ポケモン小説wiki
組織への裏切り の変更点


*光と闇の運命 [#i45dc981]
作者[[ジャンク]]

**組織への裏切り    [#y4ff438f]
闇の世界、光の世界、その世界は元は一つで島としてあった
だがその島が均衡を崩すことが起き空間ごとその島は…孤立した世界となってしまった。
その世界も光と闇に分かれ光にはポケモン、闇には人間と光の世界を嫌ったポケモン…
闇の世界は組織で成り立ちそれにより行動してそれのために生きていた。
裏切るようなことがあればすぐに存在を消されてしまった。
そこにまた裏切りが…
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「うわ!!ま、まて、話せばわかるだろ;」
「この後におよんでまだ、命乞いをするのか…裏切り者」
その裏切りを追い詰めていたのは身長、顔付きからしても歳は十五歳くらいの青年だ。
『黄昏の縛り』そうボソッと言った瞬間逃げていた男は突然現れた鎖によって縛られ身動きが取れずに外れもしない鎖に縛られながらもギシギシと暴れる。
ただただそれを見ていた青年は抵抗という名の気持ちが湧き上がってきていた。
まったく、裏切るからこんな命令受けるだ、
何とかしてほしいよ…こんな命令は好きじゃないんだから…
そのように思いながらも鎖に手を翳し最後のとどめを刺そうとをしようとした瞬間、
「裏切るあなたが悪いのよ」
その突然の声は男の後ろの茂みから聞こえ、突然かまいたちをが飛び出して男の背中をを切り裂いた。
「がはっ!!後悔するなよ…お前達も…絶対に…裏切るはず…だからな…」
男は小さくあざ笑うかと斬られた場所から血が砂が流れるように流れ出て体が消滅していった。


「ちっ、ふざけたこと言いやがって…それよりお前なんだろ、とどめをさしたの?」
すると、後ろの茂みが揺れ動きその声の主が出てきてその姿を現した。
「早く消さないから、私がしてあげたのよ」
そのように喋って出て来たのは、少年のパ―トナ―のアブソルだった。
「よく見つけられたな、別行動だったのに…」
「そんなことはどうでもいいじゃない♪クラウリィン」

だからその呼び名は好きじゃないのにな…はぁーぁ…
呆れたような顔してにアブソルの頭を撫でるように触り
「その名前で呼ぶな組織で呼ばれている名前で呼べって言ってるだろ」
「もう、プライドだけは高いのね…でも何で別行動でさせられたのかしら」
「分かる訳ないだろ、そのせいで大変だったよ…右目が見えないことだし」
俺は右目を、ある事がきっかけで失って見えなくなってしまった
「やっぱり私が付いていないと大変でしょ♪」
アブソルは嬉しそうにニコッと笑うと足元にすり寄り付いて嬉しそうにした
しばらくそのような話をしているとアブソルが話を切るように…


「さあ!はやくリ―ダ―のゼフィロに言いに行きましょ」
「わかったよ、アブソル」
って言うか…かなり、遠くまで来たよな…帰るのつらいなぁ
ハァっと心の中で俺は思いながらも俺とアブソルは来た道を戻り始め組織に向かい始めた。
しばらくすると、組織に向かう途中アブソルは俺の異変に気が付いた様で…
「何泣いてるのよ」
俺はいつの間にか自分でも気づかなかったが目から涙を流しながら走ってた。
「Σな、何でもない」
「答えなきゃ、川に落とすわよ」
アブソルに聞かれて答えたくなかったのか俺はそう言ったが、それも空しく
少しドスの入った声でいいながら少しづつ間合いを近づけてきたのに負けてしまい
さすがに冷たい水に落とされるのは嫌だ!!そう思ってしまったせいか重い口が開いてしまった。

