Writer by [[RYO]] CP 人×ポケ *バリBL 完全主人公視点 ※官能表現有り ※前編から読んで頂いた方が読みやすいと思われます。 [[番犬 (前編)]] 今日もバイトが休みだ。相変わらず外は土砂降りの雨な訳で、気分があまり良くない。昨日の激しい行為のせいか、朝から体が重い。そして妙な緊張感が俺の中で渦巻いている。 あぁ…なぜ昨日断れなかったんだ…。本当はあんな事してはいけないはずなのに。しかも雄同士で… 正直気持ち良かったけど…って、何考えてるんだ俺は。…まぁ…恥ずかしいけど、俺も進んでやってしまった訳で。 でもアイツが俺の事どう思ってるかが少し分かって、そしてアイツに対する気持ちも少し変わってきて… 少しづつ俺の中で、パートナー達への「何か」が変わってくる様な気がした。 『…』 「…」 今俺達はソファーで隣同士で座っている。しかし朝起きて挨拶しただけで他は何も話していない。何だこの気まずさは…。心が折れそうなくらい空気が重い。そしてルカリオの不安な表情。 やっぱり昨日の事か…。 『…御主人様…? 』 「…何だ? 」 『…昨日は…その……あんな事やってしまって……』 やっぱり、怒られると思ってるんだな? いつもはピンと立っている耳が垂れてるって事は、不安でいっぱいなのだろう。 正直俺は怒ってなんかいない。しかも後半進んで参加してたし…、それに…凄く気持ち良かったし…。 「…気にすんな」 『…怒ってないんですか…?』 「あぁ」 その途端ルカリオがこっちを向いて、みるみる表情が変わっていく。 ん? コイツ…泣いてるのか? 『ご…ご…ぇっ…ごしゅ…』 「ちょ…何で泣いてんの」 『ごしゅ…ごっ…ぅぇ…』 おいおい、いきなりどうしたんだコイツは。まともに言葉話せてないじゃん。 しかもあの兄妹に笑われてるし。おもしれー 「なーんで泣いてんのさ、俺何か悪い事したか? 」 とりあえずコイツが落ち着くまで待ってるか。てかよく泣くなコイツは。 俺はコイツの頭を撫でながら、落ち着いて話せるようになるまで待つことにした。 「落ち着いたか?」 『…はい』 やっと落ち着いたようだ。ったく…、雄なんだから泣くなっての。 でも泣き顔も悪く…って…、やっぱ最近の俺なんか変だな…。違う方向に想像してしまう。 「それで、何で泣いてたのさ」 まぁ大体予想はつくが、一応聞いてみるか。 『嫌われると思ってました…』 ほぉ…、嫌われるか…。変な想像しやがって。でも不安だったんだろうな。見てたぞ、夜中ずっと起きてたのを。 「なーに変な想像してんのさ」 『えっ…』 「ったく…考え過ぎじゃないか? 」 恐らくコイツは分かってない。俺の気持ち。 「もし俺がお前の事嫌ってたら、とっくの前に家から追い出してるよ」 『…それでは…』 「あぁ、嫌ってなんかいないぞ。まぁ…俺も…気持ち良かったし…、お前の気持ち、嬉しかったぞ」 その途端またコイツの目から大粒の涙がこぼれてきた。ほらまたそうやって泣くと… ほーら、また笑われてるし。でもそんなの関係なく号泣してやがる。そんなに泣くこと無いだろうに。 『ごっ…ごしゅじん…ぅぇっ…ごぁ……おえっ』 「おい」 『ごじゅじんざまぁぁぁぁ!!!! 』 「ちょっ、あぶねぇ!!! 」 いきなり大声を出し、抱きついて来ようとしたのをギリギリで避け、そしてそのまま俺はソファーから転げ落ちる。 はぁ、助かった…。このまま抱きつかれたらアイツの胸の棘に刺されて死ぬところだった… しかし、安心出来たのも一瞬で、落ちたままうつ伏せの状態だった俺の背中に、何かが乗っかる感触が。 マズイ…! 「…おい」 『何ですか? 』 「…落ち着いたのか? 