第二作目、完結 エロ予定、嫌いな人は注意!! by春風 ---- 皆既日食って知ってる? 太陽が月に隠されちゃって、昼なのにあたりが真っ暗になる現象のこと。 昔は世界の終りとか不幸の予言とか言ってたけど、ボクの村では豊作の象徴なんだって。 いまでも日食の日には、お祭りが開くんだ。 この話は、ボクと彼の、皆既日食の日に起きた幸せなコトの物語・・・。 ---- 「明日の日食、見に行こうよ。」 ボクはエーフィ、一人称はボクだけど、これでも雌なんだ。 「・・・んん~、眠い、後にして・・・。」 ボクの彼氏のブラッキーがあくびをしながら応える。 ボクたちはつい最近付き合ったばっかりで、まだデートらしいこともやっていなかったから、いい思い出になると思って、彼を誘ったんだ。 「眠いって言っても、もう夕方だよ、朝から寝てたじゃん。」 「・・・俺は、夜行性なんだよ。」 ボクが不満そうに行っても、ブラッキーは無関心だ、ボクの告白にはあんなに喜んでたのに。 「もう、彼女のお願いくらい少しは聞いてくれたっていいのにぃ。」 ボクは甘い声を出して、上目づかい彼を見た。 「それじゃ・・・行ってやるか。」 ブラッキーが、少し顔を赤らめて言った、やった、彼は上目遣いに弱いんだ♪ 「じゃあさ、いい穴場知ってるんだ、今から下見に行こうよ。」 「ええっ、今から行くの~?」 「行くっていったじゃん、うそつき。」 「・・・わかったよ。」 めんどくさがる彼を丸めこんで、ボクは一緒に下見に行かせることに成功した、まったく、いい彼氏なのに、めんどくさがり屋なところが玉にキズなんだから。 「そういえばおまえ、皆既日食見たことあるって言ってたよな。」 ブラッキーが歩きながら尋ねる。 「うん、まだ小さいときだったから、よく覚えてないけど。」 そう言ったけれど、本当は覚えている。 まだ幼かったころ、ボクは皆既日食を見て凄く大泣きした、周りがいきなり暗くなって、怖かったんだ、日食が終わっても、ボクはまだ泣き続けていて、お父さんがお祭りに連れて行ってくれて、ようやく泣きやんだんだ。 ・・・恥ずかしくて、今でも言えない。 「俺はまだ一回も見てないな、あれ、珍しいんだろ?」 「どうせあんた、寝てたんでしょ。」 ギクッとブラッキーが反応した、ボクより年上でずっとこの町に住んでいるんだから、普通だったら見てるはず。 「図星ね、小さいときからねぼすけだったんだね。」 わざとバカにしたように、クスクスと笑ってみる。 「・・・そ、そんなことないって!!」 ブラッキーが慌てたように言う、この反応、いつ見てもかわいい。 「あっ、見えたよ!!あそこ。」 ボクは高台を指差した。 あそこの高台は高台といっても、ほとんどだれも来ないし、周りからも見えにくくて、あまり知られていない、まさにデートスポットに最適な場所なんだ♪ 「お母さんが教えてくれたの、昔お父さんと、よくここでこっそり合ってたんだって。」 お母さんのお父さん、つまりボクのおじいちゃんは、お母さんとお父さんの交際に反対だったから、そのころは、とても大変だったらしい。 「ふうん、こんなところあったんだ、全く知らなかったよ。」 ブラッキーはボクより年上なのに、たまにボクよりも物事を知らなかったりする。 今はこの場所では、夕方だから夕日がきれいだけど、明日の午後には日食が見られる。 「えいっ!」 すっかり一人でロマンチックなムードになっていたボクは、ブラッキーに抱きついてみる。 「うわっ、なにすんだよ!!」 彼は顔を赤らめてこう言ったが、まんざらでもない表情だった。 「大好き・・・だよぉ・・・。」 ボクはブラッキーの頬にキスをする。 「なっ・・・、いきなりこんなことやめろよ・・・。」 ブラッキーは結構嬉しそうに言う。 「口には、準備ができたときに・・・するからね。」 ボクは彼の胸に顔をうずめながら、力強く彼を抱きしめた。 