「……それは、俺は元は仲間でも殺したくないのに命令されるのが嫌なんだよ」
俺は、やばと思ったそれは組織の命令に従いたくない組織に反する裏切りに値する程の発言だったからだ
しかしアブソルは、怪しく少し笑うがどこか優しそうな感じで、
「誰にも言わないよ、好きなあなたと離れたくないもの」
??俺は人間だぞ…パートナーとしてということか?
俺はその言葉にあまり分からなかったため首を傾げた。

「冗談じゃないんだから、もしもポケモンだったら…本当に好きなんだから」
「おどかすなよ。一瞬、動揺したじゃないか」
「動揺したの?可愛い」
「動揺したの?可愛い♪」
動揺したことに気づいたとたん小ばかにするかのように笑った。
「う、うるさい」
っと話すうちに組織に自分的着きたくもないのに着いてしまった…
「う、うるさい…」
っと話すうちに組織に自分的は着きたくもないが着いてしまった…

俺は先ほどの命令を完了を報告のためにゼフィロの部屋に向かった。
俺は先ほどの命令が完了したことを報告のためにゼフィロの部屋に向かった。
ゼフィロは此処のリーダなんだけど…はっきり言って俺は苦手だ…
部屋に付くとアブソルは入口で待たせて俺は部屋に入ってすぐに報告した。
部屋に付くとアブソルは入口で待たせて俺は部屋に入ってすぐに報告をした。
「任務の報告です裏切りの68番を消しました」
「消えたか…まあ、あのような駒の変わりはいくらでもいるから大丈夫だがな…」
なぜ苦手だというと、このように仲間を平然と捨て駒みたいに扱うからだ。
「・・・・・」
ゼフィロは少しくつろぐように椅子に座ってしばらく経つとある報告をした。
「さっき、話し合いがあった、3番に話の内容を聞け」
その時ゼフィロが少しだけ、ほんの少しだけ黒く怪しい笑みを浮かべた。
「わ、分かりました、失礼しました!」
俺はその黒くて怪しい笑いに臆したのか一目散に部屋を出て行った。

部屋の外にはアブソルがのんきに座って出てくるの今か今かと待ってうずうずとしていて、
「報告してきた?」
「報告してきたけど、居ない間に組織で話し合いが合ったみたいだ…」
また、光の民の誘拐とかだろうと思うが…また逃がすのが大変だな…
密かに俺はそのように逃がしているがそれは俺とアブソルにしか知らないことだ。
「そうなんだ…じゃあ、どうするの?」
「ジェドに聞きにいくぞ♪」
少し舞い上がるかのように嬉しそうに俺は言ったがそのせいでこんな風に…
ちょ、なぜアブソル引く、そんなにハイテーションがおかしいのか?
少しはしゃぎすぎたか…アブソルに確実に引かれてしまっていた。
「相変わらずのはしゃぎようね…まあ、早く行かなきゃね」
「うぅ、そうだね…」
また気持ちが暗くなりそう…
気持ちが暗くなる前にとアブソルとダッシュで走っていった(押されってた?)


だけどそれが組織を抜ける一番の引き金になるとは俺も彼女も思ってもいなかった。
***組織の裏切り~水からの大打撃~ [#ud46d7dc]
「さてと…着いたけど…」
部屋まで着いたのは良かったが、ある異変に気が付いた。
「どうかした?部屋の前で止まってさ」
アブソルはまったく気づいてすらいない!!ドアの下から水が少し出てきてるいるのが…
「水が…出てきてるから…入るのやめよう」
明らかに入ったら濡れるのが分かった俺はそのまま部屋を入るのをあきらめていたが…が、アブソルはあきらめてはいなかったらしく
「さあ、水なんか気にせずに、入るったら…入る!」
ちょ、待て、水は俺ムリ!!ぎゃあ押すな!!
俺は物凄く嫌がって抵抗したが…その抵抗もむなしく、扉を開けたアブソルに後ろからアタックをされて転ぶように入ってしまった。

