ポケモン小説wiki
風船彼女 の変更点


#include(第六回仮面小説大会情報窓・官能部門,notitle)
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※エッチな描写があります。ご注意ください。
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 暗闇の中、尻尾で壁のコネクターを探り当てて、先端の毛をスリットにブスリ。
 頬袋に力を込めると、バチバチッ!! と激しく火花がほとばしり――
 カッと、眩い閃光に周囲が埋め尽くされる。
 瞬きを繰り返して瞳を光に慣らし、空を見上げた。
 空――――そう、先程まで真っ暗な室内だったこの場所は、雲ひとつない蒼天を頂く、広大な空間へと様相を変えていた。
 空気を揺さぶって、轟音が湧き上がる。
 四方を取り囲む階段状のスタンドを埋め尽くした無数のポケモンたちが放つ、それは歓声だった。
 それぞれ種族も違うポケモンたちが、みんな同じようなカラーの装飾を身に着けて、肩を並べて踊ったり、小さな笛を吹き鳴らしたり、巨大な旗を振りかざしたりしながら、一様にオイラへと視線を注いでいるのだった。
 ふと、足元の芝生に影が差す。
 見上げると、そこに〝彼女〟がいた。
 一面、空にも負けないほどに澄み切った青。丸々と膨れ上がった巨体は、まるで小山のような――否、ちっぽけなオイラから見れば山脈も同然の迫力があった。
 その巨体を横一文字に割る、オイラを軽く100匹は丸呑みにできそうな大口の上で、身体の割には余りにも小さな、しかしオイラの身体ほどもありそうな円らな瞳がキラキラ輝いている。
 芝生の上に組まれた台に駆け登り、そんな彼女の可愛らしい顔と真正面から向き合いながら。
 オイラは胸一杯に息を吸い込み、観衆の喧噪を跳ね退けるほどの大声で、高らかに宣誓を叫んだ。
「オイラは……デデンネのデグローは、ホエルオーのイサナさんを、愛しています!!」
 今からオイラは、大勢の観衆が見詰める前で、憧れのイサナさんと、まぐわい合う。

 ☆

''~風船彼女~''
 ''~風船彼女~''

