開幕後の夜。日付変更線を過ぎた頃。 カウンターの集団から話し声が聞こえてきた。 ---- エアームド「さて、さっそく数作品の投稿があるな。」 バクフーン「どれもクオリティが半端じゃない・・・さすが一大イベントだな。」 サンドパン「小説wikiの底力だね。」 ストライク「それじゃあ手始めに、それぞれの部門の最初に投稿された作品をピックアップするか。」 ---- エロ有りの部『快楽という名の代償』 エアームド「カップリングは伐採作業員×ハブネーク・ペルシアン。森での強姦物か。」 ストライク「伐採に対する代償に性交を要求、か。」 ニドキング「合理的・・・と言えば合理的かもしれんな。」 バクフーン「確かにな。全裸警官が見つからない事を祈るよ。」 リザードン「毒とノーマル・・・だと?」 サンドパン「僕の勝ちだねっ。」 カイリュー「・・・ふむ、これは思っていた人物とは違うかもしれんな。」 ---- 非エロの部『Roots of Fossil』 エアームド「カップリングはリリーラ×アノプス。RSE化石組の一億年を越えた軌跡と奇跡の物語だな。」 カイリュー「壮絶で壮大、かつ誰得・・・なるほど。」 バクフーン「fossilが化石とかいまいちよく分からないタイトルだと思ってたら、まさか本当に化石を題材にしていたとは・・・。」 ニドキング「殉愛か・・・確かに化石は死体だな。」 サンドパン「これでただのエロ有りだったら本当に誰得で終わってたかもね。」 ストライク「確かに、非エロで出したのはある意味正解だな。」 リザードン「一万年と二千年前から・・・八千年過ぎた頃から・・・一億と二千年後も・・・。」 ---- カイリュー「まだまだ作品は未投稿含め多数あるな。」 ニドキング「これからも目が離せない展開になりそうじゃないか、なぁ。」 リザードン「エロ有り部門13作品、非エロ部門17作品((BAR《ARMORED WING》は含みません。))、計30作品((BAR《ARMORED WING》は大会参加用の作品ではありません。))!大会はまだまだこれからだな!」 ---- とあるバーの、鋼鉄の雨戸が開かれた。 中には数日間音信不通だったいつものメンバーがいた。 ---- エアームド「鯖落ちとか文章消失、さらには入力内容超過エラーでどうなることかと思ったが・・・作品は無事に全部出揃ったな。」 カイリュー「うむ、期限を過ぎてしまった作品がいくつかあるのが残念だな。」 サンドパン「それでも巻き返せるくらいの票が集まるかもしれないけどね。」 バクフーン「今回は・・・最長・最短小説、それと独断と偏見の入ったピックアップだな。」 ---- ニドキング「エロ有り部門だ。」 ---- 『二匹の探検家』 バクフーン「ページサイズ2462バイト((携帯編集機能で計測。))。エロ有りの最短だな。」 ニドキング「初参加か。」 ストライク「ポケダンの世界観で純愛か。」 サンドパン「日頃小説を書いてないってことは・・・。」 カイリュー「この大会が初作品、ということになるのか?」 リザードン「かもな。ご新規様一名、ポケ小説wikiにご案内ー。」 エアームド「神小説師になるための旅が今始まった!」 ---- 『禁じられた遊び』 リザードン「エロ有り部門の最長作品だな。」 エアームド「ゾロア系最速導入じゃないのか?」 カイリュー「ゾロア検索結果、キャラとして出てきたのはこの作品のみだ。」 ストライク「これはいいえろあ・えろあーく」 リザードン「死別から家族愛つーか近親相姦百合そしていつのまにか4Pになっていた件」 ニドキング「ありがちなタイトルだったが、それにとらわれない程の作品だな。」 ---- 『俺のありえない日常』 エアームド「伝説オンパレードな日常だ。」 サンドパン「無邪気なライコウ・・・。」 カイリュー「特防減少素早上昇((知る人ぞ知る性格補正。))・・・?」 リザードン「俺なら仰向けスイクンがログインしていたら迷い無くダイブするぜ。」 バクフーン「そしてこれも4Pだな。」 エアームド「多人数プレイが流行ってるのか?」 ニドキング「まさか初期への無限ループフラグ((変態選手権第一回は「[[真夏の七匹物語]]」が、ブースター×エーフィ×サンダースの3Pと(描写は無いが)ブイズ7Pという多人数プレイで優勝。))じゃないだろうな・・・?」 ---- リザードン「エロ無し部門だっぜ。」 ---- 『Grace dear ...』 バクフーン「ページサイズ6074バイト((携帯編集機能で(ry))。エロ無しの最短だな。」 エアームド「草ポケモンオンリーの日常のワンシーンだな。」 カイリュー「映画口調で花粉症シェイミと来たか。」 リザードン「携帯獣のたたかいあう大会にエントリー後の仲間たちを眺めまくってつくった小説だな!」 ストライク「もっとましな表現無かったのか?」 サンドパン「そういえばグラシデアの綴りは『gracidear』らしいね。」 ニドキング「つまり“grace dear”からの造語、ということ・・・なのか?