「部屋もかなり濡れてるね…ケン?」
「なにしてんだよおぉぉ!!水浸しの時は入るなって言われてただろ!!」
ジェドという奴は…元々は初めて友達になった奴だが…居眠りが多く…
寝ぼけて襲ってくることもある…しかも寝ぼけてる時は水で襲ってくるときたから俺はもう嫌だ…
案の定その現象はすぐさまおき始めていた。
「あれ、そうだったけ?んっ、少しゴーって揺れてる?」
アブソルはとぼけてるしもう…嫌だっ…って、まさかこの揺れって…
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「へっくしゅ!!あーっ、寒い…」
さっきに揺れは津波で俺とアブソルはもちろん逃げ回ったがその津波にのまれて今は浮いた家具の上に居る…
被害は…っというかジェドの自業自得なんだが、部屋の三分の二は水没していて、その肝心のジェドは…
「ぷはっ!!なかなか深くて探しにくいですぅ…」
水から出てきたジェドのパートナのリアが探しているところで肝心なジェドは水のどこかに流されてしまったようで、
「変身でも使って探せばいいだろ…」
「そんな言い方ないんじゃないの…助けてくれたのリアなんだから」
少し上から目線的なアブソルだがそれは最もなことで二人ともこのリアに助けられたのだ
そもそも変身しろといったのはリアがミュウだったから言ったんだが…
「あの、私変身疲れるのでムリですぅ…」
水を手でパシャパシャさせてダルそうに言っていて、捜すやる気すらなかった。
「あーっ、もう、困ったな…んっ!」
水底で何か光って足に飛びついて…ぎゃあ!!足掴まれた!!
声を出す暇もなくアブソルがその俺の足を掴んだ手を噛んだりして離そうとした。
「化け物!!ケンの足から離れて!!」
「いててて!!俺だって止めて、溺れる」
なんとその手は化け物ではなくジェドの手でなぜ今頃になって足を掴んだかというと、
簡単に言えば自分が溺れて沈んでいたのを自力で上がってきたらしいが…はっきり言って馬鹿だな…
「何してるんですかジェド…早く水無くしてよ…」
何にもしてないリアが言ってるよ…って案外サイコキネシスで引き上げてるようで…
咳をしながらもジェドが高らかに手を上げると水が煙のように蒸発して徐々に消えてなくなった。

「まったく、ジェドは闇のサイス(鎌)をちゃんと使ってくださいよ」
ちなみにジェドは闇のサイスという武器を使い何種類の物質を操ることが出来るらしく、
俺は三種類くらいが限度らしく、それは武器の種類によってもさまざまだ。
「早く片付けてお茶出してよ…ケンを溺れさせそうにした罰でね♪」
元々といえばアブソルのせいなんだが此処は静かに黙って見てることにしよう。
リアはのんびり片付け、ジェドは家具の片付け、俺たちは見てる…ん?
「サボってないで手伝ってくださいね」
ぶっ!!きたねえ!!雑巾顔に投げられた!!しかも顔にちょうど当たった!!
リアがサボっているように見ていた俺に向かって雑巾を投げつけたらしくそれは顔に当たってしまった。
「顔に投げつけないでよね…汚くなるでしょ!!」
アブソル相当キレてるし…あーっ、早く片付けちゃお!!

何とか綺麗に片付いたのでふたt……じゃなくて三人で先ほどあった話し合いについて話し始めた。
アブソルは食べながらも話には参加はしているみたいで
「でっ…その報告って何なの?モグモグ…」
少し考えたようにジェドはさらっと話し合った内容を俺たちに教えて
「んーっとね…簡単に言えばギラティナを呼び起こすらしいよ」
ぶぅーっ!!あっ、お茶…噴き出しちゃた…ってそれは置いといて…
ジェドの話を聞いたとたん飲もうと口に含んだお茶を勢いよく噴出した。
「何で呼び起こすことになったんだよ」
「簡単にですね…この世界を広げて戦争するみたいですよ」
おっとりそうなリアが口を挟んで言ったその時…
瞬間的に胸に何かか刺さるような恐ろしい感じがこみ上げてきて震えが止まらなくなった…
「ねえ…大丈夫?震えてるけど…」
心配そうにアブソルが聞いてきたが、今の俺にはまったく聞こえてなかった
体の芯からこみ上げる震えに耐えられなくなった俺はジェドについ言ってしまった。

