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第五回ポケモン小説wikiアンソロジー感想・♂♂版 の変更点


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-『魅惑のマッサージ』リングさん
いろんな種族が入り乱れる世界だからこそ、体の相性がすり合わないカップルも生まれてしまうわけで。そんな悩みを解決してくれる仕事はきっと現実より遥かにメジャーなんでしょうねえ。描写もリアルで、お尻の開発って実際こうなのかな……と思ってしまうほどでした。……性感マッサージに興味出たとかそういうワケじゃないですよ?
オトスパス、おしりほじるのに交接腕使う必要なかったよね??? テクニシャンな彼なら使ってない腕で性感帯を掘り当てることだってできたはず。マッサージ中にコジョンドのちんちんを焦らすように撫でたりとか、マッサージなしでは満足できない体にしてしまうとか、彼もちゃっかり愉しんでるじゃないですか。でも行為の最中にコジョンドを抱きしめたり、患者の要求を理解してすぐさま対応するところはさすがプロ。恋人にはできない快楽を教えこみ、オトスパスなしでは満足できない体にして、次はエースバーンに見せつけNTR展開になるんでしょ? 続きが気になるわ……。前日譚を公開されているだけなお! ダンサーのコジョンドくんこれを機会にポールダンスとか習得しろ。


『いのちのしずく』天波八次浪さん
挨拶代わりのバトルを制し、サーナイトの薄い腹に毒爪を突き立てるところすっけべですねえええ! 本能を呼び覚ますためサーナイトの突起にかぶりついたり、殺し合いのすぐ後にこうも生々しい生の描写があると温度差でととのった気分になります。エロ小説でサウナ入った気分になったの初めてでした。は?
終盤に明かされる幼馴染のオーロンゲとサーナイトの関係性、めっちゃいい設定ですよねこれ。どちらも他者の気持ちを糧とする種族で、一見支え合えているように見えるけれど、小さな差異は時間をかけて歪みへと蓄積していった。サーナイト、他者を虐げることをそれまで疑うこともせず、悪いことだと理解はできても、自分の心は満足してしまっている。死神に殺されたいと思うには十分すぎる背景ストーリー。こんな泥沼の共依存、こういうのが大好物なのになんで私思いつけなかったんだ……。
ドロドロの殺し合いから一変、濡れ場は愛に溢れている。掠れた喘ぎ声だったり、ずっと押し殺していた感情を開示しちゃうサーナイトかわいいね……ただし〝いのちのしずく〟はちんちんから出る。――いやなんで。せっかくいいシーンだったのに台無しじゃないか! これからサーナイト♂が〝いのちのしずく〟を使うとき思い出しちゃいますよ全く。深刻なミーム汚染!

『ダイエット大作戦』てるてるさん
鍛え抜かれたマッスルギャグがpower! 『痩せる気。あるのかないのかどっちだ』『限りなく無い』『張っ倒すぞ』とか、『腕立て伏せと上体起こしだな』『鬼?』『ゴリラだよ』とか、ふたりの掛け合いがテンポ良く展開されていて気持ちいいですね。それを阻害しないような、運動後のプロテインみたいにスルスル飲める文体。プロテイン摂取は運動後30分以内が理想らしいので、あまりにフェラが下手くそだと間に合わないぞ! ほらもっと頬の筋肉を使うんだ! ……みたいな。太ってもガオガエンのザラザラ猫舌は刺激も強烈だったようでノルマ達成ですね。ご褒美に今度は……と、書かれていないプレイ内容まで妄想できてしまう設定がいいんですわなあ。全体的に描写が細かなあたり、ダイエットに関して作者様の情熱がうかがえます。ガオガエンの体重が大きい分、スクワットで前立腺へ加わる衝撃も大きいんですね……よくできてるわあ。

『竜よ寒夜に灯を祈れ』赤猫もよよさん
強面ガブリアスがちんちん弄られただけで千鳥足みたいに力抜けちゃうの可愛いね……。一瞬で受けを泣よがらせそうなほど凶悪なヘミちんちんなのにあっけなくジュナイパーの翼でイかされちゃうの、やっぱり手が不器用な種族は器用な相手にやり込まれてしまうのだ!
で、勝手に巣穴へ踏み入り、振り回してくるジュナイパーに対する苛立ちが、後半の展開に繋がってくる。記憶の中の父親に倣い、竜の衝動に任せるままジュナイパーを犯し抜くシーン、えっち過ぎるんだよな……後半すっかり理性飛ばしていたようですがよかった、おちんちん以外でDVはしなかったんですね。翌朝隣には血みどろになったジュナイパーが……、とかだとまた巣穴の奥に逆戻りしそうでしたから。
自身を縛り付けていた棘の王冠など踏みつけていこう――これからの転機を仄めかすような終わり方もかっこよいのですよ。己に眠る竜の猛々しさを受け入れ、薄暗い洞穴を出ていくことにする。火は掲げられたのだ。キャラのセリフの細部にいたるまで呻吟されているから、ほぼ全編洞窟内でしけこんでるだけのはずなのに、世界観まで見えてくるんですよ……どういうこと? もうブランドですよこの文章は……。特許とろ。

『僕ら、砂の箱庭で』群々さん
前半ずっと(というか全編通して)クリムガンは悲惨な目に遭います。あり地獄を這い上がっては戻され、這い上がっては突き落とされ、ようやく地上へと出られたと思えばワルビアルから足ツボ代わりに踏みつけられ。フライゴンに助けられたかと思えば犯される。
それら理不尽に特段の意味なんかない。う〜〜〜ん不条理的な書き方が素晴らしい! ストーリー的に見れば一連の暴行シーンなんて別に書かなくってもいいじゃないですか。でもそこが不条理小説にとって重要なんですよ。舞台設定からして行き詰まっていて、フライゴンの判然としない憤りややるせなさ、無力感が際限ないクリムガンへの陵辱につながっていく。しつこいまでのあり地獄プレイも、そう考えると味わい深いものになるはずです。いやまさかポケモンでこんな小説読めるとはね……感服いたしましたよ。
『ユレイドルののろのろとした歩みを観察している気分』『砂塵に覆われた空はミカルゲのまとう怨念のように茫漠としていた。』『電撃で丸焦げにされたゲコガシラのように』『ひっくり返ったコータスのように全身を力なくジタバタさせている』――などなど、ポケモンにしかできない比喩を用いた描写が、何もない砂漠に彩りを添えてくれます。というか何もない砂漠の描写が異様なまでに緻密で、むしろだからこそそれ以外に何もないんだな、という寂寥感が強調されているよう。写実的な描写から滲み出る疲弊感・閉塞感がたまらないんですわあ。
フライゴンにとってもクリムガンにとっても、ついぞ現状打破の解決を見ないまま小説は終わる。『1、2の、ポカン。何かを綺麗に忘れる代わりに、新しい何かを得る音がした。』コミカルなくせにこれからの進展を予期させる締めの文、センス溢れすぎてセンシティブか? -- [[水のミドリ]] &epoch{1654779781,comment_date};

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