」 『えぇ…大丈夫ですよ。棘の事は心配しないでください』 分かってるじゃないか。とりあえず危機は去ったようだ。殺されずに済んで良かった。 だがこのままだと結構苦しい。意外と重いんだよな…コイツ。背は小さいくせに。 「…苦しいんですが」 『…昨日の続き…しませんか…? 』 いきなり耳元で囁かれ、一瞬体がゾワってしてしまった。そして一気に顔に熱が溜まってくる。多分今の俺の顔絶対赤いな…。 やっぱり昨日の…、俺の理性が飛んでいく…アレ…。激しく絡み合うアレ…。昨日断れなかったし…。無理と言ってもやられそうだしなぁ…。 「……わかった」 『嬉しいです…』 何が嬉しいだこの発情犬。こっちは死ぬほど気持ちい…って、はぁ…、やっぱりコイツに流される…。なんだかなぁ…。 男同士なのに…こんな事やってしまって良いのだろうか…? 教えて神様(ジーザス)。 「それならとりあえず風呂沸かしといてくれ」 『わかりましたv』 この野郎…、この俺様をどこまで振り回しやがるんだ。 てか何でこっち見て笑ってんだあの兄妹は。この俺を嘲笑っているのか? 畜生…生意気に…仕返ししてくれる。 俺は立ち上がり、窓際で浮かんでいるラティオスに近づく。顔に疑問符を浮かべながらこっちを見てくるコイツの耳みたいな所を、思いっきり揉んでやる。その瞬間目をぎゅっと閉じ、顔を赤くして刺激に耐えている。 「おらおらおら、天罰じゃぁぁぁぁ」 なんか凄く子供っぽいことしてるな…、まぁいいや、関係ない。 妹は兄のやられてる姿見て爆笑してるし。とんでもない兄妹だな。 「おっと」 そろそろ耐えれなくなってきたのか、頭をぶんぶん振って俺の手から逃れる。この野郎、仕返しだこのジェット機が。 今度は妹の番だ。逃げようとしてないって事は……何かあるのか? まぁいい、コイツにも喰らわしてやるわ。 「…なんだよ…」 全く効いていない。何だこの正反対な兄妹は。兄が弱いだけなのか? しかもコイツのこの勝ち誇った顔。お嬢さん、あんた強いな…。俺の負けだよ…。 何かテンション下がったなー…。 『…どうしたんですか? 』 「…なんでもない…」 『そうですか。それより、もうすぐ沸きますよ』 「…あぁ」 なぜか緊張してきた…。楽しみにしてる訳では無いけど、あんな事は普通してはいけないのに…。 こういう知識とかはちゃんと教えておいた方が良いかもしれない。何も分からずやっていたら、コイツの将来が…。 いずれはコイツも好きな雌と関係を持つかもしれない。そういう時の為にも、しっかりと知識を付けさせてあげないと…って、考えすぎかな? 「なぁ…」 『どうしました? 』 「…お前は、こんな事やって、どう思ってる? 」 途端コイツの顔が真面目なものに変わる。それはそうだ。普段こういった場面は滅多に無いし、こんな事話すきっかけも無い。 『…昨日の御主人様…凄くエッチな声でした…』 「…」 話が噛み合わないし…。ダメだ、コイツには敵わねぇ…。てかエッチって…。真面目に話した俺がバカだった。 というかいつどこで「エッチ」なんて言葉覚えたんだよ。俺は「エッチ」なんて覚えさせた記憶無いし、何なんだ一体…。 「お前エッチなんて言葉どこで覚えた? 誰にそんな必要ないこと覚えさせられたんだよ」 『それは…その…』 ルカリオ向いた先。その目線の先にはあの兄妹。なるほど…そういう事か。 外からの情報は俺と外に出ない限り知ることは無い。もちろん、俺はそんな卑猥な言葉なんぞ教えたりはしないし、教えた事も無い。 確信。コイツらが吹き込んだんだな? それなら筋が通るじゃないか。 「お前ら…」 コイツに何教えてやがると言おうとした瞬間、恐ろしい速さで近づいてきたラティアスに唇を塞がれ、言葉が途切れる。