「な、何でそんなことするんだよ…そんなことしたら」
「お前も分かってることだろ…この世界は二つで一つじゃなくなってるんだ…最後はどちらかが滅びるしかないんだ…」
だからってそんなの…そんなことは…俺は許さない!そんなことをする組織を…!
ジェドが説得するように言うが耳に届いても俺の心にはもうそのような言葉はもう届かなかった、組織への怒りばかりが疼き始めてしまったから…
「分かってるよ…じゃあ…俺、部屋に戻るよ…アブソル戻るよ…」
俺はずっと、こぶしを握り締めて震える怒りを耐えて部屋を出て行った…
***組織の裏切り~何気ない喧嘩~ [#u3265547]

命をどう思ってんだゼフィロは…捨て駒みたいに扱い…
「ねえ……」
しかしなんだよ…誰も反対しようとする奴いないんだ…普通反対する奴ぐらい居てもおかしくは無いと思うんだが…それが組織の裏切りとして扱われる…だから消されそうになった時にあんなこといったのか…
しばらく考えたまま歩いていると不意に後頭部を鉄の何かでポコンと叩かれた鈍い激痛が走った。
それがなんなのかは後ろを見てすぐに分かった…
いや分からないほうがおかしい…それほどまでの怒りに一気に自分の血の気が引くような感じもすぐに分かった…凄い怒りの炎が後ろに見えるくらいアブソルの不機嫌な顔を見て分かる、
そして、喋ってきたことにすら恐さを感じた。
「私が話してるのに無視って…ないんじゃないの…」
「ちょっと…考え事してて…ってか!?なんで殴った?」
まだ痛みのある頭を手で摩りながら少しイラっときたためドスを効かせて聞いたが、
それは逆効果だったみたいでアブソルを本格的に怒らせてしまった。

「これよ!このすっとこどっこい!クラウリィンなんかこれ喰らって少し話を聞けるようになりなさい!!」
「その名で呼ぶなって言ってるだろうがっ!?あぶねえだろこの白悪魔!!」
少しばかり警戒していたおかげでアブソルが回転し向かってきたのに気づてすぐさま避けたが、
少し頬を掠って赤い筋が一本を作ってそのまま勢いあまってアブソルは床に当たった。
アブソルが当たった床は物の見事に砕けて無くなってしまった、その恐ろしい威力を持った攻撃は尻尾を使って行っていたのですぐに分かった…
アイアンテールだ…その技はポケモンによるが尻尾を鋼鉄なように変え叩きつけるような技…だが、
アブソルの尻尾の形状的に叩きつけるに鋭く切れるが入れたようなものだ…
当然そんなのをやられて…怒らない奴はいないだろう。


「第一そんなのでやられたら!話すら聞けない存在になるわ!!」
「安心して墓に毎日話しかけてあげる♪ありがたいと思いなさいよ」
その二人の言葉からの喧嘩のコングがなったかのように喧嘩が始まった。
二人が喧嘩をしているとその騒ぎを聞きつけ野次馬が集まり始めて…ある意味祭りの見世物を見ているみたいな騒ぎようになってしまう。
しかしアブソルと俺の喧嘩は止まらない…しかし始まりがあるなら様に終りがある。そのように終止符が付けられるのはすぐの出来事であった。
「はい、何やってんの!まき添いが出る前に終りよ!終り!!」
その言葉を聞いたとたん俺の意識は薄く徐々に無くなくなっていき、
最後に見たのはアブソルも同じように目を重くして倒れそうになった姿…
見えない力…その声の主によって二人の喧嘩はすぐに終った。