よく分からんが((wikipediaにグラシデア単体を扱うページは見られなかった。))。」 ---- 『子供たちの幻想郷』 カイリュー「エロ無し部門の最長作品か。」 ストライク「長さ自体は長編級とまでは行かないかもしれないが、内容は間違いなく長編級だな。」 ニドキング「おかげで内容がよく煮詰められてるな。一瞬のみのキャラも進行上重要な役割を果たしている。」 リザードン「予想通り、半分は未進化だったな!」 バクフーン「氏ねショタコン」 サンドパン「締切を一日間違えた事だけが少し残念だったね。」 エアームド「それでも上位に入ってるな。なかなかの実力者だろう。」 ---- 『旅の途中』 ストライク「ネイティオとトレーナーの・・・何だろう?」 カイリュー「不思議な形の絆、といったところか。」 サンドパン「普段からあまり感情を出さないポケモンでも、甘えたいときはやっぱりあるんだよね。」 ニドキング「トレーナーを想う気持ちも多種多様と言うわけか。」 エアームド「ポケモンの感情を断言せず、表情だけで表現しているところもなかなか面白いな。」 リザードン「一家に一匹カイリキー・・・」 バクフーン「お前は何を言ってるんだ」 ---- カイリュー「鯖落ちで投票期間は延長になったらしいな。」 リザードン「これでまだまだ分からなくなったな。」 バクフーン「現状を引っ繰り返すような人気が出る作品もあるかもしれないしな。」 ニドキング「投票してから後悔しないように、全作品を読んでから投票するんだな。」 サンドパン「投票期間は4月4日まで!」 ストライク「トップに立つのはどの作品か?」 エアームド「笑いと感動のあふれた仮面小説大会を、俺たちは全力でバックアップするぜ!」 ---- エアームド「ついに投票終了だな!」 カイリュー「エロ有り部門108票、エロ無し部門55.8票((減点後の値。純粋票はおそらく57。))。ずいぶんと集まったな。」 リザードン「それじゃ、優勝作品の公開情報とk」 &size(40){キュウコン「どっかあぁんwwwww」}; 突然壁が吹き飛んで謎のテンションのキュウコンが飛び込んできた。 ニドキング「……お前は……まったく。」 サンドパン「久しぶりだね。」 キュウコン「注目の結果発表だよ!」 ---- エロ有り部門優勝『禁じられた遊び』 31票獲得(28.7%) エアームド「作者は[[konro]]氏。おそらくこれと[[盲目の鎮魂歌]]が小説wiki処女作だな。」 ストライク「……居たな、大会生まれの小説師。しかも優勝するとは、なかなか今後に期待が持てるじゃないか。」 キュウコン「近親相姦はこのwikiではマイナーな部類に属するし、そもそもゾロア系は初登場だし。そういった意味では結構新鮮な小説だったと言えるんじゃね?」 ストライク「なるほど、『新しいカオス』と言うことか。」 リザードン「……そういえば非エロでも3位だな。」 キュウコン「……勝てる気がしない。」 ---- エロ無し部門優勝『Roots of Fossil』 13票獲得(23.3%) サンドパン「作者は[[狸吉]]さんだね。初代wikiから……と言うか変態選手権から居た人だね。」 バクフーン「なるほど……ポケモンの特徴等を生かした作品といえば確かに納得できるな。」 エアームド「大会から始めた小説師が大会を制した瞬間だな。」 キュウコン「正直、読んだ瞬間にもう負けたと思ったね。既存の設定をここまでうまく生かせる人が居るとは思わなかった。カップリングとか関係なく、純粋に展開と構成で勝ち上がった小説だと思うぞ俺は。」 バクフーン「そういえばこれ、2位の[[子供たちの幻想郷]]とはわずか1票差だった((減点が無ければ13票対12票の僅差。))んだな。」 ストライク「まさにデッドヒートだな。」 ---- ニドキング「……そういえばお前の作品はどうなったんだ?」 キュウコン「あぁ、2票で6位だとさ。まぁなんつーか、展開が少なすぎからな。それに……」 カイリュー「……それに?」 キュウコン「今回は全般的にクオリティが高かった。仕方ないね。」 ---- エアームド「色々あった第二回仮面小説大会もついに終わったな。」 リザードン「正直、ちょっと淋しい気がするがな。」 バクフーン「まぁ、この祭り好きなここのメンバーの事だ。そのうち第三回もあるだろうさ。」 ストライク「だろうな。」 ニドキング「さて、フィナーレだ。」 カイリュー「主催者のroot氏にも感謝の意を示し!」 サンドパン「全ての作者、読者、そしてこのwikiの繁栄を祈りながら!」 全員「&size(40){第二回仮面小説大会の閉幕を、ここに宣言する!};」 キュウコン「さて、記録してリンク貼って、後はさっさと撤収だよ!」 ---- ――そして、バーに静寂が訪れた。 ---- 《全員に告ぐ。》 《ここにはコメント欄が設置されている。》 《コメントの投下内容は自由だ。》 ---- #pcomment(A.W.CommentLog/第二回仮面小説大会特集,20);