分かってるよ、そんな事、でも言いそうな表情で俺を見る。おい、そんな事したら兄さんが怒るじゃねぇか…。 横目でラティオスの方に目をやると、唖然とした表情。かなり驚いてるみたいだ。そりゃそうだろう。最愛の妹が会って間もない男にキスしてるところなんて見たくないだろう。許せ兄さん…、あっちからやってきたんだ…、俺は悪くない! そしてやっと唇が離れる。Dが付く熱いものでは無かったが、かなり俺には効いた。 相変わらず兄さんの視線が痛いし、ルカリオのちょっとむくれた表情が何か目に残る。コイツらはどこまで俺を追い詰めるんだよ…、こえぇよコイツら…。 『それじゃあ…御主人様…』 「あ…あぁ…」 やっぱりこうなってしまうのか…。今日もコイツらに狂わされ、犯され、身体が蕩けるような快感に呑まれてしまうのか…。 緊張してきた…。まだ三時だけど…あぁ… 「ちょっとぬるくないか? 」 『そうですかね? 』 とりあえず皆で風呂場に来た訳だが、さすがに来て速攻開始するのもアレだから、俺は今湯船に浸かっている。ちょっとぬるいがこの時期では問題無く入れる。リラックスするつもりで入ったが、正直全く落ち着かない。むしろ緊張しまくっている。 それにしてもなぜアイツらはこんなに落ち着いていられるのだろうか。俺が緊張し過ぎているだけか? 『そろそろ始めましょう? 』 「あぁ…」 まだ緊張が解けないまま俺は湯船から出る。そしてアイツが待つ方向へ足を進めようとするが、緊張して思うように足が進まない。 しかも少し震えている。 『ちょっ…大丈夫ですか? 』 「あぁ…多分…」 正直大丈夫じゃない。今何かされたら一瞬で足腰が崩れてしまう。それだけは勘弁してほしい。 そしてやっとの思いでルカリオの前に来た。たった数歩だけでこんなに精神力使うとは…、まさに極限状態。 『御主人様、仰向けになってください。今の状態だとそちらの方が安全でしょう』 コイツ…気遣ってくれているのか。こんな状況で冷静に対応出来るなんて… ここは従った方が良いだろう。滑って転んで頭なんかぶつけたくは無いし。 そして俺は仰向けに寝転がる。床が湿っていて少し冷たいが、この状況ではそんな事考えてる余裕は無い。 ルカリオが少しづつ顔を近付てくる。あぁ…遂に始まるのか…。俺は目を閉じ、その瞬間を待つ。 「んっ…」 温かく、湿っている感触が唇に伝わってくる。何だか落ち着くような、ほっとするような感覚。 そして次にぬめった感触が俺の口内に侵入してくる。ざらついた舌が俺の口内を縦横無尽に這いずりまわり、そして自らの舌を絡ませる。 「んぁっ…はっ…ぁ…」 重なり合った唇の隙間からは粘着質な音と共に、喘ぐような声が漏れ出して、場の雰囲気を卑猥にしていく。 人間ではない者とのキス。しかも他人に見られながら。そんな異様な環境での行為が、俺の思考回路を狂わせ、理性も少しづつ溶かされて… 「ぷはっ…! はぁ…はぁ…」 やっと開放され、少しの間銀色の糸が互いの唇を繋ぎ、やがてそれは重力に沿って、仰向けの俺の首筋に落ちていった。 頭がぼーっとする。目の焦点が定まらない。身体に力が入らない。 もう抵抗する気力を全部吸い取られたような錯覚、いや、吸い取られたに違いない。 『ふふ…エッチですね…』 「…言うな…」 さっきのキスで体が勝手に反応してしまった。ルカリオの目線の先、俺の股間の中心にあるソレが、しっかりと起っていた。 しかもびくびくと物欲しそうに脈打って。 『そんなに良かったんですか…嬉しいです…』 そんな目でそんなモノを見るな…、恥ずかしいだろ…。 ルカリオはまじまじと俺のモノを見つめ、嬉しそうな表情をしながら呟いていた。 