俺が気が付いた時はいつもみたいな見慣れ天井…そして喧しい二人の声…
「これでいいの…あんたが作ったのはろくな事にならないからだめ!」
「あら?そんなただグラエナが一度欲に走っただけじゃない、それでいつもなんていうなんて災厄じゃない、彼方なんかただのど素人じゃない…私に任せておけばいいの」
「一度じゃないでしょ!十五回もなってそれを襲わせるようにしたの貴方じゃない!」
その二人の会話からしてどちらのクスリを飲ませるかでもめてたみたいで、自分にとってはえらい迷惑だった…
「ここは早い者勝ちってことで、お先にしつれい♪」
最初に動き出したのはアブソルと言い合いをしていたキュウコンで、すぐさま飲ませようと近づこうとしたが、
考えることもなくアブソルが止めに入って喧嘩になってしまった。
それに呆れた俺はベットから勢いよく起きるとその場を離れようとしたが案その音で二人にばれてしまった…

「逃げるなぁ!!薬を飲んd」
「ちょっt…イタタタタタタ」
起き上がった俺にクスリを飲ませようと迫ったが次の瞬間キュウコンは床から生えてきたような白い色のみの鎖で縛リつけられて動けなくなってしまい、アブソルも近くにいたため巻き添えを喰い縛られてしまった。
押して倒されたようで体制が悪く見上げるようにしか見ることだけしか許されなかった。
「『沈着なる神木の蔓』しばらくはそれでおとなしk…」
鎖を手で操りながらそのように言っていたのだが意識がもうろうとしそのままバタンと倒れてしまった。
その様子にアブソルとキュウコンは苦笑いをしていた…
「ねえ…これはどういうこと?」
「生殺しかしら…この状態でいう…」
鎖に縛られた二人はその様子を見ているとしばらくして誰かが部屋に入ってきたようで、
三人を見て呆れたようにため息を付いた。
「また無茶して身体が冷えてるのにムリしたんですかぁ…」
「サクラ…いいから速く行動して!結構これきついんだから!」
おっとりとして気品のあるような喋り方をサーナイトがゆっくりと歩いて移動していたが、
それを毎度見ていて痺れを切らすようにけたたましく大きめな声で怒鳴って急かしたがサーナイトは変らず…
「まあまあ、そう焦ってはちゃんと治療すら出来ませんよ…まずはこれでも飲んで少し気を楽にして体力の回復に専念してくださいね…」
やっと倒れている俺の元にくるとカプセルのクスリを棚からフワフワとこちらに寄せるように飛んできて、
そのまま口にポンと落として飲んだ刹那突然と意識がテレビが付いている時にコンセントを抜いたように黒い意識の中に落ちていった。


「ちょっ…なにやってんのよ!さいみん術かけてなに企んでんのよ!」
「治療ですけど…いけませんか?こうした方が治療も早く鎖の解放も早いですからしただけですけど…」
そのすぐあとに床に押さえられる形に縛ってあった鎖は消えて二人は自由になったようだ。
流石にあの体制はきつかったのかキュウコンのヨウビは体を捻ったり屈伸をして体を整えていた。
「さてと…私のクスリをw」
『『それはぜったいに、だめっだめっだめぇぇえええ!!』』
「そこまで言わなくてもいいじゃないかしら…」
その二人の言葉に少ししゅんときたのか耳を下げて落ち込んでしまったが、
そんなんことはお構いなしにサクラはケンをサイコキネシスで持ち上げアブソルの背中に乗せ、
治療による話を始めたようでアブソルにいろいろ説明をしていった。
「――――っとまあ…簡単に体温をあげて安静してれば今日中に治るのわよ」
「ありがとうございます…それじゃあ、私部屋に戻ります」
サクラにそのように言うと落ち込んだヨウビ軽く見て「元気出して」っというと二人の部屋から出て自分たちの部屋に戻っていった。
サクラは優しく手を横に振りヨウビは少し申し訳なさそうに前足を軽く振って見送った。