 ☆

「まあ、ありがとう。わたしもデグローちゃんのこと、とっても大好きよ」

 イサナさんは、オイラと同じくベテラン女性トレーナーのミモリさんに師事するポケモンで、オイラから見れば姉弟子に当たる。

「ミモリさんも、他の仲間たちも、お父さんやお母さんも、わたしみんなだぁい好き」

 ……そして、なかなかそれ以上になれない関係だった。
 ちなみに、上記の台詞は今現在のイサナさんの答えじゃない。昨日、あるいはそれ以前に告白した時のやつだ。いつだってこんな感じなのだった。どんだけ情熱的な電磁波を飛ばしても、彼女の心を痺れさせることは叶わなかったのだ。
 そもそも〝デグローちゃん〟呼ばわりな点からしても、尾鰭の下を緩ませたくなるような一人前の雄としてはまったく見てくれていないことは明白なのだが、春風の温かみを含んだエコーボイスで「デグローちゃん」って呼ばれるだけで、オイラはすっかりメロメロな幸福の海に浸されちゃうので不満を伝えることもできやしない。こっちは想い煩う余り夢にまで見て、明くる朝は夢の残滓に彼女への憧れが紛れもない〝恋〟なんだってことを思い知らされる毎日だっていうのに!!
 イサナさんのグラマラスに丸みを帯びたボリューム感溢れるダイナマイト・プロポーション。その後ろで凛とシャチホコ立てられている、小股の切れ上がった美しい尾鰭。大らかな性格が醸し出す、母なる海そのもののような深い包容力。向けられただけで心の芯まで和ませられる円やかな笑顔。何もかもが眩しくて、愛おしくて堪らない。どうしてこうも、ままならない想いに苦しまなければならないのだろうか?
 原因なんて一目瞭然じゃないの、と言われてしまえば身も蓋もない。
 何しろ、デデンネであるオイラとホエルオーであるイサナさんとじゃ、単純な高さでざっと70倍以上、体重なら180倍以上もの桁違いな体格差があるのだから。体積で比較すると……計算したくもない。
 これだけ差があると、むしろ弟分としてちゃんと認識してくれているイサナさんが凄い。ミモリさんに言わせると「デグローがサワーポフレと間違えられたらと思うと心配で仕方がない」そうだ。さすがにそれは酷いと思ったので「間違われるのならフルデコ秋ポフレがいい!」と素直に言い返したら、何故か滅茶苦茶怒られた。
 更に加えて、ホエルオーという種族自体が、心理的に燃えにくい特性だという問題もある。大き過ぎるポケモンが無闇に増えないための天の配剤なのだろうが、この際はそれが恨めしい。おかげでオイラがどんなに想いをぶつけても、まるで大海に投げ込んだ小石の如く波紋ごと波にさらわれてしまうわけだ。
 まるで絶望しかなさそうなこの恋なのだが、なんとミモリさんによれば、デデンネとホエルオーなら結ばれてタマゴを作ることも十分可能らしい。実際イサナさんのお父さんはダグトリオなのだとか。一体どうやって彼女の母親とデキたのか是非訊きたいが、元々彼らはその身の神秘を地面の下に隠してしまっているので、電気タイプであるオイラの理解が及ぶところではないのだろう。
 いずれにせよ、彼女への恋心が間違っているわけではない以上諦めるにも諦め切れず、オイラは伝わらない想いを抱えて悶々とした日々を送るしかなかったのだった。

 ☆

 だけど、今、このフィールドの上では。
 イサナさんは、オイラの想うがまま、だ。
 彼女のすべてが、オイラひとりのものだ。

 オイラの告白に、イサナさんは答えなかった。
「イヤだデグローちゃんったら、こんな大勢の前でそんなこと言って……恥ずかしいわ」
 とも、言わなかった。
 ただ静かに微笑みながら、大きな身体を揺らしていた。
 そんな物静かで落ち着いた仕草も、彼女の魅力だった。
「行くよ~っ、イサナさん!」
 台の後端から片手を挙げて宣言すると、オォ、と言うどよめきにスタンドが沸く。
 そのエールを背に受けながら、軽く助走を付けて。
「オイラを、受け止めてくれぇぇ~っ!!」
 全身のバネを弾かせて、台の上から跳んだ。
 景色が放物線を描いて流れる。
 イサナさんの顔が、微笑みが、広い唇が、ぐんぐんと迫ってきて。
 ズボリ。
 柔らかな感触を突き抜け、オイラは暗闇の中に転げ落ちる。
「……あ、ありゃ? 顔先に抱き付いたはずだったのに……!?」
 混乱も束の間、手探りした辺りの様子で状況を把握した。
 そうか、オイラは若干目測を誤って、イサナさんの唇の中に跳び込んでしまったんだ。
 こんな形で、イサナさんとひとつになれるなんて。あぁ、これぞまさに本懐。
 イサナさん、フルデコ秋ポフレひとつお持ちしました。どうか美味しく召し上がって下さい…………
 って、違う違う、断じて違う!! イサナさんに限って、オイラを食べちゃったりするわけないじゃないか。
 これは……そう、キスだ。超ディープキスだ。ちょっぴり過激な&ruby(オーラルプレイ){口戯};だ。
 だからオイラも口付けで返す。跪いた足元へと。
 ひと時の間、闇の中で眼を閉じたまま、滑らかな感触を唇と舌とでたっぷりと味わった。
 さてと、既に幸せ一杯だけど、いつまでもこのままってわけにもいかない。
 と言って、真っ暗で前も後ろも分からないし、どうしたものだろう。さすがに後ろから出るのは洒落じゃ済まないよなぁ。
 フラッシュぐらい覚えさせて貰っておけばよかった。電気を出せば周りは照らし出せるけど、ここでそんなことしたらイサナさんが感電しちゃうし。困ったぞ。
「イサナさ~ん、そろそろ口を開けてよ。オイラ、イサナさんの綺麗な姿が見たいよぅ」
 頭上の闇に向かって呼びかけた途端、動きがあった。
 立っていた足場が、突然せり上がり出したのだ。
「どわわわっ!?」
 焦っても為すすべもなく、オイラはぐんぐんと持ち上げられて、やがて天井――イサナさんの上顎に押し付けられた。
「ム、ムギュッ!? 苦しいよ、イサナさ~ん!?」
 上下から挟まれてあたふたともがいていると、不意にスポン、と身体が天井を貫いた。
 どうやら、上に開いていた狭い縦穴にはまり込んだようだ。
 見上げると、縦穴の先に光が射している。
 ここは、もしや…………!?
 光に誘われるように、オイラは壁に脚をかけて穴をよじ登って行った。