そのあとしばらくは抱き合っていたが、急に体を離される。 「俺、これから用事あるから・・・」 「どのくらいかかるの?」 「けっこう、遅くなるよ・・・。」 ブラッキーは結構忙しいんだ、だから、ずっとデートらしいこともできなかったんだ・・・。 「寝坊、しないでよね。」 「・・・ああ、わかった。」 そういうと彼は立ち上がり、帰ろうとする。 「日食は、三時からだから、二時半集合だからねー!!」 ボクは大声で、ブラッキーの後ろから語りかける。 「ああ、約束するよ。」 ブラッキーは振り返り、にっこりとほほ笑むと、高台をおりた。 ボクは少しの間夕日を眺めていたけど、しばらくして家に帰った。 ---- ボクは家に帰っても、抱き合った時のぬくもりを忘れられなかった。 「どうしたの、熱でもあるの?」 お母さんがニヤニヤしながら訪ねてきた、ホントはわかっているくせに。 「別に何も・・・。」 「ばればれだよ、そんな顔してたら。」 お母さんがボクの額に前足を当てる。 お母さんはシャワーズだから、ひんやりとした冷たさが伝わってくる。 「彼氏と進展したんじゃないの?」 「・・・そんなんじゃないよ。」 ボクは恥ずかしくて嘘をつく、抱き合ったなんて、とてもじゃないが言えない。 「明日は日食一緒に見に行くの?」 「ううん、違うよ。」 「なんだ、進展してるじゃん、孫の顔ももうすぐ見れそうね♪」 「別にブラッキーと行くとは限らないじゃん。」 ブラッキーには悪いけど、嘘をついた、お母さんにデートするなんて言えない、それも、お母さんたちが愛を誓った場所でなんて。 早々とベッドに入る。明日にそなえて早く寝ようと思っているのに、ドキドキして寝付けない。 恋する乙女の気持ちって言うのかな、この感覚。 ---- ボクは少し早めに昼食をすませると、高台に出かけた。 昨夜はなんだかんだ言って眠れたから、時間に余裕が持てた。 今日は日食を一緒に見て、二人でお祭りにでかける、初デート。 嬉しさのせいか、ボクはみょうに駆け足になっていた。 色々なことを考えているうちに、あの高台が見えてきた。 ボクは急いで高台に上る、高台の上に上ったボクは、そこに誰もいないのを確認すると、座りやすいように周りの草を取り払った。 太陽はまだ明るく光っている、上っている場所から見て、まだ二時ぐらいだろう。 ボクはドキドキしながらブラッキーを待った、何の話をしようか、遅れてきたらなんて言おうか、帰りにどこを見に行くか、色々と考えていた。 気がつくと、もう二時半をすぎていた、ブラッキーはまだ来ない。 ブラッキーのことだから遅れてくると思っていたが、それにしても遅すぎる。 あまり気にしないようにしたが、ボクは自分でもわかるぐらいそわそわしていた、それでも、彼は来るだろうと思っていた。 でも、遅すぎる・・・。 ブラッキー、ボクとの約束忘れちゃったのかな、まだ寝ているのかな、それとも・・・ ボクのことなんて、どうでもいいのかな・・・。 だんだんとボクはネガティブなことを考えるようになっていた、もう太陽は月に覆われ初めている、ブラッキー、こないのかな、ボクのことほっといて、眠っているんじゃないかなって。 ボクの目から、熱いものが流れる、我慢しようとしても、自然に流れ出てしまうよ。 ・・・皆既日食、始まっちゃうよ。 ---- ガサッ! 急に背後から物音がしたと思うと、何かがボクにのしかかってきた。 「・・・エーフィ、好きだ!」 のしかかってきたものは聞き覚えのある声でそう言うと、あおむけに倒れているボクの口に、自分の口を重ねた。 ボクの口内に舌が侵入してくる、ボクはその舌に自分の下を絡ませる。 普通だったら拒むはずだけど、今日のボクは少し違った。 ボクを襲った犯人が、誰かわかっているから・・・。 ボクたちはお互いに、淫らなキスを堪能した。 そのうち、口を離される、もっとしてほしかったのに。 