『それに…良い匂いがします…』 「何を…くっ…!」 いきなりモノに触れられ、思わず声が詰まってしまった。 ルカリオは俺のモノを掴み、鼻を寄せて匂いを嗅いでいる。ちゃんと洗ったけど… コイツ…、結構危ないヤツだ…。何か恐ろしいぞ…。 『それじゃぁ…頂きますv あむっ』 「くぁっ…!」 突如モノが温かくぬめったものに包まれた。 ルカリオが俺のモノを咥え、竿全体をざらついた舌が這いずり回る。自慰より遥かに気持ちが良い。いや、良すぎる。 『んんっ…おいひぃえふ…』 情けないが、正直こんなの耐えれる訳が無い。無意識に腰がかくかくと震え、次第に熱いものが体の奥底から込み上げてくる。 「おい…もう…出るっ」 『…んっ』 限界はもう目の前だ。合図はしたが、ルカリオは全く口を離そうとしない。このまま行くと、もう… 「うっ…あぁぁぁぁぁぁ!!!」 凄まじい快感が下半身から襲い、我慢できずルカリオの口内に射精してしまう。 『んぐっ…んぐっ』 それをこぼさず全て飲み干すコイツ。正直ちょっと引いたが…。何もそこまでしなくても…。 「そんなもの…出せばいいのに…」 『…御主人様の…おいしいです…』 そんな事言われても反応に困るんだが…。てか美味しいって…、さすがポケモン、味覚が違う。 『それでは…四つん這いになってください…』 来た…。これから俺の理性がぶっ飛んでいくのか…。ここまで来て後戻りなんて出来やしない。 もう、コイツらに任せてしまおう…。 俺は言うとおりに四つん這いになる。恥ずかしいあんなトコロも丸見えだ…。 『…力、抜いてくださいね…気持ちよくさせてあげますから…』 緊張を解そうとしてくれているのか分からないが、太ももの裏辺りをさすられている。 なんとなくだが、少しだけリラックスできたような気がする。 『では…』 「うっ…」 遂にルカリオの指が中に進入してきた。ゆっくりと、傷付けないように優しく。 痛くは無いが、不快感が下半身から込み上げてくる。正直今の段階では気持ちよさなんて感じないが、 「はぅっ!! 」 『…コレですね』 ある一点を突かれると、勝手に変な声が出てくる。抑える事が出来ない声が勝手に、 「おぃ…るか…んぁっ…まっ…!」 ソコを中心にあらゆる方向に指を動かし、ナカを解そうとしている。時には前後に指を出し入れしながら。 そして少しづつ不快感が快感に変わって、同時に萎えていた俺のモノが再び固さを取り戻してきた。 『どんどん柔らかくなってきましたよ』 「言わなくて…いぃんんっ!! 」 そんな事声に出して言うもんじゃないだろうよ…。とんでもなく恥ずかしいからさ…。 そんな事考えてるうちに指が二本に増える。少しだけ痛みは感じたが、全然我慢出来る程度だ。 「んぁっ…る…かぁっ! やっ…!」 二本の指を中でバラバラに動かしたり、同時に小刻みに動かしたりと、様々な動きで俺を攻撃してくる。 『もうちょっとですよーって…イきそうですか? 』 俺は無言で首を縦に振る。もう限界が近い。コレだけで達してしまっては情けないと思うが、そんな事考える余裕なんて無い。 そしてまたルカリオの指があの一点をぐいぐいと押してきて、 「あぁぁぁっっっ!!! 」 限界に達してしまった。強烈な快感が下半身から襲い、四つん這いのまま床に思いっきり射精してしまう。びくびくと脈打ちながら、モノから白濁液が飛び出てくる。 数十秒経ち、射精が終わって一気に疲労感が押し寄せ、俺は床に顔を突っ伏し、荒い息を整える。精液独特の匂いが鼻から入ってくる。 『良かったですか? 』 質問されたが、俺は答えなかった。 正直気持ち良かった…が、恥ずかしくて答えたくない。