***組織の裏切り~本当の自分の気持ち~ [#m84b93df]
明るい日差し目蓋だけで光を隠すには難しく目の中に入って来た光で目を覚ました。
朝日と言っても薄暗いのはかわらずこの闇の世界では地平線から光が漏れ夕方のようにあまり明るくはならない。そのせいか大半は目が覚めるのが遅いのが多いが体内時計がしっかりしているのはちゃんと起きるらしい。
「う、うーんんんっ…朝か…んっ?」
身体を伸ばそうと上体を起こそうとした時に身体に掛かっている掛け布団が重くズルズルと何かを引きずったような音を小さく立てた。その音の正体は重たい部分を見たらすぐに分かった。
「アブソルか…重たいと思ったらまだ寝ているところか…」
いつもなら先に起きてゆさゆさと揺すって起こすはずなのに寝ているのに少し不審をに思ったが、
すぐ近くの棚にお皿が置いてありお湯の入っていた入れ物…今は時間が経って水になってるものそれらを見て看病していた後だということが分かり納得できて、
なんだかんだいってアブソルに好かれていると改めて実感した時でもあった。
「好かれてんだな…俺…って見とれるなんて駄目だな…」
「好かれてんだな…俺………って見とれるなんて駄目だな…」
小さくため息を付くとアブソルを起こさないようにベットから降りてもう一つの居間のような部屋に向かった。
部屋は二つあり寝室と居間みたいな部屋がありその居間のような部屋には廊下に出る扉ある。
起きたらその部屋でのんびり過ごしているのが当たり前だっただからいつものように向かった。
だけどその部屋で目にとまったものは…

『これから行う任務についての書類』
たった十数文字の事だが目にとまった瞬間またあの時の感情が心の隅に表れたおかしくなりそうだ。
息は乱れ脈は速くなる、あの時喧嘩で忘れ去られていた感情……怒り
確実に大きくなる怒りに身体は震え叫びたくなる。だけど、叫んでは駄目そう心に言い聞かせ押し付けた。
冷静に冷静になれそう言い聞かせながら落ち着いた。
「ふぅ…これは…もう我慢できないな…自分の気持ちに逆らいたくない」
自分の気持ちに逆らいたくないありのままの本当の自分でいたいその気持ちが俺を決心させた。
【計画を止める】
それは自分自身で一人で止めるという極めて無謀かもしれない賭け…
その賭けに勝てる自身は無いだけどやるしかない自分の気持ち正直な気持ちだから。
「もしも……になったら困るから書いていこう」
あること思ったのか紙を取り出してサラサラっと紙に言葉を書くと、アブソルの寝ている部屋を少し気にて、
書類を手に持ち部屋から出て行った。テーブルテガミを置いて。



普通の扉、木で出来てる扉ただそれだけなのに忙しい時はそんなこと気にはとまらないのに、
ただの扉なのに張り詰める痛いくらいの空気がその扉の奥から来るだからこそ組織の創立者でいて組織の一番に値する人間だ。
そう思いながら重たい扉を叩き扉を開けて中に入った。
「朝からなんだ…こんな早い時間に…」
先ほどの感じた痛い空気とは裏腹に眠たそうに椅子に座って欠伸をした。
そして、なぜだか先ほどのような張り詰めた痛い空気もいつの間にか感じられなくなっていた。
そのおかげか何の抵抗もなく喋ることも出来た。
「今回の任務白紙にしてくれないか…そこまでして何がしたいんだ」
書類をゼフィロの机に投げると単刀直入にゼフィロに向かって言ったが、ゼフィロは軽くニヤッと笑いその笑いは昨日見た笑いと同じで怪しい笑いだった。そして時間がすこし過ぎてゼフィロは口を開けた。