 ☆

 トンネルを抜けると、青空と歓声がオイラを迎えた。
 周囲には一面イサナさんの深い青。
 思った通り、縦穴の正体はイサナさんの鼻の穴。オイラはそこを通り抜けて、彼女の頭の上に出たのだ。
 鼻孔全身ファック。図らずも新境地を開拓してしまった。
 首から上だけを穴の外に出し、胴を締め付ける弾力に身を委ねる。
 イサナさんの温もりに抱き締められて、それだけでオイラの雄のプラグがショートしそうだ。
 イけないイけない。まだまだ漏らすのは早過ぎる。グッと我慢して、オイラは穴から這い出した。
 四方の観客たちを見下ろせる高みからの展望はまさに絶景。眼下に広がる緑のフィールドに、さっきまで立っていた台がやたら小さい。
 回れ右をして振り返ると、イサナさんの背筋に沿って並んだ斑紋の彼方に、Tの字を描いたシルエットがそそり立っている。
 彼女の尾鰭だ。
 目指す場所は、あのすぐ向こう側だ。
 もう、一直線じゃないか。
 心と足取りを弾ませ、オイラはイサナさんの背中を駆ける。
 4つの斑紋を転がるように通り抜けて、辿り着いた尾の根元を掴んだ。
 そこだけでもオイラの身体よりずっと大きな尾鰭。後方に鋭角に入った切れ込みが流麗なラインを作っている。
 その先はもう、フィールドまで切れ落ちる断崖だった。
 だけど、この崖っぷちのすぐ下に、恋い焦がれたイサナさんの秘所があるのだ。
 尾鰭にしっかりとしがみつきながら、脚を虚空に向けて進める。
 眼が眩むほどに遠い地面。だけど、想いに滾るプラグが、脚に竦むことを許さない。断崖に下肢を投げ出して、オイラは尾鰭の下にぶら下がる格好になった。
 瞬間、イサナさんの大きな身体が、ちっぽけなオイラの重さを受けてグラリと傾いだ。
 景色が揺らぐ中、その動きを反動にして、オイラは後ろ脚を伸ばしてその柔らかい場所をガッチリと捕らえると。
 加熱し膨れ上がったプラグを、そこに押し付けた。
「ああぁ…………っ」
 挿入感などまるでない。サイズが違い過ぎるのだ。大海原にでも喩えるべきか。張り詰めた反発感だけが、プラグに感じられる刺激だった。
 だけど、オイラは遂にイサナさんの海原にこの身を沈められたんだ。
 こんなに身体が違うオイラたちだけど、同じ地球の上に生きる同じ命。
 ちゃんと繋がり合えるんだ。ひとつの悦びを分かち合えるんだ……!!
 感動を頬袋に込めて、尾鰭にすりすりと擦り寄せる。
 同時に腰も海原に擦り寄せて、プラグの信号を加速させていった。
 イサナさんへの激情が、甘い律動となって背筋に走り、尻尾が切なく跳ね上がる。
 その衝撃を確かな愛の信号に変えてプラグから解き放つべく、オイラは一気に彼女の海原を波立てて、