他人の手であんなトコロ弄られて、あんな声出しながら達してしまうなんて、顔からだいもんじが出せそうなくらい恥ずかしい。分かってくれ。 『でも…今度はこっちですよ』 横目で覗いて見えたものは、ルカリオの勃起した「モノ」。 今度はアレで…、俺の中を…、ぐちゃぐちゃにされるのか…。 そして目の前にはあの兄妹。そういえばコイツらも居たんだった。しかもラティオスのお腹の下の方の縦筋からはあのビール瓶並のモノが姿を現していた。相変わらずデカイ…。これこそモンスターじゃないか? 『じゃあ…いきます』 「うっ…はぁっ…! 」 遂にルカリオのが入ってきた。若干痛みはあるが、前回程ではない。ちゃんと慣らしたからか、スムーズに入っていく。 『全部入りましたよ。痛はくないですか? 』 これくらいならの痛みなら全然余裕だ。俺はまた無言で頷く。 『では…いきます』 ルカリオの声と同時に、下半身から衝撃と快感が襲ってくる。まるで電気が体の中を走り抜けているような感じがする。 「あぁっ! やぁっ! あぁん! あぁ! 」 恐ろしい程の快感で、蕩けてしまいそうな、そんな気がする。もう何も考えれない。 ルカリオに突かれる度に、視界がぼやけてくる。怖い、この快感に飲まれそうで怖い。 目の前にはラティオス、ごめん、今ヤバイから。 俺は床に突っ伏していた顔を上げ、目の前に居たラティオスの体に抱きついた。しっかりと腕で受け止めてくれたのが嬉しい。 「…ぁっ…っっっっ! 」 もうこの気持ちよさでどうにかなりそうだ。呼吸が恐ろしいくらい早い。まともに声も出せない。 もう…気持ちが良過ぎて…何も… それに追い討ちをかけるように、ルカリオが俺のモノに手を伸ばし、扱きはじめる。 「るか…だ…ひっ…あぁぁぁぁっ!!!!」 触れた瞬間に達してしまった。ギリギリまで張り詰めていた俺のモノから、今日三度目の絶頂を迎えてしまう。 さすがに三度目だけに量は少ないが… 『イったんですか、でもまだっ』 「んぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!」 イったばっかりなのに激しく突いてくるルカリオ。中が収縮しているのも関係なく突く。声にならない声を挙げ、ラティオスを抱く力が無くなってくる。 でもしっかりと体を支えてくれて、落ち着かせようと背中をさすってくれている。その優しさに、俺は感動していた。 『くぅぅぅぅぅっっ!!!』 ルカリオも限界に達したようだ。モノを奥まで挿し込み、俺の中に出しているのが分かる。 あぁ…熱いのが…俺の中に…いっぱいでてる… ごぽっという音と共に、ルカリオのモノが俺から抜かれる。そしてあまり聞きたくない音といっしょにルカリオの出した液が穴から溢れ出て、俺の股間を通って床にぽたぽたと落ちていく。 当の本人はそのまま立って、俺を見ている。 『…どうでした? 』 「…すごい…」 『それは良かった…。でも…まだですよ』 「え」 『彼らも…』 俺は未だ抱きついているラティオスの顔を見上げる。目が合って、コイツは微笑みながら頷いた。 マジかよ…、こんなデカイの相手出来ないだろ…。このでっかいのを入れられるのか…、冗談じゃない、入る訳が無いだろう。 こんなの入れられたら…体が壊れるって。 「…きついって」 『でもやる気満々ですよ』 未だ萎えないラティオスのモノがそれを物語っている。だいぶ我慢していたのだろうか、モノの先端が少し湿っているように見える。 俺達を見て興奮してたのか。この際コイツらの言いなりになった方が無難かも…、もう、どうにでもなってしまえ。 「もう…好きにしてくれ…」 『…御主人様…エッチですね…』 そんな事言いながら凄く嬉しそうな顔してんじゃねぇか。