のソレだった。
「成る程、ジラーチ。君の身体は女の子の身体なんだね」
「知らないよ!……うぅ…」
 ヒクヒクと動く彼女の秘部に僕は蔓を滑らせる。
「ひっ!」
「知らないってことは…もしかして、君はしたことないの?」
「……………」
 答えようとしない彼女に少し気を悪くした僕は、彼女を地面から解放して、宙ぶらりんの状況で拘束する。そして彼女のお尻にめがけて、蔓をふるう。
「答えて」
「ひぐっ!な、無いです!」
 パシンッ、と良い音が鳴って、彼女のお尻が少し赤くなる。現実世界には影響しないから問題無い。
「したこと無いって何がさ」
「………ぅ」
「な、に、を、した事が無いの?」
「痛い!痛いよぉ!」
 言葉のリズムに合わせて、僕は彼女のお尻を叩く。彼女が痛みに身体を強張らせている。
「僕の言う事は、絶対だ。いいな?」
「…………」
「返事」
「あぐっ!わ、わかりました……」
「それで、なにをした事が無いのか、君の口から言え」
 低く、恐ろしい声で言ったつもりだが、彼女は口をぱくぱくさせるだけでただただ途方に暮れている様子だ。
「……ま、言いたくないならそれでいい。代わりに行動で見せてもらおうか」
「えっ……」
「言葉に出来ないなら身体で示せ、はやく」
 彼女の拘束を解いて、行動するように催促する。
 だが、彼女は事もあろうか、脱兎の如く逃げ出したのだ、逃げ場などあるはずが無いのに。彼女の影からは先程僕の見せたような手が表れ、彼女を掴む。
「………最悪の選択肢を選んだようだな」
 彼女の表情は逃げる事が出来なかった悲壮と、逃げる事など出来ない絶望を織り交ぜた顔だ。よく漫画とかで見るような、悪の組織の奴らの気持ちがよくわかる。
「臍を噛んでも、もう遅いんだよなぁぁぁ!!」
「い、ぐぁ…ごめ…ごめんな、げふっ!」
 赤子の手をひねるように、影の手で彼女の首を絞める。彼女の顔はみるみると赤くなる。殺す気は毛頭無い。ギリギリの所で解放し、地面に叩きつける。彼女は痛みに顔を歪めながら、肩で息をして必死に呼吸を整えようとしている。
「どうして君は僕の言う事が聞けないんだ?実力差はもう明白なのに、どうして抗おうとするんだ?」
 ふと脳裏に同じような状況になって、諦めることをしなかった自分とパートナーの思い出がよぎったが、それは現実世界の話だ。夢の中なら関係無い。
「結果、自らの首を絞める事になる。物理的じゃなくて比喩的に、な」
「……………」
「さ、はじめろ。僕はここから見ておいてやる。何をするかは、言う必要は無いな?」
 僕は椅子を作り出し、彼女を見下ろすようにそこに座る。彼女は僕を見たり、部屋の様々な所を見渡して、二の足を踏んでいた。そこで僕が蔓で地面をピシリと叩くと、彼女は堪忍したように自身の秘部を弄り始めた。
「…………っ」
 羞恥に顔を極限に赤めた彼女から、徐々に荒々しい息遣いと、卑猥な水音が聞こえてくる。必死に見られている事を感じない為にか、ギューっと目を瞑っている。
「始めての自慰行為が誰かに見られているなんて、稀有な体験をしてるんじゃないか?」
「………ぅぅ」
 彼女の羞恥心を煽る為に、彼女が現在置かれている状況を改めて把握させる。気のせいか、彼女の手の動きが一層早まった気がする。
「まさか見られて興奮してる訳じゃあ、ないよなぁ?」
「……興奮なんか、してないっ…!」
「それにしては随分とお間抜けな水たまりを作っているじゃないか」
 彼女の秘部から溢れた愛液が水たまりを作る。僕はそれを蔓ですくい取って彼女の目の前に差し出す。
「目を開けろ。これが君が見られて興奮している証拠だ」
「そんな事は……」
「ふん、どうだろうね。意馬心猿の情は制し難いと言うだろう?現に君はそろそろ限界なんだろう」
「………っ!」
 ここは僕の夢の世界だ。そして彼女は僕の夢の世界の住民だ。彼女の体調など、手に取るようにわかる。
「…………あっ…!」
「はい、ストップ〜」
 彼女の絶頂直前に僕は手を秘部から離させる。
「まさか、そう簡単にイケるとは思ってないだろうね?君は、僕の言う事を何度か聞かなかったよな?」
「…そ、れは…」
「イキたいならねだるんだな。自分が卑しくて淫らな存在だと、自負しながらなぁっ!」
 彼女は押し黙る。黙ってどうにかやり過ごそうという作戦だろうが、そうはさせない。
「………!?」
「どうした、ねだるなら今のうちだ。もしもしなかったら、お前を拘束したまま放置するだけだしね」
 彼女に背を向けて決断を急かす。背を向けてでも僕には彼女の様子がわかる。今、僕は彼女に媚薬を盛った。どうやって、というのは夢補正ということだ。
 自身のプライドを保つか、快楽に身を委ねるか、その選択肢を選ぶための思考は既にボヤけてきてるだろう。
「………&size(8){お願い};…&size(8){します};…」
「聞こえないなぁ、もっと大きな声で言え。それと、ただ懇願するだけでいいと思ってないだろうね?」
「……………お、お願いします…見られて興奮してしまう変態な僕を、貴方様の手でイかせて下さい……!」
 すごく上玉だ、最高過ぎる。
「本当にどうしようもない変態だなぁ〜〜、君は。天才の名が聞いて呆れるな」
 3本束ねた蔓を彼女の秘部に押し当て、一気に押し込む。
「ふぎゅぅっ!!」
 彼女の身体が大きく仰け反る。
 そして僕は彼女の中で蔓をまるで蛇のようにうねらせる。
「ひぃっ!ふぁっ、きゅぅっ!」
 面白い事に蔓の動きに合わせて彼女も身体をうねらせる。
 ある事を思い付いた僕は彼女を再び宙へと浮かす。そして彼女のお尻を残りの蔓で撫でる。
「だ、駄目っ!そっちは…」
「そっちはって何考えてんだ、ド変態」
「ひぎゃっ!」
 まさかお尻の穴に入れられるとでも思ったのか、そんなド変態野郎には尻叩きの刑に課す。勿論、彼女の中で蔓をうねらせながら。
 痛みと快楽の渦に飲み込まれた彼女は、もはや心ここに在らずといった表情をしている。
「どうせ叩かれるのも気持ち良いと思ってるんだろ、ド変態ジラーチ」
「はぐっ!あ、ふきゅっ…!あぅっ!」
「ほら、さっさと、イキ、やがれ!」
「ふあぁぁぁぁぁっっっっ!!」
 蔓で尻を叩いたと同時に彼女は絶頂を迎え、彼女の身体は力なくダランとする、時折身体をひくつかせながら。
 そんな彼女を下ろし、拘束を解いて彼女に覆い被さる。
「休めると思うなよ」
 熱みを帯びた僕のモノは弱りきった彼女の身体を容赦なく貫く。
「明けない夜は無い、が……今日の夜は特別長いぞ…?」
 夢の世界に、交わりの音が響く。