 しかし突然、不意の静寂がオイラを打った。

「…………え?」
 驚きに、辺りを見回す。
 あれほどの大歓声が、突如として止んでいた。
 声だけではない。その歓声を上げていた観客たちの姿も、見る見る内に消えていく。
『出て行った』のではない。霞のように掻き消えていったのだ。装飾品も応援旗も残すことなく。
 異変を訝しむ間もなく、ガラガラになったスタンドの向こうから、
「なぁにやってんのよデグロー……こんな夜中に」
 重厚に響く声と共に、青空を貫く巨大な双眸が現れた。
「げえぇぇぇぇぇぇっ!?」
 み、見つかった!?
 ヤバい、マズい、臨界寸前のプラグを何とかして抑え込まないと。漏電してしまったら何の言い訳もできないぞ!?
 歯を食いしばり、髭をスパークさせ、尾鰭を掴む手を握り締めて、背筋で暴れる信号に抵抗する。
 ……はわぁダメだ! プラグが震える、我慢できない!!
 誰か助けて! イサナさん助けて!イサナさん大好き! 何イってんだオイラ!?
  イやぁ! イく、もうイっちゃうよぉ!!
 ンアあああああああああああああっ!!

 瞬間、張り詰めた糸が千切れるように。
 オイラの……オイラの掌の中で。
 イサナさんの尾鰭が、弾けた。
 ぱぁん、と――――

「!? どわああああ~~~~っ!!」
 たちまち、爆発的な烈風が巻き起こり。
 オイラはイサナさんから引っ剥がされて、宙に飛ばされた。
 キリキリと舞う中、垣間見えたのは。
 一筋の流星となって彼方へと消えて行く、どこまでも美しいイサナさんの姿だった。

 ☆

「ほんと、何やってたのよ、あんたは」
 天空の眼差しが、冷ややかに問いかける。
 親愛なるトレーナー、ミモリさんの声で。
 あの凄まじい風に吹っ飛ばされて、背中から芝生にめり込んでいたオイラは、固まった姿勢で取り繕う言葉を探した。
「その……ちょっとした自主トレを…………」
「自主トレだったらサンドバッグ叩けばいいじゃないの。何もこっちを動かさなくたって……っていうか、あんたひとりでよく動かせたわね?」
「起動は、オイラの電気で無理矢理……操作の仕方は、ミモリさんが動かしているのを参考に見様見真似で……」
「で、ギャラリーエフェクトとサウンドの消し方は分からなかった、と」
 呆れ声で指摘されて、力なく頷く。
 一応寝室からは離れた場所を選びはしたものの、所詮は同じ家の中。真夜中に音量全開で動かしてりゃ、いくらぐっすり寝てても起こしちゃうよなやっぱ。
「ふぅん、なるほど……」
 僅かに細められたミモリさんの視線が、オイラを睨み付ける。
「要するに、育て屋でするような特訓がしたかったわけね。ひとりで」
 含みを込めた声で突き刺され、カッと頬袋が加熱した。
 考えてみりゃ、オイラはさっきから仰向けにひっくり返った状態で埋まっているわけで。
 隠しようもなく曝されている下腹には、ショート寸前でギリギリ抑え切ってそのままだったプラグがギンギン剥き出しになってたり。
 うぎゃああぁ何これ!? 結局言い訳できない状況じゃん!!
 怒られる。叱られる。お仕置きされる。
 しかもこんな醜態曝して、明日からどんな顔してモンスターボールから出りゃいいんだ!?
 もうダメだ。オイラ終わった…………
「……そういうことならまぁ、ほどほどに頑張りなさい」
 …………あれ?
「終わったら、自分で片付けられる分は片付けておきなさいよ。いいわね?」
 と言い残し、ミモリさんの眼はスタンドの向こうへと消えた。
 ……えっと、これはひょっとして。
 うまく誤魔化せた……のかな?
『育て屋でするような特訓』っていうのも、仔作りの特訓って意味じゃなくて、単に本格的な肉体訓練をしようとしてたって思ってくれたのかも。
 そっか。外のミモリさんから見たら、今のオイラはイサナさんから見たオイラぐらいちっこくなっているから、仰向けの腹を曝していても、ちっこ過ぎて気付かなかったんだ。ちっこ過ぎて。……ちぇ。
 まぁいいか。とにかく、使うお許しを貰えたんだ。
 観客も消して貰ったし、今度こそイサナさんとふたりっきりでしっぽり愛し合おう。
 埋まった身体を引き起こして土を払うと、オイラは変わらぬ青空の下、プラグを熱く火照らせながら、2頭目のイサナさんを膨らましにかかった。