お前も十分エッチだ。こっちはものすごく恥ずかしいんだから。 「うおっ」 突然俺の体が軽くなる。この感覚は恐らく念力か何かをかけられたみたいだ。ラティオスの目が微妙に光っている。コイツが俺に技かけてるんだな。力の無駄遣いじゃないか? そのままラティオスの腕にがっちり捕まってしまう。しかも後ろから膝の裏を抱えられ、M字に開かされて固定されている。 「…」 恥ずかしすぎて言葉が出ない。何なんだコイツらは。俺にそんな事させて嬉しいんですか。マジで勘弁してくれ…。俺はこんな事するために生まれてきたんじゃない! そして今度はラティアスが前に来て、俺の体をじっくりと見ている。隅々まで、まるで舐め回すかのように。 コイツ…可愛い顔して…やることはおっかねぇ…。 「そんなに見て面白い? 」 こくこくと頷くラティアス。そうなのか? 人間の裸がこんなに面白いのか。昨日見てたくせに。 そんな事考えてると目の前にラティアスの顔が、 「ん…」 「甘い口付け」という言葉に相応しいようなキス。心がほっとする感覚に、目を閉じ、感じていた。 だがそれもつかの間、今度は情熱的でねっとりとした激しいキスへと変わり、思わず体が強張ってしまう。 「ん…ぁ…んっ」 口内を舌が這いずり回り、理性がまるで氷が溶けるように無くなっていく。相手は人間じゃないのに、何故こんなに気持ちが良いのか。 コイツ…色んな意味で怖い。しかも兄の前でこんなよく出来るよな…。 「んぶっ!」 突如下半身に鋭い痛みが走り、思わず吹き出してしまう。そのおかげでラティアスがゲホゲホと咳き込んでしまった。 俺達の行為を見ていて我慢できなかったらしく、まともに慣らしもせずに入れてられしまった。 「ちょ…いたっ…っ! 」 俺の声が耳に届いたらしく、すぐに抜いてくれた。確かに目の前でこんな事されたら我慢出来なくなる気持ちも分からなくも無い。 だけど受ける側のこと考えてくれよ兄さん。そんなでかいモノどう考えても入んないしさ。 『慣らした方がよさそうですね…』 俺達の行動を見ていたらしく、にっこりと笑顔でそばにやってくるルカリオ。なんでそんなに楽しそうなんだこの犬は。 『おっきいですねー貴方のは』 ラティオスのモノを見て関心してやがる。てか雄にそんな事言われて照れるなよ兄さん、どんだけだ。 『慣らせば半分くらいはイケそうですね』 「無理だろ」 『大丈夫です』 「ちょっ…はぅ!!」 ずぼっという音と共にルカリオの指が俺の穴に突き刺さる。さっきコイツが中で出した液が潤滑液の役割を果たし、一気に根元まで進入を果たした。そして優しく中を解すように、指が動き回る。 「はぁっ…るか…やめ…」 『ほらもうこんなに』 「いわな…んぁっ!」 ぐちゅぐちゅとわざと音を立てて弄くり回し、他の奴らを興奮させる。今なんとなくだがラティオスが抱えてる手がちょっとだけ震えたような気がした。 『その体勢辛くないですか? 』 「ちょっと…」 確かにずっとこの体勢だったから腰が痛い。足も少し痺れてきている。 そして俺の気持ちを分かってくれたのか、すぐに下ろしてくれた。尻にひんやりとした床の感覚が伝わってきた。 『では…』 「…わかったよ」 俺はルカリオの方に背を向け、そのまま四つん這いの体勢になる。 もう大体この流れはわかったよ…。 「ひっ…! 」 そして行為は再開される。ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てながら、しかしそれはすぐに終わってしまう。 指が引き抜かれ、思わず後ろに振り向いてしまう。 そしていきなり尻の割れ目をぐいっと左右に広げられる。 