「白紙に戻す…冗談を言うなこの世界は均衡が乱れおかしくなってるそれを正すため白紙には出来ない」
「それじゃあ、光の世界の生き物h…」「言うまでもなく…''消滅だ''。世界を正すために不要は消す」
心に響く不吉な言葉は理性を打ち壊して冷静さまで打ち壊し本能的に身体が勝手に動きそうになる。
耳元では悪魔の囁きまで聞こえてきてその声は本能に従い全てを身に任せれそして、元凶を叩き壊せ。
微かに残った理性ですら自分の考え気持ちでおかしくなりそうなほどの怒りに押しつぶされてしまった。
消滅…存在を跡形もなく消される…命が小さな命命命命……………………''イノチ!''
「オマエ……ゼフィロォォォオオ!!オマエをコロスゥゥゥ!!!」
右手に&ruby(へさき){鋩};((剣の先のこと))から&ruby(つかがしら){柄頭};((剣の柄の頭の部分のこと))まで真っ黒な黒い剣が現れて机ごとゼフィロに斬りかかったが机だけが斬れらてゼフィロは煙のように消えた。
その直後いつの間にかゼフィロは後ろに立っていて高らかに笑っていた。

「ケン貴様が裏切るとは…&ruby(こっけい){滑稽};だな冷静なお前だからこそ考えられなかったことだが、我に切りかかったことで貴様は裏切り者となった…残念なことだ…お前のような使える駒が我が手の内から消えるのだからな!!」
ゼフィロは動いたと同時懐中時計を袖の中から取り出すのを見ると視界が急に揺れだした。
相手は懐中時計しか持ってないのに視界が揺れ平衡感覚がなくなり立っているのもままらないくらい気持ち悪い、
相手の手の中で遊ばれているような状態に陥ってしまい頭フラフラして眩暈もしてきた。
「我が武器は実体を持たないのだよ…だから長さ大きさも誰にも分からないのだ!」
相手が片方の手を動かすと足に激痛が走り切り傷が出来そこから生なましく血が流れていった。
なぜ切れたのは分からなく手に警戒するようにして相手の行動をよく見ていると、
今度は時計の持つ手を持つ方を動かそうとしているのが見え当たらないように剣を盾にしてしゃがみ込んだが……それが間違えだった。

「チェックメイトだ…ケン…しゃがんだ自分の愚かさを悔やめ」
「あっ…ぐぅぅぅ…はっ…はっ…どうやって…」
確かに盾にしたはずの剣を透き抜けて自分の胸に歪むような黒い何かが刺さっていた。
すると剣が砕け散りその理由が分かり予想できた。速すぎなせいでしかも攻撃が来た場所も普通じゃなかった。
相手の攻撃が早すぎて武器が砕けるまもなく相手の攻撃が自分の身体に斜めから刺さった。
痛々しい傷を見ながらゼフィロは拍子抜けたようにすこし驚く表情をした。
「だが偽物だとは今まで気づかなかった…やはり切り捨てるには惜しい駒だな」
「ククッ…だがもう遅いおまえの攻撃は分かったを物の影を使って攻撃するから実態はないね…しかも空間までも捻じ曲げて攻撃に転じるなんてな…はっ…やはり恐ろしい奴だったな」
「おしゃべりはそこまでだ……消えうせろレプリカ!!」
懐中時計から青白い藍色に近い強烈な衝撃波を放ち胸を突き刺されたケンを消滅させた。
消滅させた跡には小さな三十センチ位の鎖が落ちていてそれをゼフィロは足で捻り潰し小さく笑った。

