[[其の獣、気紛れにて。]]
-チョロネコの皮肉屋で気分屋な一面が地の文にふと表れて、そのたびに「いい味出してるなぁ」と感心しながら読んでました。見知らぬ人間の家から逃げようとするも、目の前のご飯を諦めきれない彼。葛藤をメインに書き上げられた心理描写はとことん分かりやすく、スラスラと物語が頭の中に入ってきます。チョロネコもヤミカラスもただの野良猫とカラスで代用できてしまう気もするので、もう少しポケモンらしい、技などの表現があるともっといいなと思いましたが。チョロネコが優しさに付け入るも、最後の最後で巻き起こるどんでん返しが予定調和的に心地よく、感動を呼びながらもくどすぎない読後感にゆるゆるとため息をついていましたよ。とても心温まるお話でした。 -- [[水のミドリ]] &epoch{1496667857,comment_date};
-どちらかというとチョロネコというよりも現実世界の猫をイメージして描写した部分が強い作品でもあります。そのせいでポケモンらしさが薄れてしまったのは反省点ですね。この作品は特に主人公のチョロネコの心理描写に重点を置いて進めていったので、分かりやすいと仰っていただけて幸いであります。どんでん返しとしては割とありがちなパターンだったとは思いますが、後暗さを残さないためにはこの形が一番いいかなと判断した次第ですね。感想ありがとうございました! -- [[カゲフミ]] &epoch{1497448972,comment_date};