 ☆

[HPーLv.3・迎え撃て! 巨大ホエルオー]
 そう表示されたインジケーターを尻目に、私は灯りを消して部屋を後にした。
 まったくデグローったら、最近やたらと体力増強のメニューばかりせがんだり、他の仔が使用している時に私の肩によじ登って甘えたりしてきて妙だとは思ってたけど、まさかこんなことを企んでいたとは。
 携帯可能な小箱の中に仮想空間を構築し、ポケモン型風船を相手に特訓を積むための装置〝スーパートレーニング〟略称〝スパトレ〟。((ちなみに、口腔内でデグローが持ち上がったのは特大サッカーボールが膨らんだためで、鼻の穴はこの時に口腔内の空気を抜くための排気口だった。))
 日々これ修行というのなら、&ruby(ヒットポイント){HP};ならぬエッチのプレイを磨くのも立派なスパトレの使い道、なんてね。
 だったらトレーナーとしては、下手に干渉することなく、ナニも見なかったフリをしながらさり気なく支えておいてあげましょう。
 困難な道でも挫けずに鍛錬を重ね続ければ、実を結ぶ日はいつかきっと訪れる。信じて頑張れ青少年。
「ミモリさ~ん」
 と、廊下を転がってきたモンスターボールが私を呼んだ。
 イサナだ。よりにもよってイサナだった。もちろん本物の。
「変な音が聞こえたから起きちゃった。何かあったの~?」
 やれやれ、色恋沙汰には鈍感なくせに、物音には敏感に起きてくるなんて。
 私が先に起きていて良かった。ひとつ間違っていたら、スパトレのホエルオーバルーンをイサナに見立ててエアーダッチ((もちろんスパトレのバルーンにホールポケットが開いているわけもなく、デグローがプラグを擦り付けた場所は単なるバルーンの継ぎ目であって、大海原云々はすべてデグローの妄想だった。))にしているデグローを、当のイサナが目撃してしまうところだったわ。危ない危ない。
 イサナは鈍感だから、組み合いの特訓をしてるみたいに勘違いしてくれるでしょうけど、全力で片思い中の相手に、あんな自慰をしていたと知られる側は悲惨この上ないものね。ここは隠しておいてあげなきゃ。
「デグローがスパトレを勝手に動かして自主トレしてたのよ。音声を切って、ほどほどで切り上げるよう釘を刺しておいたから、もう問題ないわ。安心してお休みなさい」
「あらまぁ、デグローちゃん練習熱心なのねぇ。目も冴えちゃったし、せっかくだからわたしも一緒にやって行こうかしら」
「ちょ、ダメダメダメ!!」
 コロコロと進もうとしたイサナのモンスターボールを、私は全速力のスライディングで掴み取った。
「今近付いたら感電するわよ。あの仔、自家発電中だから」

 ☆終☆
 ☆''風船彼女''・終☆
 [[ジグザグマバルーン>狸吉]]の[[第六回仮面小説大会>第六回仮面小説大会のお知らせ]]参加作品
 からたち島の恋のうた・豊穣編