「こいつはやはり油断できない奴だな………三番ケンが裏切りだ見つけ次第消s…」
無残に斬られた机の行き引き出しから無線を取り出すと、それに向かい裏切り者を消せと指令をしている最中に、
電力が一気にダウンしてしまい無線も何も使えなくなってしまった。
そのちょっとあとに組織の人間が部屋に急いで入ってきた息を切らせながらもとんでもないことを言った。
「大変です…ゼフィロ様!この城に何者かが侵入しました…今のところの被害はメイン動力が…ダウンです」
「なに…!?なぜそこまで被害が出るまで手が回らなかったのだ!!」
普通そこまでの被害を出す前に喰いとめるハズ…が壊される今まで何をやっていたんだと怒鳴るのは無理もなく。
ましてやメイン動力を壊されるなどという失態は考えられないことでもあったからだ。
メイン動力が壊されてしまえばこの組織のいたる所の機能は停止し連中が混乱してしまうのも当然なことだった。
「それが、一部通路が瓦礫で崩れもう一つは鎖で通れなくされているみたいで…」
「こんな忙しい時に…メイン動力の修理を出来る者はそちらにまわせ!!出来ない者は侵入者および裏切り者を見つけ出せ!まだ城下町にいるはずだ侵入者ともども見つけ出し消せ!!!」
鎖で足止めをしたのも重なってしまいこのような被害が起きてしまったようだが…
それは組織を逃げ出すのに有利になったのは間違えもないことだった。

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その頃、ゼフィロに分身を使っていた俺は、ゼフィロの言ったとおり城下町にいた。
暗い路地裏の中、肩から指の先にかけて黒く染まった右腕を左手で押さえながら苦痛に耐えてながら
一歩…一歩確実に組織の城からは離れているところだった。
「ぐっ……っはぁ…はぁ…やっぱり無理だったか…技どういう力…かもさっぱりだな…」
分身を生み出す代償に右腕にダメージが来るようにしたためダメージが全てその腕を襲ったため今に至る、
しかし分身が得た情報もこちらに流れて来るがますます勝ち目が無いことを思い知らされてしまった。
ダメージを負った右腕は動かすごとに激痛が走りその痛みで顔の表情を濁らせたままになってしまった。
だが、このままの状態での組織からの逃亡は難しく消される確立も大きい…そこで一か八かで鎖に手を当てた。
『現況なる場の封印』そのように言うと右腕に白い鎖が巻きついてき腕を覆い隠して、
しばらくすると鎖が透けていき元の肌の色に変ったが、やはり腕の痛みは少しだけあり無理は出来ないようだ。
「ふう…応急処置完了…これで戦闘はなんとか大丈夫だな…」
腕を軽く動かしその腕の調子を確認しながらそのようなことを小さな声で呟いた。
こうしている間にも辺りは騒がしくなってきた様子であちこちで居たかと言う声などが聞こえてきた。
流石におちおちもしてられないな…見つかるのも時間の問題ならここは………駆け抜けるしかないな!!
バレないよう最小限音を立てずに見つからないように駆け出して城下町を抜けようと思った矢先…パキッ!
なっ……何やってんだよ俺!!考え事しすぎて枝踏むなんて…失敗を……
「今の音…こっちか!封印なる鎖のクラウr」その言葉を聞く前に一目散に逃げて叫んでしまった。
「俺は封印なる鎖じゃなくて理を変えるの鎖だ!!クラウリィンなんて呼ぶなぁぁぁ…」
その声のせいで居場所をわざわざ教えるようなことになってしまったが……
そんなことよりも異常にその間違えを嫌っていたので心の中で泣き叫んでいた。
言った奴の涙無し心なしぃぃぃぃ!!!!!


組織の裏切りend 光の世界へ
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(アブソル)ふう…やっと話が筋に乗ってきたわね…
(ケン)時間かかりすぎな気が…
(アブソル)そこは散々前から言ってるから言わない!
作者曰く色々話を…まあ色々ね…
(ケン)そこはいいから…
(アブソル)ふったの彼方よ…もう…改めまして読んでくれた方ありがとうございました!
(ケン)この続きも頑張っていきます…だそうです
(アブソル)ここにももっと増えるって事もあるかもなんですが、
それはまた今度の機会にってことで…それじゃあ、そろそろ小さな雑談終ります!
(ケン)終ります!(ケン&アブソル)次回もよろしくね♪
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