----

 と、試行錯誤した結果、夢の中でこうやって繋がった訳だけど何個か反省点がある。
1、夢の世界だからってやり過ぎた
もはや最後は自らの性格すらブレていた。
2、夢の世界の繋がりは現実世界には影響されない
童貞が夢の世界で性行為したからって脱童貞じゃないと同じ感じだ。
3、彼女の変化
怖い夢を見て、目覚めた後って何か寝れなくなる事がないかな?つまり夢は現実に影響を与える。言ってることは矛盾している気がするが、これは精神面で、だ。確かに身体的には何も影響はない。だが、僕が夢の世界で色々したせいで彼女は最近眠ることが少ない。(どうやらあの出来事は夢だったという事は認識しているらしい)
 ぶっちゃけ1番と3番はどうでも良いけど、問題は2番。これは本当にconnectと言えるのか?どうしても、彼女と繋がった(夢の中で)!と言わざるを得ない状況だ。
 ということでリベンジだ、いつか彼女と現実世界でも繋がってみせる。……やり過ぎないようにね。

ジラーチ(Dream)CONNECTED

----
#pcomment(コメント/コネクトコレクター(物理),10,below)

 

トップページ   編集 差分 バックアップ ファイル添付 複製 名前変更 再読み込み   新規作成 ページ一覧 ページ検索 最近更新されたページ   ヘルプ   最終更新のRSS
This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.