口からいやらしい唾液の橋を垂らしながら、ボクは彼に言う。 「大遅刻だよ、ブラッキー・・・。」 「悪い、焦らしすぎたね。」 ブラッキーがすまなそうにボクを見た。 「・・・でも、急にどうして?」 「お前が俺を待ってる姿を見てたら、お前が泣き出しちまって、お詫びにお前喜ぶことをしてらろうと思ってたら、体が勝手に・・・、嫌だった?」 ボクはかぶりを振って応える。 「ううん、その逆、ボクが望んでいたことが、なんでわかったの?」 「お前のことが、好きだからだよ。」 「嬉しい、ありがとう・・・ブラッキー。」 ボクは思わずお礼を言う。 「・・・お礼を言われるのは、まだ早い。」 ブラッキーはにやりと笑いながらボクを見た。 「皆既日食、見せてやるよ。」 そう言うとブラッキーは、いきなりボクの大事なところに指を突っ込む。 そのとたん、ボクの体に快感が走った。 「・・・ああぁぁ・・・すごいっ、やぁんっ・・・にゃぁぁぁぁぁぁ!!」 ボクは思わず甘い声を上げる。 とても気持ちよくて、体中が言うことを聞かない、あまりの快感で、施行なんて働かない。 「・・・こんなの、まだ序の口だよ。」 そういうとブラッキーは指を抜き、ボクのアソコにしゃぶりつく。 ちゅう・・・ちゅう・・・ 先ほどよりも大きな快感が走り、ボクは大きく喘いだ。 ブラッキーはボクの秘部の中に舌を差し込んで、膣の入り口を舐めている。 「うあぁぁぁぁっ、イくぅ!!、らめえっ、イッちゃうよぉぉっ、にゃあああああああああ!!」 弱いところを責められて、我慢できるはずもない、ボクは淫らな声をあげ、イッた。 ボクのアソコはひくひくと痙攣しながら、大量の愛液を吹きだした。 ブラッキーはボクの愛液をなめとっている、彼の顔は愛液でベトベトしていた。 秘部を舐め終わると、こんどはボクの体中を舐めてくる、太ももから、腹にかけて舐めた後、胸を集中的に舐めてくる。 秘部を責められるのとは違う快感が襲ってくる。 「うあっ、ひゃあぁぁぁん!!」 喘ぐボクをよそに、ブラッキーはボクの右胸に吸いついて、感じやすい乳首を舐める。 感じながらブラッキーを見ると、彼は片手で自分のモノを扱いていた。 「うわぁぁっ、出そうっ!」 ブラッキーはボクの胸から口を離すと、ボクに馬乗りになり、胸の谷間に肉棒を挟んだ。 初めて見る彼の肉棒はとても太く、射精するまで時間はなさそうな様子だった。 ボクは自分のやるべきことを理解し、胸にモノを挟んだまま、舌を出して彼の肉棒を舐めた。 ペロッ・・・。 「うわあぁぁぁぁぁ!!」 ブラッキーは叫ぶと、ボクに向かって精虫を吐き出した。 ビシュウッ、ビュルルルルル・・・。 たちまちボクの顔から胸にかけて、ねばねばした白い液が覆った。 初めて見る精液は、少し臭かったけど、艶やかで、暖かかった。 ボクは精液の味を確かめたくて、痙攣する肉棒にしゃぶりついた。 「・・・あぁぁぁぁぁぁ!!」 ブラッキーは再び、気持ちよさそうに叫んだ。 ボクは彼の精液を吸い出すようにして味わった、とても美味しいとは言えない味だが、なぜか病みつきになる。 舌を巧みに使って精液を舐め取るたびに、ブラッキーは喘ぐ。 完全に舐めつくしたのか、いやらしい味がしなくなった、ボクは肉棒から口を離す。 そういえばあたりが少し暗くなっている、太陽を見ると、半分以上月に覆われている。 まるで、交わり始めたボクたちのように・・・。 「・・・ねえ、早く挿れてよぉ。」 「えっ、いいのか?」 ブラッキーが訪ねる。 「あたり前でしょ、ここまできたら、挿れるしかないわよぅ・・・。」 自分でも信じられないほど淫らな声が出た。 「皆既日食、もっとみせてよぉ。」 ボクは甘えた声で彼にお願いする。 「わかった、じゃあ、挿れるね・・・。」 「・・・嬉しい、ありがと・・・。」 ボクたちはもういちど、淫らなキスをする。 