『…奥まで丸見えですねv』 「!!? 」 中までって…、お前っ…。顔近付けてまじまじと中覗き込むなよ…。 『ほら…中で糸引いて…』 「言わなくていい! 」 そんな恥ずかしいことよく平気で言えるよな…。マジで顔から火出すぞ? しかもそこの兄妹も関心するな! 『じゃあ…ラティオス』 どうやら慣らし終わったみたいだ。ラティオスは軽く頷き、俺の後ろにやってくる。 ホントにするんだ…、あんなのに犯されるのか…。 「んっ…っ!」 そして遂にラティオスのが進入してきた。さっきよりは痛みを感じないが、下腹部から凄い圧迫感が襲ってくる。 「ぐっ…!!」 『これで限界ですね』 少し痛みを感じ、思わず声を漏らしてしまう。後ろを覗いて見ると、半分までは行かないが、ずっぽりとラティオスのモノが埋まっているのが見えた。恐らくこれが限界のようだ。 『大丈夫ですか? 』 「あぁ…動いても良いぞ…」 ラティオスはその言葉で安心したのか、一呼吸置いてから一気に突き上げてきた。 「あぁっ! がっ! んぁっ! ちょ…はげし…っ! 」 しっかりと慣らしたため痛みは無く、恐ろしい程の快感と衝撃が襲ってくる。 熱く、太く、固いソレを突き入れられる度、狭い中を強引に押し広げ、奥へ奥へと進んで来ているのがわかる。 --くうっ…! 突然小さな声を上げ、モノが限界まで突き入れられる。そしてびくびくと中のモノが震え、同時に奥に熱い何かが出ている感覚。 我慢できず達してしまったようだ。 「はぁっ…おまっ…抜けっ」 ずっと入れたままで出し続けてるため、モノが栓の役割をしてしまい、行き場を失った液がどんどん奥に流れ込んでしまっている。 コイツ出しすぎだろ…。あぁー腹痛い…。 ぐぼっという音がしてやっともモノが抜ける。生暖かい液体が穴から溢れ出し、内股を伝いぽたぽたと滴り落ちていく。 『…ぽっかりと開いちゃってますね…』 また後ろで覗き込んでくるルカリオ。てか皆でそんなとこ見なくていいって…。しかしまたまたぐいっと割れ目を拡げられ、 『うわー…何か凄い…』 「やめろそんな…っ! 」 ぐちゅっと音がしていきなり指を突っ込まれ、中を掻き回される。すぐに抜かれたかと思うと、今度はルカリオのモノが突き入れられる。 「お前…やりすぎだっ…! 」 『癖になりそう…です…っ! 』 「なっ…やっ…! 」 『くっ…んんんん! 』 またも中で出され、腹にどんどん液が溜まってくる。さすがにこれ以上出されると俺の体が壊れる。 モノが抜かれたと同時に俺はそのまま横に体を倒し、仰向けの体勢になる。ちょっと腹が苦しいが…。 「…やりすぎだお前ら…」 しっかしコイツらはどんだけ性欲があるんだよ。ポケモンだからなのかもしれないが。 穴から奴らが出した液が漏れ出してきて、床に小さな水たまりができてしまっている。 「…お前もか…」 仰向けになっていた俺にラティアスが覆い被さってくる。そしてぴったりと体同士がくっつく。 「…っ! 」 突然下半身から感じた感覚に思わずぴくりと反応してしまった。 それはラティアスの雌の部分、それが俺のモノとぴったりと重なっていた。 「…兄さんが見てるぞ? 」 そんなの構わないよ、とでも言いそうな顔で俺の顔をじっと見てくる。ちょっといろんな意味で恐ろしい。 「くっ…! 」 生暖かく、じっとりと湿った雌の部分がモノに擦り付けられ、密着したそこから卑猥な音が出てくる。 まだ準備しているのだろう。さすがに慣らさないとマズイって訳だ。 そして俺の胸に両手を置き、微笑んだ。どうやら慣らし終わったみたいだ。 「無理するなよ? 」 その微笑んだ表情を崩さず、こくんと頷く。