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*ノベルチェッカー結果 [#v0e9c2b7]
【原稿用紙(20×20行)】	22.7(枚)
【総文字数】	6993(字)
【行数】	205(行)
【台詞:地の文】	13:86(%)|947:6046(字)
【漢字:かな:カナ:他】	32:53:11:3(%)|2248:3719:797:229(字)
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*あとがき [#y5a9e04e]

「狸吉作品と言えば、原作ゲームに元々ある要素の応用よね」
 うん。
「そしてポケモン最新作X&Yには、『ポケパルレ』という実に応用し甲斐のある要素があるワケよ」
 うんうん。
「好都合だから、今回は官能部門をスパトレ、[[非官能部門をPSS>イカサマトレード]]のネタでいきましょう」
 …………は?

 つーことで、またしても&ruby(あまのじゃく){青大将};に唆されて有り得ない物拾いをしてしまった狸吉です。
 しかし、スパトレ時にポケモンから見たバルーンのサイズは実物の数倍。単純にエロの対象とするには無理があり過ぎました。
 そこで、このサイズの差を逆手に取って「元々大きくてバルーンとのサイズ差が少ないポケモン」と「元々体格差に挑まなければならないような小さいポケモン」とのカップリングと結び付けることにしたのです。この時点で大きい方はホエルオーで即決定でした。
 相手となる主人公の方は、オチに「&ruby(オナニー){自家発電};」を使うことを思い付いたので電気ポケモンから選ぶことに。最小はもちろん0.1mのバチュルですが、どうせならタマゴグループ一致で最終進化系の方がいいと考えて、ひとつ上の0.2m組からデデンネを選びました。正直、まさかここまで要求にピッタリの候補が存在しているとはwww
 デグロー(デグ朗)の名前はデデンネのモチーフとされる齧歯類のデグーから。イサナ(勇魚)は鯨の古い名称から、ミモリさんは見守る者と言う意味でのネーミングでした。
『見守る者』であるミモリさんは、「息子の自慰現場を覗いてしまった母親」というイメージで描きました。どんなに親にバレないように隠しているつもりでも、親はしっかりと見ているものなのですw

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*投票で頂いたコメントへのレス [#qc238001]

>>2014/05/03(土) 16:13さん
>>まさかスパトレでこんなお話を思いつくとは……たぬきさんには脱帽です。
 お察しの通りでしたw もう名札付けて書いているみたいなもんですみませんw
 PSSの画面からRを押せばいくらでもエロいネタが転がっているのに、あえてLを押しにいくとか我ながら本気で筋金入りですわwww

>>デグローちゃんの恋が実るよう密かに応援する意味も込めて一票入れさせてもらいます。 
 漢の目標はでっかいほど燃えるのです!(ちょっと違うw) 投票ありがとうございました!!

>>2014/05/04(日) 23:44さん
>>発想が素晴らしかったです。
>>最初は読んでて状況がうまく掴めませんでしたが、読み進めながら題名と照らし合わせて「なるほど!」とアハ体験した気分でした。 
 まさしく狙い通りw お楽しみ頂けたようで嬉しいです。評価ありがとうございます!

 他の読者の方々も、楽しんで頂けたなら何よりです。今後も意表を突く作品を目指して頑張ります!!

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*コメント帳 [#r5965742]
[[立基>何事も経験値]]「なるほど、そういうことだったんスか」
タブンネ(&ruby(エッチプレイ){HP};努力値+2)「何を今更納得してんだいこの仔は……」
#pcomment(風船のコメント帳);

IP:110.0.194.82 TIME:"2014-05-12 (月) 00:58:10" REFERER:"http://pokestory.dip.jp/main/index.php?guid=ON" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (Windows NT 6.3; WOW64; rv:29.0) Gecko/20100101 Firefox/29.0"

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