ボクの口から、二人の唾液がまざった液体が流れ出て、草のうえに垂れた。 とても、幸せな時間だった。 「・・・じゃあ、嫌だったら、言ってね。」 「大丈夫、挿れて・・・。」 ブラッキーがボクの秘部に肉棒をあてがった。 「・・・んっ・・・あぁぁ・・・。」 ずぶずぶと入っていく肉棒に耐えられずに、ボクは喘いだ。 ズブズブッ!! 「・・・痛っ!!」 ボクの処女膜が肉棒に貫かれ、鈍い痛みを感じる。 「・・・大丈夫?、抜こうか?」 ブラッキーが心配そうに尋ねる。 「大丈夫だよ、それより、早く気持ちよくして・・・。」 ボクは痛みよりも、交われた幸せでいっぱいだった。 「・・・わかった、じゃあ、動かすよ。」 グチュグチュ・・・ ブラッキーが腰を振ると、卑猥な音があたりに響いた。 彼は気持ちよさそうだったが、ボクは正直痛かった。 ボクの目から涙がこぼれる、だけどそれは痛みのせいではなく、嬉しさから来た涙だった。 「・・・あぁ・・・はあん、んあぁっ・・・。」 しばらくすると痛みが引いてきて、ボクは思わず喘ぐ。 それを見て安心したのか、ブラッキーは腰の動きを早くする。 すると、ボクの体を、信じられない快感が襲う。 「んあぁぁぁ、ひゃぁぁぁぁっ、イくぅぅぅっ!!」 ボクはすごい淫らな声をあげた。 ふと空を見ると、太陽はボクのように、完全に月に蝕まれていた。 だけど快感に阻まれて、これ以上日食を見ることができなかった。 行為は終盤に差し掛かり、ボクは耐えられない快感でなにも考えられなくなっていた。 ブラッキーを見ると、彼もすぐに果ててしまいそうだった。 すると、急に大きな快感がボクたちをおそった。 ボクとブラッキーはお互いに喘いだ。 「くうぅ、もう・・・出そうっ!!」 「・・・中にたっぷり出してぇっ!!」 次の瞬間、びくんと体が震えたかと思うと、ボクは体じゅうでブラッキーを感じた。 「うにゃぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 「うわああああああああ!!」 ボクたちはほぼ同時に果てた。 ボクの膣内は、ブラッキーから吐き出された精液で汚されていく・・・。 日食のように、ボクたちは一つの存在になれた。 だけど、日食と違って、これからは好きな時に一つになれる。 それが、嬉しかった。 荒い息を立てているブラッキーの胸に顔をうずめ、ボクは余韻に浸っていった。 ---- 「・・・本当に、俺でよかったのか?」 屋台が立ち始めた道で、ブラッキーがボクに尋ねる。 「うん、むしろ、あなたじゃないとダメ・・・。」 そういうとボクはブラッキーに体を密着させる。 太陽が月と重なる日、ボクたちは文字どうり体を重ねあった。 これからもこの幸せは、多分、いや絶対に続くだろう。 「これからもずーと一緒だよ、ブラッキー♪」 いつの間にか広場から、祭ばやしが聴こえてきた。 「それじゃ、行こうか。」 ボクとブラッキーは体を寄せ合いながら、広場へ歩きだした。 いつもどうりの風が、なぜだか今日は、とても心地よかった。 END ---- どうも、春風です。 今回は皆既日食の話ですが、この設定自体は後付けで、ただエーフィとブラッキーの絡みを書いてみたかっただけなんです。 一作目が少しむなしいかんじで終わったので、今回は純愛ものでハッピーエンドにしました。 いやー、締めが甘いですね、あと官能表現も、まだまだ練習が足りませんね。 主人公がボクッ子なのはとくに意味はありませんが、もしかしたら僕の尊敬する蒼空さんの作品影響かもしれません。 あれ、大好きな小説の一つなんですよ。 これから二人は幸せな人生を歩んでいきますが、それはまた別のお話、機会があったら書いてみます。 それではまたお会いしましょう!! 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