そして体を少し浮かし、お互いの敏感な部分をくっ付け、 「んんっ…っ! 」 そのままストンと一気に下ろした。根元まで包み込まれたソレをまるでぎゅうぎゅうと吸うかのように責め立てる。 「はぁっ…んぁっ…っっ!! 」 強気な笑みを浮かべながら上下に腰を振るラティアス。熱く、ねっとりとした感触がモノから伝わり、蕩けてしまいそうな快感が俺の体を襲って… 「んぁぁぁぁぁっっ!!! 」 耐えれるはずも無く俺は達してしまう。びくびくと震え、中に思いっきり出してしまう。しかし達したのにもかかわらず、未だに上下運動を止めない。出したばっかりのソレをなお責め続け、次第にまたモノが固さを取り戻してくる。 「ちょ…もう…やめっ…! 」 これ以上続けると体が持たない。そう考えた俺は、動かなかった腰に鞭を打ち、ラティアスの腰を掴み、激しく下から責め立てる。 途端ラティアスの表情が変わり、歯を食いしばって快感に耐えているものになる。 「もう…おわりだっ! 」 俺は一気に速度を上げ、思いっきり突き上げる。目の焦点も合わず、涙と涎を垂らしながら下から来る快感に浸っているラティアス。もうそろ俺も限界だ…。 --くぅぅんんん!!!! 鳴き声と同時に噴き出す潮。そして強烈にモノを締めつけられ、我慢できるはずも無く、俺も限界に達してしまった。 「くっ…はぁ…っ! 」 びくびくと脈打ち、中に出してしまう。そこからは潮と精液が混じった液体が溢れ出て、この場の空気をより一層濃いものにする。 力尽きたラティアスが俺の胸に落ちてくる。しっかりと抱き締め、優しく撫でてやる。つやつやの体毛が気持ちいい。 『御主人様』 まさか…と思い、声のした方へと顔を向ける。そこには石鹸を持ったルカリオが。 『体洗って、上がりましょう』 「あ…あぁ」 俺は疲れきった体を起こし、このまま眠ろうとしていたラティアスに声を掛ける。 「体洗うぞ。ほら」 ゆっくりと体を起こし、宙に浮く。そして体を流そうと、俺はシャワーを手に取った。 「お前ら少しは人の体考えてくれよ」 『でも気持ち良かったでしょう? 』 「…」 『…好きです…御主人様…』 「…男にか…」 『…関係ありません』 「認めません」 俺達はシャワーを浴び終え、リビングでくつろいでいる。相変わらず外は雨。 時計に目をやると、時間は六時半を過ぎていた。三時間半あっちに居たって事か…居過ぎだろ。でももう体が重くて起きてる気になれん。 もうそろ寝るかな…。 「ん? どうした? 」 突然ラティオスが俺の前に来て、一回深呼吸してから…ん? なになに? 何か言ってる。 「何て? 」 『僕たち、あなたと一緒に住みたいです。と…』 「…」 お前らその前に自分たちが伝説にポケモンだという事を忘れてんのか? ってか… 『いいですよ』 「ちょっ」 コイツは何で…、まぁいいか。多いほうが心強いしな。しかも伝説だし。 「…わかった…ちょっと待って」 俺は寝室に行き、クローゼットの中を漁る。 まだ余ってたっけ…、この奥に…あったあった。そしてリビングに戻る。 『スーパーボールですか』 「あぁ。前買ったやつまだ余ってたわ」 『それじゃあ』 「あぁ。抵抗するなよ? 」 ルカリオにも一個渡し、同時に奴らに投げる。そして体に当たった瞬間赤い光に包まれ、その光がボールの中に入って行き、床に落ちる。しばらくボールが揺れていたが、やがて落ち着く。 「完了だな」 『はい』 パートナーが、また二匹増えた。 ---- ラティオスかわいいよラティオス 私の環境が違うのか、色んなところで改行が入ってしまう。 ---- なにかありましたらコメント欄へお願いします。 #pcomment(番犬コメント(後編),10,)